JP2017127889A - コイル材通板装置、およびコイル材通板方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した通板を簡易に行うことが可能なコイル材の通板装置を提供すること。【解決手段】本実施の形態のコイル材通板装置4は、アンコイラ3によって送り出されるコイル材100を、コイル材の巻き癖を矯正するレベラーフィーダ2に通板するコイル材通板装置であって、挟持部41と、カテナリ部42と、駆動部43と、を備える。挟持部41は、アンコイラ3から送り出されるコイル材100の始端部100sを挟む。カテナリ部42は、挟持部41を支持し、アンコイラ3とレベラーフィーダ2との間で移動可能である。駆動部43は、カテナリ部42を移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、コイル材通板装置、およびコイル材通板方法に関する。
プレス装置などの材料として、コイル状に巻き回された鋼板等のコイル材が用いられる。このようなコイル材をプレス装置に供給するシステムとして、アンコイラ、コイル材の通板機構、およびレベラを備えた構成が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、コイル材は、アンコイラにセットされた後、コイル材の通板機構によって、コイル材の始端部がレベラに通板される。
特許文献1におけるコイル材の通板機構では、ループガイドを上昇させてコイル材を繰り出し、上ピンチロールを兼ねたスレッヂングロールを移動させることによって、コイル材の始端部を押さえ込む。このスレッヂングロールの移動によって、コイル材の始端部がスレッヂングロールと駆動ピンチロールによって挟み込まれる。そして、駆動ピンチロールを駆動させることにより、コイル材の始端部がレベラに送り込まれる。
特開平11−169951号公報
しかしながら、上記特許文献1のコイル材の通板機構では、以下のような課題を有する。
すなわち、スレッヂングロールによってコイル材の始端部を押さえ込むためには、スレッヂングロールを超える位置までコイル材の始端部を送り込む必要があるが、その位置までの間にコイル材の始端部が周辺の構造に引っかかると通板を行うことが出来ない。
また、スレッヂングロールでコイル材の始端を駆動ピンチロールに向かって押し下げるとき、スレッヂングロールはアンコイラ側からレベラ側まで円弧を描きながら移動するため、アンコイラからのコイル材の繰り出し量が少ないとスレッヂングロールからコイル材の始端が外れるおそれがある。逆に、コイル材の繰り出し量が多いと、レベラーフィーダ側の上側ストップガイドとスレッヂングロールによってコイル材の始端部が曲げられる場合がある。
このため、アンコイラから繰り出されたコイル材をレベラに安定して通板するためには、作業者がアンコイラからの繰り出し量を微調整しながら行う必要があった。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、安定した通板を容易に行うことが可能なコイル材の通板装置およびコイル材通板方法を提供することを目的とする。
第1の発明に係るコイル材通板装置は、アンコイラによって送り出されるコイル材を、コイル材の巻き癖を矯正するレベラーフィーダに通板するコイル材通板装置であって、挟持部と、移動体と、第1駆動部と、を備える。挟持部は、アンコイラから送り出されるコイル材の始端部を挟持する。移動体は、挟持部を支持し、アンコイラとレベラとの間で移動可能である。第1駆動部は、移動体を移動させる。
これにより、挟持部によってコイル材の始端部を挟んだ状態で移動体をレベラーフィーダまで移動させることによって、コイル材の始端部をレベラーフィーダに通板することが出来る。
すなわち、挟持部を移動させることができるため、例えば、アンコイラの近傍でコイル材の始端部を挟むことが出来る。このため、コイル材の始端部に干渉する部材がほとんどなく、コイル材の始端部が装置構成に引っかかるおそれが低減できる。
また、コイル材の始端をコイル材近傍で挟んだ後、挟んだ状態で挟持部が移動して、コイル材の始端部がレベラーフィーダまで移動するため、従来のように作業者によってコイル材の繰り出し量の微調整を行う必要がなく、容易にレベラーフィーダにコイル材を送りこむことが出来る。
以上のように、アンコイラから送り出されるコイル材の始端部をレベラーフィーダに安定して通板することを簡易に行うことができる。
第2の発明に係るコイル材通板装置は、第1の発明に係るコイル材通板装置であって、挟持部は、第1ロールと、第2ロールと、第2駆動部とを有する。第1ロールは、アンコイラから送り出されるコイル材の始端部を挟む挟持位置と、アンコイラに取り付けられた状態のコイル材の中心よりも上方の待機位置とを移動可能である。第2ロールは、第1ロールの下方に配置され、アンコイラから送り出されるコイル材を挟持位置に配置された第1ロールとともに挟持する。第2駆動部は、第1ロールを当接位置と待機位置の間で移動させる。
これにより、第1ロールを下方に移動させてコイル材の始端部を第1ロールと第2ロールによって挟持することができる。
また、待機位置において、第1ロールをコイル材の中心よりも上方に配置しているため、コイル材を逆回転させることによって第1ロールを通過したコイル材の始端部は第1ロールよりも下方に位置することになる。そのため、第1ロールを下方に移動することによって、コイル材の始端部を第1ロールと第2ロールの間で挟むことが出来る。
また、逆回転させるだけで、コイル材の始端部が第1ロールよりも下方に位置するため、コイル材の始端部が挟まれる前にコイル材を正転させて送り込む必要がなく、安定してコイル材を挟持できる。
第3の発明に係るコイル材通板装置は、第2の発明に係るコイル材通板装置であって、第1駆動部によって移動体がアンコイラ側へ移動された状態において、待機位置は、アンコイラに取り付けられた状態のコイル材の外周近傍の位置である。
