JP2017078806A - 画像形成装置、画像形成装置における用紙ジャムの処理装置および連続紙における用紙ジャムの処理方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置における用紙ジャムの処理装置および連続紙における用紙ジャムの処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】初心者でも簡単に、ジャム処理やメンテナンスの作業後の復帰動作を行うことができる画像形成装置、画像形成装置における用紙ジャムの処理装置および連続紙における用紙ジャムの処理方法を提供する。【解決手段】連続紙の搬送方向における搬送架台部の下流側かつ収納部の上流側に位置する接合位置において、上流側切断部により切断された連続紙の給紙部側の第1端部と、下流側切断部により切断された連続紙の収納部側の第2端部とを接合する接合部と、連続紙の搬送方向における第1端部および第2端部の位置を検知する端部位置検知部と、上流側および下流側切断部により連続紙が切断された場合、端部位置検知部の検知結果に基づいて、接合位置に到達した第1端部および第2端部を接合させる制御を行う制御部と、を備える。【選択図】図3A

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置における用紙ジャムの処理装置および連続紙における用紙ジャムの処理方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
一般に、上述した画像形成装置において、機内で用紙ジャムが発生したときには、手動で紙送りを行い機外に用紙を引き出すことにより、用紙ジャムが解消される。また、用紙を反転させて両面印刷を可能とする搬送部を1つの用紙搬送ユニット(いわゆるADU(Auto-Duplex Unit))として実装した画像形成装置は、用紙搬送ユニット内で用紙ジャムが発生したときに、利用者が、用紙搬送ユニットを画像形成装置から引き出して、通紙経路に残留している用紙を除去できるようになっている。画像形成装置から用紙搬送ユニットを引き出すことにより、通紙経路に設けられる多様な部材(例えばガイド部材)を開放できるので、未定着トナーが飛散しないように適切な箇所から用紙を慎重に除去することができる。
しかしながら、連続紙を給紙する給紙部と、連続紙上にトナー画像を形成する画像形成部と、連続紙を収納する収納部とを有する画像形成装置において、連続紙に画像形成を行っているときに用紙ジャムが発生した場合、ジャム処理が困難である。連続紙は通常、通紙経路の全長にわたって通紙されている状態(用紙搬送ユニットから給紙側または排紙側にはみだした状態)となっている。連続紙は、給紙部と画像形成部、及び画像形成部と収納部に跨った状態となっている。そのため、ジャム処理の際に用紙搬送ユニットを引き出そうとすると、破断して泣き別れが生じて機内に紙片が残留する虞がある。この場合、残留紙片の回収作業が必要となる上、厚紙の残留紙片は機内の部品を破損させる要因となり得る。このように、連続紙への画像形成動作中に用紙ジャムが発生した場合、画像形成動作を再開させるためには、ユーザーに大きな負担を与えてしまうという問題があった。
一般に、画像形成部のジャム処理やメンテナンスの作業をする場合、オペレーターが用紙を切断してから用紙搬送ユニットを引き出して、通紙経路にある用紙を除去する。ジャム処理等の作業後の復帰動作において、用紙搬送ユニットを戻して、給紙部側の用紙を用紙搬送ユニットに導入して搬送部に通す。通常はマニュアルで駆動させて送るが、手作業で通す場合もある。
特許文献1には、ロール紙セットの用紙先端を搬送部へ手動で導入する時にスキューを規制する幅ガイド部材を設け、用紙先端を送りローラーを手回しで送り、搬送ローラーに達すると駆動してセット位置(印字部)で停止するものが開示されている。
特開2008−178993号公報
しかしながら、ジャム処理等の作業後の復帰動作においては、収納部側の用紙の後端と給紙部側から送った用紙の先端の位置を、手作業で合わせてからテープで貼って繋いでいる。用紙の端部間に隙間のある状態でテープを貼ると、テープの接着面が搬送ガイドに接触し搬送抵抗が大きくなり停止したり、用紙が破断したりする。この一連の作業には手間がかかり、再開時にジャムが発生しないように注意する必要があり、ある程度の習熟が必要になる。
本発明は、初心者でも簡単に、ジャム処理やメンテナンスの作業後の復帰動作を行うことができる画像形成装置、用紙ジャムの処理装置および用紙ジャムの処理方法を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
連続紙を給紙する給紙部と、
前記給紙部から給紙された前記連続紙上にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成された前記連続紙上のトナー像を定着する定着部と、
前記定着部によりトナー像が定着された前記連続紙を収納する収納部と、
前記画像形成部および前記定着部に前記連続紙を搬送し、装置本体の前面側に引き出し可能に構成された搬送架台部と、
前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の上流側から前記給紙部の下流側で前記連続紙を切断する上流側切断部と、
前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側から前記収納部の上流側で前記連続紙を切断する下流側切断部と、
前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側かつ前記収納部の上流側に位置する接合位置において、前記上流側切断部により切断された前記連続紙の前記給紙部側の第1端部と、前記下流側切断部により切断された前記連続紙の前記収納部側の第2端部とを接合する接合部と、
前記連続紙の搬送方向における前記第1端部および第2端部の位置を検知する端部位置検知部と、
前記上流側および下流側切断部により前記連続紙が切断された場合、前記端部位置検知部の検知結果に基づいて、前記接合位置に到達した前記第1端部および第2端部を接合させる制御を行う制御部と、
を備える。
また、本発明に係る画像形成装置における用紙ジャムの処理装置は、
給紙部から給紙された連続紙上にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成された前記連続紙上のトナー像を定着する定着部と、
前記定着部によりトナー像が定着された前記連続紙を収納する収納部と、
前記画像形成部および前記定着部に前記連続紙を搬送し、装置本体の前面側に引き出し可能に構成された搬送架台部と、
を有する画像形成装置における用紙ジャムの処理装置において、
前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の上流側から前記給紙部の下流側で前記連続紙を切断する上流側切断部と、
