JP2017132309A - 運搬台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が荷物を荷台に固定するときの負担を軽減する運搬台車を提供する。【解決手段】運搬台車10は、荷物が載せられるデッキ面21Aを備えた荷台20と、荷台20の側面に設けられ、荷台20の平面視において荷台20の外側から内側に向かう凹部40と、凹部40の底42に設けられ、荷物を荷台20に固定するために用いられる固定用具のフックが固定される固定部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は荷物の運搬に用いられる運搬台車に関する。
従来の運搬台車として、荷物が載せられる荷台、荷台の底面に設けられた複数のキャスターを備える運搬台車が知られている(例えば特許文献1)。荷台に荷物が積層された運搬台車が段差等を含む場所を走行する場合、荷崩れを起こすおそれがある。そのため、運搬台車により荷物を搬送するにあたり、荷物を荷台に固定する固定用具が用いられることがある。固定用具の一例はベルトの端部のそれぞれに設けられるフックを備えたフック付ベルトである。一方のフックが荷台に引っ掛けられ、ベルトが荷物に架け渡され、他方のフックが荷台に引っ掛けられることにより、荷台に載せられた荷物が荷台に固定される。
特許第2843295号
従来の運搬台車によれば、使用者が運搬台車に固定用具のフックを荷台に固定するときに姿勢を立った姿勢からしゃがんだ姿勢に変え、その後に運搬台車を運搬するために再び立った姿勢に戻る必要があるため、使用者の身体に負担がかかるおそれがある。
本発明の目的は、使用者が荷物を荷台に固定するときの負担を軽減する運搬台車を提供することである。
上記課題を解決するため、荷物が載せられるデッキ面を備えた荷台と、前記荷台の側面に設けられ、前記荷台の平面視において前記荷台の外側から内側に向かう凹部と、前記凹部の底に設けられ、前記荷物を前記荷台に固定するために用いられる固定用具のフックが固定される固定部とを備える。
上記運搬台車の使用者は、例えば、次のように固定用具のフックを固定部に固定できる。使用者は運搬台車の周囲に立った状態において、固定用具のフックが凹部内またはその付近に配置されるように固定用具のベルトを垂らし、その状態において凹部の底を目標に固定用具のフックを固定部に向けて移動させ、そのフックを固定部に引っ掛けることができる。このように、使用者が固定用具を用いて荷物を荷台に固定する場合、使用者が荷台の側にしゃがまなくとも荷物を荷台に固定できるため、使用者が負担を感じにくい。
運搬台車の一例において、前記荷台は、前記荷物が前記デッキ面から落下しないように前記荷物の移動を規制する規制部をさらに備え、前記凹部は、前記荷台の側面を構成する前記規制部の面に設けられる。
上記運搬台車によれば、運搬台車が走行しているときに荷物が荷台に対して移動したとしても、荷物が規制部に接触することにより荷物が荷台から落下することが妨げられる。または、荷物が荷台に載せられた状態において荷物が規制部と接触していることにより、運搬台車が走行しているときに荷物が荷台に対して移動することが規制部により妨げられる。また、凹部が規制部に設けられることにより、凹部の底に設けられる固定部がデッキ面よりも上方に位置するため、固定用具のフックを固定部に固定しやすい。
運搬台車の一例において、前記固定部は、前記フックが挿入される孔を備える。
固定部が荷台の外周壁を貫通する孔を備える場合、フックが孔に挿入されたときにフックの先端が荷台の外周壁の内側の面に引っ掛けられる。このため、フックが外れにくい。
運搬台車の一例において、前記孔は長手方向が前記荷台の上下方向に沿うように設けられた長孔であり、前記荷台の幅方向の寸法が互いに異なる第1の部分および第2の部分を備え、前記第1の部分は前記第2の部分の上方に設けられ、前記第1の部分の幅は前記第2の部分の幅よりも狭い。
第1の部分が固定用具のフックを引っ掛けることができるように構成される場合、固定用具のフックが孔の第2の部分に挿入され、そのフックが引き上げられることにより第1の部分に固定される。または、固定用具のフックが第2の部分に挿入されることなく直接的に第1の部分に挿入され、そのフックが引き上げられることにより第1の部分に固定される。この構成によれば、第1の部分の幅が第2の部分の幅よりも狭いことにより、第1の部分に引っ掛けられた固定用具のフックが固定部に対して移動しにくいため、固定用具のフックが固定部から外れにくい。
