JP2017114601A - 乗客コンベアの安全装置異常検出装置及び異常検出方法 - Google Patents

乗客コンベアの安全装置異常検出装置及び異常検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動チェーンをスプロケットから取り外すことなく安全スイッチの点検及び位置調整を行うことができ且つリンク機構の作動状態を点検することができる安全装置異常検出装置及び異常検出方法を提供する。
【解決手段】乗客コンベア100の安全装置の異常状態を検出する安全装置異常検出装置16であり、安全装置異常検出装置16は、リンク機構30のリンク支点である挿入穴34及び36に挿入され、リンク機構30を仮止めする挿入部19と、挿入部19の一端に配設されたボルトヘッド18と、ボルトヘッド18に設けられたリンクストッパ部17を有し、リンクストッパ部17は、扇柱形状を有し、扇状の中心角が180度未満であり、挿入部19の挿入穴34及び36に対する挿入深さに応じて、角部17Aが駆動チェーン4に接触する。
【選択図】図9

Description

本発明は乗客コンベアに設けられた安全装置の異常を検出する安全装置異常検出装置及び安全装置異常検出方法に関する。
従来、乗客コンベアには、乗客が掴まる手摺や踏段が設けられている。これらの手摺及び踏段は、踏段駆動スプロケットと駆動チェーンを介して駆動され、当該駆動チェーンは駆動装置のスプロケットに連結されている。そして、前記駆動チェーンには、当該駆動チェーンの緩みや切断を検出し、この検出結果に応じて乗客コンベアを停止させる安全装置が設けられている。この安全装置には、前記駆動チェーン上に配したシューとリンク機構で連結された蹴り金具とを介して作動する安全スイッチが設けられており、前記安全装置は、この安全スイッチが作動した際に、乗客コンベアを停止させるようになっている。
このような安全装置の点検の際には、前記安全スイッチの位置調整が行われている。この安全スイッチの位置調整を行う装置としては、例えば、安全スイッチのレバーを作動させるL字状作動片と同一角度を有すると共に、所定寸法幅を有するL字状ゲージと、前記L字状作動片に当該L字状ゲージを吸着させる磁石とを有することで、スケールを使用せずに、前記安全スイッチの位置調整を短時間で正確に行える安全スイッチ取付位置調整装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−169068号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている安全スイッチ取付位置調整装置は、安全スイッチとレバーの位置調整を行うことができる反面、安全スイッチを投入するために配設されているリンク機構の作動状態までは点検することができなかった。したがって、前記リンク機構のリンク支点となるリンク支点部が固渋している場合、駆動チェーンに緩みが生じたり、駆動チェーンが切断したとしても、前記リンク機構が作動せず安全スイッチが投入されない虞がある。
そこで、従来の安全装置の点検では、リンク機構の作動状態を確認するためにシューを降下させる際には、駆動チェーンをスプロケットから取り外す必要があり、点検時間と手間が掛かっていた。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、リンク機構の作動ストロークに対する安全スイッチの投入状態及び位置調整を正確に点検することができると共に、駆動チェーンをスプロケットから取り外すことなく前記リンク機構の作動状態を点検することが可能な乗客コンベアの安全装置異常検出装置、及び安全装置異常検出方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、駆動装置の出力軸に取付けた駆動スプロケットと、無端状に連結された踏段が装着された踏段チェーンを駆動する踏段駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットと前記踏段駆動スプロケットとに掛け渡された駆動チェーンと、前記駆動チェーン上に載置され、当該駆動チェーンの切断や緩みに応じて回動するシューと、前記シューの回動支点に開口されたネジ穴に螺合する取付部材が挿入される挿入穴が開口され、前記ネジ穴及び前記挿入穴に挿入された前記取付部材によって前記シューに取り付けられ、前記挿入穴をリンク支点とするリンク機構と、前記リンク機構の一端と所定間隔をおいて配置され、当該一端の移動によって当該一端に接触され、前記乗客コンベアを停止させる安全スイッチと、前記シューに連結され、当該シューの回動により前記踏段駆動スプロケットを停止させる異常時停止装置と、を備えた乗客コンベアの安全装置の異常状態を検出する異常検出装置であって、前記挿入穴に挿入され、前記リンク機構を仮止めする挿入部と、前記挿入部の一端に配設されたボルトヘッドと、前記ボルトヘッドの前記挿入部とは反対側の面に立設されたリンクストッパ部と、を有し、前記リンクストッパ部は、前記ボルトヘッドの前記面と平行な面が扇状である扇柱形状を有し、当該扇状の円弧の両端を通る直線同士が交差することによってなす角度が180度未満であり、前記リンクストッパ部は、前記挿入部の前記挿入穴に対する挿入深さに応じて、前記直線同士が交差することによって形成される角部が前記駆動チェーンに接触する乗客コンベアの安全装置異常検出装置を提供するものである。
また、本発明は、駆動装置の出力軸に取付けた駆動スプロケットと、無端状に連結された踏段が装着された踏段チェーンを駆動する踏段駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットと前記踏段駆動スプロケットとに掛け渡された駆動チェーンと、前記駆動チェーン上に載置され、当該駆動チェーンの切断や緩みに応じて回動するシューと、前記シューの回動支点に開口されたネジ穴に螺合する取付部材が挿入される挿入穴が開口され、前記ネジ穴及び前記挿入穴に挿入された前記取付部材によって前記シューに取り付けられ、前記挿入穴をリンク支点とするリンク機構と、前記リンク機構の一端と所定間隔をおいて配置され、当該一端の移動によって当該一端に接触され、前記乗客コンベアを停止させる安全スイッチと、前記シューに連結され、当該シューの回動により前記踏段駆動スプロケットを停止させる異常時停止装置と、を備えた乗客コンベアの安全装置の異常状態を検出する安全装置異常検出方法であって、前記ネジ穴に螺合された取付部材を当該ネジ穴から取り外す工程と、前記挿入穴に挿入される挿入部と、前記挿入部の一端に配設されたボルトヘッドと、前記ボルトヘッドの前記挿入部とは反対側の面に立設されたリンクストッパ部とを有する安全装置異常検出装置の前記挿入部を前記挿入穴に挿入し、前記リンク機構を仮止めする工程と、前記リンク機構を仮止めした状態で、当該リンク機構を下降させ、前記リンクストッパ部を前記駆動チェーンに接触させる工程と、前記リンクストッパ部を前記駆動チェーンに接触させた状態で、前記安全スイッチの位置を決定する工程と、を有する乗客コンベアの安全装置異常検出方法を提供するものである。
本発明に係る乗客コンベアの安全装置異常検出装置及び安全装置異常検出方法によれば、リンク機構の作動ストロークに対する安全スイッチの投入状態及び位置調整を正確に点検することができると共に、駆動チェーンをスプロケットから取り外すことなく前記リンク機構の作動状態を点検することができる。
本発明の実施形態に係る乗客コンベアの構成を示す側面図であり、一部を透視した状態で示す図である。 図1に示す乗客コンベアの安全装置の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る乗客コンベアの安全装置異常検出装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る安全装置異常検出装置の正面図である。 図4に示す安全装置異常検出装置を図4に示す矢印X方向から見た側面図である。 本発明の実施形態に係る安全装置異常検出装置を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部を示す分解側面図である。 