JPH11353448A - Icカードの製造方法及びicカードの製造装置 - Google Patents

Icカードの製造方法及びicカードの製造装置

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JPH11353448A
JPH11353448A JP16315798A JP16315798A JPH11353448A JP H11353448 A JPH11353448 A JP H11353448A JP 16315798 A JP16315798 A JP 16315798A JP 16315798 A JP16315798 A JP 16315798A JP H11353448 A JPH11353448 A JP H11353448A
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JP
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card
sheet material
adhesive
sheet
unit
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JP16315798A
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Toshio Kato
利雄 加藤
Masayoshi Yamauchi
正好 山内
Hiroshi Watanabe
洋 渡邉
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】切りくずやひげの発生を防止し、品質の安定が
図れ、歩留が向上する。 【解決手段】ICユニット6を内蔵して、少なくとも2
枚のシート材で接着剤を介して挟み、この後熱及び/又
は圧力を付与してICユニット6を封入し、その後シー
ト材を切断してカードにするICカードCAの製造方法
において、シート材を切断してカードにするときに、シ
ート材を常温より加温する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICユニットを
内臓するICカードの製造方法及びICカードの製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICユニットを内臓するICカードは、
例えば社員証、学生証等の個人の身分を証明するIDカ
ードに用いられ、表面に顔画像と記載情報を有し、裏面
に筆記具等により記入することができる筆記層を設けた
ものがある。
【0003】このようなICカードには、ICユニット
を内蔵して、少なくとも2枚のシート材で接着剤を介し
て挟み、この後熱及び/又は圧力を付与してICユニッ
トを封入し、その後切断してカードにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、接着剤とし
て、例えば反応型ホットメルトを用いた場合には、2枚
のシート材と接着剤の硬さが異なるため、切断が難し
く、切りくずやひげの発生があり品質上の問題を起こし
ている。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、切りくずやひげの発生を防止し、品質の安定が図
れ、歩留が向上するICカードの製造方法及びICカー
ドの製造装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1記載の発明は、『ICユニットを
内蔵して、少なくとも2枚のシート材で接着剤を介して
挟み、この後熱及び/又は圧力を付与して前記ICユニ
ットを封入し、その後シート材を切断してカードにする
ICカードの製造方法において、前記シート材を切断し
てカードにするときに、前記シート材を常温より加温す
ることを特徴とするICカードの製造方法。』である。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、シート
材を常温より加温して2枚のシート材と接着剤の硬度を
均一化して切断することで、切りくずやひげの発生を防
止し、品質の安定が図れ、歩留が向上する。
【0009】請求項2記載の発明は、『ICユニットを
内蔵して、少なくとも2枚のシート材で接着剤を介して
挟み、この後熱及び/又は圧力を付与して前記ICユニ
ットを封入し、その後シート材を切断してカードにする
ICカードの製造方法において、前記シート材を切断し
てカードにするときに、前記シート材を冷却することを
