JP4321515B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体にインク滴を吐出して印刷するインクジェット記録装置に関する。
インクジェットヘッドからインク滴を吐出することによって記録媒体である印刷用紙に所望の画像を印刷するインクジェット記録装置がある。印刷用紙は、ニップローラによって搬送ベルトに押し付けられることによって搬送ベルト上に載置され搬送される。そして、インクジェット記録装置においては、印刷時において飛散したインクが搬送ベルトに付着することがある。搬送ベルトにインクが付着すると印刷用紙が汚れやすくなる。そこで、洗浄液を吸収した吸収体を駆動している搬送ベルトに接触させて搬送ベルトに洗浄液を付着させると共に、搬送ベルト上に付着した洗浄液をゴムブレードなどで払拭することによって、搬送ベルトに付着したインクを洗浄液と共に除去する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−196505号公報
上述した技術によると、搬送ベルトが走行しているときは、ゴムブレードによって払拭された洗浄液及びインクが、ゴムブレードと搬送ベルトの間に溜まっていく。この状態で搬送ベルトの走行を停止させたときや、停止した搬送ベルトが再び走行を開始したときに、搬送ベルトが振動してゴムブレードと搬送ベルトの間に溜まっている洗浄液及びインクが、ゴムブレードと搬送ベルトとの間から搬送ベルトの走行方向下流側に向かって漏れ出ることがある。つまり、搬送ベルトにおけるゴムブレードとの接触箇所から搬送ベルトの走行方向下流側に洗浄液及びインクが付着する。搬送ベルトに洗浄液及びインクが付着すると、搬送ベルトが再び走行を開始したときに、搬送ベルトに付着した洗浄液及びインクがニップローラを介して印刷用紙に付着する。
そこで、本発明は、洗浄液が印刷用紙に付着するのを抑制するインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のインクジェット記録装置は、複数のローラと、これらローラに架け渡されたエンドレスの搬送ベルトと、前記搬送ベルトの外周面に載置された記録媒体を所定搬送方向に移動させるように前記ローラを回転させて前記搬送ベルトを走行させる搬送ベルト駆動手段とを備えたベルト搬送装置を備えている。また、所定位置において前記外周面と接触することによって前記外周面との間で記録媒体を挟み込むニップローラと、前記ニップローラを前記外周面と接触する位置及び離隔する位置との間で移動させるニップローラ移動機構と、前記搬送ベルト上の記録媒体にインクを吐出する複数のノズルが形成されたインクジェットヘッドとを備えている。さらに、前記外周面に洗浄液を塗布する塗布手段と、前記塗布手段による前記外周面への洗浄液の塗布位置よりも前記搬送ベルトの走行方向下流側において前記外周面と接触し、前記外周面に付着した洗浄液及びインクを掻き取るブレードと、前記搬送ベルトを走行させるように前記搬送ベルト駆動手段を制御する走行制御手段と、前記搬送ベルトの走行開始後における前記ブレードと前記外周面との最初の接触箇所が、前記所定位置を通過してから前記ニップローラを前記外周面に接触させるように前記ニップローラ移動機構を制御するニップローラ移動制御手段とを備えている。
本発明によると、搬送ベルトが走行を開始したとき、搬送ベルトの外周面におけるブレードとの最初の接触箇所が所定位置を通過するまで、ニップローラが搬送ベルトの外周面と接触しない。これにより、搬送ベルトの外周面におけるブレードとの最初の接触箇所において、搬送ベルトの外周面とブレードとの間から走行方向に向かって漏れ出て搬送ベルトの外周面に付着した洗浄液及びインクがニップローラに付着しにくくなる。これにより、洗浄液及びインクがニップローラを介して記録媒体に付着するのが抑制される。
本発明においては、前記塗布手段が、前記外周面において、前記インクジェットヘッドによるインク着弾位置から前記搬送ベルトの走行方向に沿って前記所定位置までの間に洗浄液を塗布し、前記ブレードが、前記外周面において、前記塗布手段による洗浄液の塗布位置から前記搬送ベルトの走行方向に沿って前記所定位置までの間で洗浄液及びインクを掻き取ることが好ましい。これにより、塗布手段からの洗浄液がインク着弾位置に塗布されないため、洗浄液が記録媒体に付着しにくくなる。
また、本発明においては、前記インクジェットヘッドが前記搬送ベルトに近接する記録可能状態と前記搬送ベルトから離隔する退避状態とを取り得るように、前記インクジェットヘッドを前記搬送ベルトに対して相対移動させるヘッド移動機構をさらに備えていてもよい。これによると、インクジェットヘッドと搬送ベルトとの離隔距離を変更することができるので、装置のメンテナンスがしやすくなる。
この場合、前記記録可能状態のときに前記ニップローラが前記外周面に接触し、前記退避状態のときに前記ニップローラが前記外周面から離隔するように、前記ヘッド移動機構と前記ニップローラ移動機構とを連動させる第1の連動機構をさらに備えており、前記ニップローラ移動制御手段は、前記インクジェットヘッドが前記記録可能状態と前記退避状態とを取り得るように前記ヘッド移動機構を制御することが好ましい。これによると、ニップローラ移動制御手段が、インクジェットヘッドが記録可能状態及び退避状態となるようにヘッド移動機構を制御するだけで、ニップローラを外周面に対して接触及び離隔させることができる。そのため、ニップローラ移動機構を駆動する別の駆動源を必要としない。したがって、装置が簡易な構成となる。
さらに、本発明においては、前記第1の連動機構が、前記記録可能状態において前記ニップローラを前記外周面に近づく方向に付勢し、前記退避状態において前記外周面に近づく方向への前記ニップローラの付勢を解除するニップローラ付勢手段を含んでいることが好ましい。これによると、ニップローラが記録媒体を外周面に対して効率よく押し付けることが可能となる。
加えて、本発明においては、前記ブレードを前記外周面と接触する接触位置と前記外周面から離隔する離隔位置との間で移動させるブレード移動機構と、前記記録可能状態のときに前記ブレードが前記外周面に接触し、前記退避状態のときに前記ブレードが前記外周面から離隔するように、前記ヘッド移動機構と前記ブレード移動機構とを連動させる第2の連動機構とをさらに備えており、前記退避状態から前記記録可能状態となる過程において、前記ブレードが前記外周面に接触してから前記ニップローラが前記外周面に接触することが好ましい。これによると、ブレードを外周面と接触する位置及び離隔する位置に移動させるブレード移動機構を駆動する別の駆動源を必要としない。そのため、装置がより簡易な構成となる。また、ブレードを搬送ベルトの外周面と接触及び離隔する位置に移動させることが可能になる。そのため、ブレードを搬送ベルトの外周面から離隔して搬送ベルトを記録媒体の搬送方向とは逆方向に走行させたり、ブレードを搬送ベルトの外周面に接触させて搬送ベルトをクリーニングしたりすることができる。したがって、装置のメンテナンス性が向上する。
