JP2018058695A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化した記録装置を提供することを目的とする。【解決手段】メディアMを複数のローラに巻回された無端状の搬送ベルト102によって搬送する搬送手段106と、搬送ベルト102上のメディアMに記録を行うインクジェットヘッド101と、搬送ベルト102を洗浄するための洗浄ユニット10とを有するインクジェットプリンタ100であって、洗浄ユニット10は、搬送ベルト102と搬送ベルト102の幅方向に沿って当接し、搬送ベルト102を洗浄液で洗浄するための洗浄部1と、洗浄部1の少なくとも一部を内在させ、洗浄液Wを貯留する洗浄液槽5と、洗浄部1と洗浄液槽5とを支持し、洗浄部1が搬送ベルト102と当接する当接位置と搬送ベルト102から離間する離間位置との間を、水平方向に移動させる移動機構7とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、記録装置に関する。
複数のローラに巻回された無端状の搬送ベルトでメディアを搬送するインクジェットプリンタにおいて、搬送ベルトを清掃手段のベルト清掃ローラで洗浄する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、清掃手段が駆動手段で移動し、ベルト清掃ローラを搬送ベルトに対して直交する方向に接離する。
特許第4687328号公報
特許文献1に記載の技術においては、ベルト清掃ローラを搬送ベルトに対して直交する方向に移動させる。このため、上下方向におけるベルト清掃ローラの位置を制御する必要がある。搬送ベルトが幅方向に広くなると、ベルト清掃ローラも幅方向に広くなり、重量が増加する。このように清掃手段が大型化、重量化すると、清掃手段を移動させる駆動手段も大型化する。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、小型化した記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る記録装置は、被印刷媒体を複数のローラに巻回された無端状の搬送ベルトによって搬送する搬送手段と、前記搬送ベルト上の前記被印刷媒体に記録を行う記録手段と、前記搬送ベルトを洗浄するための洗浄ユニットとを有する記録装置であって、前記洗浄ユニットは、前記搬送ベルトと前記搬送ベルトの幅方向に沿って当接し、前記搬送ベルトを洗浄液で洗浄するための洗浄部と、前記洗浄部の少なくとも一部を内在させ、前記洗浄液を貯留する洗浄液槽と、前記洗浄部と前記洗浄液槽とを支持し、前記洗浄部が前記搬送ベルトと当接する当接位置と前記搬送ベルトから離間する離間位置との間を、水平方向に移動させる移動機構とを有することを特徴とする。
本発明によれば、移動機構で、洗浄部と洗浄液槽を、水平方向に沿って移動させる。これにより、洗浄ユニットは、一体として、水平方向に沿って往復移動させることができる。このような構成により、本発明は、小型化することができる。
また、前記複数のローラは、少なくとも第一ローラと第二ローラと第三ローラを含んで構成され、前記被印刷媒体は、前記第一ローラと前記第二ローラとの間で、前記第一ローラから前記第二ローラに向けて搬送され、前記第三ローラは、前記第一ローラ及び前記第二ローラより下方に位置しており、前記洗浄部は、前記第一ローラの下方かつ前記第三ローラより上方に配置してもよい。
本発明によれば、洗浄部を第一ローラよりも下方で、かつ、第三ローラよりも上方に設けることで、大型化することなく、かつ、洗浄液を効率よく搬送ベルトから除去することができる。
また、前記洗浄部は、前記第三ローラに突き当てるようにして前記搬送ベルトと当接させてもよい。
本発明によれば、洗浄部は、搬送ベルトを第三ローラに突き当てるので、他の部材を配置せずに、搬送ベルトの逃げを規制することができる。これにより、本発明は、洗浄部で、搬送ベルトの付着物をより確実に掻き取り洗浄することができる。
また、前記洗浄部は、前記搬送ベルトを回転して洗浄する洗浄ローラと、前記洗浄ローラよりも前記搬送ベルトの搬送方向下流側にあって、前記搬送ベルトと当接し、前記搬送ベルトに付着した前記洗浄液を吸水する吸水ローラとを有し、前記洗浄ローラは、外周の一部が前記洗浄液槽に貯留された前記洗浄液に浸かっていてもよい。
本発明によれば、洗浄液を常に保持しながら洗浄ローラで洗浄することで洗浄力を向上させることができる。更に、洗浄ローラによって搬送ベルトに付着した洗浄液を、搬送方向下流側にある吸水ローラによって吸水することにより、洗浄液を搬送ベルトから効率的に取り除くことができる。これにより、洗浄力を向上させつつ、洗浄液を取り除くことができる。
