JP2017083518A - 帯状ワーク通材機構およびそれを備えた露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帯状ワークを搬送経路内に通材させる際に、リーダテープの使用を必要とせず、高所作業や複数の作業者による作業を必要としない通材機構を提供すること。【解決手段】 帯状ワークを搬送経路に通材させる帯状ワークの通材機構であって、搬送経路の幅方向外側に、搬送経路に沿って配置された搬送ベルト部と、搬送ベルト部に取り付け可能であって、帯状ワークの先端に取り付けられて当該帯状ワークを前記搬送経路に導く先導ユニットとを備え、先導ユニットは、帯状ワークを保持するワーク保持部と、搬送ベルト部に係合するベルト係合部とを備え、搬送ベルト部を駆動させるとベルト係合部がベルトに沿って移動することによりワーク保持部に取り付けられた帯状ワークが搬送経路に沿って通材されることを特徴とする、帯状ワークの通材機構である。【選択図】 図1

Description

本発明は、紙、樹脂フィルム、無垢の金属箔、金属箔の表面に感光材が成膜されたフレキシブルプリント回路基板の母材などの柔軟性のある薄い帯状ワークを搬送する装置ならびに、長尺フィルムの表裏面に感光材層が形成されたフレキシブルプリント回路基板の母材(帯状ワークの一類型)に回路パターンを照射する露光装置に関する。
柔軟性のある薄い帯状ワークをロール・トゥ・ロール方式で搬送し、露光や成膜など所定の処理を行う装置では、帯状ワークを搬送する経路の途中に折返しローラやテンションローラなどが所定の間隔を隔てて何カ所かに備えられており、帯状ワークが上下左右に方向を変えながら掛け渡されている(例えば、特許文献1〜3)。
この様な搬送方式の装置の中でも、大型の成膜装置や縦型露光機など、パスラインが人の背丈以上に高い所を通るものは、踏み台や脚立などに上って、複数の作業者により通材作業を行うこととなる。
特開平10−171125号公報 特開2012−149284号公報 特開2015−34846号公報
踏み台や脚立などに上って床面から高い位置で行う作業は、いわゆる高所作業と呼ばれ、危険を伴う不安全な作業となり易い。また、帯状ワークを通材する場所によっては、作業者が不安定な姿勢をとりながら作業することもあり、複数名による作業が求められる。
また、装置を小型化するための作業スペースが十分に確保されず、帯状ワークを通材するためのクリアランスが狭い場合もあり、通材に要する時間がかかっていた。
一方、上記問題を解消するために、リーダテープを装置内に残しておき、通材作業の度に使う手法も考えられる。しかし、この様な手法ではリーダテープ表面にパーティクルが付着・堆積してしまい、それらが搬送経路内で剥がれ落ちて再付着するという別の問題を招くおそれもある。そのため、この様な手法は採用しづらい。
そこで本発明は、帯状ワークを搬送経路内に通材させる際に、リーダテープの使用を必要とせず、高所作業や複数の作業者による作業を必要としない通材機構を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る一態様は、
帯状ワークを搬送経路に通材させる帯状ワーク通材機構であって、
搬送経路の幅方向外側に、搬送経路に沿って配置された搬送ベルト部と、
搬送ベルト部に取り付け可能であって、帯状ワークの先端に取り付ける先導ユニットとを備え、
先導ユニットは、帯状ワークを保持するワーク保持部と、送ベルト部に係合するベルト係合部とを備え、
搬送ベルト部を駆動させるとベルト係合部がベルトに沿って移動することによりワーク保持部に取り付けられた帯状ワークが搬送経路に沿って通材されることを特徴とする、帯状ワーク通材機構である。
この態様によれば、帯状ワークの搬送経路に並設されている搬送ベルト部を駆動して先導ユニットを搬送することにより、先導ユニットに保持された帯状ワークが搬送経路内に通材される。
リーダテープの使用を必要とせず、高所作業や複数の作業者による作業を必要とせずに、帯状ワークを搬送経路内に通材させることができる。