使用者が荷物を荷台に固定するときの負担が軽減される。
実施の形態の運搬台車の斜視図。 図1の運搬台車の底面図。 図1の運搬台車の側面図。 図1の運搬台車の正面図。 図1の前後規制部の拡大図。 荷物が搭載された運搬台車の斜視図。 前後規制部に関する第1の変形例の斜視図。 前後規制部に関する第2の変形例の斜視図。 固定部の孔に関する第1の変形例の正面図。 固定部の孔に関する第2の変形例の正面図。 変形例の運搬台車の斜視図。
(実施の形態)
図1に示される運搬台車10は、荷台20、図2に示される4つのキャスター11、および、図2に示される1つの補助輪12を備えている。各キャスター11は、荷台20の底面21Bの角のそれぞれに取り付けられている。補助輪12は、荷台20の底面21Bの中央に取り付けられている。運搬台車10が平坦な路面を走行する場合に補助輪12が路面と接触しないように、補助輪12の大きさはキャスター11の大きさよりも小さい。運搬台車10が段差を走行するときに補助輪12が段差と接触することにより、運搬台車10が滑らかに段差を乗り上げることが可能となるため、段差が荷台20の底面21Bに接触しにくい。なお、運搬台車10が備えるキャスター11および補助輪12の数、および、荷台20におけるキャスター11および補助輪12の位置は任意に変更可能である。また、補助輪12は運搬台車10から省略可能である。
図1に示されるとおり、荷台20は、荷物110(図6参照)が載せられるデッキ面21Aを有する載置部21、デッキ面21A上の荷物110がデッキ面21Aから落下しないように荷物110の移動を規制する規制部30、運搬台車10と別の運搬台車とを連結するために用いられる連結部22、および、運搬台車10を別の運搬台車に積み重ねる場合に別の運搬台車の凹部に嵌め込まれる凸部23を備える。
載置部21は、デッキ面21Aの他に、デッキ面21Aとは反対側の面である底面21B、および、載置部21の外周に形成された各側面21Cを備えている。凸部23は、載置部21の底面21Bから荷台20の下方向に突き出ている。載置部21には、荷台20を軽量化するために複数の孔21Dが形成されている。デッキ面21Aの四隅のそれぞれには、角に近づくにつれて上方に向けて滑らかに湾曲した上部湾曲部21Eが形成されている。上部湾曲部21Eは、デッキ面21Aに別の運搬台車10または障害物が乗り上げることを妨げるために設けられる部分である。底面21Bの略全周には、荷台20の中心側から縁に近づくにつれて下方に向けて滑らかに湾曲した下部湾曲部21Fが形成されている。下部湾曲部21Fは、運搬台車10が別の運搬台車10または障害物に乗り上げることを妨げるために設けられる部分である。
規制部30は、デッキ面21Aに載せられた荷物110を荷台20に固定するために用いられる固定用具100(図6参照)を引っ掛けることができる。一例では、固定用具100は、荷物110に架け渡されるベルト101、および、ベルト101の両端部のそれぞれに設けられた一対のフック102を備えている。
連結部22は、載置部21の底面21Bにおける荷台20の幅方向の中央部分から荷台20の下方向に突き出し、運搬台車10と別の運搬台車とを連結するための連結用具(図示略)を引っ掛けることができる。一例では、連結用具はワイヤおよびその両端部のそれぞれに設けられるフックを備えている。一方のフックが運搬台車10の連結部22に引っ掛けられ、他方のフックが別の運搬台車の連結部に引っ掛けられることにより、運搬台車10と別の運搬台車とが連結用具により連結される。
規制部30は、デッキ面21Aに載せられた荷物110を前後左右から囲むことができるように一対の前後規制部31および一対の左右規制部32を備えている。一対の前後規制部31の構成は、荷台20の幅方向に沿う荷台20の中心線に対して対称である。一対の左右規制部32の構成は、荷台20の前後方向に沿う荷台20の中心線に対して対称である。
図3および図4を参照して、規制部30の構成について説明する。