前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側から前記収納部の上流側で前記連続紙を切断する下流側切断部と、
前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側かつ前記収納部の上流側に位置する接合位置において、前記上流側切断部により切断された前記連続紙の前記給紙部側の第1端部と、前記下流側切断部により切断された前記連続紙の前記収納部側の第2端部とを接合する接合部と、
前記連続紙の搬送方向における前記第1端部および第2端部の位置を検知する端部位置検知部と、
前記上流側および下流側切断部により前記連続紙が切断された場合、前記端部位置検知部の検知結果に基づいて、前記接合位置に到達した前記第1端部および第2端部を接合させる制御を行う制御部と、
を備える。
また、本発明に係る連続紙における用紙ジャムの処理方法は、
給紙部から搬送架台部を介して収納部に搬送される連続紙における用紙ジャムの処理方法において、
連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の上流側から前記給紙部の下流側の第1切断位置で前記連続紙を切断し、
前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側から前記収納部の上流側の第2切断位置で前記連続紙を切断し、
前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側かつ前記収納部の上流側に位置する接合位置において、前記第1切断位置で切断された前記連続紙の前記給紙部側の第1端部と、前記第2切断位置で切断された前記連続紙の前記収納部側の第2端部とを接合し、
前記連続紙の搬送方向における前記第1端部および第2端部の位置を検知し、
前記第1および第2切断位置で前記連続紙が切断された場合、前記第1端部および第2端部の位置を検知した検知結果に基づいて、前記接合位置に到達した前記第1端部および第2端部を接合させる。
本発明によれば、オペレーターは、接合位置で合わせられた第1および第2端部を相互に繋ぐだけよく、初心者でも簡単に、ジャム処理やメンテナンスの作業後の処理を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置本体の制御系の主要部を示す図である。 本実施の形態における用紙切断部及び用紙搬送ユニットの構成を示す模式図である。 本実施の形態における用紙切断部及び用紙搬送ユニットの構成を示す模式図である。 用紙切断部を概略的に示す図である。 接合部および端部位置検知部の構成を概略的に示す図である。 下ガイド部の平面図である。 テープ貼付装置の構成を概略的に示す図である。 テープ貼付装置の構成を概略的に示す図である。 テープ貼付装置の構成を概略的に示す図である。 テープで繋ぎ合わされた用紙端部の断面図である。 用紙ジャムの処理工程を示すフローチャートである。 変形例1に係る用紙切断部を概略的に示す図である。 変形例1に係る接合部および端部位置検知部の構成を概略的に示す図である。 変形例1に係る用紙切断部を概略的に示す図である。 変形例1に係る接合部および端部位置検知部の構成を概略的に示す図である。 変形例1に係る用紙切断部を概略的に示す図である。 変形例1に係る接合部および端部位置検知部の構成を概略的に示す図である。 変形例2に係る接合部および端部位置検知部の構成を概略的に示す平面図である。 変形例2に係る接合部および端部位置検知部の構成を概略的に示す図である。 給紙部側の用紙におけるズレや傾きの補正を示す図である。 変形例3に係る接合部および端部位置検知部の構成を概略的に示す図である。 変形例3に係る用紙切断部を概略的に示す図である。 変形例4に係る用紙切断部を概略的に示す図である。 変形例4に係る用紙切断部を概略的に示す平面図である。 接合位置に搬送された給紙部側の第1端部と収納部側の第2端部とを示す平面図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置本体2の制御系の主要部を示す。画像形成装置100は、連続紙Pまたは用紙Sを記録媒体として使用し、当該連続紙P上または用紙S上に画像を形成する装置である。
図1に示すように、画像形成装置100は、連続紙Pの搬送方向(以下、用紙搬送方向とも言う)に沿って上流側から、給紙装置1、画像形成装置本体2および排紙装置3が接続されて構成される。給紙装置1(本発明の「給紙部」に対応)および排紙装置3(本発明の「収納部」に対応)は、連続紙P上に画像を形成する場合に使用される。
給紙装置1は、連続紙Pを画像形成装置本体2へ給紙する装置である。給紙装置1の筐体内では、図1に示すように、ロール状の連続紙Pが支持軸に巻回されて回転可能に保持されている。給紙装置1は、支持軸に巻回された連続紙Pを、複数の搬送ローラー対R10〜R13(例えば、繰り出しローラー、給紙ローラー等)を経由して、一定の速度で機外(画像形成装置本体2)へ搬送する。給紙装置1の給紙動作は、画像形成装置本体2が備える制御部101によって制御される。
排紙装置3は、画像形成装置本体2から搬送されてきた連続紙Pを巻き取る装置である。排紙装置3の筐体内では、例えば、図1に示すように、連続紙Pが支持軸に巻回されてロール状に保持される。そのために、排紙装置3は、画像形成装置本体2から搬送されてきた連続紙Pを、複数の搬送ローラー対R31,R32(例えば、繰り出しローラー、排紙ローラー)を経由して、一定の速度で支持軸に巻き取る。排紙装置3の巻き取り動作は、画像形成装置本体2が備える制御部101によって制御される。
画像形成装置本体2は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置本体2は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙装置1から給紙された連続紙P、または、給紙トレイユニット51a〜51cから送出された用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置本体2には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図1、図2に示すように、画像形成装置本体2は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、搬送架台部50、定着部60、記憶部72、ジャム検知部75、接合部80、端部位置検知部90および制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置本体2の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて連続紙Pまたは用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。