JP2001180772A - エアゾール容器のバルブ開閉機構 - Google Patents

エアゾール容器のバルブ開閉機構

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JP2001180772A JP37152799A JP37152799A JP2001180772A JP 2001180772 A JP2001180772 A JP 2001180772A JP 37152799 A JP37152799 A JP 37152799A JP 37152799 A JP37152799 A JP 37152799A JP 2001180772 A JP2001180772 A JP 2001180772A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステムの軸方向とは直角方向に押釦を押圧し
て、エアゾール内容物を噴射可能とする。この押釦のス
テムの軸方向とは直角方向の押圧力を、ステムの押し下
げ力に確実に変換し、エアゾール内容物の噴射を、ノズ
ル管の軸の直角方向への変形を生じる事なく行う。ま
た、簡易な組み立てを可能とし、エアゾール製品の品質
と生産性を向上する。 【解決手段】 軸方向への押圧で開弁するエアゾール容
器1のステム5にノズル管3を接続する。このノズル管
3の外面軸方向に押圧リブ11及び嵌合リブ8を別個に
分離して突設し、嵌合リブ8を、キャップ本体2の軸方
向に設けた嵌合溝10に嵌合する。また、押圧リブ11
の先端に、押釦6のテーパー面15を接触し、押釦6を
ノズル管3の軸方向と直角に押圧する事により、押圧リ
ブ11を介してノズル管3を押し下げ、エアゾール内容
物を噴射可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭髪用品、化粧品、消
臭・制汗剤、その他の人体用品、殺虫剤、催涙ガス、ク
リーナー、その他の家庭用品、工業用品、自動車用品、
食品等のエアゾール内容物を噴射するエアゾール容器に
於いて、ステムの軸方向とは直角方向に押釦を押圧し
て、バルブ機構を開弁し、エアゾール内容物を噴射可能
とするエアゾール容器のバルブ開閉機構に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、軸方向への押圧によって開弁する
バルブ機構のステムを、軸方向とは直角方向に押圧し
て、エアゾール内容物の噴射を行う方式のものに、実開
昭62−183573号公報記載の考案の如きバルブ開
閉機構が存在した。この従来方法は、ステムの両側に突
出した一対の係合突起を、下端にテーパー面を設けた押
釦にてノズルの軸方向と直角方向に押圧すると、テーパ
ー面が係合突部を軸方向に押圧し、ステムを押し下げ
る。このステムの下降により、バルブ機構が開弁し、エ
アゾール内容物の噴出が可能となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のバルブ開閉機構では、ノズル管と押釦の組み立て作
業時に、ノズル管の両側に突設した係合突部と押釦のテ
ーパー面とが確実に接触するよう、双方の位置合わせを
正確にする必要があった。このように位置合わせに多く
の手数を必要とするため、自動組み立て機械等で迅速に
組み立てるのが困難であるし、位置合わせが少しでもず
れた場合は、エアゾール装置の円滑な操作ができなくな
り、不良品となる事が多いため、量産品として好ましく
ないものであった。
【0004】この位置合わせの手間を解消するため、実
公平6−32867号公報記載の考案の如く、ノズル管
の外周に、エアゾール容器側を幅広とし先端側を幅狭と
する傘型の環状傘型部を形成し、この環状傘型部の表面
に、押釦のテーパー面を接触可能に形成したものが存在
した。そして、ステムの軸方向とは直角方向に押釦を押
