JP4263006B2 - Icカードの製造方法及びicカードの製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はICモジュールを内装したICカードシートよりICカードを打ち抜くICカードの製造方法及びICカードの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
身分証明書カードやクレジットカード等の識別カード(IDカード)としては、従来は磁気記録方式によりデータを保存するカードが広く利用されてきた。この磁気記録方式のカードでは、そのデータの書き換えが比較的容易に行えるため、データの改ざん防止が充分でないこと、また、磁気記録方式によるデータは外的な影響を受けやすいため、データが破壊され、データの保護が十分に行えないといった問題があった。そこで、ICチップからなるメモリと、このメモリ制御用のマイクロコンピュータをカードに組み込んで、このメモリにデータを記憶し、必要に応じてデータを読み出したりすることが可能なICカードが提案され、近年広まっている。
【0003】
このICカードは内部にICチップを有しており、内部のループアンテナや表面に設けられた電気接点を介して外部の機器とデータの授受を行うように構成されている。
【0004】
なお、ループアンテナ等により電波を使用するもの、或いは、他の手段で信号を非接触で外部と授受するものが非接触型と呼ばれ、電気接点を使用するものは接触型と呼ばれている。
【0005】
ここで、非接触型のICカードの製造方法の概要を図4に基づいて説明する。図4(a)はICカードシートの分解斜視図、図4(b)はICモジュールの拡大斜視図、図4(c)はICカードシートよりICカードを打ち抜いた状態を示す斜視図である。
【0006】
図4(a)において、3はICカード用のICカードシートを示す。ICカードシート3は、少なくとも1個のICモジュール302をコアシートの基材302aに整列配置・貼着したコアシート303と、コアシート303の上側に接着される第1のシート301と、コアシート303の下側に接着される第2のシート304とを有している。301aは第1のシート301に設けられたICカード用の図柄を示す。
【0007】
図4(b)において、ICモジュール302はICチップ302bとループアンテナ302cとを有している。
【0008】
図4(c)において、1はICカードシート3より図柄301aに合わせ打ち抜かれたICカードを示す。
【0009】
なお、ICカードシート3は1個のICモジュール302毎に製造してもよいし、帯状の第1のシート及び第2のシートの間に複数のICモジュール302を有するコアシート303を連続的に挟み込んで、帯状に製造し断裁して複数のICモジュール302を内装する一枚のICカードシート3にしてもよく、製造装置に合わせ適宜選択して製造される。
【0010】
なお、ICカード1を打ち抜くにあたり、打ち抜き抵抗を小さくし、生じる騒音を下げることができるように、パンチやダイに傾斜角を持たせた打ち抜き装置が下記の特許文献1,2に記載されている。
【0011】
【特許文献1】
特開平7−328999号公報
【0012】
【特許文献2】
特開平7−329000号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如くICカードが製造されるが、従来は第1のシートと第2のシートとが同一の素材及び物性から構成されていることが多かった。そのため、ICカードに傷が付いた場合により問題になるシート面を上にして搬送し、その上面側からパンチにより打ち抜いてICカードを製造していた。
【0014】
しかし、近年のICカードは、第1のシートに文字や顔写真等の画像が形成可能な受像層を設けると共に画像保護のためにその上に透明保護層を設け、第2のシートには筆記可能な筆記層を設けているため、双方のシートの素材や物性が異なるようになった。このような場合には、何れのシートの側から打ち抜くかによって、打ち抜いたICカードの断面に亀裂が入ることがあることが分かった。
【0015】
