JP2017097999A - 蓄電素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正極活物質の電子伝導性を確保しつつ、正極と電解質物質との反応における抵抗成分の生成を抑制することにより電池性能を向上させること。【解決手段】正極40は、当該正極40の表面の全体を覆う金属酸化物の第1被膜44を有している。また、負極50は、当該負極50の表面の全体を覆う金属酸化物の第2被膜53を有している。これにより、正極40や負極50を構成する各要素の電気的接続を維持しつつ、正極40及び負極50が電解液に直接接触しない構成となる。このため、正極活物質42の電子伝導性を確保される。また、正極40と電解質物質との反応における抵抗成分の生成を抑制することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電素子及びその製造方法に関する。
従来より、正極活物質の表面に無機酸化物層が設けられた構成が、例えば特許文献1で提案されている。正極活物質は充放電可能な二次電池の正極を構成している。無機酸化物層は、正極活物質に電圧が印加された際に、正極活物質と電解液物質とが反応することを抑制する役割を果たす。
特開2014−116111号公報
しかしながら、上記従来の技術では、無機酸化物層は絶縁物質によって構成されているので、無機酸化物層が設けられた正極活物質を用いて電極を作製すると、電極内の電子伝導性が低下してしまう。このため、電池性能が低下してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、正極活物質の電子伝導性を確保しつつ、正極と電解質物質との反応における抵抗成分の生成を抑制することにより電池性能を向上させることができる蓄電素子を提供することを第1の目的とする。また、当該蓄電素子の製造方法を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、金属イオンを吸蔵放出可能な正極活物質(42)を主成分とする正極(40)と、金属イオンを吸蔵放出可能な負極活物質(52)を主成分とする負極(50)と、を備えている。また、正極と負極とに挟まれており、金属イオンの伝導性を有すると共に、正極と負極とを電気的に絶縁分離するセパレータ(60)を備えている。
そして、正極は、当該正極の表面の全体を覆う金属酸化物の第1被膜(44)を有している。さらに、負極は、当該負極の表面の全体を覆う金属酸化物の第2被膜(53)を有している。
請求項2に記載の発明では、金属イオンを吸蔵放出可能な正極活物質(42)を主成分とする正極(40)と、金属イオンを吸蔵放出可能な負極活物質(52)を主成分とする負極(50)と、を備えている。また、正極と負極とに挟まれており、金属イオンの伝導性を有すると共に、正極と負極とを電気的に絶縁分離するセパレータ(60)を備えている。さらに、セパレータが正極と負極とに挟まれた状態での、セパレータ、正極、及び負極によって構成された表面の全体を覆う金属酸化物の被膜(71)を備えている。
請求項3に記載の発明では、金属イオンを吸蔵放出可能な正極活物質(42)を主成分とする正極(40)と、金属イオンを吸蔵放出可能な負極活物質(52)を主成分とする負極(50)と、を備えている。また、正極と負極とに挟まれており、金属イオンの伝導性を有すると共に、正極と負極とを電気的に絶縁分離するセパレータ(60)を備えている。
また、正極に接続された正極端子(20)と、負極に接続された負極端子(30)と、を備えている。セパレータが正極と負極とに挟まれた状態で、セパレータ、正極、負極、正極端子の一部、及び負極端子の一部を収容室(18)に収容する筐体(10)を備えている。さらに、収容室のうち、当該収容室の壁面(19)、セパレータ、正極、負極、正極端子の一部、及び負極端子の一部によって構成された表面の全体を覆う金属酸化物の被膜(71)を備えている。
請求項7に記載の発明では、金属イオンを吸蔵放出可能な正極活物質(42)を主成分とする正極(40)を用意する。また、金属イオンを吸蔵放出可能な負極活物質(52)を主成分とする負極(50)を用意する。
次に、金属イオンの伝導性を有すると共に、正極と負極とを電気的に絶縁分離するセパレータ(60)を用意し、セパレータを正極と負極とで挟む。そして、正極に正極端子(20)を接続する。また、負極に負極端子(30)を接続する。
