JP4816784B2 - インクジェット記録装置用ベルト搬送機構 - Google Patents

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Description

本発明は、インクを印刷面に噴射することで所望の画像を形成するインクジェット記録装置において印刷媒体を搬送するために用いられるベルト搬送機構に関する。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドに形成されたノズルから噴射させたインクを用紙に付着させることでその上に所望の画像を形成するための装置である。係るインクジェット記録装置において、画像記録媒体としての用紙を搬送するための機構として、2本のベルトローラと、これらのベルトローラに架け渡されたエンドレスの搬送ベルトと、2本のベルトローラの間において搬送ベルトの内周面と対向するように配置された板状の受台とを備えたベルト搬送機構が用いられることがある。
インクジェット記録装置では、ノズルからインクが噴射されない状態が長時間連続すると、インクメニスカスの表面が乾燥してインク噴射不良が生じてしまう。これを防止するには、非印刷時に用紙以外の場所に向けてノズルからインクを強制的に噴射するいわゆるフラッシング動作を定期的に行わなければならない。記録ヘッドが用紙の搬送方向と直交する方向に往復移動するシリアル式インクジェット記録装置の場合、フラッシング動作は、非印刷時に記録ヘッドを用紙搬送経路から外れた位置に移動させてから行われる。一方、記録ヘッドが用紙搬送方向と直交する方向に沿って固定配置されたライン式インクジェット記録装置の場合、フラッシング動作は、搬送ベルトの外周面に形成された凹部内にインクを噴射することによって行われることがある(特許文献1参照)。
また、係るライン式インクジェット記録装置では、記録ヘッドが搬送ベルトと対向した状態でヘッドメンテナンスが行われる。したがって、ヘッドメンテナンスとして、例えばノズルから異物を取り除くためにゴム等から成る可撓性のブレードで記録ヘッド前面(吐出口周囲)を拭き払うという動作が行われる際に、インクが搬送ベルト上に飛散することがある。さらに、用紙のジャム時等に誤動作が生じると、搬送ベルト上にインクが噴射される場合がある。
特開2004−136664号公報
上述のように、搬送ベルトにインクが付着した場合には、インクが搬送ベルトの用紙搬送方向と直交する方向の端部から搬送ベルトの内周面に回り込み、毛管現象により搬送ベルトとベルトローラとの間、及び搬送ベルトと受台との間に濡れ広がる。その結果、搬送ベルトの内周面全体にインクが付着し、搬送ベルトとベルトローラとの間にスリップが生じる。よって、用紙の搬送精度が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、印刷媒体の搬送精度の低下を防止することができるインクジェット記録装置用ベルト搬送機構を提供することである。
本発明のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構は、搬送方向に搬送される印刷媒体に向けて液滴を吐出する記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置において前記記録ヘッドと対向する位置で印刷媒体を前記搬送方向へ搬送するインクジェット記録装置用ベルト搬送機構であって、複数のベルトローラと、複数の前記ベルトローラに架け渡されて印刷媒体を搬送するためのエンドレスの搬送ベルトと前記搬送ベルトの内周面と対向するように配置された前記搬送ベルトの受台とを有しており、前記ベルトローラの外周面に前記ベルトローラの回転軸を取り巻く少なくとも2本の環状の第1溝が形成されており、前記受台の前記搬送ベルトとの対向面に前記搬送ベルトによる前記搬送方向に沿って少なくとも2本の第2溝が前記搬送方向に沿った前記受台の全長にわたって形成されており、前記ベルトローラの端部からの距離が前記第1溝の外側側壁よりも大きい前記第1溝の内側側壁は、前記第1溝の底面よりも高い撥液性を有しており、前記搬送方向と直交する方向に関する前記受台の端部からの距離が前記第2溝の外側側壁よりも大きい前記第2溝の内側側壁は、前記第2溝の底面よりも高い撥液性を有している。
この構成によると、搬送ベルトとベルトローラとの間、及び搬送ベルトと受台との間に浸入したインクの少なくとも一部は、第1溝及び第2溝に流れ込むので、毛管現象によって搬送ベルトとベルトローラとの間、及び搬送ベルトと受台との間にインクが濡れ広がるのを防ぐことができる。したがって、搬送ベルトの内周面全体にインクが付着し、搬送ベルトとベルトローラとの間にスリップが生じるのを防ぐことができる。また、第1溝及び第2溝の内側側壁の高い撥液性により、第1溝及び第2溝に流れ込んだインクが、第1溝及び第2溝の内側側壁を伝って搬送ベルトとベルトローラとの間、及び搬送ベルトと受台との間に浸入するのを効果的に防ぐことができる。その結果、印刷媒体の搬送精度の低下を防ぐことができる。