本発明の実施形態に係る安全装置異常検出装置を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る安全装置異常検出装置を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る安全装置異常検出装置を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る安全装置異常検出装置を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部において駆動チェーン付近の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る安全装置異常検出装置を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部において駆動チェーン付近の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る安全装置異常検出装置を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部において駆動チェーン付近の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る安全装置異常検出装置を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態に係る乗客コンベアの安全装置異常検出装置について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る乗客コンベアの構成を示す側面図であり、一部を透視した状態で示す図、図2は、図1に示す乗客コンベアの安全装置の構成を示す側面図である。
図1及び図2に示すように、例えば、エスカレータや動く歩道等に代表される本実施形態に係る乗客コンベア100は、下階床に連なる一方の乗降口である下部乗降口1Fから上階床に連なる他方の乗降口である上部乗降口2Fにかけて、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段1と、これらの踏段1と同期して移動するハンドレール2と、踏段1が装着された踏段チェーン31を駆動する踏段駆動スプロケット3と、一方の乗降口から他方の乗降口に跨って傾斜して設置される本体枠32と、本体枠32の上階側の端部に設けられた機械室8と、機械室8に配置された駆動装置5と、駆動装置5の出力軸に取付けた駆動スプロケット6と、踏段駆動スプロケット3と駆動スプロケット6とに掛け渡された駆動チェーン4と、駆動チェーン4上に載置され、駆動チェーン4の切断や緩みに応じて回動するシュー9と、シュー9に取り付けられたリンク機構30と、リンク機構30の一端との接触により乗客コンベア100を停止させる安全スイッチ11と、シュー9に連結され、シュー9の回動により踏段駆動スプロケット3を停止させる異常時停止装置7と、を備えている。
なお、本実施形態では、主に、踏段駆動スプロケット3、駆動スプロケット6、駆動チェーン4、シュー9、リンク機構30、安全スイッチ11及び異常時停止装置7により安全装置を構成している。
リンク機構30は、リンクアーム10と蹴り金具12を備えている。リンクアーム10は、一端が本体枠32に配設されたリンク機構取付部33に回動可能に取り付けられており、他端側は二股に分岐されている。リンクアーム10の一端には、ボルト15が挿入される図示しないボルト穴が形成されており、このボルト穴に挿入されたボルト15によって、リンク機構取付部33に回動可能に取り付けられている。リンクアーム10の二股に分岐された分岐アーム10A及び分岐アーム10Bは、その先端に取付部材(本実施形態では、ボルト20:図2参照)が挿入される挿入穴34(図6、図10〜図12参照)が各々開口されている。この挿入穴34の内周面には、ボルト20の雄ネジが螺合する雌ネジが形成されている。
蹴り金具12は、一端が安全スイッチ11に接触する接触端となっており、他端には、ボルト20(図7参照)が挿入される挿入穴36(図10〜図12参照)が開口されている。この挿入穴36の内周面には、ボルト20の雄ネジが螺合する雌ネジが形成されている。そして、蹴り金具12は、挿入穴36(ボルト20)をリンク支点として回動し、この回動によって、前記接触端を安全スイッチ11に接触させるようになっている。