本願発明は、このような観点から研究開発を進めてなされたものであり、受像層を有する第1のシートと筆記層を有する第2のシートとの間にICモジュールを封入したICカードを、ICカードの形状の孔部を有するダイとダイの孔部に挿脱自在に嵌合するパンチとにより打ち抜いて製造する場合に、ICカードの断面に亀裂が入らずに、良好な品質のICカードが得られるICカードの製造方法及びICカードの製造装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的は下記の何れかの手段により達成される。
【0017】
▲1▼画像形成可能な受像層を有する第1のシートと筆記可能な筆記層を有する第2のシートとの間にICモジュールを封入したICカードを、該ICカードの形状の孔部を有するダイと該ダイの孔部に挿脱自在に嵌合するパンチとにより打ち抜いて製造するICカードの製造方法であって、前記第1のシートを前記ダイの側に位置させ前記第2のシートを前記パンチの側に位置させて、前記ICカードを打ち抜くことを特徴とするICカードの製造方法。
【0018】
▲2▼画像形成可能な受像層を有する第1のシートと筆記可能な筆記層を有する第2のシートとの間にICモジュールを封入したICカードを、該ICカードの形状の孔部を有するダイと該ダイの孔部に挿脱自在に嵌合するパンチとにより打ち抜いて製造するICカードの製造方法であって、前記第1のシートを前記パンチの側に位置させて冷却し、且つ、前記第2のシートを前記ダイの側に位置させて加熱した後、前記ICカードを打ち抜くことを特徴とするICカードの製造方法。
【0019】
▲3▼画像形成可能な受像層を有する第1のシートと筆記可能な筆記層を有する第2のシートとの間にICモジュールを封入したICカードを製造するICカードの製造装置であって、前記ICカードの形状の孔部を有するダイと、前記ダイの孔部に挿脱自在に嵌合するパンチと、を備え、前記第1のシートを前記ダイの側に位置させ前記第2のシートを前記パンチの側に位置させて、前記ICカードを打ち抜くことを特徴とするICカードの製造装置。
【0020】
▲4▼画像形成可能な受像層を有する第1のシートと筆記可能な筆記層を有する第2のシートとの間にICモジュールを封入したICカードを製造するICカードの製造装置であって、前記ICカードの形状の孔部を有するダイと、前記ダイの孔部に挿脱自在に嵌合するパンチと、前記ICカードの前記ダイ側の面を加熱する加熱手段と、前記ICカードの前記パンチ側の面を冷却する冷却手段と、を備えたことを特徴とするICカードの製造装置。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のICカードの製造方法及びその製造装置に関しての実施の形態を図を参照して詳細に説明する。
【0022】
先ず、一般的なICカードシートの製造装置の一例を図1乃至図2を参照して説明する。
【0023】
図1はICカードシートの製造装置の一例を示す模式図である。
ICカードシートの製造装置はコアシート303の上側に貼着するロール状に巻き取った第1のシート301及び下側に貼着するロール状に巻き取った第2のシート304の供給部6と、コアシート303に第1のシート301及び第2のシート304を貼着する貼着部7と、帯状になったICカードシートを所定の大きさに切断する切断部8とを有している。
【0024】
供給部6は、第1のシート301を貼着部7に供給する第1供給部6aと、第2のシート304を貼着部7に供給する第2供給部6bとを有している。第1供給部6aは、第1のシート301と、第1のシート301を貼着部7に供給するためのガイドローラ602aと、駆動ローラ603aと、第1のシート301にホットメルト接着剤604aを所定の厚さで塗工するホットメルトアプリケーターコータ605aとを有している。
【0025】
第2供給部6bは、第2のシート304と、第2のシート304を貼着部7に供給するためのガイドローラ602bと、駆動ローラ603bと、第2のシート304にホットメルト接着剤604bを所定の厚さで塗工するホットメルトアプリケーターコータ605bとを有している。
【0026】
なお、第1のシート301には、昇華熱転写方式、溶融熱転写方式、若しくはインクジェット方式により個人識別情報となる文字や顔写真の画像が印刷される受像層が形成されていて、更に、活性光線硬化樹脂からなり受像層を保護する透明保護層が形成されている。
【0027】
また、第2のシート304には、筆記可能な筆記層が形成されている。