特徴とするICカードの製造方法。』である。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、シート
材を冷却して接着剤をもろくして切断することで、切り
くずやひげの発生を防止し、品質の安定が図れ、歩留が
向上する。
【0011】請求項3記載の発明は、『前記シート材を
型抜き金型により切断することを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載のICカードの製造方法。』である。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、シート
材を型抜き金型により容易に切断することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、『前記シート材を
レーザーにより切断することを特徴とする請求項1また
は請求項2記載のICカードの製造方法。』である。
【0014】この請求項4記載の発明によれば、シート
材をレーザーにより溶かして容易に切断することができ
る。
【0015】請求項5記載の発明は、『ICユニットを
内蔵して、少なくとも2枚のシート材で接着剤を介して
挟み、この後熱及び/又は圧力を付与して前記ICユニ
ットを封入し、その後シート材を切断してカードにする
ICカードの製造装置において、前記シート材を切断し
てカードにするときに、前記シート材を常温より加温す
る加温手段を備えることを特徴とするICカードの製造
装置。』である。
【0016】この請求項5記載の発明によれば、常温よ
り加温して2枚のシート材と接着剤の硬度を均一化して
切断する簡単な構造で、切りくずやひげの発生を防止
し、品質の安定が図れ、歩留が向上する。
【0017】請求項6記載の発明は、『ICユニットを
内蔵して、少なくとも2枚のシート材で接着剤を介して
挟み、この後熱及び/又は圧力を付与して前記ICユニ
ットを封入し、その後シート材を切断してカードにする
ICカードの製造装置において、前記カードに切断する
ときに、前記シート材を冷却する冷却手段を備えること
を特徴とするICカードの製造装置。』である。
【0018】この請求項6記載の発明によれば、シート
材を冷却して接着剤をもろくして切断する簡単な構造
で、切りくずやひげの発生を防止し、品質の安定が図
れ、歩留が向上する。
【0019】請求項7記載の発明は、『前記シート材を
切断する型抜き金型を備えることを特徴とする請求項5
または請求項6記載のICカードの製造装置。』であ
る。
【0020】この請求項7記載の発明によれば、シート
材を型抜き金型による簡単な構造で容易に切断すること
ができる。
【0021】請求項8記載の発明は、『前記シート材を
切断するレーザーを備えることを特徴とする請求項5ま
たは請求項6記載のICカードの製造装置。』である。
【0022】この請求項8記載の発明によれば、シート
材をレーザーによる簡単な構造で溶かして容易に切断す
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明のICカードの製
造方法及びICカードの製造装置の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0024】図1はICカードを示す断面図である。I
CカードCAは、例えば厚さが1mm以下であり、社員
証、学生証等の個人の身分を証明するに用いられ、第1
及び第2のシート材1,4と、これら第1及び第2のシ
ート材1,4間に介在される接着剤層3とからなる。第
1のシート材1は、フィルム支持体11と、このフィル
ム支持体11の表面に形成された画像、記載情報印刷用
の受像層2からなる。第2のシート材4は、フィルム支
持体12と、このフィルム支持体11の表面に形成され
た筆記層5からなる。接着剤層3内にはICチップ6a
とアンテナ6bを有するICユニット6が封入されてい
る。
【0025】接着剤層を構成する接着剤がホットメルト
接着剤であることが好ましく、ホットメルト接着剤が反
応型であると更に良い。
【0026】この発明のICカードに用いられるホット
メルト接着剤は、一般に使用されているものを用いるこ
とができる。ホットメルト接着剤の主成分としては、例
えばエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)系、ポリ
エステル系、ポリアミド系、熱可塑性エラストマー系、
ポリオレフィン系などが挙げられる。ポリアミド系ホッ
トメルト接着剤としてはHenkel社製のマクロメル
トシリーズ等があり、熱可塑性エラストマー系ホットメ
ルト接着剤としてはシェル化学社製カリフレックスTR
