JPH09323121A - 鋼帯先端通板設備及び鋼帯先端通板方法 - Google Patents

鋼帯先端通板設備及び鋼帯先端通板方法

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JPH09323121A
JPH09323121A JP16519196A JP16519196A JPH09323121A JP H09323121 A JPH09323121 A JP H09323121A JP 16519196 A JP16519196 A JP 16519196A JP 16519196 A JP16519196 A JP 16519196A JP H09323121 A JPH09323121 A JP H09323121A
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JP
Japan
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steel strip
tip
clamp
welder
leading
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JP16519196A
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Inventor
Keisuke Hirose
敬介 廣瀬
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ぺイオフリールからウエルダーまでの鋼帯先
端通板において、鋼帯の先端の突っかかりを無くして生
産性を向上すると共に、構造を簡素化して、安価に製作
することができる鋼帯先端通板設備及び鋼帯先端通板方
法を提供する。 【解決手段】 ぺイオフリール11とウエルダー13と
の間に先端搬送台車25が往復動自在に配設され、先端
搬送台車25に、鋼帯22の先端を着脱自在にクランプ
可能なクランプ装置24が取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ぺイオフリールか
らウエルダーまで鋼帯先端を円滑に通板することができ
る鋼帯先端通板設備及び鋼帯先端通板方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、2基の第1及
び第2ぺイオフリール80、81からウエルダー82へ
鋼帯83、84の先端を通板する鋼帯先端通板設備B
は、第1及び第2ぺイオフリール80、81とウエルダ
ー82との間に、上下段にわたって配設された通板設備
85、86からなる。そして、上段の通板設備85は、
第1ぺイオフリール80側からウエルダー82に向けて
直列に配置された、マグネットテーブル87と、第1ピ
ンチローラ88と、レベラーローラ装置89と、スレッ
ディングテーブル90と、ダブルカットシャー91の上
部切断機構と、クロップ処理装置92の上部排除機構
と、ダブルピンチローラ93の上部ローラと、ガイドテ
ーブル94とからなる。一方、下段の通板設備86は、
第2ぺイオフリール81側からウエルダー82に向けて
直列に配列されたマグネットテーブル95と、第2ピン
チローラ96と、レベラーローラ装置97と、ダブルカ
ットシャー91の下部切断機構と、クロップ装置92の
下部排除機構と、ダブルピンチローラ93の下部ローラ
と、ガイドテーブル98とからなる。
【0003】かかる構成によって、第1及び第2ぺイオ
フリール80、81から交互に鋼帯83、84をウエル
ダー82に向けて通板し、一方の鋼帯83(又は鋼帯8
4)の後端に他方の鋼帯84(又は鋼帯83)の先端を
溶接することによって、鋼帯83、84からなる連続鋼
帯を形成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た鋼帯先端通板設備Bは、未だ、以下の解決すべき課題
を有していた。即ち、図7(a)に示すように、マグネ
ットテーブル87の終端と第1ピンチローラ88との間
には、通板ガイド99が配置されているが、鋼帯83の
先端が屈曲している場合には、その先端が通板ガイド9
9に突っかかり、第1ピンチローラ88に挿入されない
おそれがある。
【0005】図7(b)に示すように、鋼帯83の先端
が屈曲している場合には、その先端がレベラーローラ装
置89を構成するローラ間に入り込むおそれがある。こ
