JP4273986B2 - プラスチックカードの製造方法及びプラスチックカード - Google Patents

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Description

本発明は、二軸延伸フィルムでなる原反ロールから切り出した一対のカード基材を互いに貼り合わせてカード化するプラスチックカードの製造方法及びプラスチックカードに関し、更に詳しくは、反りやねじれの少ないプラスチックカードの製造方法及びプラスチックカードに関する。
例えば、非接触ICカードシステムは、カードをカードリーダー上に置くかかざすだけで情報のやりとりを行える利便性から、鉄道の出改札等の交通系用途を中心に、公衆電話用のプリペイドカード、電子決済、セキュリティシステム、工場における製品管理システムなど多様な分野で応用されている。この種の非接触ICカードは、一般に、通信用アンテナ及び半導体チップ(ICチップ)を搭載したアンテナモジュールをカード基材で挟み込んだプラスチックカードで構成されている。
従来より公知の非接触ICカードの製造方法には、第1の例として、アンテナモジュールを複数枚のカード基材で挟み込み、熱プレス装置等によって各シート間を熱溶着して一体化した後、カードサイズに裁断する方法がある。また、第2の例としては、カード表面を形成する一対の外装シート材をロール状から連続的に供給しながら、シート面に接着剤を塗布し、アンテナモジュールを貼り付けてからシート材を貼り合わせ、接着剤を硬化させた後、シートを定寸に裁断してカード化する方法がある(下記特許文献1参照)。
図22は、上述の第2の例における非接触ICカードの製造装置101の概要を示している。供給部102A,102Bは、ロール状に巻かれた外装シート材103A,103Bを同時かつ連続的に供給する。供給部102A,102Bの後段には、外装シート材103A,103Bに接着剤を塗布するための接着剤供給ノズル104A,104Bがそれぞれ設けられている。接着剤供給ノズル104A,104Bの後段には、ドクターブレード105A,105Bと、これに対設されているバックロール106A,106Bがそれぞれ設けられている。外装シート材103A,103Bは、これらドクターブレード105A,105Bとバックロール106A,106Bとの間を通過することによって、接着剤の厚さが均一化される。
アンテナモジュール107は、接着剤が塗布された外装シート材103Bの面に、所定の間隔をあけて単列で貼り付けられる。アンテナモジュール107が貼り付けられた外装シート材103Bは、接着剤が塗布された外装シート材103Aと貼り合わされ、これによりアンテナモジュール107は外装シート材103A,103B間に挟み込まれる。この後、図示せずとも複数組の圧延ローラ等によって、両シート材103A,103Bの積層体の厚さが調整される。
外装シート材103A,103Bが接着剤を介して貼り合わされた後、硬化炉108で接着剤の加熱硬化処理が行われる。外装シート材103A,103Bの積層体は搬送用ローラによる下流側への搬送途上で加熱作用を受け、接着剤が硬化される。硬化炉108の出口近傍には、搬出された外装シート材103A,103Bの積層体を定寸に裁断する裁断ユニット109が設けられている。裁断ユニット109は、外装シート材103A,103Bの積層体を、所定枚数のアンテナモジュール107が包含されるシート長に裁断する。裁断された積層シート110は、シートストッカ111に収容された後、面内を所定のカードサイズに打ち抜かれることによってカード化される。
図22に示した製造装置101を用いて非接触ICカードを製造する方法においては、従来より、外装シート材103A,103Bとして、同一の原反ロールから切り出した一対のカード基材が用いられている。図23に示すように、原反ロール114は巻取方向に複数列のカード領域Pa1,Pa2,Pb1,Pb2,Pc1,Pc2を取得できる幅の二軸延伸樹脂フィルムで構成されている。
原反ロール114は、例えば、カード領域が各々2列分の複数の分割ロール114a,114b及び114cに分割された後、各分割ロール114a〜114c上のカード領域Pa1とPa2、Pb1とPb2、及びPc1とPc2にそれぞれ必要な印刷が形成される。そして、各分割ロール114a〜114cをそれぞれカード列単位の原反小片ロールP1,P2,P3,P4,P5及びP6に更に分割した後、任意の一対の原反小片ロールを組み合わせて上述の製造装置101における供給部102A,102Bに装着することにより、カード製造工程が開始される。
ところで、上述のようにして製造される非接触ICカードにおいては、カード化した際に大きな反りあるいはねじれが生じる場合がある。カードの反り等が所定以上に大きくなると、カード外観品質が損なわれたり、カード規格に適合しなくなる等の問題を引き起こす。