このとき、前記第2の連動機構が、前記記録可能状態において前記ブレードを前記外周面に近づく方向に付勢し、前記退避状態において前記外周面に近づく方向への前記ブレードの付勢を解除するブレード付勢手段を含んでいるがより好ましい。これによると、ブレードを外周面に対して効率よく押し付けることが可能となる。そのため、外周面に付着した洗浄液及びインクが外周面とブレードとの間から漏れにくくなる。したがって、記録媒体がさらに汚れにくくなる。
また、本発明においては、前記走行制御手段が、前記外周面と前記ブレードとが接触してから前記搬送ベルトを走行させることが好ましい。これによると、搬送ベルトの走行中にブレードを接触させることによって生じるブレードに付着した洗浄液及びインクの飛び散りを防ぐことができる。したがって、装置内が汚れにくくなる。
さらに、本発明においては、前記搬送ベルトの前記外周面が粘着性を有していることが好ましい。これによると、搬送ベルトの外周面に記録媒体が確実に保持される。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの全体的な構成を示す概略側面図である。図2は、図1に示す矢印IIから見たインクジェットプリンタ1の概略上面図である。図1及び図2に示すように、インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)1は、4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ1には、図中右方に給紙部11が、図中左方に排紙部12がそれぞれ構成されている。また、インクジェットプリンタ1は、インクジェットプリンタ1を制御するための制御部60(図6参照)を有している。
インクジェットプリンタ1の内部には、給紙部11から排紙部12に向かって印刷用紙(記録媒体)が搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙部11の下流には、印刷用紙を狭持して搬送する一対の送りローラ5a、5bが配置されている。送りローラ5a、5bは、送りモータ14(図8参照)によって回転される。一対の送りローラ5a、5bによって印刷用紙は図中右方から左方へ送られる。用紙搬送経路の中間部には、ベルト搬送装置15が設けられている。ベルト搬送装置15は、ベルトローラ6、7、搬送ベルト8及び搬送ベルト駆動装置16を有している。ベルトローラ6、7は、下フレーム17に回転自在に支持されている。搬送ベルト8は、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスのベルトである。搬送ベルト8の外周面8aにはシリコーン処理が施されており、粘着力を有している。
搬送ベルト駆動装置16は、搬送ベルト8を走行させるためのものであり、搬送モータ9及び駆動ベルト10を有している。搬送モータ9は、搬送ベルト8の下方に配置されている。駆動ベルト10は、搬送モータ9の回転軸9aとベルトローラ6の軸6aとに架け渡されている。搬送モータ9の回転軸9aが図1中反時計回りに回転することで、ベルトローラ6が図1中反時計回りに回転駆動される。そして、ベルトローラ6、7に架け渡された搬送ベルト8がベルトローラ6の回転に伴って用紙搬送方向(図1中矢印Xで示す方向)に走行する。こうして、搬送ベルト8は、印刷用紙をその粘着力により保持しながら、ベルトローラ6の図1中反時計回りの回転駆動によって下流(左方)に向けて搬送できるようになっている。用紙搬送経路に沿った搬送ベルト8のすぐ下流には、剥離機構13が設けられている。剥離機構13は、搬送ベルト8の外周面8aに粘着されている印刷用紙を外周面8aから剥離し、さらに剥離した印刷用紙を排紙部12へ向けて送り出す。
ベルトローラ7のすぐ下流には、下フレーム17に回転自在に支持されていると共に搬送ベルト8の内周面の幅方向全域に常に接触している下ローラ45が設けられている。さらに、搬送ベルト8の上方には、ヘッドユニット30と、ヘッドユニット移動機構(ヘッド移動機構)51と、ニップローラ支持プレート(ニップローラ移動機構)52と、ニップローラ連動機構(第1の連動機構)53と、ブレード支持プレート(ブレード移動機構)54と、ブレード連動機構(第2の連動機構)55とが設けられている。
ヘッドユニット30は、4つのインクジェットヘッド2を支持している。4つのインクジェットヘッド2は、4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応して、用紙搬送方向に沿って4つ並べて設けられている。つまり、このインクジェットプリンタ1は、ライン式プリンタである。4つのインクジェットヘッド2は、その下端にヘッド本体(ノズルと圧力室とを含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされたものである)3をそれぞれ有している。ヘッド本体3は、用紙搬送方向に直交した方向に長尺な細長い直方体形状となっている。また、ヘッド本体3の底面には、インクを下方に向けて吐出するための微小径のノズルが多数並べて形成されており、この底面が外周面8aに対向するインク吐出面3aとなっている。
ヘッド本体3は、インク吐出面3aと搬送ベルト8の外周面8aとが平行となるよう配置されている。後述するように、ヘッドユニット30が「記録可能状態」にあるとき(図1に示す状態)は、インク吐出面3aと搬送ベルト8の外周面8aとの間に僅かな隙間が形成される。そして、この隙間部分に用紙搬送経路が形成されている。この状態で、搬送ベルト8上を搬送される印刷用紙が4つのヘッド本体3のすぐ下方を順に通過する際に、この印刷用紙の上面すなわち印刷面に向けてノズルから各色のインクが吐出されることで、印刷用紙上に所望のカラー画像を形成できるようになっている。
ヘッドユニット移動機構51は、ヘッドユニット30を昇降(図1中矢印Y参照)させるためのものであり、上フレーム18におけるヘッドユニット30と対向する面に垂直方向に沿って敷設されたガイドレール35と、ヘッドユニット30における上フレーム18と対向する両側面に設置されたリニアモータ36とを有している。リニアモータ36は、ガイドレール35に沿って走行可能となっている。これにより、ヘッドユニット移動機構51は、インクジェットヘッド2が搬送ベルト8に近接する「記録可能状態」とこの状態よりも搬送ベルト8から離隔する「退避状態」とを取り得るように、ヘッドユニット30を搬送ベルト8に対して上下方向に相対移動可能となっている。なお、図1は、ヘッドユニット30が「記録可能状態」となっているときに対応している。
