JP2017124834A - 直線スライド操作式の内容物放出機構ならびにこの内容物放出機構を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品 - Google Patents

直線スライド操作式の内容物放出機構ならびにこの内容物放出機構を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品 Download PDF

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Abstract

【課題】直線スライド操作式の内容物放出機構における内容物放出口の保護作用の確実化およびこの放出口からの内容物の垂れ現象の発生防止化を図る。【解決手段】容器本体1側に取り付けられるカバー体7と、これに案内され水平方向に直線移動する直線スライド操作部9と、直線スライド操作部9とのカム作用よって上下方向に従動するボタン作動部8とを備える。ボタン作動部8は、上向き放出口8bを備えてステム4と一体に取り付けられる。直線スライド操作部9は、静止モードのときに上向き放出口8bを覆う天井面9aと、スライド操作にともない上向き放出口8bとの対向状態にシフトして外部空間域への内容物放出作用を呈する開口部分9bとを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、作動モードを設定する直線スライド操作部の内容物放出操作により容器本体側の内容物が放出口から外部空間域に放出される内容物放出機構や、この内容物放出機構を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品に関する。
特に静止モードのとき、直線スライド操作部で内容物の放出口を覆ってシャットオフの保護状態に設定し、さらには放出口自体をシールするようにした直線スライド操作式の内容物放出機構に関する。
本明細書では、前後左右の位置関係について、操作曲面9eの側を「前」、それとは反対の例えば円弧壁状起立部7a,後内側斜面9gの側を「後」と記す。この前後方向と直交する方向を「左右」,「横」とする。例えば図1および図2は前後方向の断面図であり、板バネ9fは左右方向の幅を有している、となる。また、上下方向を「縦」ともいう。
本件出願人は、静止モードのとき、ドーム状のいわば曲線スライド操作部などで内容物放出口をシャットオフして保護し、この操作部の作動モード設定操作にともなう曲線スライドにより内容物放出口などが露出して、ステムが作動モード位置へと下動し、
また、作動モード設定操作の解除にともない曲線スライド操作部が弾性部材の作用により静止モード位置へ自動復帰する内容物放出機構を提案している(特許文献1参照)。
この内容物放出機構においては、ドーム状のカバー体に沿って移動する形で同じくドーム状の曲線スライド操作部を用いている。
国際公開第2011/111244号
上述したように、提案済みの内容物放出機構は、静止モードのとき、ドーム状の曲線スライド操作部で内容物放出口およびその周辺域を覆って保護し、この操作部への、弾性力に抗しながらの曲線スライド操作により内容物放出口が露出し、かつ、曲線スライド操作解除にともない静止モードに自動復帰するという利点を備えたものである。
本発明では、このような利点を備えた内容物放出機構を直線スライド操作タイプの場合にも具体的に類推適用して、直線スライド操作式の内容物放出機構における内容物放出口の保護作用の確実化を図ることを目的とする。
また、静止モード位置の直線スライド操作部で放出口に対するシール作用もおこない、これにより内容物放出口近くの内容物通路部における残留内容物の固化防止化を図り、この放出口からの内容物の垂れ現象の発生防止化を図ることを目的とする。
また、直線スライド操作部を用いることにより、例えば水平方向のスライド操作と、垂直方向の静止モード・作動モード間のステム移動との変換カム作用のスムーズ化を図り、図示のステムとは異なるストレートシャンクステムを用いる際には「こじれ」によるシール不良及び作動不良の抑制化を図ることを目的とする。
また、作動モード設定時の直線スライド操作部の移動線と同じ直線上のカバー体対応部分に、壁状起立部を、この可動操作部とはいわば一対で固定の把持対象部の形で設けることにより、作動モード設定時の直線スライド操作の利便化を図ることを目的とする。
本発明は、以上の課題を次のスライド操作式内容物放出機構を用いることにより解決する。
(1)第一の直線方向(例えば水平方向)へのスライド操作により、容器本体側(例えば後述の容器本体1)の内容物が、弁作用および内容物通過作用を呈するステム(例えば後述のステム4)の下流側の放出口(例えば後述の上向き放出口8b)から外部空間域に放出される直線スライド操作式の内容物放出機構であって、
