JP2824965B2 - フィルム剥離装置 - Google Patents

フィルム剥離装置

Info

Publication number
JP2824965B2
JP2824965B2 JP17121897A JP17121897A JP2824965B2 JP 2824965 B2 JP2824965 B2 JP 2824965B2 JP 17121897 A JP17121897 A JP 17121897A JP 17121897 A JP17121897 A JP 17121897A JP 2824965 B2 JP2824965 B2 JP 2824965B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
guide
film
width direction
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17121897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1081444A (ja
Inventor
晃 北島
泰山 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP17121897A priority Critical patent/JP2824965B2/ja
Publication of JPH1081444A publication Critical patent/JPH1081444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2824965B2 publication Critical patent/JP2824965B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に貼着された
フィルムを剥離するフィルム剥離装置、更に詳しくは、
基板に貼着されたフィルムの前端部(一端部)を基板か
ら部分的に分離せしめ、次いで前端部が部分的に分離さ
れたフィルムを基板から完全に分離するフィルム剥離装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板の製造においては、当
業者には周知の如く、ガラス繊維強化エポキシ樹脂等か
ら形成されたコア板の両面に銅箔を貼着せしめて銅張積
層板を形成し、かかる銅張積層板の両面にフォトレジス
ト層及び保護フィルムを積層せしめたプリント回路基板
素材を使用している。そして、かかるプリント回路基板
素材の両面に所要回路を照射してフォトレジスト層を露
光し、しかる後に両表面に存在する保護フィルムを剥離
している。
【0003】特開昭62−83974号公報(米国特許
第4724032号明細書及び図面)には、プリント回
路基板素材の如き基板から、その少なくとも片表面、通
常は両表面から保護フィルムの如きフィルム(本明細書
にて使用する語句「フィルム」は比較的薄い帯状部材の
みならず比較的厚い所謂シートと称される帯状部材をも
含む)を剥離するのに好都合に適用することができるフ
ィルム剥離装置が開示されている。
【0004】このフィルム剥離装置は、基板搬送手段、
端部分離手段及び剥離手段を具備している。基板搬送手
段は、少なくとも片面にフィルムが貼着された基板を実
質上水平な状態で、その前端部が端部分離位置に位置せ
しめられるまで所定方向に搬送せしめて一旦停止せし
め、そして更に上記所定方向に搬送する。かかる基板搬
送手段は、端部分離位置の上流側に配設された回転搬送
部材及び端部分離位置の下流側に配設された回転搬送部
材を含んでいる。端部分離手段は、基板の幅方向に往復
移動することにより、上記端部分離位置に位置せしめら
れている基板の前端部に作用してフィルムの前端部を基
板から部分的に分離せしめる。剥離手段は、前端部が基
板から部分的に分離されたフィルムを基板から完全に分
離せしめる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記フィルム
剥離装置は、基板の厚さが特定範囲にある場合には良好
に機能するが、基板の厚さが比較的大幅に変化すると所
要通りに機能し得なくなる傾向がある。更に詳述する
と、端部分離手段が基板の幅方向に往復移動することを
許容するために、端部分離位置の上流側に配設された回
転搬送部材と端部分離位置の下流側に配設された回転搬
送部材との間には、搬送方向に比較的長い間隔が存在せ
しめられている。このことに起因して、基板が比較的薄
くその剛性が比較的小さい場合には、基板が端部分離位
置の上流側の回転搬送部材から下流側の回転搬送部材に
搬送されるに際して、基板の前端部が下流側の回転搬送
部材の上流側で過剰に下方に垂れ下がり、搬送されない
おそれがある。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、基板の剛性が比較的小さい場合であ
っても、端部分離位置の上流側の回転搬送部材から下流
側の回転搬送部材に基板が所望のとおり充分円滑且つ確
実に搬送せしめられる、改良されたフィルム剥離装置を
提供することである。
【0007】
【課題を達成するための手段】本発明によれば、少なく
とも片面にはフィルムが貼着されている基板を実質上水
平な状態で、該基板の前端部が端部分離位置に位置せし
められるまで所定方向に搬送せしめて一旦停止せしめ、
そして更に該基板を該所定方向に搬送するための基板搬
送手段と、該基板の幅方向に移動せしめられて該端部分
離位置に停止せしめられている該基板の該前端部に作用
して該フィルムの前端部を該基板から部分的に分離せし
めるための端部分離手段と、該前端部が該基板から部分