また、前記洗浄ユニットは、前記吸水ローラと当接し、前記吸水ローラに付着した前記洗浄液を絞る絞りローラを更に有し、前記絞りローラは、回転軸の軸心が前記洗浄ローラの回転軸の軸心と前記吸水ローラの回転軸の軸心とを通過する直線より前記搬送ベルトと反対側に位置していてもよい。
本発明によれば、絞りローラが吸水ローラから絞った洗浄液を、洗浄液槽に確実に滴下させることができる。
また、前記絞りローラは、回転軸の軸心が前記吸水ローラの回転軸の軸心の鉛直方向の下側より前記搬送ベルト側に位置していてもよい。
本発明によれば、絞りローラが吸水ローラから絞った洗浄液を、洗浄液槽により確実に滴下させることができる。
また、前記洗浄ローラは、前記搬送ベルトの平均搬送速度に応じて回転速度が変化してもよい。
本発明によれば、搬送ベルトが損傷することを抑制することができる。これにより、本実施形態は、洗浄ローラの摩耗を抑制することができる。
本発明に係る記録装置は、小型化することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る洗浄ユニットを有するインクジェットプリンタの概略構成を表す正面図である。 図2は、実施形態に係る洗浄ユニットを有するインクジェットプリンタの概略構成を表す斜視図である。 図3は、実施形態に係る洗浄ユニットの洗浄ローラ、洗浄液槽及び移動機構の概略構成を表す斜視図である。 図4は、実施形態に係る当接位置における洗浄ユニット及び搬送ベルトを拡大した部分拡大図である。 図5は、実施形態に係る離間位置における洗浄ユニット及び搬送ベルトを拡大した部分拡大図である。 図6は、実施形態に係る洗浄ユニットの洗浄ローラ、洗浄液槽及び液面検出機構を拡大した部分拡大図である。 図7は、実施形態に係る洗浄ユニットの他の例を表す部分拡大図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る洗浄ユニットを有するインクジェットプリンタの概略構成を表す正面図である。図2は、実施形態に係る洗浄ユニットを有するインクジェットプリンタの概略構成を表す斜視図である。図3は、実施形態に係る洗浄ユニットの洗浄ローラ、洗浄液槽及び移動機構の概略構成を表す斜視図である。図4は、実施形態に係る当接位置における洗浄ユニット及び搬送ベルトを拡大した部分拡大図である。図5は、実施形態に係る離間位置における洗浄ユニット及び搬送ベルトを拡大した部分拡大図である。図6は、実施形態に係る洗浄ユニットの洗浄ローラ、洗浄液槽及び液面検出機構を拡大した部分拡大図である。
本実施形態に係る洗浄ユニット10は、インクジェット印刷装置(記録装置、以下、インクジェットプリンタという)100を洗浄する。
図1、図2に示すように、インクジェットプリンタ100は、被プリント媒体である対象物にインクを吐出するインクジェットヘッド(記録手段)101と、対象物を第一ローラ103と第二ローラ104と第三ローラ105とに巻回された無端状の搬送ベルト102によって搬送するを含む搬送手段106と、架台110と、コントローラ120と、洗浄ユニット10とを備えている。
対象物は、被印刷媒体(メディア)である。メディアMは、布帛に限らず、紙や板、構造体のような種々の物品であってよい。
インクジェットヘッド101は、メディアMに記録を行う。より詳しくは、インクジェットヘッド101は、搬送ベルト102上のメディアMにインクを吐出する。インクジェットヘッド101は、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)、ホワイト、及びその他の色にそれぞれ対応する複数のノズルを有する。なお、インクジェットヘッド101は、単数でも複数でもよい。
搬送ベルト102は、メディアMを搬送する。搬送ベルト102は、シート材を無端状にして形成される。搬送ベルト102は、幅方向の長さがメディアMの幅方向の長さより長い。搬送ベルト102は、第一ローラ103と第二ローラ104と第三ローラ105とに巻回される。搬送ベルト102は、第一ローラ103と第二ローラ104と第三ローラ105とで、周回方向(搬送方向)Aに回転移動可能に支持される。搬送ベルト102は、第一ローラ103と第二ローラ104との間の搬送部102aにメディアMを載置する。搬送ベルト102は、搬送部102aにメディアMを載置した状態でメディアMを搬送する。搬送部102aは、水平方向に沿った平面に配置されている。
以下の説明では、搬送ベルト102の周回方向Aの上流側を、単に、上流側という。搬送ベルト102の周回方向Aの下流側を、単に、上流側という。
搬送ベルト102は、外周面に粘着剤が塗布されている。搬送ベルト102は、粘着剤でメディアMを仮固定する。
搬送ベルト102は、洗浄ユニット10が当接位置にあるとき、回転移動される。また、搬送ベルト102は、洗浄ユニット10が離間位置にあるとき、回転移動が規制されるように構成してもよい。