圧すると、押釦のテーパー面が環状傘型部の外周面を押
圧してノズル管を押し下げる事により、バルブの開弁方
向にステムを下降可能としていた。この方式では、ノズ
ル管に環状傘型部を設けたので、ノズル管を360°方
向の何れの方向からでも、テーパー面で押圧する事がで
きるので、押釦とノズル管との精密な位置合わせをする
必要がなく、組み立て作業を簡易に行う事ができた。
【0005】しかしながら、押釦のテーパー面が環状傘
型部の外周面を押圧する二点を結ぶ直線は、ノズル管の
中心軸を直角に通過するものではないため、ノズル管を
軸方向と平行に押し下げる事ができなかった。そして、
押釦の押圧力がノズル管の下降方向に確実に変換され
ず、ノズル管の軸に対して直角方向への力も作用してい
た。また、押釦のテーパー面と環状傘型部の外周面と
は、点接触となるため、ノズル管をプラスチック材等で
形成した場合に、強い押圧力が加わると、テーパー面が
環状傘型部に食い込む事があり、軸方向への押圧を更に
困難としていた。従って、エアゾール内容物の噴射が可
能な位置まで、ステムを下降するには、押釦を大きな力
で押圧する必要があり、ノズル管のスムーズな下降を妨
げるとともに、ノズル管が湾曲したり破損する虞れもあ
った。
【0006】本発明は上述の如き欠点を除去するため、
軸方向とは直角方向に押釦を押圧してエアゾール内容物
を噴射するエアゾール装置に於いて、押釦の押圧力をス
テムの押し下げ力に確実に変換し、バルブ機構を容易に
開弁して、エアゾール内容物を円滑に噴射可能とするエ
アゾール容器のバルブ開閉機構を得る。また、ノズル管
と押釦の位置合わせを簡易に行って、エアゾール製品の
量産化と品質の向上を可能とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、軸方向への押圧によって開弁しエアゾ
ール内容物を噴射可能としたエアゾール容器のステムに
ノズル管を接続し、このノズル管の外面軸方向に押圧リ
ブ及び嵌合リブを別個に分離して突設し、この嵌合リブ
を、エアゾール容器の上端に固定したキャップ本体の嵌
合溝に嵌合してキャップ本体に対して円周方向に回転不
能とするとともにノズル管の押圧リブの先端に、ノズル
管の軸方向と直角方向に摺動可能とした押釦のテーパー
面を接触し、押釦をノズル管の軸方向と直角に押圧する
事により、押圧リブを介してノズル管を押し下げ、エア
ゾール内容物を噴射可能として成るものである。
【0008】また、キャップ本体は、外周を180°以
上被覆する非連結の円筒形押釦カバーを着脱可能に装着
し、この押釦カバーの内面に、キャップ本体から突出す
る押釦の押圧部を被覆する被覆凹部と、キャップ本体の
表面に突き当てる突当部とを形成しても良い。
【0009】
【作用】本発明は、上述の如く構成したものであり、各
部品の組み立て作業を行う際には、キャップ本体の嵌合
溝に、ノズル管の嵌合リブを嵌合する事により、ノズル
管を円周方向に回転不能として、係合安定性が高まると
ともに、ノズル管に突設した押圧リブが、押釦のテーパ
ー面との係合位置に正確に配置されるので、精密な位置
合わせの手間を必要とせず、容易に行う事ができる。従
って、自動組み立て機械等による円滑な製作も可能とな
るとともに、不良品の発生率も低下するので、エアゾー
ル製品の量産化と品質の向上が可能となる。
【0010】そして、上述の如きエアゾール装置にてエ
アゾール内容物を噴射するには、押釦を手指で押圧し
て、ノズル管の軸方向と直角方向に摺動する。この摺動
により、押釦のテーパー面も直角方向に摺動し、このテ
ーパー面に係合した押圧リブを軸方向に押圧する。この
押圧により、ノズル管がエアゾール容器方向に下降し
て、ステムを押し下げるので、バルブ機構が開弁して、
軸方向にエアゾール内容物を噴射する事ができる。
【0011】また、実公平6−32867号の従来技術