そこで、下記特許文献2には、同一の原反ロールから切り出したカード基材を複数枚積層するとき、カード基材に対して表裏及び巻取方向(MD方向)、更にMD方向に直交する方向(TD方向)とを識別するためのコーナーカットを設け、当該コーナーカットを基準として複数枚のカード基材を表裏とMD方向及びTD方向を一致させて積層することにより反り量の低減を図ったプラスチックカードの製造方法が開示されている。
特開平9−109264号公報 特開2002−1821号公報
しかしながら、上記特許文献2のプラスチックカードの製造方法においては、板状に押し出した樹脂をロール状に巻き取ってなる原反ロールを用いることを前提としており、このような構成の原反ロールは、巻取方向(MD方向)に向かう分子配向と、MD方向に引き伸ばされることにより疎になった分子配列に対して左右(TD方向)より補おうとする方向への分子配向の合成となるので、二軸延伸樹脂フィルムでなる原反ロールにおける分子配向とは異なるものである。従って、二軸延伸樹脂フィルム製の原反ロールからプラスチックカードを反り量少なく製造するには、上記特許文献2に記載の方法では十分な効果が得られない場合がある。
すなわち、二軸延伸樹脂フィルムでなる原反ロールは、強度、透明度等を改善するために、図24に示すようにMD方向及びこれと直交するTD方向にそれぞれ引き伸ばして面配向を行わせている。このため、フィルム構成樹脂の分子配向Dは、原反中央部から両端部に向かって徐々にMD方向からTD方向へ、原反中央部に関してほぼ対称に回転変化している。
従って、例えばカード領域Pa1とカード領域Pb1とを組合せ例として選択し、各々の表裏及びMD,TD方向を揃えて積層した場合、図25に示すように各々のカード領域Pa1,Pb1の分子配向D(a1)とD(b1)とは互いになす角θで交差することになる。この場合、角度θは配向ズレに相当し、角度θの増大に伴ってカードの反り量が大きくなる。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、二軸延伸樹脂フィルムでなる原反ロールから切り出した一対のカード基材を互いに貼り合わせてカード化するに際して、反り量を十分に抑制することができるプラスチックカードの製造方法及びプラスチックカードを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明のプラスチックカードの製造方法は、巻取方向及びこれに直交する方向の二軸方向に延伸され、上記巻取方向に複数列のカード領域を取得できる幅の樹脂フィルムで原反ロールを形成する工程と、この原反ロールの面内における分子配向のなす角が所定範囲の関係にある一対のカード領域を選択する工程と、これら一対のカード領域を互いに貼り合わせる工程とを有している。
本発明では、互いに貼り合わされた一対のカード領域間における各々の分子配向のなす角が所定範囲となるように、当該一対のカード領域の組合せを選定するようにしている。これにより、二軸配向フィルムでなる原反ロールの一対のカード領域を切り出してなるカード基材を各々貼り合わせてプラスチックカードを製造する際、各カード基材間における分子配向のなす角の大きさに起因して発生するカード残留応力の低減が図られ、カード貼合せ後におけるカードの反りやねじれが抑制される。
一対のカード基材間における各々の分子配向のなす角の所定範囲は0°以上66°以下が好ましく、この角度は小さいほど反り量の低減が図れる。なお、各々の分子配向のなす角が66°を越えると、カード外観品質を損ねたり、カード反り規格に適合しないおそれがある程、反り量が増大してしまう。
プラスチックカードの製造は、先に述べた原反ロールをカード列単位の複数の原反小片ロールにそれぞれ分割する工程と、これら複数の原反小片ロールのうち、分子配向のなす角が上記所定範囲の関係にある任意の一組のカード領域が属する一対の原反小片ロールを選択する工程と、一対の原反小片ロールを同時かつ連続的に供給しながら熱硬化性接着剤を介して貼り合わせた後、カードサイズに打ち抜く工程とで行うのが効率的である。
なお、本発明に係るプラスチックカードは、一対のカード基材を貼り合わせた構成のものであれば特に限定されない。また、磁気ストライプを貼着された磁気カードや、アンテナモジュールを内蔵したICカード等の記録担持カードも本発明は適用可能である。
以上述べたように、本発明のプラスチックカードの製造方法によれば、二軸延伸樹脂フィルムでなる原反ロールを用いたプラスチックカードの製造方法において、互いに貼り合わされるカード基材の各々の分子配向のなす角が所定範囲となるように当該カード基材の選定を行うようにしているので、貼合せ後におけるカードの反りやねじれを低減して、外観品質の優れたプラスチックカードを製造することができる。
