JP5518639B2 - 変圧器鉄心の製造装置および製造方法 - Google Patents

変圧器鉄心の製造装置および製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、変圧器鉄心の製造装置および製造方法に係り、特にアモルファスの磁性材の薄板を使用した製造装置と製造方法に関する。
変圧器の鉄心に用いられるアモルファス磁性薄板は厚さが0.022〜0.025mmと非常に薄い素材である。鉄心製造に際しては、アモルファス磁性薄板がフープ状に巻かれた複数のアンコイラから複数の磁性材を順次繰り出し、繰り出された複数の磁性材を重ねた状態で所定寸法に切断した後、巻芯に巻回することにより巻鉄心を形成している。アモルファス磁性素材は非常に薄くて軽い素材であって搬送中に幅方向にずれ易いため、搬送途中で揃える必要がある。
特に、一つのフープ材は複数枚の磁性薄板が密着して巻かれ、しかも薄板同士がずれて巻かれている場合が多く、密着状態の磁性薄板を1枚ずつ分離して複数枚の状態で効率的に揃えるのは困難である。例えば、複数枚の中のずれた1枚の磁性薄板を幅方向に強制的に押圧して揃えようとすると、薄いために割れが起こり易い。また、磁性薄板の複数枚で構成される組を多数組巻回して巻鉄心を構成した状態では、組同士のずれが生じても巻回による締付け力が作用しているため修正が困難である。
特許文献1では、フープ状の複数枚のアモルファス磁性薄板の所定枚数を同一寸法で切断し、これを複数回同じ寸法に切断したものを順次載置台から揃え台上に移し、直角形の整列定規を用いて複数枚の鉄心素板を同一位置に整列・積層して単位積層体を形成している。次の単位積層体は少し寸法を変えて同様に形成され、次いで、各単位積層体を巻込ベルトによって巻取枠に順次巻込んで巻鉄心を形成している。
特許文献2では、アモルファス磁性薄帯を所定枚数重ね合わせて所定長さ寸法毎に切断し、これを所定段数ずつ積層して円形に順次巻回して環状の巻き鉄心を形成する。積層端面から不揃いな突出部分が存在していた場合、この突出部分の上から当て板を載せ、この当て板を一定の押圧力で押圧することによって、不揃いな突出部分を巻鉄心の巻回層間に挿入して整列させている。
特許文献3では、アンコイラから繰り出された複数枚のフープ状素材が、入口ローラによって分離されて弛み付加部を通過し、その出口ローラの後段部分において幅方向が幅ガイドローラによって規制される。その後フープ状素材は、端面が揃った状態で把持部(グリッパ)によって所定の寸法だけ引出された後、カッタによって切断される。
特開平5−109562号公報 特開平9−171936号公報 特開平7−066065号公報
しかしながら、特許文献1では、揃え台上で整列定規を用いて単位積層体の複数枚の鉄心素板を整列・積層した後、各単位積層体を巻込ベルトによって巻取枠に順次巻込んで巻鉄心を形成するが、巻込む際の巻込ベルトと巻取枠の接触圧が幅方向で不均一になると、下層の単位積層体に対して上層の単位積層体が幅方向にずれて巻かれる恐れがある。この場合、巻回を解いて修正することになり、作業に手間がかかる。
特許文献2では、環状の巻き鉄心を形成した後に、積層端面から突出した不揃い部分に当て板を載せて押圧することで、不揃い部分を巻鉄心の巻回層間に挿入して整列している。しかし、環状の巻き鉄心は巻回層間に締付け力が作用しているため、不揃い部分の挿入時にアモルファス磁性薄板に割れが発生したり、隣層の磁性薄板に摩擦傷を与える恐れがあり、磁気特性の低下につながる。
特許文献3では、フープ状素材が、撓み付加部の出口ローラの後段部分において幅方向が幅ガイドローラによって規制され、端面が揃った状態で把持部(グリッパ)によって所定の寸法だけ引出された後、カッタによって切断が行われる。しかし、幅方向の端面を揃えるのは、切断時にフープ状素材を揃えた状態でグリッパで掴むためであり、切断した後の巻鉄心を形成する際の端面揃えについては、考慮されていない。
本発明は上記従来技術の欠点に鑑み、薄く軽い磁性薄板による変圧器鉄心を製造するに際し、磁性薄板を高精度に揃える変圧器鉄心の製造装置および製造方法を提供するものである。
本発明では、上記問題を解決するために、磁性材の薄板が積層された変圧器鉄心を製造する変圧器鉄心の製造装置において、
