JP2017089004A - 接合部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貴金属メッキは必要とせず、Niメッキするだけで、封止樹脂および銀ペースト樹脂との良好な密着強度(接合強度)、半田との良好な接合強度、濡れ広がり性、および良好なワイヤーボンディング性(ボンディングワイヤーとの接合強度)が得られる新しい構造の接合部材が嘱望されているのが現状である。【解決方法】接合部材の接合部表面に形成したNi電気メッキ層を介して相手材と接合される構造の接合部材であって、該Niメッキ層のミクロ組織断面の構造が、茎部と花蕾部からなる花蕾野菜状結晶が林立し、該林立する花蕾野菜状結晶の中の一部あるいは全ての結晶の花蕾部が先太に成長をした状態の結晶からなることを特徴とする。前記先太に広がり、林立する花蕾野菜状結晶間に隙間が形成されてなり、接合時、該隙間、あるいは/および該花蕾野菜状結晶の枝と枝の間の隙間に、接合する相手材の流動体が流入してなることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は接合部材に係わり、更に詳しくは、モールド樹脂、銀ペースト樹脂、半田、ボンディングワイヤー等との接合性に優れた接合部材に関するものである。
本発明において接合部材とは、相手材に接合されることで製品として完成される部材全般を意味するものである。たとえば本発明において、半導体装置用リードフレームが最も代表的接合部材で、その時、相手材はモールド樹脂、銀ペースト樹脂、半田、ボンディングワイヤー等である。
本発明の「接合」という用語は、樹脂による接着、はんだ付け、ロー付け、およびワイヤーボンディング等の、全ての接合を包含するものである。
本発明において接合性とは、接合部材と、その相手材との間の接合強度、および接合する相手材が半田、ロー材にあっては、その半田やロー材の、接合部材に対する濡れ性、濡れ広がり性、および接合する相手材が樹脂の場合、外気の水分の浸入を防ぐ気密密着性も意味するものである。
半導体の実装工程で、今日、最も重要視されている特性として、リードフレームと封止樹脂および銀ペースト樹脂との密着強度(接合強度)、半田との接合強度、濡れ広がり性、およびワイヤーボンディング性(ボンディングワイヤーとの接合強度)であり、これらすべてが優れたリードフレームが要求されている。
リードフレームの表面は、まずNiメッキされるのが常法である。
半導体装置用リードフレーム素材上のNiメッキは、ボンディング性や展延性が必要なことから、従来は、無光沢のNiメッキが用いられているが、樹脂、半田、およびボンディングワイヤーとの接合性に問題点があるのが実情である。
リードフレームの半田付け性を改善する従来発明として特許文献1が、そしてモールド樹脂との密着強度を改善する方法として特許文献2に記載された発明がある。
特許文献1に記載された発明は、リードフレーム表面にNiメッキ、さらにNiメッキの上に、Pdメッキ(Ni−Pd)、さらにPdメッキの上に、Auメッキ(Ni−Pd−Au)をして半田付け性を改善する方法である。
特許文献1の発明は、Niメッキの上に更に、貴金属メッキが必須であり、メッキのコストアップが課題である。
特許文献2に記載された発明は、リードフレーム上のNiメッキの結晶の配向性を制御することにより、モールド樹脂、Agペースト樹脂との密着強度を改善する方法であるが、半田付け性の改善には、特許文献1の発明と同じくNiメッキの上に更に、貴金属メッキが不可欠である。
特許文献1、2の発明は共に、貴金属メッキによるコストアップと、貴金属メッキしても尚かつ、接合強度そのものに問題がある。
かかる観点から、リードフレーム表面に、貴金属メッキは必要とせず、Niメッキするだけで、封止樹脂および銀ペースト樹脂との良好な密着強度(接合強度)、半田との良好な接合強度、濡れ広がり性、および良好なワイヤーボンディング性(ボンディングワイヤーとの接合強度)が得られる新しいNiメッキ技術が嘱望されているのが現状である。
特許第2543619号 特開平10−27873号
