JP5545597B2 - シート材供給装置及びシート材供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パレット上にガラス板とシート材とを交互に配列させるために、帯状シート元材を下流側部位で一定長さに切断してなるシート材をガラス板の表面側に供給して配置させるシート材供給装置及びシート材供給方法に関する。
周知のように、ガラス板の輸送や保管用等として、パレット上にガラス板を縦置きや平置きの状態で積載する場合には、ガラス板同士の直接接触による擦り傷の発生防止や、輸送中のガラス板の破損防止等を目的として、ガラス板の相互間に、緩衝材やスペーサとしてのシート材が介装される。したがって、パレット上には、ガラス板とシート材とを交互に配置させてなるガラス板積層体が形成される。
その場合、シート材としては、種々のものが使用されるが、その大半は薄肉軽量である関係上、その取り扱いは困難化を余儀なくされているのが実情である。そのため、パレット上において、ガラス板の表面側(露出面側)にシート材を重ね合わせるように配置させる作業は、手作業で行うには限界があるため、専用の装置が使用されているのが実情である。
具体的には、特許文献1によれば、合紙ロールから帯状の合紙を引き出す合紙引出装置と、引き出された合紙を切り取る合紙切断装置と、切断された合紙を吸着パッドにより保持させ且つ該合紙を回転移動させてパレットに縦積みされているガラス板に積層させる合紙挿入装置とを備えた合紙供給装置が開示されている。
しかしながら、この合紙供給装置の構成要素である合紙挿入装置は、切断された合紙を吸着パッドで保持して単にパレット上のガラス板の表面側に積層させるものであるため、合紙がガラス板の表面側に達した際には、当該合紙にしわや弛み等が発生する虞がある。それにも拘らず、このような事態に対しては適切な対策が講じられていない。
これに対して、例えば特許文献2によれば、同文献の図5に示すシート材切断装置の動作により、切断されたシート材に幅方向及び上下方向の張力を生じさせた後、このシート材を、同文献の図2に示すシート材保持装置により受け取り、該保持装置でシート材に幅方向の張力を生じさせて、該シート材をパレット上のガラス板の表面側に積層させるシート材積込装置が開示されている。このシート材積込装置によれば、シート材に不当なしわを発生させることなくガラス板とシート材とを交互に配置させて、パレット上に適切なガラス板積層体を形成し得ることが期待できる。
特開2006−256769号公報 特開2008−213919号公報
ところで、上述の特許文献2に開示されたシート材積込装置によれば、シート材切断装置でシート材の幅方向と上下方向との双方に一旦張力を付与した後、そのシート材を、シート材保持装置により受け取ってパレット上のガラス板の表面側まで移動させる必要がある。すなわち、シート材を切断してから、該シート材をパレット上のガラス板の表面側に配置させるまでの間に、異なる構造の二種の装置が必要となり、装置全体としての大型化や複雑化さらには製作コストの高騰を招く。
しかも、上記の異なる構造の二種の装置間でシート材の受け取りを行わせねばならず、その受け取り動作が煩雑且つ面倒になると共に、作業時間の長期化ひいては作業能率の悪化を招くという難点がある。加えて、シート材の受け取り動作は、必ずしも支障なく適切に行えるとは限らず、受け取り時に作業ミス等が発生する余地も残存している。
また、上記のシート材切断装置において、シート材に上下方向の張力を付与する手段としては、該シート材の下端部を下方に引き下げる際に、その上方でシート材に吸引力による抵抗を付与しているに過ぎないため、シート材に十分な上下方向の張力を付与することが困難となる。しかも、このシート材を受け取ったシート材保持装置は、シート材の幅方向両側部と上縁部とのみを保持して幅方向の張力を付与するものであるため、上下方向の張力が付与された状態を維持して、シート材をパレット上のガラス板の表面側まで移動させることが困難となる。
以上の問題は、近年におけるガラス板の大型化(例えば四辺が2m以上の大型化)及びこれに伴うシート材の大型化に伴って、より一層顕著化される。また、以上の問題は、上述のようにパレット上に縦置きで配置されるガラス板及びシート材に限らず、平置きで配置されるガラス板及びシート材についても同様に生じ得る。
本発明は、上記事情に鑑み、異なる構造の二種の装置の使用及びその二種の装置間でのシート材の受け渡し動作を不要にして、装置の小型化や簡素化さらには作業能率の向上や生産性の改善を図ると共に、シート材に適切な張力を確実に付与してしわの発生等を招くことなく該シート材をパレット上のガラス板の表面側に適正に配置させることを技術的課題とする。