的に分離された該フィルムを該基板から完全に分離せし
める剥離手段とを具備し、該基板搬送手段は該端部分離
位置の上流側に配設された回転搬送部材及び該端部分離
位置の下流側に配設された回転搬送部材を含む、フィル
ム剥離装置において、該基板搬送手段は、更に、該端部
分離手段が該基板の幅方向に移動せしめられるときに
は、該端部分離手段の移動を妨げない後退位置に位置せ
しめられ、該基板が該端部分離位置から該所定方向に搬
送されるときには該基板の下面を案内する案内位置に位
置せしめられる案内手段を含む、ことを特徴とするフィ
ルム剥離装置、が提供される。
【0008】本発明のフィルム剥離装置においては、基
板が端部分離位置から所定方向に搬送されるときには、
案内手段が基板の下面を案内する案内位置に位置せしめ
られるので、基板の剛性が比較的小さい場合であって
も、基板の前端部が過剰に垂れ下がることなく、端部分
離位置の上流側の回転搬送部材から下流側の回転搬送部
材に所望のとおり充分円滑且つ確実に搬送せしめられ
る。その結果、基板の損失が回避され、稼働効率が向上
せしめられる。
【0009】該案内手段は回転自在な案内ローラから構
成されていることが好適である。この発明においては、
案内ローラが案内位置に位置付けられると、案内ローラ
は、端部分離位置の上流側の回転搬送部材と下流側の回
転搬送部材との間における回転搬送部材として機能せし
められるので、比較的簡単な構成でしたがって比較的低
コストで上記作用効果を充分確実に達成することができ
る。また該案内ローラは、一端を中心に該後退位置と該
案内位置との間を旋回自在な支持アームの他端に回転自
在に装着されていることが好ましい。この発明において
は、比較的簡単な構成を有ししたがって比較的低コスト
である案内手段が得られ、更には、端部分離手段が基板
の幅方向に往復移動することを許容するための上記間隔
を充分に確保することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
フィルム剥離装置の実施形態を図示している添付図面を
参照して更に詳細に説明する。
【0011】図1を参照して説明すると、本発明に従っ
て構成された図示のフィルム剥離装置は、基板搬送手段
2、端部分離手段4及び剥離手段6を具備している。基
板搬送手段2は、図1において左から右に実質上水平に
延在する搬送径路の下側を規定する複数個の搬送ローラ
10、12、14、16、18、20、22、24及び
26を含んでいる。搬送径路の下側には補助ローラ28
も配設されている(この補助ローラ28については後に
更に言及する)。
【0012】基板搬送手段2は、更に、搬送径路の上側
に配設された搬送ローラ30及び32、補助ローラ3
4、補助案内ローラ36及び補助ローラ38を含んでい
る(補助案内ローラ36及び補助ローラ38については
後に更に言及する)。搬送径路の上側に配設されている
ローラ30、32、34、36及び38は所定範囲に渡
って上下方向に移動自在に装着されており、それ自体の
自重によって或いは適宜の押圧手段による偏倚作用によ
って夫々の下方に位置する搬送ローラ16及び18、後
述するベルト機構、補助ローラ28並びに搬送ローラ2
0に向けて偏倚せしめられている。従って、搬送すべき
基板40が存在しない時には、搬送径路の上側に配設さ
れているローラ30、32、34、36及び38は、搬
送径路の下側に配設されているローラ乃至ベルト機構に
接触せしめられているが、基板40に作用してこれを搬
送する際には、基板40によってその厚さ分だけ上昇せ
しめられて基板40の上面に押圧せしめられる。基板搬
送手段2を構成する種々のローラは、電動モータでよい
回転駆動源(図示していない)によって矢印42で示す
方向に回転駆動せしめられる。なお回転駆動されるされ
ないにかかわらず、基板の搬送経路を規定する上記ロー
ラの各々は回転搬送部材を構成する。搬送ローラ対16
及び30と搬送ローラ対18及び32との間には端部分
離位置が規定されており、かかる端部分離位置に関連せ
しめて停止手段44が配設されている。
【0013】この停止手段44は、実線で示す非作用位
置と2点鎖線で示す作用位置との間を昇降自在に装着さ
れており、空気圧シリンダ機構の如き適宜の手段(図示
していない)によって、上記非作用位置と上記作用位置
とに選択的に位置付けられる。非作用位置に位置付けら
れている時には、停止手段44は搬送径路から下方に後
退せしめられており、基板40の搬送に干渉することは
ない。しかしながら、作用位置に位置付けられると、停
止手段44の先端部は下方から搬送径路を通って上方に
突出し、基板40の矢印42で示す方向への前進を阻止
する。
【0014】図示の実施形態における基板搬送手段2
は、更に、上記端部分離位置に関連して配設された案内
手段46を含んでいる。この案内手段46は、実線で示
す後退位置と2点鎖線で示す案内位置との間を支持軸4
8を中心として旋回自在に装着された支持アーム50を
有する。この支持アーム50の先端部には実質上水平に
延びる軸51が装着されており、かかる軸51には、基
板40の幅方向に間隔をおいて複数個の案内ローラ52
が回転自在に装着されている。支持アーム50は、空気
圧シリンダ機構の如き適宜の手段によって上記後退位置
と案内位置とに選択的に位置せしめられる。後に詳述す
る如く端部分離位置においては、基板40の幅方向(即
ち図1において紙面に垂直な方向)に端部分離手段4が
移動せしめられるが、支持アーム50及び案内ローラ5
2が実線で示す後退位置に位置付けられている時には、
端部分離手段4は支持アーム50及び案内ローラ52に
阻害されることなく基板40の幅方向に往復動すること