では、テーパー面は、環状傘型部をノズル管の中心軸を
直角に通過する直線から離れた位置で点状に押圧してい
るため、ノズル管の押し下げを良好に行えなかった。し
かし、本発明では、ノズル管の中心軸を直角に通過する
直線に近い位置で、両側から軸方向に平行に押圧リブを
押圧するので、押釦の直角方向への押圧力が、効率的に
ノズル管の押し下げ方向への力に変換されて、ステムを
押し下げるものとなる。また、テーパー面と押圧リブと
は線状に接触するので、テーパー面による押圧力が一点
に集中する事がなく、テーパー面の押圧リブへの食い込
み等を防止して、スムーズな押圧が可能となる。
【0012】従って、押釦の押圧に無駄な力を必要とせ
ず、エアゾール内容物の噴射を容易に行う事ができとと
もに、ノズル管には直角方向に大きな力が作用する事は
なく、ノズル管に傾きや破損を生じにくいものとなる。
また、ノズル管の軸方向に設けた嵌合リブとキャップ本
体の嵌合溝との嵌合により、ノズル管が円周方向に回転
する事がないので、ノズル管の押圧リブと押釦のテーパ
ー面との位置合わせを簡易かつ確実に行う事ができる。
【0013】また、エアゾール内容物の未使用時の誤噴
射を防止するため、キャップ本体は、外周を180°以
上被覆する非連結の円筒形押釦カバーを着脱可能に装着
する事により、押釦の誤作動防止機構としても良い。そ
して、この押釦カバーの内面に、キャップ本体から突出
する押釦の押圧部を被覆する被覆凹部と、キャップ本体
の表面に突き当てる突当部とを設けて形成する。
【0014】このように押圧カバーは、非連結の円筒形
としているから、内径を自在に拡縮する事ができ、非連
結部分を介してキャップ本体への着脱を容易に行う事が
できる。そして、キャップ本体に押釦カバーを装着した
エアゾール容器では、転倒や衝突等の衝撃を受けても、
エアゾール内容物の誤噴射を確実に防止する事ができ
る。
【0015】そして、上記のエアゾール製品は、頭髪用
品、化粧品、消臭・制汗剤、その他の人体用品、殺虫
剤、催涙ガス、クリーナー、その他の家庭用品、工業用
品、自動車用品、食品等の噴霧量調節が好ましい内容物
に用いる事ができる。そして、頭髪用品として、ヘアー
スプレー、ヘアートリートメント、ヘアーシャンプー・
リンス、酸性染毛剤、酸化型2剤タイプ永久染毛剤、カ
ラースプレー・脱色剤、パーマ剤、育毛剤、ヘアートニ
ック、寝癖直しスプレー、髪用フレグランス等に用いる
事ができる。
【0016】また、化粧品として、アフターシェーブロ
ーション、香水・オーデコロン、洗顔料、日焼け止め、
ファンデーション、脱毛・脱色剤、浴用剤等に用いる事
ができる。
【0017】また、消臭・制汗剤としては、制汗剤、消
臭剤、ボディシャンプー等に用いる事ができる。また、
その他の人体用品としては、筋肉消炎剤、皮膚疾患剤、
水虫薬、害虫忌避剤、清拭剤、口腔剤、傷薬、やけど治
療剤等に用いる事ができる。また、催涙ガスに用いる事
ができる。
【0018】また、殺虫剤としては、空間殺虫剤、ゴキ
ブリ殺虫剤、園芸用殺虫剤、殺ダニ剤、不快害虫剤等に
用いる事ができる。
【0019】また、クリーナーとしては、浴用クリーナ
ー、床・家具艶だしクリーナー、靴・皮革クリーナー、
ワックス艶だし剤等に用いる事ができる。また、その他
の家庭用品としては、室内消臭剤、トイレ用消臭剤、防
水剤、洗濯糊、除草剤、衣類用防虫剤、防炎剤、除菌剤
等に用いる事ができる。
【0020】また、工業用としては、潤滑防錆剤、離型
剤等に用いる事ができる。また、自動車用としては、防
曇剤、解氷剤等に用いる事ができる。その他、動物用
品、趣味娯楽用品、食品、例えばコーヒー、ジュース等
に用いる事ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を携帯用の小型エアゾール製品
で実施した一例を図面に於て説明すれば、(1)はエアゾ
ール容器で、軸方向への押圧によって開弁しエアゾール
