JP2017077960A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体の搬送に用いられる複数の搬送部材のクリーニングを装置の大型化を抑制しつつ可能とした印刷装置を提供すること。【解決手段】印刷装置は、用紙14にインクを吐出して印刷を行う印刷部と、用紙14の搬送経路13の複数箇所にそれぞれ配置され、用紙14に接触して回転することにより用紙14を搬送経路13に沿って搬送可能な複数の搬送部材15と、複数の搬送部材15の各々をクリーニングするときに共用される単一のクリーニングユニット90と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、複数の搬送部材を用いて搬送される媒体に印刷を行う印刷装置に関する。
従来から、印刷装置の一種として、媒体の一例である用紙をその用紙に接触しつつ回転する搬送ローラー及び無端状の搬送ベルトを用いて印刷部の位置まで搬送し、印刷部が備える液体吐出ヘッドから液体の一例であるインクを用紙に向けて吐出することで、用紙に画像等の印刷を行うインクジェット式のプリンターが知られている。
このようなプリンターにおいては、液体吐出ヘッドから吐出されたインクが搬送ベルトの表面に付着すると、そのインクが搬送ベルトで搬送される用紙に転写し、用紙を汚してしまう虞がある。そこで、こうしたプリンターには、搬送ベルトの表面に付着したインクを不織布等のクリーニングウェッブにより拭き取り可能としたベルトクリーナが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−161454号公報
ところで、従来のプリンターにおいては、液体吐出ヘッドから用紙に吐出されたインクが霧状になって飛散すると、搬送ベルトの表面のみならず搬送ローラーの周面にもインクが付着し、用紙の搬送時に用紙と接触して回転する搬送部材である搬送ベルトと搬送ローラーが共に汚れてしまう。こうした場合、搬送ベルトの専用クリーニングユニットであるベルトクリーナとは別に、搬送ローラーの周面を専らクリーニングするローラークリーナ(すなわち、別のクリーニングユニット)を更に設置すると、それぞれの設置スペースが別々に必要になって装置が大型化してしまう。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、媒体の搬送に用いられる複数の搬送部材のクリーニングを装置の大型化を抑制しつつ可能とした印刷装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体に液体を吐出して印刷を行う印刷部と、前記媒体の搬送経路の複数箇所にそれぞれ配置され、前記媒体に接触して回転することにより前記媒体を前記搬送経路に沿って搬送可能な複数の搬送部材と、前記複数の搬送部材の各々をクリーニングするときに共用される単一のクリーニングユニットと、を備える。
この構成によれば、搬送経路の複数箇所に配置された複数の搬送部材が印刷部から吐出された液体により汚れた場合において、それぞれの搬送部材をクリーニングするときに、単一のクリーニングユニットが共用される。そのため、搬送部材ごとに専用のクリーニングユニットを別々に設ける必要がない。したがって、媒体の搬送に用いられる複数の搬送部材のクリーニングを装置の大型化を抑制しつつ行うことができる。
上記印刷装置において、前記複数の搬送部材は、前記媒体に周面を接触させて回転することにより前記媒体を搬送可能なローラー部材と、前記ローラー部材とは別の位置に配置され、前記媒体にベルト面を接触させて周回状に回転することにより前記媒体を搬送可能な無端状のベルト部材と、を含んでいることが好ましい。
この構成によれば、ローラー部材とベルト部材を含む複数の搬送部材により搬送される媒体に印刷部から液体を吐出して印刷を行う構成において、ローラー部材の周面とベルト部材のベルト面が汚れた場合には、そのローラー部材のクリーニング時及びベルト部材のクリーニング時に、単一のクリーニングユニットが共用される。そのため、ローラー部材専用のクリーニングユニットとベルト部材専用のクリーニングユニットとを別々に設ける必要がないので、ローラー部材及びベルト部材のクリーニングを装置の大型化を抑制しつつ行うことができる。
上記印刷装置において、前記クリーニングユニットは、1つの搬送部材をクリーニング可能な第1のクリーニング部と、前記第1のクリーニング部とは別の位置で他の搬送部材をクリーニング可能な第2のクリーニング部とを有していることが好ましい。
この構成によれば、1つの搬送部材のクリーニングに使用した第1のクリーニング部が汚れた場合でも、その第1のクリーニング部とは別の位置に有する第2のクリーニング部で他の搬送部材をクリーニングできるので、1つの搬送部材から除去した汚れを他の搬送部材のクリーニング時に転写してしまう虞を抑制できる。
上記印刷装置において、前記クリーニングユニットは、複数の巻き掛け部に亘って掛け渡された帯状部材を有し、前記帯状部材は、その長さ方向において1つの巻き掛け部に巻き掛けられた部分が前記第1のクリーニング部を構成すると共に、他の1つの巻き掛け部に巻き掛けられた部分が前記第2のクリーニング部を構成することが好ましい。
この構成によれば、複数の巻き掛け部に亘って帯状部材を掛け渡せば、その帯状部材の長さ方向における別々の位置に第1のクリーニング部と第2のクリーニング部とが形成されるので、複数の搬送部材のクリーニングに共用できるクリーニングユニットを簡単に構成できる。
上記印刷装置において、前記帯状部材は、前記巻き掛け部に巻き掛けられた状態において、その長さ方向における前記巻き掛け部に巻き掛けられた部分が、当該巻き掛け部から位置ずれする方向へ移動可能であることが好ましい。
この構成によれば、各搬送部材のクリーニングにより第1のクリーニング部及び第2のクリーニング部が汚れた場合、帯状部材を移動させれば、帯状部材の長さ方向において第1のクリーニング部及び第2のクリーニング部を未だ汚れていない部分に置換できる。
上記印刷装置において、前記帯状部材は、前記1つの巻き掛け部に巻き掛けられた状態で前記第1のクリーニング部を構成している部分が、前記第2のクリーニング部を構成している部分が巻き掛けられている前記他の1つの巻き掛け部に近づく方向へ移動可能であることが好ましい。
この構成によれば、第2のクリーニング部によりクリーニングされる搬送部材の汚れの程度が第1のクリーニング部によりクリーニングされる搬送部材の汚れの程度よりも高い場合、汚れの程度が低い搬送部材のクリーニングに使用した第1のクリーニング部を汚れの程度が高い搬送部材をクリーニングする第2のクリーニング部として再使用できる。
上記印刷装置において、前記帯状部材は、その長さ方向で前記第1のクリーニング部を構成する部分が前記複数の搬送部材のうち相対的に前記印刷部から遠い方の前記搬送部材のクリーニングに使用される一方、その長さ方向で前記第2のクリーニング部を構成する部分が前記複数の搬送部材のうち相対的に前記印刷部に近い方の前記搬送部材のクリーニングに使用されることが好ましい。
通常、印刷部に近い位置に配置された搬送部材と印刷部から遠い位置に配置された搬送部材では、印刷部から遠い位置に配置された搬送部材の方が印刷部に近い位置に配置された搬送部材よりも、印刷部から吐出された液体の付着による汚れの程度が相対的に低い。この点、上記構成によれば、汚れの程度が相対的に低い搬送部材のクリーニングに使用された第1のクリーニング部を、汚れの程度が相対的に高い搬送部材のクリーニング時に、第2のクリーニング部として再使用することができる。
上記印刷装置において、前記クリーニングユニットは、前記帯状部材における前記第1のクリーニング部が前記1つの搬送部材に接触して当該1つの搬送部材をクリーニング可能な第1の位置と、前記帯状部材における前記第2のクリーニング部が前記他の搬送部材に接触して当該他の搬送部材をクリーニング可能な第2の位置とに変位可能であることが好ましい。