ができる。一方、支持アーム50及び案内ローラ52が
2点鎖線で示す案内位置に位置せしめられると、案内ロ
ーラ52は基板40の搬送径路の下側に位置してそこを
通って搬送される基板40の下面を案内する。
【0015】端部分離手段4が基板40の幅方向に往復
動することを許容するために、搬送ローラ対16及び3
0と搬送ローラ対18及び32との間には、搬送方向に
比較的長い間隔が存在せしめられているが、上記案内ロ
ーラ52が案内位置に位置せしめられることによって、
搬送ローラ対16及び30から搬送ローラ対18及び3
2まで円滑に基板40が搬送される。案内手段46が配
設されていない場合には、特に基板40の剛性が比較的
小さい時に、搬送ローラ対16及び30と搬送ローラ対
18及び32との間において基板40の前端部が下方に
過剰に垂れ下がり、搬送ローラ対18及び32にニップ
されなくなってしまうおそれが少なくない。
【0016】図示の実施形態においては、更に、搬送ロ
ーラ対16及び30の直ぐ下流側にクランプ手段54が
配設されている。かかるクランプ手段54は上側クラン
プ部材56と下側クランプ部材58とを含んでいる。上
側クランプ部材56及び下側クランプ部材58の各々に
は空気圧シリンダ機構でよい加圧手段(図示していな
い)が付設されており、夫々基板40から上方及び下方
に離隔する非クランプ位置(2点鎖線で示す位置)と基
板40の上面及び下面に所定圧力で押圧せしめられるク
ランプ位置(実線で示す位置)とに選択的に位置せしめ
られる。
【0017】上述した基板搬送手段2を備えた図示のフ
ィルム剥離装置においては、両面に保護フィルム59が
貼着されたプリント回路基板でよい基板40が適宜の供
給手段(図示していない)によって基板搬送手段2の上
流部に供給され、搬送ローラ10、12及び14並びに
搬送ローラ対16及び30の作用によって矢印42で示
す方向に搬送される。基板40の前端が2点鎖線で示す
作用位置にある停止手段44の先端部に当接せしめられ
ると、基板40のそれ以上の前進が確実に阻止され、そ
して基板搬送手段2の駆動が停止せしめられる。次い
で、停止手段44が実線で示す非作用位置に後退せしめ
られと共に、クランプ手段54の上側クランプ部材56
及び下側クランプ部材58がクランプ位置にせしめられ
て、基板40が停止位置に確実に保持せしめられる。そ
して後述する通りの端部分離手段4の作用によって、基
板40の両面に貼着されている保護フィルム59の前端
部が基板40から部分的に分離される。端部分離手段4
の作用が終了して端部分離手段4が基板40からその幅
方向外側に離隔せしめられると、クランプ手段54の上
側クランプ部材56及び下側クランプ部材58が非クラ
ンプ位置に戻されて基板40の保持が解除され、案内手
段46が実線で示す後退位置から2点鎖線で示す案内位
置に移動せしめられる。そして基板搬送手段2の駆動が
再開されて基板40は再び矢印42で示す方向に搬送さ
れ始める。そして、基板40が矢印42で示す方向に搬
送されている間に、後述する剥離手段6の作用によって
基板40の両面から保護フィルム59が完全に分離され
る。
【0018】図1と共に図2乃至図4を参照して端部分
離手段4について説明すると、端部分離手段4は主支持
枠体60を含んでいる。装置全体の静止基枠(図示して
いない)には、端部分離位置の上方を基板40の幅方向
に実質上水平に延在する2本の支持レール62及び64
が固定されている。支持レール62及び64の各々は、
断面形状が円形である丸棒から形成されている。他方、
主支持枠体60の上部には被案内ブロック65が固定さ
れている。この被案内ブロック65には水平方向に延在
する2個の貫通孔が形成されており、かかる孔に上記支
持レール62及び64を挿通せしめることによって、支
持レール62及び64に沿って滑動自在に主支持枠体6
0が装着されている。支持レール62及び64に隣接せ
しめて上記静止基枠には、実質上水平に延在する空気圧
シリンダ機構70が装着されている。このシリンダ機構
70の出力端は主支持枠体60の被案内ブロック72に
連結されている。かくして、シリンダ機構70の作用に
よって、端部分離手段4の主支持枠体60は、図2に2
点鎖線60Aで示す移動開始位置と、図2に2点鎖線B
で示す折り返し位置との間を往復動せしめられる。
【0019】図1乃至図4を参照して説明を続けると、
主支持枠体60の下方にはローラ支持ブロック74が固
定されている。更に、主支持枠体60には基板40の幅
方向に間隔をおいて実質上鉛直に延びる支持柱76が固
定されており、この支持柱76に副支持枠体78が上下
方向、従って基板40の厚さ方向に移動自在に装着され
ている。略直方体形状のブロックから構成することがで
きる副支持枠体78には、幅方向に所定間隔をおいて6
本の短軸80、82、84、86、88及び90が固定
されており、かかる短軸には夫々、片側(上側)圧接ロ
ーラ92、94、96及び98並びに片側(上側)案内
ローラ100及び102が装着されている。
【0020】図4を参照することによって明確に理解さ
れる如く、幅方向中央に位置する2本の短軸80及び8
2並びに幅方向両外側に位置する2本の短軸88及び9
0は、基板40の搬送方向(図4において上下方向)に
実質上平行に延びているが、残りの2本の短軸84及び
86は、基板40の搬送方向上流側に向かって幅方向内
側に2乃至10度程度でよい若干の角度αだけ傾斜せし
められている。従って、2個の圧接ローラ96及び98
は基板40に対して若干の角度αだけ傾斜せしめられて
いる。また、図3を参照することによって明確に理解さ
れる如く、2本の短軸88及び90は、他の短軸80、
82、84及び86に対して幾分上方に変位せしめられ
ており、従って2個の案内ローラ100及び102は、