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、接合部材表面に、貴金属メッキは必要とせず、Ni電気メッキするだけで、封止樹脂および銀ペースト樹脂との良好な密着強度(接合強度)、半田との良好な接合強度、濡れ広がり性、および良好なワイヤーボンディング性(ボンディングワイヤーとの接合強度)が得られる新しい接合部材を提供することにある。
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、下記の知見を得た。
すなわち、接合部材の接合部表面にNi電気メッキ層を形成し、このNi電気メッキ層を介して相手材と接合する構造にする時、
このNi電気メッキ層のミクロ組織の断面構造を、下記構造にすることで、貴金属メッキしなくても、貴金属メッキした場合と同等以上の接合特性(濡れ広がり性および接合強度)が得られることが判った。
すなわち、そのメッキ層のミクロ組織の断面構造は、茎部と花蕾部からなる花蕾野菜状結晶が林立する構造で、その結晶の下部は花蕾野菜の茎部状で、上部は花蕾野菜の花蕾部状からなり、その林立する花蕾野菜状結晶の中の一部あるいは全ての結晶の上部が、先太に広がる構造にすることで、貴金属メッキしなくても、貴金属メッキした場合と同等あるいは同等以上の接合特性(濡れ広がり性および接合強度)が得られることが判った。
本発明Niメッキ被膜は、メッキ被膜の厚さが、0.05μm以上になると、結晶の先端花蕾部が先太に広がり始め、先太結晶が林立するようになり、相手材との接合強度の上昇が特に顕著になるが、本発明Ni電気メッキ被膜は、いまだ先太に成長していないメッキ初期段階の被膜の状態(0.01μm〜0.05μm未満)でも、前記先太結晶花蕾部の芽の萌芽が認められ、被膜が厚くなるにしたがって、芽が成長して大きくなる。そしてこの萌芽期の状態でも、相手材が半田の場合、貴金属メッキしなくても、貴金属メッキした場合と同等あるいは同等以上の接合強度と半田の濡れ広がり性が得られ、そしてモールド樹脂、銀ペースト樹脂でも、貴金属メッキしなくても、貴金属メッキした場合と同等あるいは同等以上の接合強度が得られることが判った。
なお本発明では、いまだ先太に成長していないメッキ初期段階の被膜の状態を、「先太結晶の萌芽期の状態(あるいは段階)」あるいは「萌芽期の状態(あるいは段階)」と表現した。
そして厚さが0.05μm以上で、結晶の先端花蕾部が先太に広がり始め、花蕾野菜状結晶間に隙間が形成されてなる状態を「先太に成長した状態(あるいは段階)」と表現した。
前記ミクロ組織断面の構造が、前記「先太に成長した段階」で、相手材(モールド樹脂、銀ペースト樹脂、半田、ボンディングワイヤー)と接合した時の接合強度は、前記「先太結晶の萌芽期の状態」のNi電気メッキ被膜と接合した時よりも更に高い接合強度が得られる。
本発明は、これらの知見に基づいてなされたものである。
ブロッコリーは花蕾野菜の代表的なものであるが、本発明Ni電気メッキ被膜表面を顕微鏡で観察した時、あたかもブロッコリーの森を上から俯瞰した外観になる。
先太に成長した段階で、接合強度が、萌芽期の段階の接合強度よりも更に高くなるのは、相手材の流動体が、隣り合う花蕾野菜状結晶間の隙間(幹と幹の間の隙間)、あるいは/および花蕾野菜の枝と枝の間の隙間に侵入し、隙間が相手材の流動体で埋められ、相手材が固化することで、接合面積の拡大と共に、アンカー効果が生まれて、接合強度がより高くなるものと思われる。
前記したように、メッキ厚さが0.05μm以上になると、結晶の先端花蕾部が先太に広がり始めて前記先太に成長した段階になり、相手材との接合強度の上昇が顕著になるが、メッキ厚さが30μmを超えると、Niメッキの結晶が脆くなり、接合強度が低下するので、メッキ厚さは、30μm以下が好適である。
前記先太結晶の萌芽期の段階は、0.01〜0.05μm未満の膜厚範囲である。
下限を0.01μmにする理由は、0.01未満のメッキ厚さになると、実際のメッキ工程では、被膜厚さのコントロールが難しくなり、安定的にメッキを行うことが難しくなるためである。したがって下限値は、0.01μmが好適である。
