JP2017072023A - 床 - Google Patents

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Abstract

【課題】 幕板の見付寸法が大きくなく使い勝手のよい床の提供。【解決手段】 床材1,1,…と、床材1,1,…を支持する大引き2a,2b,2cと、上幕板部5と下幕板部6とを備え、上幕板部5は床材1,1,…を隠しており、下幕板部6は上幕板部5よりも下方で且つ上幕板部5よりも奥側に配置されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅の庭等に設置されるデッキ等の床に関する。
住宅の庭等に設置されるデッキは、床材の周囲を囲むように幕板を取付けてある。従来のものは、例えば非特許文献1に示すように、幕板(桁)が床材から大引きの側面に渡る幅広のものとなっており、例えば床に腰掛けたときに幕板の下部が足に当たるなど使い勝手が悪かったことから、幕板の見付寸法が大きくなく使い勝手のよいものが求められていた。
三協立山株式会社 三協アルミ社発行のカタログ「ウォールエクステリアカタログ」(カタログNo.STW0309A TS.14.04−975)、2014年4月、p.562
本発明は以上に述べた実情に鑑み、幕板の見付寸法が大きくなく使い勝手のよい床の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による床は、床材と、床材を支持する大引きと、上幕板部と下幕板部とを備え、上幕板部は床材を隠しており、下幕板部は上幕板部よりも下方で且つ上幕板部よりも奥側に配置されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明による床は、床材と、床材を支持する大引きと、上幕板部と下幕板部とを備え、上幕板部は床材と大引きの一部を隠しており、下幕板部は上幕板部よりも下方で且つ上幕板部よりも奥側に配置され、下記a,b,cの何れかを隠していることを特徴とする。
a.大引きの残部
b.大引きの残部と梁
c.大引きの残部と束柱の上端部
請求項3記載の発明による床は、床材と、床材を支持する大引きと、上幕板部と下幕板部とを備え、上幕板部は床材と大引きの全部を隠しており、下幕板部は上幕板部よりも下方で且つ上幕板部よりも奥側に配置され、下記イ,ロの何れかを隠していることを特徴とする。
イ.束柱の上端部
ロ.梁
請求項4記載の発明による床は、請求項1,2又は3記載の発明の構成に加え、上幕板部の奥側に照明具を有し、照明具により下幕板部を照らすことを特徴とする。
請求項1記載の発明による床は、幕板を上幕板部と下幕板部とに分割し、上幕板部で床材を隠し、下幕板部を上幕板部よりも下方で且つ上幕板部よりも奥側に配置したので、目につきやすい上幕板部の見付寸法を小さくでき、意匠性が良いと共に、床に腰掛けたときに上幕板部の下に足が入るので違和感なく腰掛けられるなど、使い勝手も良い。
請求項2記載の発明による床は、幕板を上幕板部と下幕板部とに分割し、上幕板部で床材と大引きの一部を隠し、下幕板部を上幕板部よりも下方で且つ上幕板部よりも奥側に配置し、「a.大引きの残部」、「b.大引きの残部と梁」、「c.大引きの残部と束柱の上端部」の何れかを隠しているので、目につきやすい上幕板部の見付寸法を小さくでき、意匠性が良いと共に、床に腰掛けたときに上幕板部の下に足が入るので違和感なく腰掛けられるなど、使い勝手も良い。
請求項3記載の発明による床は、幕板を上幕板部と下幕板部とに分割し、上幕板部で床材と大引きの全部を隠し、下幕板部を上幕板部よりも下方で且つ上幕板部よりも奥側に配置し、「イ.束柱の上端部」、「ロ.梁」の何れかを隠しているので、目につきやすい上幕板部の見付寸法を小さくでき、意匠性が良いと共に、床に腰掛けたときに上幕板部の下に足が入るので違和感なく腰掛けられるなど、使い勝手も良い。
請求項4記載の発明による床は、上幕板部の奥側に照明具を有し、照明具により下幕板部を照らすことで、下幕板部の影で束柱が見えにくくなり、床を浮いているように見せる効果がある。