前記スライド操作が行われていない静止モードのときに前記放出口を覆う天井面(例えば後述の天井面9a)、および前記スライド操作にともない前記放出口との対向状態にシフトして前記外部空間域への内容物放出作用を呈する開口部分(例えば後述の開口部分9b)が、形成された直線スライド操作部(例えば後述の直線スライド操作部9)と、
前記ステムおよび前記放出口を連通させる筒状通路域(例えば後述の筒状通路域8a)を有し、かつ前記スライド操作にともない前記天井面から離間して前記ステムの弁作用部(例えば後述のステム孔部4b)を開状態に設定するための第二の方向(例えば上下方向)に駆動されるボタン作動部(例えば後述のボタン作動部8)と、
前記容器本体側に取り付けられて、
前記直線スライド操作部の前記第一の直線方向への移動を案内する案内作用部(例えば後述の案内作用部7e)、および前記スライド操作にともなう前記ボタン作動部の前記第二の方向への移動をなしえるための開口域(例えば後述の開口域7b)を持つカバー体(例えば後述のカバー体7)と、を備え、
前記直線スライド操作部は、
前記第一の直線方向における静止モード位置へ弾性部材(例えば後述の板バネ9f)により付勢された、
構成態様のものを用いる。
(2)上記(1)において、
前記天井部分は、
静止モードにおける前記放出口のシール作用を呈する、
構成態様のものを用いる。
(3)上記(1),(2)において、
前記直線スライド操作部は、
前記スライド操作に用いられる操作曲面(例えば後述の操作曲面9e)を備え、
前記カバー体は、
作動モード設定時の前記直線スライド操作部の移動線と同じ直線上で前記操作曲面との対応部分に、前記スライド操作の固定側となる壁状起立部(例えば後述の円弧壁状起立部7a)を備えた、
構成態様のものを用いる。
(4)上記(1)〜(3)において、
前記直線スライド操作部は、
前記スライド操作にともない前記ボタン作動部を前記第二の方向へ移動させる駆動カム部分(例えば後述の斜面駆動カム部分9d)を備え、
前記ボタン作動部は、
前記駆動カム部分に対応する従動カム部分(例えば後述の斜面従動カム部分8c)を備えた、
構成態様のものを用いる。
(5)上記(1)〜(4)において、
前記第一の直線方向は、
水平直線方向であり、
前記第二の方向は、
上下直線方向であり、
前記放出口は、
上向き放出口である、
構成態様のものを用いる。
(6)上記(1)〜(5)において、
前記弾性部材は、
前記直線スライド操作部と前記ボタン作動部との間に配設されている、
構成態様のものを用いる。
(7)上記(6)において、
前記弾性部材は、
前記直線スライド操作部と一体成形されて、その自由端部分が前記ボタン作動部の外面に当接した状態で保持されるU字状の板バネである、
構成態様のものを用いる。
本発明は、このような構成からなる直線スライド操作式の内容物放出機構や、前記内容物放出機構を備えて後述の噴射用ガス,内容物などを収容したエアゾール式製品および前記内容物放出機構を備えて後述の内容物などを収容したポンプ式製品を対象とする。
本発明は以上の課題解決手段をとることにより、
(11)直線スライド操作式の内容物放出機構における内容物放出口の保護作用の確実化を図ることができ、
(12)内容物放出口近くの内容物通路部における残留内容物の固化防止化を図り、この放出口からの内容物の垂れ現象の発生防止化を図ることができ、
(13)例えば水平方向のスライド操作と、垂直方向の静止モード・作動モード間のステム移動との変換カム作用のスムーズ化を図り、図示のステムとは異なるストレートシャンクステムを使用した際には「こじれ」によるシール不良及び作動不良の抑制化を図ることができ、
(14)例えば後述の円弧壁状起立部7aおよび操作曲面9eの併用により作動モード設定時の直線スライド操作の利便化を図ることができる。
初期位置の直線スライド操作部によってボタン作動部の上向き放出口がシャットオフされ、かつシールされた状態の静止モードを示す説明図である。 図1の直線スライド操作部の図示左側への直線方向移動により設定される、上向き放出口が外部空間域に露出し、かつ、この上向き放出口を有するボタン操作部がステムとともに下方向に駆動された状態の、エアゾール作動モードを示す説明図である。 直線スライド操作部,ボタン作動部,カバー体,ステムおよび容器本体などの関連構成を示す説明図である。
図1乃至図3を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
上述したように本発明はエアゾール式製品およびポンプ式製品を対象としているが、以下の記載では、単なる説明の便宜上エアゾール式製品の場合を前提とする。
なお、以下のアルファベット付き参照番号の構成要素(例えばステム通路部4a)は原則として、この参照番号数字部分の構成要素(例えばステム4)の一部または関連部分であることを示している。
図1乃至図3において、
1は後述の内容物および噴射用ガスを収納した周知の容器本体,
2は容器本体1の開口端部側に取り付けられた周知のマウンティングカップ,
2aはマウンティングカップ2の外側下端域に設定されて、それと容器本体1との間に後述の環凸状部7fが強く係合するアンダーカット,
3はマウンティングカップ2に係合保持されて、容器本体1から外部空間域への放出対象内容物が貯留・通過し、また後述のステム4の下側部分が配設されるハウジング,
をそれぞれ示している。
また、
4は周知のエアゾールバルブ機構の構成要素であって後述のコイルスプリング5の弾性力により上方向に付勢され、弁作用および内容物通過作用を呈する上下動可能なステム,
4aは内容物通過用のステム通路部,
4bはステム4外周面のくびれ部分に設けられて、作動モードにおいてステム通路部4aをハウジング3の内部空間域と連通させる弁作用部(バルブ作用部)として作用するステム孔部,
5はハウジング3の内部空間域に配設されてステム4を上方向に付勢するコイルスプリング,
6は外端側部分がマウンティングカップ2とハウジング3の上端面部分とに挟持されて、ステム孔部4bを、ステム初期位置の静止モードにおける閉状態と、ステム下動位置の作動モードにおける開状態とに選択的に設定する環状で周知のステムガスケット,
をそれぞれ示している。
また、
7はマウンティングカップ2のアンダーカット2aに強く係合して、後述の直線スライド操作部9の前後直線方向に対しての移動案内作用や、後述のボタン作動部8の上下直線方向に対しての移動案内・保護作用を呈する天板付き筒状のカバー体,
7aはカバー体7の上面後端部分に形成されて、後述の直線スライド操作部9の後方への直線スライド操作時に操作曲面9eとともに利用者把持部として作用する円弧壁状起立部,
7bはカバー体7の天板部分に形成されて、上述の移動案内作用や移動案内・保護作用を呈するための開口域,
7cは開口域7bの一部を構成する前後両側部分であって、後述のボタン作動部8の前端および後端の各部分を案内・保護する一対の前後広がり開口域,
7dは開口域7bの一部を構成する左右両側部分であって、後述の斜面従動カム部分8cの上下動を許容する一対の左右広がり開口域,
7eは左右広がり開口域7dそれぞれの天板開口左右端部分からなるいわばレール相当の一対の案内作用部,
7fはカバー体7の内周面下端側に形成されて、マウンティングカップ2のアンダーカット2aに強く係合した形の環凸状部,
をそれぞれ示している。
また、
8はステム4に取り付けられて、後述の直線スライド操作部9の前後直線方向のスライド操作にともない、カバー体7の開口域7bに案内されながら初期上動状態の静止モード位置と最下動状態の作動モード位置との間で、第二の方向としての上下直線方向に移動しえるボタン作動部,
8aはボタン作動部8の内部上下方向に形成された内容物放出用の筒状通路域,
8bは筒状通路域8aの上先端側に設定された放出口としての上向き放出口,
8cはボタン作動部8の左右側面それぞれに前方下り傾斜態様で形成されて、後述の直線スライド操作部9との間で作動モード設定のカム作用を呈する一対の従動カム部分としての斜面従動カム部分,
8dはボタン作動部8の前側面部分に形成されて、後述の板バネ9fの自由端側が、その横方向位置決め状態を確保する形で収容保持される上下方向凹状部,
8eは上下方向凹状部8dの後側構成面であって、後述の板バネ9fの自由端が当接する円筒外周面状の前凸状起立曲面,
8fは静止モードにおいて、後述の直線スライド操作部9の後内側斜面9gを当接保持するボタン作動部8の後外側斜面,
8gは静止モードにおいて、後述の直線スライド操作部9の天井面9aに当接保持されるボタン作動部8の上端面,
をそれぞれ示している。
また、
9はカバー体7に案内されながらの、初期状態の静止モード位置から後方への第一の直線方向としての水平方向へのスライド操作により、ボタン作動部8およびこれと一体のステム4を下方の作動モード位置へ駆動する、筒状で天井面付きの直線スライド操作部,
9aは静止モードのとき上向き放出口8bおよびその周辺部分などを覆い、これに密接してこの上向き放出口のシール状態およびシャットオフ状態を設定する天井面,
9bは利用者が直線スライド操作部9を後方向にスライド操作した作動モードにおいて上向き放出口8bを外部空間域に露出させる形の開口部分,
9cは直線スライド操作部9の左右側面下端側に形成されて、カバー体7の案内作用部7eに係合しながら前後方向に移動し、その前後端部と左右広がり開口域7dの前後端部との当接作用により直線スライド操作部9の移動範囲を設定する凹状の直線被ガイド部分,
9dは直線スライド操作部9の左右内側面に凸状部態様で形成されて、ボタン作動部8の斜面従動カム部分8cをそれぞれ静止モード位置から作動モード位置へ下方に駆動する一対の駆動カム部分としての斜面駆動カム部分,
9eはカバー体7の円弧壁状起立部7aの外周面などを把持した利用者が自らの指を引っ掛けやすい態様で直線スライド操作部9の前面側に形成された、上下方向の緩い凹み形状の操作曲面,
9fは開口部分9bの前端側から後方に連続形成されて、その自由端がボタン作動部8の前凸状起立曲面8eに当接する弾性部材としての上開口U字状の板バネ,
9gは静止モードにおいて、ボタン作動部8の後外側斜面8fに当保持される直線スライド操作部9の後内側斜面,
をそれぞれ示している。
ここで、ハウジング3,ステム4,カバー体7,ボタン作動部8および直線スライド操作部9は例えばポリプロピレン,ポリエチレン,ポリアセタール,ナイロン,ポリブチレンテレフタレートなどからなるプラスチック製のものである。
また、容器本体1やマウンティングカップ2は金属製のものであり、コイルスプリング5は金属製,プラスチック製のものであり、ステムガスケット6はゴム製,プラスチック製のものである。
図示の内容物放出機構の組立て手順は例えば(図3参照)、
(21)凹状の直線被ガイド部分9cを案内作用部7eに係合させて、直線スライド操作部9を上方からカバー体7に取り付けて、
(22)上記(21)のカバー体7の下方からボタン作動部8を直線スライド操作部9の内側に挿入し、
(23)上記(22)で組みたてた後のカバー体7の環凸状部7fをアンダーカット2aに係合させてマウンティングカップ2に取り付ける、このとき筒状通路域8aの下端側がステム4の上端に嵌合してステム通路部4aと筒状通路域8aとが連通する、
ようにする。
図1の静止モードでは、ステム孔部4bの流入側がステムガスケット6で閉塞され、かつ、ボタン作動部8の上向き放出口8bが直線スライド操作部9の天井面9aによりシール状態でシャットオフされている。上向き放出口8bは外部空間域に露出していない。
そのため容器本体1の収容内容物がステム孔部4bからステム通路部4aに流入することはなく、また前回の内容物放出操作の終了後にステム通路部4a,筒状通路域8aや上向き放出口8bでの残留内容物が外部空間域などに流出することもない。
ステム孔部4bの流入側が閉塞されるのは、ステム4が、コイルスプリング5の弾性作用により上動した静止モード位置に設定されているからである。また、上向き放出口8bがシール状態に保持されるのは、直線スライド操作部9が、板バネ9fの弾性作用により図示右側直線方向に前進した静止モード位置に設定されているからである。
図1の静止モード位置のステム4およびボタン作動部8は、ステム孔部4bの流入側環凹状部が、無変形で水平状態のステムガスケット6の中央開口部分と係合当接し、かつ、ボタン作動部8の上端面8gが直線スライド操作部9の天井面9aに当接している。
また、静止モード位置の直線スライド操作部9は、その後内側斜面9gがボタン作動部8の後外側斜面8fに当接している。
図1の静止モードから図2の作動モードへの移行動作の基本的特徴は、
(31)利用者が、先ずカバー体7の円弧壁状起立部7a(固定部分)と直線スライド操作部9の操作曲面9e(直線スライド部分)との各外面部分に指をかけて把持し、
(32)この把持状態での操作曲面9eに対する、板バネ9fの前方向弾性力に抗しつつカバー体7の案内作用部7eにガイドされながらの直線状の後方引き操作にともなって、上向き放出口8bが外部空間域に露出し、
(33)かつ、この直線状の後方引き操作により直線スライド操作部9の斜面駆動カム部分9dがボタン作動部8の斜面従動カム部分8cを押し下げ、すなわちボタン作動部8と一体のステム4をコイルスプリング5の上方向弾性力に抗する形で下動させ、
(34)このステム4の下動により、ステム孔部4bおよびステムガスケット6からなるバルブ作用部がそれまでの閉状態から開状態にシフトして、内容物放出状態の図2の作動モードが設定される、
ことなどである。
上記(31)の固定部分としての円弧壁状起立部7aおよび可動部分としての操作曲面9eは作動モード設定の直線スライド操作部9の移動線と同じ直線上に設定されている。これにより利用者の直線スライド操作の簡単化を図っている。
また、作動モード設定操作にともなうステム4の移動方向はその長手方向(上下方向)に設定されている。すなわち静止モードから作動モードへの移行時にステム4が傾くようなことはなく、これにより作動モードのステムガスケット6の中央部分に不均一な変形が生じるのを抑えている。
図2の作動モードから図1の静止モードへの復帰動作の基本的特徴は、
(41)直線スライド操作部9は、利用者が後直線方向へのスライド操作を終えることにより板バネ9fの弾性作用で前方向に直線移動し、
(42)これと略同時に、ステム4およびこれと一体のボタン作動部8がコイルスプリング5の弾性力により上方向へ復帰し、
(43)このステム4などの上動復帰により、ステム孔部4bがステムガスケット6で閉塞されてボタン作動部8の上向き放出口8bが直線スライド操作部9の天井面9aで覆われてシールされる、
ことなどである。
図2の作動モードにおける内容物噴射経路は、概略「容器本体1−ハウジング3の内部空間域−ステム孔部4b−ステム通路部4a−ボタン操作部8の筒状通路域8a−上向き放出口8b−直線スライド操作部9の開口部分9b」となる。
本発明が、図示の実施形態に限定されないことは勿論であって例えば、
(51)ステム4としてストレートシャンクステムを用いる、
(52)カバー体7の円弧壁状起立部7aを省略する、
(53)直線スライド操作部9の直線スライド操作方向を図示の水平方向とは異なる任意の方向に設定する、
(54)板バネ9fを直線スライド操作部9ではなくボタン作動部8の方に設け、そのときの板バネ自由端部分を直線スライド操作部9で受ける、
(55)カバー体7の案内作用部7eと直線スライド操作部9の直線被ガイド部分9cとの凹凸関係を逆に設定する、
(56)板バネ9fに代えてコイルスプリングなどの任意の弾性部材を用いる、
ようにしてもよい。
本発明が適用されるエアゾール式製品,ポンプ式製品としては、洗浄剤,清掃剤,制汗剤,冷却剤,筋肉消炎剤,ヘアスタイリング剤,ヘアトリートメント剤,染毛剤,育毛剤,化粧品,シェービングフォーム,食品,液滴状のもの(ビタミンなど),医薬品,医薬部外品,塗料,園芸用剤,忌避剤(殺虫剤),クリーナー,消臭剤,洗濯のり,ウレタンフォーム,消火器,接着剤,潤滑剤などの各種用途のものがある。
容器本体に収納する内容物としては、液状,クリーム状,ゲル状など種々の形態のものを用いることができ、内容物に配合される成分としては例えば、粉状物,油成分,アルコール類,界面活性剤,高分子化合物,各用途に応じた有効成分,水などが挙げられる。
粉状物としては、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えば、タルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),アルギン酸カルシウム,金粉,銀粉,雲母,炭酸塩,硫酸バリウム,セルロースおよびこれらの混合物などを用いる。
油成分としては、シリコーン油,パーム油,ユーカリ油,ツバキ油,オリーブ油,ホホバ油,パラフィン油,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,リノール酸,リノレン酸などを用いる。
アルコール類としては、エタノールなどの1価の低級アルコール,ラウリルアルコールなどの1価の高級アルコール,エチレングリコール,グリセリン,1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコールなどを用いる。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどの非イオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤などを用いる。
高分子化合物としては、メチルセルロース,ゼラチン,デンプン,カゼイン,ヒドロキシエチルセルロース,キサンタンガム,カルボキシビニルポリマーなどを用いる。
各用途に応じた有効成分としては、サリチル酸メチル,インドメタシンなどの消炎鎮痛剤、安息香酸ナトリウム,クレゾールなどの除菌剤、ピレスロイド,ジエチルトルアミドなどの害虫忌避剤、酸化亜鉛などの制汗剤、カンフル,メントールなどの清涼剤、エフェドリン,アドレナリンなどの抗喘息薬、スクラロース,アスパルテームなどの甘味料、エポキシ樹脂,ウレタンなどの接着剤や塗料、パラフェニレンジアミン,アミノフェノールなどの染料,リン酸二水素アンモニウム,炭酸水素ナトリウム・カリウムなどの消火剤などを用いる。
さらに、上記内容物以外の、懸濁剤,紫外線吸収剤,乳化剤,保湿剤,酸化防止剤、金属イオン封鎖剤なども用いることができる。
エアゾール式製品における内容物噴射用ガスとしては、炭酸ガス,窒素ガス,圧縮空気,酸素ガス,希ガス,これらの混合ガスなどの圧縮ガスや、液化石油ガス,ジメチルエーテル,フロロカーボンなどの液化ガスを用いる。
1:容器本体
2:マウンティングカップ
2a:アンダーカット
3:ハウジング
4:ステム
4a:ステム通路部
4b:ステム孔部
5:コイルスプリング
6:ステムガスケット
7:カバー体
7a:円弧壁状起立部
7b:開口域
7c:前後広がり開口域
7d:左右広がり開口域
7e:案内作用部
7f:環凸状部
8:ボタン作動部
8a:筒状通路域
8b:上向き放出口
8c:斜面従動カム部分
8d:上下方向凹状部
8e:前凸状起立曲面
8f:後外側斜面
8g:上端面
9:直線スライド操作部
9a:天井面
9b:開口部分
9c:凹状の直線被ガイド部分
9d:斜面駆動カム部分
9e:操作曲面
9f:板バネ
9g:後内側斜面

Claims (9)

  1. 第一の直線方向へのスライド操作により、容器本体側の内容物が、弁作用および内容物通過作用を呈するステムの下流側の放出口から外部空間域に放出される直線スライド操作式の内容物放出機構であって、
    前記スライド操作が行われていない静止モードのときに前記放出口を覆う天井面、および前記スライド操作にともない前記放出口との対向状態にシフトして前記外部空間域への内容物放出作用を呈する開口部分が、形成された直線スライド操作部と、
    前記ステムおよび前記放出口を連通させる筒状通路域を有し、かつ、前記スライド操作にともない前記天井面から離間して前記ステムの弁作用部を開状態に設定するための第二の方向に駆動されるボタン作動部と、
    前記容器本体側に取り付けられて、
    前記直線スライド操作部の前記第一の直線方向への移動を案内する案内作用部、および前記スライド操作にともなう前記ボタン作動部の前記第二の方向への移動をなしえるための開口域を持つカバー体と、を備え、
    前記直線スライド操作部は、
    前記第一の直線方向における静止モード位置へ弾性部材により付勢されている、
    ことを特徴とする直線スライド操作式の内容物放出機構。
  2. 前記天井部分は、
    静止モードにおける前記放出口のシール作用を呈する、
    ことを特徴とする請求項1記載の直線スライド操作式の内容物放出機構。
  3. 前記直線スライド操作部は、
    前記スライド操作に用いられる操作曲面を備え、
    前記カバー体は、
    作動モード設定時の前記直線スライド操作部の移動線と同じ直線上で前記操作曲面との対応部分に、前記スライド操作用の壁状起立部を備えている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の直線スライド操作式の内容物放出機構。
  4. 前記直線スライド操作部は、
    前記スライド操作にともない前記ボタン作動部を前記第二の方向へ移動させる駆動カム部分を備え、
    前記ボタン作動部は、
    前記駆動カム部分に対応する従動カム部分を備えている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の直線スライド操作式の内容物放出機構。
  5. 前記第一の直線方向は、
    水平直線方向であり、
    前記第二の方向は、
    上下直線方向であり、
    前記放出口は、
    上向き放出口である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の直線スライド操作式の内容物放出機構。
  6. 前記弾性部材は、
    前記直線スライド操作部と前記ボタン作動部との間に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の直線スライド操作式の内容物放出機構。
  7. 前記弾性部材は、
    前記直線スライド操作部と一体成形されて、その自由端部分が前記ボタン作動部の外面に当接した状態で保持されるU字状の板バネである、
    ことを特徴とする請求項6記載の直線スライド操作式の内容物放出機構。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の内容物放出機構を備え、かつ、容器本体に噴射用ガスおよび内容物を収納した、
    ことを特徴とするエアゾール式製品。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の内容物放出機構体を備え、かつ、容器本体に内容物を収納した、
    ことを特徴とするポンプ式製品。
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