操作部22は、後述するジャム処理の実行を受け付け、その受け付けに対応する操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が80[mm]のアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に体積抵抗率が8〜11[logΩ・cm]である高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。なお、中間転写ベルト421については、導電性および弾性を有するものであれば、材質、厚さおよび硬度を限定しない。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から連続紙Pまたは用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、連続紙Pまたは用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が連続紙Pまたは用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、連続紙Pまたは用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は連続紙Pまたは用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された連続紙Pまたは用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。
定着部60は、連続紙Pまたは用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、連続紙Pまたは用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、連続紙Pまたは用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた連続紙Pまたは用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、連続紙Pまたは用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器内にユニットとして配置される。また、定着器には、エアーを吹き付けることにより、定着面側部材又は裏面側支持部材から連続紙Pまたは用紙Sを分離させるエアー分離ユニットが配置されていても良い。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62および定着ローラー63を有する(ベルト加熱方式)。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63とに所定のベルト張力(例えば、40[N])で張架されている。
定着ベルト61は、トナー像が形成された連続紙Pまたは用紙Sに接触して、当該トナー像を連続紙Pまたは用紙Sに定着温度(例えば、160〜200[℃])で加熱定着する。ここで、定着温度とは、連続紙Pまたは用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される連続紙Pまたは用紙Sの紙種等によって異なる。
加熱ローラー62は、加熱源(ハロゲンヒーター)を内蔵し、定着ベルト61を加熱する。加熱源の温度は、制御部101によって制御される。加熱源によって加熱ローラー62が加熱され、その結果、定着ベルト61が加熱される。
定着ローラー63の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等)は、制御部101によって行われる。制御部101は、定着ローラー63を時計回り方向に回転させる。定着ローラー63が回転することにより、定着ベルト61および加熱ローラー62は、時計回り方向に従動回転する。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する(ローラー加圧方式)。加圧ローラー64の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等)は、制御部101によって行われる。制御部101は、加圧ローラー64を反時計回り方向に回転させる。加圧ローラー64は、定着ベルト61を介して定着ローラー63に所定の定着荷重(例えば、1000[N])で圧接される。このようにして、定着ベルト61と加圧ローラー64との間には、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
搬送架台部50は、排紙ローラー部52、および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。
搬送経路部53は、レジストローラー対53eを含む複数の搬送ローラー対53a〜53fを有する。搬送経路部53は1つのユニットに組み込まれ、用紙搬送ユニットADUとして画像形成装置本体2に着脱可能に装着される。用紙搬送ユニットADUは、循環再給紙路、反転搬送路及び再給紙搬送路を含んでユニット化されており、上記用紙搬送ローラー対53a〜53fと共に、画像形成装置本体2に対して前面側に一体に引き出し可能に構成されている。用紙搬送ユニットADUは、さらに、定着部60や中間転写ユニット42を含んでいる。用紙搬送ユニットADU用紙搬送方向両端部には、用紙切断部Cが配置される。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53eが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。また、給紙装置1から画像形成装置本体2へ給紙された連続紙Pは、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が連続紙Pの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された連続紙Pまたは用紙Sは、搬送ローラー対(排紙ローラー対)52aを備えた排紙ローラー部52により機外(排紙装置3)に排紙される。
また、画像形成装置本体2は、通紙経路上で発生した用紙ジャムを検知するジャム検知部75を備える。ジャム検知部75は、搬送経路部53の各部に配置された光学センサーにより、連続紙Pの各部の通過を検出し、各部間の通過時間が所定時間以上となった場合に、用紙ジャム(紙詰まり)の発生を検知する。そして、ジャム検知部75は、検知した用紙ジャムに対応するジャムコードを制御部101に出力する。ジャムコードは、用紙ジャムの発生状況(例えば、発生位置、発生要因、発生日時等)を一意に特定するためのジャム識別番号である。制御部101は、ジャム検知部75から出力されたジャムコードを参照することによって、用紙ジャムの具体的な発生状況を把握することができる。なお、ジャムコードには、発生状況以外の詳細な情報を含ませることも可能である。また、ジャム検知部75は、光学センサーに限らず、機械的なスイッチ等の他の機構によって構成しても良い。
(用紙切断部C)
図3Aおよび図3Bは、本実施の形態における用紙切断部C及び用紙搬送ユニットADUの構成を示す模式図である。図3Aおよび図3Bに示すように、画像形成装置本体2内には、用紙搬送ユニットADUにおける用紙搬送方向両端部に用紙切断部Cが設けられている。
具体的には、画像形成装置本体2において、用紙搬送ユニットADUの給紙装置1側の端部近傍(用紙搬送ユニットADUの用紙搬送方向上流側、給紙装置1の用紙搬送方向下流側)には、連続紙Pを幅方向に切断する上流側切断部C1が設けられている。
同様に、用紙搬送ユニットADUの排紙装置3側の端部近傍(定着部60の用紙搬送方向下流側、排紙装置3の用紙搬送方向上流側)には、連続紙Pを幅方向に切断する下流側切断部C3が設けられている。上流側切断部C1と下流側切断部C3とは、基本的に同様な構成を有する。
用紙切断部Cは、連続紙Pを用紙幅方向に切断する。用紙切断部Cには、例えばナイフカッター、ロータリーカッター、押し切りカッターなどを適用できる。図4Aに上歯および下歯からなる用紙切断部Cを示す。用紙切断部Cは、上流側切断部C1及び下流側切断部C3は、一般的に用紙を切断する用途に使用されるカッターを適用できる。なお、用紙切断部Cは、用紙搬送ユニットADUの引き出し動作に連動して連続紙Pを用紙幅方向に切断するものであってもよい。
用紙切断部Cは、連続紙Pに接触しない退避位置(第1の位置)と連続紙Pに接触しうる切断位置(第2の位置)との間で変位可能であることが好ましい。すなわち、用紙切断部Cは、連続紙Pに対して画像形成が行われる通常時は退避位置で待機し、切断時に切断位置に移動する。用紙切断部Cは、例えば、ジャム検知部75によって用紙ジャムの発生が検知されたときに、退避位置から切断位置に自動的に移動し、装置本体の前扉を開け、用紙搬送ユニットADUを引き出し、ジャム処理をした後に用紙搬送ユニットADUが元に戻され、前扉が閉じられたときに、自動的に退避位置に戻るように構成される。これにより、画像形成時に用紙切断部Cが連続紙Pに接触し、連続紙Pが損傷するのを防止できる。なお、用紙切断部Cは、表示部21に用紙ジャムが表示されたときに、自動的に連続紙Pを切断するようにしても良い。
なお、装置本体の前扉を開けた前面に位置切り替えレバーを設け、この位置切り替えレバーを操作することにより、用紙切断部Cの位置を退避位置/切断位置に切り替える構成としても良い。また、ジャム発生時に表示部21に用紙切断部Cの位置切り替えを指示するボタンを表示し、ユーザーのボタン操作により、用紙切断部Cの位置が切り替わるような構成としても良い。
(接合位置PJ)
収納部(排紙装置)3と下流側切断部C3との間には、上流側切断部C1により切断された給紙部側の第1端部P1(図4B参照)と、下流側切断部C3により切断された収納部側の第2端部P2(図4B参照)とを繋ぐための接合位置PJ(図4B参照)が設けられる。
(接合部80、端部位置検知部90)
端部位置検知部90は、給紙部側の第1端部P1および収納部側の第2端部P2が接合位置PJに到達したかどうかを検知する。ところが、収納部側の用紙は一度定着部60により加熱されているため、用紙の種類によってはカールが大きくなる。収納部側の第2端部P2がカールして浮いていると、第2端部P2の正確な位置検知ができない。
図4Bは接合部80および端部位置検知部90の構成を概略的に示す図である。
図1および図4Bに示すように、接合部80は用紙ガイド82を有する。用紙ガイド82は、収納部側の用紙を上下からガイドする上ガイド部82Aおよび下ガイド部82Bを有する。これにより、第2端部P2の浮きを抑え、端部位置検知部90による第2端部P2の正確な位置検知ができる。
図4Cは下ガイド部の平面図である。
図4Cに示すように、下ガイド部82Bには用紙幅方向に互いに所定間隔離れて、用紙搬送方向R1を長手方向とした3つのスリット91が設けられる。
図4Bに示すように、接合位置PJに端部位置検知部90が設けられる。端部位置検知部90は用紙幅方向の中央にあり、スリット91を通して第1および第2端部P1,P2を検知する。端部位置検知部90は、例えば反射型の光学式センサーである。なお、下ガイド部82Bは、透光性を有する樹脂材により成形されてもよい。これにより、下ガイド部82Bにスリット91を設ける必要がない。
端部位置検知部90は、第1および第2端部P1,P2の間の隙間がないこと、また、隙間が極めて少ないことを検知することで、第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに搬送されたことを検知する。
制御部101は、端部位置検知部90の検知結果に基づいて、第1および第2端部P1,P2を接合位置PJに搬送させるように搬送架台部50を制御する。また、制御部101は、端部位置検知部90の検知結果に基づいて、第1および第2端部P1,P2を貼り合わせるように接合部80を制御する。
図1および図4Bに示すように、接合部80は接合位置に配置される。接合部80はテープ貼付装置81を有する。
図5A〜図5Cは、テープ貼付装置81の構成を概略的に示す図である。図5A〜図5Cに示すように、テープ貼付装置81は、送出ローラー83、テンションローラー84、押圧部材85、スライド部材86およびガイド部材87を有する。ガイド部材87は、送出ローラー83、テンションローラー84、押圧部材85およびスライド部材86を一体的に用紙幅方向R2に案内する。制御部101は、スライド部材86を介して押圧部材85を貼り合わせ開始位置と終了位置との間を移動させるようにスライド駆動部(図示略)を制御する。
送出ローラー83は、テープTPが巻かれ、巻かれたテープTPを、テンションローラー84を介して押圧部材85に送り出し可能にされる。テンションローラー84は、送出ローラー83と押圧部材85との間のテープTPに張力を付与する。押圧部材85は、テープTPを用紙面(ここでは、第1および第2端部P1,P2)に圧着させる圧着位置(図5Aおよび図5B参照)と用紙面から退避した非圧着位置(図5C参照)とに移動可能にされる。制御部101は、押圧部材85を圧着位置と非圧着位置との間を移動させるように押圧部材駆動部(図示略)を制御する。
図5Aに示すように、押圧部材85がテープTPを用紙面に圧着させ、スライド部材86と一体的に用紙幅方向R2に移動すると、テープTPが送出ローラー83から押圧部材85に送り出される結果、送り出されたテープTPが用紙幅方向R2に沿って用紙に貼り付けられる(図5B参照)。用紙に貼り付けられたテープTPと押圧部材85側のテープTPとを切り離し、切り離したテープTPを押圧部材85で保持し、押圧部材85を用紙面から退避させ、用紙幅方向R2に移動し、貼り合わせ開始位置に戻す(図5C参照)。図5DにテープTPで張り合わされた第1および第2端部P1,P2を示す。図5Dでは、テープTPの幅の範囲内で重なり合った第1および第2端部P1,P2を示すが、突き合わされてもよい。