図3に示されるとおり、前後規制部31は、デッキ面21Aの前方の端部および後方の端部のそれぞれに設けられ、第1の規制壁31A、第1のリブ31B、および、第1の補強筒31Cを備えている。第1の規制壁31Aは、デッキ面21A上における荷物110の移動を規制できるように、デッキ面21Aにおける荷台20の幅方向の中央部分から上方に突き出し、荷台20の幅方向に伸びている。第1のリブ31Bは、デッキ面21Aに載せられた荷物110から第1の規制壁31Aに力が与えられた場合に第1の規制壁31Aが変形することが抑制されるように第1の規制壁31Aを補強している。
第1の補強筒31Cは、荷台20の外周において第1のリブ31Bにより第1の規制壁31Aに形成される開口部を閉じるように設けられている。前後規制部31において第1の補強筒31Cが設けられた部分は、第1の規制壁31Aと第1の補強筒31Cとが荷台20の前後方向に並び、第1のリブ31Bにより連結されているため、前後規制部31の他の部分と比較して強度が高い。第1の補強筒31Cには、側部孔31Eおよび上部孔31Fが設けられている。側部孔31Eおよび上部孔31Fは、荷台20の成型時においてコアの倒れを回避するために金型に設けられた突起により形成された孔である。上部孔31Fが設けられていることにより、第1の補強筒31Cの上面31Gに付着した水が上部孔31Fおよび第1の補強筒31C内の空間を通過して荷台20の下方に排出される。
図4に示されるとおり、左右規制部32は、デッキ面21Aの右方の端部および左方の端部のそれぞれに設けられ、第2の規制壁32A、第2のリブ32B、および、第2の補強筒32Cを備えている。第2の規制壁32Aは、デッキ面21A上における荷物110の移動を規制できるようにデッキ面21Aから上方に突き出し、荷台20の前後方向に伸びている。第2のリブ32Bは、デッキ面21Aに載せられた荷物110から第2の規制壁32Aに力が与えられた場合に第2の規制壁32Aが変形することが抑制されるように第2の規制壁32Aを補強している。
運搬台車10は別の運搬台車10を積み重ねることができる。その場合に別の運搬台車10を安定して支持するための支持構造が運搬台車10に設けられている。図1に示されるとおり、支持構造は、前後規制部31の上部に設けられ、別の運搬台車10に設けられる連結部22を嵌め込むことが可能な積載用凹部31D、および、左右規制部32の上部に設けられ、別の運搬台車10に設けられる凸部23を嵌め込むことが可能な積載用凹部32Dを備えている。なお、別の運搬台車10の連結部22および凸部23は、運搬台車10の連結部22および凸部23と同様の構成を有する。
図5は、前後規制部31の一部を拡大した斜視図である。前後規制部31は、荷台20の前後方向において荷台20の外側から内側に向かう凹部40、および、ベルト101のフック102が固定される固定部50を備えている。
凹部40は、前後規制部31の幅方向の中心を挟んで対向する一対の第1のリブ31B(以下「凹部リブ41」)、および、第1の規制壁31Aにおける一方の凹部リブ41と他方の凹部リブ41との間の部分(以下「凹部40の底42」)により構成されている。荷台20の幅方向における凹部40の凹みの寸法および荷台20の前後方向における凹部40の凹みの寸法は、固定用具のフックを凹部40の凹みに配置することができるように設定されている。なお、図示される例では、凹部リブ41のうちの荷台20の幅方向に伸びる部分の根元と凹部40の底42とのなす角度は90度である。
固定部50は、荷台20の幅方向の中央部分において連結部22の上方に位置し、凹部40の底42を構成する第1の規制壁31Aの一部に設けられている。固定部50には、固定用具100のフック102を挿入可能な孔51が形成されている。孔51は第1の規制壁31Aを貫通している。このため、孔51に挿入された固定用具100のフック102の一部は、前後規制部31からデッキ面21A側に露出する。
孔51は、長手方向が荷台20の上下方向に沿うように設けられた長孔であり、第1の部分51Aおよび第2の部分51Bを備えている。第1の部分51Aは第2の部分51Bの上方に設けられている。第1の部分51Aの幅は、第2の部分51Bの幅よりも狭い。第1の部分51Aおよび第2の部分51Bの間には、境界51Xが設けられている。図示される例では、境界51Xの形状は、孔51の幅方向において外側から内側に向けて括れた形状である。なお、前後規制部31に設けられる孔51の幅は、荷台20の幅方向における孔51の一方の縁と他方の縁との間の寸法を指す。
