JP2009076292A - ヒータ - Google Patents

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Yasuyuki Aritaki
康之 有瀧
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Abstract

【課題】 温度検出の精度を高めることが可能なヒータを提供すること。
【解決手段】 基板1と、基板1に支持された発熱抵抗体2と、基板1に支持された検出抵抗体3と、を備えるヒータA1であって、検出抵抗体3は、Ag−Pdを含んでおり、かつ通電方向長さが発熱抵抗体2の通電方向長さ以上である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえばレーザプリンタにおいて記録紙に転写されたトナーを熱定着させるために記録紙を加熱する手段として用いられるヒータに関する。
図5は、従来のヒータの一例を示している(たとえば特許文献1参照)。同図に示されたヒータXは、基板91と、基板91に形成された発熱抵抗体92および検出抵抗体93とを備えている。発熱抵抗体92は、ヒータXの加熱源である。発熱抵抗体92は、保護膜94によって覆われている。検出抵抗体93は、基板91のうち発熱抵抗体92とは反対側の面に形成されている。検出抵抗体93は、タングステンまたはモリブデンからなり、温度によってその抵抗値が変化する。検出抵抗体93は、保護膜95によって覆われている。ヒータXは、記録紙Pにトナーを熱定着させるために用いられる。発熱抵抗体2に交流電源から電力供給されると、発熱抵抗体2が発熱する。発熱状態とされたヒータXに対して、トナーが転写された記録紙Pをプラテンローラ(図示略)によって押し付けると、トナーが記録紙Pに定着される。このとき、検出抵抗体93の抵抗値を監視することにより、基板91を介して発熱抵抗体92の温度を検出することができる。
しかしながら、発熱抵抗体2によって加熱される基板91の温度分布は、発熱抵抗体2の形状によって大きく左右される。検出抵抗体93は、このような温度分布があったとしても、基板91の平均温度を適切に検出することが望まれる。また、上述した温度監視を正確に行うには、検出抵抗体93を比較的抵抗値が高く、かつ1℃あたりの抵抗値の変化の割合である抵抗温度係数(thermal coefficient of resistance:TCR)がさらに高いものとして形成することが望まれる。このように、ヒータXにおいては、温度監視の精度を高める点においていまだ改善の余地があった。
特開平5−173439号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、温度検出の精度を高めることが可能なヒータを提供することをその課題とする。
本発明によって提供されるヒータは、基板と、上記基板に支持された発熱抵抗体と、上記基板に支持された検出抵抗体と、を備えるヒータであって、上記検出抵抗体は、Ag−Pdを含んでおり、かつ通電方向長さが上記発熱抵抗体の通電方向長さ以上であることを特徴としている。
このような構成によれば、上記検出抵抗体は、抵抗値および抵抗温度係数が比較的高いものとなる。また、上記発熱抵抗体の形状によって上記基板が広がる方向に温度分布が生じても、上記基板の平均温度を正確に検出することが可能である。したがって、上記検出抵抗体による温度検出の精度を高めることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記検出抵抗体は、上記発熱抵抗体の通電方向長さ全長にわたって上記発熱抵抗体と重なっている。このような構成によれば、上記基板の平均温度を検出するのにより好ましい。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記Ag−Pd中のPd含有比率が65wt%以上である。このような構成によれば、上記検出抵抗体の抵抗温度係数を300ppm/℃以上とすることが可能であり、温度検出の精度を高めるのに有利である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明に係るヒータの第1実施形態を示している。本実施形態のヒータA1は、基板1、発熱抵抗体2、検出抵抗体3、および保護膜41,42を備えている。なお、図1においては、理解の便宜上保護膜41,42を省略している。
基板1は、長矩形状とされており、絶縁材料からなる。絶縁材料の例としては、たとえばAlN、Al23が挙げられる。基板1は、たとえばAlNまたはAl23を含む基板材料を焼成することによって形成される。
発熱抵抗体2は、基板1上に形成されており、本実施形態においては、互いに平行に延びる1対の帯状とされている。発熱抵抗体2は、抵抗体材料とガラスとを含んでいる。上記抵抗体材料は、Ag−Pdであり、このAg−Pd中のPd含有比率がたとえば65wt%以上とされている。発熱抵抗体2中の上記ガラスの含有比率は、20wt%以下とされている。このガラスとしては、SiO2−B23−R、またはSiO2−B23−Al23−R(Rは、ZnO2、Li23、TiO2のいずれか)に代表される結晶化ガラスを用いることが好ましい。発熱抵抗体2は、Ag−Pdとガラスとを含む抵抗体ペーストを基板1に塗布した後に、焼成することによって形成される。
発熱抵抗体2の1対の帯状部は、連結部22によって連結されている。また、発熱抵抗体2の1対の帯状部の一端は、それぞれ電極21に繋がっている。電極21および連結部22は、Agからなる薄膜である。さらに、電極21および連結部22には、抵抗温度係数を0に近づける目的により、Pdを混入してもよい。
検出抵抗体3は、基板1のうち発熱抵抗体2が形成された面とは反対側の面に形成されている。本実施形態においては、検出抵抗体3は、互いに平行に延びる1対の帯状とされている。同図からよく理解されるように、発熱抵抗体2と検出抵抗体3とは、互いに同じ形状とされており、基板1が広がる方向において一致するように配置されている。検出抵抗体3は、抵抗体材料とガラスとを含んでいる。上記抵抗体材料は、Ag−Pdであり、このAg−Pd中のPd含有比率が90wt%程度とされている。このPd含有比率は、65wt%以上であることが好ましい。また、検出抵抗体3中の上記ガラスの含有比率は1〜10wt%である。検出抵抗体3は、発熱抵抗体2と同様に、Ag−Pdとガラスとを含む抵抗体ペーストを基板1に塗布した後に、焼成することによって形成される。
検出抵抗体3の1対の帯状部は、連結部32によって連結されている。また、検出抵抗体3の1対の帯状部の一端は、それぞれ電極31に繋がっている。電極31および連結部32は、Agからなる薄膜である。さらに、電極31および連結部32には、抵抗温度係数を0に近づける目的により、Pdを混入してもよい。検出抵抗体3は、一方の電極31から一方の帯状部、連結部32、および他方の帯状部を経て、他方の電極31へと電流が流れる。この電流が流れる方向における長さ(以下、通電方向長さ)は、検出抵抗体3と発熱抵抗体2とで同一とされている。
保護膜41,42は、それぞれ発熱抵抗体2および検出抵抗体3を保護するためのもの
であり、たとえば結晶化ガラスまたは非晶質ガラスからなる。図2に示すように、保護膜41には、記録紙Pが押し当てられる。保護膜41,42は、たとえば発熱抵抗体2および検出抵抗体3を覆うようにガラスペーストを塗布した後に、これを焼成することによって形成される。
次に、ヒータA1の作用について説明する。
本実施形態によれば、検出抵抗体3は、発熱抵抗体2と実質的に同じ形状とされている。このため、発熱抵抗体2を発熱させたときに基板1に温度分布が生じても、検出抵抗体3によって、基板1の平均温度を比較的正確に検出することが可能である。
また、検出抵抗体3は、Pd含有比率が90wt%のAg−Pdを含んでいるため、抵抗温度係数が顕著に大となっている。また、Pd含有比率が高いほど、検出抵抗体3の抵抗値が高くなる。これらにより、基板1および発熱抵抗体2の温度変化による検出抵抗体3の抵抗値変化をより大きくすることが可能である。なお、Pd含有比率を65wt%以上とすれば、検出抵抗体3の抵抗温度係数を300ppm/℃以上とすることができる。この程度の抵抗温度係数を有する検出抵抗体3は、温度変化による抵抗値変化を読み取るのに適している。以上より、ヒータA1は、基板1および発熱抵抗体2の温度を正確に検出するのに適している。