また、本発明のプラスチックカードによれば、二軸延伸樹脂フィルムでなる原反ロールを用いたプラスチックカードにおいて、互いに貼り合わされたカード基材の各々の分子配向のなす角が0°以上66°以下に制限されているので、反りやねじれが低減され外観品質の優れたプラスチックカードを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるプラスチックカードとして、アンテナモジュールを内蔵した非接触ICカード1の構成を示している。図示する非接触ICカード1は、一対のカード基材である外装シート材2Aと外装シート材2Bとが接着材料層3を介して貼り合わされ、この接着材料層3に、アンテナ用配線が形成された回路基板4とこれに搭載されるICチップ5とからなるアンテナモジュール6が内蔵されている。ICチップ5は回路基板4上で封止樹脂により封止されており、その上下には補強金属板7A,7Bが設けられている。
接着材料層3は接着剤を硬化させてなるもので、アンテナモジュール6を封止すると同時に、表裏の外装シート材2A,2B間を接着している。接着剤としては、公知の熱反応硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂等が用いられる。本実施の形態では接着材料層3を形成する接着剤として、例えば2液性のエポキシ系接着剤を硬化させて形成される。2液性の接着剤は、一般的に、エポキシ基を含有する化合物(主剤)と、アミン類や酸無水物を含有する硬化剤を混ぜ合わせ、硬化反応によって接着する接着剤をいう。
以上のようにして構成される非接触ICカード1は、例えば図2に示すようなカード製造装置11によって製造される。
カード製造装置11は、ロール状でなる外装シート材2A,2Bを供給する供給部12A,12Bと、外装シート材2A,2Bの各々の面に塗布される接着剤13を供給する接着剤供給ノズル14と、外装シート材2Bの接着剤13を塗布した面にアンテナモジュール6を貼り付けるモジュール貼付部15と、アンテナモジュール6の上に接着剤16を供給する接着剤供給ノズル17と、外装シート材2A,2Bを貼り合わせる圧延ロール群18と、接着剤を硬化させるための硬化炉19と、外装シート材2A,2Bの積層体21を定寸に裁断するシート裁断部20と、裁断された短冊状の積層シート21Aを収容するシートストッカ22等を備えている。非接触ICカード1は、短冊状の積層シート21Aをカードサイズに一枚ずつ打ち抜くことにより製作される。
ここで、供給部12A,12Bに装着されるロール状の外装シート材2A,2Bは、それぞれ、同一の原反ロールをカード列単位で分割形成した原反小片ロールとされている。本実施の形態では、図3に示すように、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを巻取方向及びこれに直交する方向の二軸方向に延伸した二軸延伸PETフィルム(OPET)が原反ロール24として適用されている。原反ロール24の面内の分子配向は矢印Dで示すとおりであって、原反ロール24の中央部から両端部に向かって徐々に巻取方向からこれと直交する方向へ原反中央部に関してほぼ対称に回転変化している。
特に、図3に示した原反ロール24の例では、巻取方向に関して計6列のカード領域Pa1,Pa2,Pb1,Pb2,Pc1,Pc2を取得できる幅を有しており、カード領域Pb1とPb2、Pa2とPc1、及び、Pa1とPc2とが、原反ロール24の幅方向中心部に対して互いに逆方向へ同一の角度回転変位している。
なお、図示するカード領域は各々実線で示しているが、これらは説明の便宜上、最終的に打ち抜き形成されるカードの外周縁を意味しており、実際に原反ロール上に描画されていてもよいし、描画されていなくてもよい。もっとも、これらのカード領域にはカードの外観を構成する印刷層が設けられるのが一般的であるが、印刷層が設けられていなくてもよい。また、印刷層は原反ロール24の表面側であるか裏面側であるかは問われず、更にこれらの印刷層は原反ロール24の状態で形成される場合に限らず、後述するように所定列(例えば2列)ピッチの分割ロール24a,24b,24cとした後に印刷工程を入れるようにしてもよい。
このような構成の原反ロール24を上述の製造装置11に適用するに際しては、図3において仮想的に示したスリット線Sを介して原反ロール24を各列毎に分割して、各カード領域Pa1,Pa2,Pb1,Pb2,Pc1,Pc2単位の原反小片ロールP1〜P6に個片化する。個片化された各原反小片ロールに属するカード領域は全て同じ方向の分子配向Dを備えている。そして、原反ロール24を個片化した後、これら6個の原反小片ロールP1〜P6の中から、貼り合わせ時に各々の分子配向Dのなす角が所定範囲の関係にある任意の一組のカード領域が属する一対の原反小片ロールを選択し、当該選択した一対の原反小片ロールの一方を外装シート材2A、他方の原反小片ロールを外装シート材2Bとして適用するべく、供給部12A,12Bへそれぞれ装着する。