前後規制部31におけるデッキ面21A側の面には、荷台20の前後方向においてデッキ面21A側から外側に向けて凹む収容凹部31Hが設けられている。図示される例では、収容凹部31Hの深さは凹部40の深さよりも浅い。
図5および図6を参照して、運搬台車10の作用および効果について説明する。
運搬台車10の使用者は、例えば、次のようにベルト101のフック102を一対の前後規制部31の固定部50に固定することができる。使用者は運搬台車10の周囲に立った状態において、フック102が一方の前後規制部31の凹部40またはその付近に配置されるようにベルト101を垂らす。その状態において使用者は凹部40の底42を目標にフック102を固定部50に向けて移動させ、そのフック102を孔51の第2の部分51Bに挿入し、フック102が第2の部分51Bに挿入された状態においてベルト101を引き上げる。これにより、フック102が第2の部分51Bから第1の部分51Aに移動し、固定部50に引っ掛けられる。フック102を固定部50に引っ掛ける方法の一例として、フック102を足により孔51に押し込む方法が挙げられる。ベルト101の他方のフック102についても同様の手順により他方の前後規制部31の固定部50に引っ掛けることができる。なお、使用者は、フック102を第2の部分51Bに挿入することなく直接的に第1の部分51Aに挿入し、そのフック102を引き上げられることにより第1の部分51Aに固定することもできる。
図6に示されるように、両方のフック102がそれぞれ前後規制部31の固定部50に引っ掛けられることにより、デッキ面21Aに載せられた荷物110がベルト101により荷台20に固定される。
上述のとおり、固定用具100を用いて荷物110を荷台20に固定する場合、使用者が荷台20の側にしゃがまなくとも荷物110を荷台20に固定できるため、使用者が負担を感じにくい。なお、上述の例では、使用者がしゃがむことなくフック102を固定部50に引っ掛ける方法を示しているが、フック102を固定部50に引っ掛けるための方法は使用者により選択される事項であり、しゃがんだ姿勢でフック102を固定部50に引っ掛ける方法を否定することを意図していない。
また、荷台20に規制部30が設けられているため、デッキ面21Aに載せられている荷物110が荷台20から落下しにくい。図6に示されるように、デッキ面21Aに載せられている荷物110が規制部30と接触している場合、運搬台車10の走行中に荷物110が移動することが規制部30により妨げられるため、荷物110が荷台20から落下しにくい。図6に示される例とは異なり、デッキ面21Aに載せられている荷物110と規制部30との間に空間が形成されている場合、荷物110が運搬台車10の走行中に移動したとしても、その荷物110が規制部30と接触することにより荷台20から落下することが妨げられる。
また、凹部40が規制部30に設けられているため、固定部50を形成する範囲を規制部30の大きさに応じて広げることができる。このため、固定部50の孔51の開口面積が広がり、ベルト101のフック102を挿入しやすくなる。
また、第1の部分51Aよりも幅が広い第2の部分51Bが孔51に設けられているため、フック102を孔51に挿入しやすい。また、第2の部分51Bよりも幅が狭い第1の部分51Aが孔51に設けられているため、固定部50に引っ掛けられたフック102が外れにくい。さらに、境界51Xの形状が括れた形状であることにより、固定部50に引っ掛けられたフック102が一層外れにくい。
また、固定部50が荷台20の幅方向の中央部分に設けられるため、荷物110が固定用具100により荷台20に確実に固定される。
また、連結部22が荷台20の幅方向の中央部分に設けられるため、運搬台車10が別の運搬台車10と連結された場合に安定して走行できる。
また、固定部50が連結部22よりも上方に設けられるため、荷物110が固定用具100により荷台20に固定された状態において連結用具を連結部22に引っ掛ける場合に、固定用具100によりその作業が阻害されない。このため、運搬台車10と別の運搬台車10とを容易に連結できる。
また、前後規制部31におけるデッキ面21A側の面に収容凹部31Hが設けられているため、固定部50に引っ掛けられたフック102がデッキ面21A側に突出する長さが短くなり、フック102が荷物110と接触しにくい。
(変形例)