薄板状の磁性材が繰り出されるアンコイラ部と、
前記複数のアンコイラから繰り出された複数枚の磁性材を1組の磁性体として案内する搬送部と、
搬送された1組の磁性体を幅方向に揃える第1揃え部と、
前記第1揃え部で揃えられた磁性体を所定寸法に切断する切断部と、
前記切断部で切断された磁性体を複数組積層する積層部と、
前記積層部に積層された磁性体を幅方向に揃える第2揃え部と、
前記各部の動作を制御する制御部を備え
前記積層部は更に、磁性体を積層する積層台と、該積層台上に積層された磁性体の中間部を該積層台に押さえるクランプ機構と、該積層台を前記磁性体の送り方向に往復移動させる移動機構とを有し、
前記第2揃え部は、前記積層台に積層された磁性体の上層を、幅方向において下層に揃える揃え機構を備えたことを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造装置において、上記第1揃え部は磁性体に幅方向の振動を与える横振動器を備えたことを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造装置において、上記第1揃え部は磁性体に積層方向に振動を与える縦振動器を備えたことを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造装置において、上記アンコイラから繰り出された磁性材を1枚毎の磁性材にほぐすローラガイドを設けたことを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造装置において、上記積層部は磁性体を積層する積層台を備え、上記第2揃え部は上記積層台に積層された上層の磁性体の幅方向を下層の組の磁性体に揃える揃え機構を備えたことを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造装置において、上記積層部は磁性体の中間部を上記積層台で支えて両側部が垂れ下がるように積層し、上記揃え機構は積層された磁性体の中間部と両側部を下層の磁性体に揃える揃え機構を備えたことを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造装置において、上記揃え機構は積層された磁性体の中間部を下層の磁性体に揃え、次いで、磁性体の両側部を下層の磁性体に揃えることを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造装置において、上記積層部は上記積層台を上記切断部の方向に往復移動する移動機構と、積層台に磁性体を押さえるクランプ機構を備え、上記移動機構とクランプ機構により、上記積層台の上記切断部への接近位置で磁性体を押さえ、戻り移動により磁性体が積層台と共に所定長さ移動するように構成されたことを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造装置において、上記アンコイラ部はアンコイラから繰り出される磁性体の所定の弛みを検知する弛みセンサと、アンコイラから繰り出された磁性体に所定の弛みを与える付勢手段を備えたことを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造装置において、上記アンコイラ部は各アンコイラから繰り出される磁性体が接触しないように分離して案内する供給ガイドを備えたことを特徴とする。
本発明では、上記問題を解決するために、磁性材の薄板が積層された変圧器鉄心を製造する変圧器鉄心の製造方法において、
複数のアンコイラから磁性材を送り出す送り出しステップと、
前記アンコイラから送り出された磁性体を、送り出す方向とは略垂直な方向である幅方向に揃える第1の揃えステップと
前記揃えられた磁性材を案内トレー上で切断する切断ステップと、
前記切断された磁性体を積層台に積層する積層ステップと、
前記積層された磁性体を、前記幅方向に揃える第2の揃えステップと、を有し、
前記積層ステップは、前記切断された磁性材の送り出し方向中央付近を積層台とクランプ機構とで挟むステップと、前記磁性材を支えていた案内トレーを移動させるステップと、を備え、
前記第2の揃えステップは、積層された上層の磁性体を下層の磁性体に揃えることを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造方法において、前記第2の揃えステップは、磁性体の中間部を積層台で支えて両側部が垂れ下がるように磁性体を積層し、磁性体の中間部と両側部を下層の磁性体に揃えることを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造方法において、前記第2の揃えステップは、磁性体の中間部を下層の磁性体に揃え、次いで、磁性体の両側部を下層の磁性体に揃えることを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造方法において、前記第1の揃えステップは、磁性体を幅方向及び積層方向に振動を与えることを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造方法において、前記第1の揃えステップで揃えられた磁性体を積層台に押圧した状態で積層台と共に所定距離搬送した後、所定寸法に切断することを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造方法において、複数のアンコイラから送り出される磁性体に所定の弛みを与えるように、付勢することを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造方法において、各アンコイラから送り出される磁性体は互いに接触しないように分離して案内されることを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造方法において、第1揃え部で揃えられた磁性体を積層台に押圧した状態で積層台と共に所定距離搬送した後、所定寸法に切断することを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造方法において、複数のアンコイラから繰り出される磁性体に所定の弛みを与えるように、付勢することを特徴とする。
また、上記に記載の変圧器鉄心の製造方法において、各アンコイラから繰り出される磁性体は互いに接触しないように分離して案内されることを特徴とする。
本発明によれば、複数枚の磁性材からなる1組の磁性体の幅方向の揃えと、組単位の磁性体の幅方向の揃えを2段階に行うことにより、変圧器鉄心の幅方向の端面を効率よく高精度に揃えることができる。
本発明実施例の製造装置の構成を示し、(a)は全体の斜視図、(b)は要部拡大図である。 同じく製造装置を側面からみた動作説明図である。 同じく揃え部の斜視図である。 同じく磁性薄板の巻回状態の説明図である。 積層部の磁性材のクランプ前の説明図である。 同じくクランプ後の説明図である。 同じく両側部が垂れ下がった状態の説明図である。 同じく中間部を揃えた状態の説明図である。 同じく両側部を揃える動作説明図である。 同じく中間部と両側部を揃えた状態の説明図である。 積層台が切断部へ移動する動作説明図である。 同じく積層台の切断部へ移動後の説明図である。 同じく磁性材を押さえる動作説明図である。 同じく磁性材を押えた状態の説明図である。 同じく磁性材を押えた状態で戻る動作説明図である。 同じく磁性材を開放する動作説明図である。 同じく磁性材が垂れ下がる動作説明図である。 同じく磁性材が垂れ下がった状態の説明図である。 同じく動作フローチャート図である。 本発明実施例のアンコイラ部の構造図である。 同じく拡大して示す構造図である。
以下、図を用いて本発明の実施例について説明する。図1は本発明実施例の製造装置を示し、(a)は装置全体の斜視図で、(b)は積層部8の拡大図である。図2は同じく製造装置を側面から見た動作説明図である。
図1、図2において、3は、アモルファス薄板の磁性材がフープ状に巻かれた3個のアンコイラ1(図ではアンコイラ1a〜1cからなる)から磁性体2を繰り出すアンコイラ部である。各アンコイラには5枚ずつのアモルファス薄板が重ねて巻回され、全アンコイラから合計15枚の磁性材が1組の磁性体2として繰り出される。4は繰り出された磁性体2を搬送する搬送部で、磁性体2を幅方向に揃える第1揃え部5と、搬送ローラ6と、幅方向に揃えられた磁性体を所定寸法に切断する切断部7を内蔵する。8は切断された磁性体2を複数組積層する積層部である。9はアンコイラ部3と搬送部4の間に配置されたローラガイド部で、各アンコイラ1a〜1cに5枚密着して巻回された薄板の磁性材を1枚毎にほぐして分離する。10は上記各部の動作を制御する制御部である。