このリンク機構30は、分岐アーム10Aと分岐アーム10Bとの間にシュー9を挟み込んだ状態で、分岐アーム10B側に蹴り金具12を配設し、挿入穴34と、シュー9の回動支点に開口されたネジ穴14(図6参照)と、蹴り金具12の挿入穴36にボルト20を螺合させることで、挿入穴34及び36(言い換えれば、ボルト20)をリンク支点(回動支点)として、リンクアーム10及び蹴り金具12が回動するようになっている。また、ボルト15をリンク支点(回動支点)として、リンクアーム10が回動するようになっている。
安全スイッチ11は、図2に示すように、蹴り金具12の接触端と所定間隔13をおいた位置に配置されている。なお、本実施形態では、この安全スイッチ11は、駆動チェーン4が緩み、あるいは切断され、リンク支点である挿入穴34及び36(ボルト20)の中心が、通常位置から図2に示す駆動チェーン4の位置まで下降した際に作動し、電気的に駆動装置5を停止させるようになっている。即ち、安全スイッチ11は、挿入穴34及び36の中心位置が図2に示す駆動チェーン4の上面と一致した際に作動する位置に取り付けられている。
異常時停止装置7は、踏段1を駆動させる踏段駆動スプロケット3を機械的に停止させるカム40(図13参照)が内蔵されている。このカム40には、リンクアーム10及び蹴り金具12のリンク支点に連結されている連結部材41が連結されており、リンク機構30のリンク支点である挿入穴34及び36の中心(即ち、ボルト20の中心)が通常位置から、図2に示す駆動チェーン4の位置まで下降した際に回動し、図13に示すように異常時停止装置7内から出現して踏段駆動スプロケット3を機械的に強制停止させるようになっている。
次に、本実施形態に係る乗客コンベアの安全装置異常検出装置について図面を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る乗客コンベアの安全装置異常検出装置を示す斜視図、図4は、図3に示す安全装置異常検出装置の正面図、図5は、図4に示す安全装置異常検出装置を図4に示す矢印X方向から見た側面図である。
安全装置異常検出装置16は、図3〜5に示すように、リンク機構30の挿入穴34及び36の雌ネジに螺合する雄ネジが形成された挿入部19と、挿入部19の一端に配設されたボルトヘッド18と、ボルトヘッド18の挿入部19が位置する面とは反対側の面18Bに立設されたリンクストッパ部17とを有している。
リンクストッパ部17は、ボルトヘッド18の面18Bと平行な面17Bが扇状であり、面17Bと反対側の面(面18Bと接触している面)は、面17Bと同じ形状(扇状)を有する扇柱形状を有している。また、リンクストッパ部17は、扇状の円弧の両端を通る直線同士が交差することによって形成される扇柱形状の一辺である角部17Aが、挿入部19の軸心(即ち、挿入穴34及び36の中心)と一致する線上に位置しており、前記直線同士が交差することによってなす角度(中心角)が90度となっている。即ち、本実施形態では、リンクストッパ部17は、1/4円柱形状を有しており、角部17Aは、ボルトヘッド18の中心18Aと一致している。
挿入部19は、リンク機構30の挿入穴34及び36との螺合により、リンクアーム10及び蹴り金具12を回動可能に仮止めする。この挿入部19は、リンクアーム10及び蹴り金具12を仮止めした状態で下降させた際に、リンクストッパ部17が駆動チェーン4に接触し、且つ、挿入部19を挿入穴34及び36にさらにねじ込んだ際に、リンクストッパ部17が駆動チェーン4から離間する(接触を解除する)長さを有している。
次に、本実施形態に係る安全装置異常検出装置16を使用した安全装置異常検出方法について図面を参照して説明する。図6は、安全装置異常検出装置16を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部を示す分解側面図、図7〜9は、安全装置異常検出装置16を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部を示す断面図、図10〜図12は、安全装置異常検出装置16を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部において駆動チェーン付近の状態を示す断面図、図13は、安全装置異常検出装置16を使用して安全装置の異常の有無を確認する工程の一部を示す側面図である。