上記実施の形態に関する説明は本発明に従う運搬台車が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う運搬台車は実施の形態以外に例えば以下に示される上記実施の形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・規制部30における凹部に関する構成は任意に変更可能である。
凹部に関する第1の変形例について説明する。実施の形態の規制部30は、凹部リブ41により構成された凹部40を備えているが、規制部30に設けることが可能な凹部は凹部リブ41により構成された凹部に限られない。例えば、図7に示されるように第1の変形例の前後規制部31は、第1の規制壁31Aの一部に形成された凹みにより構成される凹部40Aを備える。
凹部に関する第2の変形例について説明する。実施の形態および図7に例示された構成では、規制部30は平坦な底42を有する凹部40、40Aを備えているが、平坦な底42を有さない凹部を規制部30に設けることもできる。例えば、図8に示されるように第2の変形例の前後規制部31は、第1の規制壁31Aの一部に形成された凹みにより構成される凹部40Bを備える。凹部40Bの第1の側面43は、荷台20の前後方向の外側から内側に向かうにつれた互いに接近するように傾斜する。固定部50は、一対の第1の側面43が接近した部分により構成される。固定部50の孔51は、第1の側面43および第2の側面44にまたがり設けられる。この構成によれば、固定用具100のフック102が第1の側面43または第2の側面44と接触した場合に、固定部50の孔51に案内されやすい。なお、図7および図8に示される変形例の前後規制部31は、任意の箇所にリブが設けられた構成を取り得る。第1の側面43および第2の側面44の少なくとも一方にリブを設ける場合、孔51に向けてフック102を案内できるようにリブを傾斜させることが好ましい。
・凹部リブ41に関する構成は任意に変更可能である。第1の例では、荷台20の高さ方向において並ぶ凹部リブ41同士の間隔が、フック102の先端が挿入されない大きさに設定される。この構成によれば、フック102の先端が凹部リブ41に引っ掛かりにくいため、フック102を固定部50に一層固定しやすい。第2の例では、凹部リブ41のうちの荷台20の幅方向に伸びる部分の根元にR部が設けられる。この構成によっても第1の例と同様の効果が得られる。
・固定部50の孔の形態は任意に変更可能である。
孔に関する第1の変形例について説明する。実施の形態の固定部50は、第1の部分51Aと第2の部分51Bとの境界51Xが設けられた孔51を備えているが、境界51Xが設けられていない孔を固定部50に設けることもできる。例えば、図9に示されるように第1の変形例の孔52は、第1の部分51A、および、第1の部分51Aの下方に設けられて第1の部分51Aよりも幅が広い第2の部分51Bを備える。第1の部分51Aおよび第2の部分51Bは、明確な境界を持たず、連続的な縁を有する。この構成によれば、第1の部分51Aに挿入された固定用具100のフック102が第1の部分51Aから第2の部分51Bに移動しやすいため、固定部50に引っ掛けられた固定用具100のフック102を容易に取り外すことができる。
孔に関する第2の変形例について説明する。実施の形態の固定部50は、固定用具100のフック102が最初に挿入される第2の部分51B、および、固定用具100のフック102を固定部50に引っ掛けるための第1の部分51Aを備えているが、これとは異なる役割を第1の部分51Aに持たせた孔を固定部50に設けることもできる。例えば、図10に示されるように第2の変形例の孔53は、第1の部分51A、第1の部分51Aの下方に設けられ、幅が第1の部分51Aよりも広い第2の部分51B、および、第1の部分51Aの上方に設けられて第1の部分51Aよりも幅が広い第3の部分51Cを備える。第2の部分51Bの幅は、第3の部分51Cの幅と等しい。なお、別の例では、第2の部分51Bの幅は、第3の部分51Cの幅よりも広いまたは狭い。