この構成によれば、クリーニングユニットが第1の位置と第2の位置との間で変位することにより、第1クリーニング部が1つの搬送部材をクリーニングする状態と第2クリーニング部が他の搬送部材をクリーニングする状態とを切り替えることができる。
上記印刷装置において、前記巻き掛け部は、前記搬送部材の回転軸線と平行な方向に沿って延びると共に、その長さ方向の両端部及びその中間部に対して、当該巻き掛け部を前記搬送部材に向けて付勢する付勢力が加わる構成とされていることが好ましい。
この構成によれば、巻き掛け部の両端に加わる力により巻き掛け部の長さ方向の中間部が搬送部材に接触しない状態に撓むようなことが、その中間部にも加わる付勢力によって回避され、その巻き掛け部に巻き掛けられた帯状部材を搬送部材に対して適切に接触させてクリーニングすることができる。
上記印刷装置において、前記複数の搬送部材のうち、前記第2のクリーニング部でクリーニングされる搬送部材は、前記印刷部と対向する位置で前記媒体と接触するベルト面が周回状に回転するベルト部材であり、前記第1のクリーニング部でクリーニングされる搬送部材は、前記ベルト部材よりも前記媒体の搬送経路の上流側又は下流側の位置で前記媒体と接触する周面が回転するローラー部材であることが好ましい。
この構成によれば、第1のクリーニング部でローラー部材をクリーニングできる一方、第2のクリーニング部でベルト部材をクリーニングすることができる。
印刷装置の一例であるプリンターの一実施形態について、その全体構造を概略的に示す側面図。 図1の状態から搬送ベルトが退避位置に移動してキャップが印刷部に接触した状態を示す側面図。 搬送ベルトを印刷位置に位置させたベルト移動部を示す斜視図。 搬送ベルトを退避位置に位置させたベルト移動部を示す斜視図。 搬送ベルトが印刷位置に位置する場合のクリーニングユニットを示す側面図。 図5の状態から搬送ベルトが退避位置に移動した場合のクリーニングユニットを示す側面図。 クリーニングユニットがベルトクリーニング位置に位置する状態を示す側面図。 本実施形態におけるクリーニングユニットの一部を搬送方向下流側から見たときの図。 変形例におけるクリーニングユニットの一部を搬送方向下流側から見たときの図。 クリーニングユニットの変形例を示す側面図。 クリーニングユニットの他の変形例を示す側面図。 変形例として残量検知機構を備えるクリーニングユニットを示す側面図。 残量検知機構がニヤエンド状態を検出するときのクリーニングユニットを示す側面図。
以下、印刷装置の一実施形態として、液体の一例であるインクを吐出する印刷部を備え、媒体の一例である用紙にインクを吐出して文字や図形などを含む画像を印刷するインクジェット式のプリンターについて、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の印刷装置の一例としてのプリンター11は、複数の外装ケースなどからなる略直方体を呈する筐体12を装置本体として有し、この筐体12内に、図1に太い一点鎖線で示すように、用紙14を搬送する搬送経路13を備える。そして、用紙14に対して接触することでこの搬送経路13に沿って用紙14を搬送可能な搬送部材15と、搬送部材15により搬送される用紙14に対してインクを吐出する印刷部18とが、筐体12に装着されている。搬送部材15は、筐体12内において搬送経路13の複数箇所に配置され、回転することで用紙14を搬送する複数のローラー部材16と、用紙14を鉛直方向Zにおける重力方向−Z側(下側)から支持しつつ搬送する搬送ベルト(ベルト部材)51とを含んで構成されている。ローラー部材16は、搬送経路13においてそれぞれ配置された各種のローラーを構成し、例えば後述する供給駆動ローラー30a、供給従動ローラー30b及び搬送駆動ローラー48、歯付きローラー49などは、ローラー部材16の一種である。搬送ベルト51は、ベルト移動部60によって、搬送経路13を挟んで印刷部18と対峙する第1位置に移動可能とされた状態、すなわち使用可能な状態で筐体12に装着されている。
本実施形態では、印刷部18は、用紙14の搬送方向Yと交差(ここでは直交)する幅方向Xを長手方向とし、この長手方向に亘ってインクを同時に吐出可能な液体吐出ヘッドを有する所謂ラインヘッドとされている。なお、以降の説明を容易にするため、幅方向Xのうち、搬送方向Yの上流側から見て左方向(紙面の表面側に向く方向)を+X方向とし、搬送方向Yの上流側から見て右方向(紙面の裏面側に向く方向)を−X方向とする。
ラインヘッドとされた印刷部18は、搬送ベルト51に支持された状態で搬送される用紙14に向かって反重力方向+Z側(上側)からインクを吐出することにより印刷を行う。なお、印刷部18によって用紙14への印刷が行われるときの搬送ベルト51の位置、すなわち搬送ベルト51が印刷部18と対峙する第1位置を印刷位置IPと呼称する。
搬送経路13は、印刷部18よりも搬送方向Y上流側の第1供給経路21及び第2供給経路22と、印刷部18よりも搬送方向Y下流側の第3供給経路23、分岐経路24、及び排出経路25とにより構成されている。第1供給経路21は、筐体12の重力方向−Z側となる底部に挿抜可能に備えられた用紙カセット27と、印刷部18とを結ぶ経路である。そして、第1供給経路21には、用紙カセット27に積層状態で載置された用紙14のうち、最上位の用紙14を送り出すピックアップローラー28と、このピックアップローラー28により送り出された用紙14を1枚ずつ分離する分離ローラー29とが設けられている。さらに、分離ローラー29よりも搬送方向Y下流側には、用紙カセット27から送り出された用紙14を挟持して搬送する第1供給ローラー対31が設けられている。なお、ピックアップローラー28及び分離ローラー29もまた、ローラー部材16の一種である。
第2供給経路22は、筐体12の一側面に備えられたカバー12aを開けることによって露出する挿入部12bと、印刷部18とを結ぶ経路である。そして、第2供給経路22には、挿入部12bから挿入された用紙14を挟持して搬送する第2供給ローラー対32が設けられている。さらに、第1供給経路21と第2供給経路22と第3供給経路23とが合流した位置には、第3供給ローラー対33が設けられていると共に、第3供給経路23には、第5供給ローラー対35が設けられている。そして、これらの第1供給ローラー対31〜第3供給ローラー対33及び第5供給ローラー対35は、それぞれ、図示しない駆動源の駆動力に基づいて回転する円柱状の供給駆動ローラー30aと、供給駆動ローラー30aの回転に伴って従動回転する供給従動ローラー30bとにより構成されている。
第3供給経路23は、印刷部18を囲うように設けられた経路であって、一旦印刷部18を通過した用紙14を、再び印刷部18よりも上流側へ戻すための経路である。すなわち、印刷部18よりも下流側には、分岐機構36が設けられていると共に、排出経路25から分岐した分岐経路24には、正転と逆転の双方の回転が可能な分岐ローラー対37が設けられている。なお、分岐ローラー対37もまた、ローラー部材16の一種である。
排出経路25は、印刷済みの用紙14が排出される排出口38と、印刷部18とを結ぶ経路である。なお、排出口38から排出された用紙14は載置台39に載置される。そして、排出経路25には、少なくとも1つの搬送ローラー対(本実施形態では、第1搬送ローラー対41〜第5搬送ローラー対45)が設けられている。さらに、第3供給経路23にも第6搬送ローラー対46、及び第7搬送ローラー対47が設けられている。これらの第1搬送ローラー対41〜第7搬送ローラー対47はインクが付着した用紙14を挟持して搬送する。また、第3供給ローラー対33及び第5供給ローラー対35もインクが付着した用紙14を挟持して搬送することがある。