先ず、安全スイッチ11の取付け位置を点検あるいは決定する際は、図2に示す通常状態の安全装置から、図6に示すように、ボルト20を取り外し、リンク機構30からシュー9を取り外す。
次に、図7に示すように、リンクアーム10の挿入穴34(図6参照)及び蹴り金具12の挿入穴36(図10〜12参照)に安全装置異常検出装置16の挿入部19を螺合させ、安全装置異常検出装置16によりリンクアーム10及び蹴り金具12を仮止めする。この時、リンクストッパ部17の角部17Aが駆動チェーン4側を向くようにする。
次に、安全装置異常検出装置16によりリンクアーム10及び蹴り金具12を仮止めした状態で、図8に示すように、リンク機構30を駆動チェーン4に向けて下降させ、図9及び図10に示すように、安全装置異常検出装置16のリンクストッパ部17の角部17Aを駆動チェーン4に接触させる。
ここで、本実施形態では、前述したように、安全スイッチ11は、リンクアーム10及び蹴り金具12のリンク支点(挿入穴34及び36の中心)が、通常位置から図2に示す駆動チェーン4の位置まで下降した際に作動し、電気的に駆動装置5を停止させるように設定されているため、角部17Aが駆動チェーン4に接触した際に、蹴り金具12の接触端が安全スイッチ11に接触するか否かを点検する。角部17Aが駆動チェーン4に接触した際に、蹴り金具12の接触端が安全スイッチ11に接触しなかった、あるいは、角部17Aが駆動チェーン4に接触する前に、蹴り金具12の接触端が安全スイッチ11に接触した場合は、角部17Aが駆動チェーン4に接触した際に蹴り金具12の接触端が安全スイッチ11に接触するよう安全スイッチ11の位置を調整する。
この時、リンクストッパ部17は、駆動チェーン4に接触する角部17Aが鋭角(本実施形態では90度)であり、この角部17Aがボルトヘッド18の中心18Aと一致しているため、安全装置異常検出装置16でリンク機構30を仮止めした際に、角部17Aの向く方向が多少ずれても、駆動チェーン4には角部17Aの先端を接触させることができる。したがって、角部17Aを図2に示す駆動チェーン4の上面に接触させるだけで簡単且つ正確に、安全スイッチ11の取付位置を点検し、調整することができる。
次に、リンク機構30をさらに降下させることで、リンク機構30が確実に作動するか(固渋の有無や、必要な位置まで確実に回動するか)を点検する場合、図11に示すように、安全装置異常検出装置16の挿入部19を挿入穴34及び36のさらに奥までねじ込んで、矢印22に示すように安全装置異常検出装置16を駆動チェーン4に対し後退させ、安全装置異常検出装置16を駆動チェーン4から離間させる。
次に、図12に示すように、安全装置異常検出装置16を駆動チェーン4から離間させた状態で、リンク機構30をさらに降下させると、連結部材41も下降し、図13に示すように、連結部材41に連結されたカム40が回動して異常時停止装置7内から出現しする。この出現したカム40が踏段駆動スプロケット3の歯に嵌合し、踏段駆動スプロケット3を機械的に強制停止させる。この簡単な動作により、リンクアーム10及び蹴り金具12が、必要な位置まで確実に回動することが確認できる。したがって、従来のように、リンク機構30が確実に作動するか(固渋の有無や、必要な位置まで確実に回動するか)を点検する際に、踏段駆動スプロケット3から駆動チェーン4を取り外す必要がないため、点検時間を大幅に短縮することもできる。
なお、本実施形態では、リンクアーム10及び蹴り金具12の挿入穴34及び36の内周面に雌ネジを形成した場合について説明したが、これに限らず、挿入穴34及び36の内周面には、必ずしも雌ネジを形成する必要はなく、所謂「バカ穴」であってもよい。この場合、安全装置異常検出装置16によってリンク機構30を仮止めする際には、例えば、挿入部19に形成された雄ネジが螺合するナット等を蹴り金具12の外側(図10でいう右側)に配置し、挿入部19とナットを螺合させる等すればよい。