印刷条件によっては、洗浄ユニット10が当接位置にない場合であっても、搬送ベルト102を回転移動させることが可能である。
第一ローラ103は、搬送ベルト102を回転移動可能に支持する。第一ローラ103は、円柱状又は円筒状に形成される。第一ローラ103は、回転軸方向の長さが搬送ベルト102の幅方向の長さより長い。
第一ローラ103は、搬送ベルト102の搬送部102aの搬送方向の上流側に位置する。第一ローラ103は、第二ローラ104の上流側かつ第三ローラ105の下流側に配置されている。第一ローラ103は、インクジェットヘッド101より鉛直方向の下側に配置されている。第一ローラ103は、回転軸103aが水平方向に沿った平面に配置されている。
第二ローラ104は、搬送ベルト102を回転移動可能に支持する。第二ローラ104は、円柱状又は円筒状に形成される。第二ローラ104は、回転軸方向の長さが搬送ベルト102の幅方向の長さより長い。
第二ローラ104は、搬送ベルト102の搬送部102aの下流側に位置する。第二ローラ104は、第一ローラ103の下流側かつ第三ローラ105の上流側に配置されている。第二ローラ104は、回転軸104aが第一ローラ103の回転軸103aと鉛直方向において同じ高さに配置されている。第二ローラ104は、回転軸104aが第一ローラ103の回転軸103aと平行な方向に沿って配置されている。
第三ローラ105は、搬送ベルト102を回転移動可能に支持する。第三ローラ105は、円柱状又は円筒状に形成される。第三ローラ105は、回転軸方向の長さが搬送ベルト102の幅方向の長さより長い。
第三ローラ105は、第一ローラ103の上流側かつ第二ローラ104の下流側に配置されている。第三ローラ105は、第一ローラ103及び第二ローラ104より下方に位置している。より詳しくは、第三ローラ105は、回転軸105aが第一ローラ103の回転軸103a及び第二ローラ104の回転軸104aより鉛直方向の下側に配置されている。第三ローラ105は、回転軸105aが第一ローラ103の回転軸103a及び第二ローラ104の回転軸104aと平行な方向に沿って配置されている。
第一ローラ103と第二ローラ104と第三ローラ105とは、図示しない駆動機構で駆動される。駆動機構は、例えば、モータ等を含む。例えば、駆動機構は、第二ローラ104の回転軸104aに連結される。駆動機構は、第二ローラ104の回転軸104aを回転させる。本実施形態では、第二ローラ104の回転軸104aは反時計回りに回転する。このように、第二ローラ104が駆動ローラとなり、第一ローラ103と第三ローラ105とが従動ローラとなる。駆動機構は、第二ローラ104に連結された構成に限定するものではなく、第二ローラ104及び第一ローラ103と第三ローラ105の一方又は両方に連結されてもよいし、第一ローラ103と第二ローラ104と第三ローラ105とに連結されてもよい。
このように構成された搬送手段106により、メディアMは。第一ローラ103と第二ローラ104との間で、第一ローラ103から第二ローラ104に向けて搬送される。
架台110は、ロール状のメディアM、インクジェットプリンタ100の各部材及び各装置を支持する。架台110は、床面に固定される。
コントローラ120は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、以下のプロセスを実行するプログラムを格納したメモリを備える。また、インクジェットプリンタ100の各装置の駆動と停止を制御する駆動回路等も含まれる。なお、コントローラ120における演算処理を行うプログラムは、インクジェットプリンタ100に接続可能な記憶手段、外部のコンピュータ(インターネット空間で構築されるリソース形態を含む)等に格納されている場合がある。下記プロセス等の全ての制御は、当該制御プロセスを実行するプログラムに基づいてコントローラ120により行われる。
コントローラ120は、液面検出機構6から検出結果が入力される。コントローラ120は、入力された検出結果に基づいて、液面検出機構6の開閉弁61に対して制御信号を出力する。
図1ないし図3に示すように、洗浄ユニット10は、搬送ベルト102と搬送ベルト102の幅方向に沿って当接し、搬送ベルト102を洗浄液Wで洗浄する。洗浄ユニット10は、洗浄部1と、洗浄液槽5と、液面検出機構6(図6参照)と、洗浄ユニット10を当接位置と離間位置との間で移動させる移動機構7とを有する。
当接位置とは、図4に示すように、洗浄ローラ2と吸水ローラ3とが、搬送ベルト102と当接する位置である。離間位置とは、図5に示すように、洗浄ローラ2と吸水ローラ3とが、搬送ベルト102から離間する位置である。当接位置と離間位置とを結ぶ水平方向を、接離方向Bという。
洗浄部1は、洗浄ローラ2と吸水ローラ3と絞りローラ4とを有する。洗浄部1は、第一ローラ103の下方かつ第三ローラ105より上方に配置されている。
図1、図2に示すように、洗浄ローラ2は、搬送ベルト102を回転して洗浄する。より詳しくは、洗浄ローラ2は、搬送ベルト102と当接し、搬送ベルト102を洗浄液Wで洗浄する。洗浄ローラ2は、円柱状又は円筒状に形成される。洗浄ローラ2は、回転軸方向の長さが搬送ベルト102の幅方向の長さと同じかより長ければよい。言い換えると、洗浄ローラ2は、搬送ベルト102の幅方向の全面と当接可能な回転軸方向の長さである。洗浄ローラ2は、ブラシ状に形成されている。より詳しくは、洗浄ローラ2は、外周面に径方向の外側に向かってブラシ毛材が植毛されている。
洗浄ローラ2は、第一ローラ103の上流側かつ第三ローラ105の下流側に配置されている。洗浄ローラ2は、回転軸2aが第一ローラ103の回転軸103aと平行な方向に沿って配置されている。洗浄ローラ2は、回転軸2aが第一ローラ103の回転軸103aより下側に配置されている。洗浄ローラ2は、回転軸2aが第一ローラ103の回転軸103aより接離方向Bにおける第三ローラ105側に配置されている。洗浄ローラ2は、回転軸2aが第三ローラ105の回転軸105aより下側に配置されている。洗浄ローラ2は、回転軸2aが第三ローラ105の回転軸105aより接離方向Bにおける第一ローラ103側に配置されている。
図3、図6に示すように、洗浄ローラ2は、下部が洗浄液槽5の洗浄液Wに浸かっている。これにより、洗浄ローラ2には、洗浄液槽5の洗浄液Wが付着する。洗浄ローラ2は、搬送ベルト102から掻き取った付着物等が洗浄液槽5の洗浄液Wで洗浄される。このように、洗浄ローラ2は、下部が洗浄液槽5の洗浄液Wに浸かっていることで、洗浄力を保つ。
なお、搬送ベルト102の表面には、メディアMを搬送ベルト102に一時的に固定させるための粘着剤が塗布されており、搬送ベルト102上の付着物としては、メディアM由来の繊維くずや余剰インク等が挙げられる。
図1、図2に示すように、洗浄ローラ2は、回転軸2aが駆動装置2Mに連結されている。洗浄ローラ2は、回転軸2aが第一ローラ103と第二ローラ104と第三ローラ105と同じ方向に回転する。本実施形態では、洗浄ローラ2は、反時計回りに回転する。
洗浄ローラ2の回転速度は、搬送ベルト102の回転速度に応じて変えてもよい。例えば、搬送ベルト102の平均搬送速度が速い(例えば、印刷のパス数が3パス以下)場合の洗浄ローラ2の回転速度を、搬送ベルト102の平均搬送速度が遅い(例えば、印刷のパス数が4パス以上)場合の洗浄ローラ2の回転速度よりも速くしてもよい。
図4を用いて、当接位置における洗浄ローラ2について説明する。洗浄ローラ2は、搬送ベルト102を、突当部としての第三ローラ105に突き当てる。言い換えると、洗浄ローラ2は、第三ローラ105に向かって搬送ベルト102を押圧する。これにより、洗浄ローラ2は、搬送ベルト102の逃げを規制する。
図5を用いて、離間位置における洗浄ローラ2について説明する。洗浄ローラ2は、搬送ベルト102と接触しないように、搬送ベルト102から離間している。
図1、図2に示すように、駆動装置2Mは、例えば、モータ等を含む。例えば、駆動装置2Mは、洗浄ローラ2の回転軸2aに連結される。駆動装置2Mは、洗浄ローラ2の回転軸2aを回転させる。
吸水ローラ3は、搬送ベルト102と当接し、搬送ベルト102に付着した洗浄液Wを吸水する。吸水ローラ3は、円柱状又は円筒状に形成される。吸水ローラ3は、回転軸方向の長さが搬送ベルト102の幅方向の長さと同じか長ければよい。言い換えると、吸水ローラ3は、搬送ベルト102の幅方向の全面と当接可能な回転軸方向の長さである。吸水ローラ3は、吸水性を有する多孔質材、例えば、スポンジ材で形成されている。
吸水ローラ3は、洗浄ローラ2の下流側かつ第一ローラ103の上流側に配置されている。吸水ローラ3は、回転軸3aが第一ローラ103の回転軸103aと平行な方向に沿って配置されている。吸水ローラ3は、回転軸3aが洗浄ローラ2の回転軸2aより上側に配置されている。吸水ローラ3は、回転軸3aが洗浄ローラ2の回転軸2aより接離方向Bにおける第一ローラ103側に配置されている。吸水ローラ3は、回転軸3aが第一ローラ103の回転軸103aより下側に配置されている。吸水ローラ3は、回転軸3aが第一ローラ103の回転軸103aより接離方向Bにおける第三ローラ105側に配置されている。
吸水ローラ3は、外周の下側が絞りローラ4の外周と当接している。吸水ローラ3は、吸水した洗浄液Wを絞りローラ4で絞られる。これにより、吸水ローラ3は、吸水力を保つ。
吸水ローラ3の鉛直方向の下側には、洗浄液槽5が配置されている。このため、吸水ローラ3から滴下する洗浄液Wは、洗浄液槽5に滴下する。
吸水ローラ3は、当接位置において、搬送ベルト102との摩擦で、搬送ベルト102に従動する。本実施形態では、吸水ローラ3は、時計回りに回転する。
図4を用いて、当接位置における吸水ローラ3について説明する。吸水ローラ3は、搬送ベルト102を水平方向において内側に向かって10mm程度押し込んだ状態で当接する。
図5を用いて、離間位置における吸水ローラ3について説明する。吸水ローラ3は、搬送ベルト102と接触しないように、搬送ベルト102から離間している。
図1、図2に示すように、絞りローラ4は、吸水ローラ3と当接し、吸水ローラ3に付着した洗浄液Wを絞る。絞りローラ4は、円柱状又は円筒状に形成される。絞りローラ4は、回転軸方向の長さが吸水ローラ3の回転軸方向の長さより長い。言い換えると、絞りローラ4は、吸水ローラ3の回転軸方向の全面と当接可能な回転軸方向の長さである。本実施形態では、絞りローラ4の直径は、吸水ローラ3の直径より小さい。絞りローラ4は、剛性を有する材料で形成されている。
絞りローラ4は、洗浄ローラ2の下流側かつ吸水ローラ3の上流側に配置されている。絞りローラ4は、回転軸4aが第一ローラ103の回転軸103aと平行な方向に沿って配置されている。絞りローラ4は、回転軸4aが洗浄ローラ2の回転軸2aより上側に配置されている。絞りローラ4は、回転軸4aが洗浄ローラ2の回転軸2aより接離方向Bにおける第一ローラ103側に配置されている。絞りローラ4は、回転軸4aが吸水ローラ3の回転軸3aより下側に配置されている。絞りローラ4は、回転軸4aが吸水ローラ3の回転軸3aより接離方向Bにおける第三ローラ105側に配置されている。
図4に示すように、絞りローラ4は、回転軸4aの軸心が洗浄ローラ2の回転軸2aの軸心と吸水ローラ3の回転軸3aの軸心とを通過する直線より搬送ベルト102と反対側に位置している。絞りローラ4は、回転軸4aの軸心が吸水ローラ3の回転軸3aの軸心の鉛直方向の下側より搬送ベルト102側に位置している。
絞りローラ4の回転軸4aと洗浄ローラ2の回転軸2aとの距離は、絞りローラ4の半径と洗浄ローラ2の半径との和より大きい。絞りローラ4は、洗浄ローラ2と離間している。
絞りローラ4の回転軸4aと吸水ローラ3の回転軸3aとの距離は、絞りローラ4の半径と吸水ローラ3の半径との和より小さい。これにより、絞りローラ4は、吸水ローラ3の外周を径方向の内側に押圧し収縮させる。絞りローラ4は、吸水ローラ3を収縮させて洗浄液Wを絞る。
絞りローラ4の鉛直方向の下側には、洗浄液槽5が配置されている。このため、絞りローラ4が吸水ローラ3から絞り取った洗浄液Wは、洗浄液槽5に滴下する。
絞りローラ4は、吸水ローラ3との摩擦で、吸水ローラ3に従動する。本実施形態では、絞りローラ4は、反時計回りに回転する。
図4、図5を用いて、当接位置及び離間位置における絞りローラ4について説明する。絞りローラ4は、搬送ベルト102と接触しないように、常に搬送ベルト102と離間している。
このような構成の洗浄ローラ2と吸水ローラ3と絞りローラ4とは、洗浄液槽5に組み付けられている。言い換えると、洗浄ローラ2と吸水ローラ3と絞りローラ4と洗浄液槽5とは、相対的な位置関係を保って固定されている。
図3、図6に示すように、洗浄液槽5は、洗浄部1の少なくとも一部を内在させ、洗浄液Wを貯留するタンクである。洗浄液槽5は、貯留された洗浄液Wに洗浄ローラ2の下部が浸かる。洗浄液槽5は、本体部51と、第一排出管54と、第二排出管55と、供給管56とを有する。
本体部51は、上側が開口した箱状に形成されている。本体部51は、鉛直方向視の長手方向の長さが洗浄ローラ2の回転軸方向の長さよりも長い。本体部51は、鉛直方向視の短手方向の長さが洗浄ローラ2の直径よりも長い。言い換えると、本体部51は、洗浄ローラ2を収容可能な形状、大きさである。本体部51の下部52は、洗浄液Wが常時貯留されている。本体部51の上部53は、下部52から溢れた洗浄液Wが一時的に滞留する。鉛直方向視において、上部53の断面積は、下部52の断面積より広い。
第一排出管54は、本体部51から洗浄液Wを排出する排出管である。第一排出管54は、下部52の下端部に連通されている。第一排出管54は、常時閉塞されている。第一排出管54は、メンテナンス時など、洗浄液Wを洗浄液槽5から完全に排出する際に開放される。
第二排出管55は、本体部51から洗浄液Wを排出する排出管である。第二排出管55は、上部53の下端部に連通されている。第二排出管55は、常時開放されている。第二排出管55は、下部52から溢れた洗浄液Wを洗浄液槽5から排出する。
供給管56は、本体部51に洗浄液Wを供給する供給管である。供給管56は、本体部51の上部53に連通されている。供給管56は、常時洗浄液Wを供給している。
液面検出機構6は、洗浄液槽5の液面の高さを検出する。液面検出機構6は、開閉弁61と、第一センサ62と、第二センサ63とを有する。