すなわち、第1搬送ローラー対41〜第7搬送ローラー対47は、それぞれ、駆動源の駆動力に基づいて回転する円柱状の搬送駆動ローラー48と、搬送駆動ローラー48の回転に伴って従動回転する歯付きローラー49とにより構成されている。また、搬送経路13において、歯付きローラー49は、搬送駆動ローラー48と対をなさずに単独でも設けられている。すなわち、歯付きローラー49は、第3供給経路23、分岐経路24、排出経路25において、用紙14の印刷が施された面である印刷面(すなわち、液体の一例であるインクが吐出されて付着する面)が通過する側に設けられている。また、歯付きローラー49は、搬送方向Yにおいて第1搬送ローラー対41〜第7搬送ローラー対47の各搬送ローラー対の間にも設けられており、各搬送ローラー対と印刷部18との間にも設けられている。一方、搬送駆動ローラー48は、用紙14の印刷が施されていない非印刷面、もしくは両面印刷された用紙14では先に印刷された面が通過する側に設けられている。
本実施形態では、印刷部18に対峙する印刷位置IPにある搬送ベルト51が、その外周面となるベルト面51aに用紙14を静電吸着によって支持した状態で、周回することによって用紙14を搬送する構成とされている。すなわち、搬送ベルト51は、2つのローラー間に張架された無端状のベルトであって、2つのローラーのうちの一方のローラーは駆動源によって回転駆動される駆動ローラー52とされ、他方のローラーはベルトの周回に伴って回転する従動ローラー53とされている。また、帯電ローラー81は、金属製のローラー軸81aの表面にゴム層が形成されており、ローラー軸81aの端部に、図示しない板バネを直接接触させて高圧が印加される構成とされている。あるいは、帯電ローラー81は、帯電ローラー81のローラー軸81aを受ける軸受部が導電性軸受(導電性樹脂または焼結軸受など)とされ、この導電性軸受を介して高圧が印加される構成とされてもよい。そして、搬送ベルト51は、駆動ローラー52の回転に伴って周回し、この周回時においてベルト面51aに接触する帯電ローラー81によって搬送ベルト51に静電気が帯電する。搬送ベルト51は、この帯電した静電気によって、駆動ローラー52と従動ローラー53との間に形成される反重力方向+Z側の平坦なベルト面51aに用紙14を吸着し、吸着した用紙14を印刷部18に対峙させながら搬送方向Yへ搬送する。ここで、駆動ローラー52の回転によりベルト面51aが周回される搬送ベルト51は、搬送方向Yにおいて駆動ローラー52と従動ローラー53との中間位置を中心に、周回状に回転しているとも解釈できる。すなわち、ローラー部材16及び搬送ベルト51を含む搬送部材15は、用紙14に接触して回転することにより用紙14を搬送経路13に沿って搬送するといえる。
また、本実施形態では、印刷部18に対して、搬送方向Y上流側において用紙14を検出する第1センサーSaと、搬送方向Y下流側において用紙14を検出する第2センサーSbと、が配設されている。第1センサーSa及び第2センサーSbは、用紙14を検出したときに所定の信号を出力する「ON」の状態となるセンサー(例えば光学式センサー)であり、用紙14が滞ることなく搬送ベルト51により搬送されている場合、第1センサーSaが「ON」となってから所定の時間後に第2センサーSbが「ON」となる。
さて、本実施形態では、プリンター11において、搬送ベルト51が、印刷部18によって印刷が行われる印刷位置IPから、この印刷位置IPよりも印刷部18から離れた第2位置へ移動させるベルト移動部60が備えられている。すなわち、ベルト移動部60は、駆動源としてのモーターMの回転駆動に伴って作動するリンク部材61を有している。このリンク部材61が、モーターMの駆動に伴って動作し、搬送ベルト51を、第1位置である印刷位置IPから、図1において二点鎖線の矢印で示すように、駆動ローラー52を中心に従動ローラー53側を重力方向−Zに向かって揺動させて、印刷位置IPよりも印刷部18から離れた第2位置に移動させる。
図2に示すように、本実施形態では、搬送ベルト51が印刷位置IPから駆動ローラー52を中心に約90度回転(揺動)した位置が第2位置とされ、この第2位置を退避位置TPと呼称する。そして、本実施形態では、搬送ベルト51のベルト面51aは、印刷位置IPでは略水平面となる水平姿勢となり、退避位置TPでは鉛直方向Zに沿う略垂直面となる垂直姿勢となる。
ところで、搬送ベルト51がこの退避位置TPにある状態は、印刷部18による用紙14への印刷が行われない状態である。そこで、プリンター11において、例えば印刷部18内のインクの乾燥を抑制することによって印刷部18の印刷性能(例えば印字品質)を維持するべく、図2に示すように、印刷が行われない状態の印刷部18に対して重力方向−Z側からキャップ71を接触させて印刷部18を覆うキャップ移動機構70が備えられている。
このキャップ移動機構70は、印刷部18において少なくともインクを吐出する部分を閉空間で覆うことが可能なキャップ71を保持する部材72と部材73とが、搬送方向Yに沿って往復移動する際にリンク機構やカム機構によってキャップ71を鉛直方向Zに沿って移動(上下移動)させる構造とされている。そして、図1に示すように、印刷部18から離れた印刷部18を覆わない状態においては、キャップ71、およびキャップ移動機構70を構成する部材(例えば、部材72と部材73)は、図中二点鎖線の矢印で示すように印刷位置IPと退避位置TPとの間を移動(揺動)する搬送ベルト51とは接触しない位置に配設される。換言すれば、搬送ベルト51は、その印刷位置IPと退避位置TPとの間の移動において、印刷部18を覆わない状態のキャップ71およびキャップ移動機構70と接触しないようにプリンター11に備えられている。
また、図1および図2に示すように、本実施形態では、プリンター11において、搬送ベルト51及び第3供給ローラー対33を構成する供給駆動ローラー30aの汚れを除去するクリーニング部材91を有する単一のクリーニングユニット90が備えられている。すなわち、クリーニング部材91の一部が供給駆動ローラー30aの周面と接触しているクリーニングユニット90は、図示しない駆動源としてのモーターの回転駆動に伴って搬送方向Yに沿って往復移動可能とされている。そして、クリーニング部材91の搬送方向Yへの移動により、搬送ベルト51のベルト面51aに接触することによって、ベルト面51aに付着したインクなどの汚れを拭き取ってクリーニングする。このクリーニングユニット90については、後ほど図5を参照して説明する。
次に、ベルト移動部60の構成について説明する。
図3に示すように、搬送ベルト51は、印刷部18と同様に幅方向Xに長手方向を有している。そして、幅方向Xにおいて搬送ベルト51の両端部には、ベルト移動部60が接続されている。このベルト移動部60は、搬送ベルト51を、印刷位置IPと退避位置TPとの間で移動させる。すなわち、ベルト移動部60が備えるモーターMのモーター軸に固定されたウオーム66に噛み合うウオーム歯車65の回転に伴って、このウオーム歯車65がその一端に固定された回転軸64が回転する。この回転軸64には、その長手方向(幅方向X)において離れた2か所に、それぞれ第1リンク板63の一端が固定されて取り付けられ、この第1リンク板63の他端に第2リンク板62の一端が回転自在に取り付けられている。このように取り付けられた第1リンク板63と第2リンク板62とがリンク部材61を構成する。