4個の圧接ローラ92、94、96及び98に対して幾
分上方に変位せしめられている。
【0021】主支持枠体60の下方に固定されたローラ
支持ブロック74にも、幅方向に所定間隔をおいて6本
の短軸104、106、108、110、112及び1
14が固定されており、かかる短軸には夫々、他側(下
側)圧接ローラ116、118、120及び122並び
に他側(下側)案内ローラ124及び126が装着され
ている。
【0022】図4を参照することによって明確に理解さ
れる如く、幅方向中央に位置する2本の短軸104及び
106並びに幅方向両外側に位置する2本の短軸112
及び114は、基板40の搬送方向(図4において上下
方向)に実質上平行に延びているが、残りの2本の短軸
108及び110は、基板40の搬送方向上流側に向か
って幅方向内側に2乃至5度程度でよい若干の角度αだ
け傾斜せしめられている。従って、2個の圧接ローラ1
20及び122も基板40に対して若干の角度αだけ傾
斜せしめられている。また、図3を参照することによっ
て明確に理解される如く、2本の短軸112及び114
は、他の短軸104、106、108及び110に対し
て幾分下方に変位せしめられており、従って2個の案内
ローラ124及び126は、4個の圧接ローラ116、
118、120及び122に対して幾分下方に変位せし
められている。
【0023】主支持枠体60には副支持枠体78の上方
に位置する支持板127も固定されており、この支持板
127の下面には空気圧シリンダ機構128が装着され
ている。空気圧シリンダ機構128の出力ロッド130
は下方に突出せしめられていて、副支持枠体78の上面
に当接せしめられている。副支持枠体78はそれ自身の
重量と共に空気圧シリンダ機構128から加えられる押
圧力によって下方に変位せしめられる。従って、副支持
枠体78に装着された片側圧接ローラ92、94、96
及び98並びに片側案内ローラ100及び102と主支
持枠体60のローラ支持ブロック74に装着された他側
圧接ローラ116、118、120及び122並びに他
側案内ローラ124及び126との間に基板40が存在
しない状態においては、片側圧接ローラ92、94、9
6及び98が他側圧接ローラ116、118、120及
び122に圧接せしめられる。シリンダ機構128から
副支持枠体78に加えられる押圧力は5乃至10kg程
度でよい。
【0024】片側圧接ローラ92、94、96及び98
が他側圧接ローラ116、118、120及び122に
圧接せしめられている状態において、片側案内ローラ1
00及び102と他側案内ローラ124及び126との
間には若干の間隙tが存在する。この間隙tは1乃至5
mm程度でよい。圧接ローラ92、94、96、98、
116、118、120及び122並びに案内ローラ1
00、102、124及び126は、鋼の如き適宜の金
属或いは比較的高硬度で耐摩耗性に優れたナイロンの如
き適宜の合成樹脂又は合成ゴムから形成するこができ
る。圧接ローラ92、94、96、98、116、11
8、120及び122の表面は、所謂ナーリング加工
(溝刻設加工)等を施すことによって摩擦係数が増大せ
しめられているのが好都合である。
【0025】上記端部分離手段4の作用は次の通りであ
る。上述した通りにして基板40の前端部が端部分離位
置に位置せしめられ、クランプ手段54が基板40をか
かる位置に保持した時点においては、端部分離手段4の
主支持枠体60は、図2に2点鎖線60Aで示す移動開
始位置に位置せしめられている。かかる状態においては
主支持枠体60及びこれに装着された副支持枠体78
は、基板40から幅方向片側に離隔せしめられている。
端部分離手段4の作用は、幅方向移動手段を構成するシ
リンダ機構70の作動によって、主支持枠体60(及び
これに装着された副支持枠体78)を上記移動開始位置
60Aから図2に2点鎖線60Bで示す折り返し位置ま
で幅方向に往動せしめ、そして更に折り返し位置60B
から移動開始位置60Aまで復動せしめることによって
遂行される。上記折り返し位置60Bにおいては、主支
持枠体60及びこれに装着された副支持枠体78は基板
40から幅方向他側に離隔して位置する。
【0026】主支持枠体60及びこれに装着された副支
持枠体78が上述した通りに往復動せしめられる間に
は、片側(上側)圧接ローラ92、94、96及び98
と他側(下側)圧接ローラ116、118、120及び
122との間に基板40が挟み込まれ、基板40の上面
に貼着されている保護フィルム59の前端部(一端部)
に片側圧接ローラ92、94、96及び98が擦り作用
を加えると共に、基板40の下面に貼着されている保護
フィルム59の前端部に他側圧接ローラ116、11
8、120及び122が擦り作用を加え、かくして保護
フィルム59の前端部が基板40から分離せしめられ
る。所望ならば、端部分離手段4を幅方向に移動せしめ
ることに代えて、基板40を幅方向に移動せしてもよ
い。
【0027】而して、本発明に従って構成されたフィル
ム剥離装置においては、端部分離手段4には片側案内ロ
ーラ100及び102並びに他側案内ローラ124及び
126も配設されており、片側圧接ローラ92、94、
96及び98が他側圧接ローラ116、118、120
及び122に接触せしめられた状態において、片側案内
ローラ100及び102と他側案内ローラ124及び1
26との間には若干の間隙が存在せしめられている。そ
れ故に、基板40が比較的薄い場合でも比較的厚い場合
でも、基板40を損傷せしめることなく充分円滑に基板
40が片側圧接ローラ92、94、96及び98と他側
圧接ローラ116、118、120及び122との間に
挟み込まれる。