図3のA−A断面図である。 図1の前側を拡大して示す図である。 本発明の床の第1実施形態を示す平面図である。 第1実施形態の床の正面図である。 第1実施形態の床の前部左側のコーナー部を一部切り欠きして示す拡大正面図である。 第1実施形態の床の骨組み部分を模式的に示す斜視図である。 下幕板部の取付け方を示す縦断面図である。 上幕板部の取付け方を示す縦断面図である。 前面の下幕板部を照らす照明を取付けた状態を示す縦断面図である。 側面の下幕板部を照らす照明を取付けた状態を示す縦断面図である。 照明を点灯した状態を示す斜視図である。 本発明の床の第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明の床の第3実施形態を示す斜視図である。 本発明の床の第4実施形態を示す平面図である。 本発明の床と従来の床とを対比して示す縦断面図である。 本発明の床の第5実施形態を示す前後方向の縦断面図である。 第5実施形態の床の左右方向の縦断面図である。 本発明の床の第6実施形態を示す前後方向の縦断面図である。 第6実施形態の床の左右方向の縦断面図である。 本発明の床の第7実施形態を示す前後方向の縦断面図である。 第7実施形態の床の左右方向の縦断面図である。 本発明の床の第8実施形態を示す前後方向の縦断面図である。 第8実施形態の床の左右方向の縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜6は、本発明に係る床の第1実施形態であって、住宅の庭に設置されるデッキに適用した場合を示している。このデッキは、図1,3に示すように、後側の縁を建物の外壁11に沿わせて設置され、建物のテラス窓からデッキに降りられるようにしている。本デッキは、図3,6に示すように、前後方向に間隔をおいて3本の大引き2a,2b,2cを有し、大引き2a,2b,2cの上に床材1,1,…を左右方向に並べて取付けてあり、左右両側と前側の三方の縁を囲むように幕板(上幕板部5及び下幕板部6)を取付けてある。
大引き2a,2b,2cは、図1,2に示すように、略凸型断面の中空アルミ形材よりなり、下面に一対のフィン12,12を長手方向に沿って有している。中間の大引き2bと後側の大引き2cは、図3,6に示すように、それぞれ3本の束柱3b,3cで支持されている。束柱3b,3cは、略正方形断面のアルミ形材よりなり、図2に示すように、上端部を大引き2b,2cの一対のフィン12,12間に挿入し、ネジ13で固定してある。束柱3b,3cの下端部は、図1に示すように、地面に埋め込んだ束石14に金具15で固定してある。大引き2a,2b,2cは、図6中の矢印47で示すように、前後方向に取付け位置を変更自在である。中間及び後側の大引き2b,2cを支持している各束柱3b,3cは、図6中の矢印16に示すように、大引き2b,2cの長手方向である左右方向に位置を移動することができる。また左右の束柱3b,3cは、図3,4に示すように、デッキの左右の縁からかなり内側に入った位置に設置され、これによりデッキを横から見て束柱3b,3cが見えにくくなっている。
前側の大引き2aの下には、図2,5,6に示すように、3本の梁4が大引き2aと交差するように左右方向に間隔をおいて設けてある。各梁4の後端部は、図2に示すように、中間の大引き2bのフィン12の下に潜り込ませ、中間の大引き2bを支える束柱3bの前面に金具17で固定してある。各梁4の前端部には、板状の金具18aを取付けて小口を塞いであり、前後の金具18a,18bで前側の大引き2aと固定してある。
梁4は、略正方形断面のアルミ形材よりなり、下面に一対のフィン19,19を長手方向に沿って有している。各梁4は、長手方向の中間部を束柱3aで支持してある。この束柱3aは、上端部を梁4下面の一対のフィン19,19間に挿入してネジ20で固定し、下端部を地面に埋め込んだ束石14に金具15で固定してある。各梁4を支える各束柱3aは、図6中の矢印21に示すように、梁4の長手方向に位置を変更できるようになっている。また、このように束柱3aを梁4の下部に取付けたことで、図1に示すように、前側の大引き2aに直接取付けた場合よりも束柱3aを後方に移動させることができ、これによりデッキを前から見て束柱3aが見えにくくなっている。