上記技術的課題を解決するために創案された本発明に係る装置は、パレット上にガラス板とシート材とを交互に積層してなるガラス板積層体を形成するために、上流側から下流側に向かって送られる帯状シート元材を一定長さに切断し、その切断後のシート材をガラス板の表面側に供給して配置させるように構成したシート材供給装置であって、前記帯状シート元材を切断してなるシート材の幅方向両側端における上流側端部及び下流側端部をそれぞれ保持する一対の上流端保持手段及び一対の下流端保持手段を備え、これら各保持手段のそれぞれの離間長さが前記シート材の幅方向及び上下流方向に可変となるように構成すると共に、前記各保持手段は、前記シート材を保持して該シート材を前記パレット上のガラス板の表面に沿う方向で且つ上流側から下流側に向かう方向に移動させ、前記各保持手段が下流端に達した時点で、該各保持手段によって幅方向の張力と上下流方向の張力とが付与された状態にある前記シート材を、前記パレット上のガラス板の表面側に供給して配置させるように構成したことに特徴づけられる。
このような構成によれば、帯状シート元材から切り出されたシート材は、一対の上流端保持手段と一対の下流端保持手段とによって少なくとも四隅が保持されると共に、これらの各保持手段は、それぞれの離間長さがシート材を保持した状態で幅方向と上下流方向とに可変となるように構成されている。そして、シート材は、これらの各保持手段により保持された状態でパレット上のガラス板の表面側に配置されることになるため、少なくともその配置時までに、各保持手段を適宜幅方向及び上下流方向に移動させれば、シート材には、幅方向の張力と上下流方向の張力とが同時に付与された状態となる。したがって、シート材は、各保持手段による上記張力によって何れの方向に対してもしわやたるみ等の発生が回避された状態で、パレット上のガラス板(縦置き及び平置きの何れでもよい)の表面側に配置される。そして、このような状態にあるシート材の表面側に後続のガラス板を配置させれば、各ガラス板の相互間にシート材が支障なく円滑に介装される。以上のような動作は、一対の上流端保持手段及び一対の下流端保持手段を有する実質的に一台の装置で行うことができるため、装置の小型化や簡素化さらには製作コストの低廉化が図られると共に、異なる構造の二台の装置間でシート材の受け渡しを行う必要もなくなるため、作業能率の向上ひいては生産性の改善が図られる。しかも、シート材がガラス板の表面側に配置される際には、各保持手段が積極的にシート材を所要の方向に引っ張った状態となるため、シート材に幅方向とこれに直角な上下流方向とに確実且つ十分な張力を付与させることが可能となり、パレット上に形成されるガラス板積層体には、不当な状態で介装されるシート材が存在し難くなる。
この場合、前記シート材を前記各保持手段が保持してから前記ガラス板の表面側に配置させるまでの間に、前記一対の上流端保持手段と前記一対の下流端保持手段との上下流方向の移動量を異ならせることにより、該シート材に上下流方向の張力を付与すると共に、前記一対の上流端保持手段のそれぞれの幅方向の移動量と前記一対の下流端保持手段のそれぞれの幅方向の移動量とを同等に異ならせることにより、該シート材に幅方向の張力を付与するように構成されていることが好ましい。ここで、「移動量が異なる」とは、移動方向が相違すれば、移動量の正と負との符号が相違するため、移動量の絶対値が同一でも、移動量としては異なることを意味する。また。一部の保持手段の「移動量」は零の場合も有り得る。
詳述すると、上下流方向については、一対の上流端保持手段と一対の下流端保持手段とを双方共に下流側に移動させてその移動量を異ならせることにより張力を付与する手法と、一対の上流端保持手段の移動を停止させておいて一対の下流端保持手段のみを下流側に移動させて張力を付与する手法と、一対の下流端保持手段の移動を停止させておいて一対の上流端保持手段を上流側に移動させることにより張力を付与する手法と、一対の上流端保持手段と一対の下流端保持手段とを双方共に上流側に移動させてその移動量の絶対値を異ならせることにより張力を付与する手法とがあるが、何れの場合にも、張力を付与した後に、或いは張力を付与しながら、最終的には、シート材をパレット上のガラス板の表面側の全域または略全域を覆うように配置させる必要がある。また、幅方向については、一対の上流端保持手段の一方及び他方と一対の下流端保持手段の一方及び他方とをそれぞれ相離反するように移動させて張力を付与する手法と、一対の上流端保持手段の一方と一対の下流端保持手段の一方との移動を停止させておいて一対の上流端保持手段の他方と一対の下流端保持手段の他方とを移動させることにより張力を付与する手法と、一対の上流端保持手段の一方及び他方と一対の下流端保持手段の一方及び他方とを同方向に移動させてその移動量を異ならせることにより張力を付与する手法とがある。
このようにすれば、各保持手段の全てがシート材を保持してからパレット上のガラス板の表面側に到達するまでの間に、一対の上流端保持手段と一対の下流端保持手段との上下流方向に対する移動量の差と、一対の上流端保持手段同士及び一対の下流端保持手段同士のそれぞれの幅方向に対する同等な移動量の差とによって、互いに直角な方向の張力がシート材に付与されるため、各保持手段の張力付与のための動作の正確化のみならず簡素化をも図り得る。