本発明のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構では、前記第1溝が、前記ベルトローラの幅方向中心位置の両側に少なくとも1本ずつ形成されており、前記第2溝が、前記受台の幅方向中心位置の両側に少なくとも1本ずつ形成されていることが好ましい。
この構成によると、インクが付着しない領域をベルトローラ及び受台の幅方向中心位置の両側に広く確保することが可能となる。したがって、搬送ベルトとベルトローラとの間にスリップが生じるのを効果的に防ぐことができる。
本発明のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構は、前記第1溝が、それぞれ前記第2溝と同一直線上に位置し、前記搬送ベルトの内周面において前記第1溝及び第2溝に対向する位置にそれぞれ前記搬送方向に延在した環状の突起が形成されていることが好ましい。
この構成によると、搬送ベルトの内周面の第1溝及び第2溝と対向する部分を伝って搬送ベルトとベルトローラとの間、及び搬送ベルトと受台との間にインクが濡れ広がるのを防ぐことができる。また、搬送ベルトの印画紙搬送方向に関する両端部からその内周面に浸入し、毛管現象によって搬送ベルトとベルトローラとの間、及び搬送ベルトと受台との間に濡れ広がるインクの動きを突起によって搬送ベルトの内周面と直交する方向(重力方向)に変換することができる。したがって、第1溝及び第2溝内にインクが流入しやすくなる。
本発明のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構では、前記突起が前記第1溝及び前記第2溝の両側壁と接触しないように形成されていることが好ましい。
この構成によると、突起を乗り越えて搬送ベルトとベルトローラとの間、及び搬送ベルトと受台との間にインクが濡れ広がるのを防ぐことができる。
本発明のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構では、前記受台の前記搬送ベルトとの対向面に対して、撥液処理が施されていることが好ましい。
本発明のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構は、前記搬送ベルトの内周面に対して、撥液処理が施されていることが好ましい。
これらの構成によると、前記受台の前記搬送ベルトとの対向面または搬送ベルトの内周面が有する撥液作用によって、搬送ベルトと受台及び/または搬送ベルトとベルトローラとの間にインクが侵入しにくくなると同時に、搬送ベルトと受台及び/または搬送ベルトとベルトローラとの間に侵入したインクが濡れ広がりにくくなる。
本発明のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構は、前記突起の表面が、前記搬送ベルトの内周面における前記受台との対向面よりも高い撥液性を有することが好ましい。
1の実施の形態に係るベルト搬送機構を含むインクジェットプリンタの概略図である。 図1のベルト搬送機構の上面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 2の実施の形態に係るインクジェットプリンタに含まれるベルト搬送機構の上面図である。 図1のベルト搬送機構の第1の変形例であり、ベルト搬送機構の上面図である。 図5のVI-VI線に沿う断面図である。 図1のベルト搬送機構の第2の変形例であり、ベルト搬送機構の上面図である。 図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1実施の形態に係るベルト搬送機構を含むインクジェットプリンタの概略図である。図1に示すインクジェットプリンタ1は、4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。このプリンタ1には、図中左方に給紙部11が、図中右方に排紙部12が、それぞれ構成されている。
インクジェットプリンタ1内部には、給紙部11から排紙部12に向かって流れる用紙搬送経路が形成されている。給紙部11のすぐ下流側には、画像記録媒体たる用紙を挟持搬送する一対の送りローラ5が配置されている。一対の送りローラ5によって用紙は図中左方から右方へ送られる。
用紙搬送経路の中間部には、2つのベルトローラ21、22と、両ローラ21、22間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト23と、搬送ベルト23によって囲まれた領域内におけるインクジェットヘッド2と対向する位置に配置された板状(搬送ベルト23と同程度の幅を有している)の受台24とからなるベルト搬送機構20が設けられている。受台24は、その上面が上側にある搬送ベルト23の内周面と近接するように配置されている。搬送ベルト23の外周面(搬送面)にはシリコーン処理が施されており、一対の送りローラ5によって搬送されてくる用紙を、搬送ベルト23の搬送面にその粘着力により保持させながら、一方のベルトローラ21の図中時計回りへの回転駆動(