また、本実施形態では、安全装置異常検出装置16の挿入部19に雄ネジを形成した場合について説明したが、これに限らず、リンク機構30が挿入穴34及び36をリンク支点として回動するよう仮止めすることが可能であれば、挿入部19には必ずしも雄ネジを形成しなくてもよい。この場合、例えば、挿入穴34及び36に挿入部19を挿入することで、リンク機構30が挿入穴34及び36をリンク支点として回動することができるように、挿入部19の径を決定する等すればよい。
そしてまた、本実施形態では、安全装置異常検出装置16のリンクストッパ部17の角部17Aの角度(扇状の中心角)を90度にした場合について説明したが、これに限らず、角部17Aの角度は、180度未満であれば、任意に設定することができる。
さらにまた、本実施形態では、安全装置異常検出装置16のリンクストッパ部17の角部17Aが、挿入部19の軸心(即ち、挿入穴34及び36の中心)と一致する線上に位置するよう配置したが、これに限らず、角部17Aは、挿入部19の軸心に対し平行となる位置に配置すればよい。
ここで、角部17Aの位置は、安全スイッチ11を作動させたい時のシュー9の位置によって決定することができる。例えば、本実施形態では、シュー9の回動支点(挿入穴34及び36の中心)位置が、図2に示す駆動チェーン4の上面と一致した際に安全スイッチ11が作動するよう設定してあるため、角部17Aを挿入部19の軸心(即ち、挿入穴34及び36の中心)と一致する線上に配置したが、シュー9の回動支点よりも下位置が、図2に示す駆動チェーン4の上面と一致した際に安全スイッチ11が作動するようにしたい場合は、前記下位置に角部17Aが配置されるようにすればよい。また、シュー9の回動支点よりも上位置が、図2に示す駆動チェーン4の上面と一致した際に安全スイッチ11が作動するようにしたい場合は、前記上位置に角部17Aが配置されるようにすればよい。
また、本実施形態では、図9及び図10に示す工程後、安全装置異常検出装置16を駆動チェーン4から離間させ、リンク機構30をさらに降下させた工程を行った場合について説明したが、これに限らず、リンク機構30をさらに降下させる工程は、必ずしも行わなくてもよい。
3…踏段駆動スプロケット、4…駆動チェーン、5…駆動装置、6…駆動スプロケット、7…異常時停止装置、9…シュー、10…リンクアーム、10A、10B…分岐アーム、11…安全スイッチ、12…蹴り金具、14…ネジ穴、16…安全装置異常検出装置、17…リンクストッパ部、17A…角部、18…ボルトヘッド、18A…中心、19…挿入部、20…ボルト、30…リンク機構、34、36…挿入穴、40…カム、100…乗客コンベア

Claims (9)

  1. 駆動装置の出力軸に取付けた駆動スプロケットと、
    無端状に連結された踏段が装着された踏段チェーンを駆動する踏段駆動スプロケットと、
    前記駆動スプロケットと前記踏段駆動スプロケットとに掛け渡された駆動チェーンと、
    前記駆動チェーン上に載置され、当該駆動チェーンの切断や緩みに応じて回動するシューと、
    前記シューの回動支点に開口されたネジ穴に螺合する取付部材が挿入される挿入穴が開口され、前記ネジ穴及び前記挿入穴に挿入された前記取付部材によって前記シューに取り付けられ、前記挿入穴をリンク支点とするリンク機構と、
    前記リンク機構の一端と所定間隔をおいて配置され、当該一端の移動によって当該一端に接触され、乗客コンベアを停止させる安全スイッチと、
    前記シューに連結され、当該シューの回動により前記踏段駆動スプロケットを停止させる異常時停止装置と、
    を備えた乗客コンベアの安全装置の異常状態を検出する異常検出装置であって、
    前記挿入穴に挿入され、前記リンク機構を仮止めする挿入部と、
    前記挿入部の一端に配設されたボルトヘッドと、
    前記ボルトヘッドの前記挿入部とは反対側の面に立設されたリンクストッパ部と、
    を有し、
    前記リンクストッパ部は、前記ボルトヘッドの前記面と平行な面が扇状である扇柱形状を有し、当該扇状の円弧の両端を通る直線同士が交差することによってなす角度が180度未満であり、