接着剤が塗工された第1のシート301と、第2のシート304とは離間して対向する状態で貼着部7に供給される。第1のシート301と、第2のシート304とは離間して対向する位置には、少なくとも1個のICモジュールを貼着したコアシート303が不図示のコアシート供給部から供給される。コアシート303はシート状やロール状で供給されてもかまわない。
【0028】
貼着部7は、恒温室701と、第1のシート301と第2のシート304を押圧する複数の押圧ロール702a,702bとを有している。これら押圧ロール702a,702bによりコアシート303が第1のシート301と第2のシート304の間に挟持された状態の帯状のICカードシート4が製造される。
【0029】
切断部8は、駆動ローラ801と上下方向(図中の矢印方向)の移動が可能に設けられた切断刃802とを有する。貼着部7から駆動ローラ801により送られてくる帯状のICカードシート4は予め決められた大きさに切断され枚葉のICカードシート3が製造される。
【0030】
ここで、本発明におけるICモジュール302を貼着するコアシート303の基材として、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン−4フッ化エチレン共重合体等のポリフッ化エチレン系樹脂、ナイロン6、ナイロン6.6等のポリアミド、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロン等のビニル重合体、生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性ポリカーボネート、生分解性ポリ乳酸、生分解性ポリビニルアルコール、生分解性セルロースアセテート、生分解性ポリカプロラクトン等の生分解性樹脂、三酢酸セルロース、セロファン等のセルロース系樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリメタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル、等のアクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリイミド等の合成樹脂シート、上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙等の紙、金属箔等の単層体、または、これらの2層以上の積層体が挙げられる。
【0031】
基材の厚みは30〜300μm、望ましくは50〜200μmである。
また、基材上に後加工上、密着性向上のために易接処理を行っていてもよく、チップ保護のために帯電防止処理を行っていてもよい。具体的には、帝人デュポンフィルム株式会社製のU2シリーズ、U4シリーズ、ULシリーズ、東洋紡績株式会社製クリスパーGシリーズ、東レ株式会社製のE00シリーズ、E20シリーズ、E22シリーズ、X20シリーズ、E40シリーズ、E60シリーズ、QEシリーズを好適に用いることができる。
【0032】
本発明における第1のシート301には、当該カード利用者の顔画像を形成するため、受像層の他にクッション層を設けてもよい。個人認証カード基体表面には画像要素が設けられ、顔画像等の認証識別画像、属性情報画像、フォーマット印刷から選ばれる少なくとも一つが設けられたものであってもよく、また、全く印刷部分のないホワイトカードであってもよい
第1シート部材に設ける受像層は、バインダーと各種の添加剤で形成することができる。
【0033】
本発明における受像層は、昇華型熱転写方式により階調情報含有画像を形成すると共に、昇華型熱転写方式または溶融型熱転写方式により文字情報含有画像を形成するので、昇華性色素の染着性、または昇華性色素の染着性とともに熱溶融性インクの接着性も良好でなければならない。かかる特別な性質を受像層に付与するには、後述するように、バインダー、各種の添加剤及びそれらの配合量を適宜に調整することが必要である。
【0034】
以下、受像層を形成する成分について詳述する。
本発明における受像層用のバインダーは、通常に知られている昇華型感熱転写記録受像層用のバインダーを適宜に用いることができる。主なバインダーとしては、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂等様々のバインダーを使用することができる。
【0035】