この構成において、前記一対の上流端保持手段と前記一対の下流端保持手段とを、何れも下流方向へ移動させると共に、その時の各上流端保持手段と各下流端保持手段との移動速度を異ならせることにより、該シート材に上下流方向の張力を付与するように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、帯状シート元材の下流側にパレットが設置されている関係上、パレット上のガラス板の表面側に、互いに直角な方向の張力が付与されたシート材を配置させる作業が、極めて迅速に行われ得る。
以上の構成において、前記帯状シート元材の幅方向両側端における下流側端部を前記一対の下流端保持手段により保持させた状態で該一対の下流端保持手段を下流側に移動させ、所定長さ分だけ下流側に移動させた時点で、前記保持前における前記一対の下流端保持手段の直上流側位置で待機していた前記一対の上流端保持手段により前記帯状シート元材の幅方向両側端を保持させ、且つ、該一対の上流端保持手段の直上流側位置で前記帯状シート元材を切断することにより、前記シート材を前記各保持手段により保持させた状態とし、この状態で前記シート材に幅方向の張力と上下流方向の張力とを付与するように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、先ず、帯状シート元材の下流側端部を、上下流方向に隣接配置されている一対の上流端保持手段及び一対の下流端保持手段のうち、一対の下流端保持手段のみで保持した状態で、該帯状シート元材を下流側に所定長さ分だけ移動させ、然る後、一対の上流端保持手段により帯状シート元材を保持し、その直後に該一対の上流端保持手段の直上流側位置で帯状シート元材を切断することにより、所定の大きさの1枚のシート材が各保持手段により保持された状態となる。この後は、既に述べたように、当該シート材を保持している各保持手段が適宜幅方向及び上下流方向に移動することにより、当該シート材に互いに直角な方向の張力が付与され、この状態で各保持手段が当該シート材をパレット上のガラス板の表面側に配置させる。従って、各上流端保持手段と各下流端保持手段との連係動作が良好に行われ、シート材を適切な張力付与状態でパレット上まで円滑に移動させることが可能となる。
以上の構成において、前記一対の上流端保持手段のうち一方の上流端保持手段と、前記一対の下流端保持手段のうち一方の下流端保持手段とが、前記シート材の幅方向両側のうち一方側に存する支持部材に共用して支持されると共に、前記一対の上流端保持手段のうち他方の上流端保持手段と、前記一対の下流端保持手段のうち他方の下流端保持手段とが、前記シート材の幅方向両側のうち他方側に存する支持部材に共用して支持されていることが好ましい。
このようにすれば、二列に並設された各支持部材に沿って各上流端保持手段及び各下流端保持手段が上下流方向に移動すると共に、この移動に伴って、各保持手段に支持されているシート材が、パレット上のガラス板の表面側近傍に到達し得ることになる。これにより、帯状シート元材の切断からその切断後のシート材の移動を、簡単な構造の装置によって行わせることが可能となる。
この場合、前記両支持部材は、前記パレットの幅方向両側に配設されていることが好ましい。
このようにすれば、両支持部材がパレットに対して適切に配置されているため、帯状シート元材からの切断後のシート材をパレット上の積層位置まで移動させる動作が、各保持手段により円滑に行われ得る。
以上の構成において、前記各保持手段は、シート材の幅方向における両側端を把持するクランプ機構を備えていることが好ましい。
このようにすれば、クランプ機構がシート材の四隅を確実に把持し得るため、各保持手段がシート材に所要の張力を付与する上で有利となる。
以上の構成において、前記シート材は、伸縮性を有していてもよい。
このようにすれば、各保持手段により、しわやたるみが生じ易い伸縮性を有するシート材に張力が付与され、これにより当該シート材は適正な平面状態となり得る。なお、シート材としては、伸縮性を有する樹脂シート、特に発泡ポリエチレン等からなる発泡樹脂シートであってもよく、伸縮性を殆ど有しない合紙等の紙類であってもよい。
上記技術的課題を解決するために創案された本発明に係る方法は、パレット上にガラス板とシート材とを交互に積層してなるガラス板積層体を形成するために、上流側から下流側に向かって送られる帯状シート元材を下流側部位で一定長さに切断し、その切断後のシート材をガラス板の表面側に供給して配置させるシート材供給方法であって、前記帯状シート元材を切断してなる前記シート材の幅方向両側端における下流側端部及び上流側端部を保持する一対の下流端保持手段及び一対の上流端保持手段を、それぞれの離間長さが前記シート材の幅方向及び上下流方向に可変となるようにし、前記各保持手段は、前記シート材を保持して該シート材を前記パレット上のガラス板の表面に沿う方向で且つ上流側から下流側に向かう方向に移動させ、前記各保持手段が下流端に達した時点で、該各保持手段によって幅方向の張力と上下流方向の張力とが付与された状態にある前記シート材を前記パレット上のガラス板の表面側に供給して配置させることに特徴づけられる。