開閉弁61は、洗浄液槽5の供給管56に連結されている。開閉弁61は、開閉により、供給管56から洗浄液槽5への洗浄液Wの供給と供給停止とを切り替える。開閉弁61は、コントローラ120からの制御信号で開閉が制御される。開閉弁61は、常時開状態である。言い換えると、洗浄液Wは、開閉弁61及び供給管56を介して洗浄液槽5へ常時供給されている。言い換えると、洗浄液Wは、かけ流し状態である。
第一センサ62は、洗浄液槽5内の洗浄液Wの液面レベルを検出するセンサである。第一センサ62は、例えば、フロートセンサである。第一センサ62は、洗浄液槽5の下部52に配置されている。第一センサ62は、洗浄液Wの液面レベルが洗浄液槽5の下部52の所定高さまで達していることを検出する。第一センサ62は、検出結果をコントローラ120へ出力する。なお、洗浄液Wの液面レベルが洗浄液槽5の下部52の所定高さまで達していない場合、洗浄液Wが足りておらず洗浄ローラ2を浸漬するには不十分であるおそれがある。
第二センサ63は、洗浄液槽5内の洗浄液Wの液面レベルを検出するセンサである。第二センサ63は、例えば、フロートセンサである。第二センサ63は、洗浄液槽5の上部53に配置されている。第二センサ63は、洗浄液Wの液面レベルが洗浄液槽5の上部53の所定高さまで達していることを検出する。第二センサ63は、洗浄液Wが洗浄液槽5の下部52からオーバーフローしていることを検出する。第二センサ63は、検出結果をコントローラ120へ出力する。なお、洗浄液Wの液面レベルが洗浄液槽5の上部53の所定高さまで達している場合、洗浄液Wが洗浄液槽5から溢れてしまうおそれがある。
第一センサ62が洗浄液Wの液面レベルを検出し、かつ、第二センサ63が洗浄液Wの液面レベルを検出しない場合、洗浄液Wの液面レベルは正常である。第一センサ62が洗浄液Wの液面レベルを検出しない場合、または、第二センサ63が洗浄液Wの液面レベルを検出した場合、洗浄液Wの液面レベルは異常である。
移動機構7は、洗浄部1と洗浄液槽5とを支持する。より詳しくは、移動機構7は、洗浄ローラ2と吸水ローラ3と絞りローラ4と洗浄液槽5と液面検出機構6とを、搬送部102a上でのメディアMの搬送方向と平行な接離方向Bに移動させる。より詳しくは、移動機構7は、洗浄ローラ2と吸水ローラ3とを、当接位置と離間位置との間を往復移動させる。移動機構7は、洗浄ローラ2と吸水ローラ3と絞りローラ4と洗浄液槽5とを、相対的な位置関係を保って当接位置と離間位置との間を往復移動させる。
移動機構7は、ガイドレール71と、可動部72と、軸心回りに回転自在に設けられたボールねじ73と、ボールねじ73を軸心回りに回転させる駆動装置7Mとを備える。
ガイドレール71は、接離方向Bに沿って配置されている。ガイドレール71は、洗浄ローラ2と吸水ローラ3と絞りローラ4と洗浄液槽5と液面検出機構6とを接離方向Bに移動自在に支持する。
可動部72は、ガイドレール71に沿って、接離方向Bに可動する。可動部72は、洗浄部1である洗浄ローラ2と吸水ローラ3と絞りローラ4と、液面検出機構6とが一体として組み付けられた洗浄液槽5が載置されている。
ボールねじ73は、可動部72が接続されている。ボールねじ73は、駆動装置7Mで回転する。ボールねじ73の回転で、可動部72が接離方向Bに可動する。
駆動装置7Mは、例えば、モータ等を含む。例えば、駆動装置7Mは、ボールねじ73に連結される。駆動装置7Mは、ボールねじ73を回転させる。
次に、洗浄ユニット10の動作を説明する。
インクジェットプリンタ100の稼動準備状態において、洗浄液Wが、洗浄液槽5の本体部51の下部52に貯留される。洗浄ローラ2は、下部が洗浄液槽5に貯留された洗浄液Wに浸かっている。洗浄ユニット10は、離間位置に位置付けられている。
インクジェットプリンタ100が起動されると、第一センサ62及び第二センサ63は、洗浄液Wの液面レベルの検出を開始する。第一センサ62及び第二センサ63は、検出結果をコントローラ120へ出力する。
インクジェットプリンタ100に印刷開始の操作が入力されると、コントローラ120は、第一センサ62及び第二センサ63からの検出結果に基づいて、各装置を駆動する制御信号を出力する。より詳しくは、コントローラ120は、第一センサ62及び第二センサ63からの検出結果に基づいて、洗浄液Wの液面レベルが正常である場合、移動機構7の駆動装置7Mを駆動させ、洗浄ユニット10を当接位置に位置付ける。
図4を用いて、当接位置における洗浄ユニット10について説明する。洗浄ローラ2は、第三ローラ105に向かって搬送ベルト102を押圧している。これにより、搬送ベルト102は、第三ローラ105で、洗浄ローラ2からの逃げが規制されている。吸水ローラ3は、搬送ベルト102を内側に押し込んだ状態で当接している。
洗浄ユニット10が当接位置に位置付けられると、コントローラ120は、第二ローラ104の駆動機構を駆動させるとともに、洗浄ローラ2の駆動装置2Mを駆動させる。