但し、本発明によって形成される画像につき、実際的要求(たとえば発行されるIDカードに所定の耐熱性が要求される等)が存在するのであれば、そのような要求項目を満たすようにバインダーの種類或いは組み合わせを考慮することが必要になる。画像の耐熱性を例にすると、60℃以上の耐熱性が要求されるのであれば、昇華性色素のにじみを考慮して、Tgが60℃以上であるバインダーを使用するのが好ましい。
【0036】
また、受像層を形成するに際して、必要に応じて、例えば金属イオン含有化合物を含有させるのが好ましい場合がある。特に、熱移行性化合物がこの金属イオン含有化合物と反応してキレートを形成する場合である。
【0037】
前記金属イオン含有化合物を構成する金属イオンとしては、例えば周期律表の第I〜第VIII族に属する2価及び多価の金属が挙げられるが、中でもAl,Co,Cr,Cu,Fe,Mg,Mn,Mo,Ni,Sn,Ti,Zn等が好ましく、特にNi,Cu,Co,Cr,Zn等が好ましい。これらの金属イオンを含有する化合物としては、該金属の無機または有機の塩及び該金属の錯体が好ましい。具体例を挙げると、Ni2+,Cu2+,Co2+,Cr2+及びZn2+を含有した下記一般式で表される錯体が好ましく用いられる。
[M(Q1)k(Q2)m(Q3)n]p+p(L−)
ただし、式中Mは金属イオンを表し、Q1,Q2,Q3は各々Mで表される金属イオンと配位結合可能な配位化合物を表し、これらの配位化合物としては例えば「キレート化学(5)(南江堂)」に記載されている配位化合物から選択することができる。特に好ましくは、金属と配位結合する少なくとも一個のアミノ基を有する配位化合物を挙げることができ、更に具体的には、エチレンジアミン及びその誘導体、グリシンアミド及びその誘導体、ピコリンアミド及びその誘導体が挙げられる。Lは錯体を形成し得る対アニオンであり、Cr,SO4,ClO4等の無機化合物アニオンやベンゼンスルホン酸誘導体、アルキルスルホン酸誘導体等の有機化合物アニオンが挙げられるが、特に好ましくはテトラフェニルホウ素アニオン及びその誘導体、ならびにアルキルベンゼンスルホン酸アニオン及びその誘導体である。kは1,2または3の整数を表し、mは1,2または0を表し、nは1または0を表すが、これらは前記一般式で表される錯体が4座配位か、6座配位かによって決定されるか、或いはQ1,Q2,Q3の配位子の数によって決定される。pは1,2または3を表す。
【0038】
この種の金属イオン含有化合物としては、米国特許第4,987,049号明細書に例示されたものを挙げることができる。前記金属イオン含有化合物を添加する場合、その添加量は受像層に対して、0.5〜20g/m2が好ましく、1〜15g/m2がより好ましい。
【0039】
また、受像層には、離型剤を添加することが好ましい。有効な離型剤としては、用いるバインダーと相溶性のあるものが好ましく、具体的には変性シリコーンオイル、変性シリコーンポリマーが代表的であり、例えばアミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、ポリエステル変性シリコーンオイル、アクリル変性シリコーン樹脂、ウレタン変性シリコーン樹脂等が挙げられる。このなかでもポリエステル変性シリコーンオイルはインクシートとの融着を防止するが、受像層の2次加工性を妨げないという点で特に優れている。受像層の2次加工性とは、マジックインキでの筆記性、できた画像を保護する際に問題となるラミネート性等を指す。この他離型剤としてはシリカ等の微粒子も有効である。2次加工性を問題としない場合は融着防止策として硬化型シリコーン化合物の使用も有効である。紫外線硬化型シリコーン、反応硬化型シリコーン等が入手可能であり、大きな離型効果が期待出来る。
【0040】
本発明における受像層は、その形成成分を溶媒に分散或いは溶解してなる受像層用塗工液を調製し、その受像層用塗工液を前記支持体の表面に塗布し、乾燥する塗工法によって製造することができる。
【0041】
支持体の表面に形成される受像層の厚みは、一般に1〜50μm、好ましくは2〜10μm程度である。本発明においては、支持体と受像層との間にクッション層或いはバリヤー層を設けることもできる。クッション層を設けると、ノイズが少なくて、画像情報に対応した画像を再現性よく転写記録することができる。クッション層を構成する材質としては例えばウレタン樹脂、アクリル樹脂、エチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ブタジエンラバー、エポキシ樹脂、特願2001−16934号公報等に記載の光硬化型樹脂等が挙げられる。クッション層の厚さは通常、1〜50μm、好ましくは3〜30μmである。