続いて、収容室(18)を有する筐体(10)を用意し、セパレータ、正極、負極、正極端子の一部、及び負極端子の一部を収容室に収容する。この後、収容室のうち、当該収容室の壁面(19)、セパレータ、正極、負極、正極端子の一部、及び負極端子の一部によって構成された表面の全体を覆う金属酸化物の被膜(71)を形成する。
上記のように、金属酸化物の第1被膜が正極の表面の全体を覆う構成となるので、正極活物質の電流パスに第1被膜が介在しないようにすることができる。このため、正極活物質の電子伝導性を確保することができる。また、第1被膜によって正極活物質が電解液に接触しないので、電解液に含まれる電解質物質と正極活物質との反応における抵抗成分の生成を抑制することができる。したがって、蓄電素子の電池性能の低下を抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る蓄電素子の斜視図である。 図1に示された蓄電素子の断面図である。 図2に示された正極、負極、及びセパレータの拡大断面図である。 第1実施形態に係る蓄電素子の製造工程を示した図である。 サイクル数と容量維持率との相関関係を示した図である。 活物質あたりの容量と電圧との相関関係を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る正極、負極、及びセパレータの拡大断面図である。 第2実施形態に係る蓄電素子の製造工程を示した図である。 第3実施形態に係る蓄電素子のうち正極端子の近傍の拡大断面図である。 第3実施形態に係る蓄電素子の製造工程を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る蓄電素子は、正負極間における電解質イオンに伴う電荷の移動により充放電が実現される二次電池である。電解質イオンは、リチウムイオン等の金属イオンである。
図1及び図2に示されるように、蓄電素子1は、筐体10、正極端子20、負極端子30、複数の正極40、複数の負極50、及び複数のセパレータ60を備えて構成されている。なお、図3では、積層体70の積層構造を見やすくするために、セパレータ60の断面を破線で表現している。セパレータ60は、実際はシート状である。
蓄電素子1は、積層体70が筐体10を構成するラミネートフィルム11、12に封止されたラミネート型のものである。積層体70は、各ラミネートフィルム11、12にエンボス加工等によって形成された凹部13、14に収容されている。
積層体70は、正極40と負極50とがセパレータ60を介して積層されたものがさらに複数積層されて構成されている。積層体70は、凹部13、14の底面よりわずかに小さい面を含む直方体の形状を有する。積層体70の最上層及び最下層は負極50になっている。
各ラミネートフィルム11、12の外周縁15は、凹部13、14の外縁部に位置すると共に、相互に当接する面である。外周縁15は加熱融着等の方法によって接合されている。
正極端子20及び負極端子30は、ラミネートフィルム11、12の外周縁15でタブフィルム16、17を介して封口されている。タブフィルム16、17は、例えば酸変性のポリプロピレン等によって構成されている。タブフィルム16、17は極性があるので、接着性を有する。
正極端子20は、一端側が複数の正極40に接続されていると共に、他端側が外周縁15の外部に突出している。同様に、負極端子30は、一端側が複数の負極50に接続されていると共に、他端側が外周縁15の外部に突出している。
したがって、筐体10は、各ラミネートフィルム11、12の凹部13、14によって構成される収容室18に、積層体70、正極端子20の一部、及び負極端子30の一部を収容している。なお、タブフィルム16、17は筐体10の収容室18の壁面19の一部を構成している。
図3に示されるように、正極40は、正極集電体41、正極活物質42、導電材43、及び第1被膜44を有している。また、負極50は、負極集電体51、負極活物質52、及び第2被膜53を有している。
具体的に、正極40は、アルミ箔の正極集電体41の両面に、酸化剤として正極活物質42が積層されたものである。正極40は、この正極活物質42を主成分としている。負極50は、銅箔の負極集電体51の両面に、還元剤として負極活物質52が積層されたものである。負極50は、この負極活物質52を主成分としている。
正極集電体41及び負極集電体51は、電気を取り出すための端子としての役割を果たす。正極集電体41は複数束ねられて正極端子20の一端側に接続されている。同様に、負極集電体51は複数束ねられて負極端子30の一端側に接続されている。