ニップローラ支持プレート52は、矩形状の主部52aと、主部52aに対して直角に配置されるように主部52aのベルト幅方向両端に接続された2つの側壁52bとから構成された板状部材である。側壁52bは、搬送ベルト8の長手方向に関して主部52aから図2中右方に突出するように形成されている。側壁52bにはそれぞれ同じ位置に2つの円形の貫通孔が形成されている。各側壁52bの一方の貫通孔には、一対の下フレーム17同士を連結するシャフト17aが挿入されている。これにより、ニップローラ支持プレート52は、シャフト17aに対して揺動可能となっている。また、各側壁52bの他方の貫通孔には、搬送ベルト8の幅とほぼ同じ長さを有するニップローラ4の回転中心軸(図示せず)がそれぞれ挿入されている。このようにして、ニップローラ4はニップローラ支持プレート52に対して回転可能に支持されている。
図1に示す状態では、ニップローラ4と搬送ベルト8の外周面8aとが挟持位置Aにおいて接触している。このとき、ニップローラ4と外周面8aとの間で、給紙部11から送りローラ5a、5bによって送り出された印刷用紙を挟み込むことができる。そして、ニップローラ4と下ローラ45とが対向しているため、挟み込まれた印刷用紙が搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付けられる。図1に示す状態から、ニップローラ支持プレート52が図1中時計回りに揺動すると、ニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aから離隔する。このように、ニップローラ支持プレート52は、ニップローラ4を搬送ベルト8の外周面8aと挟持位置Aにおいて接触する位置及び離隔する位置との間で移動させる。
ニップローラ連動機構53は、ヘッドユニット移動機構51とニップローラ支持プレート52とを連動させるものであり、一対のニップローラリンクアーム56と、一対のニップローラ付勢バネ(ニップローラ付勢手段)57とを有している。各ニップローラリンクアーム56の表面は、ニップローラ支持プレート52の各側壁52bの表面と平行に配置されていると共に、搬送ベルト8の幅方向に延在するように一対の上フレーム18同士を連結する軸18aに揺動自在に支持されている。各ニップローラリンクアーム56の一端(図1中左端)がヘッドユニット30に連結されており、他端(図1中右端)が対応するニップローラ付勢バネ57の一端(図1中上端)にそれぞれ連結されている。さらに、各ニップローラ付勢バネ57の他端(図1中下端)が対応する側壁52bの一端(図1中右端)にそれぞれ連結されている。ニップローラ付勢バネ57は、角筒状のスペーサ57a内に収容されている。これにより、ニップローラ付勢バネ57がスペーサ57aの全長以下に収縮されることがない。
ブレード支持プレート54は、矩形状の主部54aと、主部54aに対して直角に配置されるように主部54aのベルト幅方向両端に接続された2つの小突起54bとから構成された板状部材である。小突起54bには円形の貫通孔が形成されている。この貫通孔には、一対の下フレーム17同士を連結するシャフト17bが挿入されている。これにより、ブレード支持プレート54は、シャフト17bに対して揺動可能となっている。また、主部54aの短手方向の一端には、搬送ベルト8の幅とほぼ同じ長さを有するブレード31が取り付けられている。ブレード31は、矩形ゴムシートである。
ブレード31は、図1に示す状態では払拭位置C(搬送ベルト8の走行方向に沿って後述する塗布位置Bのやや下流であって、ベルトローラ6との間に搬送ベルト8を挟む位置)において搬送ベルト8の外周面8aと接触している。図1に示す状態からブレード支持プレート54が図1中時計回りに所定角度以上揺動すると、ブレード31は搬送ベルト8の外周面8aから離隔する。このように、ブレード支持プレート54は、ブレード31を搬送ベルト8の外周面8aと払拭位置Cにおいて接触する位置及び搬送ベルト8の外周面8aから離隔する位置との間で移動させる。そして、ブレード31は、その短手方向の一方端が搬送ベルト8の外周面8aと接触したときに、その一方端で搬送ベルト8の外周面8aに付着した洗浄液及びインクなどを掻き取る。掻き取られた洗浄液及びインクなどは、ブレード31の下方に設けられた図示しない廃棄トレイに流れ込む。
ブレード連動機構55は、ヘッドユニット移動機構51とブレード支持プレート54とを連動させるものであり、一対のブレードリンクアーム58と、一対のブレード付勢バネ(ブレード付勢手段)59とを有している。各ブレードリンクアーム58の表面は、ブレード支持プレート54の各小突起54bの表面と平行に配置されていると共に、搬送ベルト8の幅方向に延在するように一対の上フレーム18同士を連結するシャフト18bに揺動自在に支持されている。各ブレードリンクアーム58の一端(図1中右端)がヘッドユニット30に連結されており、他端(図1中左端)が対応するブレード付勢バネ59の一端(図1中上端)に連結されている。さらに、各ブレード付勢バネ59の他端(図1中下端)がブレード支持プレート54の対応する端部中央に連結されている。ブレード付勢バネ59は、ブレード付勢バネ59の自然長よりも短い全長を有する角筒状のスペーサ59a内に収容されている。これにより、ブレード付勢バネ59がスペーサ59aの全長以下に収縮されることがない。
ここで、ヘッドユニット移動機構51、ニップローラ連動機構53及びブレード連動機構55の動作について、図1、図3及び図4を参照しつつ詳細に説明する。図3は、ヘッドユニット30が「退避状態」にあるときのインクジェットプリンタ1の全体的な構成を示す概略側面図である。図4は、ヘッドユニット30が「記録可能状態」と「退避状態」との間の「中間状態」にあるときのインクジェットプリンタ1の全体的な構成を示す概略側面図である。ヘッドユニット移動機構51がヘッドユニット30を「記録可能状態」としているときは、図1に示すように、ニップローラリンクアーム56の左端が右端よりも下方にあって、ニップローラ付勢バネ57が伸長しつつスペーサ57aと共に上方に引き上げられている。また、ニップローラ支持プレート52の左端が右端よりも下方にあって、ニップローラ4が挟持位置Aにおいて搬送ベルト8の外周面8aと接触している。このとき、ニップローラ付勢バネ57が伸長しているために、ニップローラ支持プレート52はシャフト17aを中心として図1中反時計回りに揺動する方向に付勢されており、ニップローラ4はその付勢力によって外周面8aに押圧されている。他方、ブレードリンクアーム58の右端が左端よりも下方にあって、ブレード付勢バネ59が伸長しつつスペーサ59aと共に上方に引き上げられている。また、ブレード付勢バネ59によってブレード支持プレート54の右端が左端よりも上方に持ち上げられており、ブレード31が払拭位置Cにおいて搬送ベルト8の外周面8aと接触している。このとき、ブレード付勢バネ59が伸長しているために、ブレード支持プレート54はシャフト17bを中心として図1中反時計回りに揺動する方向に付勢されており、ブレード31はその付勢力によって外周面8aに押圧されている。