このように、第1ロールをコイル材の外周近傍で待機させているため、コイル材のコシが強い場合であっても、コイル材を逆回転させて第1ロールを通過したコイル材の始端部は第1ロールよりも下方に位置し且つ下流側に突出する。そのため、第1ロールを下方に移動することによって、コイル材の始端部を第1ロールと第2ロールの間で挟むことができる。
第4の発明に係るコイル材通板装置は、第1の発明に係るコイル材通板装置であって、移動体は、支持部を有する。支持部は、第2ロールよりもアンコイラ側に配置され、送り出されるコイル材を下方から支持する。支持部は、第1駆動部による移動体のアンコイラ側への移動によりアンコイラに取り付けられた状態のコイル材の外周に当接する。
このように、支持部がコイル材の外周に当接して、コイル材を下方から支持することによって、コイル状態から解きほぐされたコイル材を安定して、第1ロールと第2ロールの間に供給することが出来る。
これにより、コイル材の下方のループガイドを不要にできる。
第5の発明に係るコイル材通板装置は、第3の発明に係るコイル材通板装置であって、移動体は、支持部を有する。支持部は、第2ロールよりもアンコイラ側に配置され、送り出されるコイル材を下方から支持する。支持部は、第1駆動部による移動体のアンコイラ側への移動によりアンコイラに取り付けられた状態のコイル材に当接する。支持部は、湾曲して形成されている。支持部とアンコイラに取り付けられた状態のコイル材との当接位置から第2ロールまでの湾曲に沿った長さは、アンコイラに取り付けられた状態のコイル材の待機位置に最も近い外周位置から当接位置までのコイル材の外周に沿った長さよりも短い。
これにより、コイル材を逆回転させることによって待機位置において第1ロールを通過したコイル材のコイル状態から離間した部分の長さが、当接位置から第2ロールの位置までの長さよりも長くなるため、第1ロールを下方に移動させることで、第1ロールと第2ロールの間でコイル部材を挟むことができる。
第6の発明に係るコイル材の通板方法は、アンコイラによって送り出されるコイル材を、コイル材の巻き癖を矯正するレベラーフィーダに通板するコイル材通板方法であって、逆回転工程と、挟持工程と、移動工程と、を備える。逆回転工程は、アンコイラに取り付けられた状態のコイル材の中心よりも上方であって外周近傍に配置されている第1ロールを、コイル材の始端部が通過するまでアンコイラを逆回転させる。挟持工程は、第1ロールよりも下方に配置された第2ロールに向かって第1ロールを移動させることにより、第1ロールがコイル材の始端部に上方から当接し、第1ロールおよび第2ロールによってコイル材の始端部を挟持する。移動工程は、コイル材の始端部を挟んだ状態で、第1ロールおよび第2ロールをレベラーフィーダまで移動させる。
これにより、アンコイラの近傍でコイル材の始端部を挟むことが出来る。このため、コイル材の始端部が引っかかるおそれが低減できる。
また、コイル材の始端部をコイル材近傍で挟んだ後、挟んだ状態で挟持部が移動して、コイル材の始端部がレベラーフィーダまで移動するため、従来のように作業者によってコイル材の繰り出し量の微調整を行う必要がなく、容易にレベラーフィーダにコイル材を送りこむことが出来る。
以上のように、アンコイラから送り出されるコイル材の始端部をレベラーフィーダに安定して通板することを簡易に行うことができる。
また、コイル材を逆回転させることによって第1ロールを通過したコイル材の始端部は第1ロールよりも下方に位置することになるため、第1ロールを下方に移動することによって、コイル材の始端部を第1ロールと第2ロールによって挟持できる。
また、第1ロールをコイル材の中心よりも上方に配置しているため、コイル材を逆回転させることによって第1ロールを通過したコイル材の始端部は第1ロールよりも下方に位置することになる。そのため、第1ロールを下方に移動することによって、コイル材の始端部を第1ロールと第2ロールの間で挟むことが出来る。
また、逆回転させることにより、コイル材の始端部が第1ロールよりも下方に位置するため、コイル材の始端部が挟まれる前にコイル材を正転させて送り込む必要がなく、安定してコイル材を挟持できる。
また、第1ロールをコイル材の外周近傍で待機させているため、コイル材のコシが強い場合であっても、コイル材を逆回転させて第1ロールを通過したコイル材の始端部は第1ロールよりも下方に位置し且つ下流側に突出する。そのため、第1ロールを下方に移動することによって、コイル材の始端部を第1ロールと第2ロールの間で挟むことができる。
本発明によれば、安定した通板を容易に行うことが可能なコイル材通板装置およびコイル材通板方法を提供することが出来る。
本発明のコイルラインシステムの構成を示す斜視図。 図1のコイルラインシステムの内部構成を示す斜視図。 図1のコイルラインシステムを背面側から視た斜視図。 図1のコイルラインシステムのコイル材通板装置のカテナリ部および挟持部の構成を示す斜視図。 図4の挟持部を閉じた状態のカテナリ部および挟持部の構成を示す斜視図。 図1のコイルラインシステムの制御構成を示すブロック図。 図1のコイルラインシステムの動作を示すフロー図。 図1のコイル材通板装置とアンコイラに取り付けられたコイル材の位置関係を示す図。 図8Aのアンコイラを逆回転させてコイルの始端部がスレッヂングロールを通過した状態を示す図。 図8Bのスレッヂングロールを下方に移動させてコイル材の始端部に当接させた状態を示す図。 図8Cのスレッヂングロールを更に下方に移動させてコイル材の始端部をスレッヂングロールと下ピンチロールによって挟んだ状態を示す図。 図8Bの状態を示すコイルラインシステムの斜視図。 図8Dの状態を示すコイルラインシステムの斜視図 図10の状態からカテナリ部をレベラーフィーダに移動させた状態を示す図。
本発明にかかる実施の形態のコイル材通板装置を備えたコイルラインシステムについて図面を参照しながら以下に説明する。
<1.構成>
(1−1.コイルラインシステム1の概要)