上記第1揃え部5は図3に示すように、磁性体2を構成する15枚の薄板の磁性材を載せるトレー5aと、トレー5aを横方向(磁性材の幅方向の矢印5c方向)に振動させるシリンダからなる横振動器5bと、トレー5aを積層方向(磁性材の積み重ね方向の矢印5e方向)に振動させるシリンダからなる縦振動器5dを備えている。横振動器5bは横方向に振動して15枚の磁性材を幅方向に揃え、縦振動器5dは縦方向に振動して15枚の磁性材を1枚ごと分離する。
図4に示すように、各アンコイラ1にはアモルファス薄板の磁性材が5枚密着して、かつ幅方向に「ずれL」が生じた状態で巻回されている。本実施例では、磁性材を前記ローラガイド9を通過させて1枚毎に分離して5枚の密着を解き、次いで第1揃え部5での縦の振動で、磁性材を1枚ごと分離した状態で横方向の振動で幅方向に揃えている。磁性材のアモルファス薄板1枚は脆いが、縦横の振動で1枚毎に揃えることで、各薄板に無理な力が加わらないため破損等は起こらず、効率的に揃えることができる。
上記のように揃えられた1組の磁性体2は、上下の搬送ローラ6の回転により積層部8に送り出される。所定距離搬送された磁性体2は、搬送ローラ6で挟まれた状態で停止し、切断部7によって所定寸法に切断される。このとき、搬送ローラ6で挟まれた状態で切断されるので、15枚の薄板が精度良く切断される。
図1、図2に示すように、積層部8は搬送部4の出口に連接するように配置され、搬送された磁性体2の幅方向の両側端を案内する長尺状の案内トレー11を備えている。案内トレー11は、中央が幅方向に離間して対向し、両側が傾斜して立ち上がる2辺から構成され、後述する揃え機構と一体的に幅方向に移動可能に構成されている。
案内トレー11の中央の離間部分(空隙)には、上下から挟むように下方と上方にそれぞれ鞍の形状をした積層台12と、シリンダからなるクランプ機構13が設けられる。搬送部4から送り込まれた磁性体2は、案内トレー11で支えられて積層台12の上方に離間した状態で案内される。クランプ機構13は上下動し、材料押さえ13aが下降して磁性体2を押圧することで、磁性体2の幅方向の中央部分が変形して積層台12に押えられる。押さえられた磁性体2は、案内トレー11が幅方向に開いたときトレーから滑り落ちて全体が積層台12に積層される。
15は背板で、上記積層台12を固定すると共に、フレーム14を介してクランプ機構13を固定している。
図2に示すように、上記積層台12に磁性体2が積層される際は、所定長さに切断された磁性体2の長さの中間部18を載せた状態で両側部19が垂れ下がるように積層される。また、上記のように積層された磁性体2の幅方向の両端面を幅方向に揃える第2揃え部を備えている。この第2揃え部は図示しない部材により前記背板15に固定されている。
第2揃え部は、積層された磁性体の中間部18を幅方向に揃える機構16と、磁性体の両側部19を幅方向に揃える機構17とから構成されている。図5(b)に示すように、揃え機構16は、磁性体2の中間部18の両側端に対向するように1対設けられ、開閉可能な揃え部材16aと16bを有する。揃え部材17は、磁性体2両側部19の両側端に対向するように1対設けられ、開閉可能な揃え部材17aと17bを有する。揃え機構17は、磁性体2の両側部にまたがるように長尺に形成され、この両側部19を挟むことにより幅方向に揃える。揃え機構17の一方の揃え部材17bは前記背板15に固定され、他方の揃え部材17aのみが移動可能に設けられる。
磁性体2は、比較的短い場合は搬送ローラ6の駆動のみで所定長さ搬送され、所定長さに切断される。しかし、磁性体2の寸法が長くなると搬送される距離が長くなるので、搬送途中の案内トレー11との接触摩擦により、磁性体2にしわが生じてジャム(詰り)が生じる恐れがある。これは大型変圧器用の磁性体に起こりやすく、一旦ジャムが生じると磁性体を正確な距離送ることができなくなり、正確な寸法で切断できなくなる。