のことは、レベラーローラ装置97についても同様であ
る。
【0006】図7(c)に示すように、ダブルカットシ
ャー91の上部切断機構の入側には一対のピンチロール
100が配置されており、また、これらのピンチロール
100の上流側には通板ガイド101が配置されている
が、鋼帯83の先端が屈曲している場合には、その先端
が通板ガイド101とピンチロール100との間に入り
込むおそれがある。このことは、ダブルカットシャー9
1の下部切断機構の入側においても同様である。
【0007】図7(d)に示すように、ダブルカットシ
ャー91の上部切断機構の一対のピンチロール100と
上下一対の刃物103との間には上下一対のテーパ状の
通板ガイド102が配置されているが、鋼帯83の先端
が屈曲している場合には、その先端がたぐれるおそれが
ある。このことは、ダブルカットシャー91の下部切断
機構の入側においても同様である。このように、従来の
鋼帯先端通板設備Bでは、鋼帯83、84の先端が通板
ガイド99、101、102やロール間に突っかかり、
鋼帯先端通板設備Bの自動運転を阻害することになって
いた。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、ぺイオフリールからウエルダーまでの鋼帯
先端通板において、鋼帯の先端の突っかかりを無くして
生産性を向上すると共に、構造を簡素化して、安価に製
作することができる鋼帯先端通板設備及び鋼帯先端通板
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の鋼帯先端通板設備は、ペイオフリールからウエル
ダーまで鋼帯の先端を通板する鋼帯先端通板設備におい
て、前記ぺイオフリールと前記ウエルダーとの間に先端
搬送台車が往復動自在に配設され、前記先端搬送台車
に、前記鋼帯の先端を着脱自在にクランプ可能なクラン
プ装置が取付けられている。
【0010】請求項2記載の鋼帯先端通板設備は、請求
項1記載の鋼帯先端通板設備において、前記クランプ装
置は、基端が前記先端搬送台車の後部に上下方向に傾動
自在に取付けられると共に、その先端に前記鋼帯を着脱
自在にクランプ可能なクランプ爪が設けられている一対
のクランプアームからなり、しかも、少なくとも一方の
前記クランプアームのクランプ爪には鋼帯を吸着可能な
磁石が取付けられている。
【0011】請求項3記載の鋼帯先端通板方法は、中間
に鋼帯切断装置と切断鋼帯処理装置とを介設したぺイオ
フリールとウエルダーとの間に、鋼帯の先端を着脱自在
にクランプ可能なクランプ装置を具備する先端搬送台車
を往復動自在に配設し、ぺイオフリールから巻き戻され
た前記鋼帯を前記クランプ装置でクランプした後、前記
先端搬送台車を前記鋼帯切断装置の出側まで移動し、前
記クランプ装置を作動して前記鋼帯の先端のクランプを
一旦解除した後、前記鋼帯切断装置によって前記鋼帯の
先端を切断した後、前記切断鋼帯処理装置によって外部
に排除し、前記鋼帯の新しい先端を再び前記クランプ装
置によってクランプし、前記先端搬送台車を移動して前
記鋼帯の新しい先端を前記ウエルダーまで通板する。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した幾つかの実施の形態につき説明
し、本発明の理解に供する。
【0013】(第1の実施の形態)図1に第1の実施の
形態に係る鋼帯先端通板設備Aの構成を示す。図示する
ように、床面10の一側には第1及び第2ぺイオフリー
ル11、12が配設されており、床板10の他側にはウ
エルダー13が配設されている。そして、第1の実施の
形態に係る鋼帯先端通板設備Aは、これらの第1及び第
2ぺイオフリール11、12と、ウエルダー13との
間、上下段にわたって配設された通板設備14、15を
有している。
【0014】まず、上段の通板設備14について説明す
ると、図示するように、第1ぺイオフリール11側から
ウエルダー13に向けて、順に、鋼帯切断装置の一例と
してのダブルカットシャー16の上部切断機構17と、
切断鋼帯処理装置の一例としてのクロップ装置18の上
部排除機構19と、デフレクターローラ20と、ガイド
テーブル21とが配設されている。そして、第1ぺイオ
フリール11から巻き戻された鋼帯22は、ダブルカッ
トシャー16の上部切断機構17→クロップ装置18の
上部排除機構19→デフレクターローラ20→ガイドテ
ーブル21を介してウエルダー13に通板されることに
なる。
【0015】また、図示するように、本実施の形態で