図1は、本実施の形態のコイルラインシステム1の構成を示す模式図である。本実施の形態のコイルラインシステム1は、図1に示すように、レベラーフィーダ2と、アンコイラ3と、コイル材通板装置4と、システム制御部5と、を備えている。
レベラーフィーダ2は、搬入口21から供給されたコイル材100の巻き癖などを矯正する。レベラーフィーダ2の搬入口21には、アンコイラ3からコイル材100が供給される。
アンコイラ3は、コイル状に巻かれた鋼板等のコイル材100を解きながらレベラーフィーダ2に送り出す。
コイル材通板装置4は、概ね、レベラーフィーダ2とアンコイラ3の間に設けられている。コイル材通板装置4は、アンコイラ3から送り出されたコイル材100の始端部100sをレベラーフィーダ2の搬入口21に自動的に導く。
なお、コイル材100の搬送方向の下流側がXとして示され、上流側がYとして示されている。
システム制御部5は、図示しない操作盤からの作業者の入力に基づいて、レベラーフィーダ2、アンコイラ3、およびコイル材通板装置4に指令を送信する。
(1−2.レベラーフィーダ2)
図2は、図1のコイルラインシステムの内部構成を示す断面図であり、図3は、図1のコイルラインシステムを背面側から見た図である。図3では、図を見やすくするために後述するアンコイラ3のコイル支持部30およびコイルガイド31を一点鎖線で示している。
レベラーフィーダ2は、図2および図3に示すように、搬入口21と、複数の上ワークロール22と、複数の下ワークロール23と、上フィードロール24と、下フィードロール25と、リリース駆動シリンダ26と、上フィードロール圧下シリンダ27と、レベラーフィーダ駆動モータ28と、レベラーフィーダ駆動減速機29と、レベラ制御部20(図6参照)とを有する。
搬入口21は、レベラーフィーダ2のアンコイラ3側に形成されており、アンコイラ3から送り出されるコイル材100が搬入される。搬入口21は、上下に配置された上ガイド板21aおよび下ガイド板21bによって形成されている。上ガイド板21aと下ガイド板21bは、アンコイラ3に向かって互いの上下の間隔が広くなるようにアンコイラ3側が傾斜して形成されている。
搬入口21から供給されるコイル材100は、複数の上ワークロール22と複数の下ワークロール23によって歪み、巻き癖が矯正される。そして、コイル材100は、上フィードロール24と下フィードロール25を経て搬出口から送り出され、図示しないプレス金型へと供給される。リリース駆動シリンダ26は、複数の上ワークロール22と連結されており、複数の上ワークロール22を下ワークロール23から離間させる。上フィードロール圧下シリンダ27は、上フィードロール24の下フィードロール25への押圧を調整する。レベラーフィーダ駆動モータ28の回転はレベラーフィーダ駆動減速機29によって減速されて上フィードロール24および下フィードロール25を回転し、コイル材100を搬送する。
レベラ制御部20は、後述する図6に示すように、リリース駆動シリンダ26、上フィードロール圧下シリンダ27、およびレベラーフィーダ駆動モータ28の制御を行う。
(1−3.アンコイラ3)
アンコイラ3は、コイル状に巻かれたコイル材100を必要な量だけ解きながら繰り出す。アンコイラ3は、図1に示すように、コイル支持部30と、コイルガイド31と、押えロール部32と、駆動機構33(図6参照)と、アンコイラ制御部34(図6参照)と、を有する。
コイル支持部30は、コイル状に巻かれたコイル材100を回転可能に支持する。コイルガイド31は、コイル材100の繰り出しを案内する。押えロール部32は、コイル材100を押える。
図6に示す駆動機構33は、コイル支持部30に支持されたコイル材100を正回転(コイル材100を繰り出す方向)または逆回転に駆動する。
アンコイラ制御部34は、システム制御部5からの指令に基づいて、駆動機構33、押えロール部32等の制御を行う。
(1−4.コイル材通板装置4)
コイル材通板装置4は、アンコイラ3から送り出されるコイル材100の始端部100sをレベラーフィーダ2の搬入口21へと通板する。コイル材通板装置4は、図1に示すように、挟持部41と、カテナリ部42と、駆動部43と、通板制御部44(図6参照)を有する。挟持部41は、コイル材100の始端部100sを挟持する。カテナリ部42は、挟持部41を支持するとともに、アンコイラ3とレベラーフィーダ2の間を移動可能である。駆動部43は、カテナリ部42をアンコイラ3とレベラーフィーダ2の間において移動させる。
(1−4−1.カテナリ部42)
図4は、挟持部41およびカテナリ部42の構成を示す斜視図である。図4に示すように、カテナリ部42は、一対の支持板51と、一対の支持板51の間に形成された支持部52と、を有する。
一対の支持板51は、コイル材100のXY方向の左右に対向して配置されている。支持板51は、中心角が約90度の略扇形状であり、一方の半径部51aが水平に配置されており、他方の半径部51bが鉛直方向に配置されている。円弧部51cは、アンコイラ3側(上流方向Y側)に形成されている。
支持部52は、一対の支持板51の間であって円弧部51cに沿って湾曲状に配置されている。支持部52は、複数のフリーロール61と、カテナリサイドガイド部62と、ガイド板63と、を有している。図4では、4つのフリーロール61が一対の支持板51の間に回転可能に支持されている。4つのフリーロール61は、コイル材100の搬送方向に沿って互いに所定の間隔を空けて配置されている。
カテナリサイドガイド部62は、図4において、下流方向X側から1番目と2番目のフリーロール61の間に配置されている。カテナリサイドガイド部62は、一対の支持板51の間に配置された2本の棒状部材62aと、搬送方向の左右に対向して配置された一対のサイドガイド62bとを有する。一対のサイドガイド62bは、2本の棒状部材62aに挿通されており、搬送方向と垂直な方向に、棒状部材62aに沿って移動可能である。一対のサイドガイド62bは、鉛直方向を軸として回転可能なロール部62cを有しており、ロール部62cが、使用されるコイル材100の端に当接してコイル材100の幅方向の動きを規制し搬送方向へと案内する。