また、ヘッドユニット移動機構51がヘッドユニット30を「退避状態」としているときは、図3に示すように、ニップローラリンクアーム56の右端が左端よりも下方にあって、ニップローラ付勢バネ57がスペーサ57aと同じ長さとなりつつスペーサ57aと共に下方に押し下げられている。また、スペーサ57aと接触することによってニップローラ支持プレート52の右端付近が押し下げられているので、ニップローラ支持プレート52の左端が右端よりも上方にあって、ニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aから離隔している。他方、ブレードリンクアーム58の右端が左端よりも上方にあって、ブレード付勢バネ59がスペーサ59aと同じ長さとなりつつスペーサ59aと共に下方に押し下げられている。また、スペーサ59aと接触することによってブレード支持プレート54の右端付近が押し下げられているので、ブレード支持プレート54の右端と左端とがほぼ同じ高さにあって、ブレード31が搬送ベルト8の外周面8aから離隔している。
図4に示すように、ヘッドユニット30が「退避状態」と「記録可能状態」との間である「中間状態」にあるとき、ヘッドユニット30の高さは「退避状態」と「記録可能状態」とのほぼ中間である。このとき、ニップローラリンクアーム56の右端と左端とがほぼ同じ高さにあって、ニップローラ付勢バネ57がやや伸長しつつスペーサ57aと共に図3の退避状態よりもやや上方に引き上げられている。スペーサ57aがやや上方に引き上げられることによってニップローラ支持プレート52の右端付近が図3の退避状態よりもやや持ち上げられている。ニップローラ支持プレート52の左端と右端とがほぼ同じ高さにあって、ニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aから離隔している。このときの離隔量は図3の退避状態よりも小さい。他方、ブレードリンクアーム58の右端と左端とがほぼ同じ高さにあって、ブレード付勢バネ59が伸長しつつスペーサ59aと共に上方に引き上げられている。また、ブレード付勢バネ59によってブレード支持プレート54の右端が左端よりも上方に持ち上げられており、ブレード31が払拭位置Cにおいて搬送ベルト8の外周面8aと接触している。このとき、ブレード付勢バネ59が伸長しているために、ブレード支持プレート54はシャフト17bを中心として図1中反時計回りに揺動する方向に付勢されており、ブレード31はその付勢力によって外周面8aに押圧されている。つまり、ブレード付勢バネ59及びブレード支持プレート54は、図3の退避状態とほぼ同じ位置にある。
このように、ニップローラ連動機構53がヘッドユニット移動機構51の動作とニップローラ支持プレート52の動作とを連動させており、ブレード連動機構55がヘッドユニット移動機構51の動作とブレード支持プレート54の動作とを連動させている。そして、ヘッドユニット30が「記録可能状態」にあるときは、ニップローラ4及びブレード31が搬送ベルト8の外周面8aと接触している。また、ヘッドユニット30が「退避状態」にあるときは、ニップローラ4及びブレード31が搬送ベルト8の外周面8aから離隔している。さらに、ヘッドユニット30が「中間状態」にあるときは、ニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aから離隔していると共にブレード31が搬送ベルト8の外周面8aに接触している。つまり、ヘッドユニット30が「退避状態」から「中間状態」を経て「記録可能状態」となる過程においては、ブレード31が搬送ベルト8の外周面8aに接触した後にニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aに接触する。
図1に戻って、ベルトローラ6の左斜め下の位置には、塗布位置B(インクジェットヘッド2によるインク着弾位置から搬送ベルト8の走行方向に沿って挟持位置Aまでの間にある)において、ベルトローラ6との間で搬送ベルト8を挟むように、且つ、搬送ベルト8の外周面8aの幅方向全域と常に接触するように吸収体(塗布手段)21が配置されている。吸収体21は、後述するように供給された洗浄液を吸収し、搬送ベルト8の外周面8aに塗布する。
次に、吸収体21に洗浄液を供給する供給構成について以下に説明する。図5は、図1に示す吸収体21に洗浄液を供給する供給構成の模式図である。図5に示すように、吸収体21は、凹部22aが形成されたケース22にその先端部が露出されるようにして収納されている。また、吸収体21は、図5中紙面垂直方向に長手方向を有する直方体形状を有しており、その長手方向の幅が搬送ベルト8の幅とほぼ同じ長さとなっている。本実施形態における吸収体21は、柔軟性及び連続気泡を有するスポンジから形成されている。また、吸収体21は液体を吸収し且つ接触した接触面に吸収した液体を塗布することができるものであれば、スポンジ以外に例えばフェルトなど、どのようなものであってもよい。ケース22の底部には、図5中左斜め下方に突出した接続部22bが形成されている。接続部22bには、可撓性を有するチューブ23の一端が接続されており、接続部22bに形成された連通孔22cによって凹部22aとチューブ23とが連通している。チューブ23の他端には、開閉バルブ24が接続されている。また、開閉バルブ24には、洗浄液が充填されたタンク25と接続されたチューブ26が接続されている。タンク25は、吸収体21の配置位置よりも上方に配置されている。これは、吸収体21との水頭差を利用してタンク25内の洗浄液を残さず吸収体21に供給するためである。
このような洗浄液の供給構成により、制御部60からの指令によって開閉バルブ24が「開状態」にされると、タンク25内の洗浄液がチューブ26、開閉バルブ24、チューブ23及びケース22を介して吸収体21に供給される。一方、制御部60の指令によって開閉バルブ24が「閉状態」にされると、吸収体21への洗浄液の供給が遮断される。
次に、インクジェットプリンタ1の制御系について、図6を参照して説明する。図6は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタ1の制御構成を示す概略ブロック図である。インクジェットプリンタ1に含まれる制御部60は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とで構成されており、図6に示すように、ヘッド制御部61と、搬送制御部(走行制御手段)62と、洗浄液供給制御部63と、ヘッド移動機構制御部(ニップローラ移動制御手段を含む)64とを含んでいる。そして、制御部60には、ヘッド駆動回路71、モータドライバ72、73、75及びバルブドライバ74が接続されている。
ヘッド駆動回路71は、制御部60からの指令によってインクジェットヘッド2からのインク吐出を駆動制御する。モータドライバ72は、制御部60からの指令によって送りモータ14を駆動制御する。モータドライバ73は、制御部60からの指令によって搬送モータ9を駆動制御する。バルブドライバ74は、制御部60からの指令によって開閉バルブ24を開閉制御する。モータドライバ75は、制御部60からの指令によってリニアモータ36を駆動制御する。