搬送ベルト51を周回させる駆動ローラー52および従動ローラー53は、それぞれのローラー軸端が、搬送ベルト51のベルト幅方向(ここではX方向)の両側端部においてベルト枠体55に回転可能に軸支されている。このベルト枠体55において、従動ローラー53のローラー軸端を回転可能に支持する部分は、駆動ローラー52のローラー軸端を回転可能に支持する部分を基体部55aとしたとき、この基体部55aに対して駆動ローラー52の軸心と従動ローラー53の軸心とを結ぶ方向に伸縮する伸縮部55bとされている。そして、本実施形態では、この伸縮部55bは基体部55aから飛び出す方向へ、ベルト枠体55に設けられた図示しない付勢部材によって付勢される。この結果、伸縮部55bに支持された従動ローラー53は、駆動ローラー52との間の距離が長くなるように付勢され、駆動ローラー52と従動ローラー53とに架け渡された搬送ベルト51に対して所定の張力が加わるように構成されている。こうして、搬送ベルト51は駆動ローラー52と従動ローラー53との間に張架される。
また、ベルト枠体55には、その基体部55aにおいて略矩形の溝とされた凹部57が形成されている。一方、第2リンク板62の他端には、略円柱形状のピン67が取り付けられ、このピン67がベルト枠体55の凹部57に入り込んで係合した状態とされている。したがって、図3において実線矢印CWで示すように、モーターMの駆動によって回転軸64が+X方向側から見て時計方向に回転し、この回転軸64の回転に伴って第1リンク板63および第2リンク板62が移動することによって、第2リンク板62に取り付けられたピン67がベルト枠体55を移動(揺動)させる。このようにベルト移動部60は、ベルト枠体55を移動させることによって、搬送ベルト51を印刷位置IPへ移動する。また、図3において破線矢印CCWで示すように、モーターMの駆動によって回転軸64が+X方向から見て反時計方向に回転し、その回転軸64の回転に伴って第1リンク板63および第2リンク板62が移動することによって、第2リンク板62に取り付けられたピン67がベルト枠体55を移動させる。
図4に示すように、ベルト移動部60によるベルト枠体55の移動によって、搬送ベルト51は図2に示す状態と同じ退避位置TPへ移動(揺動)する。本実施形態では、モーターMの回転は、その回転軸(モーター軸)に取り付けられたウオーム66に噛み合うウオーム歯車65の回転に変換される。したがって、ウオーム歯車65が取り付けられた回転軸64は、モーターMの回転数(ウオーム66の回転数)に比べて小さな回転角で回転する。換言すれば、モーターMの回転によって回転軸64を高い精度の回転角で回転させることができる。また、ウオーム歯車65の回転方向はウオーム66の回転方向と交差する方向となるので、モーターMの回転が停止した状態で、回転軸64はその回転した回転角が維持される。この結果、印刷位置IPにおいて略水平面とされた搬送ベルト51のベルト面51aが高い位置精度で位置決めされ、退避位置TPにおいて略垂直面とされた搬送ベルト51のベルト面51aが高い位置精度で位置決めされる。
なお、本実施形態では、搬送ベルト51が印刷位置IPに位置決めされた状態であることを、モーターMの回転量を制御することで検知する構成とされている。一方、搬送ベルト51が退避位置TPに位置決めされた状態であることを、図示しない検出センサーによって検知する構成とされている。もとより、搬送ベルト51が印刷位置IPに位置決めされた状態を検知する検出センサーを設け、この設けた検出センサーによって搬送ベルト51が印刷位置IPに位置決めされた状態であることを検知する構成としてもよい。また、本実施形態において、搬送ベルト51は、印刷位置IPに位置した状態でだけでなく、退避位置TPに位置した状態においても周回状に回転することが可能に設けられている。
図4に示すように、ベルト枠体55には、搬送ベルト51に付着した紙粉を取り除くための紙粉取りブレード58が設けられている。紙粉取りブレード58は、搬送ベルト51の幅方向Xの両端に位置するベルト枠体55の基体部55a間を橋渡しするように幅方向Xに沿って延設された延設部が設けられている。この延設部が、ベルト面51aに接触してベルト面51aに付着した紙粉をベルト面51aから掻き落としたり、あるいは紙粉を吸着したりして、ベルト面51aから紙粉を取り除く構成とされている。
次に、クリーニングユニット90について説明する。
図5に示すように、本実施形態のプリンター11には、第3供給ローラー対33を構成する供給駆動ローラー30aの周面及び搬送ベルト51のベルト面51aに付着した汚れを拭き取って除去する(クリーニングする)ためのクリーニング部材91を有するクリーニングユニット90が備えられている(図1および図2参照)。
クリーニングユニット90が備えるベースフレーム92に、織布(ウエブ)などの帯状部材からなるクリーニング部材91が、丸軸形状のロール芯にロール状に巻かれた状態で取り付けられている。本実施形態では、クリーニングユニット90は、クリーニング部材91の巻き出し側のロール芯94aと巻き取り側のロール芯94bとを有し、各ロール芯94a,94bの両端部が、ベースフレーム92に回転自在に取り付けられている。そして、巻き出し側のロール芯94aに巻き付けられたクリーニング部材91は、そのロール芯94aの軸線方向(幅方向X)において搬送ベルト51の幅方向Xの長さと略同じ長さを有し、巻き取り側のロール芯94bに巻き取られる。本実施形態では、巻き出し側のロール芯94aは、巻き取り側のロール芯94bよりも反重力方向+Z側となる上方に位置している。ちなみに、図5におけるクリーニング部材91は、略巻き出し開始状態で図示されている。
また、クリーニングユニット90は、ベースフレーム92に取り付けられる不図示の動力伝達機構を備えている。この動力伝達機構は、例えば複数の歯車で構成され、同様に図示しない駆動源としてのモーターの回転駆動が、この動力伝達機構によって巻き取り側のロール芯94bに伝えられて、ロール芯94bを回転させる。この巻き取り側のロール芯94bの回転によって、巻き出し側のロール芯94aに巻かれたクリーニング部材91は巻き出され、ベースフレーム92に対して回転自在に取り付けられた複数の巻き掛け部(本実施形態においては5つ)95に掛け渡された状態のまま移動して、巻き取り側のロール芯94bに巻き取られる。すなわち、クリーニング部材91は、幅方向Xと交差する方向が長さ方向となる長尺の部材であって、その長さ方向において移動可能に設けられている。
ここで、クリーニングユニット90に複数設けられる巻き掛け部95のうち、鉛直方向Zにおいて最も上方に位置する一の巻き掛け部95は、供給駆動ローラー30aと対向する位置において、幅方向Xの両端部がベースフレーム92から上方に延びる一対の延伸部96を介してベースフレーム92に支持されている。また、各延伸部96は、それぞれの内部にばね97を有し、このばね97が、延伸部96の先端に設けられる巻き掛け部95を供給駆動ローラー30aに向けて付勢している。すなわち、クリーニング部材91のうち、延伸部96の先端に設けられる巻き掛け部95に巻き掛けられた部分は、供給駆動ローラー30aの周面と接触している。換言すると、クリーニング部材91のうち、延伸部96の先端に設けられた巻き掛け部95に巻き掛けられる部分が、供給駆動ローラー30aをクリーニングするローラークリーニング部(第1のクリーニング部)99として機能する。なお、ローラークリーニング部99として機能するクリーニング部材91が巻き掛けられたこの巻き掛け部95を、説明の便宜上、第1の巻き掛け部95と呼称する。
また、クリーニングユニット90に複数設けられる巻き掛け部95のうち、搬送方向Yにおいて最も下流側(図5において最も左側)に位置する一の巻き掛け部95は、退避位置TPに位置する搬送ベルト51と対向するように配置されている。なお、説明の便宜上、この巻き掛け部95を第2の巻き掛け部95と呼称する。