床材1は、木粉を混ぜた合成樹脂を押出成形したものであり、図5に示すように、中空部を有する板状に形成されている。床材1は、側部を金具22で大引き2a,2b,2cに押し付けて固定してあり、床材1同士の隙間には上方から目地部材23を挿入して取付けている。
床材1の前端部には、図2,3に示すように、前面幕板取付金具24が取付けられ、前面幕板取付金具24に上幕板部5を取付けている。上幕板部5は、デッキの横幅全長にわたって設けられ、床材1の前面と大引き2aの一部(上半分)を隠しており、見付寸法(上下寸法)は床材1の厚みの2倍以下で(具体的には90mm)、従来のデッキにおける床材と大引きにまたがるような幕板と比べて、見付寸法がかなり小さくなっている。前面幕板取付金具24は、下部に上幕板部5の係止片25が上方から係止する係止部26を有している。上幕板部5は、溝部27が長手方向に沿って設けてあり、溝部27の底壁を前面幕板取付金具24に前方からネジ28で固定し、その後に溝部27に目板29を係合取付けして、ネジ28を隠蔽している。
前側の大引き2aの下面には、図2,3に示すように、下幕板取付金具30が取付けてあり、その上方の大引き2aの前面には、下幕板係止金具31が取付けてある。そして、上幕板部5よりも下方で且つ上幕板部5よりも後方の位置に、下幕板部6が取付けてあり、下幕板部6により大引き2aの残部(下半分)と梁4を隠している。下幕板部6は、上端部裏面側に係止片32を、中間部に溝部33を有し、係止片32を下幕板係止金具31に係止させた上で、溝部33の底壁を下幕板取付金具30に前方からネジ34で固定し、その後に溝部33に目板35を係合取付けし、ネジ34を隠蔽している。
下幕板部6は上幕板部5よりも約90mm奥側に配置されている。上幕板部5の下縁と下幕板部6の上縁とは、ほぼ同じ高さ位置にある。
図15は、本発明の床と従来のものとを対比して示す縦断面図である。従来のものは、幕板90で床板91と大引き92とを隠すために、幕板90の見付寸法aは130〜150mmと大きくなっていた。地面から床面までの高さhは、200〜700mmであった。これに対して本発明の床は、幕板を上幕板部5と、上幕板部5よりも下方で且つ上幕板部5よりも奥側に配置された下幕板部6とに分割してあり、上幕板部5の見付寸法A1を従来の幕板90の見付寸法aよりも小さい90〜110mmとしている。下幕板部6の見付寸法A2は100〜120mmとしてある。上幕板部5と下幕板部6との出入り寸法Bは、80〜100mmとしてある。地面から床面までの高さHは、230〜700mmとしている。
本発明の床は、このような寸法・配置で上幕板部5と下幕板部6を設けたことで、目に付きやすい上幕板部5の見付寸法A1が小さくなるので意匠性が高められ、且つ上幕板部5と下幕板部6との間に80〜100mmの出入り寸法Bがあることで、床に腰かけたときに足が下幕板部6に当たらない(上幕板部5の下に足が入る)ので、違和感なく腰かけられる。
本発明の床において、上幕板部5の見付寸法A1の最適な寸法は90mm、下幕板部6の見付寸法A2の最適な寸法は120mm、上幕板部5と下幕板部6の間の出入り寸法Bの最適な寸法は90mmである。地面から床面までの高さHの最適な寸法は、450mmである。その理由は、上幕板部5の見付寸法A1と出入り寸法Bが同程度であると、上下二段納まりにした際に足先が入るスペースが生まれ、床への昇り降りがしやすいためである。また、上幕板部5の見付寸法A1と下幕板部6の見付寸法A2の関係は、斜め上から見た時に上下幕板部の見付寸法が同寸法になるのがバランスよく見えるため、下幕板部6の見付寸法A2が少し大きい方が望ましいためである。