内容物を噴射可能とするバルブ機構を内部に収納すると
ともに、上端のカシメ部(23)にキャップ本体(2)を嵌
合固定している。このキャップ本体(2)の内部には、図
1に示す如く、軸方向にエアゾール内容物の噴出路(2
4)を設け、上端をノズル(4)とするノズル管(3)を収
納し、このノズル管(3)の下端を、エアゾール容器(1)
から突出するバルブ機構のステム(5)に接続している。
【0022】そして、バルブ機構の開閉を制御するバル
ブ開閉機構を、前記ノズル管(3)、キャップ本体(2)及
びノズル管(3)を押圧する押釦(6)にて構成している。
前記キャップ本体(2)は、上面中央に、円筒状のノズル
係合部(7)を設け、ノズル管(3)のノズル(4)側を挿入
係合している。そして、図1乃至図5に示す如く、この
ノズル管(3)の外面軸方向に、一対の嵌合リブ(8)を突
設し、キャップ本体(2)のノズル係合部(7)の軸方向に
設けた嵌合溝(10)に嵌合している。この嵌合リブ(8)
と嵌合溝(10)との嵌合、及びノズル係合部(7)内への
先端部側の挿入係合により、ノズル管(3)は、キャップ
本体(2)に対して円周方向に回転不能となるとともに軸
方向への円滑な摺動を可能としている。また、ノズル管
(3)には、前記嵌合リブ(8)とは別個に分離して、円周
方向に90°の角度を介した外面軸方向には、一対の押
圧リブ(11)を設けている。この押圧リブ(11)は、図
5の二点鎖線で示す如く、ノズル管(3)の中心軸を直角
に通過する直線上の両側に突設している。
【0023】また、ノズル管(3)には、このノズル管
(3)を軸方向に押圧して、ステム(5)を押し下げるため
の押釦(6)を接続している。この押釦(6)は、キャップ
本体(2)の側面に突設した押圧部(12)を、手指で押圧
する事により、ノズル管(3)の軸方向と直角に摺動可能
としている。
【0024】そして、この押釦(6)は、ノズル管(3)の
軸方向と直角に配置する基板(13)を側面に突出し、キ
ャップ本体(2)内に配置している。そして、この基板
(13)には、図1、図2に示す如く、押釦(6)の摺動方
向に長孔(14)を設け、この長孔(14)内にノズル管
(3)を貫通配置している。更に、基板(13)の下端に
は、押釦(6)の摺動先側を頂点とし、押圧部(12)方向
に傾斜するテーパー面(15)を下端に設けた、一対の側
壁(16)を、摺動方向と平行に配置している。このよう
な押釦(6)の構成により、テーパー面(15)は、押釦
(6)の摺動と連動してノズル管(3)の軸方向と直角に摺
動可能としている。
【0025】上記の如く構成した押釦(6)のテーパー面
(15)に、図1、図2に示す如く、前記ノズル管(3)の
押圧リブ(11)の先端を接触係合している。このテーパ
ー面(15)と押圧リブ(11)は、組み立て作業時に、実
開昭62−183573号の従来例の如く精密な位置合
わせをしなくても、確実な接触係合が可能となる。即
ち、キャップ本体(2)の嵌合溝(10)に、ノズル管(3)
の嵌合リブ(8)を嵌合すると、ノズル管(3)の押圧リブ
(11)が確実にテーパー面(15)との係合位置に配置さ
れるように各部品を構成しているためである。
【0026】そして、押釦(6)がノズル管(3)の軸方向
と直角に摺動すると、テーパー面(15)が押圧リブ(1
1)を軸方向に押圧し、ノズル管(3)を押し下げる。こ
のこのテーパー面(15)による押圧リブ(11)の押圧
は、実公平6−32867号の如くノズル管(3)の中心
軸を直角に通過する直線から離れた位置で点状に押圧す
るのではなく、本発明では、図5の二点鎖線で示す如
く、ノズル管(3)の中心軸を直角に通過する直線に近い
位置で、両側から軸方向に平行に押圧リブ(11)を押圧
するものである。従って、押釦(6)の直角方向への押圧
力が、効率的にノズル管(3)の押し下げ方向への力に変