ここで、クリーニングユニット90は、ベースフレーム92において、下端部に回転自在に取り付けられたコロ98が、図示しないガイドレールに沿って転がることによって、搬送方向Yに沿ってスライド移動可能とされている。すなわち、クリーニングユニット90は、例えば図示しない駆動源(例えばアクチュエーター)によってベースフレーム92が搬送方向Yに沿って押したり引いたりされることによってコロ98が回転させられ、搬送方向Yに沿って往復移動(スライド移動)する構成とされている。このクリーニングユニット90の移動にともなって、クリーニング部材91は搬送方向Yに沿ってスライド移動する。したがって、本実施形態では、コロ98がクリーニングユニット90を移動させるクリーニング部材移動部の一部として機能する。
このクリーニング部材移動部は、クリーニングユニット90を搬送方向Y上流側へ移動させることによって、第2の巻き掛け部95に巻き掛けられたクリーニング部材91を、退避位置TPに位置する搬送ベルト51から離間した離間位置に位置させる。離間位置に位置するクリーニングユニット90は、第1の巻き掛け部95に巻き掛けられたクリーニング部材91が供給駆動ローラー30aの周面と接触している。すなわち、この離間位置は、クリーニングユニット90のローラークリーニング部99が供給駆動ローラー30aのクリーニングを行うローラークリーニング位置(第1の位置)RCPとなる。
また、クリーニング部材移動部は、クリーニングユニット90を搬送方向Y下流側へ移動させることによって、第2の巻き掛け部95に巻き掛けられたクリーニング部材91を搬送ベルト51のベルト面51aと接触する接触位置に位置させる。すなわち、第2の巻き掛け部95に巻き掛けられたクリーニング部材91が、搬送ベルト51をクリーニングするベルトクリーニング部(第2のクリーニング部)100として機能する。また、この接触位置は、クリーニングユニット90のベルトクリーニング部100が、搬送ベルト51のクリーニングを行うベルトクリーニング位置(第2の位置)BCPとなる(図8参照)。したがって、クリーニングユニット90は、クリーニング部材移動部によってローラークリーニング位置RCPとベルトクリーニング位置BCPとの間を移動可能に設けられている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、その作用として、搬送ベルト51が汚れたと推定された場合において、搬送ベルト51をクリーニングする動作処理が行われる。また、印刷部18による印刷が行われない場合などにおいて、搬送ベルト51の張力を調節する動作処理が行われる。なお、これらの動作処理は、中央演算処理装置(CPU)や記憶装置(メモリ)などによって構成され、印刷部18においてインクを吐出させる処理などの印刷処理を制御するプリンター11の制御部が、各駆動源などを所定の順序で駆動制御することによって行われる。
図5に示すように、プリンター11が、用紙14に対して印刷を行う場合、搬送ベルト51は、印刷位置IPに位置する。このとき、クリーニングユニット90は、ローラークリーニング位置RCPに位置し、ローラークリーニング部99が第3供給ローラー対33を構成する供給駆動ローラー30aの周面と接触している。そして、第3供給ローラー対33により用紙14を搬送方向Yに沿って搬送するために、供給駆動ローラー30aが回転される。すなわち、搬送ベルト51が印刷位置IPに位置する状態において、クリーニングユニット90は、ローラークリーニング部99が供給駆動ローラー30aに接触したうえで供給駆動ローラー30aが回転することで、供給駆動ローラー30aをクリーニングする。なお、本実施形態において、第3供給ローラー対33は、他のローラー部材16と比較して印刷部18の近傍に位置しているため、印刷部18が吐出するインクのミストにより、他のローラー部材16よりも汚れ易い構成である。
ここで、プリンター11の制御部が、印刷部18の印刷動作により、搬送ベルト51が汚れたと推定すると、クリーニングユニット90は、搬送ベルト51のクリーニング動作を行う。なお、このクリーニング動作は、搬送方向Yにおいて印刷部18よりも上流側及び下流側にそれぞれ設けられた第1センサーSa及び第2センサーSbの検出結果に基づいて行われる。具体的には、第1センサーSaが「ON」となってから、所定の時間内に第2センサーSbが「ON」とならない場合に、制御部は搬送ベルト51が汚れたと推定する。これは、第2センサーSbが所定時間内に「ON」とならない場合、搬送ベルト51において用紙14の搬送が滞り、印刷部18から吐出されるインクが用紙14ではなく搬送ベルト51に付着したと制御部が推定するためである。
図6に示すように、クリーニングユニット90による搬送ベルト51のクリーニング動作が行う際には、まず、搬送ベルト51が、駆動ローラー52を中心に回動(揺動)して、印刷位置IPから退避位置TPへ移動する。この搬送ベルト51が退避位置TPへ移動した状態では、搬送ベルト51のベルト面51aが、クリーニングユニット90のベルトクリーニング部100と対向する。このとき、クリーニングユニット90は、ローラークリーニング部99が供給駆動ローラー30aと接触した状態が保たれている。
次に図7に示すように、搬送ベルト51が退避位置TPへ位置すると、クリーニングユニット90は、ローラークリーニング位置RCPからベルトクリーニング位置BCPへコロ98の回転によってスライド移動する。このクリーニングユニット90のベルトクリーニング位置BCPへの移動によって、ベルトクリーニング部100が、搬送ベルト51のベルト面51aと接触する。このとき、搬送ベルト51は、ベルト枠体55を構成する基体部55aによって、ベルトクリーニング部100が接触する接触側とは反対側から支持される。すなわち、基体部55aは、ベルト支持部としても機能する。そして、ベルトクリーニング部100が接触した状態で、搬送ベルト51が周回状に回転することにより、クリーニングユニット90は、搬送ベルト51をクリーニングする。このとき、ローラークリーニング部99は、クリーニングユニット90の移動に伴って、供給駆動ローラー30aから離間する。すなわち、クリーニングユニット90がベルトクリーニング位置BCPに位置する状態において、ローラークリーニング部99は、供給駆動ローラー30aに対して非接触状態となる。
なお、本実施形態において、インクの拭き取りによって汚れたクリーニング部材91の汚れの程度に応じて、クリーニング部材91が、巻き出し側のロール芯94aから巻き取り側のロール芯94bに向けて適宜送られる。すなわち、クリーニング部材91をその長さ方向に位置ずれさせることで、巻き出し側のロール芯94aに巻かれた未使用のクリーニング部材91がローラークリーニング部99として新たに機能する。一方で、ローラークリーニング部99として使用されたクリーニング部材91の一部分は、巻き取り側のロール芯94b側に送られることで、ベルトクリーニング部100として再使用される。通常、供給駆動ローラー30aよりも印刷部18の近傍に位置する搬送ベルト51の方が、印刷部18から吐出されるインクが付着し易い。また、搬送ベルト51は、印刷部18と対向するため、より一層インクが付着し易く、汚れの程度が大きい。そのため、汚れの程度が比較的小さな供給駆動ローラー30aに付着したインクを拭き取るローラークリーニング部99を、汚れの程度が比較的大きな搬送ベルト51に付着したインクを拭き取るベルトクリーニング部100として再使用したとしても、搬送ベルト51がクリーニング前よりも汚れてしまう虞がない。