ヘッド制御部61は、制御部60がPC(パーソナルコンピュータ)80からの印刷信号を受信したきに、ヘッドユニット30が「記録可能状態」(図1参照)にあることを確認した後に、ヘッド駆動回路71を制御して対応するインクジェットヘッド2からインクを吐出させる。
搬送制御部62は、制御部60がPC80からの印刷信号を受信したときは、ヘッドユニット30が「中間状態」(図4参照)となっていること、つまり、ニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aから離隔していると共にブレード31が搬送ベルト8の外周面8aに接触していることを確認した後に、搬送モータ9を駆動して搬送ベルト8が用紙搬送方向に走行するようにモータドライバ73を制御する。そして、搬送ベルト8の走行開始後におけるブレード31と搬送ベルト8の外周面8aとの最初の接触箇所(最初に払拭位置Cに位置していた箇所)が、挟持位置Aを通過してから、ヘッドユニット30が「中間状態」から「記録可能状態」となっていること、つまり、ニップローラ4及びブレード31が搬送ベルト8の外周面8aと接触していることを確認した後に、送りモータ14を駆動して両送りローラ5a、5bを回転させて印刷用紙を搬送ベルト8上に供給するように、モータドライバ72を制御する。また、インクジェットプリンタ1のメンテナンス時などにおいて搬送ベルト8を走行させるときには、ヘッドユニット30が「退避状態」(図3参照)となっていること、つまり、ニップローラ4及びブレード31が搬送ベルト8の外周面8aから離隔していることを確認した後に、搬送モータ9を駆動して搬送ベルト8が用紙搬送方向に走行するようにモータドライバ73を制御する。
洗浄液供給制御部63は、制御部60がPC80から印刷信号を受信したとき、開閉バルブ24が「閉状態」から「開状態」となるようにバルブドライバ74を制御する。これにより、搬送制御部62が搬送ベルト8を走行させる前に、吸収体21に洗浄液が供給される。
ヘッド移動機構制御部64は、ヘッドユニット30が「記録可能状態」、「中間状態」及び「退避状態」を取り得るようにモータドライバ75を制御する。インクジェットプリンタ1が待機状態又はメンテナンス状態にあるときには、ヘッドユニット30が「退避状態」となるようにモータドライバ75を制御する。また、制御部60がPC80からの印刷信号を受信したときには、ヘッドユニット30が「退避状態」から「中間状態」となるようにモータドライバ75を制御する。その後、搬送ベルト8の走行開始後におけるブレード31と搬送ベルト8の外周面8aとの最初の接触箇所が、挟持位置Aを通過したのを確認した後に、ヘッドユニット30が「記録可能状態」となるようにモータドライバ75を制御する。なお、ブレード31と搬送ベルト8の外周面8aとの最初の接触箇所が、挟持位置Aを通過したか否かは、搬送モータ9の回転数を監視して判断してもよいし、搬送モータ9の駆動時間を監視して判断してもよい。
次に、印刷用紙に対して縁なし印刷を施した場合などに、搬送ベルト8上に付着したインクを、洗浄液を吸収した吸収体21及びブレード31により洗浄する洗浄動作について図7を参照しつつ以下に説明する。図7は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの搬送ベルトの洗浄時における動作状況図である。印刷用紙の印刷面全体にインクが付着するようにインクジェットヘッド2からインクを吐出して縁なし印刷を行うと、図7(a)に示すように、搬送ベルト8の外周面8aには、印刷用紙外周に沿ってインクが付着してなる環状のインク付着領域41が形成される。搬送ベルト8の外周面8aであって吸収体21と接触する箇所とブレード31と接触する箇所との間には、搬送ベルト8が走行することによって吸収体21から洗浄液が塗布されてなる洗浄液塗布領域42が形成されている。
このように搬送ベルト8の外周面8aには、搬送ベルト8が走行することで洗浄液塗布領域42が形成されるので、図7(b)に示すように、インク付着領域41が搬送ベルト8の走行に伴って吸収体21とブレード31との間に進入すると、インク付着領域41を形成するインクと洗浄液塗布領域42の洗浄液とが混じり合った状態(洗浄液塗布領域42の洗浄液にインク付着領域41のインクが溶解した状態)で搬送ベルト8の外周面8a上に残る。このとき、洗浄液塗布領域42の洗浄液の量は、単位面積当たりにおいて、インク付着領域41のインクの量に対して数倍から数十倍となっている。このように大量の洗浄液で薄められたインク付着領域41のインクは、搬送ベルト8の走行に伴ってブレード31によって洗浄液とともに掻き取られる。つまり、搬送ベルト8とブレード31との接触箇所より下流側には、インクや洗浄液がほとんど付着していない。したがって、搬送ベルト8がさらに走行してブレード31によって洗浄液及びインクが掻き取られた面上に、新たな印刷用紙が粘着されても印刷用紙に洗浄液及びインクが付着しない。このとき、ブレード31によって払拭された洗浄液及びインクが、ブレード31と搬送ベルト8の外周面8aの間に溜まっていく。
ところが、印刷時において搬送ベルト8の走行が停止したり、停止した搬送ベルト8が再び走行を開始したりしたときに、ベルトローラ6、7のガタなどにより搬送ベルト8が振動してブレード31と搬送ベルト8の外周面8aの間に溜まっている洗浄液及びインクが、ブレード31と外周面8aとの間から搬送ベルト8の走行方向下流側に向かって漏れ出し外周面8aに付着することがある。この場合においても、本発明のインクジェットプリンタ1によると、搬送ベルト8が走行を開始したとき、搬送ベルト8の外周面8aにおけるブレード31との最初の接触箇所が挟持位置Aを通過するまで、ニップローラ4が外周面8aと接触しないため、外周面8aにおけるブレード31との最初の接触箇所において外周面8aに付着した洗浄液及びインクがニップローラ4に付着しない。これにより、洗浄液及びインクがニップローラ4を介して印刷用紙に付着するのが抑制される。
また、吸収体21が、インクジェットヘッド2によるインク着弾位置から搬送ベルト8の走行方向に沿って挟持位置Aまでの間にある塗布位置Bにおいて、搬送ベルト8の外周面8aに洗浄液を塗布し、ブレード31が、塗布位置Bから前記搬送ベルトの走行方向に沿って挟持位置Aまでの間にある払拭位置Cにおいて搬送ベルト8の外周面8aに付着した洗浄液及びインクを掻き取るため、吸収体21からの洗浄液がインク着弾位置に塗布されない。これにより、洗浄液が印刷用紙に付着しにくくなる。
さらに、ヘッドユニット移動機構51がヘッドユニット30を「退避状態」にすることによって、ヘッドユニット30と搬送ベルト8との間の空間を広くすることができるため、インクジェットプリンタ1のメンテナンスがしやすくなる。