ガイド板63は、下流方向X側から2番目と3番目のフリーロール61の間の空間を埋めるように配置されている。
(1−4−2.挟持部41)
挟持部41は、図1および図3に示すように、下ピンチロール71と、ピンチロール駆動モータ72と、スレッヂングロール73と、スレッヂングロール駆動部76とを有する。
下ピンチロール71とスレッヂングロール73は、コイル材100を挟持する。スレッヂングロール駆動部76は、後述する待機位置Pw(図4参照)と挟持位置Ps(図5参照)の間においてスレッヂングロール73を移動させる。スレッヂングロール駆動部76は、スレッヂングロール73とカテナリ部42を連結するリンク部74と、リンク部74を駆動するリンク駆動部75とを有する。
(下ピンチロール71)
下ピンチロール71は、図4に示すように、一対の支持板51の間であって下流方向X側の端に回転可能に配置されている。詳細には、下ピンチロール71は、半径部51bと円弧部51cによって形成される角の近傍であって、支持部52よりも下流方向X側に配置されている。下ピンチロール71は、両端にギヤ部71aを有している。
(ピンチロール駆動モータ72)
ピンチロール駆動モータ72は、図3に示すように、一方の支持板51(下流方向Xに向かって右側)の外側に固定されている。ピンチロール駆動モータ72を駆動することによって下ピンチロール71が回転する。
(スレッヂングロール73)
スレッヂングロール73は、図4に示すように、リンク部74に回転可能に取り付けられており、リンク部74は、カテナリ部42に支持されている。スレッヂングロール73は、両端にギヤ部73aを有している。スレッヂングロール73のギヤ部73aは、挟持位置Psにおいて、下ピンチロール71の両端のギヤ部71aと噛み合う。
(リンク部74)
リンク部74は、図4に示すように、2つの第1リンク部材81と、2つの第2リンク部材82と、2つの第3リンク部材83と、連結部材84と、を有する。第1リンク部材81、第2リンク部材82および第3リンク部材83は、それぞれ細長い板状の部材である。
第1リンク部材81は、各々の支持板51の外側に回転可能に設けられている。一対の第1リンク部材81は、その一方の端の連結部85において、一対の支持板51を垂直に貫通して配置された棒状の連結部材84によって連結されている。連結部材84は、支持板51の上流方向Y側の端(円弧部51cの縁近傍)に配置されている。
第2リンク部材82の一方の端は、第1リンク部材81の他方の端と、連結部86において互いに回動自在に配置されている。一対の第2リンク部材82の連結部86と反対側の端82aにスレッヂングロール73が回転自在に配置されている。
第3リンク部材83は、その一方の端83aにおいて、支持板51に回転可能に支持さえている。端83aは、下ピンチロール71の上流方向Y側であって、支持板51の外側に取り付けられている。第3リンク部材83は、その他方の端の連結部87において、第2リンク部材82と互いに回転可能に連結されている。連結部87は、連結部86と端82aの間に設けられている。
(リンク駆動部75)
リンク駆動部75は、スレッヂングロール駆動シリンダ91と、連結レバー92とを有する。スレッヂングロール駆動シリンダ91は、支持部52の下方であって連結部材84の下流方向X側に配置されている。詳細には、スレッヂングロール駆動シリンダ91は、一対の支持板51に渡って固定された支持部材93に取り付けられている。スレッヂングロール駆動シリンダ91のロッド91aは、上流方向Yに向かって伸びている。
連結レバー92は、連結部材84に固定されており、その先端がロッド91aの先端に対してXY方向に回転可能に連結している。
図4に示す状態では、ロッド91aが上流方向Yに伸長しており、連結部材84が矢印R1方向に回転されている。連結部材84の矢印R1方向への回転により、第1リンク部材81も矢印R1方向に回転しており、第2リンク部材82は、第3リンク部材83との連結部87を支点にして矢印R1と反対側の矢印R2に回転した状態となっている。これにより、第2リンク部材82の端82aが上方に位置し、スレッヂングロール73も上方に位置する。このスレッヂングロール73の上方における位置は、待機位置Pwとなる。
一方、図4に示す状態からロッド91aを下流方向Xに収縮させると、連結部材84は矢印R2方向に回転する。この回転により、第1リンク部材81も矢印R2方向に回転し、第2リンク部材82は、第3リンク部材83との連結部87を支点にして矢印R2と反対側の矢印R1方向に回転する。この第2リンク部材82の回転の際には、第3リンク部材83も矢印R2方向に回転するため、連結部87も矢印R2方向に回転している。
これにより、スレッヂングロール73が下ピンチロール71に向かって下方へと移動する(矢印Q参照)。
図5は、ロッド91aを下流方向Xに収縮させた状態を示す図である。図5に示すように、スレッヂングロール73は、下ピンチロール71を押圧する挟持位置Psに配置され、スレッヂングロール73と下ピンチロール71の間にコイル材100を挟持できる。
(1−4−3.駆動部43)
駆動部43は、カテナリ部42をレベラーフィーダ2とアンコイラ3との間で移動させる。駆動部43は、図2に示すように、カテナリ駆動モータ111と、カテナリ駆動ボールねじ112と、エンコーダ113と、カテナリ支持ガイド114と、を有する。
カテナリ駆動モータ111は、図2に示すように、レベラーフィーダ2のハウジング2aの下方に配置されている。カテナリ駆動ボールねじ112は、カテナリ駆動モータ111に連結されており、XY方向に沿ってレベラーフィーダ2からアンコイラ3まで配置されている。また、上述したカテナリ部42の支持部材93には、ナット部材115が固定されており、ナット部材115は、カテナリ駆動ボールねじ112に挿通されている。
エンコーダ113は、カテナリ駆動ボールねじ112の上流方向Yの端に配置されている。エンコーダ113によってカテナリ駆動ボールねじ112の回転を検出し、カテナリ部42のXY方向における位置を検出することができる。