矢印A)によって下流側(右方)に向けて搬送できるようになっている。
ここで、図2及び図3を参照しつつ、ベルト搬送機構20の構成について詳細に説明する。図2は、ベルト搬送機構20の上面図である。ただし、図2においては、ベルトローラ21、22及び受台24の上面を示すために搬送ベルト23は周縁のみを点線で示している。図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。
図2に示すように、ベルトローラ21は、シャフト21aと、搬送ベルト23に搬送力を付与する搬送ローラ21bと、搬送ベルト23による用紙の搬送方向(以降、単に「搬送方向」と称する)と直交する方向に対する搬送ベルト23の位置を規制するための2つの規制ローラ21cとを有している。
搬送ローラ21b及び規制ローラ21cはいずれもシャフト21aに固定されており、シャフト21aは図示しない駆動機構によって回転駆動される。したがって、搬送ローラ21bは、シャフト21aと一体となって回転することで搬送ベルト23に搬送力を付与することができる。
2つの規制ローラ21cは、シャフト21aの長手方向(搬送方向と直交する方向)に沿う長さが互いに等しく、搬送ローラ21bの長手方向両端部との間に所定の間隔の隙間が形成されるようにそれぞれ配置されている。つまり、ベルトローラ21には、搬送ローラ21bと2つの規制ローラ21cとの間にそれぞれ第1溝21dが形成されている。詳細には、ベルトローラ21の幅方向(回転方向と直交する方向)中心位置の両側には、それぞれ1本ずつ第1溝21dが形成される。
さらに、規制ローラ21cは、シャフト21aの長手方向に関して内側(搬送ローラ21bと対向する側)が搬送ローラ21bが有する径と実質的に同一な径を有し、且つ外側が搬送ローラ21bが有する径よりも大きな径を有するように形成されている。このような形状により、規制ローラ21cは搬送ベルト23の位置を規制することができる。
そして、第1溝21d内には、例えばフェルト等からなっており、第1溝21d内のインクを吸収可能である第1インク吸収体31が、それぞれ1つずつ固定されている。第1インク吸収体31は、環状である。つまり、第1インク吸収体31は、第1溝21dの周方向全長にわたって配置されている。したがって、多量のインクを吸収可能である。
ベルトローラ22は、ベルトローラ21とほぼ同様の構成であるが、ベルトローラ22のシャフト22aは駆動機構によって駆動されない。ベルトローラ22は、ベルトローラ21によって搬送される搬送ベルト23に伴って従動回転する。ベルトローラ22のその他の構成はベルトローラ21と同様であるので、詳細な説明は省略する。
受台24の上面には、搬送方向に沿って2本の第2溝24dが搬送方向に沿った全長にわたって形成されている。詳細には、受台24の幅方向(搬送方向と直交する方向)中心位置の両側にそれぞれ1本ずつ第2溝24dが形成される。
そして、第2溝24d内には、例えばフェルト等からなっており、第2溝24d内のインクを吸収可能である第2インク吸収体34が、それぞれ1つずつ固定されている。第2インク吸収体34は、第2溝24dの長手方向全長にわたって配置されている。したがって、多量のインクを吸収することができる。
なお、図2に示すように、ベルトローラ21、22にそれぞれ形成された2本の第1溝21d、22dと、受台24に形成された2本の第2溝24dとはいずれも同一直線上に位置する。
ここで、各溝21d、22d、24dは、搬送ベルト23の幅に拘らず、ベルトローラ21、22、及び受台24における搬送ベルト23の幅方向両端部から5〜10mm内側の部分と対向する位置に形成されることが好ましい。
また、図3に示すように、受台24に形成された第2溝24d内の第2インク吸収体34は、第2溝24dの両側壁と接触しないように配置されている。なお、同様に、ベルトローラ21、22に形成された第1溝21d、22d内の第1インク吸収体31、32についても、第1溝21d、22dの両側壁と接触しないようにそれぞれ配置されている。
そして、図3に示すように、搬送ベルト23の内周面において受台24に形成された第2溝24dに対向する位置に、それぞれ搬送方向に延在した環状の突起23aが形成されている。つまり、突起23aは、搬送ベルト23の内周面における各溝21d、22d、24dに対向する位置に形成されている。また、突起23aは、各溝21d、22d、24dの両側壁と接触しないと共に、その頂点が各溝21d、22d、24d内に配置された第1インク吸収体及び第2インク吸収体31、32、34とそれぞれ接触するように形成されている。
さらに、搬送ベルト23の内周面に形成された突起23aの表面には、搬送ベルト23の受台24との対向面が有する撥液性と比べて高い撥液性を有する高撥液膜23bが形成されている。これにより、突起23aに付着したインクは、高撥液膜23bの撥液作用により、各溝21d、22d、24d内に落下しやすくなる。
ここで、高撥液膜23bの撥液性について説明する。本実施の形態においては、高撥液膜23b上に載置されたインク滴の接触角(インク側から見た膜表面とインクとのなす角)が70°以上であることが好ましい。接触角が180°に近い場合は、膜表面がインクをはじいてインク滴がほぼ球状になっている状態である。一方、接触角が0°に近い場合には、インクが膜表面上に濡れ広がっている状態である。したがって、接触角が大きいほど膜表面の撥液性が高く、接触角が小さいほど膜表面の親液性が高いと評価することができる。
図1に戻って、ベルトローラ21の用紙搬送経路を挟んだ反対側には押さえ部材9が配置されている。押さえ部材9は、搬送ベルト23上の用紙が搬送面から浮かないように、搬送ベルト23の搬送面に用紙を押し付けて搬送面上に確実に粘着させるためのものである。
搬送ベルト23の図中右方には剥離機構10が設けられている。剥離機構10は、搬送ベルト23の搬送面に粘着されている用紙を搬送面から剥離して、右方の排紙部12へ向けて送るように構成されている。
4つのインクジェットヘッド2は、その下端にヘッド本体18(圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室内のインクに圧力を与えるアクチュエータユニットとが貼り合わされたものである)を有している。ヘッド本体18は、それぞれが矩形断面を有しており、その長手方向が搬送方向に垂直な方向(図1の紙面垂直方向)となるように互いに近接配置されている。つまり、このプリンタ1は、ライン式プリンタである。4つのヘッド本体18の各底面は用紙搬送経路に対向しており、これら底面には微小径を有する多数のインク吐出口(ノズル)が設けられている。4つのヘッド本体18からは、それぞれマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックのインクが吐出される。
ヘッド本体18は、その下面と搬送ベルト23の搬送面との間に少量の隙間が形成されるように配置されており、この隙間部分に用紙搬送経路が形成されている。この構成で、搬送ベルト23上を搬送される用紙が4つのヘッド本体18のすぐ下方側を順に通過する際、この用紙の上面(印刷面)に向けてノズルから各色のインクが噴射されることで、用紙上に所望のカラー画像を形成できるようになっている。
インクジェットプリンタ1は、インクジェットヘッド2に対するメンテナンスを自動的に行うためのメンテナンスユニット17を備えている。このメンテナンスユニット17には、キャップ17a、ワイプローラ17b、ブレード17cなどが設けられている。
キャップ17aは、4つのヘッド本体18の底面を覆ってノズルの乾燥を防止するためのものである。また、キャップ17aは吸引ポンプ等に接続されており、メンテナンス時に、粉塵や気泡混じりのインク、増粘インク等をノズル内から強制的に排出させることができる。
ワイプローラ17b及びブレード17cは、メンテナンス時にヘッド本体18の底面に付着したインクを清掃するためのものである。より詳細には、ワイプローラ17bは、例えばポリウレタン等の多孔性材料からなるローラであり、ヘッド本体18の底面に付着したインクを吸収することができる。また、ブレード17cは、例えばゴム等の可撓性材料からなり、ヘッド本体18の底面に付着したインクをヘッド本体18を傷つけることなく拭き払うことができる。
メンテナンスユニット17は、インクジェットプリンタ1で印刷が行われているときには、給紙部11の直下方の位置(退避位置)に位置している。そして、印刷終了後に所定の条件が満たされたとき(例えば、印刷動作が行われない状態が所定の時間だけ継続したときや、インクジェットプリンタ1の電源OFF操作がされたとき)は、4つのヘッド本体18の直ぐ下方の位置(キャップ位置)に移動する。
また、ベルト搬送機構20は、中心から外れた位置に取り付けられた軸14と、その回動に伴って回動する円筒部材15とを含む昇降機構によって支持されている。メンテナンスユニット17が前述の退避位置とキャップ位置との間で移動する際、昇降機構は、ベルト搬送機構20を図1に示す位置から適宜の距離だけ下降させ、メンテナンスユニット17の移動のためのスペースを確保する構成になっている。
以上のように、本実施の形態のインクジェットプリンタ1に含まれるベルト搬送機構20では、ベルトローラ21、22には回転軸と取り巻く2本の環状の第1溝21d、22dがそれぞれ形成されており、受台24の上面には搬送方向に沿って2本の第2溝24dが搬送方向に沿った全長にわたって形成されている。したがって、搬送ベルト23とベルトローラ21、22との間、及び搬送ベルト23と受台24との間に浸入したインクの少なくとも一部は、各溝21d、22d、24dに流れ込むので、毛管現象によって搬送ベルト23とベルトローラ21、22との間、及び搬送ベルト23と受台24との間にインクが各溝21d、22d、24dを越え、ベルトローラ21、22及び受台24の幅方向中心方向へ濡れ広がるのを防ぐことができる。したがって、搬送ベルト23の内周面全体にインクが付着し、搬送ベルト23とベルトローラ21、22との間にスリップが生じるのを防ぐことができる。その結果、用紙の搬送精度の低下を長期にわたり防ぐことができる。