は、上記した鋼帯22の通板を容易にするため、第1ぺ
イオフリール11とウエルダー13との間には、一対の
平行をなすレール23が敷設されており、これらのレー
ル23上には、クランプ装置24を搭載する先端搬送台
車25が、その全長にわたって往復動自在に載置されて
いる。ここで、クランプ装置24は鋼帯22の先端を着
脱自在にクランプするため設けられたものである。
【0016】次に、下段の通板設備15について説明す
ると、図示するように、第2ぺイオフリール12側から
ウエルダー13に向けて、順に、鋼帯切断装置の一例と
してのダブルカットシャー16の下部切断機構26と、
切断鋼帯処理装置の一例としてのクロップ装置18の下
部排除機構27と、支持ローラ28と、ガイドテーブル
29とが配設されている。そして、第2ぺイオフリール
12から巻き戻された鋼帯30は、ダブルカットシャー
16の下部切断機構26→クロップ装置18の下部排除
機構27→支持ローラ28→ガイドテーブル29を介し
てウエルダー13に通板されることになる。
【0017】また、図示するように、本実施の形態で
は、第2ぺイオフリール12とウエルダー13との間に
は、一対の平行をなすレール31が敷設されており、こ
れらのレール31上には、クランプ装置32を搭載する
先端搬送台車33が、その全長にわたって往復動自在に
載置されている。ここで、クランプ装置32は鋼帯30
の先端を着脱自在にクランプするため設けられたもので
ある。
【0018】かかる構成によって、後述するように、先
端搬送台車25、33を用いて、第1及び第2ぺイオフ
リール11、12から交互に鋼帯22、30をウエルダ
ー13に向けて搬送し、一方の鋼帯22(又は鋼帯3
0)の後端に他方の鋼帯30(又は鋼帯22)の先端を
溶接することによって、鋼帯22、30からなる連続鋼
帯を形成することができる。
【0019】また、先端搬送台車25、33に搭載する
クランプ装置24、32としては、各種形態のものを用
いることができるが、本実施の形態では、図2〜図4に
示す形態のものを好適に用いることができる。なお、ク
ランプ装置24、32は同一の構成なので、各構成部材
は同一の符号で示す。以下、クランプ装置24の場合を
参照して説明する。
【0020】図1〜図4に示すように、クランプ装置2
4は、実質的に、先端搬送台車25の後部に基端が上下
方向に傾動自在に取付けられる一対のクランプアーム3
4と、これらのクランプアーム34の先端にそれぞれ取
付けられるクランプ爪35とからなる。
【0021】上記構成において、図2及び図3に示すよ
うに、クランプアーム34の基端は、共に、先端搬送台
車25の後部に載置されたモータ36の出力軸37に固
着されている。従って、モータ36を駆動してその出力
軸37を回転することによって、クランプアーム34
を、出力軸37の軸線回りに全体的に上下方向に傾動す
ることができる。
【0022】また、一対のクランプアーム34は、図2
及び図3に示すように、それぞれ、相互に反対方向に折
り曲げられた第1、第2、第3直線部材38、39、4
0を有する折り曲げ棒からなる。そして、これらのクラ
ンプアーム34の第2直線部材39の中央部同士は枢支
連結されると共に、両クランプアーム34の第1及び第
2直線部材38、39間に形成される屈曲部間には両端
作動式シリンダ41が介設されて、拡開自在なパンタグ
ラフ構造を形成している。
【0023】従って、両端作動式シリンダ41を作動す
ることによって、クランプアーム34を、図2に示すよ
うに開けることができると共に、図3に示すように閉じ
ることもでき、閉じた際、鋼帯22の先端をクランプす
ることができる。
【0024】また、本実施の形態では、図4に示すよう
に、両クランプアーム34の先端にはクランプ爪35が
取付けられているが、一方のクランプ爪35を磁石によ
って形成することによって、鋼帯22を吸着し、クラン
プ装置24による鋼帯22の先端のクランプ作業の容易
化を図ることができる。この際、磁石としては電磁石を
用いるのが好ましい。クランプ時に、電磁石に通電する
ことによって容易に吸着力を発生できると共に、通電を
停止することによって、クランプ解除も容易に行うこと
ができるからである。
【0025】なお、図示の本実施の形態に係る鋼帯先端
通板設備Aのその他の構成について説明すると、図1に
おいて、ダブルカットシャー16の上下切断機構17、
26の入側には昇降自在なピンチローラ42と定置され
たデフレクターロール43とが配設されており、クロッ