このような構成を備えた本発明に係る方法についての説明事項(作用効果を含む)は、この欄の冒頭で述べた本発明に係る装置についての説明事項と実質的に同一である。
以上のように本発明によれば、帯状シート元材から切り出されたシート材は、一対の上流端保持手段と一対の下流端保持手段とによって少なくとも四隅が保持され、これらの保持手段によって幅方向及び上下流方向に張力が付与されると共に、このような状態で各保持手段がシート材をパレット上のガラス板の表面側に配置させることになる。そして、このような動作は、一対の上流端保持手段及び一対の下流端保持手段を有する実質的に一台の装置で行うことができるため、装置の小型化や簡素化さらには製作コストの低廉化が図られると共に、異なる構造の二台の装置間でシート材の受け渡しを行う必要もなくなるため、作業能率の向上ひいては生産性の改善が図られる。しかも、シート材がガラス板の表面側に配置される際には、シート材に対して幅方向と上下流方向とに確実且つ十分な張力を付与させることが可能となり、パレット上に形成されるガラス板積層体には、不当な状態で介装されるシート材が存在し難くなる。
本発明の第一実施形態に係るシート材供給装置の全体構成を示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るシート材供給装置の主要部を示す拡大斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るシート材供給装置の構成要素である各保持手段を示す拡大底面図である。 本発明の第一実施形態に係るシート材供給装置の動作を説明するための概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るシート材供給装置の動作を説明するための概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るシート材供給装置の動作を説明するための概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るシート材供給装置の動作を説明するための概略斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るシート材供給装置の主要部を示す拡大斜視図である。 図9(a)は、本発明の第三実施形態に係るシート材供給装置の構成要素である各保持手段の拡大底面図であり、図9(b)は、その要部を示す拡大正面図である。 本発明の第四実施形態に係るシート材供給装置の主要部を示す拡大斜視図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態では、パレット上に縦置きでガラス板とシート材とを交互に配置させる場合を例示する。
図1は、本発明の第一実施形態に係るシート材供給装置1の全体構成を示す概略斜視図である。なお、このシート材供給装置1で配置対象となる略矩形のガラス板2は、四辺の長さがそれぞれ1m以上で且つ厚みが0.5〜3.0mmであり、また略矩形のシート材3は、四辺の長さがそれぞれ1.05m以上で且つ厚みが0.05〜2.00mmであって、シート材3の幅方向両側と上側とはガラス板2の幅方向両辺及び上辺から食み出している。そして、シート材3としては、伸縮性を有する発泡ポリエチレン等からなる発泡樹脂シートが使用される。
図1に示すように、シート材供給装置1は、帯状シート元材4を上流側でロール状に巻回してなる元材ロール5と、元材ロール5から引き出された帯状シート元材4をその下流側端部で切断する切断手段6と、切断手段6の下方に配設され且つ切断後のシート材3を保持する一対の上端保持手段7及び一対の下端保持手段8とを有する。
元材ロール5から切断手段6に至るまでの経路には、帯状シート元材4の送り移動を円滑に行わせるための各種のロールが配列されている。詳述すると、この経路には、上流側から順に、元材ロール5から帯状シート元材4を挟持して引き出す引出ニップロール9と、帯状シート元材4の引き出し寸法を一定範囲に調整するダンサーロール10と、帯状シート元材4を所要の経路に沿わせるための多数のガイドロール11と、帯状シート元材4の下流側端部を挟持して切断手段6に送り出すための送出ニップロール12とが配列されている。
