JP4662392B2 - 非接触型データ送受信体 - Google Patents

非接触型データ送受信体 Download PDF

Info

Publication number
JP4662392B2
JP4662392B2 JP2000232236A JP2000232236A JP4662392B2 JP 4662392 B2 JP4662392 B2 JP 4662392B2 JP 2000232236 A JP2000232236 A JP 2000232236A JP 2000232236 A JP2000232236 A JP 2000232236A JP 4662392 B2 JP4662392 B2 JP 4662392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
receiver
data transmitter
contact type
type data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000232236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002042089A (ja
Inventor
朗 平澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Forms Co Ltd
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2000232236A priority Critical patent/JP4662392B2/ja
Publication of JP2002042089A publication Critical patent/JP2002042089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4662392B2 publication Critical patent/JP4662392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は非接触型データ送受信体に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年において、電子データの受け渡しを行なえるようにしたものとしてICチップを搭載したICカードなどが普及するようになってきており、データの受け渡しを媒体としてその受け渡しを非接触にて行なえるようにアンテナを有した非接触型データ送受信体が、薄形で携帯にも便利であることから多く利用されている。このような送受信体はICチップに組み込まれたシステムに高いデータ蓄積能力があるとともに高いデータセキュリティ能力があって、記録されているデータは改竄し難いものとなっている。
しかしながら、データ蓄積能力が高く各種の個人情報や金銭情報を記憶させてその個人情報や金銭情報の受け渡しにこの送受信体を利用する機会が多くなってくるにつけて、改竄が試みられる可能性が高くなるという問題がある。そして、その改竄の抑止効果を付与する方法は、一般のクレジットカードに利用されているように表面にホログラム転写箔を貼り付けたり、特殊な形状のエンボス文字を打刻するなど、従来からの方法と変わりがない。そのため、改竄の抑止効果が高くなる新たな方法が望まれていた。
そこで本発明者は非接触型データ送受信体においてアンテナが外部から見えるようにしてデザイン性を高めるようにしたものに着目して、そのアンテナを見ただけで改竄不能と思われるようにしたものである。よって、本発明は上記事情に鑑み、改竄抑止効果を高めることを目的とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、傾けることで色合いを変化させる変色顔料を添加してなる導電性インキをベースフィルムにアンテナパターンで印刷してなるアンテナを有するものであって、特に、該アンテナにICチップを実装した前記ベースフィルムを、オーバーシート材が挟み込み、前記オーバーシート材のアンテナ対応部分を透明にして前記アンテナが目視可能に設けられていることを特徴とする非接触型データ送受信体を提供して、上記課題を解消するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図1と図2に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1は非接触型データ送受信体であり、薄形にして定型カードサイズの大きさのものである。そして、その内部には後述するアンテナ2とこのアンテナ2に実装したICチップ3とから非接触状態でデータを受け渡しするとともに、データを蓄積する機能を実施するように設けられているものであり、前記アンテナ2を見る角度によって(即ち、非接触型データ送受信体の角度を変化させると)そのアンテナ2の色彩が変化する変色表示を行なって改竄に対する抑止効果を高めている。
【0005】
この非接触型データ送受信体1にあっては積層構成を有するものであって、まず、中心側に上記アンテナ2とICチップ3とを有する所要の大きさとしたベースフィルム4が位置している。ベースフィルム4としては厚さ50μmのPETフィルムを使用していて、これにシルク印刷手法により導電性インキをアンテナパターンにして印刷してアンテナ2を印刷形成している。なお、本実施例では、ベースフィルムは、カードの表裏両面側からアンテナ2が見えるように、透明な材質ものを選択している。
使用する導電性インキは、銀ペースト(製品名:LS−411AW、アサヒ化学研究所製)100質量部に対して、パール顔料(製品名:Iriondin211、メルク社製)を10質量部添加し、粘度調整剤としてイソホロンおよびブチルセルソロブアセテートを適量加えたものである。
この導電性インキによりアンテナ2を形成し、アンテナ2が得られた後にICチップ3を実装している。
【0006】
上述のようにしてアンテナ2にICチップ3を実装したベースフィルム4は、図2に示すように透明なホットメルト接着剤6を用いて、表裏の外面層となるオーバーシート材7に挟み込んで接着することで非接触型データ送受信体1が得られる。前記ホットメルト接着剤6には厚さ100μmのヒートシール接着剤シートが利用でき、オーバーシート材7には厚さ250μmのPVCシートが使用できる。さらに、前記ホットメルト接着剤6はヒートシール接着剤をコートしたものであってもよい。
そして、上記オーバーシート材7にあってはアンテナ対応部分8が透明とされるとともにその他の部分が不透明であって、このアンテナ対応部分8からアンテナ2が目視可能に設けられている。
上記構造の非接触型データ送受信体を傾けるようにしてアンテナの色合いの変化を観察したところ、アンテナの色彩が銀色から赤色に変化することが確認できた。
【0007】
上記パール顔料を製品名:Iriondin221(メルク社製)に変えた以外は上記構成と同じにして非接触型データ送受信体を作成した。この非接触型データ送受信体を傾けるようにしてアンテナの色合いの変化を観察したところ、アンテナの色彩が銀色から緑色に変化することが確認できた。
【0008】
上記パール顔料を上記製品名:Iriondin211(メルク社製)としたまま、その添加量を5質量部に変えた以外は上記構成と同じにして非接触型データ送受信体を作成した。この非接触型データ送受信体を傾けるようにしてアンテナの色合いの変化を観察したところ、アンテナの色彩が銀色から青色に変化することが確認できた。
【0009】
このように、アンテナ対応部分8から見えるアンテナ2の色彩が非接触型データ送受信体1を傾けるだけで変化して目視できるものとなり、非接触型データ送受信体1の改竄を抑止する効果が高くなる。即ち、アンテナ2を構成する細い金属層の部分においてのみ色彩が変化して見えるものとなっているため、このアンテナ部分の改竄が極めて困難であることを強調できるものとなる。
なお、変色顔料を添加せずに、アンテナを銀ペーストなどの導電性物質のみを含有する導電性インキで形成した場合には、上述のように非接触型データ送受信体の角度を変えても、そのアンテナの色合いが変化しないことを確認した。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の非接触型データ送受信体によれば、傾けることで色合いを変化させる変色顔料を添加してなる導電性インキをベースフィルムにアンテナパターンで印刷してなるアンテナを有し、特に、該アンテナにICチップを実装した前記ベースフィルムを、オーバーシート材が挟み込み、前記オーバーシート材の少なくともアンテナ対応部分を透明にして前記アンテナが目視可能に設けられていることを特徴とするものである。これによって、アンテナを構成する細い金属層の部分においてのみ色彩が変化する状態をアンテナ対応部分を通して外部から見ることができるようになり、この部分の改竄が極めて困難であることを強調できて、改竄の抑止効果が高くなるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触型データ送受信体の一例を示す説明図である。
【図2】一例の要部を分解状態で示す説明図である。
【符号の説明】
1…非接触型データ送受信体
2…アンテナ
4…ベースフィルム
7…オーバーシート材
8…アンテナ対応部分