【0028】更に詳述すると、基板40が比較的薄くて
その剛性が比較的小さい場合、案内ローラ100、10
2、124及び126が存在しない時には、基板40が
片側圧接ローラ92、94、96及び98と他側圧接ロ
ーラ116、118、120及び122との間に円滑に
挟み込まれず、基板40が幅方向に湾曲され或いは基板
40の側縁部が損傷せしめられるおそれが少なくない。
しかしながら、本発明に従って案内ローラ100、10
2、124及び126が配設されている場合には、基板
40は、最初に案内ローラ対100及び124或いは1
02及び126間に存在する若干の間隙に進入し、次い
で案内ローラ対100及び124或いは102及び12
6の案内作用によって、圧接ローラ対96及び120或
いは98及び122間に導かれ、そして案内ローラ対1
00及び124或いは102及び126による支持によ
って、その見かけ上の剛性が増大せしめられ、かくして
充分円滑に圧接ローラ対96及び120或いは98及び
122間に導入せしめられる。
【0029】また、基板40が比較的厚い場合にも、案
内ローラ100、102、124及び126が存在しな
い時には、基板40が片側圧接ローラ92、94、96
及び98と他側圧接ローラ116、118、120及び
122との間に円滑に挟み込まれず、基板40の側縁部
が損傷せしめられるおそれが少なくない。しかしなが
ら、本発明に従って案内ローラ100、102、124
及び126が配設されている場合には、基板40は最初
に案内ローラ対100及び124或いは102及び12
6間に進入し、かくすると基板40の厚さが案内ローラ
対100及び124或いは102及び126間の初期間
隙tよりも大きい故に、副支持枠体78が主支持枠体6
0に対して幾分上昇せしめられ、従って圧接ローラ対9
6及び120或いは98及び122が相互に若干離隔せ
しめられる。しかる後に、案内ローラ対100及び12
4或いは102及び126の案内作用によって圧接ロー
ラ対96及び120或いは98及び122間に導かれ、
若干離隔せしめられている圧接ローラ対96及び120
或いは98及び122間に充分円滑に進入せしめられ
る。
【0030】図1を参照して説明を続けると、図示の実
施形態における剥離手段6は、フィルム剥離搬送手段1
32及び気体噴射手段134を具備している。そして、
フィルム剥離搬送手段132は、片側(上側)ベルト機
構136と他側(下側)ベルト機構138を含んでい
る。
【0031】図1と共に図5を参照して片側ベルト機構
136について説明すると、装置全体の静止基枠(図示
していない)には、基板40の搬送方向及び上下方向に
適宜の間隔をおいて実質上水平に延びる5本の回転軸1
40、142、144、146及び148が回転自在に
装着されている。回転軸140には幅方向に適宜の間隔
をおいて複数個の上流下部ベルト車150が固定され、
回転軸142には幅方向に間隔をおいて複数個の中央下
部ベルト車152が固定され、回転軸144には幅方向
に間隔をおいて複数個の下流下部ベルト車154が固定
され、回転軸146には幅方向に間隔をおいて複数個の
中間部ベルト車156が固定され、そして回転軸148
には幅方向に間隔をおいて複数個の上部ベルト車158
が固定されている。
【0032】中央下部ベルト車152の各々と中間部ベ
ルト車156の各々とには、無端内側ベルト160が巻
き掛けられている。また、上流下部ベルト車150の各
々、上部ベルト車158の各々、下流下部ベルト車15
4の各々及び中間部ベルト車156の各々には、無端外
側ベルト162が巻き掛けられている。図1から明確に
理解される通り、内側ベルト160と外側ベルト162
は協働して、基板40の上面の上方を先ず上方に延び、
次いで方向逆転して下方に延びる略U字形状のフィルム
搬送径路を規定する。かような片側ベルト機構136は
電動モータでよい駆動源(図示していない)に駆動連結
されており、矢印164で示す方向に回転駆動せしめら
れる。
【0033】図1及び図5を参照して説明を続けると、
上記回転軸142に近接してその幾分下流側には、実質
上水平に延びる支持軸166が配設されている。かかる
支持軸166は、その両端部を上下方向に延びる細長い
スロット168内に挿入せしめることによって、実線で
示す最下降位置と2点鎖線で示す最上昇位置との間を移
動自在に装着されている。そして、この支持軸166
に、上記補助案内ローラ36が幅方向に間隔をおいて複
数個回転自在に装着されている。上記補助ローラ28と
補助案内ローラ36との間に基板40が存在しない時に
は、補助案内ローラ36は実線で示す最下降位置に位置
し、補助ローラ28に接触せしめられている。補助ロー
ラ28と補助案内ローラ36との間に基板40が進入せ
しめられると、補助案内ローラ36(及びその支持軸1
66)は基板40の厚さ分だけ上昇せしめられる。
【0034】図1を参照して他側(下側)ベルト機構1
38について説明すると、静止基枠(図示していない)
には、基板40の搬送方向及び上下方向に適宜の間隔を
おいて、実質上水平に延びる4本の回転軸170、17
2、174及び176が回転自在に装着されている。回
転軸170には幅方向に間隔をおいて複数個の上流下部
ベルト車178が固定され、回転軸172には幅方向に
間隔をおいて複数個の上流上部ベルト車180が固定さ
れ、回転軸174には幅方向に間隔をおいて複数個の下
流下部ベルト車182が固定され、そして回転軸176
には幅方向に間隔をおいて複数個の下流上部ベルト車1
84が固定されている。
【0035】上流下部ベルト車178の各々と上流上部
ベルト車180の各々とには、無端上流側ベルト186
が巻き掛けられ、下流下部ベルト車182の各々と下流