まとめると、クリーニングユニット90は、ローラークリーニング位置RCPにおいて第3供給ローラー対33を構成する供給駆動ローラー30aをクリーニング可能である一方、ベルトクリーニング位置BCPにおいて搬送ベルト51のベルト面51aをクリーニング可能な構成である。すなわち、本実施形態における単一のクリーニングユニット90は、ローラー部材16及び搬送ベルト51を含む複数の搬送部材15をクリーニングする際に共用される。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)搬送経路13の複数箇所に配置された複数の搬送部材(本実施形態においては第3供給ローラー対33の供給駆動ローラー30a及び搬送ベルト51)15が印刷部18から吐出されたインクにより汚れた場合において、それぞれの搬送部材15をクリーニングするときに、単一のクリーニングユニット90が共用される。そのため、搬送部材15ごとに専用のクリーニングユニット90を別々に設ける必要がない。したがって、用紙14の搬送に用いられる複数の搬送部材15のクリーニングを装置の大型化を抑制しつつ行うことができる。
(2)ローラー部材(本実施形態においては第3供給ローラー対33の供給駆動ローラー30a)16と搬送ベルト51を含む複数の搬送部材15により搬送される用紙14に印刷部18からインクを吐出して印刷を行う構成において、ローラー部材16の周面と搬送ベルト51のベルト面51aが汚れた場合には、そのローラー部材16及び搬送ベルト51のクリーニング時に、単一のクリーニングユニット90が共用される。そのため、ローラー部材16専用のクリーニングユニットと搬送ベルト51専用のクリーニングユニット90とを別々に設ける必要がないので、ローラー部材16及び搬送ベルト51のクリーニングを装置の大型化を抑制しつつ行うことができる。
(3)1つの搬送部材(本実施形態においては第3供給ローラー対33の供給駆動ローラー30a)15のクリーニングに使用した第1のクリーニング部(ローラークリーニング部)99が汚れた場合でも、その第1のクリーニング部99とは別の位置に有する第2のクリーニング部(ベルトクリーニング部)100で他の搬送部材(本実施形態においては搬送ベルト51)15をクリーニングできるので、1つの搬送部材15から除去した汚れを他の搬送部材15のクリーニング時に転写してしまう虞を抑制できる。
(4)複数の巻き掛け部95に亘ってクリーニング部材91を掛け渡せば、そのクリーニング部材91の長さ方向における別々の位置に第1のクリーニング部(ローラークリーニング部)99と第2のクリーニング部(ベルトクリーニング部)100とが形成される。これにより、複数の搬送部材15のクリーニングに共用できるクリーニングユニット90を簡単に構成できる。
(5)各搬送部材(本実施形態においては第3供給ローラー対33の供給駆動ローラー30a及び搬送ベルト51)15のクリーニングにより第1のクリーニング部(ローラークリーニング部)99及び第2のクリーニング部(ベルトクリーニング部)100が汚れた場合、クリーニング部材91を移動させれば、クリーニング部材91の長さ方向において第1のクリーニング部99及び第2のクリーニング部100を未だ汚れていない部分に置換できる。
(6)第2のクリーニング部(ベルトクリーニング部)100によりクリーニングされる搬送部材(本実施形態においては搬送ベルト51)15の汚れの程度が第1のクリーニング部(ローラークリーニング部)99によりクリーニングされる搬送部材(本実施形態においては第3供給ローラー対33の供給駆動ローラー30a)15の汚れの程度よりも高い場合、第1のクリーニング部99を第2のクリーニング部100として再使用できる。
(7)通常、印刷部18に近い位置に配置された搬送部材(本実施形態においては搬送ベルト51)15と印刷部18から遠い位置に配置された搬送部材(本実施形態においては第3供給ローラー対33の供給駆動ローラー30a)15では、印刷部18から遠い位置に配置された搬送部材15の方が印刷部18に近い位置に配置された搬送部材15よりも、印刷部18から吐出されたインクの付着による汚れの程度が相対的に低い。この点、本実施形態によれば、汚れの程度が相対的に低い搬送部材15のクリーニングに使用された第1のクリーニング部(ローラークリーニング部)99を、汚れの程度が相対的に高い搬送部材15のクリーニング時に、第2のクリーニング部(ベルトクリーニング部)100として再使用することができる。
(8)クリーニングユニット90が第1の位置(ローラークリーニング位置)RCPと第2の位置(ベルトクリーニング位置)BCPとの間で変位することにより、第1のクリーニング部(ローラークリーニング部)99が1つの搬送部材(本実施形態においては第3供給ローラー対33の供給駆動ローラー30a)15をクリーニングする状態と第2のクリーニング部(ベルトクリーニング部)100が他の搬送部材(本実施形態においては搬送ベルト51)15をクリーニングする状態とを切り替えることができる。
(9)クリーニングユニット90は、第3供給ローラー対33の供給駆動ローラー30aと搬送ベルト51とを同時にクリーニングしない。そのため、ローラークリーニング部99及びベルトクリーニング部100がそれぞれ供給駆動ローラー30a及び搬送ベルト51に接触し、同時にクリーニングする構成と比較して、ロール芯94aからロール芯94bに向けてクリーニング部材91を送る際の負荷が低減できる。
(10)駆動ローラー52に対して、ローラー間の距離が変化するように従動ローラー53側を移動させるので、容易にローラーを移動させて搬送ベルト51の張力を調節することができる。
(11)ベルト移動部60は、駆動ローラー52を中心とする回動軌跡に沿って従動ローラー53を回転させることによって、搬送ベルト51を印刷位置IPと退避位置TPとの間で移動(揺動)させるので、例えば平行移動に比べて容易に搬送ベルト51を退避位置TPへ移動して搬送ベルト51の張力を調節することができる。
(12)クリーニングユニット90を、ベルトクリーニング部100がベルト面51aに接触するベルトクリーニング位置BCPと、ベルトクリーニング部100がベルト面51aから離れたローラークリーニング位置RCPとの間で移動させる。そのため、搬送ベルト51の汚れを除去するとともに、常に接触する場合に比べて搬送ベルト51の耐久性を向上できる。
(13)搬送ベルト51が汚れたと推定された場合にクリーニング部材91を搬送ベルト51に接触させるので、搬送ベルト51の汚れを適切に除去しつつ、常に接触させる場合に比べて搬送ベルト51の耐久性を向上させることができる。
(14)ベルト枠体55を構成する基体部55aが、ベルトクリーニング部100の接触側とは反対側から搬送ベルト51を支持することにより、ベルトクリーニング部100は搬送ベルト51に安定して接触するので、搬送ベルト51の汚れを安定して除去することができる。また、搬送ベルト51のベルトクリーニング部100による撓み量を基体部55aによって抑制するので、搬送ベルト51の耐久性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、クリーニングユニット90がクリーニングする搬送部材15は、第3供給ローラー対33を構成する供給駆動ローラー30a及び搬送ベルト51の組み合わせに限らない。例えば、クリーニングユニット90がクリーニングする搬送部材15は、第1搬送ローラー対41を構成する搬送駆動ローラー48及び搬送ベルト51であってもよいし、複数の歯付きローラー49などローラー部材16だけの組み合わせであってもよい。また、クリーニングユニット90がクリーニングする搬送部材15の数は2つに限らず3つ以上であってもよい。クリーニングユニット90は、搬送経路13に沿って用紙14を搬送する複数の搬送部材15のうち、2つ以上の搬送部材15をクリーニング可能な単一のユニットである。
・図8に示すように、本実施形態におけるプリンター11の印刷部18は、幅方向Xが長手方向となるラインヘッドであるため、第3供給ローラー対33を構成する供給駆動ローラー30aも幅方向Xに長尺となる。そして、この供給駆動ローラー30aをクリーニングするクリーニングユニット90もまた幅方向Xに長尺となる。そのため、第1の巻き掛け部95の両軸端のみをベースフレーム92で支持する構成では、第1の巻き掛け部95において幅方向Xの中間部に鉛直方向Zにおいて撓みSが生じ、供給駆動ローラー30aを適切にクリーニングできない虞がある。