加えて、ニップローラ連動機構53がヘッドユニット移動機構51の動作とニップローラ支持プレート52の動作とを連動させており、ヘッド移動機構制御部64がヘッドユニット30を「記録可能状態」としたときに、ニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aに接触し、ヘッドユニット30を「退避状態」としたときに、ニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aから離隔する。これにより、ニップローラ支持プレート52を揺動させるために別の駆動源を必要としない。したがって、装置が簡易な構成となる。
また、ニップローラ連動機構53がニップローラ4を搬送ベルト8の外周面8aに付勢するためのニップローラ付勢バネ57を有しているため、ニップローラ4が印刷用紙を搬送ベルト8の外周面8aに対して効率よく押し付けることが可能となる。
さらに、ブレード連動機構55がヘッドユニット移動機構51の動作とブレード支持プレート54の動作とを連動させており、ヘッド移動機構制御部64がヘッドユニット30を「記録可能状態」としたときに、ブレード31が搬送ベルト8の外周面8aに接触し、ヘッドユニット30を「退避状態」としたときに、ブレード31が搬送ベルト8の外周面8aから離隔する。これにより、ブレード支持プレート54を揺動させるための別の駆動源を必要としない。したがって、装置が簡易な構成となる。
また、ヘッドユニット30が「退避状態」から「中間状態」を経て「記録可能状態」となる過程においては、ブレード31が搬送ベルト8の外周面8aに接触した後にニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aに接触する構成となっているため、ニップローラ4を搬送ベルト8の外周面8aから離隔させつつブレード31のみを搬送ベルト8の外周面8aと払拭位置Cにおいて接触する位置及び搬送ベルト8の外周面8aから離隔する位置との間で移動させることが可能になる。これにより、ブレード31を搬送ベルト8の外周面8aから離隔させて搬送ベルト8を印刷用紙の搬送方向とは逆方向に走行させたり、ブレード31のみを搬送ベルト8の外周面8aと接触させて搬送ベルト8の外周面8aをクリーニングしたりすることができる。したがって、インクジェットプリンタ1のメンテナンス性がさらに向上する。
さらに、ブレード連動機構55がブレード31を搬送ベルト8の外周面8aに付勢するためのブレード付勢バネ59を有しているため、ブレード31ブレードを外周面に対して効率よく押し付けることが可能となる。そのため、搬送ベルト8の外周面8aに付着した洗浄液及びインクがブレード31の走行方向下流に漏れにくくなる。したがって、印刷用紙がさらに汚れにくくなる。
搬送制御部62が、印刷時において、搬送ベルト8の外周面8aとブレード31とが接触してから搬送ベルト8を走行させるため、搬送ベルト8の走行中にブレード31を接触させることによって生じるブレード31に付着した洗浄液及びインクの飛び散りを防ぐことができる。そのため、インクジェットプリンタ1内が汚れにくくなる。
搬送ベルト8の外周面8aが粘着性を有しているため、搬送ベルト8の外周面8aに印刷用紙が確実に保持される。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態におけるインクジェットプリンタについて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同じ部材については同一の符号を付してその説明を省略する。図8は、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの全体的な構成を示す概略側面図である。なお、図8においては、用紙搬送経路の中間部のみが描かれている。インクジェットプリンタ101は、ヘッドユニット30と、ベルト搬送装置115と、ベルト搬送装置移動機構(ヘッド移動機構)151と、ニップローラ支持機構152と、吸収体21と、ブレード支持プレート154とを有している。また、インクジェットプリンタ101は、インクジェットプリンタ101を制御するための制御部160(図10参照)を有している。ヘッドユニット30は、フレーム118に固定されている。ベルト搬送装置115は、ベルトローラ6、7、搬送ベルト8、搬送ベルト駆動装置16及びこれらを支持するフレーム117を有している。
ベルト搬送装置移動機構151は、ベルト搬送装置115を図8中矢印Y方向に昇降させる。ベルト搬送装置移動機構151は、フレーム118の内側に垂直方向に沿って敷設されたガイドレール135と、ベルト搬送装置115のフレーム117に設置されたリニアモータ136とを有している。リニアモータ136は、ガイドレール135に沿って走行可能となっている。これにより、ベルト搬送装置移動機構151は、インクジェットヘッド2が搬送ベルト8に近接する「記録可能状態」と搬送ベルト8から離隔する「退避状態」とを取り得るように、ベルト搬送装置115をヘッドユニット30に対して相対移動させることが可能となっている。なお、「記録可能状態」及び「退避状態」はヘッドユニット30におけるベルト搬送装置115との相対的な位置関係を示している。また、図8は、ベルト搬送装置移動機構151がベルト搬送装置115を上昇させることによって、ヘッドユニット30が「記録可能状態」となっているときの状態を示している。
ニップローラ支持機構152は、ニップローラ支持プレート(ニップローラ移動機構)52と、一対の付勢バネ152bとを有している。ニップローラ支持プレート52は、フレーム118に揺動自在に支持されている。ニップローラ4が、ニップローラ支持プレート52の一端(図中左端)に回転自在に支持されている。また、ニップローラ4は、ニップローラ支持プレート52に支持された状態で搬送ベルト8を挟んで下ローラ45と対向するように配置されている。付勢バネ152bは、その一端(図中下端)がニップローラ支持プレート52の他端(図中右端)に連結され、その他端(図中上端)がフレーム118に連結されている。付勢バネ152bにより、ニップローラ支持プレート52が図中反時計回りに揺動するように付勢されている。これにより、ニップローラ4はその付勢力によって搬送ベルト8の外周面8aに押圧されている。
ブレード支持プレート154は、矩形状の主部(図示せず)と、主部に対して直角に配置されるように主部のベルト幅方向両端に接続された2つの小突起154bとから構成された板状部材である。小突起154bが固定部材117bによってフレーム117に固定されている。これにより、ブレード支持プレート154が揺動しない。また、ブレード支持プレート154の一端には、搬送ベルト8の幅とほぼ同じ長さを有するブレード31が取り付けられている。したがって、ブレード31の短手方向の端部が常に搬送ベルト8の外周面8aに接触している。