本実施例では、クランプ機構13で磁性体2を積層台12に上押さえした状態(挟んだ状態)で移動することにより、寸法が長い磁性体2を搬送するように構成されている。以下、この移動機構を説明する。
図1(b)に示すように、積層部8には、前記切断部7の方向に前記背板15を往復移動させる移動機構を備えている。移動機構は、移動時に前記背板15を案内する2本の案内レール20(20a、20b)と、駆動操作する長ネジ22と、長ネジを回転駆動するモータ21から構成される。上記2本の案内レール20と長ネジ22は、前記案内トレー11に平行に設けられている。また、移動機構として、前記背板15の背面に、上記案内レール20に嵌合して移動する案内溝15a、15bと、上記長ネジ22が螺合するネジ孔15cが設けられている。
モータ21により長ネジ22が回転駆動されると、背板15は図1(b)の矢印A、B方向に往復移動し、この往復移動に伴い積層台12とクランプ機構13も矢印A、B方向に往復移動する。
上記構成における磁性体2の搬送について説明すると、まず、制御部10の指令により積層台12とクランプ機構13が開放した状態(上押さえの開放)で前記切断部7に向かって移動し、所定位置で停止する。この停止位置でクランプ機構13が下降して磁性体2を積層台12に押圧する。次いで、この状態で積層台12とクランプ機構13を元の所定位置に移動する。この搬送時は、上下の搬送ローラ6は解除され、磁性体2が開放された状態となっている。そして、積層台12とクランプ機構13が磁性体2とともに切断部7から所定距離(磁性体2の所定切断長さ)に達したところで停止し、切断機7で磁性体2を切断する。
特許文献3では、フープ状素材を掴む専用の把持部(グリッパ)によってフープ状素材を引出す構成が示されているが、前記構成によれば、磁性体2を積層して揃えるための積層台12とクランプ機構13を流用して、磁性体2を移動させることができるので、掴むための専用の構造物が不要となり、構造が簡略化される。
次に、図1〜図10に基づいて本装置の動作について説明する。本装置は、動作が全て制御部10の指令に基づいて自動的に制御される自動機である。
図1に示すように、アンコイラ部3の3個のアンコイラ1a〜1cから5枚ずつ、合計15枚の磁性材が1組の磁性体2として繰り出される。繰り出された磁性体2は、ローラガイド9で1枚ずつの磁性材にほぐされて分離され、搬送部4に送り込まれる。搬送部4では、第1揃え部5による縦横の振動により15枚の磁性材が幅方向に揃えられ、搬送ローラ6により切断部7の方向に送られる。磁性体2はさらに積層部8に搬送され、案内トレー11に案内されながら切断部7の位置から所定距離送られた時点で停止し、切断部7によって切断される。磁性体2は、幅方向が揃えられた状態で搬送ローラ6で挟まれて切断されるので、各磁性材が揃った状態で所定長さに切断される。
切断部7で所定寸法に切断された磁性体2は、図5に示すように、その中間部が積層台12に位置するように案内トレー11に載せられる。次いで、クランプ機構13の材料押さえ13aが下降して磁性体2が積層台12に上から押えられる。このとき揃え機構16(16a、16b)が案内トレー11と共に閉じており、磁性体2の両側がトレー11に載った状態にある。図6に示すように磁性体2は、案内トレー11の離間部分から幅方向に断面U字状に変形し、積層台12に押付けられる。断面U字状の変形は、図6(a)に示すように磁性体2の長手方向の全体に及ぶ。
積層台12には既に下層の磁性体が積層されているので、磁性体2の中間部は下層の磁性体の中間部18に押し付けられる。ここで、18は既に積層されている下層の磁性体の中間部で、19は同じく下層の磁性体の両側部を示す。
次いで、図6(b)に示すように、案内トレー11と共に揃え機構16の揃え部材16a、16bが矢印方向に開放移動し、揃え機構17の揃え部材17aが矢印方向に移動する。上記両揃え機構16、17および案内トレー11の開放により、磁性体2は両端部がトレー11から落下すると共に、両側部が図6(a)の矢印に示方向に垂れ下がり、下層の磁性体の上に積層される。図7にその積層された状態を示す。