前記したように、相手材が半田、モールド樹脂、銀ペースト樹脂の場合、Niメッキ被膜が「先太結晶の萌芽期の状態」でも、従来のNi電気メッキ被膜に貴金属メッキした場合と同等あるいは同等以上の接合強度が得られるので、相手材が半田、モールド樹脂および銀ペースト樹脂の場合、本発明の好適なNiメッキ被膜の厚さ範囲は、0.01μm〜30μmとなる。
相手材がボンディングワイヤーの場合は、Niメッキ被膜は、先太に成長した段階が好適であり、被膜厚さは、0.05μm〜30μmの範囲が好適である。
Ni電気メッキ層は、接合部材に直接メッキして形成しても良いし、あるいは下地に他の金属を被覆して、あるいは必要に応じてNiを無電解法、蒸着法等で形成して、この下地層の上にNi電気メッキ層を形成しても良い。
Niメッキ層の上に、必要に応じて、(Pd、Pd合金、Au、Au合金、Ag、Ag合金)の中から選択される1種あるいは2種以上の貴金属層を被覆してもよい。Niメッキ層上の貴金属層は、電解法、無電解法、蒸着法等、いずれの方法で形成しても良い。
ここで相手材の流動体とは、相手材が半田、ロー材にあっては、溶けた融体あるいは軟化した塑性流体を意味し、相手材が樹脂にあっては、溶融樹脂、ペースト状樹脂、あるいは軟化した樹脂の塑性流体を意味し、相手材がボンディングワイヤー等の場合は、溶けた融体あるいは軟化した塑性流体を意味し、その他の材料にあっては、融体、ペースト状、塑性流体のいずれかである。
最適な結晶構造の析出物を得るためには、メッキ液の組成、および電流密度、メッキ液温度、極間距離等のメッキ条件を制御することにより達成できる。
本発明では、Niの電気メッキ浴中にハロゲンイオンとアンモニアイオンが共存することが必須である。すなわちNi2+、ハロゲンイオン、NH が必須である。
Niの電気メッキ液のpHは、2〜10、メッキ温度は常温〜80℃、陰極電流密度は、0.1〜10A/dmが好ましい。
メッキ浴組成およびメッキ条件を適正に管理することにより常に一定の結晶構造のメッキ被膜を得ること出来る。
Niメッキ浴中の、Ni2+の最適濃度は、1〜50g/Lであり、それより少ないと、結晶が脆くなり、それより多いと最適な結晶の出現が難しい。
Ni2+供給塩としては、硫酸ニッケル、塩化ニッケル、スルファミン酸ニッケル、酢酸ニッケル、クエン酸ニッケル等が好ましい。
またハロゲンイオンの最適濃度は、1〜100g/Lが好ましい。それより少ないと結晶が小さくなり、また多すぎると、結晶が脆くなる。
ハロゲンイオン供給塩としては、NHCl、NHBr、NHF、NHHF(酸性フッ化アンモニウム)、NaF、KCl、NaCl、NiCl、NiBr、NaBr、KBr、CaBr、NaI、KI等が好ましい。
さらにNH は、1〜100g/Lが好ましい。
多すぎても、少なすぎても本発明の結晶は出現しない。
硼酸等もpH緩衝剤として用いても良い。
本発明接合部材の、最も代表的なものは、半導体装置用リードフレームであり、素材として、純銅、Cu合金、Ni−Fe合金等が用いられるが、本発明では、その他接合に供される全ての金属、合金成分からなる部材全てを包含するものである。
本発明は、半導体装置用リードフレームの様な接合部材を、モールド樹脂、銀ペースト樹脂、半田、ボンディングワイヤー等と接合する際の接合強度、半田濡れ性、濡れ広がり性、および樹脂と接合部材接合部の気密性を顕著に向上させることが出来るものであり、接合部材の軽小化と、その接合部の信頼性の向上およびそのコスト低減に多大な貢献をなすものである。
本発明Niメッキ層(0.01、0.03、1μm厚)外観SEM写真 本発明Niメッキ層(1μm厚)断面のSEM写真 モールド樹脂を接合した時の断面のSEM写真(熱処理なし) 銀ペースト樹脂を接合した時の断面の元素のマッピング写真 半田を接合した時の断面の元素のマッピング写真 ボンディングワイヤーを接合した時の断面の元素のマッピング写真 従来のNiメッキ層(ワット浴)外観のSEM写真 従来のNiメッキ層(ワット浴)断面のSEM写真 従来のNiメッキ層(スルファミン酸浴)外観のSEM写真 従来のNiメッキ層(スルファミン酸浴)断面のSEM写真