換される。また、本発明では、テーパー面(15)と押圧
リブ(11)とは線状に接触するので、テーパー面(15)
による押圧力が押圧リブ(11)の一点に集中する事がな
く、互いの食い込み等を防止して、スムーズな押圧が可
能となる。従って、押釦(6)の押圧に無駄な力を必要と
せず、バルブ機構の開弁を容易に行う事が可能となる。
【0027】また、この軸方向への効率的な力の作用に
より、ノズル管(3)には直角方向に大きな力が作用する
事がないため、ノズル管(3)の湾曲や破損を良好に防止
する事ができる。そして、嵌合溝(10)と嵌合リブ(8)
との嵌合による回り止め効果も相俟って、ノズル管(3)
を軸方向に円滑に摺動させる事が可能となる。このノズ
ル管(3)の下降に連動して、ステム(5)が下降する事に
より、バルブ機構が開弁し、ノズル管(3)のノズル(4)
から軸方向にエアゾール内容物が噴射されるものとな
る。
【0028】また、本実施例のエアゾール装置は、キャ
ップ本体(2)の外周に、図1、図6に示す如く、押釦
(6)の誤作動防止用の押釦カバー(17)を装着してい
る。この押釦カバー(17)は、キャップ本体(2)の外周
を180°以上被覆する非連結の円筒形に形成する事に
より、内径を自在に拡縮可能で、この非連結部分を介し
てキャップ本体(2)への容易な着脱を可能としている。
【0029】そして、押釦カバー(17)は、内面中央に
押釦(6)の押圧部(12)を被覆する被覆凹部(18)を外
方に突設するとともに、この被覆凹部(18)以外の内周
面を、キャップ本体(2)の外周面に突き当てて、突当部
(20)とし、キャップ本体(2)への装着性を高めてい
る。更に、押釦カバー(17)は、非連結部方向の両先端
でキャップ本体(2)を挟持し、押釦カバー(17)の脱落
を防止している。
【0030】また、本実施例では、押釦カバー(17)の
一側を、図6、図7に示す如く、折曲可能な粘着フィル
ム(21)にてキャップ本体(2)外周に止着する事によ
り、キャップ本体(2)と押釦カバー(17)の分離や位置
ズレを防止するとともに、キャップ本体(2)から外した
際の押釦カバー(17)の落下や紛失を防いでいる。ま
た、この止着側とは反対側の外面に、係合用のクリップ
(22)を突設している。
【0031】上述の如く構成した小型エアゾール製品
は、押釦カバー(17)のクリップ(22)にて、ポケット
やカバンの縁等に係合して、手軽に携帯する事ができ
る。そして、エアゾール内容物の未使用時には、図1に
示す如く、押釦(6)のテーパー面(15)の頂点側にノズ
ル管(3)の押圧リブ(11)が位置して、ノズル管(3)を
非押圧状態としているので、バルブ機構が閉弁し、エア
ゾール内容物が不用意に噴射する事はない。また、キャ
ップ本体(2)の外周に押釦カバー(17)を装着して、押
釦(6)の誤作動を防止する事により、エアゾール内容物
の誤噴射防止効果を高めている。
【0032】そして、エアゾール内容物を噴射するに
は、クリップ(22)による係合を解除して、ポケットや
カバンからエアゾール製品を取り出す。次に、図7に示
す如く、キャップ本体(2)から押釦カバー(17)を外し
て、押釦(6)の押圧部(12)を露出させ、この押圧部
(12)を親指でノズル管(3)の軸方向と直角に押圧す
る。この押圧により、図3に示す如く、押釦(6)のテー
パー面(15)が軸方向と直角に摺動し、このテーパー面
(15)に係合したノズル押圧リブ(11)を、エアゾール
容器(1)方向に押圧する。この押圧により、ノズル管
(3)とともにステム(5)が下降するので、バルブ機構が
開弁し、図3、図7に示す如く、ノズル管(3)のノズル
(4)から、軸方向にエアゾール内容物が噴射されるもの
である。
【0033】また、上記実施例では、ノズル管(3)の嵌
合リブ(8)と押圧リブ(11)とを、円周方向に90°の