上部ベルト車184の各々とには、無端下流側ベルト1
88が巻き掛けられている。上流側ベルト186と下流
側ベルト188とは協働して実質上鉛直に下方に延びる
フィルム搬送路を規定する。かような他側ベルト機構1
38も電動モータでよい駆動源(図示していない)に駆
動連結されており、矢印164で示す方向に回転駆動さ
れる。
【0036】図1を参照して説明を続けると、気体噴射
手段134は、片側(上側)気体噴射手段190と他側
(下側)気体噴射手段192を含んでいる。図1と共に
図6を参照して説明すると、片側気体噴射手段190は
幅方向に実質上水平に延在する中空円筒部材194を有
する。この円筒部材194の両端には閉鎖片196が固
定されており、かかる閉鎖片には直方体形状の被支持突
起198が形成されている。被支持突起198を上下方
向に延びる細長いスロット200内に挿入することによ
って、円筒部材194は実線で示す最下降位置と2点鎖
線で示す最上昇位置との間を上下方向に移動自在に、し
かしながら回転不能に支持されている。円筒部材194
の上流側面には、幅方向に間隔をおいて複数個の気体噴
射孔202が形成されている。円筒部材194は、可撓
性ホースの如き適宜の連通手段(図示していない)によ
って圧縮気体供給源(図示していない)に接続されてお
り、圧縮空気でよい圧縮気体が気体噴射孔202から噴
射せしめられる。
【0037】図示の実施形態においては、更に、上記円
筒部材194に、上述した補助ローラ38が幅方向に間
隔をおいて複数個回転自在に装着されている。かかる補
助ローラ38と搬送ローラ20との間に基板40が存在
しない時には、補助ローラ38は実線で示す最下降位置
に位置し、搬送ローラ20に接触せしめられている。補
助ローラ38と搬送ローラ20との間に基板40が進入
せしめられると、補助ローラ38及び円筒部材194
は、基板40の厚さ分だけ上昇せしめられる。かように
円筒部材194はその下側を通して搬送せしめられる基
板40の厚さに応じて上昇せしめられ、従って基板40
の厚さが変化しても基板40の表面に対する円筒部材1
94、更に詳しくはその気体噴射孔202の位置は実質
上変化することがなく、基板40の表面に対する気体噴
射孔202から噴射せしめられる気体の作用は実質上変
化することなく所望関係に維持され続ける。
【0038】図1と共に図5を参照して説明すると、他
側(下側)気体噴射手段192は、実質上水平に延びる
中空円筒部材204を有する。かかる円筒部材204の
両端は、適宜の閉鎖片によって閉じられていると共に所
要位置に固定されている。円筒部材204の上流側面に
は、幅方向に間隔をおいて複数個の気体噴射孔206が
形成されている。かかる円筒部材204も可撓性ホース
でよい連通手段(図示していない)によって圧縮気体供
給源(図示していない)に接続されており、圧縮空気で
よい圧縮気体が気体噴射孔206から噴射せしめられ
る。円筒部材204には、上記補助ローラ28が幅方向
に間隔をおいて複数個回転自在に装着されている。
【0039】上述した通りの剥離手段6の作用は次の通
りである。主として図1を参照して説明すると、上面及
び下面に貼着されている保護フィルム59の前端部が端
部分離手段4の作用によって部分的に分離された状態
で、基板40が搬送されてくると、基板40の上面側に
おいては、片端(上側)気体噴射手段190から、更に
詳しくは円筒部材194の気体噴射孔202から噴射さ
れた圧縮気体流が、基板40とそこから部分的に分離さ
れた保護フィルム59の前端部との間に吹き付けられ、
これによって保護フィルム59の分離が促進され、そし
てまた分離された保護フィルム59の前端部が上方に偏
向せしめられる。
【0040】上方に偏向せしめられた保護フィルム59
は、矢印42で示す方向に回転せしめられている補助案
内ローラ36の周表面に接触せしめられ、かかる補助案
内ローラ36に案内されて片側(上側)ベルト機構13
6の内側ベルト160と外側ベルト162との間に導か
れる。しかる後においては、内側ベルト160及び外側
ベルト162の協働によって保護フィルム59が矢印1
64で示す方向に積極的に搬送され、基板40の搬送に
応じて保護フィルム59が基板40から漸次剥離され
る。内側ベルト160と外側ベルト162との協働によ
って基板40から完全に剥離された保護フィルム59
は、更に矢印164で示す方向に搬送され続け、片側ベ
ルト機構136の下方を基板40が通過した後に、図1
に矢印208で示す如く、基板40の搬送径路を通して
下方に搬送されて、他側(下側)ベルト機構138に導
かれる。そして更に他側ベルト機構138によって下方
に搬送されて、収集箱(図示していない)内に排出され
る。
【0041】基板40の上面に貼着されている保護フィ
ルム59の上述した通りの剥離作用に関しては、補助案
内ローラ36の存在が着目されるべきである。特に基板
40が比較的薄い時に、基板40の表面と片側ベルト機
構136における内側ベルト160の最下端部との間
に、幾分かの間隙が存在する。それ故に、補助案内ロー
ラ36が存在しない場合には、基板40から剥離された
保護フィルム59の前端部が、内側ベルト160と外側
ベルト162との間に所要通りに導入されることなく、
基板40と内側ベルト160の最下端部との間に進入し
てしまうおそれが少なくない。然るに、基板40の厚さ
に応じて昇降され常に基板40の上面に接触せしめられ
る補助案内ローラ36は、保護フィルム59の前端部が
内側ベルト160の最下端部の下方に進入するのを防止
し、保護フィルム59の前端部を内側ベルト160と外
側ベルト162との間に確実に案内する。
【0042】基板40の下面側においては、他側(下
側)気体噴射手段192から、更に詳しくは円筒部材2
04の気体噴射孔206から噴射された圧縮気体流が、
基板40とそこから部分的に分離された保護フィルム5
9の前端部との間に吹き付けられ、これによって保護フ
ィルム59の分離が促進され、そしてまた分離された保
護フィルム59の前端部が下方に偏向せしめられる。下
方に偏向せしめられた保護フィルム59は、他側(下
側)ベルト機構138の上流側ベルト186と下流側ベ
ルト188との間に導かれる。しかる後においては、上
流側ベルト186及び下流側ベルト188の協働によっ
て保護フィルム59が矢印164で示す方向に積極的に
搬送され、基板40の搬送に応じて保護フィルム59が
基板40から漸次剥離される。上流側ベルト186と下
流側ベルト188との協働によって基板40から完全に
剥離された保護フィルム59は、更に矢印164で示す
方向に搬送され続けて、他側ベルト機構138の下方に
配設されている収集箱(図示していない)内に排出され
る。
【0043】以上、本発明に従って構成されたフィルム
剥離装置の実施形態について添付図面を参照して詳細に
説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形
乃至修正が可能であることは多言を要しない。例えば、
図示の実施形態においては、基板40を実質上水平な状
態で搬送しているが、所望ならば、基板40を実質上鉛
直な状態にせしめて搬送し、かかる基板40の片面又は
両面に対して端部分離手段4及び剥離手段6を作用せし
めることもできる。
【0044】また、図示の実施形態においては、端部分
離手段4において上下方向に移動自在に装着されている
副支持枠体78に上側圧接ローラ92、94、96及び
98並びに上側案内ローラ100及び102を装着して
いるが、所望ならば図示の実施形態の場合とは逆に上下
方向に移動自在に装着されている副支持枠体78に下側
圧接ローラ116、118、120及び122並びに下
側案内ローラ124及び126を装着することもでき
る。
【0045】更に、図示の実施形態における端部分離手
段4においては、圧接ローラ92、94、96及び98
並びに116、118、120及び122の両側に夫々
1個の案内ローラ100及び102並びに124及び1
26を配設しているが、所望ならば夫々の両側に複数個
の案内ローラを配設し、そして幅方向外側から内側に向
けて案内ローラ対間の間隙が漸次小さくなるように構成
することもできる。また、片側ベルト機構136或いは
他側ベルト機構138によって搬送される保護フィルム
59が帯電されることによってその円滑な搬送が阻害さ
れることを回避するために、所望ならば、例えば片側ベ
ルト機構136の保護フィルム搬送径路の出口近傍或い
は他側ベルト機構138の保護フィルム搬送径路の出口
近傍等に、接地された除電ブラシの如き除電手段を配設
することもできる。また、片側ベルト機構136から他
側ベルト機構138に保護フィルム59が円滑に搬送さ
れるように、両者間に適宜の案内部材を配設することも
できる。
【0046】
【発明の効果】本発明のフィルム剥離装置によれば、基
板の剛性が比較的小さい場合であっても、端部分離位置
の上流側の回転搬送部材から下流側の回転搬送部材に基
板が所望のとおり充分円滑且つ確実に搬送せしめられ
る。その結果、基板の損失が回避され、稼働効率が向上
せしめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたフィルム剥離装置の
実施形態を示す簡略側面図。
【図2】図1のフィルム剥離装置における主として端部
分離手段を示す部分斜面図。
【図3】図1のフィルム剥離装置における端部分離手段
の一部を示す部分正面部。
【図4】図1のフィルム剥離装置における端部分離手段
の一部を示す部分断面図。
【図5】図1のフィルム剥離装置における剥離手段の一
部を示す部分斜面図。
【図6】図1のフィルム剥離装置における剥離手段の片
側気体噴射手段を示す部分斜面図。
【符号の説明】
2 基板搬送手段 4 端部分離手段 6 剥離手段 28 補助ローラ 36 補助案内ローラ 38 補助ローラ 40 基板 46 案内手段 48 支持アーム 50 案内ローラ 54 クランプ手段 59 保護フィルム 60 主支持枠体 70 シリンダ機構(幅方向移動手段) 78 副支持枠体 92、94、96、98 圧接ローラ 100、102 案内ローラ 116、118、120、122 圧接ローラ 124、126 案内ローラ 132 フィルム剥離搬送手段 134 気体噴射手段 136 片側ベルト機構 138 他側ベルト機構 150 上流下部ベルト車 152 中央下部ベルト車 154 下流下部ベルト車 156 中間部ベルト車 158 上部ベルト車 160 内側ベルト 162 外側ベルト 190 片側気体噴射手段 192 他側気体噴射手段 194 円筒部材 202 気体噴射孔 204 円筒部材 206 気体噴射孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面にはフィルムが貼着され
    ている基板を実質上水平な状態で、該基板の前端部が端
    部分離位置に位置せしめられるまで所定方向に搬送せし
    めて一旦停止せしめ、そして更に該基板を該所定方向に
    搬送するための基板搬送手段と、該基板の幅方向に移動
    せしめられて該端部分離位置に停止せしめられている該
    基板の該前端部に作用して該フィルムの前端部を該基板
    から部分的に分離せしめるための端部分離手段と、該前
    端部が該基板から部分的に分離された該フィルムを該基
    板から完全に分離せしめる剥離手段とを具備し、該基板
    搬送手段は該端部分離位置の上流側に配設された回転搬