以下、図4〜図15を参照して、原反小片ロール(カード領域)の組合せ例について本発明者が行った実験の結果を踏まえて具体的に説明する。
なお、理解容易のために、各図においてカード領域の裏面側には網掛けを施している。また、一対のカード領域はアンテナモジュール6と接着材料層が介在するが、各図においては接着材料層の図示は省略している。更に、各図においては各カード領域はカードサイズに打ち抜かれた状態を示しており、これらのカード領域は本発明の「カード基材」にそれぞれ対応している。
(具体例1)
図4は、組み合わせ例として、カード領域Pb1とカード領域Pb2(原反小片ロールP3及びP4)とを選択し、カード領域Pb1の裏面とカード領域Pb2の裏面とを互いに貼り合わせた例を示している。各カード領域Pb1及びPb2のそれぞれの分子配向D(b1)及びD(b2)は互いに一致し、これらのなす角(配向ずれ)は0°である。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、反りはほとんど見られなかった(評価:二重丸)。
(具体例2)
図5は、組み合わせ例として、カード領域Pa1とカード領域Pa2(原反小片ロールP1及びP2)とを選択し、カード領域Pa1の裏面とカード領域Pa2の裏面とを互いに貼り合わせた例を示している。各カード領域Pa1及びPa2のそれぞれの分子配向D(a1)及びD(a2)のなす角(配向ずれ)は、105°であった。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、カード化後の厚さ(0.8mm)と反り量の合計が1.6mm以上で、カード厚を含む反り量のJISに規定するカード反り規格(1.5mm以内)を満たせなかった(評価:×)。
(具体例3)
図6は、組み合わせ例として、カード領域Pc1とカード領域Pc2(原反小片ロールP5及びP6)とを選択し、カード領域Pc1の裏面とカード領域Pc2の裏面とを互いに貼り合わせた例を示している。各カード領域Pc1及びPc2のそれぞれの分子配向D(c1)及びD(c2)のなす角(配向ずれ)は、105°であった。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、カード化後の厚さ(0.8mm)と反り量の合計が1.6mm以上で、JISに規定するカード反り規格(1.5mm以内)を満たせなかった(評価:×)。
(具体例4)
図7は、組み合わせ例として、カード領域Pb1とカード領域Pb2(原反小片ロールP3及びP4)とを選択し、カード領域Pb1の裏面とカード領域Pb2の表面とを互いに貼り合わせた例を示している。この場合の各カード領域Pb1及びPb2のそれぞれの分子配向D(b1)及びD(b2)のなす角(配向ずれ)は、12°であった。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、カード面の反りは具体例1ほど優れたものではないものの、JISに規定するカード反り規格(1.5mm以内)を満たした(評価:○)。
(具体例5)
図8は、組み合わせ例として、カード領域Pa1とカード領域Pa2(原反小片ロールP1及びP2)とを選択し、カード領域Pa1の裏面とカード領域Pa2の表面とを互いに貼り合わせた例を示している。この場合の各カード領域Pa1及びPa2のそれぞれの分子配向D(a1)及びD(a2)のなす角(配向ずれ)は、15°であった。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、カード面の反りは具体例1ほど優れたものではないものの、JISに規定するカード反り規格(1.5mm以内)を満たした(評価:○)。
(具体例6)
図9は、組み合わせ例として、カード領域Pc1とカード領域Pc2(原反小片ロールP5及びP6)とを選択し、カード領域Pc1の裏面とカード領域Pc2の表面とを互いに貼り合わせた例を示している。この場合の各カード領域Pc1及びPc2のそれぞれの分子配向D(c1)及びD(c2)のなす角(配向ずれ)は、15°であった。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、カード面の反りは具体例1ほど優れたものではないものの、JISに規定するカード反り規格(1.5mm以内)を満たした(評価:○)。
(具体例7)