次いで、図7(b)に示すように、揃え機構16の揃え部材16a、16bが矢印方向に閉じる動作を開始して図8に示すように閉じ、これと同時にクランプ機構13が矢印方向に上昇する。図9に示すように、磁性体2の中間部は、クランプ機構13が開放された状態で、揃え部材16a、16bにより両端が幅方向に挟まれ、下層の磁性体の中間部18に揃えられる。揃え部材16a、16bは、その上半分が磁性体2の中間部に当接し、下半分が下層の磁性体の中間部18に当接するので、下層の磁性体の中間部18にその上に積層される1組の磁性体2の中間部が精度良く揃えられる。
次いで、図9(b)に示すように、揃え部材17aが矢印方向に移動して閉じ、揃え部材17aと17bによって磁性体2の両側部が幅方向に挟まれ、下層の磁性体の両側部19に揃えられる(図10参照)。揃え部材17aは長尺に形成されているので、磁性体2の両側部と下層の磁性体の両側部19を同時に押圧するので、下層とその上に積層される磁性体2の両側部同士が精度良く揃えられる。
揃え機構16、17による磁性体2の揃えでは、先に磁性体2の中間部を揃え部材16a、16bで揃え、次に、磁性体2の両側部を揃え部材17a、17bで揃えている。先に磁性体2の中間部を揃える際は、磁性体2の両側部がフリーな状態にあるので、無理な抵抗が無く容易に正確に揃えることができる。そして、磁性体2の両側部を揃える際は、既に揃えられた中間部が揃え部材16a、16bで幅方向に挟まれて位置が固定されているので、これを基準として両側部が下層の磁性体に正確に揃えられる。
また、揃え機構16、17による磁性体2の揃えでは、磁性体2を1組毎に下層の磁性体に揃えているので、揃える磁性体2の質量が比較的小さいため、揃えが容易に行えると共に磁性材に割れ等が起こりにくい。さらに、1組の磁性体2は15枚の磁性材で束状に構成されているため剛性が高く、揃え部材16a、16b、17a、17bによって強制的に押圧しても割れ等が生じることがない。
上記の積層動作を繰り返して積層台12への積層枚数が所定値に達すると、磁性体2の積層が終了する。積層が終了した積層磁性体は図示しない巻芯に移され、下端をU字状に成形して巻鉄心を構成する。すなわち、図に示すように、積層台12に揃えられた磁性体は、外周側の長さが長く内周側の長さが短く形成され、両側部19の下端が傾斜して積層されている。この傾斜した下端同士が突き合わせ、または重ね合せ接合されるようにU字状に成形して巻鉄心を構成する。
本実施例によれば、複数枚の磁性材からなる1組の磁性体の幅方向の揃えと、組単位の磁性体の幅方向の揃えを2段階に行うことにより、変圧器鉄心の幅方向の端面を効率よく高精度に揃えることができる。
また、鉄心の端面が揃ってない場合は、最大に突き出ている磁性材に触れないようにコイルを巻回するので、コイルの径が大きくなり、鉄心全体のサイズも大型化する。本実施例では、鉄心の幅方向の端面を高精度に揃えることができるので、鉄心に巻回されるコイルの径を小さくすることができ、鉄心全体のサイズも小型化できる。
変圧器鉄心の表面に樹脂塗料を塗布する場合、鉄心の端面にも塗布されるが、高精度に揃えられた端面には効率よく樹脂を塗布することができる。不揃いの場合、揃えるために材料をたたくことが必要になるが、工数が増加し、磁性材に傷がつく等の問題がある。
更に、上記で説明したように、本装置は自動機で、動作が全て制御部10の指令に基づいて自動的に制御されるので、無人化が図れ、人件費や工数の削減が図れる。
次に、磁性体2を積層台12とクランプ機構13で磁性体2を搬送する動作について説明する。
先ず、図11に示すように、長ネジ22の回転により、背板15と共に積層台12(既に下層に磁性体が積層されている。)とクランプ機構13が矢印方向に移動する。積層台12とクランプ機構13は前記切断部7に接近した所定位置で停止する。このとき積層台12とクランプ機構13は開放している(図12参照)。次いで、搬送ローラ6が矢印方向に回転して磁性体2を積層台12の方向に搬送し、所定距離に達したところで停止する(図13参照)。この所定距離とは、必要な磁性体2の長さを2Sとしたとき、磁性体2の先端が積層台12およびクランプ機構13の中心位置から長さSに達したときである。この停止位置でクランプ機構13が下降して磁性体2を積層台12に押圧する(図14参照)。