本発明を具現化する形態の一例の全体構成を示す概略図である。 本発明を具現化する形態の一例の一部を拡大して示した部分拡大図である。 本発明を具現化する形態の一例の要部を拡大して示した部分拡大図である。 本発明を具現化する形態の別の一例の要部を拡大して示した部分拡大図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図を用いながら説明する。なお各図では、水平方向をx方向、y方向と表現し、xy平面に垂直な方向(つまり、重力方向)をz方向と表現する。また、帯状ワークWの搬送経路Lにおける搬送方向(x方向ないしz方向)と直交する方向(つまり、y方向)を幅方向、重力に逆らう方向を上、重力がはたらく方向を下と表現する。
図1は、本発明を具現化する形態の一例の全体構成を示す概略図である。図1には、本発明に係る帯状ワーク通材機構1を備えた露光装置Eの側面図が示されている。
露光装置Eは、ワーク搬送装置C、露光部P、帯状ワーク通材機構1を備えている。
帯状ワークWの搬送経路Lが2点鎖点で示されている。
ワーク搬送装置Cは、帯状ワークWを搬送するものである。具体的には、ワーク搬送装置Cは、巻出ロールD1、巻取ロールD2、複数の搬送ローラR1〜R11を備えている。帯状ワークWは、予め巻出ロールD1に巻き付けられており、ここから供給される。そして、帯状ワークWは、複数の搬送ローラR1〜R11で方向を変えながら搬送され、巻取ロールD2に巻き取られる。
なお、搬送ローラR3〜R9は、それぞれ同時に、同じ周速で回転または回転停止するものであり、回転モータ(図示せず)と接続されている。また、搬送ローラR2,R10は、ダンサーロールとも呼ばれ、上下方向に位置調節が行われる。ダンサーロールは、帯状ワークWの搬送経路の長さを調整するためのものであり、巻き出しロールD1,巻取ロールD2の回転速度と帯状ワークWの搬送速度ずれを調節したり、帯状ワークWに付与される張力を調節したり、帯状ワークWを一定速度で巻出/巻取しつつ間欠送りさせたりする役割がある。また、ワーク搬送装置Cは、帯状ワークWの搬送経路中において、帯状ワークWを下方から上方へ縦方向に搬送する縦搬送区間(搬送ローラR4〜R5の間)と、帯状ワークWを上方から下方へ縦方向に搬送する縦搬送区間(搬送ローラR6〜R7の間)とを有している。
露光部Pは、帯状ワークWの表面および裏面に成膜された感光材層に向けて、所定パターンの紫外線を照射するものである。具体的には、露光部Pは、表面側露光ユニットP1と、裏面側露光ユニットP2とを備えている。表面側露光ユニットP1と裏面側露光ユニットP2は、帯状ワークWを上方から下方へ縦方向に搬送する縦搬送区間(搬送ローラR6〜R7の間)において、帯状ワークWと所定の間隔を保ちつつ帯状ワークWを挟む位置に、互いが向き合って配置(つまり、対向配置)されている。
図2は、本発明を具現化する形態の一例の一部を拡大して示した部分拡大図である。
本発明に係る帯状ワーク通材機構1は、帯状ワークWをワーク搬送装置Cに通材させるものである。具体的には、帯状ワーク通材機構1は、搬送ベルト部2、先導ユニット3を備えている。
搬送ベルト部2は、帯状ワークWの搬送経路Lの幅方向外側に、搬送経路Lに沿って配置されている。さらに搬送ベルト部2は、搬送経路Lの幅方向の両外側に一対で備えられている。具体的には、搬送ベルト部2は、2組のタイミングベルト20L,20R、タイミングプーリー21L〜26L,21R〜26R、平プーリー27L〜29L,27R〜29Rを備えている。
タイミングベルト20Lは、タイミングプーリー21L〜26Lの回転と同調して閉ループ軌道で回転駆動するものである。タイミングベルト20Rは、タイミングプーリー21R〜26Rの回転と同調して閉ループ軌道で回転駆動するものである。タイミングベルト20L,20Rは、所定の幅と所定の長さを有するループ状の歯付平ベルトであり、片面には凹凸(歯)が形成されている。
タイミングプーリー21L〜26Lは、タイミングベルト20Lの歯と噛み合いながら回転する円板状の部材であり、外周部に凹凸の溝(歯)が形成された平歯車で構成されている。平プーリー27L〜29Lは、タイミングベルト20Lに一定の張力がはたらくようにするものであり、回転する円形の部材で構成されている。平プーリー27L〜29Lは、タイミングベルト20Lの歯の無い側(いわゆる、背面側)と当接するため、外周部に凹凸(歯)を備えていない。
タイミングプーリー21R〜26Rは、タイミングベルト20Rの歯と噛み合いながら回転する円板状の部材であり、外周部に凹凸の溝(歯)が形成された平歯車で構成されている。。平プーリー27R〜29Rは、タイミングベルト20Rに一定の張力がはたらくようにするものであり、回転する円形の部材で構成されている。平プーリー27R〜29Rは、タイミングベルト20Rの歯の無い側(いわゆる、背面側)と当接するため、外周部に凹凸(歯)を備えていない。
なお、搬送ローラR3の両端にはタイミングプーリー21L,21Rが取り付けられている。同様に、搬送ローラR4の両端には平プーリー27L,27Rが、搬送ローラR5の両端にはタイミングプーリー22L,22Rが、搬送ローラR6の両端にはタイミングプーリー23L,23Rが、搬送ローラR7の両端には平プーリー28L,28Rが、搬送ローラR8の両端には平プーリー29L,29Rが、搬送ローラR9の両端にはタイミングプーリー24L,24Rが、それぞれ取り付けられている。
つまり、搬送ロールR3〜R9の区間において、帯状ワークWの搬送経路Lの幅方向の両外側にそれぞれ配置されたタイミングベルト20L,20Rが、帯状ワークWの搬送経路Lに沿って一筆書きのように掛け渡されている。そのため、搬送ローラR3,R5,R6,R9の回転と同期して、タイミングプーリー21L〜24L,21R〜24Rが同時に回転し、タイミングベルト20L,20Rが同時に駆動される。
そのため、タイミングプーリー21L,21Rが回転すると、この回転角度・回転数に応じて、タイミングベルト20L,20Rが同時に駆動され、所定寸法移動する構成をしている。
先導ユニット3は、帯状ワークWの先端に取り付けられて帯状ワークWを搬送経路Lに導くものであり、搬送ベルト部2に取り付け可能な構成をしている。さらに、先導ユニット3は、リード棒30と、ワーク保持部4、ベルト係合部5を備えている。
図3は、本発明を具現化する形態の一例の要部を拡大して示した部分拡大図である。
ワーク保持部4は、帯状ワークWを保持するものである。具体的には、ワーク保持部4は、帯状ワークWの先端を狭持するクリップ41L,41Rを備え、クリップ41L,41Rは、リード棒30に取り付けられている。
ベルト係合部5は、搬送ベルト部2に先導ユニット3を係合するものである。具体的には、ベルト係合部5は、押さえプレート50L,50Rを備えている。押さえプレート50L,50Rは、リード棒30をタイミングベルト20L,20Rに押し付けつつ挟み込んで固定するものである。具体的には、押さえプレート50L,50Rは、柔軟性のあるΩ字状の部材で構成されており、リード棒保持部と台座部とを有している。
リード棒保持部は、帯状ワークWの通材中に搬送経路Lからリード棒30が逸脱しないように保持するものである。具体的には、リード棒保持部は、押さえプレート50L,50Rの円弧状の部位で構成されている。台座部は、押さえプレート50L,50Rをタイミングベルト20L,20Rに固定するためのものである。具体的には、台座部は、押さえプレート50L,50Rの両端の平坦な部位で構成されている。さらに、台座部には係合固定用の穴が設けられている。一方、タイミングベルト20L,20Rには、係合固定用の段付穴(いわゆる、ざぐり穴)が設けられている。そして、押さえプレート50Lとタイミングベルト20L、押さえプレート50Rとタイミングベルト20Rは、それぞれ離間しないようにネジやリベットなどにより係合されている。
ベルト係合部5がこの様な構成をしているため、搬送ベルト部2を駆動させると、ベルト係合部5がベルトに沿って移動することにより、ワーク保持部4に取り付けられた帯状ワークWが、先導ユニット3に先導されながらワーク搬送経路Lに沿って通材される。
[ワーク保持部について]
なお上述では、ワーク保持部4が、帯状ワークWの先端を狭持するクリップ41L,41Rを備えた構成を示した。この様な構成であれば、作業が容易となるだけでなく、通材作業中に帯状ワークWが脱落してしまうことを防止できる。さらに、通材作業後に帯状ワークWをリード棒30から素早く外すことができ、巻取ロールD2への付け替え作業を迅速に行うことができるため、好ましい。
しかし、ワーク保持部は、この様な構成に限定されず、異なる構成であっても良い。
図4は、本発明を具現化する形態の別の一例の要部を拡大して示した部分拡大図である。図4には、上述の帯状ワーク通材機構1とは異なる構成の、帯状ワーク通材機構1Bの要部が示されている。帯状ワーク通材機構1Bは、上述と同様の搬送ベルト部2を備え、
上述の先導ユニット3とは異なる構成の先導ユニット3Bを備えている。
先導ユニット3Bは、上述のワーク保持部4とは異なる構成のワーク保持部4Bと、上述と同様のリード棒30及びベルト係合部5を備えている。ワーク保持部4Bは、帯状ワークWの先端に設けられた孔部Hに引っ掛けるフック43L,43Rを備えている。
帯状ワーク通材機構1Bは、この様な構成をしているため、搬送ベルト部2が駆動されることで、先導ユニット3Bにて先導しながら帯状ワークWを搬送経路Lに通材させることができる。また、帯状ワークWを巻き出しながら搬送する際に、フック43L,43Rと孔部H付近には適度な張力が付与されるため、通材作業中に帯状ワークWが脱落する可能性は低く、通材作業も容易となる。さらに、通材作業後に帯状ワークWをリード棒30から素早く外すことができ、巻取ロールD2への付け替え作業を迅速に行うことができるため、好ましい。
また、ワーク保持部は、上述の構成のほか、帯状ワークWをリード棒30に粘着テープで固定したり、連結金具を用いてネジなどにより固定したりする構成であっても良い。
[搬送ベルト部]
また上述では、搬送ローラR3,R5,R6,R9の回転と同期して、タイミングプーリー21L〜24L,21R〜24Rが同時に回転し、タイミングベルト20L,20Rが同時に駆動される構成を示した。
この様な構成であれば、搬送経路L内の上流側から下流側に亘って、各タイミングプーリー21L〜24L,21R〜24Rを回転させる駆動力を伝達することができるため、タイミングベルト20L,20Rの駆動が容易となるので、好ましい。
しかし、タイミングベルト20L,20Rに対する駆動力が少なくて済むのであれば、搬送ローラR3,R5,R6,R9と、タイミングプーリー21L〜24L,21R〜24Rの一部が独立して回転する構成(つまり、一部が連結されていない構成)であっても良い。この場合、一部のタイミングプーリーが、搬送ローラと同時に回転する構成としておく。例えば、タイミングプーリー21L,21Rが、搬送ローラR3と同時に回転する構成である。
そうすることで、搬送ローラR3の回転と同時にタイミングプーリー21L,21Rが回転しするため、タイミングベルト20L,20Rが同時に駆動され、リード棒30を介して通材が可能となる。この時、タイミングベルト20L,20Rの駆動に追従して、他のタイミングプーリー22L〜24L,22R〜24Rが回転することとなる。
或いは、搬送ローラR3,R5,R6,R9に対して、全てのタイミングプーリー21L〜24L,21R〜24Rが独立して回転する構成(つまり、いずれもが連結されていない構成)であっても良い。この場合、左右のタイミングプーリー(例えば、タイミングプーリー21L,21R)同士は、共通のシャフトなどに連結しておき、手回しハンドルで手動回転させたり、回転モータにより回転させる構成としておく。或いは、左右のタイミングプーリー(例えば、タイミングプーリー21L,21R)を各々回転モータに取り付けておき、これら回転モータを同時に回転させる構成としておく。
そうすることで、タイミングプーリー21L,21Rが同時に回転するため、タイミングベルト20L,20Rが同時に駆動され、リード棒30を介して通材が可能となる。この時、タイミングベルト20L,20Rの駆動に追従して、他のタイミングプーリー22L〜24L,22R〜24Rが回転することとなる。
[両持ち構造/片持ち構造]
また上述では、搬送経路Lの両外側に配置されたタイミングベルト20L,20Rが同時に駆動されることで、リード棒30を介して通材を行う構成(いわゆる、両持ち構造)を示した。この様な構成であれば、搬送経路Lの両外側に配置されたタイミングベルト20L,20Rが同時に駆動されるため、ベルト係合部5の押さえプレート50L,50Rを、それぞれ同時にバランス良く駆動/静止させることができる。
そのため、帯状ワークWを搬送経路Lに通材させる際に、リード棒30の両端部を同時に駆動させて左右の傾きを無くすことができるため、通材させる帯状ワークWに片寄りが生じないので、好ましい。また、通材させる帯状ワークWが薄い場合や破れやすい材料の場合、通材中の片寄りや左右のアンバランスにより、しわのや破れが発生することがあるが、上述の様な構成(つまり、両持ち構造)であれば、しわのや破れの発生を防ぐことができるので、好ましい。
しかし、通材させる帯状ワークWの片寄り、しわや破れなどの心配が無い場合や、ベルト係合部5が先導ユニット3と、タイミングベルト20L(または、20R)とを、一定の角度を保った状態で固定できれば、タイミングベルト20L(または、20R)が片側に配置された構成(つまり、片持ち構造)であっても良く、本発明を具現化することができる。