角度を介して配置しているが、90°よりも小さな角度
を介して配置しても良いし、同一軸線状に別個に分離し
て配置しても良い。但し、嵌合リブ(8)の回り止め効果
や、押釦(6)のテーパー面(15)による押圧リブ(11)
の押圧効果等、互いの機能を損なう事がないようにす
る。更に、キャップ本体(2)にノズル管(3)を挿入配置
した際に、テーパー面(15)と押圧リブ(11)との位置
合わせを正確に行う事ができるとともに、テーパー面
(15)が、ノズル管(3)を中心軸を直角に通過する直線
に近い位置で押圧リブ(11)を押圧可能となるよう考慮
して形成する。また、嵌合リブ(8)を嵌合する嵌合溝
(10)は、キャップ本体(2)の上方に形成したノズル係
合部(7)に設けているが、嵌合リブ(8)を嵌合して回り
止め効果と位置合わせ効果を持つものであれば、キャッ
プ本体(2)の何れの位置に設けても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、軸方向とは直角に押釦を押圧し、押釦のテーパー
面がノズル管の押圧リブと線上に接触して、ノズル管の
中心軸を直角に通過する直線に近い位置にて、ステムと
接続するノズル管を両側から軸方向に平行に押圧する事
ができる。そのため、押釦の押圧力をステムの押し下げ
方向に確実に変換して、小さな押圧力で容易にバルブ機
構の開弁を行い、エアゾール内容物を良好に噴射する事
ができる。また、キャップ本体の嵌合溝とノズル本体の
嵌合リブとを嵌合してノズル管の回転を防止しているの
で、ノズル管の押圧リブと押釦のテーパー面との位置合
わせを簡単かつ正確に行う事ができ、エアゾール装置の
組み立て作業を容易なものとする事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブ開閉機構を設けたエアゾール容
器の第1実施例の断面図。
【図2】押釦のテーパー面とノズル管の押圧リブとの係
合関係を示す斜視図。
【図3】押釦を押圧して、エアゾール内容物を噴射した
状態の断面図。
【図4】ノズル管の拡大平面図。
【図5】図4の上面図。
【図6】図1の全体斜視図。
【図7】図3の全体斜視図。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 2 キャップ本体 3 ノズル管 5 ステム 6 押釦 8 嵌合リブ 10 嵌合溝 11 押圧リブ 12 押圧部 15 テーパー面 17 押釦カバー 18 被覆凹部 20 突当部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向への押圧によって開弁しエアゾー
    ル内容物を噴射可能としたエアゾール容器のステムにノ
    ズル管を接続し、このノズル管の外面軸方向に押圧リブ
    及び嵌合リブを別個に分離して突設し、この嵌合リブ
    を、エアゾール容器の上端に固定したキャップ本体の嵌
    合溝に嵌合してキャップ本体に対して円周方向に回転不
    能とするとともにノズル管の押圧リブの先端に、ノズル
    管の軸方向と直角方向に摺動可能とした押釦のテーパー
    面を接触し、押釦をノズル管の軸方向と直角に押圧する
    事により、押圧リブを介してノズル管を押し下げ、エア
    ゾール内容物を噴射可能とした事を特徴とするエアゾー
    ル容器のバルブ開閉機構。
  2. 【請求項2】 キャップ本体は、外周を180°以上被
    覆する非連結の円筒形押釦カバーを着脱可能に装着し、
    この押釦カバーの内面に、キャップ本体から突出する押
    釦の押圧部を被覆する被覆凹部と、キャップ本体の表面
    に突き当てる突当部とを形成した事を特徴とするエアゾ
    ール容器のバルブ開閉機構。
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