図10は、組み合わせ例として、カード領域Pa1とカード領域Pc2(原反小片ロールP1及びP6)とを選択し、カード領域Pa1の裏面とカード領域Pc2の裏面とを互いに貼り合わせた例を示している。各カード領域Pa1及びPc2のそれぞれの分子配向D(a1)及びD(c2)は互いに一致し、これらのなす角(配向ずれ)は0°である。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、反りはほとんど見られなかった(評価:二重丸)。
(具体例8)
図11は、組み合わせ例として、カード領域Pa1とカード領域Pc1(原反小片ロールP1及びP5)とを選択し、カード領域Pa1の裏面とカード領域Pc1の裏面とを互いに貼り合わせた例を示している。この場合の各カード領域Pa1及びPc1のそれぞれの分子配向D(a1)及びD(c1)のなす角(配向ずれ)は、15°であった。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、カード面の反りは具体例1ほど優れたものではないものの、JISに規定するカード反り規格(1.5mm以内)を満たした(評価:○)。
(具体例9)
図12は、組み合わせ例として、カード領域Pa2とカード領域Pc1(原反小片ロールP2及びP5)とを選択し、カード領域Pa2の裏面とカード領域Pc1の裏面とを互いに貼り合わせた例を示している。各カード領域Pa2及びPc1のそれぞれの分子配向D(a2)及びD(c1)は互いに一致し、これらのなす角(配向ずれ)は0°である。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、反りはほとんど見られなかった(評価:二重丸)。
(具体例10)
図13は、組み合わせ例として、カード領域Pa2とカード領域Pc2(原反小片ロールP2及びP6)とを選択し、カード領域Pa2の裏面とカード領域Pc2の裏面とを互いに貼り合わせた例を示している。この場合の各カード領域Pa2及びPc2のそれぞれの分子配向D(a2)及びD(c2)のなす角(配向ずれ)は、15°であった。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、カード面の反りは具体例1ほど優れたものではないものの、JISに規定するカード反り規格(1.5mm以内)を満たした(評価:○)。
(具体例11)
図14は、組み合わせ例として、カード領域Pa1とカード領域Pc2(原反小片ロールP1及びP6)とを選択し、カード領域Pa1の裏面とカード領域Pc2の表面とを互いに貼り合わせた例を示している。各カード領域Pa1及びPc2のそれぞれの分子配向D(a1)及びD(c2)のなす角(配向ずれ)は、120°であった。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、カード化後の厚さ(0.8mm)と反り量の合計が1.6mm以上で、JISに規定するカード反り規格(1.5mm以内)を満たせなかった(評価:×)。
(具体例12)
図15は、組み合わせ例として、カード領域Pa1とカード領域Pb2(原反小片ロールP1及びP4)とを選択し、カード領域Pa1の裏面とカード領域Pb2の裏面とを互いに貼り合わせた例を示している。各カード領域Pa1及びPb2のそれぞれの分子配向D(a1)及びD(b2)のなす角(配向ずれ)は、66°であった。このような組み合わせ例で非接触ICカード1を製造した結果、カード厚(0.8mm)を含む反り量は、JISに規定するカード反り規格(1.5mm)付近であった(評価:△)。
以上の結果、積層されるカード基材の各々の分子配向のなす角(配向ずれ)が0°以上66°以下の範囲内では、JISに規定するカード反り量を満たす非接触ICカードを製造することが可能となり、配向ずれが大きいほどカード化後の反り量が悪化することがわかる。
また、積層されるカード基材の各々の分子配向のなす角(配向ズレ)が上記範囲内であれば、カード領域Pa1,Pa2,Pb1,Pb2,Pc1,Pc2の組合せ方は特に限定されず、その表裏方向も必ずしも揃える必要はなく(具体例1,7〜10,12)、原反ロール24の幅方向中心部に関して対称な位置関係にあるカード領域(Pb1とPb2,Pa2とPc1、あるいはPa1とPc2)の組合せに限らずに(具体例7〜10,12)、反り量の少ないカード外観品質に優れた非接触ICカードを製造することができる。
なお、具体例4〜6のように、一方のカード基材の裏面に他方のカード基材の表面を貼り合わせる積層形態では、カード領域に形成される印刷層は、例えば図16に示すように原反ロール24の表裏面の対応位置にあらかじめ印刷層が形成されることになる。図16において実線で示すカード領域は原反ロール24の表面側に印刷層が形成され、破線で示すカード領域は原反ロール24の裏面側に印刷層が形成されていることを示している。