そこで、図9に示すように、上記実施形態において、ローラークリーニング部99として機能するクリーニング部材91が巻き掛けられる第1の巻き掛け部95の幅方向Xにおける中間部に、一例としてばねなどで構成される付勢部材101を設けてもよい。付勢部材101により、第1の巻き掛け部95の幅方向Xにおける中間部を反重力方向+Z側に付勢することで、そのような撓みSが解消される。なお、搬送方向Y下流側に向けて突出する第2の巻き掛け部95においても同様のことがいえる。
この変形例によれば、上記実施形態での効果に加えて次の効果を得る。
(15)巻き掛け部95の両端に加わる力により巻き掛け部95の長さ方向の中間部が搬送部材(この場合第3供給ローラー対33の供給駆動ローラー30a及び搬送ベルト51)15に接触しない状態に撓むようなことが、その中間部にも加わる付勢力によって回避される。すなわち、その巻き掛け部95に巻き掛けられたクリーニング部材91を搬送部材15に対して適切に接触させてクリーニングすることができる。
・図10に示すように、上記実施形態において、クリーニングユニット90は、印刷位置IPに位置する搬送ベルト51をクリーニング可能な構成でもよく、例えば、軸102を中心に回転することでローラークリーニング位置RCPとベルトクリーニング位置BCPとの間を移動するクリーニングユニット90であってもよい。このクリーニングユニット90は、軸102に回転可能に支持されるアーム部材103と、アーム部材103において軸102に支持される側とは反対側に設けられるクリーニング部材91とを備えている。そして、クリーニングユニット90が、軸102を中心に回転することにより、クリーニング部材91は、互いに異なる部分が供給駆動ローラー30a、搬送ベルト51に接触する。すなわち、クリーニング部材91は、ローラークリーニング部99、ベルトクリーニング部100を備えている。この構成によれば、搬送ベルト51をクリーニングする際に、搬送ベルト51を退避位置TPに移動させる必要がないため、より簡易な構成で、複数の搬送部材15をクリーニングできる。
・図11に示すように、上記実施形態において、クリーニングユニット90は、ベルトクリーニング部100として機能するクリーニング部材91の一部が巻き掛けられた第2の巻き掛け部95にも、第1の巻き掛け部95と同様に、延伸部96及びばね97が設けられる構成としてもよい。この構成によれば、搬送方向Y下流側に向けて、ベルトクリーニング部100が付勢されるため、搬送ベルト51に対して適切な力でベルトクリーニング部100が接触できる。
・図11に示すように、上記実施形態において、クリーニングユニット90は、ローラークリーニング位置RCPとベルトクリーニング位置BCPとの間で移動可能な構成に限らず、例えばローラークリーニング部99及びベルトクリーニング部100が同時に供給駆動ローラー30a及び搬送ベルト51を接触する構成でもよい。図11におけるクリーニングユニット90は、本実施形態と比較して、ベルトクリーニング部100の搬送方向Yにおける突出量が大きくなっている。この構成によれば、クリーニングユニット90を移動させるクリーニング部材移動部を設ける必要がないため、クリーニングユニット90をより簡易な構成にできる。
・図12及び図13に示すように、上記実施形態において、クリーニングユニット90は、クリーニング部材91の残量を検知する残量検知機構110を備えてもよい。図12に示すように、残量検知機構110は、ベースフレーム92に取り付けられたフラップ111と、クリーニングユニット90の上方に位置するフォトインタラプタ112とを備えている。フラップ111は、ベースフレーム92に取り付けられた軸113を中心に回転可能に設けられ、搬送方向Y下流側となる一端側が、巻き出し側のロール芯94aに巻かれたクリーニング部材91と接触している。そして、その他端側には、先端が上向きに屈曲した屈曲部114が形成されている。ちなみに、このフラップ111は、巻きばねを設ける等して、軸113を中心に図12において反時計回り方向に付勢されている。一方、フォトインタラプタ112は、互いに対向する発光部115と受光部116とから構成され、発光部115からの発光を受光部116が受光している。
図13に示すように、フラップ111は、その一端側がロール芯94aに巻かれたクリーニング部材91に接触したまま、クリーニング部材91の残量に基づいて軸113を中心に回転する。そして、巻き出し側のロール芯94aに巻かれたクリーニング部材91の残量が僅少状態、所謂ニヤエンド状態となると、互いに対向する発光部115と受光部116との間に屈曲部114が進入する。屈曲部114が進入することで、受光部116は、発光部115からの発光の遮りを検知し、クリーニング部材91の残量が僅少であることを検知する。この構成によれば、適切なタイミングでクリーニング部材91を交換することができる。また、残量検知機構110は、フラップ111とフォトインタラプタ112からなる構成に限らず、例えば巻き出し側のロール芯94aに巻かれたクリーニング部材91の半径を測定する距離センサーなどで構成されていてもよい。
・上記実施形態において、プリンター11は、第1センサーSa及び第2センサーSbの検出結果に基づいて、搬送ベルト51が汚れたと制御部が推定する構成に限らない。例えば、外部から入力された印刷データが指定する用紙14のサイズよりも小さいサイズの用紙14が搬送された場合を、搬送ベルト51が汚れたと推定してもよい。あるいは、印刷部18がベルト面51aにフラッシング処理を行う場合や、印刷部18の吐出不良検出や吐出方法の補正を行うためのテストパターンの印字をベルト面51aに行う場合を、搬送ベルト51が汚れたと推定してもよい。
・上記実施形態において、搬送ベルト51が架け渡された2つのローラーは、必ずしも一方のローラーが駆動ローラー52とされ、他方のローラーが従動ローラー53とされなくてもよい。例えば2つのローラーは、全て従動ローラーであってもよいし、全て駆動ローラーであってもよい。
・上記実施形態において、搬送ベルト51は、3つ以上の複数のローラー間に張架された無端状のベルトであってもよい。なお、この場合、複数のローラーのうちの少なくとも2つのローラーは、そのうちの1つのローラーが、搬送ベルト51の揺動中心となる本実施形態での駆動ローラー52とされ、他の1つのローラーが、印刷部18と対峙して用紙14を搬送するベルト面51aを駆動ローラー52との間で形成する従動ローラー53とされる。
・上記実施形態において、必ずしも、従動ローラー53が駆動ローラー52との間の距離が長くなるように付勢されることによって、印刷部18が用紙14に印刷を行うときの張力が搬送ベルト51に加わる構成でなくてもよい。例えば、従動ローラー53は、駆動ローラー52との間の距離を、付勢部材による付勢ではなく、駆動ローラー52に対して従動ローラー53の位置を移動させて駆動ローラー52との間の距離を変化させることによって、搬送ベルト51に加わる張力を調節するようにしてもよい。
・上記実施形態において、ベルト枠体55を構成する基体部55aは、搬送ベルト51を支持するベルト支持部として機能しなくともよい。
・上記実施形態において、搬送ベルト51が汚れたと制御部が推定した場合に、クリーニングユニット90がベルトクリーニング位置BCPに移動する構成に限らない。例えば、印刷部18が用紙14へ印刷を行う場合とは別にインクを吐出するフラッシング処理の場合や、インクの吐出性能を維持するため印刷部18をキャップ71で覆うキャッピング処理など、印刷部18による印刷が行われない場合にクリーニングユニット90がベルトクリーニング位置BCPに移動するようにしてもよい。