正極活物質42及び負極活物質52は、金属イオンを送り出し受け取る酸化/還元反応を行う物質である。すなわち、正極活物質42及び負極活物質52は、金属イオンとしてリチウムイオンを吸蔵放出可能な化合物である。
正極活物質42として、例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、リン酸鉄リチウム(LiFePO)、マンガン酸リチウム(LiMnPO)、LiNi0.5Mn1.5等が用いられる。負極活物質52として、例えば炭素(C)やチタン酸リチウム(LiTi12)等が用いられる。
導電材43は、正極活物質42に電子の供給パスを提供する役割を果たす。導電材43として、例えば炭素材料、金属粉、導電性ポリマー等が用いられる。
第1被膜44は、正極40を構成する正極集電体41、正極活物質42、及び導電材43とセパレータ60に含まれる電解液とが反応することを抑制する役割を果たす膜である。第1被膜44は、正極40の表面の全体を覆っている。
ここで、正極40の表面とは、正極集電体41、正極活物質42、及び導電材43のうち、これらが互いに接触する接触面を除いた表面全体である。言い換えると、正極40の表面とは、正極40に第1被膜44が設けられていない状態で正極集電体41、正極活物質42、及び導電材43が露出する表面である。
同様に、第2被膜53は、負極50を構成する負極集電体51及び負極活物質52と電解液とが反応することを抑制する役割を果たす膜である。第2被膜53は、負極50の表面の全体を覆っている。負極50の表面は、正極40の表面と同様に定義される。
なお、負極50には正極40を構成する導電材43が含まれていても良い。負極50に導電材43が含まれる場合、第2被膜53は負極50内の導電性を確保した状態で負極50の表面全体を覆うことになる。
そして、各被膜44、53は、金属酸化物によって構成されている。一つの例として、金属酸化物は、Al、Ti、Siのうちの少なくとも1つを含む酸化物である。例えば、Al、TiO、SiOを少なくとも1つ含む酸化物である。
また、別の例として、金属酸化物は、少なくともAlを含むと共に、Ti及びSiのうちの少なくとも1つを含む酸化物である。例えば、Al、TiO、SiOを同一層内に含む酸化物である。
さらに別の例として、金属酸化物は、Liを含む酸化物である。例えば、LiAlO、LiTi12、LiSiOである。
本実施形態では、第1被膜44と第2被膜53は同一の金属酸化物によって構成されている。なお、本実施形態に係る蓄電素子1の構成では、第1被膜44と第2被膜53は別々の金属酸化物によって構成されていても良い。
セパレータ60は、正極40と負極50とを電気的に絶縁分離すると共に、電解液を保持する役割を果たすものである。セパレータ60は、正極40と負極50とに挟まれている。すなわち、セパレータ60は、正極40に設けられた第1被膜44と、負極50に設けられた第2被膜53と、に接触している。ここで、第1被膜44のうちセパレータ60に接触する部分は、正極活物質42や導電材43を覆う部分に限定されている。また、第2被膜53のうちセパレータ60に接触する部分は負極活物質52を覆う部分に限定されている。
また、セパレータ60は、金属イオンの伝導性を有している。つまり、セパレータ60は、電子を通さないが、金属イオンを通す性質を持つ。セパレータ60として、ポリエチレンやポリプロピレン等の多孔性合成樹脂膜が用いられる。セパレータ60は図示しない電解液を含んだ構成になっている。電解液は、セパレータ60と正極40との空隙、及び、セパレータ60と負極50との空隙にも設けられている。なお、セパレータ60は表面及び内部にセラミック粒子を備えていても良い。以上が本実施形態に係る蓄電素子1の全体構成である。
次に、蓄電素子1の製造方法について、図4を参照して説明する。まず、正極40及び負極50を用意する。正極40及び負極50の形成方法は同じであるので、正極40を用意する工程を例に説明する。
はじめに、正極活物質42、導電材43、及び結着材からなる正極合材を溶媒に混ぜて混練する調合・混連工程を行う。続いて、ペースト状の正極合材を正極集電体41の両面に塗布する塗布工程を行うと共に、正極合材の密度調整のためのプレス工程を行う。プレス工程が終了した正極40はロール状に巻かれた状態になっていることが多いが、その限りではない。また、正極40内の水分・溶媒除去を目的に減圧室で真空乾燥工程を行うこともある。