次に、用紙ジャムが発生してから第1および第2端部P1,P2を貼り合わせるまでの処理工程について図6を参照して説明する。図6は用紙ジャムの処理工程を示すフローチャートである。
用紙ジャムが発生する前の前画像形成中において、用紙切断部Cは退避位置にある。また、接合部80の押圧部材85は非圧着位置にあり、かつ、貼り合わせ開始位置にある。
制御部101は、画像形成中、ジャム検知部75によって用紙ジャムの発生が検知さたかどうかを判断する(ステップS100)。
制御部101は、用紙ジャムの発生が検知されたと判断した場合(ステップS100:YES)、ステップS120に移行する。制御部101は、用紙ジャムの発生が検知されたと判断しない場合(ステップS100:NO)、所定時間経過後、用紙ジャムの発生が検知されたかどうかの判断をするステップS100に戻る。
ステップS120において、制御部101は、表示部21に用紙ジャムの発生を表示させる。また、制御部101は、連続紙Pを切断させるように用紙切断部Cを制御する。
ステップS140において、オペレーターは、用紙搬送ユニットADUを画像形成装置本体2から引き出し、残留紙片を用紙搬送ユニットADUから回収する。次に、オペレーターは、用紙搬送ユニットADUを元に戻す。
ステップS160において、オペレーターは、操作部22で用紙セットを指示する。制御部101は、用紙セットの指示を受けて、端部位置検知部90の検知結果を参照して、第1および第2端部P1,P2の両方あるいは片方(ここでは、両方)を接合位置PJまで搬送するように搬送架台部50を制御する。このとき、制御部101は、接合部80の入口まで通常プリント速度で用紙を搬送し、接合部80の入口に来たら用紙の搬送速度を遅くするように搬送架台部50を制御する。
ステップS180において、端部位置検知部90は、第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに到達したかどうかを逐次検知する。制御部101は、逐次検知された検知結果に基づいて、第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに到達したかどうかを判断する。制御部101が、第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに到達したと判断した場合(ステップS180:YES)、ステップS200に移行する。制御部101が、第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに到達したと判断しない場合(ステップS180:NO)、所定時間経過後に、制御部101が、第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに到達したかどうかを判断するステップS180に戻る。
ステップS200において、制御部101は、用紙の搬送を停止させるように搬送架台部50を制御する。
ステップS220において、制御部101は、押圧部材85を圧着位置に移動させるように押圧部材駆動部を制御する。また、制御部101は、押圧部材85を貼り合わせ開始位置から終了位置に移動させるようにスライド駆動部を制御する。これにより、スライド部材86と一体的に用紙幅方向R2に移動する。その結果、テープTPが送出ローラー83から押圧部材85に送り出され、送り出されたテープTPが用紙幅方向R2に沿って移動する。テープTPで第1および第2端部P1,P2が貼り合わされる。次に、第1および第2端部P1,P2と押圧部材85との間の位置でテープTPがカットされる。
次に、制御部101は、カットされたテープTPの先端部を押圧部材85に保持させ、押圧部材85を非圧着位置に移動させるように押圧部材駆動部を制御し、押圧部材85を貼り合わせ開始位置に戻すようにスライド駆動部を制御する。これにより、押圧部材85は貼り合わせ開始位置で、次の用紙ジャムの処理のために待機する。
上記の実施の形態に係る画像形成装置100では、給紙部側および収納部側の第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに到達したかどうかを逐次検知する端部位置検知部90と、逐次検知された検知結果に基づいて、給紙部側および収納部側の少なくとも一方の用紙を搬送することにより、接合位置で給紙部側および収納部側の第1および第2端部P1,P2を合わせるように搬送架台部50を制御する制御部101を備える。これにより、第1および第2端部P1,P2の位置を検知しながら、用紙を移動させるので、精度よく第1および第2端部P1,P2を合わせることができる。第1および第2端部P1,P2間を隙間なくテープTPで貼り付けることで、搬送不良が発生しない。
上記の実施の形態では、図4Bに示すように、接合位置において、第1および第2端部P1,P2が突き合わされるものを示したが、本発明はこれに限らない。図5Dに示すように、第1および第2端部P1,P2はテープで貼付けられる範囲内(テープ幅)で重なってもよい。このとき、給紙部側の第1端部P1がテープ貼付け面側になるようにする。これにより、給紙部側の第1端部P1が通紙経路に引っ掛からず、破断することを防止できる。なお、テープ貼付装置81を第1および第2端部P1,P2の両側に配置して、第1および第2端部P1,P2の両面にテープTPを貼り付けてもよい。
また、接合部80を制御することで、第1および第2端部P1,P2を自動的に接合するものを示したが、これに限らない。例えば、接合部80を使用せず、オペレーターが接合位置にアクセスできるようにして、手作業でテープTPの貼り付けを行うようにしてもよい。
なお、制御部101は、用紙セットの指示を受けて、第1および第2端部P1,P2を接合位置PJに搬送するように搬送架台部50を制御したが、これに限らない。例えば、制御部101は、用紙搬送ユニットADUを元に戻したことを示す検出情報を受けて、搬送架台部50を制御するようにしてもよい。
次に、本実施の形態における第1および第2端部P1,P2の位置合わせと異なる構成について変形例1として説明する。なお、変形例1の説明においては、上記実施の形態と異なる構成について主に説明し、同じ構成については同一番号を付してその説明を省略する。
上記の実施の形態では、図4Bに示すように、第1および第2端部P1,P2の位置合わせは、第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに到達したかどうかを逐次検知し、逐次検知された検知結果に基づいて行われる。第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに到達したかどうかを検知するために端部位置検知部90を接合位置PJに配置する必要がある。しかし、テープ貼付装置81も接合位置PJにあるため、テープ貼付装置81が設けられる用紙の面とは反対の片面側にのみ端部位置検知部90を配置する必要がある。これに好適な端部位置検知部90として、反射型の光学式センサーが用いられるが、用紙の反射率は様々で用紙端部を検知できない用紙もあり、用紙の種類が限定される。そこで、変形例1では、第1および第2端部P1,P2の位置合わせは、用紙先端を塗料でマーキングし、マーキング位置PMを逐次検知し、逐次検知されたマーキング位置PMに基づいて行われるようにし、用紙の種類が限定されない。また、マーキング位置PMは用紙先端でなくてもよい。この場合、マーキング検知センサー90Aは、接合位置PJに配置する必要はないので、テープ貼付装置81を用紙の両面側に配置することが可能になるという利点もある。
(マーキング部)
図7Aは、用紙切断部Cを概略的に示す図である。
図7Aに示すように、用紙切断部Cは、用紙に塗料を付着するマーキング部MKを有する。マーキング部MKは、高反射の塗料をフェルトに含浸させたもので、用紙を境にしてカッターCTが設けられる側とは反対の側(裏面)に配置される。マーキング部MKは、カッターCTによる切断と同時に用紙に圧接して、用紙端部の裏面に塗料を付着し、切断後に用紙から離間される。
用紙切断部CのカッターCTは、用紙幅方向の全部を一度に押し切るものである。カッターは、ロータリーカッターでも、レザーカッターでもよく、切断時に用紙端部に塗料を付着できるように構成されていればよい。
マーキング検知センサー90Aは、反射型の光学式センサーであり、接合位置PJに配置され、スリット91を通してマーキング位置PMを検知する。
用紙ジャムの処理方法について簡単に説明する。
カッターCTによる連続紙Pの切断時、マーキング部MKは、用紙に圧接して第1および第2端部P1,P2の裏面に塗料を付着する。図7Bに示すマーキング検知センサー90Aは、マーキング位置PMを逐次検知する。制御部101は、逐次検知された検知結果に基づいて、第1および第2端部P1,P2を搬送するように搬送架台部50を制御する。制御部101は、第1および第2端部P1,P2が接合位置PJに到達したことを示す検知結果に基づいて、用紙の搬送を停止させるように搬送架台部50を制御する。次に、接合位置PJにあるテープ貼付装置81でテープTPを貼り付けて、第1および第2端部P1,P2を貼り合わせて繋ぐ。
なお、上記変形例1では、マーキング検知センサー90Aを用紙の裏面に設けたが、これに限らない。例えば、マーキング検知センサー90Aをテープ貼付装置81が設けられる側である用紙の表面に設けてもよい。図8Aに示すように、マーキング検知センサー90Aがテープ貼付装置81の用紙搬送方向両側に配置される。これにより、用紙ガイド82にスリット91などを設けないで済む。
図8Bに示すように、マーキング部MKは、カッターCTと同じ側(用紙の表面側)にあり、マーキング検知センサー90Aで検知できる位置で第1および第2端部P1,P2が接合位置PJで合うようにカッターCTとの距離をあけて配置される。マーキング部MKは、切断時に高反射の塗料を用紙端部の表面に付着する。マーキング部MKは、フェルトに反射率の高い塗料が含浸されており、先端を除く周囲が樹脂あるいは金属の筐体で保持され、切断時に高反射の塗料を用紙端部の表面に付着する。カッターCTとマーキング部MKは一体で形成される。これにより、切断位置とマーキング位置PMとの間の距離精度を高くすることができる。
また、変形例1では、第1および第2端部P1,P2に塗料を付着することでマーキングするマーキング部MKを設けたが、これに限らない。例えば、マーキング部MKは、第1および第2端部P1,P2に孔をあけることでマーキングをするものであってもよい。
図9Aに示すように、マーキング部MKは、切断時に用紙端部に孔をあける。マーキング部MKは、カッターCTと同一側(用紙の表面側)にあり、透過型のセンサーで孔を検知できる位置で第1および第2端部P1,P2が接合位置PJで合うように、カッターとの距離をあけて配置される。また、カッターCTとマーキング部MKは一体で形成される。これにより、切断位置とマーキング位置PM(孔の位置)との間の距離精度を高くすることができる。
図9Bに示すように、透過型のセンサーであるマーキング検知センサー90Bがテープ貼付装置81の用紙搬送方向両側に配置される。マーキング検知センサー90Bは、用紙ガイド81に設けられたスリット91を通過した光を検知することで、第1および第2端部P1,P2が接合位置に到達したかどうかを検知する。
次に、本実施の形態における第1および第2端部P1,P2の位置合わせと異なる構成について変形例2として説明する。なお、変形例2の説明においては、上記実施の形態および変形例1と異なる構成について主に説明し、同じ構成については同一番号を付してその説明を省略する。
連続紙Pの切断後、搬送架台部50によって第1および第2端部P1,P2を接合位置PJに搬送するとき、用紙が蛇行する場合がある。給紙部側の用紙が蛇行し易い。用紙の蛇行により、用紙の幅方向のズレや傾きが発生する。ズレや傾きがあると、用紙端部同士がきっちり合わせられないため、用紙幅方向片側で用紙間に隙間ができる他、しわができたり、巻取りロール端面の不揃いが発生する。そこで、逐次検知されるマーキング位置PMに基づいて、用紙のズレや傾きを補正する。
図10Aに示すように、マーキング検知センサー90Aは、用紙幅方向で、中央、両端部の3箇所に配置される。マーキング検知センサー90Aは、反射型の光学センサーであり、テープ貼付装置81の収納部側および給紙部側のマーキングが検知できる位置に配置される。
図10Aに示すように、接合部80の給紙部側には、用紙幅方向のズレや傾きを、センサーで検知可能な範囲内に規制するサイドガイド88および搬送ローラーR81の駆動部(図示略)(本発明の「用紙位置補正部」に対応)が設けられている。また、接合部80の給紙部側の入口部には、用紙を搬送保持する搬送ローラーR81が設けられている。図10Bに示すように、搬送ローラーR81は、駆動部によって幅方向両側にスライド可能、中央を中心に時計回り、反時計回りに回転可能にされる。
制御部101は、図10Cに示す中央のマーキング位置PMの検知結果に基づいて、用紙先端の搬送方向位置を所定の位置に合わせるように搬送ローラーR81を制御する。次に中央のマーキング位置PMの検知結果に基づいて、幅方向の位置ズレを補正するように、搬送ローラーR81のスライド量を制御する。その後、制御部101は、両端と中央のマーキング位置PKの検知結果に基づいて、両端と中央の搬送方向差がなくなるように、搬送ローラーR81の回転量を制御する。なお、収納部側と給紙部側の両方でズレや傾きの補正するのが最良であるが、給紙部側の用紙が蛇行し易いので、給紙部側だけのズレや傾きの補正でもよい。
次に、本実施の形態における第1および第2端部P1,P2の位置合わせと異なる構成について変形例3として説明する。なお、変形例3の説明においては、上記実施の形態および変形例1,2と異なる構成について主に説明し、同じ構成については同一番号を付してその説明を省略する。
用紙を定着部60で加熱すると収縮する特性があり、特にポリプロピレン(Polypropylene:PP)、ポリエチレンテレフタラート(Polyethylene terephthalate:PET)などの樹脂材質の用紙で収縮が大きい。加熱直後に切断及びマーキングを行うと、その後も用紙が熱い間は収縮し、第1および第2端部P1,P2とマーキング位置PMの距離が変化してしまう。また、定着ローラーは幅方向で温度は均一でなく、だいたいが温度分布をもっており、収縮が幅方向で不均一になり用紙端部が直線にならない、といった事態が考えられる。これらの状態は、定着部60に近い収納部側の第2端部P2において顕著である。そこで、用紙が冷えて収縮が飽和する時間以降に切断とマーキングをすることで、これらの事態を解消し、精度よく第1および第2端部P1,P2を合わせることができる。
制御部101は、ジャム検知部75によって用紙ジャムの発生が検出されてから、所定時間以内で切断とマーキングを行うことを禁止するように、用紙切断部Cを制御する。
また、制御部101は、用紙ジャムの発生が検出されたことを受け、かつ、所定時間以内でない場合、用紙を切断させるように用紙切断部Cを制御する。
所定時間は、例えば用紙が加熱後に収縮が飽和する時間である。なお、用紙が常温になってから切断することが好ましい。例えば、PPタック紙(ポリプロピレン基材+離型紙)、坪量163[g/m2]で所定時間は約1分である。
なお、用紙ジャムの処理時間を短縮する観点から、用紙ジャムの発生から所定時間経過するまで待つことなく、切断やマーキングを可能とする手段として、図11Aに示すように、下流側切断部C3に第2端部P2を冷却する冷却部が設けられる。冷却部は、カッターCT上部にエアーを吹き付けるダクトDと、第2端部P2に送風するファンFとを有する。制御部101は、冷却部による用紙冷却後に切断とマーキングを行うように下流側切断部C3を制御する。これにより、切断とマーキングを行うまでの待ち時間を、第2端部P2を自然に冷却する場合に比べて短縮することができる。
また、切断前は収縮力と用紙テンションでつりあっていたものが、切断すると用紙テンションがなくなるため、収縮する。これによっても、第1および第2端部P1,P2とマーキング位置PMの距離が変化してしまう。これにより、制御部101は、マーキング位置PMに基づいて、第1および第2端部P1,P2の位置合わせ制御をすることができない。
そこで、制御部101は、上流側切断部C1に切断の指示をし、給紙部側のマーキング部MKにマーキングの指示をした後に、下流側切断部C3に切断の指示をし、収納部側のマーキング部MKにマーキングの指示を行う。これにより、給紙部側で切断して用紙テンションをなくすことで、収縮させて、その後に収納部側で切断し、同時にマーキングすることで、精度よくマーキングすることができる。上流側切断部C1は定着部60により加熱されていないため収縮量が少なく、用紙テンションがかかった状態で切断と同時にマーキングを行っても、精度よくマーキングすることができる。
なお、これに限らず、例えば、制御部101は、下流側切断部C3に1回目の切断の指示をし、その後に、下流側切断部C3に2回目の切断を指示し、収納部側のマーキング部MKにマーキングの指示を行う。この例では、ジャムで用紙が用紙搬送ユニットADU上で固定されていて、給紙部側で切断しても用紙テンションが解放されない場合であっても、1回目の切断で用紙テンションが解放され、収縮した後、2回目の切断を行うので、マーキング位置PMと第2端部P2の位置との間の距離を変化させない。
なお、図11Bに示すように、下流側切断部C3が2枚のカッターを有する場合、1回目は用紙搬送方向上流側のカッターで切断し、2回目に用紙搬送方向下流側のカッターで切断する。2回目の切断時にマーキングをする。これに対し、下流側切断部C3が1枚のカッターを有する場合、下流側切断部C3でまず1回切断し、収納部側の用紙を用紙搬送方向上流側に少量戻し2回目の切断を実施する。2回目の切断時にマーキングをする。
(変形例4)
次に、変形例4について説明する。なお、変形例4の説明においては、上記実施の形態および変形例1から3と異なる構成について主に説明し、同じ構成については同一番号を付してその説明を省略する。
収納部側の用紙は定着部60で加熱され、用紙は収縮して幅が短くなっているが、給紙部側は加熱されていない。このため、用紙幅は収納部側よりも給紙部側の方が長くなり、給紙部側の用紙の角が出っ張る。この状態で用紙を搬送すると、用紙の角が通紙経路に引っ掛かり搬送不良が発生する事態が考えられる。
このような事態を解消するために、図12Aから図12Cに示すように、上流側切断部C1に用紙搬送ユニットADUで用紙を切り離すメインカッターMCと切り離した後の給紙部側の第1端部P1のコーナーを切断するコーナーカッターCCとが設けられる。
用紙ジャムの処理工程としては、まず、用紙搬送ユニットADUを引き出す前にメインカッターMCで用紙を切断する。用紙搬送ユニットADUを引き出し、残留紙片を回収した後に用紙搬送ユニットADUを戻し、その後に、給紙部側の用紙先端をコーナーカッターCCの位置で停止させ、コーナーカッターCCで切断する。その後、給紙部側の第1端部P1を接合位置まで搬送させ、収納部側の第2端部P2と貼り合わせて繋ぐ。給紙部側の第1端部P1の角を切断し、給紙部側の用紙幅を収納側の用紙幅と同じにするか、収納側の用紙幅よりも少し短くすることで、通紙経路に引っ掛からず、搬送不良が発生しない。
なお、上記実施の形態では、第1および第2端部P1,P2を接合位置PJに搬送したが、これに限らない。例えば、給紙部側の第1端部P1のみを接合位置PJに搬送するようにしてもよい。下流側切断部C3により連続紙Pが切断される位置が、接合位置PJと一致している場合には、収納部側の第2端部P2を搬送する必要がなく、給紙部側の第1端部P1のみを搬送することとなる。
また、上記実施の形態では、接合位置PJで合わされた第1および第2端部P1,P2にテープ貼付装置81によってテープTPを貼っているが、手作業でテープTPを貼ってもよい。第1および第2端部P1,P2が接合位置PJで合わされているので、初心者でも簡単にテープTPを貼ることができる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 給紙装置
2 画像形成装置本体
3 排紙装置
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 搬送架台部
60 定着部
80 接合部
90 端部位置検知部
100 画像形成装置
101 制御部
C 用紙切断部
C1 上流側切断部
C3 下流側切断部
ADU 用紙搬送ユニット

Claims (11)

  1. 連続紙を給紙する給紙部と、