このように方法で製造された非接触ICカードにおいては、表裏各々のカード基材の分子配向のなす角(配向ずれ)が0°以上66°以下とされているので、カード化後における反り量の低減を図ることができ、これにより通信性能や使用環境に優れた非接触ICカードを得ることができる。
次に、上述した原反ロール24の製造方法の一例について説明する。図17は原反ロールの製造開始から非接触ICカードの製造までの工程を順に示すフロー図であり、図18〜図21はその主要な製造工程を示す概略図である。
図18に示すように、原反ロールの原料となるPETチップを溶融部26において溶融し、混練、昇圧工程を経た後、押出し部27よりシート状に押し出して、複数のクランパ29を用いて巻取軸28により巻取方向とこれと直交する方向(シート幅方向)へ引張り延伸させ、二軸延伸の樹脂フィルムでなる原反ロール24を作製する(ステップS1)。クランパ29はキャタピラ状にシートの両端に配置され、シートの両端を保持し、巻取方向へ張力を付与しながら幅方向へ引張り延伸させる作用を行う。
次に、図19に示すように、作製した原反ロール24を巻取軸28から繰り出しながら円形刃30を用いて原反ロール24を分割し、その各々を巻取軸31,32,33に巻き取って、カード領域が各々2列分の分割ロール24a,24b,24cを作製する(ステップS2)。
続いて、印刷工程が行われる(ステップS3〜S7)。この工程では、図20に示す印刷機34が用いられる。印刷機34は、それぞれ複数本の着色ユニットを具備する裏面印刷部35及び表面印刷部37、反転部36、ニス印刷部38及びUV乾燥部(紫外線硬化型インキを用いた場合)39を有している。各々の分割ロール24a〜24cはそれぞれ別々に印刷機34にかけられ、一方のカード領域に対応するカード列に対しては裏面印刷部35にて、また、他方のカード領域に対応するカード列に対しては表面印刷部37にて所定の印刷層が形成される。
なお、図示した印刷機34は図16に示した原反ロール24の製造用に供されるものであるが、原反ロール24の表面側にのみ印刷層を形成する場合には、裏面印刷部35を作動させないようにするか、裏面印刷部35を具備していない印刷機を用いることで対応することができる。
印刷機34の後段には、図21に示すように、分割ロール24a(〜24c)の各カード領域の両端部に対してガイド孔40を所定ピッチで穿設するパンチローラ41と、分割ロール24a(〜24c)をカード列単位に分割する円形刃42と、各カード列を巻き取る巻取軸43,44が設けられており、ガイド孔40の穿設、裁断、巻取の各工程を経て原反小片ロールP1,P2(,P3〜P6)が形成される(ステップS8〜S10)。
なお、分割ロール24a〜24cの両側端は不要領域として回収部45にて回収された後、破棄される。
続いて、各原反小片ロールのうち、貼り合わせ時に分子配向のなす角が0°以上66°以下の関係となる一対のカード領域が属する原反小片ロールを選択し、図2に示した製造装置11の供給部12A,12Bへそれぞれ装着して、非接触ICカード1が所定枚数面付けされている積層シート21Aの製造を行う(ステップS11)。なお、ガイド孔40は同期送り用の基準孔として機能し、各カード領域の高精度な貼り合わせを確保する。
そして、積層シート21Aの作製後、接着材料層の所定条件下におけるエージングを経た後、カードサイズへの打抜きを行うことによって非接触ICカードが製造される(ステップS12)。
以上のように、本実施の形態によれば、貼り合わせ時における各カード領域の分子配向のなす角が所定範囲となるような関係の一対の原反小片ロールを選択してカード製造を行うようにしているので、反り量の低減が図られた非接触ICカードを製造することができる。
また、上記関係を有する一対の原反小片ロールを選択した後、これら一対の原反小片ロールを同時かつ連続的に供給しながら熱硬化性接着剤を介して貼り合わせ、カードサイズに打ち抜くようにしているので、反り量の低減が図られた非接触ICカード1を効率的に製造することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、プラスチックカードとして非接触ICカードを例に挙げて説明したが、勿論これに限られず、磁気カード等の他のプラスチックカードにも本発明は適用可能である。
また、以上の実施の形態では原反ロール24として計6列のカード領域が形成されている例を説明したが、カード列数はこれに限られず、更にその列数を増加してもよい。なおこの場合においても、カード領域間における分子配向のなす角(配向ずれ)が上記所定範囲内(0°以上66°以下)である限り、何れの組み合わせ例も適用可能である。
更に、以上の実施の形態では、いわゆるロール・ツー・ロール方式で非接触ICカードを製造する例を説明したが、複数積層されたカード基材を熱圧着により層間を熱溶着する熱プレス方式にも、本発明は適用可能である。