カテナリ支持ガイド114は、図1に示すように、カテナリ駆動ボールねじ112の左右のそれぞれに、カテナリ駆動ボールねじ112と平行に配置されている。支持板51の半径部51aの搬送方向に沿った両端には、図4に示すように、スライダ116が設けられている。スライダ116は、カテナリ支持ガイド114上に配置されており、カテナリ支持ガイド114に沿ってスライド可能である。これら、カテナリ支持ガイド114とスライダ116は、例えば、LMガイド(登録商標)によって構成される。
以上の構成により、カテナリ駆動モータ111の回転によってカテナリ駆動ボールねじ112が回転すると、ナット部材115が固定されているカテナリ部42がカテナリ支持ガイド114上に沿って下流方向Xまたは上流方向Yに移動する。
(1−4−4.通板制御部44)
図6は、コイルラインシステム1の制御構成を示すブロック図である。
通板制御部44は、システム制御部5からの指令に基づいて、ピンチロール駆動モータ72、スレッヂングロール駆動シリンダ91、カテナリ駆動モータ111およびカテナリサイドガイド部62の制御を行う。なお、通板制御部44は、エンコーダ113の検出値に基づいて、カテナリ駆動モータ111を制御し、カテナリ部42のXY方向における位置を制御する。また、通板制御部44は、カテナリサイドガイド部62を制御し、対向する一対のサイドガイド62bの位置をコイル材100の幅に合わせる。
<2.動作>
以下に、本発明にかかる実施の形態のコイルラインシステム1の動作について説明するとともに、本発明のコイル材通板方法の一例についても同時に述べる。
(2−1.コイル材の通板動作)
図7は、本実施の形態のコイルラインシステムの動作を示すフロー図である。
はじめに、ステップS11において、スレッヂングロール73が待機位置(図1参照)に配置される。詳細には、通板制御部44は、カテナリ駆動モータ111を駆動し、コイル材100の外周100eに当接するまでカテナリ部42を上流方向Yに移動する。また、スレッヂングロール駆動シリンダ91のロッド91aを上流方向Yに伸長させることによって、連結部材84が矢印R1方向に回転し、第1リンク部材81も、矢印R1方向に回転する。これにより、第2リンク部材82の端82aが上方に移動し、スレッヂングロール73がコイル材100の外周近傍の待機位置Pwに配置される。
図8Aは、スレッヂングロール73、下ピンチロール71およびカテナリ部42とコイル材100の位置関係を示す模式図である。図8Aに示すように、待機位置Pwにおいて、スレッヂングロール73は、コイル材100の中心100aよりも上方であって、コイル材100の外周100e近傍に配置されている。そして、スレッヂングロール73から最も距離の近い外周100e上の位置をP1(スレッヂングロール73の中心と中心100aを結ぶ直線と外周100eとの交点ともいえる)とし、支持部52とコイル材100の外周100eとの接点をP2とし、下ピンチロール71の中心位置をP3とすると、位置P1から位置P2までの外周100eに沿った長さL1は、位置P2から位置P3までの支持部52の湾曲に沿った長さL2よりも長く設定されている。
次に、ステップS12において、システム制御部5からの指令に基づいて、アンコイラ制御部34は、駆動機構33を制御して、コイル材100を逆回転させる(図8A矢印T1参照)。ここで正回転は、コイル材100を繰り出す方向であって、矢印T1の反対方向である。
コイル材100を逆回転させて、コイル材100の始端部100sがスレッヂングロール73を過ぎると、ステップS13において、アンコイラ制御部34は、駆動機構33を制御してコイル材100の回転を停止する。始端部100sがスレッヂングロール73を通過したことは、駆動機構33に設けられているエンコーダ等から検出される。
コイル材100の始端部100sは、スレッヂングロール73を過ぎると、図8Bに示すように自重、剛性等に従ってコイル材100の外周100eから離間する。このように、コイル材100の始端部100sがスレッヂングロール73を通過した状態のコイルラインシステム1が図9に示されている。
図8Bおよび図9に示すように、コイル材100の始端部100sがスレッヂングロール73よりも下流方向X側に突出する。
次に、ステップS14において、通板制御部44は、スレッヂングロール73を待機位置Pwから、下ピンチロール71を押圧する挟持位置Psまで下降させる。詳細には、通板制御部44は、スレッヂングロール駆動シリンダ91を駆動して、ロッド91aを下流方向Xに向かって収縮させる。これによって、図4および図5に示すように、連結部材84がR2方向に回転し、第1リンク部材81もR2方向に回転し、第2リンク部材82は、連結部87を支点にして端82aが矢印Q方向に移動し、スレッヂングロール73も矢印Q方向へ下降する。
すなわち、図8Bに示すように、スレッヂングロール73は、リンク部74の揺動によって、若干の弧を描きながら下方に移動し、図8Cに示すように、コイル材100の始端部100sの内側の表面に当接する。続いて、スレッヂングロール73が下方に移動すると、スレッヂングロール73に上方から押さえられて、コイル材100の始端部100sも下方に移動する。なお、若干弧を描くようにスレッヂングロール73が下方に移動することによって、コイル材100の外周100eに干渉せず且つコイル材100の外周100eに近い位置にスレッヂングロール73を降ろすことができる。このため、コイル材100の始端部100sの挟持位置Psをコイル材100の近傍にできる。
そして、スレッヂングロール73が下ピンチロール71を押圧する挟持位置Psに移動すると、図8Dに示すように、コイル材100の始端部100sは、下ピンチロール71とスレッヂングロール73によって挟持される。このように、コイル材100の始端部100sが下ピンチロール71とスレッヂングロール73によって挟まれている状態のコイルラインシステム1が図10に示されている。なお、下ピンチロール71とスレッヂングロール73による挟みこみの完了前に、通板制御部44は、カテナリサイドガイド部62をコイル材100の幅に合わせて調整する。