また、本実施の形態のベルト搬送機構20では、2本の第1溝21d(22d)が、ベルトローラ21(22)の幅方向中心位置の両側にそれぞれ1本ずつ形成されており、2本の第2溝24dが、受台24の幅方向中心位置の両側にそれぞれ1本ずつ形成されている。したがって、インクが付着しない領域をベルトローラ21、22及び受台24の幅方向中心位置の両側に広く確保することが可能となる。よって、搬送ベルト23とベルトローラ21、22との間にスリップが生じるのを効果的に防ぐことができる。
さらに、本実施の形態のベルト搬送機構20では、ベルトローラ21、22にそれぞれ形成された2本の第1溝21d、22dと、受台24に形成された2本の第2溝24dとはいずれも同一直線状に位置しており、搬送ベルト23の内周面における各溝21d、22d、24dに対向する位置に突起23aが形成されている。したがって、搬送ベルト23の内周面の各溝21d、22d、24dと対向する部分を伝って搬送ベルト23とベルトローラ21、22との間、及び搬送ベルト23と受台24との間にインクが濡れ広がるのを防ぐことができる。また、搬送ベルト23の搬送方向に関する両端部からその内周面に浸入し、毛管現象によって搬送ベルト23とベルトローラ21、22との間、及び搬送ベルト23と受台24との間に濡れ広がるインクの動きを突起23aによって搬送ベルト23の内周面と直交する方向(重力方向)に変換することができる。よって、各溝21d、22d、24d内にインクが流入しやすくなる。
加えて、本実施の形態のベルト搬送機構20では、突起23aは、各溝21d、22d、24dの両側壁と接触しないように形成されている。したがって、突起23aを乗り越えて搬送ベルト23とベルトローラ21、22との間、及び搬送ベルト23と受台24との間にインクが濡れ広がるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態のベルト搬送機構20では、第1溝21d、22d内に、第1溝21d、22d内のインクを吸収可能な第1インク吸収体31、32が第1溝21d、22dの両側側壁と接触しないように固定されており、第2溝24d内に、第2溝24d内のインクを吸収可能な第2インク吸収体34が第2溝24dの両側側壁と接触しないように固定されている。したがって、各溝21d、22d、24dに流れ込んだインクが第1インク吸収体及び第2インク吸収体31、32、34に吸収される。よって、インクが各溝21d、22d、24dの両側壁のうちベルトローラ21、22または受台24の幅方向両端部からの距離が外側側壁よりも大きい内側側壁を伝って搬送ベルト23とベルトロー
ラ21、22との間、及び搬送ベルト23と受台24との間に浸入するのを防ぐと共に、各溝21d、22d、24dの外側側壁を伝って搬送ベルト23とローラ21、22との間、及び搬送ベルト23と受台24との間に逆流するのを防ぐことができる。
さらに、本実施の形態のベルト搬送機構20では、突起23aは、その頂点が各21d、22d、24d内に配置された第1インク吸収体及び第2インク吸収体31、32、34と接触するように形成されている。したがって、突起23aに付着したインクが、突起23aを乗り越えることなく各インク吸収体31、32、34に吸収される。よって、突起23aを乗り越えて搬送ベルト23とベルトローラ21、22との間、及び搬送ベルト23と受台24との間にインクが濡れ広がるのを確実に防ぐことができる。
次に、第2の実施の形態について、図4を参照しつつ説明する。図4は、第2の実施の形態に係るインクジェットプリンタに備えられたベルト搬送機構の上面図である。ただし、ベルトローラ及び受台の上面を示すために搬送ベルトは周縁のみを点線で示している。
2の実施の形態に係るインクジェットプリンタの構成が、第1の実施の形態のインクジェットプリンタ1の構成と主に異なる点は、インクジェットプリンタ1に備えられているベルト搬送機構20のベルトローラ21、22にそれぞれ2つずつ形成されている第1溝21d、22d内のインクを吸収可能な第1インク吸収体31、32は、第1溝21d、22d内に固定されているのに対して、本実施の形態のインクジェットプリンタに備えられているベルト搬送機構120のベルトローラ121、122にそれぞれ2つずつ形成されている第1溝121d、122d内のインクを吸収可能な第1インク吸収体131、132は、図4に示すように、第1溝121d、122d外に固定されている。その他の構成については、図1に示すインクジェットプリンタ1とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。
ベルト搬送機構120は、その外周面において回転軸を取り巻くように2本の環状の第1溝121d、122dがそれぞれ形成されたベルトローラ121、122と、ベルトローラ121、122に架け渡されたエンドレスの搬送ベルト123と、搬送ベルト123の内周面と近接しつつ対向するように配置されており、その上面に搬送方向に沿って2本の第2溝124dが搬送方向に沿った全長にわたって形成された板状の受台124とを有している。なお、2本の第1溝及び第2溝121d、122d、124dは、いずれも同一直線上に位置する。
さらに、ベルト搬送機構120には、第1溝121d、122d外に固定されると共に、第1溝121d、122dの両側側壁と接触しないように配置されており、第1溝121d、122d内のインクを吸収可能な第1インク吸収体131、132と、第2溝124d内に固定されると共に、第2溝124dの両側側壁と接触しないように配置されており、第2溝124d内のインクを吸収可能な第2インク吸収体134とを備えている。
なお、図示していないが、搬送ベルト123の内周面における各溝121d、122d、124dに対向する位置において、各溝121d、122d、124dの両側側壁と接触しないように突起が形成されている。
以上のように、本実施の形態のベルト搬送機構120は、第1の実施の形態のベルト搬送機構20と同様に、用紙の搬送精度の低下を防止することができる。
また、本実施の形態のベルト搬送機構120では、第1インク吸収体131、132が第1溝121d、122d外に固定されている。よって、第1インク吸収体131、132が、ベルトローラ121、122の回転に伴って動くことがない。したがって、第1溝121d、122dに流れ込み、第1インク吸収体131、132に吸収されたインクが、ベルトローラ121、122の回転によって生じる遠心力で飛散し、搬送ベルト123とベルトローラ121、122との間に侵入するのを防ぐことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。
例えば、第1の実施の形態の第1の変形例を、図5及び図6に示す。図5は、本変形例に係るインクジェットプリンタに備えられたベルト搬送機構の上面図である。ただし、ベルトローラ及び受台の上面を示すために搬送ベルトは周縁のみを点線で示している。図6は、図5のVI-VI線に沿う断面図である。
図5に示すように、ベルトローラ221、222に形成された2本の第1溝221d、222d内に固定された第1インク吸収体231、232、及び受台224に形成された2本の第2溝224d内に固定された第2インク吸収体234は、第1溝及び第2溝の外側側壁とそれぞれ接触している。
さらに、図6に示すように、第2インク吸収体234の両側面のうち第2溝224dの外側側壁と接触していない方の側面は、搬送ベルト223に形成された突起223aに接触している。なお、図示はしないが、第1インク吸収体231、232についても同様に、第1溝221d、222dの外側側壁と接触していない方の側面は、突起223aに接触している。
上述のような構成により、本変形例に係るベルト搬送機構220は、第1の実施の形態のベルト搬送機構20と同様に、第2溝224dに流れ込んだインクが第2溝224dの内側側壁を伝って搬送ベルト223と受台224との間に浸入するのを防ぐことができる。また、第1溝に流れ込んだインクが第1溝の内側側壁を伝って搬送ベルト223とベルトローラ221、222との間に浸入するのを防ぐことができる。
なお、上述の第1の実施の形態の第1の変形例では、図5に示すように、第1インク吸収体231、232が第1溝221d、222d内に固定されている場合について説明したが、これに限らず、第1インク吸収体231、232は第1溝221d、222d外に固定されていてもよい。
次に、第1の実施の形態の第2の変形例を、図7及び図8に示す。図7は、本変形例に係るインクジェットプリンタに備えられたベルト搬送機構の上面図である。ただし、ベルトローラ及び受台の上面を示すために搬送ベルトは周縁のみを点線で示している。図8は、図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。
図7及び図8に示すように、受台324の搬送ベルト323との対向面(上面)、及び第2溝324dの両側壁には、高い撥液性を有する高撥液膜324eが形成されている。同様に、ベルトローラ321、322の外周面、及び第1溝321d、322dの両側壁には、高い撥液性を有する高撥液膜321e、322eが形成されている。さらに、図8に示すように、搬送ベルト323の内周面には、高い撥液性を有する高撥液膜323eが形成されている。
また、図7及び図8に示すように、受台324の第2溝324dの底面には、高い親液性を有する高親液膜324fが形成されている。さらに、図7に示すように、ベルトローラ321、322の第1溝321d、322dの底面には、高い親液性を有する高親液膜321f、322fがそれぞれ形成されている。