切断後におけるシート材3の幅方向両側端を保持する一対の上端保持手段7及び一対の下端保持手段8は、それぞれシート材3の幅方向両側端を挟持して保持するクランプ機構7a、8aを有する。そして、これらの各保持手段7、8は、シート材3を保持した状態で幅方向(A―A方向)及び上下方向(B―B方向)に移動するように構成されている。換言すれば、この計四つの保持手段7、8は、それぞれの離間長さが幅方向及び上下方向に可変となるように(詳しくは伸張するように)構成されている。そして、これらの各保持手段7、8は、幅方向移動及び上下方向移動を適宜行うことによって、シート材3に幅方向の張力及び上下方向の張力を同時に付与し、このような状態を維持して、シート材3をパレット13上のガラス板2の表面側に配置させるように構成されている。
各保持手段7、8の支持構造を説明すると、図2に示すように、パレット13の幅方向両側方にはそれぞれ支持部材14が配設されると共に、これらの支持部材14は、基台部15に形成された前後方向(表裏方向または積層方向)に延びるレール15aにスライド可能に支持されている。これにより、各保持手段7、8は、縦置きされたガラス板2とシート材3との交互配置の進行によって、最表面側に存するガラス板2の積層位置が変化しても、そのガラス板2に対して常に一定の位置関係を維持できるようになっている。
更に、これらの支持部材14の表面部(前面部)には、上下方向に延びるガイド板材16がそれぞれ固定されると共に、これらのガイド板材16の幅方向内側表面には、上下方向に延びるレール17が突設され、且つ、これらのレール17に各保持手段7、8の本体部7x、8xがスライド可能に支持されている。また、これらのガイド板材16の幅方向外側表面には、上下方向に延びる凸状体18がそれぞれ突設され、これらの凸状体18の内側面に固定されたラック19に、各保持手段7、8の本体部7x、8xに付設されたモータ7b、8bを回転駆動源とするピニオン7c、8cがそれぞれ噛合している。ここで、「上下方向」とは、鉛直方向に対して上方が後方側(裏面側)に移行するように傾斜した方向を意味している。
従って、各保持手段7、8はそれぞれ、クランプ機構7a、8aと本体部7x、8xとモータ7b、8bとピニオン7c、8cとが一体となって上下方向に移動すると共に、これらのモータ7b、8bは回転速度が可変調整可能とされ、これに伴って、各保持手段7、8の上下方向移動速度も可変調整可能とされている。そして、シート材3に上下方向の張力を付与する際には、一対の上端保持手段7の下方への移動速度よりも、一対の下端保持手段8の下方への移動速度の方が高速とされている。これにより、これらの保持手段7、8のクランプ機構7a、8aにより挟持されたシート材3は、下端部の下方への移動量の方が上端部の下方への移動量よりも大きくなり、これに起因して、シート材3に上下方向の張力が付与されるようになっている。
一方、シート材3に幅方向の張力を付与する手段は、図3に示すように、各保持手段7、8の本体部7x、8xに固定されたナット部材7d、8dと、これらのナット部材7d、8dの雌ねじ部に螺合し且つモータ7e、8eによりそれぞれ回転駆動されるねじ軸7f、8fとからなるボールねじ機構7g、8gが、クランプ機構7a、8aを幅方向に移動させる構成とされている。そして、シート材3に幅方向の張力を付与する際には、一対の上端保持手段7のそれぞれのモータ7eを回転させて、両上端保持手段7のクランプ機構7aをそれぞれ幅方向の相離反する方向に移動させる。これと同時に、一対の下端保持手段8のそれぞれのモータ8eも回転させて、両下端保持手段8のクランプ機構8aをそれぞれ幅方向の相離反する方向に移動させる。これにより、これらの各クランプ機構7a、8aに挟持されているシート材3に幅方向の張力が付与されるようになっている。
次に、上記の構成を備えたシート材供給装置1の作用を説明する。なお、以下の説明に際して参照する図4〜図7は、便宜上、支持部材14や各保持手段7、8の駆動機構等の図示を省略するが、その省略した部位についても、図1〜図3に示す符号を参酌する。
先ず、帯状シート元材4からシート材3を切り出す前の初期段階においては、図4に示すように、一対の上端保持手段7の直下方に一対の下端保持手段8が近接して配置され、これらの各保持手段7、8のクランプ機構7a、8aは全て開状態にある。このような状態から、図5に示すように、送出ニップロール12が、帯状シート元材4を下方に送り出し、帯状シート元材4の下端部が、一対の下端保持手段8を通過した時点で、送出ニップロール12による送り出しを一時的に停止させる。この停止時に、一対の下端保持手段8のクランプ機構8aが閉状態となって、帯状シート元材4の下端部における幅方向両側端を挟持して保持する。なお、この時点では、一対の上端保持手段7のクランプ機構7aは依然として開状態にある。
このような状態から、一対の下端保持手段8が、ピニオン8cの回転駆動により支持部材14の表面部に沿って下動すると共に、これに同期して送出ニップロール12も回転駆動し、これにより、図6に示すように、帯状シート元材4がさらに下方に送り出され、その送り出し量が所定量に達した時点で、再びその送り出しを一時的に停止させる。この停止時に、一対の上端保持手段7のクランプ機構7aが閉状態となって、帯状シート元材4の幅方向両側端を挟持して保持する。これにより、帯状シート元材4の幅方向両側端は、下端部が一対の下端保持手段8により保持されると共に、これらの保持部から上方に所定量離間した部位が一対の上端保持手段7により保持される。
このような状態の下で、図7に示すように、帯状シート元材4が、一対の上端保持手段7の直上方位置で切断手段6により幅方向全長に亘って切断され、この結果、切断後における所定の大きさのシート材3の四隅が、各保持手段7、8により保持された状態となる。この後においては、各保持手段7、8がシート材3を保持した状態で下動していくが、その下動の途中で、シート材3に上下方向の張力と幅方向の張力とが同時に付与される。
すなわち、一対の下端保持手段8の各ピニオン8cをそれぞれ回転駆動させる各モータ8bの回転速度は、一対の上端保持手段7の各ピニオン7cをそれぞれ回転駆動させる各モータ7bの回転速度よりも高速である。そのため、一対の下端保持手段8の下方への移動量の方が、一対の上端保持手段7の下方への移動量よりも多くなり、その結果として、シート材3には上下方向の張力が付与される。更に、一対の下端保持手段8の各ボールねじ機構8gの駆動源である各モータ8eがそれぞれ回転することに伴って、一方の下端保持手段8のクランプ機構8aと他方の下端保持手段8のクランプ機構8aとが幅方向に相離反するように移動する。これと同時に、一対の上端保持手段7の各ボールねじ機構7gの駆動源である各モータ8eもそれぞれ回転することに伴って、一方の上端保持手段7のクランプ機構7aと他方の上端保持手段7のクランプ機構7aとが幅方向に相離反するように移動する。その結果として、シート材3には、幅方向の張力が付与される。
そして、このようにシート材3に上下方向及び幅方向の双方の張力が付与された状態を維持して、各保持手段7、8が下動端に達した時点で、各保持手段7、8が停止する。この時点では、支持部材14が前後方向の適所に移動して停止しているため、各保持手段7、8により保持されているシート材3は、パレット13上で積層されつつあるガラス板積層体20の最表面側に存するガラス板2の表面に接触もしくは略接触した状態となるように配置される。この場合、シート材3を下方に移動させる際には、ガラス板2の表面とシート材3とが接触しないようにして、ガラス板2の表面に汚れや傷が付くことを防止し、シート材3が下動端に達した後に、支持部材14を積層方向に移動させて、シート材3をガラス板2の表面に接触させることにより、両者2、3間の空気を抜くことが行われる。そして、この状態の下で、ガラス板搬送手段(図示略)によって、シート材3の表面側に後続のガラス板2が配置(積層)され、そのガラス板2の自重によりシート材3が押え付けられた時点で、各保持手段7、8のクランプ機構7a、8aが開状態となる。
この後においては、一対の上端保持手段7が相接近移動すると共に、一対の下端保持手段8も相接近移動し、且つ、各保持手段7、8が上動することにより、各保持手段7、8は、図4に示す当初の幅方向位置及び当初の上下方向位置に復帰する。そして、この後は、図4〜図7に基づいて説明した態様と同様の動作が繰り返し行われ、パレット13上に所定枚数のガラス板2とシート材3とが積層された時点で、一つのパレット13に対するガラス板積層作業が終了する。なお、帯状シート元材4が送出ニップロール12及び各保持手段7、8により下方に送り出された送り量分は、元材ロール5から帯状シート元材4が引出ニップロール9により引き出される。
以上のような動作が行われることにより、シート材3は、各保持手段7、8による上下方向と幅方向との双方の張力によって何れの方向に対してもしわ等の発生が回避された状態で、パレット13上のガラス板2の表面側に配置されていくため、各ガラス板2の相互間にシート材3が支障なく円滑に介装された状態となる。そして、以上の動作は、一対の上流端保持手段7及び一対の下流端保持手段8が一対の支持部材14に支持されてなる実質的に一台の装置で行われるため、装置の小型化や簡素化さらには製作コストの低廉化が図られると共に、異なる構造の二台の装置間でシート材3の受け渡しを行う必要もなくなるため、作業能率の向上ひいては生産性の改善が図られる。