【0042】
フォーマット印刷からなる情報坦持体とは、識別情報及び書籍情報を記録した複数の選ばれる少なくとも一つが設けられた情報坦持体を表し、具体的には、罫線、社名、カード名称、注意事項、発行元電話番号等を表す。
【0043】
フォーマット印刷からなる情報坦持体の形成には、日本印刷技術協会出版の「平版印刷技術」、「新・印刷技術概論」、「オフセット印刷技術」、「製版・印刷はやわかり図鑑」等に記載されている一般的なインキを用いて形成することができ、光硬化型インキ、油溶性インキ、溶剤型インキ等にカーボン等のインキにより形成される。また、場合により目視による偽造防止の為に透かし印刷、ホログラム、細紋等が採用されてもよく、偽造変造防止層としては印刷物、ホログラム、バーコード、マット調柄、細紋、地紋、凹凸パターン等で適時選択さ、可視光吸収色材、紫外線吸収材、赤外線吸収材、蛍光増白材、金属蒸着層、ガラス蒸着層、ビーズ層、光学変化素子層、パールインキ層、隣片顔料層、帯電防止層等から表シートに印刷等で設けることも可能である。
【0044】
本発明のクッション層を形成する材料としては、特願2001−1693号公報に記載の光硬化型樹脂、ポリオレフィンが好ましい。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−水素添加イソプレン−スチレンブロック共重合体、ポリブタジエンの様な柔軟性を有し、熱伝導性の低いものが適する。
【0045】
本発明のクッション層を形成する材料としては、ポリオレフィンが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−水素添加イソプレン−スチレンブロック共重合体、ポリブタジエン、光硬化型樹脂層の様な柔軟性を有し、熱伝導性の低いものが適する。具体的には、特願2001−16934号公報等のクッション層を使用することが出来る。
【0046】
本発明におけるクッション層としては、受像層と電子部品の間にクッション層を有するかいずれの形態であれば特に制限はないが、前記基体と実質的に同質の別支持体の第2シート部材もしくは第1、第2シート部材両面上に塗設或いは貼合されて、形成される事が特に好ましい。
【0047】
第2のシート304には筆記層が設けられているが、筆記層はIDカードの裏面に筆記をすることができるようにした層である。このような筆記層としては、例えば炭酸カルシウム、タルク、ケイソウ土、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機微細粉末を熱可塑性樹脂(ポリエチレン等のポリオレフィン類や、各種共重合体等)のフィルムに含有せしめて形成することができる。特開平1−205155号公報に記載の「書き込み層」をもって形成することができる。
【0048】
ホットメルト接着剤としては特に限定なく使用でき、例えば、特開2000−36026号公報、同2000−219855号公報、同2000−211278号公報、同2000−219855号公報等に開示されているホットメルト接着剤が挙げられる。又、本図では、ホットメルト接着剤を使用する場合を示したが、その他の接着剤も使用可能であり、例えばエポキシ系2液混合タイプ、特開平10−316959号公報、同11−5964号公報に開示されている光硬化型接着剤等が挙げられる。
【0049】
図2はICカードの打ち抜き部の概略斜視図である。
ICカードシート3は搬送台11に載置されて右方より左方に移動し、位置検出部12を通過した後、打ち抜き部13で打ち抜かれる。
【0050】
打ち抜き部13においては、パンチ13aがダイ13bに挿入されて、ICカードシート3が搬送方向と直交する方向の数だけ打ち抜かれ、打ち抜かれた個々のICカード1はその下方に積載される。そして、全てのICカード1が打ち抜かれたICカードシート3は左方に搬送される。
【0051】
なお、この打ち抜き機構は抜き落としと呼ばれる機構である。しかし、パンチと対向し且つパンチの方向に付勢されたノックアウトを備え、打ち抜き時にパンチが下降するとノックアウトと共にICカードが下降し、パンチが上昇するとノックアウトと共にICカードが上昇するプッシュバックと呼ばれる機構を用いてもよい。これによって、打ち抜かれたICカードはICカードシートの位置に戻り、打ち抜き部より下流側の工程で分離され集積される。
【0052】
また、このようにして製造するICカードにおいて、ICチップが位置するシート面は平面性が劣って印刷に好ましくない。そこで、顔写真がICチップと厚み方向で重複しないように配置して、顔写真を印刷することが望ましい。
【0053】
顔写真等を印刷するにあたって、ICモジュールを構成するICチップの周辺部の平面性は±10μm以内であることが望ましい。
【0054】
以上の如くICカードが製造されるが、「発明が解決しようとする課題」に記した如く、打ち抜いたICカードの断面に亀裂が入ることを防止する方法について以下に記す。
【0055】
受像層を有する第1のシートと筆記層を有する第2のシートを備えたICカードをパンチとダイによって打ち抜く場合、実験の結果、第1のシートをパンチ側に位置させ、第2のシートをダイ側に位置させると、第2のシートの断面に亀裂が入り易いことが分かった。
【0056】
この原因を推測すると、以下の如きである。第1のシートと第2のシートとでは弾性率が異なり、第1のシートより第2のシートの方が弾性率が高いことが分かった。そして、第1のシートをパンチ側に位置させ、第2のシートをダイ側に位置させて打ち抜くと、弾性率の低い第1のシートはより延性が大きいのでパンチによって引き延ばされるのみであるが、弾性率の高い第2のシートは延性が小さいので最初はダイによって引き延ばされるが、途中で剪断状態になり、このときに第2のシートの断面に亀裂が入るものと思われる。
【0057】
これにより、弾性率の高い第2のシートをパンチ側に位置させ、弾性率の低い第1のシートをダイ側に位置させて実験すると、第1のシートの断面にも第2のシートの断面にも亀裂が入らないことが分かった。
【0058】
即ち、筆記層を有する第2のシートをパンチ側に位置させ、受像層を有する第1のシートをダイ側に位置させて打ち抜くことにより、断面に亀裂が入らずに、良好な品質のICカードが得られることが分かった。
【0059】
なお、第1のシートの弾性率は常温で100〜200N/mm2であり、第2のシートの弾性率は常温で1000〜5000N/mm2である。
【0060】
また、製造工程上の理由により、第1のシートをパンチ側に位置させ、第2のシートをダイ側に位置させて打ち抜かなくてはならない場合もある。このようなときには、所定の冷却手段によってICカードのパンチ側の面を冷却し、所定の加熱手段によってICカードのダイ側の面を加熱すればよい。即ち、パンチ側の面を冷却することによって第1のシートの弾性率を100N/mm2から600N/mm2に上げることが可能であり、ダイ側の面を加熱することによって第2のシートの弾性率を1000N/mm2から400N/mm2に下げることが可能になる。これによって、前述とは逆に第1のシートの弾性率の方が第2のシートの弾性率より高くなるので、受像層を有する第1のシートをパンチ側に位置させ、筆記層を有する第2のシートをダイ側に位置させて打ち抜いても、断面に亀裂が入らずに、良好な品質のICカードが得られる。
【0061】
なお、弾性率の測定は、ポリプロピレンフィルムに受像層及び筆記層を各々塗布し、塗布後にポリプロピレンフィルムを剥離し、弾性率測定器を用いて測定した。
【0062】
次に、図3にパンチとダイの断面図を示す。図3(a)は従来のパンチとダイの図であり、図3(b)は本発明におけるパンチとダイの図である。
【0063】
図3(a)に示す如く、従来のパンチ33aの刃先角度θは、15°,30°,45°,60°といった角度を有していた。なお、33bはダイである。
【0064】
また、特許文献1,2に記載されているように、パンチの刃先が周辺に沿って同一高さでなくて傾斜を有しており、打ち抜き時にパンチが徐々に食い込んでゆく形式のものもあった。
【0065】
しかし、前述の如くICカードの断面に亀裂が入らないようにするためには、パンチの形状にも考慮すると、より亀裂が入り難いことが分かった。
【0066】
即ち、図3(b)に示す如く、パンチ23aの刃先角度θを80〜90°に設定し、且つ刃先に連なって平坦な平坦部23a1を有する形状にすることによっって、より亀裂が入り難くなった。
【0067】