次いで、図15に示すように、搬送ローラ6が開いて磁性体2を開放し、クランプ機構13と積層台12が磁性体を挟んだ状態で矢印方向に移動し、所定位置で停止する。この所定位置とは、磁性体2の先端が、切断部7から長さ2Sに達した位置であり、この停止位置で磁性体2が切断される。磁性体2の切断後、クランプ機構13が上昇して磁性体2を開放する(図16、図17参照)。クランプ機構13により磁性体2が開放され、先に説明した図6、図7と同様に揃え機構16、17が開放すると、図17に示すように磁性体2の両側部が矢印方向に垂れ下がり、図18に示すように下層の磁性体に積層される。
下層の磁性体に積層された磁性体2の幅方向の揃えは、先の図7〜図10に示すと同じ動作により、揃え機構16と17の開閉動作によって、下層の磁性体の中間部18と両側部19にそれぞれ揃えられる。
次に、上記動作を動作フローチャートで説明する。図19のステップ1(S1)で動作が開始されると、S2で積層台12およびクランプ機構13を切断部7の近くに移動させ、S3で搬送ローラ6により磁性体2を所定寸法分だけ送り出す。S4で送り出された磁性体2をクランプ機構13で積層台12上に押さえ、S5で搬送ローラ6を開放する。次いで、S6で磁性体2をクランプ機構13と積層台12で挟みながら所定長さだけ移動し(引っ張り)、S7で所定位置で停止して磁性体2を切断する。次いで、S8でクランプ機構13による磁性体2の上押さえを開放し、S9で搬送ローラ6をセット(閉じ)して後続の磁性体の搬送に備える。S10で積層台12での磁性体2の積層枚数が所定値に達したかチェックし、達していない場合はS2に戻って上記と同じ動作を繰り返す。達していればS11で積層動作を終了する。
次に、アンコイラからの磁性材の繰り出しについて説明する。アンコイラ1a〜1cから繰り出される5枚ずつの磁性材からなる磁性体2は、一緒に重なると多数枚(15枚)になるため、その重さにより下層の磁性材が移動し難くなり、ずれや詰まりが生じる恐れがある。特許文献3では、複数のアンコイラから繰り出された磁性材は重なって送り出されているので、上記問題点が起こる恐れがある。
本実施例では図20に示すように、各アンコイラから繰り出された磁性体2を、専用の供給ガイド3a、3b、3cによって案内している。したがって、他のアンコイラの磁性体2が重なってその重さが加わることが無い。供給ガイド3a、3b、3cによってローラガイド9の位置まで案内されるので、磁性体2にずれや詰まりが生じる恐れがない。
前記したように、磁性体2の積層動作では、磁性体が搬送途中で切断のために停止される間歇動作となる。一方、動作効率の点からアンコイラからは連続した繰り出し動作が行われる。上記間歇動作と連続動作を円滑に行なわせるために、繰り出された磁性体2にはある程度の弛みが必要である。このため、所定の弛みを確保するべく、弛みを監視(磁性体の存在を検知)するセンサ3dが供給ガイド3の所定位置に設けられている。
磁性材の巻径が大きいアンコイラでは、図21(a)に示すように、アンコイラの外周から大きく下に繰り出された磁性体2がセンサ3dを通過するため、磁性材は確実に検出できるが、しかしながら、繰り出しが進んで巻径が小さくなったアンコイラでは、図21(b)に示すように、アンコイラの外周から下に繰り出された磁性体2が破線2aで示すショートカットの経路をとるため、センサ3dを通過しなくなる、したがって、磁性体2に弛みがあっても、センサ3dが検出しない事態が生じ、その対策のため装置の稼働率を下げる恐れがある。
本実施例では、図21に示すように、繰り出された磁性体2に弛みを与える付勢手段としてエアノズル3eを設けている。このノズル3eから吹き出される空気により、繰り出された磁性体2は常に、弛みセンサ3d側に弛み(付勢)が与えられるため、巻径が小さいアンコイラであっても弛みセンサで確実に検出することができる。
1(1a〜1c)…アンコイラ、2…磁性体、3…アンコイラ部、3a〜3c…供給ガイド、3d…弛みセンサ、3e…付勢手段(エアノズル)、4…搬送部、5…第1揃え部、5b…横振動器、5d…縦振動器、6…搬送ローラ、7…切断部、8…積層部、9…ローラガイド、10…制御部、11…案内トレー、12…積層台、13…クランプ機構、14…フレーム、13a…材料押さえ、15…裏板、15a、15b…案内溝、15c…ネジ孔、16、17…第2揃え部、揃え機構、16a、16b、17a、17b…揃え部材、18…磁性体の中間部、19…磁性体の両側部、20a、20b…案内レール、15a、15b、15c、20、21、22…移動機構。