図8は、本発明の第二実施形態に係るシート材供給装置1の主要部を示す概略斜視図である。この第二実施形態に係るシート材供給装置1が、上述の第一実施形態に係るシート材供給装置1と相違しているところは、一対の上端保持手段7と一対の下端保持手段8とを上下方向に移動させる駆動手段が、ベルト伝動機構で構成されている点である。詳述すると、一対の上端保持手段7の駆動機構はそれぞれ、支持部材14の表面部に上下方向に相離間して配設されたタイミングプーリ等からなる駆動輪21及び従動輪22と、これらの両輪21、22に巻き掛けられ且つ上端保持手段7の本体部7xの突片23が固定されたタイミングベルト等からなる無端状ベルト24と、駆動輪21を回転駆動させるモータ25とから構成されている。また、一対の下端保持手段8の駆動機構もそれぞれ同様に、支持部材14の表面部に上下方向に相離間して配設されたタイミングプーリ等からなる駆動論26及び従動輪27と、これらの両輪26、27に巻き掛けられ且つ下端保持手段8の本体部8xの突片28が固定されたタイミングベルト等からなる無端状ベルト29と、駆動輪26を回転駆動させるモータ30とから構成されている。したがって、各モータ25、30が駆動輪21、26をそれぞれ回転駆動させることにより、各無端状ベルト24、29が巻き掛け駆動され、これに伴って各保持手段7、8がそれぞれ上下方向に移動する構成とされている。なお、各モータ25、30は、何れも、回転速度の調整が可能とされている。その他の構成は、上述の第一実施形態におけるものと同一であるので、図8において、両実施形態に共通の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
このような第二実施形態に係るシート材供給装置1の構成によれば、上述の第一実施形態に係るシート材供給装置1につき図4〜図7を参照して説明した事項と同様の動作が行われると共に、作用効果も実質的に同一となる。
なお、上述の第一、第二実施形態では、駆動手段がそれぞれ、ラックアンドピニオン機構及びベルト伝達機構で構成されているが、この駆動手段としては、油圧シリンダやエアシリンダ等からなる流体圧シリンダ、或いは、ボールねじ機構、更にはリニアモータ等で構成されていてもよい。
図9(a)は、本発明の第三実施形態に係るシート材供給装置1の構成要素である各保持手段7、8の拡大底面図であり、図9(b)は、その要部を示す拡大正面図である。同図(a)に示すように、この各保持手段7、8が、上述の第一、第二実施形態におけるものと相違するところは、各保持手段7、8のクランプ機構7a、8aを幅方向に移動させる駆動手段として、クランプ機構7a、8aを本体部7x、8xに対して幅方向の外側に押圧付勢するスプリング7h、8hからなる弾性付勢手段と、クランプ機構7a、8aをスプリング7h、8hのバネ力に抗して幅方向の内側に移動させるカム7i、8i及びカムフォロア7j、8jとが使用されている点である。そして、同図(b)に示すように、カム7i、8iが実線で示す状態から鎖線で示す状態となるようにスライドすることにより、スプリング7h、8hのバネ力によってカムフォロア7j、8jが実線で示す状態から鎖線で示す状態となるように幅方向の外側に移動し、これによりシート材3に幅方向の張力が付与されるようになっている。この場合、カム7i、8iは、独立して上下方向にスライドする構成であってもよいが、カム7i、8iを支持部材14(ガイド板材16)側に固定し、カムフォロア7j、8jを本体7x、8x側に取り付けておくことが好ましい。このようにしたならば、各保持手段7、8が下方に移動するに連れて、スプリング7h、8hのバネ力によってカムフォロア7j、8jが幅方向の外側に移動することになる。そして、各保持手段7、8によりシート材3に幅方向の張力を付与する動作及びその作用効果は、上述の第一、第二実施形態におけるものと実質的に同一である。
図10は、本発明の第四実施形態に係るシート材供給装置1の主要部を示す概略斜視図である。この第四実施形態に係るシート材供給装置1が、上述の第一〜第三実施形態に係るシート材供給装置1と相違しているところは、一対の上端保持手段7と一対の下端保持手段8との間に、一対の中間保持手段31を配設した点である。この一対の中間保持手段31の下方への移動速度は、一対の上端保持手段7と一対の下端保持手段8とによってシート材3に付与される上下方向の張力を損なわない速度に設定される。そして、このように一対の中間保持手段31を追加して配設すれば、シート材3の全域に亘って均一な幅方向の張力を付与する上で有利となる。
なお、以上の実施形態では、パレット13上に、縦置きでガラス板2とシート材3とを交互に配置してなるガラス板積層体20を形成する場合に本発明を適用したが、パレット13上に、平置き(水平姿勢)でガラス板2とシート材3とを交互に配置してなるガラス板積層体を形成する場合にも、同様にして本発明を適用することが可能である。そのようにした場合には、以上の実施形態における「上側方向」及び「下側方向」が、帯状シート元材4の供給経路における「上流側方向」及び「下流側方向」に該当することになり、したがって、「上下方向」は「上下流方向」となると共に、「上端保持手段」及び「下端保持手段」はそれぞれ「上流端保持手段」及び「下流端保持手段」となる。
1 シート材供給装置
2 ガラス板
3 シート材
4 帯状シート元材
6 切断手段
7 上流端保持手段(上端保持手段)
7a クランプ機構
8 下流端保持手段(下端保持手段)
8a クランプ機構
13 パレット
14 支持部材
20 ガラス板積層体

Claims (9)