この後、第1被膜44を形成する被膜形成工程を行う。被膜形成は、原子層堆積法(Atomic Layer Deposition;ALD)を用いて行う。ALD法は、正極40の表面に例えば水を吸着させた後に原料ガスを流すことで、正極40の表面に吸着した水と原料との表面反応により、正極40の表面に非常に薄い膜を形成する方法である。ALD法では、4ステップを1サイクルとして製膜を行う。
正極40の電極表面全体に第1被膜44を製膜するため、正極40をチャンバに設置する。チャンバに設置する正極40は、ロール状のものでも、電池セルサイズにカットしたものでも良く、それらが複数セット存在している状態でも良い。
そして、チャンバ内温度を100℃に設定し、原料であるTMA(トリメチルアルミニウム)を15℃、水(HO)を25℃として、第1被膜44を製膜する。製膜条件としては、TMAガス輸送を0.3sec、パージを0.9secとし、HOガス輸送を0.3sec、パージを0.9secとして製膜を実施した。
なお、製膜の温度が低いため、ガス粘性を考慮して各製膜条件を十分大きく設定することが好ましい。また、発明者らは、正極活物質42や導電材43に全面に均一、且つ、サイクル数に比例した膜厚で着膜することを確認した。
例えば、第1被膜44としてAlを製膜する。もちろん、TiO、SiO、Ta等のように、100℃以下で形成可能且つ絶縁性を持ったALD膜が製膜可能であれば、他の金属酸化物のALD膜を形成しても良い。
そして、正極集電体41をセル形状にカットする切断工程を行う。ここで、第1被膜44の形成は、正極集電体41をセル形状にカットした後に行っても良い。すなわち、真空乾燥工程の後に切断工程を行う。そして、当該切断工程の後に被膜形成工程を行う。これにより、正極集電体41のカット面にも第1被膜44を形成することができる。このため、筐体10の内部に混入した金属異物に対する絶縁性や、正極集電体41の金属バリ等の絶縁性を確保することができる。したがって、蓄電素子1の品質が向上する。以上のようにして、正極40及び負極50をそれぞれ形成する。
続いて、セパレータ60を用意し、セパレータ60を正極40と負極50とで挟む電極組み付け工程を行う。すなわち、負極50、セパレータ60、正極40、セパレータ60、負極50、・・・となるように各々を積層することで積層体70を形成する。
また、複数の正極40の各正極集電体41の端部と正極端子20の一端側とを接続する。同様に、複数の負極50の各負極集電体51の端部と負極端子30の一端側とを接続する。
この後、筐体10に積層体70を組み付けるセル組み付け工程を行う。すなわち、セパレータ60、正極40、負極50、正極端子20の一部、及び負極端子30の一部を収容室18に収容する。ここで、筐体10を構成する各ラミネートフィルム11、12の四辺の外周縁15のうちの一辺が開口するように各ラミネートフィルム11、12を接合する。そして、減圧室で真空乾燥工程を行う。
さらに、各ラミネートフィルム11、12の開口部から電解液を注入する電解液注液工程を行う。最後に、各ラミネートフィルム11、12の開口部を封止する封止工程を行う。こうして、蓄電素子1が完成する。
以上説明したように、本実施形態では、正極40の表面の全体を覆う金属酸化物の第1被膜44が設けられている。このような構成では、正極集電体41と正極活物質42との接触、正極集電体41と導電材43との接触、及び正極活物質42と導電材43との接触が維持された状態で正極40の表面に第1被膜44が形成されている。
このため、各接触の電気的な接続を確実に確保することができる。すなわち、正極活物質42の電子伝導性を確保することができる。これに対し、正極活物質42等が予め被膜に覆われたもので構成された正極40では、当該被膜を介して正極活物質42と正極集電体41が接触したり、正極活物質42と導電材43が接触する。このため、当該被膜が電気的な接続を不十分にすると共に、抵抗成分となる。しかしながら、本実施形態に係る第1被膜44は、正極集電体41、正極活物質42、及び導電材43の電気的接続を阻害しないので、互いの電流パスにおける抵抗成分の増加を抑制することができる。
また、正極集電体41、正極活物質42、及び導電材43が第1被膜44に覆われているので、これらが電解液に接触しないようにすることができる。このため、正極集電体41、正極活物質42、及び導電材43と電解液に含まれる電解質物質との反応における電解液分解物の生成を抑制することができる。したがって、蓄電素子1の電池性能を向上させることができる。負極50についても正極40と同様の構成により上記と同様の効果が得られる。
発明者らは、第1被膜44及び第2被膜53の厚みと蓄電素子1の電池容量との関係を調べた。その結果を図5及び図6に示す。
まず、蓄電素子1の電池容量を0%から100%まで上下させると、正極40の表面の電位が上がる。このため、第1被膜44が形成されていないものは正極40と電解液とが反応しやすくなるので、電解液が分解して電池容量が低下する。そこで、発明者らは、蓄電素子1の1回の充放電を1サイクルとして、サイクル数の増加に対する蓄電素子1の容量維持率の変化を調べた。
ここで、調査対象の正極活物質42をLiNi0.5Mn1.5とし、負極活物質52を炭素(C)とした。正極40では、正極活物質42、導電材43、正極活物質42及び導電材43を正極端子41に保持するバインダの比率を80:10:10として混合した。また、負極50では、炭素(C)とバインダとの比率を90:10として混合した。
図5に示されるように、蓄電素子1に各被膜44、53が設けられていないものは、サイクル数の増加に伴って容量維持率が減少した。これに対し、蓄電素子1に各被膜44、53が設けられたものでは、サイクル数の増加に関わらず容量維持率は維持された。
また、図6は、各被膜44、53の有無による蓄電素子1の放電カーブを示している。各被膜44、53の有無により、活物質あたりの容量に差があることが明らかとなった。活物質あたりの容量に差の主要因として、放電直後の電圧低下が大きく起因している。被膜無しのものは電極表面に電解液の分解物が形成されたことに起因する抵抗増加が発生する。これに対し、電極表面に各被膜44、53が形成することで電解液の分解を抑制でき、電解液分解による抵抗上昇を抑制できたと考えられる。
以上の各結果から、各被膜44、53によって蓄電素子1の電池性能が向上したことがわかる。
特に、正極活物質42の作動電位が4.0V以上のものだと特に効果が大きい。例えば、LiNi0.5Mn1.5やLiMnPOやLiCoPOの少なくとも1種類の物質を含むというように、正極活物質42が複数の物質で構成された蓄電素子1では電解液の分解が促進されやすいので、各被膜44、53の形成の効果が大きい。また、LiMnPOの元素の一部が置換されたLiFeMn1−xPOというように、元素が一部置換された正極活物質42を備えた蓄電素子1についても同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図7に示されるように、蓄電素子1は、第3被膜71を備えている。第3被膜71は、セパレータ60が正極40と負極50とに挟まれた状態での、セパレータ60、正極40、及び負極50によって構成された表面の全体を覆う金属酸化物の膜である。
すなわち、第3被膜71は、セパレータ60のうち正極40及び負極50と接触する部位を除いた表面にも形成されている。したがって、正極40及び負極50は第3被膜71を介してではなく、セパレータ60に直接接触している。また、第3被膜71は、正極40、負極50、及びセパレータ60の全てに同一の金属酸化物で形成されている。
次に、本実施形態に係る蓄電素子1の製造方法について、図8を参照して説明する。本実施形態では、セパレータ60を正極40と負極50とで挟む電極組み付け工程の後に、第3被膜71を形成する製膜工程を行う。すなわち、積層体70の表面全体に第3被膜71を製膜する。製膜は、チャンバ内に積層体70が複数配置された状態で行われても良い。
そして、チャンバ内温度を60℃に設定し、原料であるTMAを20℃、水を40℃として、金属酸化物としてAlの第3被膜71を製膜する。製膜条件としては、TMAガス輸送を1sec、パージを3secとし、HOガス輸送を1sec、パージを3secとして製膜を実施した。発明者らは、第3被膜71が積層体70の全面に均一に着膜することを確認した。
なお、積層体70の最表面は第3被膜71の溶解を考慮し、例えばAlとTiOとの積層構造とすることで第3被膜71の溶解を防止することが可能である。また、製膜の温度が低いため、HO等のガスの粘性が高いものを考慮して各製膜条件(特にパージ時間)を十分大きく設定することが好ましい。
上記のように第3被膜71を形成した後、上述のセル組み付け工程以降の各工程を行う。こうして、本実施形態に係る蓄電素子1が完成する。
以上のように、第3被膜71を成膜する工程を電極組み付け工程の後にすることでセパレータ60も含んだ積層体70の全体に第3被膜71が設けられた構成を提供することができる。なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、第3被膜71が特許請求の範囲の「被膜」に対応する。