搬送ベルト102は、周回方向Aに回転移動される。コントローラ120は、搬送ベルト102でメディアMを搬送しながら、インクジェットヘッド101からメディアMにインクを吐出して、メディアMにプリントさせる。
図4に示すように、洗浄ローラ2は、第三ローラ105に向かって搬送ベルト102の幅方向の全面を押圧しながら回転する。搬送ベルト102は、第三ローラ105で、洗浄ローラ2からの逃げが規制される。これにより、搬送ベルト102は、洗浄ローラ2で付着物が掻き取られる。
図3、図6に示すように、洗浄ローラ2は、下部が洗浄液槽5の洗浄液Wに浸かった状態で回転する。これにより、洗浄ローラ2には、洗浄液槽5の洗浄液Wが付着する。洗浄ローラ2は、搬送ベルト102から掻き取った付着物等が洗浄液槽5の洗浄液Wで洗浄される。このようにして、洗浄ローラ2は、洗浄力を保って、搬送ベルト102を洗浄する。
吸水ローラ3は、搬送ベルト102の幅方向の全面と当接する。これにより、搬送ベルト102は、洗浄ローラ2で付着された洗浄液Wが、吸水ローラ3で吸水される。
絞りローラ4は、吸水ローラ3の外周を径方向の内側に押圧し収縮させ、吸水ローラ3に含まれた洗浄液Wを絞る。このようにして、吸水ローラ3は、吸水力を保って、搬送ベルト102に付着した洗浄液Wを吸水する。
絞りローラ4が吸水ローラ3から絞った洗浄液Wは、吸水ローラ3の外周面及び絞りローラ4の外周面に沿って鉛直方向の下側に向かって流れ、洗浄液槽5に滴下する。
このようにして、洗浄ユニット10は、搬送ベルト102を洗浄する。
以上のように、本実施形態によれば、移動機構7で、洗浄部1である洗浄ローラ2と吸水ローラ3と絞りローラ4とを一体として組み付けた洗浄液槽5を、搬送部102a上でのメディアMの搬送方向と平行な接離方向Bに往復移動させることができる。言い換えると、洗浄ユニット10は、一体として、メディアMの搬送方向と平行な接離方向Bに往復移動させることができる。このような構成により、本実施形態は、洗浄ユニット10及びインクジェットプリンタ100を小型化することができる。
本実施形態は、洗浄ユニット10の接離方向BをメディアMの搬送方向と平行な、水平方向に沿った方向とする。言い換えると、本実施形態は、洗浄ユニット10を上下方向に移動させなくてよい。このため、幅方向に広い搬送ベルトに対応して、洗浄ローラ2などを幅方向に広くした場合でも、移動機構7を大型化しなくてもよい。このような構成により、本実施形態は、洗浄ユニット10及びインクジェットプリンタ100を小型化することができる。
本実施形態によれば、洗浄部1を第一ローラ103よりも下方で、かつ、第三ローラ105よりも上方に設けることで、大型化することなく、かつ、洗浄液Wを効率よく搬送ベルト102から除去することができる。
本実施形態によれば、洗浄ユニット10が搬送ベルト102の搬送部102aの上流側に位置する。これにより、本実施形態は、洗浄されて付着物などが除去された搬送ベルト102で、メディアMを搬送することができる。
本実施形態によれば、洗浄ローラ2は、搬送ベルト102を第三ローラ105に突き当て、搬送ベルト102の逃げを規制することができる。これにより、本実施形態は、洗浄ローラ2で、搬送ベルト102の付着物をより確実に掻き取り洗浄することができる。
本実施形態によれば、洗浄液Wを常に保持しながら洗浄ローラ2で洗浄することで洗浄力を向上させることができる。更に、洗浄ローラ2によって搬送ベルト102に付着した洗浄液Wを、下流側にある吸水ローラ3によって吸水することにより、洗浄液Wを搬送ベルト102から効率的に取り除くことができる。これにより、本実施形態は、洗浄力を向上させつつ、洗浄液Wを取り除くことができる。
本実施形態によれば、吸水ローラ3は、搬送ベルト102を水平方向において内側に向かって10mm程度押し込んだ状態で当接する。これにより、吸水ローラ3は、搬送ベルト102と密着し、搬送ベルト102に付着した洗浄液Wをより確実に吸水することができる。
本実施形態によれば、洗浄液槽5の鉛直方向の上側に、吸水ローラ3と絞りローラ4とが配置されている。このため、本実施形態は、絞りローラ4が吸水ローラ3から絞った洗浄液Wを、洗浄液槽5に再び貯留することができる。
本実施形態では、絞りローラ4は、回転軸4aの軸心が洗浄ローラ2の回転軸2aの軸心と吸水ローラ3の回転軸3aの軸心とを通過する直線より搬送ベルト102と反対側に位置している。さらに、絞りローラ4は、回転軸4aの軸心が吸水ローラ3の回転軸3aの軸心の鉛直方向の下側より搬送ベルト102側に位置している。このような構成の本実施形態は、絞りローラ4が吸水ローラ3から絞った洗浄液Wを、洗浄液槽5により確実に滴下させることができる。
本実施形態によれば、洗浄ローラ2の回転速度を搬送ベルト102の回転速度に応じて変化させることで、搬送ベルト102の表面に塗布された粘着剤が磨耗することを抑制することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る洗浄ユニットは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
洗浄ローラ2は、搬送ベルト102を、突当部としての第三ローラ105に突き当てるものとして説明したが、これに限定されない。突当部は、無端状の搬送ベルト102の内周側に配置された、他のローラなどの他の部材であってもよい。
洗浄ユニットは、例えば、図7に示すように構成してもよい。図7は、実施形態に係る洗浄ユニットの他の例を表す部分拡大図である。図7に示す洗浄ユニット10Aは、ワイパー8を有する点で上記の実施形態と異なる。ワイパー8は、搬送ベルト102と当接し、搬送ベルト102に付着している洗浄液Wを除去する。ワイパー8は、洗浄ローラ2の下流側かつ絞りローラ4の上流側に配置されている。ワイパー8は、可撓性を有する板状材で形成されている。ワイパー8の鉛直方向の下側には、洗浄液槽5が配置されている。このため、ワイパー8から滴下する洗浄液Wは、洗浄液槽5に滴下する。このような洗浄ユニット10Aは、搬送ベルト102に付着する洗浄液Wをより確実に除去することができる。
1 洗浄部
2 洗浄ローラ
2a 回転軸
3 吸水ローラ
3a 回転軸
4 絞りローラ
4a 回転軸
5 洗浄液槽
6 液面検出機構
7 移動機構
10 洗浄ユニット
100 インクジェットプリンタ(記録装置)
101 インクジェットヘッド(記録手段)
102 搬送ベルト
103 第一ローラ
103a 回転軸
104 第二ローラ
104a 回転軸
105 第三ローラ
105a 回転軸
106 搬送手段
110 架台
120 コントローラ
A 周回方向(搬送方向)
B 接離方向
M メディア(被印刷媒体)
W 洗浄液

Claims (7)

  1. 被印刷媒体を複数のローラに巻回された無端状の搬送ベルトによって搬送する搬送手段と、
    前記搬送ベルト上の前記被印刷媒体に記録を行う記録手段と、
    前記搬送ベルトを洗浄するための洗浄ユニットとを有する記録装置であって、
    前記洗浄ユニットは、
    前記搬送ベルトと前記搬送ベルトの幅方向に沿って当接し、前記搬送ベルトを洗浄液で洗浄するための洗浄部と、
    前記洗浄部の少なくとも一部を内在させ、前記洗浄液を貯留する洗浄液槽と、
    前記洗浄部と前記洗浄液槽とを支持し、前記洗浄部が前記搬送ベルトと当接する当接位置と前記搬送ベルトから離間する離間位置との間を、水平方向に移動させる移動機構とを有する記録装置。
  2. 前記複数のローラは、少なくとも第一ローラと第二ローラと第三ローラを含んで構成され、
    前記被印刷媒体は、前記第一ローラと前記第二ローラとの間で、前記第一ローラから前記第二ローラに向けて搬送され、
    前記第三ローラは、前記第一ローラ及び前記第二ローラより下方に位置しており、
    前記洗浄部は、前記第一ローラの下方かつ前記第三ローラより上方に配置されている請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記洗浄部は、前記第三ローラに突き当てるようにして前記搬送ベルトと当接する請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記洗浄部は、
    前記搬送ベルトを回転して洗浄する洗浄ローラと、
    前記洗浄ローラよりも前記搬送ベルトの搬送方向下流側にあって、前記搬送ベルトと当接し、前記搬送ベルトに付着した前記洗浄液を吸水する吸水ローラとを有し、
    前記洗浄ローラは、外周の一部が前記洗浄液槽に貯留された前記洗浄液に浸かっている請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記洗浄ユニットは、
    前記吸水ローラと当接し、前記吸水ローラに付着した前記洗浄液を絞る絞りローラを更に有し、
    前記絞りローラは、回転軸の軸心が前記洗浄ローラの回転軸の軸心と前記吸水ローラの回転軸の軸心とを通過する直線より前記搬送ベルトと反対側に位置している請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記絞りローラは、回転軸の軸心が前記吸水ローラの回転軸の軸心の鉛直方向の下側より前記搬送ベルト側に位置している請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記洗浄ローラは、前記搬送ベルトの平均搬送速度に応じて回転速度が変化する請求項4から6のいずれか1項に記載の記録装置。
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