次に、図9をさらに参照してインクジェットプリンタ101の動作について説明する。図9は、ベルト搬送装置移動機構151がベルト搬送装置115を降下させることによって、ヘッドユニット30が「退避状態」にあるときのインクジェットプリンタ101の全体的な構成を示す概略側面図である。図8に示すように、ヘッドユニット30が「記録可能状態」にあるときは、挟持位置Aにおいて、ニップローラ4と搬送ベルト8の外周面8aとが接触している。そして、図9に示すように、ヘッドユニット30が「退避状態」にあるときは、ニップローラ4が挟持位置Aから離隔する。このように、ベルト搬送装置移動機構151は、ニップローラ4を搬送ベルト8の外周面8aと接触する位置及び離隔する位置との間で相対的に移動させることができる。
次に、インクジェットプリンタ101の制御系について、図10を参照して説明する。なお、第1実施形態の制御系と実質的に同一の機能部については同一の符号を付してその説明を省略する。図10は、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタ101の制御構成を示す概略ブロック図である。インクジェットプリンタ101に含まれる制御部160は、図10に示すように、ヘッド制御部61と、搬送制御部(走行制御手段)162と、洗浄液供給制御部63と、ベルト搬送装置移動機構制御部(ニップローラ移動制御手段を含む)164とを備えている。そして、制御部160には、ヘッド駆動回路71、モータドライバ72、73、175及びバルブドライバ74が接続されている。なお、モータドライバ175は、制御部160からの指令によってリニアモータ136を駆動制御する。
搬送制御部162は、制御部160がPC80からの印刷信号を受信したときには、ヘッドユニット30が「退避状態」となっていること、つまり、ニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aから離隔していると共にブレード31が搬送ベルト8の外周面8aに接触していることを確認した後に、搬送モータ9を駆動して搬送ベルト8が用紙搬送方向に走行するようにモータドライバ73を制御する。そして、搬送ベルト8の走行開始後におけるブレード31と搬送ベルト8の外周面8aとの最初の接触箇所(最初に払拭位置Cに位置していた箇所)が、挟持位置Aを通過してから、ヘッドユニット30が「退避状態」から「記録可能状態」となっていること、つまり、ニップローラ4及びブレード31が搬送ベルト8の外周面8aと接触していることを確認した後に、送りモータ14を駆動して両送りローラ5a、5bを回転させて印刷用紙を搬送ベルト8上に供給するように、モータドライバ72を制御する。また、インクジェットプリンタ1のメンテナンス時などにおいて搬送ベルト8を走行させるときには、ヘッドユニット30が「退避状態」となっていることを確認した後に、搬送モータ9を駆動して搬送ベルト8が用紙搬送方向に走行するようにモータドライバ73を制御する。
ベルト搬送装置移動機構制御部164は、ヘッドユニット30が「記録可能状態」(図8参照)及び「退避状態」(図9参照)を取り得るようにモータドライバ175を制御し、ベルト搬送装置115を昇降させる。具体的には、インクジェットプリンタ101が待機時には、ベルト搬送装置移動機構151がベルト搬送装置115を降下させることによってヘッドユニット30が「退避状態」となるように、モータドライバ175を制御する。また、制御部160がPC80からの印刷信号を受信したときには、搬送ベルト8の走行開始後におけるブレード31と搬送ベルト8の外周面8aとの最初の接触箇所が、挟持位置Aを通過したのを確認した後に、ベルト搬送装置移動機構151がベルト搬送装置115を上昇させることによってヘッドユニット30が「記録可能状態」となるように、モータドライバ175を制御する。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ101によると、ブレード31と搬送ベルト8の外周面8aの間に溜まっている洗浄液及びインクが、ブレード31と外周面8aとの間から搬送ベルト8の走行方向下流側に向かって漏れ出し外周面8aに付着しても、搬送ベルト8が走行を開始したとき、搬送ベルト8の外周面8aにおけるブレード31との最初の接触箇所が挟持位置Aを通過するまで、ニップローラ4が外周面8aと接触しないため、外周面8aにおけるブレード31との最初の接触箇所において、外周面8aに付着した洗浄液及びインクがニップローラ4に付着しない。これにより、洗浄液及びインクがニップローラ4を介して印刷用紙に付着するのが抑制される。
ベルト搬送装置移動機構151がベルト搬送装置115を昇降させることによって、ニップローラ4が搬送ベルト8の外周面8aと接触する位置及び離隔する位置との間を移動させることができるため、ニップローラ支持プレート52を揺動させるために別の駆動源を必要としない。したがって、装置が簡易な構成となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述した第1実施形態におけるインクジェットプリンタ1は、インクジェットプリンタ1の待機時又はメンテナンス時においてヘッドユニット30が搬送ベルト8から離隔する「退避状態」となる構成であるが、印刷開始時においてニップローラ4が搬送ベルト8から離隔可能となっていれば、ヘッドユニット30が「退避状態」とならない構成であってもよい。
また、上述した第1実施形態においては、ニップローラ連動機構53がヘッドユニット移動機構51の動作とニップローラ支持プレート52の動作とを連動させる構成であるが、このような連動が行われず、ニップローラ支持プレート52がソレノイドなど独立した他の駆動源により揺動させられる構成であってもよい。
さらに、上述した第1実施形態においては、ニップローラ連動機構53がニップローラ4を搬送ベルト8の外周面8aに付勢するためのニップローラ付勢バネ57を有する構成であるが、ニップローラ付勢バネ57の代わりにゴムなど他の弾性部材を用いてもよいし、弾性部材以外のものを用いてもよい。
加えて、上述した第1実施形態においては、ブレード連動機構55がヘッドユニット移動機構51の動作とブレード支持プレート54の動作とを連動させる構成であるが、このような連動が行われず、ブレード支持プレート54がソレノイドなど独立した他の駆動源により揺動させられる構成であってもよい。
また、上述した第1実施形態においては、ブレード連動機構55がブレード31を搬送ベルト8の外周面8aに付勢するためのブレード付勢バネ59を有する構成であるが、ブレード付勢バネ59の代わりにゴムなど他の弾性部材を用いてもよいし、弾性部材以外のものを用いてもよい。
さらに、上述した第1実施形態においては、搬送制御部62が、印刷時において、搬送ベルト8の外周面8aとブレード31とが接触してから搬送ベルト8を走行させる構成であるが、印刷時において、搬送ベルト8を走行させてから搬送ベルト8の外周面8aとブレード31とを接触させる構成であってもよい。これによると、搬送ベルト8が走行を開始するときの摩擦抵抗が小さくなる。
また、上述した第1及び第2実施形態においては、搬送ベルト8の外周面8aが粘着性を有する構成であるが、搬送ベルト8の外周面8aが粘着性を有さない構成であってもよい。