なお、高撥液膜324e、321e、322e、323eはいずれも接触角が70°以上であることが好ましい。また、高親液膜324f、321f、322fはいずれも接触角が30°以下であることが好ましい。
これにより、本変形例では、受台324の搬送ベルト323との対向面、第2溝324dの両側壁、ベルトローラ321、322の外周面、第1溝321d、322dの両側壁、及び搬送ベルト323の内周面は、各溝321d、322d、324dの底面よりも高い撥液性を有する。
上述のような構成により、本変形例に係るベルト搬送機構320は、第1の実施の形態のベルト搬送機構20と同様に、用紙の搬送精度の低下を防止することができる。
また、本変形例に係るベルト搬送機構320では、ベルトローラ321、322及び受台324に形成された高撥液膜321e、322e、324eの撥液作用と、高親液膜321f、322f、324fの親液作用とにより、各溝321d、322d、324dに流れ込んだインクが、各溝321d、322d、324dの内側側壁を伝って搬送ベルト323とベルトローラ321、322との間、及び搬送ベルト323と受台324との間に浸入するのを効果的に防ぐことができる。さらに、搬送ベルト323と受台324との間、及び搬送ベルト323とベルトローラ321、322との間にインクが侵入しにくくなると同時に、搬送ベルト323と受台324との間、及び搬送ベルト323とベルトローラ321、322との間に侵入したインクが濡れ広がりにくくなる。
なお、上述の第1の実施の形態の第2の変形例では、図7及び図8に示すように、各溝321d、322d、324d内のインクを吸収するインク吸収体、及び搬送ベルト323に形成される突起を備えていない場合について説明したが、これに限らず、インク吸収体及び/または突起を備えていてもよい。
また、上述の第1の実施の形態の第2の変形例では、ベルトローラ321、322の外周面及び第1溝321d、322dの両側壁と、受台324の上面及び第2溝324dの両側壁と、搬送ベルト323の内周面とに高撥液膜321e、322e、324e、323eをそれぞれ形成し、各溝321d、322d、324dの底面に高親液膜321f、322f、324fを形成する場合について説明したが、これには限られない。第1溝321d、322dの内側側壁が有する撥液性が、第1溝321d、322dの底面が有する撥液性よりも高く、第2溝324dの内側側壁が有する撥液性が、第2溝324dの底面が有する撥液性よりも高ければよい。したがって、例えば、各溝321d、322d、324dの内側側壁のみに高撥液膜を形成するようにしてもよいし、各溝321d、322d、324dの底面のみに高親液膜を形成するようにしてもよい。
また、上述の第1の実施の形態、及び第1の実施の形態の第1の変形例では、第1溝内に、第1溝の周方向全長にわたって配置される第1インク吸収体が、それぞれ1つずつ設けられており、第2溝内に、第2溝の長手方向全長にわたって配置される第2インク吸収体が、それぞれ1つずつ設けられている場合について説明したがこれには限られない。各第1溝内に、第1溝の周方向に沿って互いに離隔した複数の第1インク吸収体が設けられており、各第2溝内に、第2溝の長手方向に沿って互いに離隔した複数の第2インク吸収体が設けられていてもよい。
さらに、上述の第1の実施の形態、第2の実施の形態、及び第1の実施の形態の第1の変形例では、ベルトローラ及び受台に、第1溝及び第2溝が互いに同一直線上に位置するように形成されており、各溝内のインクを吸収可能な第1インク吸収体及び第2インク吸収体が設けられていると共に、搬送ベルトの内周面の各溝に対向する位置にそれぞれ突起が形成されている場合について説明したが、これには限られない。例えば、第1インク吸収体及び第2インク吸収体が設けられておらず、搬送ベルトの突起のみが設けられていてもよい。逆に、搬送ベルトの突起が設けられておらず、第1インク吸収体及び第2インク吸収体のみが設けられていてもよい。また、第1インク吸収体及び第2インク吸収体と、搬送ベルトの突起との両方が設けられていなくてもよい。なお、搬送ベルトの内周面に突起が形成されていない場合には、第1溝と第2溝とが同一直線上に位置していなくてもよい。
さらに、上述の第1の実施の形態、第2の実施の形態、及び第1の実施の形態の第1の変形例では、突起の表面に高撥液膜が形成されている場合について説明したが、高撥液膜は形成されていなくてもよい。
加えて、上述の第1の実施の形態、第2の実施の形態、及び第1の実施の形態の第1の変形例では、第1インク吸収体及び第2インク吸収体が、各溝において突起と接触している場合について説明したが、第1インク吸収体及び第2インク吸収体は突起と接触していなくてもよい。