    前記リンクストッパ部は、前記挿入部の前記挿入穴に対する挿入深さに応じて、前記直線同士が交差することによって形成される角部が前記駆動チェーンに接触する、
    乗客コンベアの安全装置異常検出装置。
  2. 前記挿入穴の内周面には、前記取付部材に形成された雄ネジが螺合する雌ネジが形成され、
    前記挿入部の外周面には、前記挿入穴の内周面に形成された雌ネジに螺合する雄ネジが形成されている請求項1記載の乗客コンベアの安全装置異常検出装置。
  3. 前記リンクストッパ部は、前記直線同士が、前記挿入部の軸心と一致する線上で交差する請求項1または2記載の乗客コンベアの安全装置異常検出装置。
  4. 前記挿入部は、当該挿入部の雄ネジと前記挿入穴の雌ネジとの螺合により、前記リンクストッパ部が前記駆動チェーンに接触する位置よりさらに前記挿入穴内に進入し、前記駆動チェーンとの接触を解除する請求項2記載の乗客コンベアの安全装置異常検出装置。
  5. 駆動装置の出力軸に取付けた駆動スプロケットと、
    無端状に連結された踏段が装着された踏段チェーンを駆動する踏段駆動スプロケットと、
    前記駆動スプロケットと前記踏段駆動スプロケットとに掛け渡された駆動チェーンと、
    前記駆動チェーン上に載置され、当該駆動チェーンの切断や緩みに応じて回動するシューと、
    前記シューの回動支点に開口されたネジ穴に螺合する取付部材が挿入される挿入穴が開口され、前記ネジ穴及び前記挿入穴に挿入された前記取付部材によって前記シューに取り付けられ、前記挿入穴をリンク支点とするリンク機構と、
    前記リンク機構の一端と所定間隔をおいて配置され、当該一端の移動によって当該一端に接触され、乗客コンベアを停止させる安全スイッチと、
    前記シューに連結され、当該シューの回動により前記踏段駆動スプロケットを停止させる異常時停止装置と、
    を備えた乗客コンベアの安全装置の異常状態を検出する安全装置異常検出方法であって、
    前記ネジ穴に螺合された取付部材を当該ネジ穴から取り外す工程と、
    前記挿入穴に挿入される挿入部と、前記挿入部の一端に配設されたボルトヘッドと、前記ボルトヘッドの前記挿入部とは反対側の面に立設されたリンクストッパ部とを有する安全装置異常検出装置の前記挿入部を前記挿入穴に挿入し、前記リンク機構を仮止めする工程と、
    前記リンク機構を仮止めした状態で、当該リンク機構を下降させ、前記リンクストッパ部を前記駆動チェーンに接触させる工程と、
    前記リンクストッパ部を前記駆動チェーンに接触させた状態で、前記安全スイッチの位置を決定する工程と、
    を有する乗客コンベアの安全装置異常検出方法。
  6. 前記安全スイッチの位置を決定した後、前記挿入部を前記挿入穴にさらに深く挿入し、前記リンクストッパ部を前記駆動チェーンから離間させる工程と、
    前記リンクストッパ部を前記駆動チェーンから離間させた状態で、前記リンク機構をさらに下降させる工程と、
    をさらに有する請求項5記載の乗客コンベアの安全装置異常検出方法。
  7. 前記安全装置が、前記踏段駆動スプロケットを停止させるよう作動するまで、前記リンク機構を下降させる請求項6記載の乗客コンベアの安全装置異常検出方法。
  8. 前記挿入穴の内周面には、前記取付部材に形成された雄ネジが螺合する雌ネジが形成され、
    前記挿入部の外周面には、前記挿入穴の内周面に形成された雌ネジに螺合する雄ネジが形成されており、
    前記リンク機構を仮止めする工程は、前記挿入部の雄ネジを前記挿入穴の雌ネジに螺合させる請求項5記載の乗客コンベアの安全装置異常検出方法。
  9. 前記挿入穴の内周面には、前記取付部材に形成された雄ネジが螺合する雌ネジが形成され、
    前記挿入部の外周面には、前記挿入穴の内周面に形成された雌ネジに螺合する雄ネジが形成されており、
    前記リンクストッパ部を前記駆動チェーンから離間させる工程は、前記挿入部の雄ネジを前記挿入穴の雌ネジにさらにねじ込む請求項6記載の乗客コンベアの安全装置異常検出方法。
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