図3,5に示すように、デッキの左右の側面にも前面と同じように、上幕板部5と下幕板部6が上下2段に段違いで取付けてあり、上幕板部5で床材1の側面と大引き2a,2b,2cの一部(上半分)を隠し、下幕板部6で大引き2a,2b,2cの下半分と梁4を隠している。上幕板部5と下幕板部6を取付けるために、大引き2a,2b,2cの長手方向端部には、側面幕板取付金具36が取付けてある。側面幕板取付金具36は、大引き2a,2b,2cの小口を塞ぐ小口塞ぎ部37と、下幕板部6が係止する係止部38と、床材1の大引き2a,2b,2cからオーバーハングした部分を受ける床材受け部39を有している。床材受け部の39先端部には、上幕板部5を取付けるための上幕板取付金具40がネジ41で取付けてある。
側面の下幕板部6は、係止片32を側面幕板取付金具36の係止部38に上方から係止させて仮置きした後、溝部33の底壁をネジ34で下幕板取付金具30に固定し、溝部33に目板35を取付けてネジ34を隠蔽している。側面の下幕板部6は、3本の大引き2a,2b,2cの先端位置を前後方向に一直線に揃えるための根がらみを兼ねるものである。上幕板部5は、裏面に設けた係止片25を上幕板取付金具40の係止部26に引っ掛けた上で、溝部27の底壁を上幕板取付金具40にネジ28で固定し、溝部27に目板29を取付けてネジ28を隠蔽している。
前面の上幕板部5と側面の上幕板部5とは、アルミ形材で形成した同一の部材であり、前面の下幕板部6と側面の下幕板部6とは、アルミ形材で形成した同一の部材である。前面の上幕板部5と側面の上幕板部5とのコーナー部、前面の下幕板部6と側面の下幕板部6とのコーナー部には、それぞれ樹脂製のコーナーキャップ42,43が取付けてある(図3,4参照)。各コーナーキャップ42,43は、上幕板部5と下幕板部6の溝部27,33内で上幕板部5と下幕板部6にネジ止めしてあり、溝部27,33に目板29,35を取付けることでネジを隠蔽してある。
次に、本デッキの施工手順を説明する。まず、所定の位置に束柱3a,3b,3cを設置する。次に、束柱3a,3b,3cに大引き2a,2b,2c及び梁4を架設する。次に、前面幕板取付金具24、下幕板取付金具30、下幕板係止金具31、側面幕板取付金具36を取付ける。次に、側面及び前面に下幕板部6を取付ける。このとき、図7に示すように、下幕板部6の係止片32を金具の係止部38に上方から係止させることで、下幕板部6を仮置きできるため、下幕板部6の取付けが一人でも容易に行える。次に、大引き2a,2b,2c上に床材1を取付ける。その後、側面及び前面に上幕板部5を取付ける。このとき、図8に示すように、上幕板部5の係止片25を金具の係止部26に上方から係止させることで、上幕板部5を仮置きできるため、上幕板部5の取付けが一人でも容易に行える。
以上に述べたように本デッキは、幕板を上幕板部5と下幕板部6とに分割し、下幕板部6を上幕板部5よりも下方で且つ上幕板部5よりも奥側に配置し、上幕板部5で床材1と大引き2a,2b,2cの一部を隠し、下幕板部6で大引き2a,2b,2cの残部と梁4を隠したので、目につきやすい上幕板部5の見付寸法を小さくでき、意匠性が良いと共に、床に腰掛けたときに上幕板部5の下に足が入るので違和感なく腰掛けられるなど、使い勝手も良い。通常のウッドデッキ、人口木デッキは、前面及び側面に見付寸法の大きい幕板を有すると共に、コーナー部に束柱が露出するのに対して、本デッキは幕板を上下に分割して段違いに配置したこと、束柱3a,3b,3cがデッキの前面及び側面よりかなり内側に入った位置にあり、束柱3a,3b,3cが見えにくいことで、従来のウッドデッキ等には無い、舞台のような、地面から浮いているような、斬新な感覚を見る者に与える。
図9〜10は、本デッキの応用例であって、前面及び側面の上幕板部5の奥側に下幕板部6を照らす照明具44を取付けた場合を示している。照明具44は、LEDを利用したものであり、床材1の下面に取付けたブラケット45に下方から引っ掛けると共に、前方からネジ止めして取付けてある。このように、上幕板部5の奥側に照明具44を設置し、照明具44により下幕板部6を照らすことで、図11に示すように、下幕板部6の影46で束柱3a,3b,3cがより一層見えにくくなるため、浮遊感をより強く演出することができる。また、上下幕板部5,6をアルミで形成したことで、浮遊感を高められる。