以下に本発明の実施の形態を従来方法と対比させて説明する。なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、本発明がこれのみに限定されるものでないことは勿論である。
実施例1
半田合金とモールド樹脂に対するNiメッキ厚さ範囲の検証
接合部材として銅合金素材のリードフレームを使用し、接合部材に接合する相手材として、1種類の半田合金、1種類のモールド樹脂を選択した。
1種類の半田合金は、3%Ag−0.5%Cu−Sn(残部)である。
1種類のモールド樹脂は、ビィフェニール型で熱処理無しである。
リードフレーム接合面に形成するNi電気メッキ層の厚さを変えた時の相手材(半田合金、モールド樹脂)との接号強度の変化を調べた。
Ni電気メッキ層のメッキ厚さは、
0.01μm、0.02μm、0.05μm、1μm、10μm、20μm、30μm、40μmの8水準で変化させた。
先太結晶の萌芽期の状態が2水準、先太に成長した段階が、6水準である。
リードフレームのNi電気メッキの条件は下記のとおりである。
銅合金素材のリードフレームの表面を常法通り脱脂、酸洗い、活性化処理後、リードフレーム全面に、前記8水準のメッキ厚さのNiメッキを施した。
Ni電気めっきのメッキ浴組成とメッキ条件を表1に示す。
また従来技術と比較するために、従来技術のメッキ法で、1μm厚のNi電気メッキ層の表面に、Auメッキ層を1層形成したものと、Niメッキの表面にPdとAuを2層メッキした従来技術品も作成した。
前記メッキ厚さの異なる8種類のリードフレームに、半田合金、モールド樹脂(封止用樹脂)を接合して、接合強度の測定を行った。また前記貴金属を1層、2層メッキしたリードフレームにも半田合金、モールド樹脂(封止用樹脂)を接合して、従来技術との接合強度の比較を行った。
モールド樹脂の接合強度は、熱処理無しの場合について測定した。
モールド樹脂の接合強度は、シェアー強度(N,ニュートン)を測定した。
測定に用いたチップの設置面積は、2mm×2mm(=4mm)である。
半田合金との接合強度の測定結果を表2に、モールド樹脂との接合強度の測定結果を表3に示す。
表2、表3の比較例は、従来技術のメッキ方法でNiメッキ層のみ被覆した場合であり、Niメッキ浴はスルファミン酸浴を用いた。
表2、表3の比較例に使用したスルファミン酸浴組成とメッキ条件を表12に示す。メッキ条件は、50℃、5A/dm2で、銅合金素材のリードフレームに前記8水準のメッキ厚さでメッキした。
表2、表3より、Niメッキ層の厚さが0.05μm以上(先太に成長した段階)になると、半田合金、モールド樹脂、いずれの場合でも、比較例に比較して、極めて高い強度が得られることを確認できた。
また30μmを越える厚さになると、接合強度の低下が激しくなることを確認できた。
また更に表2、表3より、本発明Niメッキ被膜は、先太結晶の萌芽期の状態(0.01〜0.05μm未満厚さ)の場合でも、比較例の場合に比較して、極めて高い強度が得られることが判る。そして更に、従来のNiメッキの上に、更に貴金属層を1層、2層メッキした場合(従来技術品)と同等以上の接合強度を有しているということであり、貴金属メッキすることなしに、貴金属メッキした従来技術品と同等以上の接合性が得られることが確認できた。
実施例2
ボンディングワイヤーと銀ペースト樹脂に対するメッキ厚さ範囲の検証
接合部材として銅合金素材のリードフレームを使用し、接合部材に接合する相手材として、ボンディングワイヤー、銀ペースト樹脂を選択した。
ボンディングワイヤーは、φ100μmのアルミ線である。
実施例1と同様に、リードフレーム接合面に形成するNi電気メッキ層の厚さを変えて相手材(ボンディングワイヤー、銀ペースト樹脂)と接合して、接号強度の変化を調べた。
Ni電気メッキ層のメッキ厚さは、
0.01μm、0.02μm、0.05μm、1μm、10μm、20μm、30μm、40μmの8水準で変化させた。
先太結晶の萌芽期の状態が2水準、先太に成長した段階が、6水準である。
リードフレームのNi電気メッキの条件は実施例1と同じである。
また実施例1と同様に、本発明と従来技術を比較するために、従来技術のメッキ法で、1μm厚さのNi電気メッキ層の表面に、Auメッキ層を1層形成したものと、Niメッキの表面にPdとAuを2層メッキした従来技術品も作成し、それぞれボンディングワイヤー、銀ペースト樹脂と接合して、接合強度の測定を行った。
測定に用いたチップの設置面積は、2mm×2mm(=4mm)である。
ボンディングワイヤーとの接合強度の測定結果を表4に、銀ペースト樹脂との接合強度の測定結果を表5に示す。
表4、表5の比較例は、従来技術のメッキ方法でNiメッキ層のみ被覆した場合であり、Niメッキ浴はスルファミン酸浴を用い、メッキ条件は、実施例1と同じである。
表4、表5より、Niメッキ層の厚さが0.05μm以上(先太に成長した段階)になると、ボンディングワイヤー、銀ペースト樹脂、いずれの場合でも、比較例に比較して、極めて高い強度が得られることを確認できた。
また30μmを越える厚さになると、接合強度の低下が激しくなることを確認できた。
また更に表5より、銀ペースト樹脂との接合の場合、本発明Niメッキ被膜は、先太結晶の萌芽期の状態(0.01〜0.05μm未満厚さ)の場合でも、比較例の場合に比較して、極めて高い強度が得られる。そして更に、従来のNiメッキの上に、更に貴金属層を1層、2層メッキした場合(従来技術品)と同等以上の接合強度を有していることが判る。
本発明は、貴金属メッキなしで、従来方法と同等以上の接合性が得られることが確認できた。
また更に表4より、ボンディングワイヤーとの接合の場合、本発明Niメッキ被膜は、先太結晶の萌芽期の状態の場合には、従来技術品より劣っていた。
従ってボンディングワイヤーの場合は、メッキ厚が0.05μm以上の先太に成長した段階のNi被膜が好適であることが確認できた。
実施例3
貴金属メッキした従来技術品との比較
接合部材として実施例1、2と同じ銅合金素材のリードフレームを使用。
接合部材(リードフレーム)に接合する相手材として、2種類の半田合金、2種類のモールド樹脂、1種類の銀ペースト樹脂、および2種類のボンボンディングワイヤーを選択した。
2種類の半田合金は、
3%Ag−0.5%Cu−Sn(残部)、
1%Ag−0.7%Cu−2%Bi−Sn(残部)である。
2種類のモールド樹脂は、低応力型とビィフェニール型である。
2種類のボンディングワイヤーは、100μmφのアルミ線、25μmφの金線である。
接合部材接合面に形成するNiメッキ層の厚さは、1μmとし、Ni層単独のリードフレーム、Ni電気メッキ層の上に、更にAuメッキ層を形成した2層構造のリードフレーム、Ni電気メッキ層の上にPdメッキ層、Pdメッキ層の上に更にAuメッキ層形成の3層構造のリードフレーム、以上3種類のリードフレームを作製した。
また半田濡れ広がりテストでは、先太結晶の萌芽期の状態の濡れ広がり性を測定するために、Ni層厚さ0.01μm、0.03μmのリードフレームも作製した。
Ni電気メッキ層の上にAuメッキ層形成の2層構造の場合は、1μm厚さのNiメッキ層の上に、0.05μm厚さのAuメッキ層を形成した。
Ni電気メッキ層の上にPdメッキ層、Pdメッキ層の上に更に、Auメッキ層形成の3層構造の場合は、1μm厚さのNiメッキ層の上に、0.1μm厚さのPdメッキ層を形成し、Pdメッキ層の上に、0.01μm厚さのAuメッキ層を形成した。
リードフレームのNi電気メッキの浴組成およびメッキ条件は実施例1と同じである。
表1に示したメッキ浴組成およびメッキ条件で、0.01、0.03、および1μm厚さNiメッキした時の、メッキ層表面外観のSEM写真を図1に示す。
1μm厚Ni層断面のSEM写真を図2に示す。
倍率は、図1は10000倍、図2は30000倍である。
また本発明と比較のために、従来技術でNiメッキ後、更に、Ni層の上に、前記した条件で、Auメッキしたリードフレーム、およびNi層の上に、Pdメッキし、Pdの上に、更に、Auメッキした前記3種類の構造のリードフレームも作製した。
前記3種類のリードフレームに、モールド樹脂(封止用樹脂)を接合して、接合強度の測定を行った。
テストに供したモールド樹脂は、低応力のモールド樹脂、およびビィフェニール型モールド樹脂の2種類である。
接合強度は、熱処理有りの場合、熱処理無しの場合について測定した。
熱処理有りの場合の熱処理条件は、175℃×60分で加熱後、更に350℃×5分加熱した。
接合強度は、シェアー強度(N,ニュートン)を測定した。
測定に用いたチップの設置面積は、2mm×2mm(=4mm)である。
接合強度の測定結果を表6に示す。また併せて、モールド樹脂(熱処理無し)とメッキ層の接合部断面のSEM写真を図3に示す。
倍率は10000倍である。
表6の比較例は、銅、銅合金基材のリードフレームの表面に、従来から使用されているワット型Niメッキ浴で1μm厚さ、Ni電気メッキしただけの場合(貴金属メッキなし)の接合強度である。
比較例のNiメッキ後の外観SEM写真は図7に、断面SEM写真は図8に示す。
比較例に使用したワット型Niメッキ浴組成とメッキ条件を表11に示す。
数値はリードフレームと樹脂間のシェアー強度(N)を示す。
SEM写真の解析結果と接合強度の測定結果
図1の外観SEM写真から判るように、本発明Niメッキ被膜は、先太に成長していない「先太結晶の萌芽期の段階」の被膜(0.01、0.03μm)でも、先太結晶花蕾部の芽の萌芽が認められ、被膜が厚くなるにしたがって、芽が成長して大きくなることが判る。
先太に成長した段階(1μm厚さ)のNiメッキ層の結晶は、花蕾野菜状の結晶が林立した花蕾野菜の森を上から俯瞰した時のような外観をしており、そして個々の花蕾野菜状結晶の断面構造は、図2の断面SEM写真から判るように、茎部と花蕾部からなる突起形状で、突起上部の花蕾部は、ほぼ半数以上が先太形状である。
結晶断面の全体構造は、これらの突起が林立した構造になっており、隣同士の突起間には隙間が存在し、これらの隙間は、入り組んだ入江状の隙間構造を形成している。そして先太結晶部の隙間は、入江の入り口側が奥側よりも細く絞られる構造になっている。
樹脂を接合すると、図3の断面写真から判るように、隣同士の結晶の隙間、および結晶の枝と枝の隙間に、樹脂の流動体が入りこんで固化した構造になる。
表6の結果から、本発明は従来技術に比較して、モールド樹脂との接着強度が極めて優れていることが判る。
強度が顕著に向上する理由は、図2、図3の写真と図7、8の写真を比較して判るように、
本発明結晶では、モールド樹脂が、Niメッキ層の花蕾野菜状結晶の複雑な入江状の隙間に入りこんで固化し、そして更に、先太結晶部の入江に入り込んだ樹脂は、入り口側を細く狭められたタコツボのような入江の中で固化するために、最早、抜去できないような構造になっている。
この複雑な入江状、タコツボ状アンカー構造が、本発明の接着強度(モールド樹脂との)を高くする最大の要因であろう。
また先端花蕾部の表面は表面積が著しく拡大しており、この表面積の拡大が、メッキ層と樹脂との接合面積を比較例よりも著しく拡大し、これも接着強度を高くする要因であろう。
表6の結果より、
本発明のNiメッキ被膜は、本発明Ni電気メッキ層の上に、更にAuメッキ層を形成した2層構造の場合および本発明Ni電気メッキ層の上に、Pdメッキ層、Pdメッキ層の上に更にAuメッキ層形成の3層構造の場合と、接合強度はほぼ同等であることが判る。
つまり、本発明のNiメッキ被膜は、貴金属メッキしなくても、貴金属メッキした場合と同等程度の接合強度(モールド樹脂との)が得られ、貴金属メッキは、敢えて必要としないことが判る。
また表6の結果より、
本発明Niメッキ被膜を、従来方法のNiメッキ上に、更に貴金属を1層、2層メッキした従来技術と比較した時、本発明Niメッキ被膜は貴金属メッキしなくても、低応力型で従来技術の10倍以上、ビィフェニール型で従来技術の2倍以上の接合強度を有しており、本発明のNiメッキ被膜は、従来技術に比べて極めて高い接合強度(モールド樹脂との)を有していることが判る。
次に前記3種類のリードフレームに、銀ペースト樹脂を接着して、接合強度の測定を行った。ペーストキュア条件は、
160℃×60分後、ダイシェアー強度250℃で測定した。
接合強度は、ダイシェアー強度(kgf)を測定した。
測定に用いたチップの設置面積は、2mm×2mm(=4mm)である。
接合強度の測定結果を表7に示す。また併せて、銀ペースト樹脂とメッキ層の接合部断面の元素のマッピング写真を図4に示す。倍率は10000倍である。
表7の比較例は、表6の比較例と同じく、従来から使用されているワット型Niメッキ浴で1μm厚さ、Ni電気メッキしただけの場合(貴金属メッキなし)の接合強度である。
数値はリードフレームと樹脂間のダイシェアー強度(kgf)を示す。
表7の結果から次のことが判る。
すなわち本発明Niメッキ被膜は、表6の場合と同じく、従来方法のNiメッキ上に、更に貴金属を1層、2層メッキした従来技術の2.6〜2.9倍の接合強度を有しており、本発明Niメッキ被膜は、敢えて貴金属メッキしなくても、従来技術に比べて極めて高い接合強度(銀ペースト樹脂との)を有していることが判る。
なお本発明Niメッキ被膜に、更に貴金属を1層、2層メッキしても、最大20%程度のアップに過ぎないものであり、あえて貴金属メッキは必要としないことが判る。
強度が顕著に向上する理由は、図2、図4の写真と図7、8の写真を比較して判るように、本例の場合も、モールド樹脂の場合と同じく、複雑な入江状、タコツボ状アンカー構造と接合面積の拡大が接着強度を高くする最大要因であろう。
次に半田濡れ広がりテストの測定結果を表8に、半田の接合強度の測定結果を表9に示す。また併せて、半田とNiメッキ層の接合部断面の元素のマッピング写真を図5に示す。倍率は10000倍である。
表8の従来技術で用いたNiメッキはスルファミン酸浴を用いた。
表8の従来技術に使用したスルファミン酸浴組成とメッキ条件を表12に示す。
メッキ条件は、50℃、5A/dm2で、1ミクロンのメッキである。
表8の従来技術の、スルファミン酸Niメッキ後の外観のSEM写真は図9に、断面のSEM写真は図10に示す。
表8の半田濡れ広がり性の評価方法
1 それぞれの組成の半田ペレットを、それぞれのメッキ層に乗せて、350℃のオーブ ンに60秒放置後の半田の広がりを測定した。
2 広がり100%とは、元の半田ペレットと同じ面積であり、
広がり200%とは、元の半田の2倍の面積まで広がったことを示す。
3 フラックスは使用していない。
表8の結果より、
本発明Niメッキ被膜は、先太結晶の萌芽期の状態から先太に成長した状態まで、貴金属メッキしなくても、貴金属メッキした場合と同等の半田濡れ広がり性を有していることが判る。
このことからも、本発明においては敢えて貴金属メッキは必要としないことが判る。
また従来方法のNiメッキ被膜(1μm厚さ)に、貴金属を1層、あるいは2層メッキした場合よりも、本発明はNi被膜単独で、3倍以上の半田濡れ広がり性を有しており、本発明Niメッキ被膜には、敢えて貴金属メッキは必要としないことが判る。
表9の従来技術で用いたNiメッキのスルファミン酸浴組成とメッキ条件を表12に示す。
メッキ条件は、50℃、5A/dm2で、1ミクロンのメッキである。
表9の半田接合強度の評価方法
半田接合強度の測定は、メッキ膜上の2mm×2mm=4mmの面積区域に、半田付け後、垂直方向に引張って強度を測定した。
表9の結果から、本発明Niメッキ被膜は、従来方法のNiメッキ上に、更に貴金属を1層、2層メッキした従来技術の、1.6〜1.8倍の接合強度を有しており、本発明Niメッキ被膜は、敢えて貴金属メッキしなくても、従来方法に比べて極めて高い半田接合強度を有していることが判る。
強度が顕著に向上する理由は、図5の接合部断面の元素のマッピング写真から判るように、半田がNiメッキ層の複雑な入江状、タコツボ状隙間の中に侵入、固化したことによるアンカー効果および接着面積の拡大が、本発明の接合強度を高くする最大の要因であろう。
次に表10にボンディングワイヤーの接合強度の測定結果を示す。
倍率は10,000倍である。
表10の従来技術で用いたNiメッキはスルファミン酸浴を用いた。
表10の従来技術に使用したスルファミン酸浴組成とメッキ条件を表12に示す。
メッキ条件は、50℃、5A/dm2で、1ミクロンのメッキである。
ボンディングワイヤーとNiメッキ層の接合部断面のSEM写真を図6に示す。
表10のボンディングワイヤー接合強度の評価方法
1)φ100μmのアルミ線、φ25μmの金線を用いて、ボンディング後に引張試験を 行い、破壊された場所と強度を測定した。
2)破壊モード
A:アルミ線が切れた、金線が切れた
B:メッキの表面でAl線面、金線面が剥がれた
C:リードフレームの面より剥がれた
表10の結果から、本発明Niメッキ被膜は、従来方法のNiメッキ上に、更に貴金属を1層、2層メッキした従来技術に比較して、アルミ線では、1.2〜1.5倍の接合強度、金線では、同等の接合強度を有しており、本発明Niメッキ被膜は、敢えて貴金属メッキしなくても、従来方法と同等に使用できることが判明した。
なおワイヤーボンディングの場合は、モールド樹脂、銀ペースト樹脂、半田の場合と異なり、本発明Niメッキ層の上に更に貴金属を1層、2層メッキすることで、接合強度が4倍以上高くなり、破壊モードもAランクに昇格し、接合部の信頼性が向上するので、必要に応じて、Niメッキ層の上に更に貴金属を1層、2層メッキすることは有効である。
図6の接合部断面の元素のマッピング写真から、ボンディングワイヤーのAlの流動体が、先太花蕾状結晶間の隙間、および結晶の下部隙間に流れ込んで下部茎部を埋め込んでいる状態が観察できる。
このことから、ボンディングワイヤーの場合でも、前記した場合と同じように強力なアンカー効果が発現されて、強度が顕著に向上することがうかがえる。
軽小化する半導体装置のリードフレームの分野で多くの需要が期待できる。
また、その他一般的な接合部材の分野でも多く利用されることが期待できる。
1…接合部材 2…Niメッキ層
3…花蕾野菜状結晶 4…茎部
5…先太花蕾部 6…樹脂層
7…銀ペースト樹脂層 8…半田層
9…ボンディングワイヤー層

Claims (11)

  1. 接合部材の接合部表面に形成したNi電気メッキ層を介して相手材と接合される構造の接合部材であって、該Niメッキ層のミクロ組織断面の構造が、
    茎部と花蕾部からなる花蕾野菜状結晶が林立し、該林立する花蕾野菜状結晶の中の一部あるいは全ての結晶の花蕾部が先太に成長をした状態の結晶からなることを特徴とする接合部材。
  2. 接合部材の接合部表面に形成したNi電気メッキ層を介して相手材と接合される構造の接合部材であって、該Niメッキ層のミクロ組織断面の構造が、
    茎部と花蕾部からなる花蕾野菜状結晶が林立し、該林立する花蕾野菜状結晶の、該花蕾部が先太に成長する前の萌芽期の状態の結晶からなることを特徴とする接合部材。
  3. 前記先太に広がり、林立する花蕾野菜状結晶間に隙間が形成されてなり、接合時、該隙間、あるいは/および該花蕾野菜状結晶の枝と枝の間の隙間に、接合する相手材の流動体が流入してなる請求項1に記載の接合部材。
  4. 前記萌芽期の状態の結晶表面に、接合する相手材の流動体が濡れて、広がって接合されてなる請求項2に記載の接合部材。
  5. 前記Ni電気メッキ層の厚さが、0.05μm〜30μmである請求項3に記載の接合部材。
  6. 前記Ni電気メッキ層の厚さが、0.01μm〜0.05μm未満である請求項4に記載の接合部材。
  7. 前記Ni電気メッキ層を形成する電気メッキ浴の組成が、浴中にハロゲンイオンとアンモニアイオンが共存してなる浴組成からなることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の接合部材。
  8. 前記Ni電気メッキ浴の中の、Ni2+の濃度が、1〜50g/L、かつハロゲンイオンの濃度が、1〜100g/L、NH が、1〜100g/Lであることを特徴とする請求項7に記載の接合部材。
  9. 前記接合部材が半導体装置用リードフレームであって、接合する相手材が、半田、モールド樹脂、銀ペースト樹脂のいずれかである請求項3〜4のいずれかに記載の接合部材。
  10. 前記接合部材が半導体装置用リードフレームであって、接合する相手材が、ボンディングワイヤーである請求項3に記載の接合部材。
  11. 前記接合部材のNiメッキの上に、(Pd、Pd合金、Au、Au合金、Ag、Ag合金)の中から選択される1種あるいは2種以上の貴金属を積層して被覆されてなる請求項10に記載の接合部材。
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