Claims (8)

  1. 磁性材の薄板が積層された変圧器鉄心を製造する変圧器鉄心の製造方法において、
    複数のアンコイラから磁性材を送り出す送り出しステップと、
    前記アンコイラから送り出された磁性体を、送り出す方向とは略垂直な方向である幅方向に揃える第1の揃えステップと
    前記揃えられた磁性材を案内トレー上で切断する切断ステップと、
    前記切断された磁性体を積層台に積層する積層ステップと、
    前記積層された磁性体を、前記幅方向に揃える第2の揃えステップと、を有し、
    前記積層ステップは、前記切断された磁性材の送り出し方向中央付近を積層台とクランプ機構とで挟むステップと、前記磁性材を支えていた案内トレーを移動させるステップと、を備え、
    前記第2の揃えステップは、積層された上層の磁性体を下層の磁性体に揃えることを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  2. 請求項1に記載の変圧器鉄心の製造方法において、
    前記第2の揃えステップは、磁性体の中間部を積層台で支えて両側部が垂れ下がるように磁性体を積層し、磁性体の中間部と両側部を下層の磁性体に揃えることを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の変圧器鉄心の製造方法において、
    前記第2の揃えステップは、磁性体の中間部を下層の磁性体に揃え、次いで、磁性体の両側部を下層の磁性体に揃えることを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の変圧器鉄心の製造方法において、
    前記第1の揃えステップは、磁性体を幅方向及び積層方向に振動を与えることを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の変圧器鉄心の製造方法において、
    前記第1の揃えステップで揃えられた磁性体を積層台に押圧した状態で積層台と共に所定距離搬送した後、所定寸法に切断することを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の変圧器鉄心の製造方法において、
    複数のアンコイラから送り出される磁性体に所定の弛みを与えるように、付勢することを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の変圧器鉄心の製造方法において、
    各アンコイラから送り出される磁性体は互いに接触しないように分離して案内されることを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  8. 磁性材の薄板が積層された変圧器鉄心を製造する変圧器鉄心の製造装置において、
    薄板状の磁性材が繰り出されるアンコイラ部と、
    前記複数のアンコイラから繰り出された複数枚の磁性材を1組の磁性体として案内する搬送部と、
    搬送された1組の磁性体を幅方向に揃える第1揃え部と、
    前記第1揃え部で揃えられた磁性体を所定寸法に切断する切断部と、
    前記切断部で切断された磁性体を複数組積層する積層部と、
    前記積層部に積層された磁性体を幅方向に揃える第2揃え部と、
    前記各部の動作を制御する制御部を備え、
    前記積層部は更に、磁性体を積層する積層台と、該積層台上に積層された磁性体の中間部を該積層台に押さえるクランプ機構と、該積層台を前記磁性体の送り方向に往復移動させる移動機構とを有し、
    前記第2揃え部は、前記積層台に積層された磁性体の上層を、幅方向において下層に揃える揃え機構を備えたことを特徴とする変圧器鉄心の製造装置。
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