    送部材及び該端部分離位置の下流側に配設された回転搬
    送部材を含む、フィルム剥離装置において、 該基板搬送手段は、更に、該端部分離手段が該基板の幅
    方向に移動せしめられるときには、該端部分離手段の移
    動を妨げない後退位置に位置せしめられ、該基板が該端
    部分離位置から該所定方向に搬送されるときには該基板
    の下面を案内する案内位置に位置せしめられる案内手段
    を含む、ことを特徴とするフィルム剥離装置。
  2. 【請求項2】 該案内手段は回転自在な案内ローラから
    構成されている、請求項1記載のフィルム剥離装置。
  3. 【請求項3】 該案内ローラは、一端を中心に該後退位
    置と該案内位置との間を旋回自在な支持アームの他端に
    回転自在に装着されている、請求項2記載のフィルム剥
    離装置。
JP17121897A 1997-06-13 1997-06-13 フィルム剥離装置 Expired - Lifetime JP2824965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17121897A JP2824965B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 フィルム剥離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17121897A JP2824965B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 フィルム剥離装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28735590A Division JP2770078B2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 フィルム剥離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1081444A JPH1081444A (ja) 1998-03-31
JP2824965B2 true JP2824965B2 (ja) 1998-11-18

Family

ID=15919239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17121897A Expired - Lifetime JP2824965B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 フィルム剥離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2824965B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1081444A (ja) 1998-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10501785A (ja) ウェブ材料のリールの自動交換装置およびその方法
GB2181094A (en) Sheet stripping machine and method
US5053099A (en) Film bonding method and apparatus for performing same
EP0959009B1 (en) Apparatus and method for removing packaging material from web roll
JPH037342A (ja) 薄膜張付装置
JP2824967B2 (ja) フィルム剥離装置
JP2824965B2 (ja) フィルム剥離装置
JPH08300618A (ja) 金属化画像をシート要素に転写する機械における金属化ベルトの移送装置
JP2000153938A (ja) 用紙反転排出機構
JP2824966B2 (ja) フィルム剥離装置
JPH1067463A (ja) フィルム剥離装置
JP2770078B2 (ja) フィルム剥離装置
JP3745874B2 (ja) 巻取仕立て装置
JP3905645B2 (ja) フィルム張付装置
JPH1159991A (ja) ペーパーウェブ分割装置
JPH049675B2 (ja)
JP2000094391A (ja) カッティング装置
JP4008672B2 (ja) フィルム剥離搬送装置
EP0544977A1 (en) Method for laminating substrate with film and laminator
JPH11227044A (ja) シート状部材吸着装置及び仮付け用ラミネータ
JP2004237308A (ja) 板材加工装置
JPH0384949A (ja) ウエハと粘着テープの貼り合わせ方法
JP2586695Y2 (ja) 端部剥離装置
JP3288841B2 (ja) シート状物用延伸機の着脱装置
JP2003226451A (ja) シート巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090911

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100911

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110911

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110911

Year of fee payment: 13