(第3実施形態)
本実施形態では、第22実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、積層体70が収容された収容室18内にも第3被膜71が形成されている。すなわち、第3被膜71は、収容室18のうち、当該収容室18の壁面19、セパレータ60、正極40、負極50、正極端子20の一部、及び負極端子30の一部によって構成された表面の全体を覆っている。
具体的には、図9に示されるように、第3被膜71は、正極端子20の一部である一端側、収容室18の壁面19、当該壁面19を構成するタブフィルム16の上に製膜されている。したがって、第3被膜71は、収容室18の壁面19、セパレータ60、正極40、負極50、正極端子20の一部、及び負極端子30の一部の全てに同一の金属酸化物で形成されている。
なお、図示されていない負極端子30側についても同様に第3被膜71が負極端子30の一部である一端側、収容室18の壁面19、当該壁面19を構成するタブフィルム17の上に製膜されている。
次に、本実施形態に係る蓄電素子1の製造方法について、図10を参照して説明する。本実施形態では、まず、上述のように筐体10に積層体70を組み付けるセル組み付け工程までを行う。すなわち、積層体70、正極端子20の一部、及び負極端子30の一部を収容室18に収容する。本工程では、筐体10を構成する各ラミネートフィルム11、12の四辺の外周縁15のうちの一辺を開口させている。そして、真空乾燥工程を行う。
この後、第3被膜71の製膜の前に、正極端子20及び負極端子30の各他端側や筐体10の外表面にマスクを形成しておく。これにより、正極端子20及び負極端子30の各他端側や筐体10の外表面への着膜を防止する。
そして、各ラミネートフィルム11、12の開口部から収容室18に原料ガスを流し込む製膜工程を行う。製膜の条件は第2実施形態と同じである。これにより、収容室18の壁面19、セパレータ60、正極40、負極50、正極端子20の一部、及び負極端子30の一部によって構成された表面の全体に、金属酸化物としてAlの第3被膜71を形成する。
なお、第3被膜71の製膜は、チャンバ内に複数の筐体10が配置された状態で行われても良い。また、第2実施形態と同様に、積層体70の最表面をAlとTiOとの積層構造としても良い。
上記のように第3被膜71を形成した後、上述の電解液注液工程以降の各工程を行う。こうして、本実施形態に係る蓄電素子1が完成する。以上のように、第3被膜71を成膜する工程をセル組み付け工程後の真空乾燥工程の後に形成することで、筐体10の収容室18の壁面19にも第3被膜71が設けられた構成を提供することができる。
また、リチウム電池では電解液の塩として、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)、テトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF)を用いることが多いが、正極集電箔のアルミニウムに保護膜を作らないLi塩、具体的にはリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(LiTFSI)、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド(LiFSI)等についても、金属酸化物の第3被膜71を蓄電素子1の筐体10内に製膜することで、アルミニウムと電解液との接触を抑制できるため、同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、第3被膜71が特許請求の範囲の「被膜」に対応する。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された蓄電素子1の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、蓄電素子1の形態はラミネート型に限られない。例えば、蓄電素子1はコイン型、円筒型、角型等の種々の形状でも良い。
また、上記各実施形態では、正極40に正極活物質42、導電材43、バインダ等を用いた内容を説明したが、正極活物質42を直接製膜するような電池においても上記と同様の効果が得られる。
さらに、LiFSIを電解液の塩として用いた場合も同様の検討を行った結果、製膜無しと比較して、各被膜44、53、71を製膜したものは高い電池性能を維持することが明らかとなった。