及びクレイトンシリーズ、旭化成社製タフプレン、Fi
restoneSynthetic Rubber a
nd Latex社製タフデン、Phillips P
etroleum社製ソルプレン400シリーズ等があ
る。ポリオレフィン系ホットメルト接着剤としては住友
化学社製スミチック、チッソ石油化学製ビスタック、三
菱油化製ユカタック、Henkel社製マクロメルトシ
リーズ、三井石油化学社製タフマー、宇部レキセン社製
APAO、イーストマンケミカル社製イーストボンド、
ハーキュレス社製A−FAX等がある。
【0027】この発明においてはホットメルト接着剤は
反応型が好ましい。反応型ホットメルト接着剤(以下、
反応型接着剤)は、樹脂を溶融させて接着した後、湿気
を吸収して樹脂が硬化するタイプの接着剤である。その
特徴として、通常のホットメルトと比較して硬化反応を
有する上、それに要するだけ接着可能時間が長く、かつ
接着後に軟化温度が高くなるため耐久性に富み、低温で
の加工に適していることが挙げられる。反応型接着剤の
1例として、分子末端にイソシアネート基含有ウレタン
ポリマーを主成分とし、このイソシアネート基が水分と
反応して架橋構造を形成するものがある。この発明に使
用できる反応型接着剤としては住友スリーエム社製TE
030、TE100、日立化成ポリマー社製ハイボン4
820、カネボウエヌエスシー社製ボンドマスター17
0シリーズ、Henkel社製Macroplast
QR 3460等が挙げられる。
【0028】ここで、ホットメルト接着剤を使用したI
Cカードの作製方法の一例を挙げる。ICカードの作製
に当たっては、先ず表裏のシートにアプリケーターでホ
ットメルト接着剤を所定の厚さに塗工する。塗工方法と
してはローラー方式、Tダイ方式、ダイス方式などの通
常の方式が使用される。接着剤を塗工した上下のシート
の間にICユニットを装着する。装着する前に塗工した
接着剤をあらかじめヒーター等で加熱させておいてもよ
い。その後上下シート間にICユニットを装着したもの
を接着剤の貼り合わせ温度に加熱したプレスで所定時間
プレスするか、又はプレスでの圧廷の替わりに所定温度
の恒温層中でシートを搬送しながらロールで圧廷しても
よい。また、貼り合わせ時に気泡が入るのを防止するた
めに真空プレスすることが有効である。プレス等で貼り
合わせた後は所定形状に打ち抜くなり、カード状に断裁
するなどしてカード化する。接着剤に反応型接着剤を用
いた場合は所定時間硬化反応させた後にカード状に断裁
する。硬化促進のために貼り合わせたシートのカードサ
イズの周囲に反応に必要な水分供給のための穴をあける
方法が有効である。
【0029】また、前記接着剤層を構成する接着剤が熱
硬化型の接着剤であることも好ましい。熱硬化型の接着
剤としてはポリウレタン系、不飽和ポリエステル系、エ
ポキシ系等がある。この中ではエポキシ系が好ましい。
エポキシ系接着剤としては、住友スリーエム社製Sco
tch−Weldシリーズ、セメダイン社製EP−00
1、日本チバガイギー社製アラルダイトシリーズ、スリ
ーボンド社製2000、2100シリーズ、コニシ社製
ボンドEシリーズ及びクイックセットシリーズ、積水化
学社製エスダインシリーズ等がある。
【0030】図2はICカードの製造装置を示す図であ
る。ICカードの製造装置20には、第1のシート材1
のロール状のフィルム支持体11を送り出す送出軸21
が設けられ、この送出軸21から送り出されるフィルム
支持体11はガイドローラ23、駆動ローラ24に掛け
渡されて供給される。ガイドローラ23と駆動ローラ2
4との間には、フィルム支持体11に対向するエクスト
ルージョンダイ40が配置され、このエクストルージョ
ンダイ40の後段には乾燥部41が配置されている。エ
クストルージョンダイ40は熱硬化樹脂を出射し、乾燥
部41はフィルム支持体11を通過させることにより、
熱硬化樹脂の溶剤を気化させて接着剤層を形成する。
【0031】また、ICカードの製造装置20には、第
2のシート材4のロール状のフィルム支持体12を送り
出す送出軸50が設けられ、この送出軸50から送り出
されるフィルム支持体12はガイドローラ51、駆動ロ
ーラ52に掛け渡されて供給される。
【0032】ガイドローラ51と駆動ローラ52との間
には、フィルム支持体12に対向するエクストルージョ
ンダイ42が配置され、このエクストルージョンダイ4
2の後段には乾燥部43が配置されている。エクストル
ージョンダイ42は熱硬化樹脂を出射し、乾燥部43は
フィルム支持体12を通過させることにより、熱硬化樹
脂の溶剤を気化させて接着剤層を形成する。
【0033】このようにして形成された第1のシート材