また、上述の第1の実施の形態、第2の実施の形態、第1の実施の形態の第1の変形例、及び第2の変形例では、各ベルトローラが、シャフト、搬送ローラ、及び2つの規制ローラから構成されており、搬送ローラと規制ローラとの間の隙間が第1溝となる場合について説明したが、これには限られない。例えば、搬送ローラと規制ローラとが当接しており、切削加工等によって、搬送ローラの外周面に第1溝を形成するようにしてもよい。また、ベルトローラが1つの部材で構成されており、その外周面に第1溝を形成するようにしてもよい。
また、上述の第1の実施の形態、第2の実施の形態、及び第1の実施の形態の第1の変形例では、高撥液膜を形成することによって、搬送ベルトに形成された突起の表面に高い撥液性をもたらす場合について説明した。また、第1の実施の形態の第2の変形例では、高撥液膜を形成することによって、ベルトローラの外周面、第1溝の両側壁、受台の上面、第2溝の両側壁、及び搬送ベルトの内周面に高い撥液性もたらし、高親液膜を形成することによって、各溝の底面に高い親液性をもたらす場合について説明したが、撥液性及び親液性をもたらす方法はこれには限られない。例えば、表面粗さが小さいほど撥液性が高く、表面粗さが大きいほど親液性が高くなることを利用し、表面粗さを変化させることによって、撥液性及び親液性をもたらすようにしてもよい。
1 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
20、120、220、320 ベルト搬送機構
21、121、221、321 ベルトローラ
22、122、222、322 ベルトローラ
21d、121d、221d、321d 第1溝
22d、122d、222d、322d 第1溝
23、123、223、323 搬送ベルト
23a、123a、223a 突起
24、124、224、324 受台
24d、124d、224d、324d 第2溝
31、131、231、331 第1インク吸収体
32、132、232、332 第1インク吸収体
34、134、234、334 第2インク吸収体
321e、322e、324e 高撥液膜

Claims (7)

  1. 搬送方向に搬送される印刷媒体に向けて液滴を吐出する記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置において前記記録ヘッドと対向する位置で印刷媒体を前記搬送方向へ搬送するインクジェット記録装置用ベルト搬送機構であって、
    複数のベルトローラと、
    複数の前記ベルトローラに架け渡されて印刷媒体を搬送するためのエンドレスの搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの内周面と対向するように配置された前記搬送ベルトの受台とを有しており、
    前記ベルトローラの外周面に前記ベルトローラの回転軸を取り巻く少なくとも2本の環状の第1溝が形成されており、
    前記受台の前記搬送ベルトとの対向面に前記搬送ベルトによる前記搬送方向に沿って少なくとも2本の第2溝が前記搬送方向に沿った前記受台の全長にわたって形成されており、
    前記ベルトローラの端部からの距離が前記第1溝の外側側壁よりも大きい前記第1溝の内側側壁は、前記第1溝の底面よりも高い撥液性を有しており、
    前記搬送方向と直交する方向に関する前記受台の端部からの距離が前記第2溝の外側側壁よりも大きい前記第2溝の内側側壁は、前記第2溝の底面よりも高い撥液性を有していることを特徴とするインクジェット記録装置用ベルト搬送機構。
  2. 前記第1溝が、前記ベルトローラの幅方向中心位置の両側に少なくとも1本ずつ形成されており、前記第2溝が、前記受台の幅方向中心位置の両側に少なくとも1本ずつ形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構。
  3. 前記第1溝が、それぞれ前記第2溝と同一直線上に位置し、
    前記搬送ベルトの内周面において前記第1溝及び第2溝に対向する位置にそれぞれ前記搬送方向に延在した環状の突起が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構。
  4. 前記突起が前記第1溝及び前記第2溝の両側壁と接触しないように形成されていることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構。
  5. 前記受台の前記搬送ベルトとの対向面に対して、撥液処理が施されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構。
  6. 前記搬送ベルトの内周面に対して、撥液処理が施されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構。
  7. 前記突起の表面が、前記搬送ベルトの内周面における前記受台との対向面よりも高い撥液性を有することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置用ベルト搬送機構。
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