また、本デッキは、前側の大引き2aの下に大引き2aと交差する方向に梁4を設け、前側の束柱3aは梁4の下部に取付けてあって、梁4の長手方向に位置を変更できるため、束柱3aを大引き2aと直交する方向に個別に移動させることができ、束柱3aを障害物等を避けて設置したり、敷地の形状等に合わせて束柱3aの位置を移動させたりするのが容易であり、従来の大引きを束柱と一緒に前後に移動させる方法と比べて、施工の自由度が高い。また、梁4の下部に束柱3aを取付けることで、束柱3aを後ろに設置できるため、束柱3aを見えにくくできる。しかも、束柱3aを後ろに移動させても大引き2aは後に移動させなくてもよいため、束柱3aを後ろに移動させても強度が落ちない。梁4は、前側の大引き2aの下面と中間の大引き2bを支える束柱3b間に架設してあることで、バランスよく荷重を受けることができる。さらに、梁4の後端部を中間の大引き2bの下に潜り込ませてあるので、梁4の転びを防止できる。さらに本デッキは、前側の束柱3aが前後方向に個別に移動させられることに加え、各大引き2a,2b,2cは前後方向に位置を変更自在であり、中間及び後側の大引き2b,2cを支える束柱3a,3cは大引き2a,2bの長手方向(左右方向)に位置を変更自在であるため、施工の自由度がより向上している。
図12は、本発明の床の第2実施形態を示している。本実施形態では、前側の大引き2aの下面と中間の大引き2bの下面間に梁4を架設し、梁4の中間部を1本の束柱3aで支持している。本実施形態によれば、束柱の本数を減らせるため、費用を抑えることができる。
図13は、本発明の床の第3実施形態を示している。本実施形態は、梁4が床材1の長さの略全長に渡る長いものとなっており、3本の大引き2a,2b,2cの下面に梁4を架設してある。束柱3a,3bは、全て梁4の下部に取付けてあって、梁4ごとに束柱3a,3bが2本ずつ設けられ、各束柱3a,3bが前後方向に位置を変更できるようになっている。本実施形態によれば、束柱の本数を減らして費用を抑えられると共に、全ての束柱3a,3bが前後方向に位置を移動できるため、施工の自由度が高い。
図14は、本発明の床の第4実施形態を示している。本実施形態は、床材1,1,…の前部が後部と非平行となるように斜めにカットされて連続しており、上下幕板部5,6及び前側の大引き2aがこれと同様に斜めに配置されている。梁4は、第1実施携帯と同様に、前側の大引き2aの下面と中間の大引き2bを支える束柱3bの前面間に架設され、梁4の下部に束柱3aが取付けてある。このように本発明の床は、敷地の形状等に合わせて台形状に施工することもできる。
図16,17は、本発明の床の第5実施形態を示している。これまでに説明した実施形態は、前側の大引き2aを梁4で支持していたが、本実施形態のものは梁4を無くし、前側の大引き2aを中間の大引き2b及び後側の大引き2cと同じように、束柱3aで直接支持している。幕板は、これまでに説明した実施形態と同じように、上幕板部5と下幕板部6とに分割され、上幕板部5で床材1と大引き2a,2b,2cの一部を隠し、下幕板部6で大引き2a,2b,2cの残部と束柱3a,3b,3cの上端部を隠している。
本実施形態の床も、幕板を上幕板部5と下幕板部6とに分割したことで、目につきやすい上幕板部5の見付寸法を小さくしながら、床材1と大引き2a,2b,2cと束柱3a,3b,3cの上端部が隠れるので、意匠性が良いと共に、床に腰掛けたときに上幕板部5の下に足が入るので違和感なく腰掛けられるなど、使い勝手も良い。束柱3a,3b,3cの上端部が下幕板部5で隠れることで、束柱3a,3b,3cを目立たなくできる。
図18,19は、本発明の床の第6実施形態を示している。本実施形態は、第5実施形態と同様に、梁4を有しないタイプのものであり、幕板は上幕板部5と下幕板部6とに分割され、上幕板部5で床材1と大引き2a,2b,2cの一部を隠し、下幕板部6で大引き2a,2b,2cの残部のみを隠している。
本実施形態の床も、幕板を上幕板部5と下幕板部6とに分割したことで、目につきやすい上幕板部5の見付寸法を小さくしながら、床材1と大引き2a,2b,2cが隠れるので、意匠性が良いと共に、床に腰掛けたときに上幕板部5の下に足が入るので違和感なく腰掛けられるなど、使い勝手も良い。