10 筐体
18 収容室
19 壁面
20、30 端子
40 正極
42 正極活物質
44、53、71 被膜
50 負極
52 負極活物質
60 セパレータ

Claims (10)

  1. 金属イオンを吸蔵放出可能な正極活物質(42)を主成分とする正極(40)と、
    前記金属イオンを吸蔵放出可能な負極活物質(52)を主成分とする負極(50)と、
    前記正極と前記負極とに挟まれており、前記金属イオンの伝導性を有すると共に、前記正極と前記負極とを電気的に絶縁分離するセパレータ(60)と、
    を備え、
    前記正極は、当該正極の表面の全体を覆う金属酸化物の第1被膜(44)を有し、
    前記負極は、当該負極の表面の全体を覆う金属酸化物の第2被膜(53)を有している蓄電素子。
  2. 金属イオンを吸蔵放出可能な正極活物質(42)を主成分とする正極(40)と、
    前記金属イオンを吸蔵放出可能な負極活物質(52)を主成分とする負極(50)と、
    前記正極と前記負極とに挟まれており、前記金属イオンの伝導性を有すると共に、前記正極と前記負極とを電気的に絶縁分離するセパレータ(60)と、
    前記セパレータが前記正極と前記負極とに挟まれた状態での、前記セパレータ、前記正極、及び前記負極によって構成された表面の全体を覆う金属酸化物の被膜(71)と、
    を備えている蓄電素子。
  3. 金属イオンを吸蔵放出可能な正極活物質(42)を主成分とする正極(40)と、
    前記金属イオンを吸蔵放出可能な負極活物質(52)を主成分とする負極(50)と、
    前記正極と前記負極とに挟まれており、前記金属イオンの伝導性を有すると共に、前記正極と前記負極とを電気的に絶縁分離するセパレータ(60)と、
    前記正極に接続された正極端子(20)と、
    前記負極に接続された負極端子(30)と、
    前記セパレータが前記正極と前記負極とに挟まれた状態で、前記セパレータ、前記正極、前記負極、前記正極端子の一部、及び前記負極端子の一部を収容室(18)に収容する筐体(10)と、
    前記収容室のうち、当該収容室の壁面(19)、前記セパレータ、前記正極、前記負極、前記正極端子の一部、及び前記負極端子の一部によって構成された表面の全体を覆う金属酸化物の被膜(71)と、
    を備えている蓄電素子。
  4. 前記金属酸化物は、Al、Ti、Siのうちの少なくとも1つを含む酸化物である請求項1ないし3のいずれか1つに記載の蓄電素子。
  5. 前記金属酸化物は、少なくともAlを含むと共に、Ti及びSiのうちの少なくとも1つを含む酸化物である請求項1ないし3のいずれか1つに記載の蓄電素子。
  6. 前記金属酸化物は、Liを含む酸化物である請求項1ないし5のいずれか1つに記載の蓄電素子。
  7. 金属イオンを吸蔵放出可能な正極活物質(42)を主成分とする正極(40)を用意する工程と、
    前記金属イオンを吸蔵放出可能な負極活物質(52)を主成分とする負極(50)を用意する工程と、
    前記金属イオンの伝導性を有すると共に、前記正極と前記負極とを電気的に絶縁分離するセパレータ(60)を用意し、前記セパレータを前記正極と前記負極とで挟む工程と、
    前記正極に正極端子(20)を接続する工程と、
    前記負極に負極端子(30)を接続する工程と、
    収容室(18)を有する筐体(10)を用意し、前記セパレータ、前記正極、前記負極、前記正極端子の一部、及び前記負極端子の一部を前記収容室に収容する工程と、
    前記収容室のうち、当該収容室の壁面(19)、前記セパレータ、前記正極、前記負極、前記正極端子の一部、及び前記負極端子の一部によって構成された表面の全体を覆う金属酸化物の被膜(71)を形成する工程と、
    を含んでいる蓄電素子の製造方法。
  8. 前記被膜を形成する工程では、前記金属酸化物としてAl、Ti、Siの少なくとも1つを含む酸化物の被膜を形成する請求項7に記載の蓄電素子の製造方法。
  9. 前記被膜を形成する工程では、前記金属酸化物として少なくともAlを含むと共にTi、Siの少なくとも1つを含む酸化物の被膜を形成する請求項7に記載の蓄電素子の製造方法。
  10. 前記被膜を形成する工程では、前記金属酸化物として、Liを含む酸化物の被膜を形成する請求項7ないし9のいずれか1つに記載の蓄電素子の製造方法。
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