次に、ステップS15において、通板制御部44は、カテナリ駆動モータ111を駆動して、始端部100sを挟んだ状態で、カテナリ部42をレベラーフィーダ2へと移動する。なお、下ピンチロール71とスレッヂングロール73は、各々のロール両端部のギヤ部71a、73aで噛み合っているため移動中もコイル材100の始端部100sの挟持状態を維持する。通板制御部44は、エンコーダ113からの検出値に基づいて、カテナリ部42をレベラーフィーダ2の手前で停止する。カテナリ部42をレベラーフィーダ2側へ移動した状態のコイルラインシステム1が図11に示されている。また、カテナリ部42の移動とともに、アンコイラ制御部34は駆動機構33を制御しコイル材100を正回転させてコイル材100を送り出している。
次に、ステップS16において、通板制御部44は、ピンチロール駆動モータ72を駆動させて下ピンチロール71およびスレッヂングロール73を回転駆動させる。
この下ピンチロール71およびスレッヂングロール73の回転によって、コイル材100の始端部100sは、上ガイド板21aおよび下ガイド板21bによって形成される搬入口21へと供給される。
以上の動作によって、コイル材100のレベラーフィーダ2への通板を行うことが出来る。
(2−2.コイル材の巻き取り動作)
次に、コイル材の巻取り動作について説明する。
プレス動作が終了し、コイル材100が残存している場合には、コイル材100は巻き取られて保管される。
プレス動作が終了してコイル材100が切断された後、アンコイラ制御部34は駆動機構33を制御し、コイル材100を逆回転させ、コイル材100の巻取り動作を行う。そして、プレス動作の際におけるコイル材100の撓み分を巻き取り、コイル材100は張った状態にされる。
この張った状態から更にアンコイラ制御部34はコイル材100を逆回転させてコイル材100を巻き取るが、この巻取りとともに、通板制御部44は、コイル材100を挟持部41で挟んだ状態でカテナリ部42をアンコイラ3に向けて移動させる。
このようにカテナリ部42をコイル材100の近傍まで移動させることにより、出来るだけコイル材100を撓ませずに張った状態でコイル状に巻き取ることが可能となる。すなわち、スレッヂングロール73と下ピンチロール71によるバックテンションをコイル材100の外周100e近傍で負荷することができるため、緩ませずにコイル材100を巻き取ることが出来る。
また、カテナリ部42がコイル材100に当接する位置まで移動して、カテナリ部42の支持部52(フリーロール61等)がコイル材100に押し付けられ、巻き戻るコイル材100の端が外周100eの近傍までカテナリサイドガイド部62によってガイドされるため、コイル材100の幅方向へのずれも低減できる。
<3.特徴>
(3−1)
本実施の形態のコイル材通板装置4は、アンコイラ3によって送り出されるコイル材100を、コイル材の巻き癖を矯正するレベラーフィーダ2に通板するコイル材通板装置であって、挟持部41と、カテナリ部42(移動体の一例)と、駆動部43(第1駆動部の一例)と、を備える。挟持部41は、アンコイラ3から送り出されるコイル材100の始端部100sを挟持する。カテナリ部42は、挟持部41を支持し、アンコイラ3とレベラーフィーダ2との間で移動可能である。駆動部43は、カテナリ部42を移動させる。
これにより、挟持部41によってコイル材100の始端部100sを挟んだ状態でカテナリ部42をレベラーフィーダ2まで移動させることによって、コイル材100の始端部100sをレベラーフィーダ2に通板することが出来る。
すなわち、挟持部41を移動させることができるため、例えば、アンコイラ3の近傍でコイル材100の始端部100sを挟むことが出来る。このため、コイル材100の始端部100sに干渉する部材がほとんどなく、コイル材100の始端部100sが装置構成に引っかかるおそれが低減できる。
また、コイル材100の始端部100sをコイル材100近傍で挟んだ後、挟んだ状態で挟持部41が移動して、コイル材100の始端部100sをレベラーフィーダ2まで移動させるため、従来のように作業者によってコイル材の繰り出し量の微調整を行う必要がなく、容易にレベラーフィーダ2にコイル材100を送りこむことが出来る。
以上のように、アンコイラ3から送り出されるコイル材100の始端部100sを簡易に安定してレベラーフィーダ2に通板することができる。
(3−2)
本実施の形態のコイル材通板装置4では、挟持部41は、スレッヂングロール73(第1ロールの一例)と、下ピンチロール71(第2ロールの一例)と、スレッヂングロール駆動部76(第2駆動部の一例)とを有する。スレッヂングロール73は、アンコイラ3から送り出されるコイル材100の始端部100sを挟持する挟持位置Psと、アンコイラに取り付けられた状態のコイル材100の中心100aよりも上方の待機位置Pwとを移動可能である。下ピンチロール71はスレッヂングロール73の下方に配置され、アンコイラ3から送り出されるコイル材100を挟持位置Psに配置されたスレッヂングロール73とともに挟持する。スレッヂングロール駆動部76は、スレッヂングロール73を挟持位置Psと待機位置Pwの間で移動させる。
これにより、スレッヂングロール73を下方に移動させてコイル材100の始端部100sをスレッヂングロール73と下ピンチロール71によって挟持することができる。
また、スレッヂングロール73をコイル材100の中心100aよりも上方に配置しているため、コイル材100を逆回転させることによってスレッヂングロール73を通過したコイル材100の始端部100sはスレッヂングロール73よりも下方に位置することになる。そのため、スレッヂングロール73ルを下方に移動することによって、コイル材100の始端部100sをスレッヂングロール73と下ピンチロール71の間で挟むことが出来る。
