JP2017068416A - Icカード - Google Patents

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【課題】プレ印刷層の有する凹凸構造に起因する凹凸を発生させることなく情報記録層を形成させることができ、形成させた情報記録層上に良好な品質の画像などを印刷することができるICカードの提供。【解決手段】表基材層と、プレ印刷層と、遮蔽層と、電子部品を収納したカードコア層と、裏基材層と、をこの順に備え、表基材層が、透明であることを特徴とする、ICカード。【選択図】図1

Description

本発明はICカードに関する。
ICカードは、例えば、社員証、学生証などの個人の身分を証明するために用いられ、ICチップ及びアンテナを有するインレットと呼ばれる集積回路を内蔵している。
典型的には、熱転写シートから熱によって移行する色材を受容する情報記録層が、ICカードの表面に設けられている。この情報記録層には、個人に関する画像や個人情報のような、カード保有者固有の情報が印刷される。
そして、通常、このようなカード保有者固有の印刷情報とは別に図柄、模様あるいは枠のような、他のICカードと共通の情報が印刷されたプレ印刷層が情報記録層の下に設けられる。これらのプレ印刷層は、偽造防止の観点から、細紋やマイクロ文字などを組み込んでセキュリティ印刷層として形成し、カード保有者固有の印刷情報と重ねて形成される場合が多い。
しかしながら、プレ印刷層として細紋やマイクロ文字などを組み込んだ場合、その表面は凹凸構造を有しており、この上に情報記録層を形成させた場合、情報記録層の表面にも凹凸が現れてしまい、情報記録層へ印刷される画像などの品質の低下などを招いてしまっていた。
この解決策として、個人情報などの画像を、情報記録層を有する中間転写媒体に予め形成し、これをカード表面に転写する再転写方式のカードプリンタが提案されている。しかしながら、再転写方式は、直接カードに印画する方式のプリンタと比べると、印画時間が長くなるなど、印画処理能力が低く、大量のカードを即時発行する用途には適さない。また中間転写媒体が必要となるために、カード印画にかかるコストが高くなってしまうという問題があった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、プレ印刷層の有する凹凸構造に起因する凹凸を発生させることなく情報記録層を形成させることができ、形成させた情報記録層上に良好な品質の画像などを、直接印刷することができるICカードを提供することをその解決しようとする課題とするものである。
本発明によるICカードは、表基材層と、プレ印刷層と、遮蔽層と、電子部品を収納したカードコア層と、裏基材層と、をこの順に備え、表基材層が、透明であることを特徴とする。
本実施形態において、表基材層とプレ印刷層との間、またはプレ印刷層と遮蔽層との間に、レーザー発色層をさらに備えることが好ましい。
本実施形態において、表基材層上に、情報記録層を備えることが好ましい。
本実施形態において、表基材層と、前記情報記録層との間に、クッション層を備えることが好ましい。
本実施形態において、遮蔽層のカードコア層側の面に、透かし模様が印刷されていることが好ましい。
本実施形態において、遮蔽層が、蛍光増白剤を含まないことが好ましい。
本発明によれば、プレ印刷層の有する凹凸構造に起因する凹凸を発生させることなく情報記録層を形成させることができ、形成させた情報記録層上に良好な品質の画像などを印刷することができる。
一実施形態におけるICカードの断面概略図である。 一実施形態におけるICカードの断面概略図である。 一実施形態におけるICカードの断面概略図である。
<定義>
本明細書において、配合を示す「部」、「%」などは特に断らない限り質量基準である。
以下、図面を参照して本発明のICカードの一実施の形態を説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比などを、実物のそれらから変更し誇張してある。
一実施形態において、ICカード10は、表基材層11と、プレ印刷層12と、遮蔽層13と、電子部品14(例えば、ICチップ14aとコイル状のアンテナ14bとから構成される)を収容したカードコア層15と、裏基材層16と、をこの順に備えている(図1参照)。また、一実施形態において、ICカード10は、表基材層11とプレ印刷層12との間、またはプレ印刷層12と遮蔽層13との間に、レーザー発色層17をさらに備えていてもよい(図2参照)。また、一実施形態において、ICカード10は、表基材層11上に情報記録層18を備えていてもよい(図3参照)。また、表基材層と、情報記録層との間に、クッション層および/または中間層を備えていてもよい(図示せず)。また、情報記録層上に、表面保護層を備えていてもよく、遮蔽層のカードコア層1が設けられた面に、透かし模様が印刷されていてもよい(図示せず)。さらに裏基材層下に、筆記層やもう一つのプレ印刷層、情報記録層、および/または表面保護層を備えていてもよい(図示せず)。以下、ICカードを構成する各層について、説明する。
(表基材層および裏基材層)
表基材層および裏基材層は、これらの間に設けられるカードコア層、プレ印刷層および/または遮蔽層などを支持する層である。また、ICカードが、情報記録層を備えてなる場合、表基材層は、情報記録層も支持する。