    前記給紙部から給紙された前記連続紙上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記連続紙上のトナー像を定着する定着部と、
    前記定着部によりトナー像が定着された前記連続紙を収納する収納部と、
    前記画像形成部および前記定着部に前記連続紙を搬送し、装置本体の前面側に引き出し可能に構成された搬送架台部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の上流側から前記給紙部の下流側で前記連続紙を切断する上流側切断部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側から前記収納部の上流側で前記連続紙を切断する下流側切断部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側かつ前記収納部の上流側に位置する接合位置において、前記上流側切断部により切断された前記連続紙の前記給紙部側の第1端部と、前記下流側切断部により切断された前記連続紙の前記収納部側の第2端部とを接合する接合部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記第1端部および第2端部の位置を検知する端部位置検知部と、
    前記上流側および下流側切断部により前記連続紙が切断された場合、前記端部位置検知部の検知結果に基づいて、前記接合位置に到達した前記第1端部および第2端部を接合させる制御を行う制御部と、
    を備える、画像形成装置。
  2. 前記上流側切断部は前記第1端部にマーキングするマーキング部を有し、
    前記下流側切断部は前記第2端部にマーキングするマーキング部を有し、
    前記端部位置検知部は、前記マーキング部によりマーキングされた位置を検知し、
    前記制御部は、前記検知された検知結果に基づいて、前記接合位置で前記第1端部および第2端部を合わせる制御を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記マーキング部は、前記連続紙の切断と同時にマーキングをする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 用紙の幅方向ズレ及び傾きを調整する用紙位置補正部をさらに有し、
    前記端部位置検知部は、少なくとも用紙幅方向両端にマーキングされた位置を検知し、
    前記制御部は、前記検知される前記マーキングされた位置に基づいて、前記第1端部および第2端部を合わせるように前記用紙位置補正部を制御する、請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、用紙ジャムの発生から所定時間以内での前記切断と前記マーキングとを禁止するように前記上流側および下流側切断部を制御する、請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記下流側切断部は、前記切断された前記第2端部を冷却する冷却部を有し、
    前記制御部は、前記切断および前記マーキングを行う前に前記第2端部を冷却させるように前記冷却部を制御する、請求項2記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記上流側切断部で前記連続紙を切断した後に、前記下流側切断部で前記連続紙を切断するとともに、マーキングを行うように前記上流側および下流側切断部を制御する、請求項2記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、2箇所で時間をずらして2回切断を行い、2回目の切断時にマーキングを行うように前記下流側切断部を制御する、請求項2記載の画像形成装置。
  9. 前記上流側切断部は、さらに前記第1端部における紙幅方向両端の角を切断するように構成されている、請求項1〜8記載の画像形成装置。
  10. 給紙部から給紙された連続紙上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記連続紙上のトナー像を定着する定着部と、
    前記定着部によりトナー像が定着された前記連続紙を収納する収納部と、
    前記画像形成部および前記定着部に前記連続紙を搬送し、装置本体の前面側に引き出し可能に構成された搬送架台部と、
    を有する画像形成装置における用紙ジャムの処理装置において、
    前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の上流側から前記給紙部の下流側で前記連続紙を切断する上流側切断部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側から前記収納部の上流側で前記連続紙を切断する下流側切断部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側かつ前記収納部の上流側に位置する接合位置において、前記上流側切断部により切断された前記連続紙の前記給紙部側の第1端部と、前記下流側切断部により切断された前記連続紙の前記収納部側の第2端部とを接合する接合部と、
    前記連続紙の搬送方向における前記第1端部および第2端部の位置を検知する端部位置検知部と、
    前記上流側および下流側切断部により前記連続紙が切断された場合、前記端部位置検知部の検知結果に基づいて、前記接合位置に到達した前記第1端部および第2端部を接合させる制御を行う制御部と、
    を備える、画像形成装置における用紙ジャムの処理装置。
  11. 給紙部から搬送架台部を介して収納部に搬送される連続紙における用紙ジャムの処理方法において、
    連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の上流側から前記給紙部の下流側の第1切断位置で前記連続紙を切断し、
    前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側から前記収納部の上流側の第2切断位置で前記連続紙を切断し、
    前記連続紙の搬送方向における前記搬送架台部の下流側かつ前記収納部の上流側に位置する接合位置において、前記第1切断位置で切断された前記連続紙の前記給紙部側の第1端部と、前記第2切断位置で切断された前記連続紙の前記収納部側の第2端部とを接合し、
    前記連続紙の搬送方向における前記第1端部および第2端部の位置を検知し、
    前記第1および第2切断位置で前記連続紙が切断された場合、前記第1端部および第2端部の位置を検知した検知結果に基づいて、前記接合位置に到達した前記第1端部および第2端部を接合させる、連続紙における用紙ジャムの処理方法。
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