  1. パレット上にガラス板とシート材とを交互に積層してなるガラス板積層体を形成するために、上流側から下流側に向かって送られる帯状シート元材を一定長さに切断し、その切断後のシート材をガラス板の表面側に供給して配置させるように構成したシート材供給装置であって、
    前記帯状シート元材を切断してなるシート材の幅方向両側端における上流側端部及び下流側端部をそれぞれ保持する一対の上流端保持手段及び一対の下流端保持手段を備え、これら各保持手段のそれぞれの離間長さが前記シート材の幅方向及び上下流方向に可変となるように構成すると共に、
    前記各保持手段は、前記シート材を保持して該シート材を前記パレット上のガラス板の表面に沿う方向で且つ上流側から下流側に向かう方向に移動させ、
    前記各保持手段が下流端に達した時点で、該各保持手段によって幅方向の張力と上下流方向の張力とが付与された状態にある前記シート材を、前記パレット上のガラス板の表面側に供給して配置させるように構成したことを特徴とするシート材供給装置。
  2. 前記シート材を前記各保持手段が保持してから前記ガラス板の表面側に配置させるまでの間に、前記一対の上流端保持手段と前記一対の下流端保持手段との上下流方向の移動量を異ならせることにより、該シート材に上下流方向の張力を付与すると共に、前記一対の上流端保持手段のそれぞれの幅方向の移動量と前記一対の下流端保持手段のそれぞれの幅方向の移動量とを同等に異ならせることにより、該シート材に幅方向の張力を付与するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のシート材供給装置。
  3. 前記一対の上流端保持手段と前記一対の下流端保持手段とを、何れも下流方向へ移動させると共に、その時の各上流端保持手段と各下流端保持手段との移動速度を異ならせることにより、該シート材に上下流方向の張力を付与するように構成したことを特徴とする請求項2に記載のシート材供給装置。
  4. 前記帯状シート元材の幅方向両側端における下流側端部を前記一対の下流端保持手段により保持させた状態で該一対の下流端保持手段を下流側に移動させ、所定長さ分だけ下流側に移動させた時点で、前記保持前における前記一対の下流端保持手段の直上流側位置で待機していた前記一対の上流端保持手段により前記帯状シート元材の幅方向両側端を保持させ、且つ、該一対の上流端保持手段の直上流側位置で前記帯状シート元材を切断することにより、前記シート材を前記各保持手段により保持させた状態とし、この状態で前記シート材に幅方向の張力と上下流方向の張力とを付与するように構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のシート材供給装置。
  5. 前記一対の上流端保持手段のうち一方の上流端保持手段と、前記一対の下流端保持手段のうち一方の下流端保持手段とが、前記シート材の幅方向両側のうち一方側に存する支持部材に共用して支持されると共に、前記一対の上流端保持手段のうち他方の上流端保持手段と、前記一対の下流端保持手段のうち他方の下流端保持手段とが、前記シート材の幅方向両側のうち他方側に存する支持部材に共用して支持されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のシート材供給装置。
  6. 前記両支持部材は、前記パレットの幅方向両側に配設されていることを特徴とする請求項5に記載のシート材供給装置。
  7. 前記各保持手段は、シート材の幅方向における両側端を把持するクランプ機構を備えていることを特徴とする請求項1〜6に記載のシート材供給装置。
  8. 前記シート材は、伸縮性を有していることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のシート材供給装置。
  9. パレット上にガラス板とシート材とを交互に積層してなるガラス板積層体を形成するために、上流側から下流側に向かって送られる帯状シート元材を下流側部位で一定長さに切断し、その切断後のシート材をガラス板の表面側に供給して配置させるシート材供給方法であって、
    前記帯状シート元材を切断してなる前記シート材の幅方向両側端における下流側端部及び上流側端部を保持する一対の下流端保持手段及び一対の上流端保持手段を、それぞれの離間長さが前記シート材の幅方向及び上下流方向に可変となるようにし、
    前記各保持手段は、前記シート材を保持して該シート材を前記パレット上のガラス板の表面に沿う方向で且つ上流側から下流側に向かう方向に移動させ、
    前記各保持手段が下流端に達した時点で、該各保持手段によって幅方向の張力と上下流方向の張力とが付与された状態にある前記シート材を前記パレット上のガラス板の表面側に供給して配置させることを特徴とするシート材供給方法。
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