表基材層の形成に用いられる材料としては、表基材層が透明であれば、各種のカード基材の材料として使用されているものを用いることができ、例えば、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリフッ化エチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル樹脂、生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性ポリカーボネート、生分解性ポリ乳酸、生分解性ポリビニルアルコール、生分解性セルロースアセテート、生分解性ポリカプロラクトンなどの生分解性樹脂、セルロース樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられるが、これらの中でも、ポリエステル樹脂が好ましく、更に具体的には、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。裏基材層の形成に用いられる材料としては、表基材層の形成に用いられる材料と同様のものを用いることができ、ポリエチレンテレフタレートを好適に使用することができる。また、裏基材層は、白色であることが好ましい。
表基材層の厚みは50μm以上、250μm以下であることが好ましく、100μm以上、200μm以下であることがより好ましい。裏基材層の厚みは50μm以上、250μm以下であることが好ましく、100μm以上、200μm以下であることがより好ましい。表基材層および裏基材層の厚みが上記数値範囲内であれば、熱圧縮する際の熱収縮を軽減、防止することができる。また、熱収縮率を低減させるためにアニール処理を行ってもよい。
(プレ印刷層)
プレ印刷層は、表基材層またはレーザー発色層の遮蔽層側の表面に設けられる。このような構成によれば、表基材層上に情報記録層を形成させた場合に、プレ印刷層に起因する情報記録層表面の凹凸の発生を防止することができる。
一実施形態において、プレ印刷層は、樹脂材料および顔料を含んでなる。
樹脂材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体などのポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン−4フッ化エチレン共重合体などのポリフッ化エチレン樹脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6などのポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロンなどのビニル樹脂、三酢酸セルロース、セロファンなどのセルロース樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリメタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート、ポリイミド樹脂などが挙げられる。これらの中でもオフセット印刷で遮蔽層を形成する場合は、UV硬化型のアクリル樹脂が好ましく、シルク印刷で遮蔽層を形成する場合は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体が好ましい。また貼りあわせにより形成する場合は、ポリプロピレン樹脂が好ましい。プレ印刷層における樹脂材料の含有量は、30質量%以上、80質量%以下であることが好ましく、40質量%以上、70質量%以下であることがより好ましい。
顔料としては、白、黒、赤、緑、青などの各種顔料を使用することができる。プレ印刷層における顔料の含有量は、10質量%以上、80質量%以下であることが好ましく、20質量%以上、60質量%以下であることがより好ましい。
プレ印刷層は、表基材層またはレーザー発色層の一面に対し、上記した樹脂材料などを含んでなる塗工液を、従来公知の印刷方法により形成させることができる。例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凹版印刷、スクリーン印刷などの印刷方法が挙げられる。
プレ印刷層として印刷される情報の一例として、絵柄、模様、共通の文字列あるいは枠のような、他のICカードと共通の印刷情報が挙げられる。
特に、プレ印刷層には、絵柄などとともに、細紋印刷やマイクロ文字印刷、レインボー印刷、パールインキなどの光学変化インキ印刷、UV蛍光印刷などの印刷方法により形成されたセキュリティ印刷が施されていることが好ましい。
(遮蔽層)
遮蔽層は、プレ印刷層またはレーザー発色層上に設けられる層である。ICカードにおいて遮蔽層は、プレ印刷層に印刷された絵柄などの背景として機能するとともに、カードコア層に含まれる電子部品を遮蔽する機能を有する層である。一実施形態において、遮蔽層は、樹脂材料および顔料を含んでなる。樹脂材料などを含んでなる塗工液を上記したような従来公知の印刷方法により、塗布し、乾燥させることにより、表基材上に遮蔽層を形成することができる。また別の実施形態において、樹脂材料および顔料を含んだ樹脂フィルムシートを予め形成して、表基材に貼り合せることにより遮蔽層を形成することもできる。
樹脂材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体などのポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン−4フッ化エチレン共重合体などのポリフッ化エチレン樹脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6などのポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロンなどのビニル樹脂、三酢酸セルロース、セロファンなどのセルロース樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリメタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート、ポリイミド樹脂などが挙げられる。これらの中でもオフセット印刷で遮蔽層を形成する場合は、UV硬化型のアクリル樹脂が好ましく、シルク印刷で遮蔽層を形成する場合は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体が好ましい。また貼りあわせにより形成する場合は、ポリプロピレン樹脂が好ましい。遮蔽層における樹脂材料の含有量は、30質量%以上、80質量%以下であることが好ましく、40質量%以上、70質量%以下であることがより好ましい。樹脂材料の含有量が上記数値範囲内であれば、公知の印刷法や貼りあわせ法により好適に遮蔽層を形成することができる。
顔料としては、白、黒、赤、緑、青などの各種顔料を使用することができるが、プレ印刷層におけるのセキュリティ印刷や罫線や文字の見栄え、顔画像などの写真の背景となることを考慮すると、白色顔料を使用することが好ましい。白色顔料としては、二酸化チタン、二酸化ジルコニア、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸バリウム、シリカ、アルミナなどを使用することができる。遮蔽層における顔料の含有量は、10質量%以上、80質量%以下であることが好ましく、20質量%以上、60質量%以下であることがより好ましい。顔料の含有量が上記数値範囲内であれば、プレ印刷層に印刷された絵柄などの背景として機能するとともに、カードコア層に含まれる電子部品を遮蔽する機能を有する。また、後述の透かし印刷を実施した場合は、通常観察における透かし印刷模様の遮蔽性も確保できる。
また、一実施形態において、遮蔽層は、セキュリティ印刷として実施されるUV蛍光印刷などの視認性を向上させることができるという理由から、蛍光増白剤を含まないことが好ましい。
遮蔽層は、上記材料および所望により溶剤を含む遮蔽層形成用塗工液を用いて、従来公知の印刷方法により形成させることができる。例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凹版印刷、スクリーン印刷などの印刷方法が挙げられる。溶剤としては、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、酢酸メチル、トルエンおよびキシレンなどを使用することができる。
また、遮蔽層は、カードコア層が設けられた側の面に、透かし模様が印刷されていることが好ましい。本願明細書において、透かし模様とは、ICカードを光源などにかざした時に、光の透過率の差異により、模様として視認可能なものをいう。
透かし模様の印刷は、従来公知の印刷方法により形成させることができる。例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凹版印刷、スクリーン印刷などを利用することにより行うことができる。透かし模様の色調や光学濃度は、前記遮蔽層との組合せにより適宜選定することができるが、一例としてグレー系の色調であると、通常観察でカード表面から透かし印刷模様が視認しにくく好ましい。
(カードコア層)
カードコア層は、電子部品を収容するための層である。カードコア層は、表基材層および裏基材層に接着剤を塗布し、表基材層の接着剤が塗布された面に電子部品を配置して裏基材層で挟み込むことにより形成される。ICカードの平滑性を保つため、表基材層および裏基材層の間に接着剤を介して電子部品を直接挟み込むのではなく、インレット(図示せず)としたものを挟み込むことが好ましい。インレットは、基材上に塗布した接着剤に電子部品を封入するために、予め、電子部品を多孔質の樹脂フィルム、多孔質の発泡性樹脂フィルム、可撓性の樹脂シート、多孔性の樹脂シートまたは不織布シート状にしたものである。インレットを含む電子部品の全厚さは50μm以上、500μm以下であることが好ましく、100μm以上、400μm以下であることがより好ましく、100μm以上、300μm以下であることがさらに好ましい。
表基材層と、裏基材層との間に、電子部品を収納したカードコア層を設けた積層構造を形成する方式としては、特に限定されるものではないが、ICカードの平滑性という観点から、接着剤を使用し、ラミネートローラーなどにより熱圧縮することにより行われることが好ましい。加熱温度は、50℃以上、130℃以下であることが好ましく、50℃以上、100℃以下であることがより好ましい。加圧の際の圧力は、2kgf/cm以上、10kgf/cm以下であることが好ましい。
また、使用される接着剤としては、特に制限されることなく従来公知の接着剤を用いることができるが、本発明においては、ホットメルト接着剤などを好適に使用することができ、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)系、ポリエステル系、ポリアミド系、熱可塑性エラストマー系、ポリオレフィン系の接着剤を挙げることができる。これらのなかでも、湿気硬化型のポリウレタン系接着剤が好ましい。なお、カードコア層の厚みは、50μm以上、250μm以下であることが好ましく、100μm以上、200μm以下であることがより好ましく、150μm以上、200μm以下であることがさらに好ましい。
(レーザー発色層)
一実施形態において、本発明に係るICカードには、表基材層と、プレ印刷層との間、または前記プレ印刷層と、前記遮蔽層との間にはレーザー発色層が設けられていてもよい。レーザー発色層とは、レーザー光線を照射することにより発色する層のことをいい、バインダーおよびレーザー発色剤を含んでなることができる。
バインダー樹脂としては、ポリオレフィン樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂などを使用することができる。レーザー発色層におけるバインダー樹脂の含有量は、20質量%以上、80質量%以下であることが好ましく、40質量%以上、70質量%以下であることがより好ましい。バインダー樹脂の含有量が上記数値範囲内であれば、基材への密着性と印刷性能を確保できる。
レーザー発色剤としては、例えば、染料、顔料といった着色剤や粘土類などを使用することができ、より具体的には、黄色酸化鉄、無機鉛化合物、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット、水銀、コバルト、銅、ビスマス、ニッケルなどの金属化合物、真珠光沢顔料、珪素化合物、雲母類、カオリン類、珪砂、珪藻土、タルク、酸化チタン被覆雲母類、二酸化錫被覆雲母類、アンチモン被覆雲母類、錫+アンチモン被覆雲母類、錫+アンチモン+酸化チタン被覆雲母類などを使用することができ、これらのうち1種または2種以上を使用することができる。
レーザー発色層におけるレーザー発色剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対し、10質量部以上、200質量部以下であることが好ましく、30質量部以上、90質量部以下であることがより好ましい。レーザー発色剤の含有量が上記数値範囲内であれば、視認性に優れた黒色発色を得ることができる。
また、レーザー発色層には、レーザーエングレービングにより、絵柄、模様、共通の文字列あるいは枠のような情報がされていてもよい。
レーザー発色層の厚みは、0.2μm以上、10μm以下であることが好ましく、1μm以上、5μm以下であることがより好ましく、2μm以上、5μm以下であることがさらに好ましい。
レーザー発色層は、上記した材料および所望により溶剤を含んでなるレーザー発色層用塗工液を表基材層上またはプレ印刷層上へ塗布し、乾燥させることにより形成させることができる。溶剤としては、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、酢酸メチル、トルエンおよびキシレンなどを使用することができる。
(情報記録層)
一実施形態において、本発明に係るICカードには、表基材層、クッション層または中間層上に情報記録層が設けられていてもよい。情報記録層は、顔写真などの画像情報や、カードの種類、氏名、住所、生年月日、有効期限などの文字情報(以下、これらをまとめて個人情報という場合がある)が記録される層であり、画像情報や文字情報の他、画像情報の枠や文字情報以外の固定文字などのフォーマット印刷が施されていてもよい。
画像情報や文字情報は、熱転写記録方式で昇華性染料もしくは熱拡散性染料を受容して、情報記録層に印画される。したがって、情報記録層は、昇華性染料または熱溶融性インクなどの熱移行性の色材を受容し易い材料から形成されることが好ましい。このような材料としては従来公知の樹脂材料を使用することができ、例えば、ポリオレフィン樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリブチラール樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。
また、上記した個人情報を記録する染料としては公知のものを使用することができる。一実施形態において、後記するような、低いエネルギーで画像の濃淡を表現できかつ優れた画像耐久性を実現できるポストキレート染料が好適に使用されることから、情報記録層は、ポストキレート染料と反応してキレートを形成し得る金属イオン含有化合物を含有していることが好ましい。情報記録層中に含有させる金属イオン含有化合物としては、従来公知のものを使用することができ、第I、第VIII族に属する2価および多価の金属の無機または有機の塩および金属錯体を好適に使用することができる。例えば、Ni2+、Cu、Co2+、Cr2+およびZn2+を含有する、下記一般式:
[M(Q1)k(Q2)m (Q3)n]pp(L
(式中、Mは金属イオンを表し、Q1、Q2、Q3は各々Mで表される金属イオンと配位結合可能な配位化合物を表わし、Lは錯体を形成しうる対アニオンを表し、kは1、2または3の整数を表し、mは1、2または0を表し、nは1または0を表すが、これらは前記一般式で表される錯体が4座配位か、6座配位かによって決定されるか、あるいはQ1、Q2、Q3の配位子の数によって決定され、pは1、2または3を表す。)で表される錯体が好ましく用いられる。これらの中でも、金属と配位結合する少なくとも一個のアミノ基を有する配位化合物が好ましく、具体的にはエチレンジアミンおよびその誘導体、グリシンアミドおよびその誘導体、ピコリンアミドおよびその誘導体が挙げられる。また、錯体を形成しうる対アニオンLとしては、Cr、SO、ClOなどの無機化合物アニオンやベンゼンスルホン酸誘導体、アルキルスルホン酸誘導対などの有機化合物アニオンが挙げられるが、特に好ましくはテトラフェニルホウ素アニオンおよびその誘導体、ならびにアルキルベンゼンスルホン酸アニオンおよびその誘導体である。金属イオン含有化合物の樹脂材料への添加量は、0.5g/m以上、20g/m以下であることが好ましく、1g/m以上、15g/m以下であることがより好ましい。
画像情報や文字情報などの個人情報は、公知の熱転写シートを用いて、情報記録層に熱転写方式により形成される。熱転写シートの色材層に用いられる色材としては、上記したようなポストキレート染料が好適に用いられる。ポストキレート色素としては、従来公知のものを使用することができ、このようなキレート形成可能な昇華性色素としては、例えば特開昭59−78893号、同59−109349号、特願平2−213303号、同2−214719号、同2−203742号に記載されている、少なくとも2座のキレートを形成することができるシアン色素、マゼンタ色素およびイエロー色素を挙げることができる。キレートの形成可能な好ましい昇華性色素は、下記一般式で表わすことができる。
X1−N=N−X2−G
(式中、X1は、少なくとも一つの環が5〜7個の原子から構成される芳香族の炭素環、または複素環を完成するのに必要な原子の集まりを表わし、アゾ結合に結合する炭素原子の隣接位の少なくとも一つが、窒素原子またはキレート化基で置換された炭素原子であり、X2は、少なくとも一つの環が5〜7個の原子から構成される芳香族複素環または、芳香族炭素環を表わし、Gはキレート化基を表わす。)
情報記録層には、離型剤が添加されていてもよい。離型剤としては、例えば、変性シリコーンオイル、変性シリコーンポリマーが挙げられ、より具体的には、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、ポリエステル変性シリコーンオイル、アクリル変性シリコーン樹脂、ウレタン変性シリコーン樹脂などが挙げられる。このなかでもポリエステル変性シリコーンオイルはインクシートとの融着を防止するが、情報記録層の2次加工性を妨げないという点で特に優れている。その他の離型剤として、シリカなどの微粒子や硬化型シリコーン化合物などを使用することもできる。
情報記録層は、上記した各成分を溶媒に分散あるいは溶解させた塗工液を調製し、この塗工液を表基材層の一方の面に塗布し、乾燥することよって形成することができる。情報記録層の厚みは、一般的に0.5μm以上、10μm以下であることが好ましく、1μm以上、5μm以下であることがより好ましい。
(クッション層)
一実施形態において、本発明に係るICカードには、表基材層と情報記録層または中間層との間に、クッション層が設けられていてもよい。クッション層を設けると、情報記録層への記録(熱転写)の際の表面の凹凸の影響を緩和することができ、画像や文字を再現性良く転写記録することができる。クッション層を形成する材料としては、クッション層の透明性と柔軟性という観点から、ポリオレフィン樹脂やアクリル樹脂が好ましい。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−水素添加イソプレン−スチレンブロック共重合体、ポリブタジエン、紫外線硬化型樹脂、光硬化型樹脂のような柔軟性を有し、熱伝導性の低いものが適する。
(中間層)
一実施形態において、本発明に係るICカードには、情報記録層と、表基材層またはクッション層との間に、これら層間の接着性を向上させるために中間層が設けられていてもよい。中間層は、例えば、UV吸収剤、各種公知のフィラー粒子、中空粒子および帯電防止剤などを含んでなることができる。
(表面保護層)
一実施形態において、本発明に係るICカードには情報記録層上に、表面保護層が設けられていてもよい。表面保護層は情報記録層を保護してICカードの耐久性を向上させる機能を有するものであり、上記した情報記録層に画像情報などを印刷した後、保護層転写箔シートを用いて、情報記録層上に保護層を転写することにより形成される。
保護層転写箔シートとしては、支持体上に離型層を介して保護層を設けたものを好適に使用することができる。保護層転写箔シートに使用される支持体としては、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリフッ化エチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル樹脂、セルロース樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂などを含んでなる合成樹脂シート、又は上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙などの紙、金属箔などの単層体またはこれら2層以上の積層体が挙げられる。支持体の厚みは10μm以上、200μm以下であることが好ましく、15μm以上、80μm以下であることがより好ましい。
支持体上に設けられる離型層としては、高ガラス転移温度を有するアクリル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ボリビニルブチラール樹脂などの樹脂、ワックス類、シリコーンオイル類、フッ素化合物、水溶性を有するポリビニルピロリドン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、Si変性ポリビニルアルコール、メチルセルロース樹脂、ヒドロキシセルロース樹脂、シリコン樹脂、パラフィンワックス、アクリル変性シリコーン、ポリエチレンワックス、エチレン酢酸ビニルなどの樹脂、ポリジメチルシロキサンやその変性物、フッ素化オレフィン、パーフルオロ燐酸エステル化合物などのフッ素化合物が挙げられる。
保護層を形成する材料としては、耐久性や透明性に優れた樹脂が好ましく、例えば、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、活性光線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などが挙げられる。これらの中でも、耐久性という観点から、活性光線硬化性樹脂を含んでなることが好ましい。
透明保護層は、例えば、適当な溶剤又は分散液に、上記の樹脂を溶解又は分散させた塗工液を、支持体又は離型層の表面に、厚みが0.5〜5g/m2(乾燥基準)程度となるように塗布し、乾燥させることにより形成することができる。透明樹脂層の厚みは、0.3μm以上、50μm以下であることが好ましく、0.3μm以上、30μm以下であることがより好ましく、0.3μm以上、20μm以下であることがさらに好ましい。
保護層転写箔シートの保護層面には、情報記録層との接着性を向上させるために、接着層が設けられていてもよく、接着層としては、熱貼着性樹脂としてエチレン酢酸ビニル樹脂、エチンエチルアクリレート樹脂、エチレンアクリル酸樹脂、アイオノマー樹脂、ポリブタジエン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、オレフィン樹脂、ウレタン樹脂、粘着付与剤などが挙げられ、それらの共重合体や混合物でもよい。具体的には、ハイテックS−6254、S−6254B、S−3129など(東邦化学工業(株)製)、ジュリマーAT−210、AT−510、AT−613など(日本純薬(株)製)、プラスサイズL−201、SR−102、SR−103、J−4など(互応化学工業(株)製)の市販のものを使用することができる。接着層の厚みは0.1μm以上、1.0μm以下程度である。
(筆記層)
一実施形態において、本発明に係るICカードには、裏基材層下に、筆記層が設けられていてもよい。筆記層とは、ICカードの裏面に筆記をすることができるようにした層である。筆記層としては、例えば、炭酸カルシウム、タルク、ケイソウ土、酸化チタン、硫酸バリウムなどの無機微細粉末を含有させた熱可塑性樹脂(ポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂や、各種共重合体など)を含んでなるフィルムを裏基材層表面に従来公知の接着剤などを介して接着することにより、形成することができる。
上記した保護層転写箔シートは、支持体、離型層、保護層、接着層の各層の接着性を向上させるため、各層の間にプライマー層やバリア層が設けられていてもよい。
10 ICカード
11 表基材層
12 プレ印刷層
13 遮蔽層
14 電子部品
14a ICチップ
14b アンテナ
15 カードコア層
16 裏基材層
17 レーザー印刷層
18 情報記録層

Claims (6)

  1. 表基材層と、プレ印刷層と、遮蔽層と、電子部品を収納したカードコア層と、裏基材層と、をこの順に備え、
    前記表基材層が、透明であることを特徴とする、ICカード。
  2. 前記表基材層と前記プレ印刷層との間、または前記プレ印刷層と前記遮蔽層との間に、レーザー発色層をさらに備える、請求項1に記載のICカード。
  3. 前記表基材層上に、情報記録層を備える、請求項1または2に記載のICカード。
  4. 前記表基材層と、前記情報記録層との間に、クッション層を備える、請求項3に記載のICカード。
  5. 前記遮蔽層の前記カードコア層側の面に、透かし模様が印刷されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のICカード。
  6. 前記遮蔽層が、蛍光増白剤を含まない、請求項1〜5のいずれか一項に記載のICカード。
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