1と、第2のシート材4とは離間して対向する状態から
接触して搬送路70に沿って搬送される。第1のシート
材1と、第2のシート材4の離間して対向する位置に
は、ICユニット6が一つずつ取り出されて挿入され
る。
【0034】ICカードの製造装置20の搬送路70中
には、第1のシート材1と、第2のシート材4の搬送方
向に沿って、シート加圧加熱部72、塗布部90、切断
部84、加温手段95、打抜部73及び切断部74が搬
送方向に沿って配置されている。
【0035】シート加圧加熱部72は、搬送路70の上
下に対向して配置される平型の熱プレス上型72aと熱
プレス下型72bを有し、熱プレス上型72aと熱プレ
ス下型72bは互いに接離する方向に移動可能に設けら
れている。
【0036】熱プレス上型72a及び下型72bは、平
型ではなく、ヒートローラとすることも可能であるが、
ICユニット6の割れを考慮して、線接触に近く、すこ
しのズレでも無理な曲げる力が加わるローラをさけて平
面プレス型とする。
【0037】塗布部90には、受像層塗布液容器30が
搬送路70の上方に設けられ、受像層塗布液容器30内
には供給ローラ31aが設けられ、この供給ローラ31
aから中間ローラ31bを介して受像層塗布液33が塗
布ローラ32へ供給され、塗布ローラ32の逆回転によ
り、フィルム支持体11の一面側に受像層塗布液33が
塗布されてリバースコータ法により受像層が表面に形成
される。
【0038】また、塗布部90には、筆記層塗布液容器
60が搬送路70の下方に設けられ、筆記層塗布液容器
60内には供給ローラ61aが設けられ、この供給ロー
ラ61aから中間ローラ61bを介して筆記層塗布液6
3が塗布ローラ62へ供給され、塗布ローラ62の逆回
転により、フィルム支持体12の一面側に筆記層塗布液
63が塗布されてリバースコータ法により筆記層が表面
に形成される。
【0039】切断部84は搬送路70の上下に対向配置
されるカッター上型84a及びカッター下型84bを有
し、カッター上型84aは上下動可能に設けられ、第1
及び第2のシート材1,4を切断して枚葉のシート材8
5を作成する。
【0040】加温手段95は、打抜部73の前段に備え
られ、加温手段95は枚葉のシート材85を常温より加
温する。加温手段95は、シート加熱プレスにより構成
される。このシート加熱プレスは、搬送路70の上方に
対向してシート95aを介して配置される平型の熱プレ
ス上型95bと、下方に対向してシート95cを介して
配置される平型の熱プレス下型95dとを有し、熱プレ
ス上型95bと熱プレス下型95dは互いに接離する方
向に移動可能に設けられている。熱プレス上型95bと
熱プレス下型95dは、ヒータ95b1、95d1を有
し、シート95a及びシート95cを介して加圧し枚葉
のシート材85を常温より加温する。
【0041】打抜部73は、搬送路70の上下に対向し
て配置されるカード打抜上型73a及びカード打抜下型
73bからなる。カード打抜上型73aは上下方向に移
動可能になっており、枚葉のシート材85が完全に熱溶
着した後一体となり、その後ICカードCAの大きさに
打ち抜くようになっている。カード打抜下型73bの下
方部には、枚葉のシート材85から例えば4〜100枚
抜かれたICカードCAを順次積み上げて収納する収納
部73cが設けられる。
【0042】このように打抜部73では、加温手段95
により常温より加温して、図1に示す第1及び第2のシ
ート材1,4と接着剤層3の硬度を均一化して切断する
から、簡単な構造で、切りくずやひげの発生を防止し、
品質の安定が図れ、歩留が向上する。
【0043】切断部74は搬送路70の上下に対向配置
されるカッター上型74a及びカッター下型74bを有
し、カッター上型74aは上下動可能に設けられ、IC
カードCAが打ち抜かれた廃材の枚葉のシート材85を
切断して廃材収納部74cに回収する。
【0044】次に、ICカードの製造方法について説明
する。まず、送出軸21の回転により、第1のシート材
1のフィルム支持体11が送り出される。ついで、フィ
ルム支持体11の裏面側にはエクストルージョンダイ4
0により熱硬化樹脂が塗布され、その後、乾燥部41を
通って、両面の塗布液の溶剤が気化されて両面への接着
剤層が形成される。
【0045】一方、送出軸50の回転により、第2のシ
ート材4のフィルム支持体12が送り出される。つい
で、フィルム支持体12の裏面側にはエクストルージョ
ンダイ42により熱硬化樹脂が塗布され、その後、乾燥
部43を通って、両面の塗布液の溶剤を気化させて両面
への接着剤層が形成される。
【0046】このように両面に接着剤層が形成された第