プ装置18の上下排除機構19、27の両側にも、昇降
自在なピンチローラ44、45と、定置されたピンチロ
ーラ46、47とが配設されている。
【0026】次に、上記した構成を有する鋼帯先端通板
設備Aによる鋼帯先端通板方法について説明する。ま
ず、第1ぺイオフリール11から巻き戻された鋼帯22
をクランプ装置24でクランプした後、先端搬送台車2
5をダブルカットシャー16の上部切断機構17の出側
まで移動する。その後、クランプ装置24を作動して鋼
帯22の先端のクランプを一旦解除した後、ダブルカッ
トシャー16の上部切断機構17によって鋼帯22の先
端を切断すると共に、クロップ装置18の上部排除機構
19によって切断された先端を外部に排除する。次に、
鋼帯22の新しい先端を再びクランプ装置24によって
クランプし、先端搬送台車25を移動して鋼帯22の新
しい先端をウエルダー13まで通板する。
【0027】その後、第1ぺイオフリール11から巻き
戻される鋼帯22の量が少なくなった場合は、第2ぺイ
オフリール12から鋼帯30を巻き戻し、この巻き戻さ
れた鋼帯30をクランプ装置32でクランプした後、先
端搬送台車33をダブルカットシャー16の下部切断機
構26の出側まで移動する。その後、クランプ装置32
を作動して鋼帯30の先端のクランプを一旦解除した
後、ダブルカットシャー16の下部切断機構26によっ
て鋼帯30の先端を切断し、その後、クロップ装置18
の下部排除機構27によって切断された先端を外部に排
除する。次に、鋼帯30の新しい先端を再びクランプ装
置32によってクランプし、先端搬送台車33を移動し
て鋼帯30の新しい先端をウエルダー13まで通板し、
この先端を先に通板されている鋼帯22の後端に溶接に
よって連結する。
【0028】このように、本実施の形態に係る鋼帯先端
通板設備A及びこの鋼帯先端通板設備Aによる鋼帯先端
通板方法では、鋼帯22、30の先端をクランプ装置2
4、32によってクランプさせて先端搬送台車25、3
3によってウエルダー13まで通板させることにより、
鋼帯22、30が通板ガイドやピンチロール・レベラー
ロールに突っかかるのを確実に防止することができ、生
産性の向上を図ることができると共に、鋼帯先端通板設
備Aも簡素な構造とすることができ、設備費も低減でき
る。
【0029】(第2の実施の形態)本実施の形態は、第
1の実施の形態と異なり、図5に示すように、単一のぺ
イオフリール50からウエルダー51に鋼帯52の先端
を通板する場合の鋼帯先端通板設備A1及びこの鋼帯先
端通板設備A1を用いた鋼帯先端通板方法に関する。
【0030】本実施の形態においても、まず、ぺイオフ
リール50から巻き戻された鋼帯52をクランプ装置5
3でクランプした後、先端搬送台車54をレール55に
沿って鋼帯切断装置の一例であるダブルカットシャー5
6の切断機構57の出側まで移動する。その後、クラン
プ装置53を作動して鋼帯52の先端のクランプを一旦
解除した後、ダブルカットシャー56の切断機構57に
よって鋼帯52の先端を切断し、その後、切断鋼帯処理
装置の一例であるクロップ装置58によって切断された
先端を外部に排除する。次に、鋼帯52の新しい先端を
再びクランプ装置53によってクランプし、先端搬送台
車54を移動して鋼帯52の新しい先端をウエルダー5
1まで通板する。
【0031】このように、本実施の形態に係る鋼帯先端
通板設備A1及びこの鋼帯先端通板設備A1による鋼帯
先端通板方法においても、鋼帯52の先端をクランプ装
置53によってクランプさせて先端搬送台車54によっ
てウエルダー51まで通板させることにより、鋼帯52
が通板ガイドやロールに突っかかるのを確実に防止する
ことができ、生産性の向上を図ることができると共に、
鋼帯先端通板設備A1も簡素な構造とすることができ、
設備費も低減できる。
【0032】(第3の実施の形態)本実施の形態は、第
1の実施の形態と同様に2リール式であるが、第1の実
施の形態と異なり、図6に示すように、回転板60の1
80°対向する周縁部にそれぞれ第1及び第2のぺイオ
フリール61、62を回転自在に取付けたカローゼルリ
ール式の鋼帯巻き戻し装置を用いて、鋼帯63、64の
先端をウエルダー59に通板する場合の鋼帯先端通板設
備A2及びこの鋼帯先端通板設備A2を用いた鋼帯先端
通板方法に関する。
【0033】本実施の形態においても、まず、第1のぺ
イオフリール61から巻き戻された鋼帯63をクランプ
装置65でクランプした後、先端搬送台車66をレール