運搬台車10の使用者は、固定用具100のフック102を孔51の第2の部分51Bに挿入し、そのフック102を引き上げることにより第1の部分51Aを通過させ、第3の部分51Cに固定することができる。または、使用者は、固定用具100のフック102を第2の部分51Bに挿入することなく直接的に第3の部分51Cに挿入し、そのフック102を引き上げることにより第3の部分51Cに固定することができる。この構成によれば、第1の部分51Aの幅が第3の部分51Cの幅よりも狭いことにより、第3の部分51Cに引っ掛けられたフック102が第1の部分51Aを下方に通過しにくいため、フック102が固定部50から外れにくい。また、第1の部分51Aよりも幅が広い第3の部分51Cに直接的にフック102を挿入することもできるため、フック102を固定部50に固定するための作業性が向上する。
孔に関する第3の変形例について説明する。実施の形態の固定部50に設けられた孔51は、第1の規制壁31Aを貫通しているが、第1の規制壁31Aを貫通しない孔51を固定部50に設けることもできる。この場合、フック102を引っ掛けることが可能な引掛部が第1の規制壁31Aにさらに設けられる。引掛部に関する第1の例は、第1の規制壁31Aにおける孔51の縁の上部に設けられる突起である。引掛部に関する第2の例は、第1の規制壁31Aのうちの孔51を構成する内周面の上部に設けられる窪みである。第3の変形例によれば、孔51に挿入された固定用具100のフック102が第1の規制壁31Aのデッキ面21A側に露出しないため、デッキ面21Aに載せられた荷物110とフック102との接触が回避される。
・凹部40および固定部50を設ける箇所は、任意に変更可能である。
第1の例では、図11に示されるとおり凹部40および固定部50は、載置部21の側面21Cに設けられる。この変形例の運搬台車10は規制部30を備えない。このように、規制部30を備えない運搬台車10に対しても凹部40および固定部50を設けることができる。なお、規制部30を備える実施の形態の運搬台車10において、載置部21の側面21Cに凹部40および固定部50を設けることもできる。
第2の例では、荷台20は、規制部30が設けられる部分と対応する載置部21の底面21Bから下方に伸びる突出部をさらに備える。凹部40および固定部50は、規制部30および突出部にまたがり、または、突出部だけに設けられる。
第3の例では、凹部40および固定部50は、一対の前後規制部31の一方だけ、一対の前後規制部31の一方もしくは両方と一対の左右規制部32の一方もしくは両方、または、一対の左右規制部32の一方もしくは両方だけに設けられる。
・固定部50の構造は任意に変更可能である。一例では、固定部50は固定用具100のフック102を引っ掛けるための部分として、孔51に代えて、第1の規制壁31Aに設けられるリブを備える。このリブは規制部30を補強する機能も有する。
・固定部50の数は1つまたは3つ以上のいずれかに変更可能である。
・規制部30の数は任意に変更可能である。第1の例では、規制部30は、一対の前後規制部31および一対の左右規制部32のうちの1つ〜3つを備える。第2の例では、規制部30は、前後規制部31および左右規制部32に加えてさらに別の規制部を備える。
10…運搬台車、20…荷台、21A…デッキ面、30…規制部、31…前後規制部、40…凹部、40A…凹部、40B…凹部、42…底、50…固定部、51…孔、51A…第1の部分、51B…第2の部分、52…孔、53…孔、100…固定用具、102…フック、110…荷物。

Claims (4)

  1. 荷物が載せられるデッキ面を備えた荷台と、
    前記荷台の側面に設けられ、前記荷台の平面視において前記荷台の外側から内側に向かう凹部と、
    前記凹部の底に設けられ、前記荷物を前記荷台に固定するために用いられる固定用具のフックが固定される固定部とを備える
    運搬台車。
  2. 前記荷台は、前記荷物が前記デッキ面から落下しないように前記荷物の移動を規制する規制部をさらに備え、
    前記凹部は、前記荷台の側面を構成する前記規制部の面に設けられる
    請求項1に記載の運搬台車。
  3. 前記固定部は、前記フックが挿入される孔を備える
    請求項1または2に記載の運搬台車。
  4. 前記孔は長手方向が前記荷台の上下方向に沿うように設けられた長孔であり、前記荷台の幅方向の寸法が互いに異なる第1の部分および第2の部分を備え、
    前記第1の部分は前記第2の部分の上方に設けられ、
    前記第1の部分の幅は前記第2の部分の幅よりも狭い
    請求項3に記載の運搬台車。
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