また、発熱抵抗体2と検出抵抗体3とは、同種類の材料によって形成されている。このため、発熱抵抗体2と検出抵抗体3とを、異なる種類の材料によって形成する場合と比べて、製造工程を簡素化することが可能である。
図3および図4は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図3は、本発明に係るヒータの第2実施形態を示している。本実施形態のヒータA2は、検出抵抗体3の形状が上述した実施形態と異なっている。なお、同図においては理解の便宜上、保護膜41,42を省略している。
本実施形態においては、検出抵抗体3は、互いに平行に延びる4本の帯状とされている。これらの帯状部は、3つの連結部32を介して互いに直列に接続されている。
このような実施形態によっても、基板1の平均温度を正確に検出することができる。本実施形態においては、検出抵抗体3の通電方向長さが、発熱抵抗体2の通電方向長さの約2倍とされている。これにより、発熱抵抗体2が発熱したときに基板1に温度分布が生じても、基板1の平均温度をより正確に検出することができる。
図4は、本発明に係るヒータの第3実施形態を示している。本実施形態のヒータA3は、発熱抵抗体2および検出抵抗体3が基板1の同じ側に形成されている点が、上述した実施形態と異なっている。本実施形態においては、発熱抵抗体2、保護膜41、検出抵抗体3、および保護膜42の順で積層されている。発熱抵抗体2および検出抵抗体3の形状は、上述した第1実施形態と同様である。基板1は、AlNからなる。また、基板1の上面は、ポリイミド樹脂からなる保護膜43によって覆われている。ヒータA3は、発熱抵抗体2からの熱を基板1および保護膜43を介して記録紙Pへと伝達する方式とされている。
このような実施形態によっても、基板1および発熱抵抗体2の平均温度を正確に検出することができる。AlNからなる基板1は、熱伝導率が高いため、発熱抵抗体2からの熱を記録紙Pへと伝達するのに適している。また、ポリイミド樹脂からなる保護膜43は、記録紙Pをスムースに摺動させるのに適している。
本発明に係るヒータは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るヒータの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
発熱抵抗体2の形状は、平行な帯状に限定されず、蛇行する帯状など様々な形状としてもよい。検出抵抗体3は、発熱抵抗体2と同一の形状とした上で発熱抵抗体2と重なる配置とすることが好ましいが、本発明はこれに限定されない。検出抵抗体3の通電方向長さが発熱抵抗体2の通電方向長さ以上であれば、発熱抵抗体2の形状によって生じうる温度分布によって温度検出精度が低下することを抑制することができる。
本発明に係るヒータの第1実施形態を示す、(a)は要部平面図であり、(b)は要部底面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 本発明に係るヒータの第2実施形態を示す、(a)は要部平面図であり、(b)は要部底面図である。 本発明に係るヒータの第3実施形態を示す断面図である。 従来のヒータの一例を示す断面図である。
符号の説明
A1,A2,A3 ヒータ
1 基板
2 発熱抵抗体
3 検出抵抗体
21 電極
22 連結部
31 電極
32 連結部
41,42,43 保護膜

Claims (3)

  1. 基板と、
    上記基板に支持された発熱抵抗体と、
    上記基板に支持された検出抵抗体と、
    を備えるヒータであって、
    上記検出抵抗体は、Ag−Pdを含んでおり、かつ通電方向長さが上記発熱抵抗体の通電方向長さ以上であることを特徴とする、ヒータ。
  2. 上記検出抵抗体は、上記発熱抵抗体の通電方向長さ全長にわたって上記発熱抵抗体と重なっている、請求項1に記載のヒータ。
  3. 上記Ag−Pd中のPd含有比率が65wt%以上である、請求項1または2に記載のヒータ。
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