67に沿って鋼帯切断装置の一例であるダブルカットシ
ャー68の切断機構69の出側まで移動する。その後、
クランプ装置65を作動して鋼帯63の先端のクランプ
を一旦解除した後、ダブルカットシャー68の切断機構
69によって鋼帯63の先端を切断し、その後、切断鋼
帯処理装置の一例であるクロップ装置70によって切断
された先端を外部に排除する。次に、鋼帯63の新しい
先端を再びクランプ装置65によってクランプし、先端
搬送台車66を移動して鋼帯63の新しい先端をウエル
ダー59まで通板する。
【0034】その後、第1のぺイオフリール61におけ
る鋼帯63のリール量が残り少なくなった時点で回転板
60を回転し、第2のぺイオフリール62を第1のぺイ
オフリール61があった位置に移動すると共に、第2の
ぺイオフリール62から巻き戻された鋼帯64をクラン
プ装置65でクランプした後、先端搬送台車66をレー
ル67に沿ってダブルカットシャー68の切断機構69
の出側まで移動する。その後、クランプ装置65を作動
して鋼帯64の先端のクランプを一旦解除した後、ダブ
ルカットシャー68の切断機構69によって鋼帯64の
先端を切断した後、クロップ装置70によって切断され
た先端を外部に排除する。次に、鋼帯64の新しい先端
を再びクランプ装置65によってクランプし、先端搬送
台車66を移動して鋼帯64の新しい先端をウエルダー
59まで通板し、先に通板されている鋼帯63の後端に
溶接によって連結する。
【0035】このように、本実施の形態に係る鋼帯先端
通板設備A2及びこの鋼帯先端通板設備A2による鋼帯
先端通板方法においても、鋼帯63、64の先端をクラ
ンプ装置65によってクランプさせて先端搬送台車66
によってウエルダー59まで通板させることにより、鋼
帯63、64が通板ガイドやロールに突っかかるのを確
実に防止することができ、生産性の向上を図ることがで
きると共に、鋼帯先端通板設備A2も簡素な構造とする
ことができ、設備費も低減できる。
【0036】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施
の形態や変容例も含むものである。
【0037】
【発明の効果】請求項1及び2記載の鋼帯先端通板設備
においては、ペイオフリールからウエルダーまで鋼帯の
先端を通板する鋼帯先端通板設備において、ぺイオフリ
ールとウエルダーとの間に先端搬送台車が往復動自在に
配設され、先端搬送台車に、鋼帯の先端を着脱自在にク
ランプ可能なクランプ装置が取付けられている。従っ
て、鋼帯の先端をクランプ装置によってクランプさせて
先端搬送台車によってウエルダーまで通板させることに
より、ピンチロールやレベラーロール等が不要となり、
鋼帯が通板ガイドやロールに突っかかるのを確実に防止
することができ、生産性の向上を図ることができると共
に、鋼帯先端通板設備も簡素な構造とすることができ、
設備費も低減できる。
【0038】特に、請求項2記載の鋼帯先端通板設備に
おいては、クランプ装置が、基端が先端搬送台車の後部
に上下方向に傾動自在に取付けられると共に、その先端
に前記鋼帯を着脱自在にクランプ可能なクランプ爪が設
けられている一対のクランプアームからなり、少なくと
も一方の前記クランプアームのクランプ爪には鋼帯を吸
着可能な磁石が取付けられている。従って、クランプ装
置によってぺイオフリールから巻き戻された鋼帯の先端
を容易に吸着して、クランプ動作を容易かつ確実に行う
ことができ、その後の鋼帯の先端のぺイオフリールから
ウエルダーへの通板作業をさらに容易に行うことができ
る。
【0039】請求項3記載の鋼帯先端通板方法において
は、中間に鋼帯切断装置と切断鋼帯処理装置とを介設し
たぺイオフリールとウエルダーとの間に、鋼帯の先端を
着脱自在にクランプ可能な先端搬送台車を往復動自在に
配設し、ぺイオフリールから巻き戻された鋼帯をクラン
プした後、先端搬送台車を鋼帯切断装置の出側まで移動
し、鋼帯の先端のクランプを一旦解除した後、鋼帯の先
端を切断すると共に外部に排除し、鋼帯の新しい先端を
再びクランプし、先端搬送台車を移動して鋼帯の新しい
先端をウエルダーまで通板するようにしている。従っ
て、ピンチロールやレベラーロール等が不要となり、鋼
帯が通板ガイドやロールに突っかかるのを確実に防止す
ることができ、生産性の向上を図ることができると共
に、鋼帯先端通板設備も簡素な構造とすることができ、