本発明の実施の形態によるプラスチックカードとしての非接触ICカード1の構成を概略的に示す側断面図である。 非接触ICカードの製造装置の一構成例を示す概略図である。 非接触ICカードの一対の外装シート材を構成する原反ロール24の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pb1とPb2とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pa1とPa2とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pc1とPc2とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pb1とPb2とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pa1とPa2とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pc1とPc2とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pa1とPc2とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pa1とPc1とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pa2とPc1とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pa2とPc2とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pa1とPc2とを組み合せた時の斜視図である。 シート組み合わせ例として、原反ロールのカード領域Pa1とPb2とを組み合せた時の斜視図である。 原反ロール24の構成の変形例を示す斜視図である。 原反ロール及び非接触ICカードの製造工程を示すフロー図である。 原反ロールの一製造工程を概略的に示す斜視図である。 原反ロールを裁断して分割ロール24a〜24cを形成する工程を示す斜視図である。 分割ロールの印刷工程を説明する斜視図である。 分割ロールをカード列単位で裁断して原反小片ロールを形成する工程を示す斜視図である。 従来の非接触ICカードの製造装置の概略構成図である。 従来の非接触ICカードの外装シート材を構成する原反ロールの斜視図である。 原反ロールの面内の分子配向を模式的に示す要部平面図である。 シートの一組み合わせ例を示す斜視図である。
符号の説明
1…非接触ICカード、2A,2B…外装シート材、3…接着材料層、6…アンテナモジュール、11…カード製造装置、12A,12B…供給部、13,16…接着剤、18…圧延ロール群、19…硬化炉、20…シート裁断部、21A…積層シート、24…原反ロール、24a〜24c…分割ロール、P1〜P6…原反小片ロール、D…分子配向、Pa1,Pa2,Pb1,Pb2,Pc1,Pc2…カード領域。

Claims (1)

  1. 同一の原反ロールから切り出した一対のカード基材を互いに貼り合わせてカード化するプラスチックカードの製造方法であって、
    巻取方向及びこれに直交する方向の二軸方向に延伸され、前記巻取方向に複数列のカード領域を取得できる幅の樹脂フィルムで前記原反ロールを形成する工程と、
    前記原反ロールを分割することで、第1の列のカード領域及び第2の列のカード領域をそれぞれ有する複数の分割ロールを作製する工程と、
    前記複数の分割ロールの前記第1の列のカード領域の表面に第1の印刷層を形成する工程と、
    前記複数の分割ロールの前記第2の列のカード領域の裏面に第2の印刷層を形成する工程と、
    前記複数の分割ロールを列単位でそれぞれ分割することで、前記第1の列のカード領域を有する複数の第1の原反小片ロールと、前記第2の列のカード領域を有する複数の第2の原反小片ロールをそれぞれ作製する工程と、
    前記複数の第1及び第2の原反小片ロールの中から、前記原反ロールの面内における分子配向のなす角が0°以上66°以下となる一対の第1及び第2の原反小片ロールの組み合わせを選択する工程と、
    アンテナ用配線が形成された回路基板とこれに搭載された半導体チップとを含むアンテナモジュールを準備する工程と、
    前記アンテナモジュールを間に配置して、前記選択された一対の第1及び第2の原反小片ロールを、当該第1の原反小片ロールの裏面と当該第2の原反小片ロールの表面とが対向するように、互いに貼り合わせる工程とを有する
    プラスチックカードの製造方法。
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