図20,21は、本発明の床の第7実施形態を示している。本実施形態は、第5実施形態と同様に、梁4を有しないタイプのものであり、幕板は上幕板部5と下幕板部6とに分割され、上幕板部5で床材1と大引き2a,2b,2cの全部を隠し、下幕板部6で束柱3a,3b,3cの上端部を隠している。大引き2a,2b,2cは、高さを抑えた単純な矩形断面としてあり、上幕板部5の見付寸法は他の実施形態と同様に、90〜110mmとしてある。
本実施形態の床も、幕板を上幕板部5と下幕板部6とに分割したことで、目につきやすい上幕板部5の見付寸法を小さくしながら、床材1と大引き2a,2b,2cと束柱3a,3b,3cの上端部が隠れるので、意匠性が良いと共に、床に腰掛けたときに上幕板部5の下に足が入るので違和感なく腰掛けられるなど、使い勝手も良い。束柱3a,3b,3cの上端部が下幕板部5で隠れることで、束柱3a,3b,3cを目立たなくできる。
図22,23は、本発明の床の第8実施形態を示している。本実施形態は、第1実施形態と同様に、前側の大引き2aを梁4で支持している。幕板は、上幕板部5と下幕板部6とに分割され、上幕板部5で床材1と大引き2a,2b,2cの全部を隠し、下幕板部6で梁4を隠している。大引き2a,2b,2cは、高さを抑えた単純な矩形断面としてあり、上幕板部5の見付寸法は他の実施形態と同様に、90〜110mmとしてある。
本実施形態の床も、幕板を上幕板部5と下幕板部6とに分割したことで、目につきやすい上幕板部5の見付寸法を小さくしながら、床材1と大引き2a,2b,2cと梁4が隠れるので、意匠性が良いと共に、床に腰掛けたときに上幕板部5の下に足が入るので違和感なく腰掛けられるなど、使い勝手も良い。前側の大引き2aを梁4で支持し、前側の束柱3aを後ろに移動したので、前側の束柱3aがより目立たなくなり、床が浮いたような印象を与えられる。
第2〜8実施形態においても、第1実施形態(図9,10参照)と同様、下幕板部6から張り出した床材1の裏面側のスペースを利用して、上幕板部5の奥側に下幕板部6を照らす照明具44を取付けることができる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。床材や上下幕板部、梁、大引き、束柱等の各部材の材質、断面形状等は、適宜変更することができる。床の骨組みとなる大引き、梁、束柱の組み合わせ方は任意であり、例えば梁を左右方向に架設し、束柱を左右方向に位置を変更できるようにすることもできる。また、梁を有しないものであってもよい。本発明の床の用途は、特に限定されるものではなく、住宅用のデッキ、テラス等の他、様々な構造物の床として広く用いることができる。
1 床材
2a,2b,2c 大引き
3a,3b,3c 束柱
4 梁
5 上幕板部
6 下幕板部
44 照明具

Claims (4)

  1. 床材と、床材を支持する大引きと、上幕板部と下幕板部とを備え、上幕板部は床材を隠しており、下幕板部は上幕板部よりも下方で且つ上幕板部よりも奥側に配置されていることを特徴とする床。
  2. 床材と、床材を支持する大引きと、上幕板部と下幕板部とを備え、上幕板部は床材と大引きの一部を隠しており、下幕板部は上幕板部よりも下方で且つ上幕板部よりも奥側に配置され、下記a,b,cの何れかを隠していることを特徴とする床。
    a.大引きの残部
    b.大引きの残部と梁
    c.大引きの残部と束柱の上端部
  3. 床材と、床材を支持する大引きと、上幕板部と下幕板部とを備え、上幕板部は床材と大引きの全部を隠しており、下幕板部は上幕板部よりも下方で且つ上幕板部よりも奥側に配置され、下記イ、ロの何れかを隠していることを特徴とする床。
    イ.束柱の上端部
    ロ.梁
  4. 上幕板部の奥側に照明具を有し、照明具により下幕板部を照らすことを特徴とする請求項1,2又は3記載の床。
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