設備費も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る鋼帯先端通板
設備の全体構成説明図である。
【図2】クランプ装置の開状態における全体斜視図であ
る。
【図3】クランプ装置のクランプ状態における全体斜視
図である。
【図4】クランプ装置の要部拡大斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る鋼帯先端通板
設備の全体構成説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る鋼帯先端通板
設備の全体構成説明図である。
【図7】従来の鋼帯先端通板設備の全体構成説明図であ
る。
【符号の説明】
A 鋼帯先端通板設備 A1 鋼帯先端
通板設備 A2 鋼帯先端通板設備 10 床面 11 第1ぺイオフリール 12 第2ぺイ
オフリール 13 ウエルダー 14 上段の通
板設備 15 下段の通板設備 16 ダブルカットシャー(鋼帯切断装置) 17 上部切断機構 18 クロップ装置(切断鋼帯処理装置) 19 上部排除機構 20 デフレク
ターローラ 21 ガイドテーブル 22 鋼帯 23 レール 24 クランプ
装置 25 先端搬送台車 26 下部切断
機構 27 下部排除機構 28 支持ロー
ラ 29 ガイドテーブル 30 鋼帯 31 レール 32 クランプ
装置 33 先端搬送台車 34 クランプ
アーム 35 クランプ爪 36 モータ 37 出力軸 38 第1直線
部材 39 第2直線部材 40 第3直線
部材 41 両端作動式シリンダ 42 ピンチロ
ール 43 デフレクタローラ 44 ピンチロ
ーラ 45 ピンチローラ 46 ピンチロ
ーラ 47 ピンチローラ 50 ぺイオフ
リール 51 ウエルダー 52 鋼帯 53 クランプ装置 54 先端搬送
台車 55 レール 56 ダブルカットシャー(鋼帯切断装置) 57 切断機構 58 クロップ装置(切断鋼帯処理装置) 59 ウエルダー 60 回転板 61 第1のぺイオフリール 62 第2のぺ
イオフリール 63 鋼帯 64 鋼帯 65 クランプ装置 66 先端搬送
台車 67 レール 68 ダブルカットシャー(鋼帯切断装置) 69 切断機構 70 クロップ装置(切断鋼帯処理装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペイオフリールからウエルダーまで鋼帯
    の先端を通板する鋼帯先端通板設備において、 前記ぺイオフリールと前記ウエルダーとの間に先端搬送
    台車が往復動自在に配設され、前記先端搬送台車に、前
    記鋼帯の先端を着脱自在にクランプ可能なクランプ装置
    が取付けられていることを特徴とする鋼帯先端通板設
    備。
  2. 【請求項2】 前記クランプ装置は、基端が前記先端搬
    送台車の後部に上下方向に傾動自在に取付けられると共
    に、その先端に前記鋼帯を着脱自在にクランプ可能なク
    ランプ爪が設けられている一対のクランプアームからな
    り、しかも、少なくとも一方の前記クランプアームのク
    ランプ爪には鋼帯を吸着可能な磁石が取付けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の鋼帯先端通板設備。
  3. 【請求項3】 中間に鋼帯切断装置と切断鋼帯処理装置
    とを介設したぺイオフリールとウエルダーとの間に、鋼
    帯の先端を着脱自在にクランプ可能なクランプ装置を具
    備する先端搬送台車を往復動自在に配設し、ぺイオフリ
    ールから巻き戻された前記鋼帯を前記クランプ装置でク
    ランプした後、前記先端搬送台車を前記鋼帯切断装置の
    出側まで移動し、前記クランプ装置を作動して前記鋼帯
    の先端のクランプを一旦解除した後、前記鋼帯切断装置
    によって前記鋼帯の先端を切断した後、前記切断鋼帯処
    理装置によって外部に排除し、前記鋼帯の新しい先端を
    再び前記クランプ装置によってクランプし、前記先端搬
    送台車を移動して前記鋼帯の新しい先端を前記ウエルダ
    ーまで通板することを特徴とする鋼帯先端通板方法。
JP16519196A 1996-06-04 1996-06-04 鋼帯先端通板設備及び鋼帯先端通板方法 Withdrawn JPH09323121A (ja)

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