・上記実施形態において、印刷部18は、用紙14の幅方向Xの略全域に渡ってインクを同時に吐出可能な液体吐出ヘッドを備える所謂ラインヘッドの構成に限らない。例えば、印刷部18は、用紙14の搬送方向Yと交差する幅方向Xに往復移動するキャリッジにインクを吐出する液体吐出ヘッドを備える所謂シリアルヘッドの構成であってもよい。なお、シリアルヘッドの構成の場合は、印刷部18の長手方向は、キャリッジの移動方向であり、搬送される用紙14は搬送方向Yへ間欠搬送される構成とされる。
・上記実施形態において、プリンター11は、搬送ベルト51の代わりに、ローラー部材16より搬送される用紙14を重力方向−Z側から支持する支持台を設けてもよい。この場合、クリーニングユニット90は、複数のローラー部材16をクリーニング可能な構成となる。
・上記実施形態において、クリーニングユニット90は、ローラークリーニング部99及びベルトクリーニング部100とでそれぞれ別の帯状部材であるクリーニング部材91を備えてもよい。
・上記実施形態において、クリーニングユニット90が備えるクリーニング部材91は、織布に限らず、不織布やスポンジ等であってもよい。また、クリーニング部材91は、ローラークリーニング部99とベルトクリーニング部100とに亘って巻き掛けられる帯状部材に限らず、それぞれ独立したクリーニング部材91であってもよい。
・上記実施形態において、クリーニング部材91は、巻き出し側のロール芯94aから巻き取り側のロール芯94bに向けてのみ移動可能な構成に限らず、巻き取り側のロール芯94bから巻き出し側のロール芯94aに向かう方向も加えて双方向に移動可能な構成としてもよい。
・上記実施形態において、印刷部18が印刷する媒体は、用紙14に限らず、布帛やプラスチックフィルムなど他のシート状媒体を採用してもよい。
・上記実施形態において、印刷装置としてのプリンター11は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して吐出できる固体を含む)を吐出したり噴射したりして印刷を行う流体吐出装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出して印刷を行う液状体吐出装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を吐出する流状体吐出装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体吐出装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液等を含む)、液状体、流状体)などが含まれる。
11…プリンター(印刷装置)、13…搬送経路、14…用紙(媒体)、15…搬送部材、16…ローラー部材、18…印刷部、30a…供給駆動ローラー、30b…供給従動ローラー、33…第3供給ローラー対、51…搬送ベルト(ベルト部材)、51a…ベルト面、52…駆動ローラー、53…従動ローラー、55…ベルト枠体、55a…基体部、55b…伸縮部、57…凹部、81…帯電ローラー、81a…ローラー軸、90…クリーニングユニット、91…クリーニング部材(帯状部材)、92…ベースフレーム、94a…ロール芯、94b…ロール芯、95…巻き掛け部、96…延伸部、97…ばね、98…コロ、99…ローラークリーニング部(第1のクリーニング部)、100…ベルトクリーニング部(第2のクリーニング部)、IP…印刷位置、TP…退避位置、RCP…ローラークリーニング位置(第1の位置)、BCP…ベルトクリーニング位置(第2の位置)、X…幅方向、Y…搬送方向、Z…鉛直方向。

Claims (10)

  1. 媒体に液体を吐出して印刷を行う印刷部と、
    前記媒体の搬送経路の複数箇所にそれぞれ配置され、前記媒体に接触して回転することにより前記媒体を前記搬送経路に沿って搬送可能な複数の搬送部材と、
    前記複数の搬送部材の各々をクリーニングするときに共用される単一のクリーニングユニットと、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記複数の搬送部材は、前記媒体に周面を接触させて回転することにより前記媒体を搬送可能なローラー部材と、前記ローラー部材とは別の位置に配置され、前記媒体にベルト面を接触させて周回状に回転することにより前記媒体を搬送可能な無端状のベルト部材と、を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記クリーニングユニットは、1つの搬送部材をクリーニング可能な第1のクリーニング部と、前記第1のクリーニング部とは別の位置で他の搬送部材をクリーニング可能な第2のクリーニング部とを有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記クリーニングユニットは、複数の巻き掛け部に亘って掛け渡された帯状部材を有し、前記帯状部材は、その長さ方向において1つの巻き掛け部に巻き掛けられた部分が前記第1のクリーニング部を構成すると共に、他の1つの巻き掛け部に巻き掛けられた部分が前記第2のクリーニング部を構成することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記帯状部材は、前記巻き掛け部に巻き掛けられた状態において、その長さ方向における前記巻き掛け部に巻き掛けられた部分が、当該巻き掛け部から位置ずれする方向へ移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記帯状部材は、前記1つの巻き掛け部に巻き掛けられた状態で前記第1のクリーニング部を構成している部分が、前記第2のクリーニング部を構成している部分が巻き掛けられている前記他の1つの巻き掛け部に近づく方向へ移動可能であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記帯状部材は、その長さ方向で前記第1のクリーニング部を構成する部分が前記複数の搬送部材のうち相対的に前記印刷部から遠い方の前記搬送部材のクリーニングに使用される一方、その長さ方向で前記第2のクリーニング部を構成する部分が前記複数の搬送部材のうち相対的に前記印刷部に近い方の前記搬送部材のクリーニングに使用されることを特徴とする請求項4〜請求項6のうち何れか一項に記載の印刷装置。
  8. 前記クリーニングユニットは、前記帯状部材における前記第1のクリーニング部が前記1つの搬送部材に接触して当該1つの搬送部材をクリーニング可能な第1の位置と、前記帯状部材における前記第2のクリーニング部が前記他の搬送部材に接触して当該他の搬送部材をクリーニング可能な第2の位置とに変位可能であることを特徴とする請求項4〜請求項7のうち何れか一項に記載の印刷装置。
  9. 前記巻き掛け部は、前記搬送部材の回転軸線と平行な方向に沿って延びると共に、その長さ方向の両端部及びその中間部に対して、当該巻き掛け部を前記搬送部材に向けて付勢する付勢力が加わる構成とされていることを特徴とする請求項4〜請求項8のうち何れか一項に記載の印刷装置。
  10. 前記複数の搬送部材のうち、前記第2のクリーニング部でクリーニングされる搬送部材は、前記印刷部と対向する位置で前記媒体と接触するベルト面が周回状に回転するベルト部材であり、前記第1のクリーニング部でクリーニングされる搬送部材は、前記ベルト部材よりも前記媒体の搬送経路の上流側又は下流側の位置で前記媒体と接触する周面が回転するローラー部材であることを特徴とする請求項3〜請求項9のうち何れか一項に記載の印刷装置。
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