1及び第2のシート材1,4は、さらに、送り込まれて
対向され、これら第1及び第2のシート材1,4間には
一つずつ取出されたICユニット6が挿入される。その
後、第1及び第2のシート材1,4がシ−ト加圧加熱部
72により、間欠的に加圧加熱される。これにより、第
1及び第2のシート材1,4のゲル状の熱硬化性樹脂は
硬化され、ICユニット6を封入する。
【0047】次に、第1のシート材1と第2のシート材
4の間に介在される硬化性樹脂の接着剤内にICユニッ
トを封入した後に、塗布部90によりフィルム支持体1
1に塗布ローラ32の逆回転により、フィルム支持体1
1の一面側に受像層塗布液33が塗布されてリバースコ
ータ法により受像層が表面に形成される。
【0048】また、塗布部90によりフィルム支持体1
2に塗布ローラ62の逆回転により、フィルム支持体1
2の一面側に筆記層塗布液63が塗布されてリバースコ
ータ法により筆記層が表面に形成される。切断部84で
はカッター上型84aの上下動により、第1及び第2の
シート材1,4を切断して枚葉のシート材85を作成す
る。
【0049】次に、加温手段95により枚葉のシート材
85を常温より加温し、打抜部73でカード打抜上型7
3a及びカード打抜下型73bによりICカードCAの
大きさに打ち抜き、抜かれたICカードCAが収納部8
5に順次積み上げて収納される。枚葉のシート材85を
常温より加温して2枚のシート材1、4と接着剤層3の
硬度を均一化して切断することで、切りくずやひげの発
生を防止し、品質の安定が図れ、歩留を向上することが
できる。切断部74では、ICカードCAが打ち抜かれ
た廃材の枚葉のシート材85を切断して廃材収納部74
cに回収する。
【0050】図3はICカードの製造装置の他の実施の
形態を示す図である。この実施の形態では、図2の実施
形態と同じ構成は同じ符号を付して説明を省略する。こ
の実施の形態では、打抜部73の前段に冷却手段96を
備えている。
【0051】冷却手段96は枚葉のシート材85を冷却
する。冷却手段96は、シート冷却プレスにより構成さ
れる。このシート冷却プレスは、搬送路70の上方に対
向してシート96aを介して配置される平型の冷却プレ
ス上型96bと、下方に対向してシート96cを介して
配置される平型の冷却プレス下型96dとを有し、冷却
プレス上型96bと冷却プレス下型96dは互いに接離
する方向に移動可能に設けられている。冷却プレス上型
96bと冷却プレス下型96dは、ペルチェ素子96b
1,96d1を有し、シート96a及びシート96cを
介して枚葉のシート材85を冷却する。
【0052】このように打抜部73では、冷却手段96
により冷却して、図1に示す第1及び第2のシート材
1,4の間に介在される接着剤層3をもろくして切断す
る簡単な構造で、切りくずやひげの発生を防止し、品質
の安定が図れ、歩留が向上する。
【0053】図4はICカードの製造装置の他の実施の
形態を示す図、図5は切断状態を示す拡大図である。こ
の実施の形態では、打抜部73に、シート材を切断する
型抜き金型73dを備え、型抜き金型73dの刃73d
1を下敷73eに押圧して型抜を行ない切断する。この
ようにシート材を型抜き金型73dによる簡単な構造で
容易に切断することができる。
【0054】図6はICカードの製造装置の他の実施の
形態を示す図である。この実施の形態では、打抜部73
に、シート材を切断するレーザー73fを備えている。
レーザー73fによりシート材の切断部CA1を溶かし
て切断する。このようにレーザー73fによる簡単な構
造で、切断部CA1を溶かして容易に切断することがで
きる。
【0055】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、ICユニットを内蔵して、少なくとも2枚のシート
材で接着剤を介して挟み、この後熱及び/又は圧力を付
与してICユニットを封入し、その後シート材を切断し
てカードにするとき、シート材を常温より加温して2枚
のシート材と接着剤の硬度を均一化して切断すること
で、切りくずやひげの発生を防止し、品質の安定が図
れ、歩留を向上することができる。
【0056】請求項2記載の発明では、ICユニットを
内蔵して、少なくとも2枚のシート材で接着剤を介して
挟み、この後熱及び/又は圧力を付与してICユニット
を封入し、その後シート材を切断してカードにすると
き、シート材を冷却して接着剤をもろくして切断するこ
とで、切りくずやひげの発生を防止し、品質の安定が図
れ、歩留を向上することができる。
【0057】請求項3記載の発明では、シート材を型抜
き金型により容易に切断することができる。
【0058】請求項4記載の発明では、シート材をレー
ザーにより溶かして容易に切断することができる。
【0059】請求項5記載の発明では、ICユニットを
内蔵して、少なくとも2枚のシート材で接着剤を介して
挟み、この後熱及び/又は圧力を付与してICユニット
を封入し、その後シート材を切断してカードにすると
き、常温より加温して2枚のシート材と接着剤の硬度を
均一化して切断する簡単な構造で、切りくずやひげの発
生を防止し、品質の安定が図れ、歩留を向上することが
できる。
【0060】請求項6記載の発明では、ICユニットを
内蔵して、少なくとも2枚のシート材で接着剤を介して
挟み、この後熱及び/又は圧力を付与してICユニット
を封入し、その後シート材を切断してカードにすると
き、シート材を冷却して接着剤をもろくして切断する簡
単な構造で、切りくずやひげの発生を防止し、品質の安
定が図れ、歩留を向上することができる。
【0061】請求項7記載の発明では、シート材を型抜
き金型による簡単な構造で容易に切断することができ
る。
【0062】請求項8記載の発明では、シート材をレー
ザーによる簡単な構造で溶かして容易に切断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICカードを示す断面図である。
【図2】ICカードの製造装置を示す図である。
【図3】ICカードの製造装置の他の実施の形態を示す
図である。
【図4】ICカードの製造装置の他の実施の形態を示す
図である。
【図5】切断状態を示す拡大図である。
【図6】IDカードの製造装置の他の実施の形態を示す
図である。
【符号の説明】
1 第1のシート材 2 受像層 3 接着剤 4 第2のシート材 5 筆記層 6 ICユニット 6a ICチップ 6b アンテナ 70 搬送路 72 シート加圧加熱部 73 打抜部 74 切断部 90 塗布部 95 加温手段 CA ICカード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICユニットを内蔵して、少なくとも2枚
    のシート材で接着剤を介して挟み、この後熱及び/又は
    圧力を付与して前記ICユニットを封入し、その後シー
    ト材を切断してカードにするICカードの製造方法にお
    いて、前記シート材を切断してカードにするときに、前
    記シート材を常温より加温することを特徴とするICカ
    ードの製造方法。
  2. 【請求項2】ICユニットを内蔵して、少なくとも2枚
    のシート材で接着剤を介して挟み、この後熱及び/又は
    圧力を付与して前記ICユニットを封入し、その後シー
    ト材を切断してカードにするICカードの製造方法にお
    いて、前記シート材を切断してカードにするときに、前
    記シート材を冷却することを特徴とするICカードの製
    造方法。
  3. 【請求項3】前記シート材を型抜き金型により切断する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のICカ
    ードの製造方法。
  4. 【請求項4】前記シート材をレーザーにより切断するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のICカー
    ドの製造方法。
  5. 【請求項5】ICユニットを内蔵して、少なくとも2枚
    のシート材で接着剤を介して挟み、この後熱及び/又は
    圧力を付与して前記ICユニットを封入し、その後シー
    ト材を切断してカードにするICカードの製造装置にお
    いて、前記シート材を切断してカードにするときに、前
    記シート材を常温より加温する加温手段を備えることを
    特徴とするICカードの製造装置。
  6. 【請求項6】ICユニットを内蔵して、少なくとも2枚
    のシート材で接着剤を介して挟み、この後熱及び/又は
    圧力を付与して前記ICユニットを封入し、その後シー
    ト材を切断してカードにするICカードの製造装置にお
    いて、前記カードに切断するときに、前記シート材を冷
    却する冷却手段を備えることを特徴とするICカードの
    製造装置。
  7. 【請求項7】前記シート材を切断する型抜き金型を備え
    ることを特徴とする請求項5または請求項6記載のIC
    カードの製造装置。
  8. 【請求項8】前記シート材を切断するレーザーを備える
    ことを特徴とする請求項5または請求項6記載のICカ
    ードの製造装置。
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