また、逆回転させるだけで、コイル材100の始端部100sがスレッヂングロール73よりも下側に位置するため、コイル材100の始端部100sが挟まれる前にコイル材100を正転させて送り込む必要がなく、安定してコイル材100を挟持できる。
(3−3)
本実施の形態のコイル材通板装置4では、駆動部43によってカテナリ部42がアンコイラ3側へ移動された状態において、待機位置Pwは、アンコイラ3に取り付けられた状態のコイル材100の外周100e近傍の位置である。
このように、スレッヂングロール73をコイル材100の外周100e近傍で待機させているため、コイル材100のコシが強い場合であっても、コイル材100を逆回転させてスレッヂングロール73を通過したコイル材100の始端部100sはスレッヂングロール73よりも下方に位置し、下流方向X側に突出する。そのため、スレッヂングロール73を下方に移動することによって、コイル材100の始端部100sをスレッヂングロール73と下ピンチロール71の間で挟むことができる。
(3−4)
本実施の形態のコイル材通板装置4では、カテナリ部42は、支持部52を有する。支持部52は、下ピンチロール71よりもアンコイラ3側に配置され、送り出されるコイル材100を下方から支持する。支持部52は、駆動部43によるカテナリ部42のアンコイラ3側への移動によりアンコイラ3に取り付けられた状態のコイル材100の外周100eに当接する。
このように、支持部52がコイル材100の外周100eに当接して、コイル材100を下方から支持することによって、コイル状態から解きほぐされたコイル材100を安定して、スレッヂングロール73と下ピンチロール71の間に供給することが出来る。
これにより、コイル材の下方のループガイドを不要にできる。
(3−5)
本実施の形態のコイル材通板装置4では、支持部52は、湾曲状に配置されている。支持部52とアンコイラ3に取り付けられた状態のコイル材100との当接位置P2から下ピンチロール71までの湾曲に沿った長さL2は、アンコイラ3に取り付けられた状態のコイル材100の待機位置Pwに最も近い外周位置P1から当接位置P2までのコイル材100の外周100eに沿った長さL1よりも短い。
これにより、コイル材100を逆回転させることによってスレッヂングロール73を通過したコイル材100のコイル状態から離間した部分の長さが略L1となる。そして、この長さL1は、当接位置P2から下ピンチロール71の位置までの長さL2よりも長くなるため、スレッヂングロール73を下方に移動させ、スレッヂングロール73と下ピンチロール71の間でコイル材100を挟むことができる。
(3−6)
本実施の形態のコイル材通板方法は、アンコイラ3によって送り出されるコイル材100を、コイル材100の巻き癖を矯正するレベラーフィーダ2に通板するコイル材通板方法であって、ステップS12、S13(逆回転工程の一例)と、ステップS14(挟持工程の一例)と、ステップS15(移動工程の一例)と、を備える。ステップS12、S13(逆回転工程の一例)は、アンコイラ3に取り付けられた状態のコイル材100の中心100aよりも上方であって外周100e近傍に配置されているスレッヂングロール73を、コイル材100の始端部100sが通過するまでアンコイラ3を逆回転させる。ステップS14(挟持工程の一例)は、スレッヂングロール73よりも下方に配置された下ピンチロール71に向かってスレッヂングロール73を移動させることにより、スレッヂングロール73がコイル材100の始端部100sに上方から当接し、スレッヂングロール73および下ピンチロール71によってコイル材100の始端部100sを挟持する。ステップS15(移動工程の一例)は、コイル材100の始端部100sを挟んだ状態で、スレッヂングロール73および下ピンチロール71をレベラーフィーダ2まで移動させる。
これにより、挟持部41によってコイル材100の始端部100sを挟んだ状態でカテナリ部42をレベラーフィーダ2まで移動させることによって、コイル材100の始端部100sをレベラーフィーダ2に通板することが出来る。
すなわち、挟持部41を移動させることができるため、例えば、アンコイラ3の近傍でコイル材100の始端部100sを挟むことが出来る。このため、コイル材100の送り出しにより始端部100sが装置構成に引っかかるおそれが低減できる。
また、コイル材100の始端部100sをコイル材100近傍で挟んだ後、挟んだ状態で挟持部41が移動して、コイル材100の始端部100sをレベラーフィーダ2まで移動させるため、従来のように作業者によってコイル材の繰り出し量の微調整を行う必要がなく、容易にレベラーフィーダ2にコイル材100を送りこむことが出来る。
以上のように、アンコイラ3から送り出されるコイル材100の始端部100sを簡易に安定してレベラーフィーダ2に通板することができる。
<4.他の実施の形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態では、スレッヂングロール73を待機位置Pwから挟持位置Psまで、リンク部74およびリンク駆動部75によって移動させているが、このような構成に限らなくても良い。例えば、シリンダによってスレッヂングロール73を移動させてもよく、要するにスレッヂングロール73を移動可能な構成であればよい。
(B)
上記実施の形態では、カテナリ部42を移動させる駆動部43は、カテナリ駆動モータ111およびカテナリ駆動ボールねじ112などを有する構成であるが、このような構成に限られるものではない。例えば、ラックアンドピニオンなどによってカテナリ部42を移動させてもよく、要するに、カテナリ部42を移動可能な構成でありさえすればよい。
(C)
上記実施の形態では、カテナリ部42をアンコイラ3側に移動させたとき、カテナリ部42の支持部52がコイル材100の外周100eに当接すると述べたが、当接せずに、カテナリ部42の支持部52がコイル材100の外周100eの近傍に配置されていてもよい。この場合、図8Aに示す位置P2は、支持部52に最も近い外周100e上の位置としてもよい。