さらに、上述した第1及び第2実施形態においては、インクジェットプリンタ1、101がライン式のインクジェットヘッド2を有する構成であるが、シリアル式のインクジェットヘッドを有する構成であってもよい。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの全体的な構成を示す側面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの全体的な構成を示す平面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの動作を説明するための側面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの動作を説明するための側面図である。 図1に示す吸収体に洗浄液を供給する供給構成の模式図である。 本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。 図1に示すインクジェットプリンタの搬送ベルトの洗浄時における動作状況図である。 本発明の第2実施形態におけるインクジェットプリンタの全体的な構成を示す側面図である。 図8に示すインクジェットプリンタの動作を説明するための側面図である。 本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。
符号の説明
1、101 インクジェットプリンタ
2 インクジェットヘッド
4 ニップローラ
6、7 ベルトローラ
8 搬送ベルト
8a 外周面
15、115 ベルト搬送装置
16 搬送ベルト駆動装置
21 吸収体
30 ヘッドユニット
31 ブレード
51 ヘッドユニット移動機構
52 ニップローラ支持プレート
53 ニップローラ連動機構
54 ブレード支持プレート
55 ブレード連動機構
56 ニップローラリンクアーム
57 ニップローラ付勢バネ
58 ブレードリンクアーム
59 ブレード付勢バネ
60、160 制御部
62、162 搬送制御部
63 洗浄液供給制御部
64 ヘッド移動機構制御部
151 ベルト搬送装置移動機構
152 ニップローラ支持機構
164 ベルト搬送装置移動機構制御部

Claims (9)

  1. 複数のローラと、これらローラに架け渡されたエンドレスの搬送ベルトと、前記搬送ベルトの外周面に載置された記録媒体を所定搬送方向に移動させるように前記ローラを回転させて前記搬送ベルトを走行させる搬送ベルト駆動手段とを備えたベルト搬送装置と、
    所定位置において前記外周面と接触することによって前記外周面との間で記録媒体を挟み込むニップローラと、
    前記ニップローラを前記外周面と接触する位置及び離隔する位置との間で移動させるニップローラ移動機構と、
    前記搬送ベルト上の記録媒体にインクを吐出する複数のノズルが形成されたインクジェットヘッドと、
    前記外周面に洗浄液を塗布する塗布手段と、
    前記塗布手段による前記外周面への洗浄液の塗布位置よりも前記搬送ベルトの走行方向下流側において前記外周面と接触し、前記外周面に付着した洗浄液及びインクを掻き取るブレードと、
    前記搬送ベルトを走行させるように前記搬送ベルト駆動手段を制御する走行制御手段と、
    前記搬送ベルトの走行開始後における前記ブレードと前記外周面との最初の接触箇所が、前記所定位置を通過してから前記ニップローラを前記外周面に接触させるように前記ニップローラ移動機構を制御するニップローラ移動制御手段とを備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記塗布手段が、前記外周面において、前記インクジェットヘッドによるインク着弾位置から前記搬送ベルトの走行方向に沿って前記所定位置までの間に洗浄液を塗布し、
    前記ブレードが、前記外周面において、前記塗布手段による洗浄液の塗布位置から前記搬送ベルトの走行方向に沿って前記所定位置までの間で洗浄液及びインクを掻き取ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記インクジェットヘッドが前記搬送ベルトに近接する記録可能状態と前記搬送ベルトから離隔する退避状態とを取り得るように、前記インクジェットヘッドを前記搬送ベルトに対して相対移動させるヘッド移動機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録可能状態のときに前記ニップローラが前記外周面に接触し、前記退避状態のときに前記ニップローラが前記外周面から離隔するように、前記ヘッド移動機構と前記ニップローラ移動機構とを連動させる第1の連動機構をさらに備えており、
    前記ニップローラ移動制御手段は、前記インクジェットヘッドが前記記録可能状態と前記退避状態とを取り得るように前記ヘッド移動機構を制御することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第1の連動機構が、前記記録可能状態において前記ニップローラを前記外周面に近づく方向に付勢し、前記退避状態において前記外周面に近づく方向への前記ニップローラの付勢を解除するニップローラ付勢手段を含んでいることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記ブレードを前記外周面と接触する接触位置と前記外周面から離隔する離隔位置との間で移動させるブレード移動機構と、
    前記記録可能状態のときに前記ブレードが前記外周面に接触し、前記退避状態のときに前記ブレードが前記外周面から離隔するように、前記ヘッド移動機構と前記ブレード移動機構とを連動させる第2の連動機構とをさらに備えており、
    前記退避状態から前記記録可能状態となる過程において、前記ブレードが前記外周面に接触してから前記ニップローラが前記外周面に接触することを特徴とする請求項4又は5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第2の連動機構が、前記記録可能状態において前記ブレードを前記外周面に近づく方向に付勢し、前記退避状態において前記外周面に近づく方向への前記ブレードの付勢を解除するブレード付勢手段を含んでいることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記走行制御手段が、前記外周面と前記ブレードとが接触してから前記搬送ベルトを走行させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記搬送ベルトの前記外周面が粘着性を有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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