また上述では、タイミングベルト20L,20Rの具体例として、ループ状の歯付平ベルトであり、片面には凹凸(歯)が形成されている構成を例示し、タイミングプーリー21L〜26L,21R〜26Rの具体例として、外周部に凹凸の溝(歯)が形成された平歯車の構成を例示した。しかし、タイミングベルト20L,20Rと、タイミングプーリー21L〜26L,21R〜26Rは、この様な構成に限定されず、タイミングチェーンと、スプロケットにより構成しても良い。
[別の形態]
なお上述では、本発明に係る帯状ワーク通材機構1の一形態として、露光装置Eのワーク搬送装置Cに並設された構成を例示した。例示した露光装置Eは、帯状ワークWの搬送経路において、帯状ワークWを下方から上方へ縦方向に搬送する縦搬送区間と、上方から下方へ縦方向に搬送する縦搬送区間の双方を有している。
そのため、搬送ローラR5,R6が人の背丈以上の高さにある場合や、作業スペースが十分に確保されていない場合であっても、本発明に係る帯状ワーク通材機構1を用いることで、リーダテープの使用を必要とせず、高所作業や複数の作業者による作業を必要とせずにい通材作業を行うことができ、好ましい。
なお、本発明に係る帯状ワーク通材機構1は、縦搬送区間を有する露光装置に限らず、搬送経路が高所にある成膜装置や、作業スペースが十分に確保されていない成膜装置など、他の装置にも適用することができる。




1 帯状ワーク通材機構
1B 帯状ワーク通材機構
2 搬送ベルト部
3 先導ユニット
3B 先導ユニット
4 ワーク保持部
4B ワーク保持部
5 ベルト係合部
20L,20R タイミングベルト
21L,21R タイミングプーリー
22L,22R タイミングプーリー
23L,23R タイミングプーリー
24L,24R タイミングプーリー
25L,25R タイミングプーリー
26L,26R タイミングプーリー
27L,27R 平プーリー
28L,28R 平プーリー
29L,29R 平プーリー
30 リード棒
41L,41R クリップ
43L,43R フック
50L,50R 押さえプレート
L 搬送経路
W 帯状ワーク
H 孔部
C ワーク搬送装置
D1 巻出ロール
D2 巻取ロール
R1〜R11 搬送ローラ
E 露光装置
P 露光部
P1 表面側露光ユニット
P2 裏面側露光ユニット

Claims (5)

  1. 帯状ワークを搬送経路に通材させる帯状ワーク通材機構であって、
    前記搬送経路の幅方向外側に、前記搬送経路に沿って配置された搬送ベルト部と、
    前記搬送ベルト部に取り付け可能であって、前記帯状ワークの先端に取り付けられて当該帯状ワークを前記搬送経路に導く先導ユニットとを備え、
    前記先導ユニットは、前記帯状ワークを保持するワーク保持部と、前記搬送ベルト部に係合するベルト係合部とを備え、
    前記搬送ベルト部を駆動させると前記ベルト係合部がベルトに沿って移動することにより前記ワーク保持部に取り付けられた前記帯状ワークが前記搬送経路に沿って通材されることを特徴とする、帯状ワーク通材機構。
  2. 前記搬送ベルト部は、前記搬送経路の幅方向の両外側に一対で備えた
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の帯状ワーク通材機構。
  3. 前記ワーク保持部は、前記帯状ワークの先端を狭持するクリップを備えた
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の帯状ワーク通材機構。
  4. 前記ワーク保持部は、前記帯状ワークの先端に設けられた孔部に引っ掛けるフックを備えたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の帯状ワーク通材機構。
  5. 帯状ワークを搬送するワーク搬送装置と、
    請求項1〜4のいずれかに記載の帯状ワーク通材機構を備え、
    前記帯状ワークが、金属箔の表面に感光材が成膜されたフレキシブルプリント回路基板の母材であって、
    前記帯状ワークの搬送経路中には、前記帯状ワークを上方から下方へ又は下方から上方へ縦方向に搬送する縦搬送区間を有し、
    前記縦搬送区間には、当該帯状ワークの表面に所定の回路パターンを照射する露光部を備えたことを特徴とする、露光装置。
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