(D)
上記実施の形態では、システム制御部5、レベラ制御部20、アンコイラ制御部34および通板制御部44を分けて記載したが、システム制御部5、レベラ制御部20、アンコイラ制御部34および通板制御部44の全てをまとめた1つの制御装置であってもよい。
(E)
図7のフローのステップS11〜S16は、自動で行われてもよいし、各動作を作業者が目視確認しながら操作盤におけるボタン操作で行われても良い。
本発明のコイル材通板装置およびコイル材通板方法は、簡易に安定して通板を行うことが可能であり、プレス装置にコイル材を供給するコイルラインシステム等として有用である。
1 :コイルラインシステム
2 :レベラーフィーダ
2a :ハウジング
3 :アンコイラ
4 :コイル材通板装置
5 :システム制御部
20 :レベラ制御部
21 :搬入口
21a :上ガイド板
21b :下ガイド板
22 :上ワークロール
23 :下ワークロール
24 :上フィードロール
25 :下フィードロール
26 :リリース駆動シリンダ
27 :上フィードロール圧下シリンダ
28 :レベラーフィーダ駆動モータ
29 :レベラーフィーダ駆動減速機
30 :コイル支持部
31 :コイルガイド
32 :押えロール部
33 :駆動機構
34 :アンコイラ制御部
41 :挟持部
42 :カテナリ部
43 :駆動部
44 :通板制御部
51 :支持板
51a :半径部
51b :半径部
51c :円弧部
52 :支持部
61 :フリーロール
62 :カテナリサイドガイド部
62a :棒状部材
62b :サイドガイド
62c :ロール部
63 :ガイド板
71 :下ピンチロール
71a :ギヤ部
72 :ピンチロール駆動モータ
73 :スレッヂングロール
73a :ギヤ部
74 :リンク部
75 :リンク駆動部
76 :スレッヂングロール駆動部
81 :第1リンク部材
82 :第2リンク部材
82a :端
83 :第3リンク部材
83a :端
84 :連結部材
85 :連結部
86 :連結部
87 :連結部
91 :スレッヂングロール駆動シリンダ
91a :ロッド
92 :連結レバー
93 :支持部材
100 :コイル材
100a :中心
100e :外周
100s :始端部
111 :カテナリ駆動モータ
112 :カテナリ駆動ボールねじ
113 :エンコーダ
114 :カテナリ支持ガイド
115 :ナット部材
116 :スライダ
P1 :外周位置
P2 :当接位置
P3 :下ピンチロール中心位置
Ps :挟持位置
Pw :待機位置

Claims (6)

  1. アンコイラによって送り出されるコイル材を、前記コイル材の巻き癖を矯正するレベラーフィーダに通板するコイル材通板装置であって、
    前記アンコイラから送り出される前記コイル材の始端部を挟持する挟持部と、
    前記挟持部を支持し、前記アンコイラと前記レベラーフィーダとの間で移動可能な移動体と、
    前記移動体を移動させる第1駆動部と、を備えた、
    コイル材通板装置。
  2. 前記挟持部は、
    前記アンコイラから送り出されるコイル材の始端部を挟持する挟持位置と、前記アンコイラに取り付けられた状態のコイル材の中心よりも上方の待機位置とを移動可能な第1ロールと、
    前記第1ロールの下方に配置され、前記アンコイラから送り出されるコイル材を前記挟持位置に配置された前記第1ロールとともに挟持する第2ロールと、
    前記第1ロールを前記挟持位置と前記待機位置の間で移動させる第2駆動部と、を有する、
    請求項1に記載のコイル材通板装置。
  3. 前記第1駆動部によって前記移動体が前記アンコイラ側へ移動された状態において、前記待機位置は、前記アンコイラに取り付けられた状態のコイル材の外周近傍の位置である、
    請求項2に記載のコイル材通板装置。
  4. 前記移動体は、
    前記第2ロールよりも前記アンコイラ側に配置され、送り出される前記コイル材を下方から支持する支持部を有し、
    前記支持部は、前記第1駆動部による前記移動体の前記アンコイラ側への移動により前記アンコイラに取り付けられた状態のコイル材の外周に当接する、
    請求項2に記載のコイル材通板装置。
  5. 前記移動体は、
    前記第2ロールよりも前記アンコイラ側に配置され、送り出される前記コイル材を下方から支持する支持部を有し、
    前記支持部は、前記第1駆動部による前記移動体の前記アンコイラ側への移動により前記アンコイラに取り付けられた状態のコイル材に当接し、
    前記支持部は、湾曲状に配置されており、
    前記支持部と前記アンコイラに取り付けられた状態のコイル材との当接位置から前記第2ロールまでの前記湾曲に沿った長さは、
    前記アンコイラに取り付けられた状態のコイル材の前記待機位置に最も近い外周位置から前記当接位置までの前記コイル材の外周に沿った長さよりも短い、
    請求項3に記載のコイル材通板装置。
  6. アンコイラによって送り出されるコイル材を、前記コイル材の巻き癖を矯正するレベラーフィーダに通板するコイル材通板方法であって、
    前記アンコイラに取り付けられた状態のコイル材の中心よりも上方であって外周近傍に配置されている第1ロールを、前記コイル材の始端部が通過するまで前記アンコイラを逆回転させる逆回転工程と、
    前記第1ロールよりも下方に配置された第2ロールに向かって前記第1ロールを移動させることにより、前記第1ロールが前記コイル材の始端部に上方から当接し、前記第1ロールおよび前記第2ロールによって前記コイル材の始端部を挟持する挟持工程と、
    前記コイル材の始端部を挟んだ状態で、前記第1ロールおよび前記第2ロールを前記レベラーフィーダまで移動させる移動工程と、
    を備えた、コイル材通板方法。
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