また、ダイ23bに対するパンチ23aの移動速度(m/min)も影響することが分かった。亀裂発生の確率は、実験の結果、2.5m/minでは1%、5.0m/minでは5%以下、7.0m/minでは20%、8.0m/minでは40%、10.0m/minでは90%であった。これにより、製造工程ではダイに対するパンチの移動速度は2.5m/min以上、7.0m/min以下であることが好ましい。即ち、2.5m/min以下では遅すぎて製造効率が低下し、7.0m/min以上では亀裂発生が多すぎることになる。
【0068】
なお、以上の如く記したICカードは非接触式であったが、接触式であっても全く同様である。
【0069】
【発明の効果】
本発明のICカードの製造方法及びICカードの製造装置によれば、受像層を有する第1のシートと筆記層を有する第2のシートとの間にICモジュールを封入したICカードを、ICカードの形状の孔部を有するダイとダイの孔部に挿脱自在に嵌合するパンチとにより打ち抜いて製造する場合に、ICカードの断面に亀裂が入らずに、良好な品質のICカードが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICカードシートの製造装置の一例を示す模式図である。
【図2】ICカードの打ち抜き部の概略斜視図である。
【図3】パンチとダイの断面図である。
【図4】ICカードシートの製造方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ICカード
3 ICカードシート
13a,23a パンチ
23a 平坦部
13b,23b ダイ
301 第1のシート
302 ICモジュール
302b ICチップ
303 コアシート
304 第2のシート
604b ホットメルト接着剤
Claims (9)
- 画像形成可能な受像層を有する第1のシートと筆記可能な筆記層を有する第2のシートとの間にICモジュールを封入したICカードを、該ICカードの形状の孔部を有するダイと該ダイの孔部に挿脱自在に嵌合するパンチとにより打ち抜いて製造するICカードの製造方法であって、
前記第1のシートを前記パンチの側に位置させて冷却し、且つ、前記第2のシートを前記ダイの側に位置させて加熱した後、前記ICカードを打ち抜くことを特徴とするICカードの製造方法。 - 前記パンチは80度以上、90度以下の角度の刃先を有すると共に、該刃先に連なって平坦な平坦部を有することを特徴とする請求項1に記載のICカードの製造方法。
- 前記ダイに対して前記パンチを2.5m/min以上、7.0m/min以下の速度で移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のICカードの製造方法。
- 前記第1のシートに、昇華熱転写方式、溶融熱転写方式、若しくはインクジェット方式により個人識別情報となる文字や顔写真の画像を印刷することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のICカードの製造方法。
- 前記第1のシートと前記第2のシートとの間にホットメルト接着剤を塗工することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のICカードの製造方法。
- 活性光線硬化樹脂からなり前記受像層を保護する透明保護層を設けることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のICカードの製造方法。
- 前記ICモジュールを構成するICチップと、顔画像が形成される部所とが厚み方向で重複しないように配置することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のICカードの製造方法。
- 前記第1のシートにおける前記ICモジュールを構成するICチップの周辺部の平面性を、±10μm以内に形成することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のICカードの製造方法。
- 前記ICカードは非接触式であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のICカードの製造方法。
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