Claims (1)

  1. 傾けることで色合いを変化させる変色顔料を添加してなる導電性インキをベースフィルムにアンテナパターンで印刷してなるアンテナを有し、アンテナにICチップを実装した前記ベースフィルムをオーバーシート材の間に挟み込み、前記オーバーシート材のアンテナ対応部分を透明にして前記アンテナが目視可能に設けられていることを特徴とする非接触型データ送受信体。
JP2000232236A 2000-07-31 2000-07-31 非接触型データ送受信体 Expired - Fee Related JP4662392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000232236A JP4662392B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 非接触型データ送受信体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000232236A JP4662392B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 非接触型データ送受信体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002042089A JP2002042089A (ja) 2002-02-08
JP4662392B2 true JP4662392B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=18724948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000232236A Expired - Fee Related JP4662392B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 非接触型データ送受信体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4662392B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100592484C (zh) 2005-05-24 2010-02-24 富士通株式会社 Ic标签的安装结构及安装用ic芯片
KR100745659B1 (ko) 2005-09-16 2007-08-02 김인재 투명 알에프아이디 태그 장치 및 그 제조방법
JP5684673B2 (ja) * 2011-08-12 2015-03-18 株式会社フジクラ 漏洩同軸ケーブル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998013211A1 (en) * 1996-09-26 1998-04-02 Reserve Bank Of Australia Banknotes incorporating security devices
WO1999054842A1 (en) * 1998-04-20 1999-10-28 Vhp Veiligheidspapierfabriek Ugchelen B.V. Substrate which is made from paper and is provided with an integrated circuit

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998013211A1 (en) * 1996-09-26 1998-04-02 Reserve Bank Of Australia Banknotes incorporating security devices
WO1999054842A1 (en) * 1998-04-20 1999-10-28 Vhp Veiligheidspapierfabriek Ugchelen B.V. Substrate which is made from paper and is provided with an integrated circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002042089A (ja) 2002-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040011876A1 (en) Identity card
JP4610054B2 (ja) 非接触型データ送受信体
JP4662392B2 (ja) 非接触型データ送受信体
CA2199000C (en) Information recording medium and process for production thereof
JP4610055B2 (ja) 非接触型データ送受信体
JP2017068416A (ja) Icカード
JP2005050218A (ja) Icカード
JPH0740690A (ja) Idカードおよびその作成方法
JP2002140681A (ja) 情報記録媒体とその製造方法
JP5811843B2 (ja) ホログラム付きicカード
JP2003145964A (ja) 透明磁気カード
JP4263006B2 (ja) Icカードの製造方法及びicカードの製造装置
JPH09175062A (ja) プラスチックカード
CN216268284U (zh) 一种塑料透明卡片
JPS6039264Y2 (ja) 隠し模様を含むシ−ル材
US20040041032A1 (en) Identity card
JPH07129081A (ja) 印刷物とその製造方法
JPH0490392A (ja) 貴金属封入カードとその製造方法
JP2009048661A (ja) Icカードの製造方法
JP2002024782A (ja) 磁気カード
JP2003067706A (ja) 非接触icカード記録媒体及びその製造方法
JPH1173111A (ja) 偽造防止用ラベル
JP2001253187A (ja) 立体印刷物
JP2022087390A (ja) 積層体、積層体を用いたカード及び冊子体
JP2003050985A (ja) 非接触icチップ付きカードフォーム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070704

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090312

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4662392

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees