JP2017066719A - 引戸用控え壁下地ユニット、引戸用控え壁構造、およびその製造方法 - Google Patents

引戸用控え壁下地ユニット、引戸用控え壁構造、およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建物の壁厚が比較的薄い場所に設置される引戸枠にも容易に取り付けることができかつ十分な強度を保つことができる引戸用控え壁下地ユニットを提供する。【解決手段】引戸用控え壁下地ユニット20は、引戸枠11を構成する方立15と戸尻側縦枠との間に施工されるもので、矩形状の板材からなる2枚の下地材21,21と、下地材21,21が幅方向側端部21d,21dで突き合わされて並べられた状態で、隣接する下地材21,21の幅方向側端部21d,21d間に挟まれて下地材21,21同士を一体的に連結可能な連結部材22と、方立15側に位置する下地材21の幅方向側端部21dを方立15に取付可能な方立取付部材23と、下地材21,21の下端部21c,21cを建物の床Fに取付可能な床取付部材24,24と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、引戸用控え壁下地ユニット、引戸用控え壁構造、およびその製造方法に関するものである。
従来から、左右一対の縦枠および上下一対の横枠により形成された四方枠内に複数の中横桟を上下に組み込んだ軸組型の控え壁下地ユニットが引戸装置の引戸枠に取り付けられ、その控え壁下地ユニット表面に石膏ボード等からなる壁材が貼り付けられた引き戸用控え壁構造が知られている。そのような引き戸用控え壁構造として、例えば特許文献1および2のようなものが存在している。
特許第4181942号公報 特許第5684759号公報
上記特許文献1および2の引き戸用控え壁構造では、軸組型の控え壁下地ユニットの骨格をなす四方枠の厚み(すなわち縦枠および横枠の各厚み)が石膏ボード等からなる壁材の厚みよりも大きくなるように構成されている。これにより、引戸枠に取り付けた状態における控え壁下地ユニットの強度(例えば上下方向の反りや衝撃に対する耐性)が十分に保たれるようになっている。
しかしながら、ある程度の厚みを有する控え壁下地ユニットを引戸枠に取り付けた控え壁構造では、比較的厚い建物の壁にしか施工することができないことになる。すなわち、建物の壁厚が比較的薄い場所に設置されている引戸枠に対して、特許文献1および2の引き戸用控え壁構造に用いられる軸組型の控え壁下地ユニットを取り付けることが困難であった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、引戸用控え壁下地ユニットの構造に工夫を加えることにより、その下地ユニットを建物の壁厚が比較的薄い場所に設置されている引戸枠にも容易に取り付けることができかつ十分な強度が保たれ得るようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の形態による引戸用控え壁下地ユニットは、建物における引戸の方立と縦枠との間に施工される引戸用控え壁下地ユニットであって、矩形状の板材からなる複数枚の下地材と、複数枚の下地材が幅方向側端部で突き合わされて並べられた状態で、隣接する下地材の幅方向側端部間に挟まれて該下地材同士を一体的に連結可能な連結部材と、複数枚の下地材のうちの方立側に位置する下地材の幅方向側端部を方立に取付可能な方立取付部材と、各下地材の下端部を建物の床に取付可能な床取付部材と、を備えることを特徴とする。
この第1の形態では、引戸用控え壁下地ユニットは、矩形状の板材からなる下地材同士が幅方向側端部で突き合わされて並べられた状態で形成されるため、引戸用控え壁下地ユニット自体の厚みが抑制され、引戸枠に取り付けられた状態における控え壁構造の厚みが大きく増加することがない。その結果、建物の壁厚が比較的薄い場所に設置されている引戸枠にも引戸用控え壁下地ユニットを取り付けることができる。また、下地材同士が突き合わされた幅方向側端部に連結部材が取付可能に構成されているため、引戸用控え壁下地ユニット自体の反りや衝撃に対する強度を高めることができる。さらに、方立および床取付部材により複数枚の下地材を引戸の方立および建物の床にそれぞれ取付可能に構成されていることから、引戸枠および床に対して引戸用控え壁下地ユニットを容易かつ強固に取り付けることができる。
第2の形態は、第1の形態において、連結部材は、下地材の幅方向側端部間に挟まれるように配置される挟持部と、該挟持部の幅方向端部に挟持部と直交するように連続し、下地材の外面に取付固定される一対の取付部と、を含むことを特徴とする。
この第2の形態では、下地材同士が幅方向側端部で突き合わされて並べられた状態でそれらを一体的に連結することが可能となり、引戸用控え壁下地ユニット自体の厚みを抑制しつつ、引戸用控え壁下地ユニットの反りや衝撃に対する強度を高めることができる。
第3の形態は、第1または第2の形態において、方立取付部材は、下地材の外面に取付固定される下地材取付部と、該下地材取付部の幅方向一端部に下地材取付部と直交するように連続し、方立の側面に取付固定される方立取付部とを有する断面略L字状に形成されていることを特徴とする。
この第3の形態では、引戸用控え壁下地ユニット自体の厚みを抑制しつつ、下地材を方立に対して方立取付部材により容易かつ強固に取り付けることができる。
第4の形態は、第1〜第3の形態のいずれか1つにおいて、床取付部材は、下地材の外面に取付固定される下地材取付部と、該下地材取付部の幅方向一端部に下地材取付部と直交するように連続し、建物の床に取付固定される床取付部とを有する断面略L字状に形成されていることを特徴とする。
この第4の形態では、引戸用控え壁下地ユニット自体の厚みを抑制しつつ、下地材を建物の床に対して床取付部材により容易かつ強固に取り付けることができる。
第5の形態は、第1〜第4の形態のいずれか1つにおいて、下地材の外面に取付可能で、建物の躯体に対する壁材の施工位置を調整するスペーサ、を備えることを特徴とする。
この第5の形態では、建物の壁厚が厚い場所に設置されている引戸枠に引戸用控え壁下地ユニットを施工する場合に、スペーサを下地材の外面に取り付けることで、建物の躯体に対する壁材の施工位置を適宜調整することができる。
第6の形態は、第1〜第4の形態のいずれか1つの引戸用控え壁下地ユニットにより施工された引戸用控え壁構造であって、複数枚の下地材が幅方向側端部で突き合わされて並べられた状態で連結部材により一体的に連結され、複数枚の下地材のうちの方立側に位置する下地材の幅方向側端部が方立取付部材により方立に取付固定されている一方、各下地材の下端部は床取付部材により建物の床に取付固定されており、方立および建物の床に取り付けられた複数枚の下地材の外面に壁材が取り付けられていることを特徴とする。
この第6の形態では、第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
第7の形態は、第6の形態において、下地材の外面に、建物の躯体に対する壁材の施工位置を調整するスペーサが取り付けられていることを特徴とする。
第7の形態では、第5の形態と同様の作用効果を得ることができる。
第8の形態は、第6の形態の引戸用控え壁構造の施工方法であって、複数枚の下地材の側端部同士を突き合わせ、その側端部間に連結部材を挟み込んで該下地材同士を連結するステップと、方立側に位置する下地材の側端部を方立取付部材により方立に取り付けるステップと、下地材の下端部を床取付部材により建物の床に取り付けるステップと、下地材の外面に壁材を取り付けるステップと、を備えることを特徴とする。
第8の形態では、第6の形態と同様の作用効果を得ることができる。
第9の形態は、第8の形態において、下地材の外面に壁材を取り付けるステップの前に、複数枚の下地材を方立および建物の床に取り付けた状態で、該下地材の外面にスペーサを取り付けて、建物の躯体に対する壁材の施工位置を調整するステップをさらに備えることを特徴とする。
第9の形態では、第7の形態と同様の作用効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明によると、引戸用控え壁下地ユニット自体の反りや衝撃に対する強度を高めることができるとともに、建物の壁厚が比較的薄い場所に設置されている引戸枠にも引戸用控え壁下地ユニットを容易かつ強固に取り付けることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る引戸用控え壁構造を示す分解斜視図である。 図2は、引戸用控え壁下地ユニットの取付状態を引戸とともに示す斜視図である。 図3は、引戸用控え壁下地ユニットの取付状態を示す正面図である。 図4は、図3のIV−IV線断面図である。 図5は、図3のV−V線断面図である。 図6は、連結部材を示す斜視図である。 図7は、下地材の連結状態を示す部分横断面図である。 図8は、下地材と方立との取付状態を示す部分縦断面図である。 図9は、下地材と建物の床との取付状態を示す部分縦断面図である。 図10は、下地材に方立取付部材を取り付ける際の斜視図である。 図11は、引戸用控え壁下地ユニットに取り付けた方立および床取付部材をそれぞれ方立および床に取り付ける際の斜視図である。 図12は、引戸用控え壁下地ユニットを鴨居および戸尻側縦枠に取り付ける際の斜視図である。 図13は、引戸用控え壁下地ユニットに壁材を取り付ける際の斜視図である。 図14は、スペーサの取付状態を示す斜視図である。 図15は、スペーサの取付状態を示す図4相当図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の各実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、引戸用控え壁下地ユニット20により施工された引戸用控え壁構造1を示している。ここで、2は建物の開口部、3は開口部2周囲の左側部分を形成する左柱、4は同右側部分を形成する右柱、5は同上側部分を形成するまぐさである。
図2に示すように、建物の開口部2には、例えば右開きの引戸10aを有する引戸装置10が設置されている。図3〜図5にも示すように、この引戸装置10は、引戸枠11を備えている。引戸枠11は、左右方向に互いに間隔を空けて立設される戸先側縦枠12および戸尻側縦枠13と、これら縦枠12,13の上端部間に架け渡されて連結固定された左右水平方向に延びる鴨居14(横枠)と、戸先側及び戸尻側縦枠12,13間の中央位置に立設され、上端部が鴨居14に連結固定された方立15とを備えている。戸先側縦枠12は右柱4の左側面に、また戸尻側縦枠13は左柱3の右側面に、さらに鴨居14はまぐさ5の下面にそれぞれ固定されている。
図4に示すように、引戸用控え壁下地ユニット20は、引戸枠11を構成する方立15と戸尻側縦枠13との間に施工されるもので、方立15および建物の床Fに取り付けられている。そして、図1に示すように、引戸用控え壁構造1は、引戸用控え壁下地ユニット20に石膏ボードからなる壁材6が取り付けられている状態として構成されている。
図1〜図5に示すように、引戸用控え壁下地ユニット20は、矩形状の板材からなる例えば2枚(複数枚)の下地材21,21を備えている。具体的には、下地材21,21は、薄板材(例えば約12mmの合板)からなり、戸尻側縦枠13から方立15までの左右幅および建物の床Fから鴨居14までの上下高さの各寸法に合わせて適切な高さと幅になるように加工されたものである。そして、下地材21,21の各々は、幅方向に並べられて一体的に連結された状態で施工されている。なお、本実施形態では、下地材21,21の各々は、互いに同じ左右幅および上下高さになるようにそれぞれ加工されたものが用いられている。
また、図1〜図4に示すように、引戸用控え壁下地ユニット20の中央部分には、下地材21,21同士を連結している連結部材22が設けられている。図6に示すように、この連結部材22は、断面略T字状の鋼材等からなり、引戸用控え壁下地ユニット20の上下方向に延びるように形成されている。具体的には、図7にも示すように、連結部材22は、下地材21,21の幅方向側端部21d,21d間に挟まれるように配置される挟持部22aを有している。また、連結部材22は、挟持部22aの幅方向端部に挟持部22aと直交するように連続する一対の取付部22b,22bを有し、この取付部22b,22bは下地材21,21の外面21a,21aに取付固定される。すなわち、連結部材22は、2枚の下地材21,21が幅方向側端部21d,21dで突き合わされて並べられた状態で、隣接する下地材21,21の幅方向側端部21d,21d間に挟まれて下地材21,21同士を一体的に連結可能なように構成されている。
図1〜図4に示すように、方立15側(各図で右側)に位置する下地材21において方立15側の幅方向側端部21dには、引戸用控え壁下地ユニット20を方立15に取り付けるための方立取付部材23が設けられている。図2に示すように、この方立取付部材23は、断面略L字状の鋼材からなり、控え壁下地ユニット20の上下方向に延びるように形成されている。具体的には、図8にも示すように、方立取付部材23は、下地材21の外面21aに取付固定される下地材取付部23aを有している。また、方立取付部材23は、下地材取付部23aの幅方向一端部に下地材取付部23aと直交するように連続する方立取付部23bを有し、この方立取付部23bは方立15の側面に取付固定される。すなわち、方立取付部材23は、2枚の下地材21,21のうちの方立15側に位置する下地材21の幅方向側端部21dを方立15に取付可能なように構成されている。
図1〜図3および図5に示すように、各下地材21,21の下端部21c,21cには、引戸用控え壁下地ユニット20を建物の床Fに取り付けるための床取付部材24,24が設けられている。図2に示すように、この床取付部材24は、方立取付部材23と同様に断面略L字状の鋼材からなり、控え壁下地ユニット20の左右方向に延びるように形成されている。具体的には、図9にも示すように、床取付部材24は、下地材21の外面21aに取付固定される下地材取付部24aを有している。また、床取付部材24は、下地材取付部24aの幅方向一端部に下地材取付部24aと直交するように連続する床取付部24bを有し、この床取付部24bは建物の床Fに取付固定される。すなわち、床取付部材24は、各下地材21,21の下端部21c,21cを建物の床Fに取付可能なように構成されている。なお、本実施形態において、床取付部材24は、方立取付部材23と同じ部材で長さが異なるだけであり、下地材21の下端部21cの長さに適合するように加工されたものが用いられている。
次に、この実施形態に係る引戸用控え壁下地ユニット20による引戸用控え壁構造1の施工方法を説明する。
はじめに、引戸用控え壁下地ユニット20の組み立てを行う。まず、戸尻側縦枠13から方立15までの左右幅および建物の床Fから鴨居14までの上下高さの各寸法を測定し、その各寸法に適合するように12mmの合板により、2枚の下地材21,21を準備する。
次に、2枚の下地材21,21の側端部21d,21d同士を突き合わせて並べた状態で、側端部21d,21d間に連結部材22を挟み込んで下地材21,21同士を連結する。具体的には、図7に示すように、連結部材22の挟持部22aを下地材21,21の幅方向側端部21d,21d間に挟まれるように配置し、連結部材22の取付部22b,22bを下地材21,21の外面21a,21aにそれぞれビスVによりねじ止めする。
こうして下地材21,21同士を連結した後、下地材21に方立取付部材23および床取付部材24,24を取り付ける。具体的には、図10に示すように、方立取付部材23の下地材取付部23aを方立15側に配置する下地材21の外面21aにビスVによりねじ止めする。このとき、方立取付部23aの取付面が下地材21の側端部21dの端面と互いに面一となるように、図10の仮想線で示す治具Tで位置調整しながら下地材21に方立取付部材23を取り付ける。同様に、床取付部材24の下地材取付部24aを建物の床F側に配置する下地材21の下端部21cにビスVによりねじ止めする(図9参照)。これにより、引戸用控え壁下地ユニット20の組み立てが完了する。
次に、引戸用控え壁下地ユニット20を建物の開口部2に設置された引戸枠11および建物の床Fに固定する。具体的には、図11に示すように、方立15側に配置される下地材21に取付固定された方立取付部材23の方立取付部23bを方立15の側面にビスVによりねじ止めする。同様に、下地材21の下端部21cに取付固定された床取付部材24の床取付部24bを床FにビスVによりねじ止めする。さらに、図12に示すように、下地材21の上端部21bを引戸枠11の鴨居14にビスVによりねじ止めするとともに、引戸枠11の戸尻側縦枠13側に配置されている下地材21の側端部21dを戸尻側縦枠13にビスVによりねじ止めする。
最後に、図13に示すように、引戸枠11および建物の床Fに固定した引戸用控え壁下地ユニット20における下地材21の外面21aに石膏ボードからなる壁材6をビスVによりねじ止めする。以上により、引戸用控え壁下地ユニット20による引戸用控え壁構造1の施工が完了する。
以上のように、第1実施形態に係る引戸用控え壁下地ユニット20では、矩形状の板材からなる下地材21,21同士が幅方向側端部21d,21dで突き合わされて並べられた状態で形成されるため、引戸用控え壁下地ユニット20自体の厚みが抑制され、引戸枠11に取り付けられた状態における引戸用控え壁構造1の厚みが大きく増加することがない。その結果、建物の壁厚が比較的薄い場所に設置されている引戸枠11にも引戸用控え壁下地ユニット20を取り付けることができる。
また、連結部材22は、下地材21,21の幅方向側端部21d、21d間に挟まれるように配置される挟持部22aと、挟持部22aの幅方向端部に挟持部22aと直交するように連続し、下地材21,21の外面21a,21aに取付固定される一対の取付部22b,22bとを含むことから、下地材21,21同士が幅方向側端部21d,21dで突き合わされて並べられた状態で一体的に連結することが可能となり、引戸用控え壁下地ユニット20自体の厚みを抑制しつつ、引戸用控え壁下地ユニット20の反りや衝撃に対する強度を高めることができる。
さらに、方立取付部材23および床取付部材24,24により、引戸用控え壁下地ユニット20自体の厚みを抑制しつつ、下地材21,21を方立15および建物の床Fに対して容易かつ強固に取り付けることができる。
[第2実施形態]
図14および図15は、本発明の第2実施形態に係る引戸用控え壁下地ユニット20により施工された引戸用控え壁構造1を示す。この実施形態は、第1実施形態に建物の躯体に対する壁材の施工位置を調整する複数のスペーサ25,25,…を設けたものである。なお、この実施形態に係る引戸用控え壁下地ユニットの他の構成は、第1実施形態に係る引戸用控え壁下地ユニットの構成と同様である。このため、以下の説明では、図1〜図13と同じ部分について同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14に示すように、引戸枠11の戸尻側縦枠13側に配置されている図で左側の下地材21には、例えば上下方向に延びる上下一対のスペーサ25,25が所定の間隔を空けて両面テープ等により接着されて固定されている。また、方立15側に配置されている図で右側の下地材21には、同様の上下二対のスペーサ25,25,…が所定の間隔を空けて接着されて固定されている。このスペーサ25は、細長い木質板材等からなる。そして、図15に示すように、各スペーサ25,25,…が下地材21の外面21aに固定されている状態では、戸尻側縦枠13側に配置されている左柱3の外面と各スペーサ25,25,…の外面とが互いに面一になるように構成されている。
また、複数のスペーサ25,25,…を取り付ける施工方法としては、下地材21,21の外面21a,21aに壁材6を取り付ける前に、2枚の下地材21,21を方立15および建物の床Fに取り付けた状態で、下地材21,21の外面21a,21aに複数のスペーサ25,25,…を図示しない両面テープにより取り付ける。このとき、戸尻側縦枠13側に配置されている左柱3の外面と各スペーサ25,25,…の外面とが互いに面一になるように、建物の躯体に対する壁材6の施工位置を調整する。
以上のように、この実施形態に係る引戸用控え壁下地ユニット20では、下地材21,21の外面21a,21aに取付可能で、建物の躯体に対する壁材6の施工位置を調整するスペーサ25,25,…を備えることから、建物の壁厚が厚い場所に設置されている引戸枠11に引戸用控え壁下地ユニット20を施工する場合に、スペーサ25,25,…を下地材21,21の外面21a,21aに取り付けることで、建物の躯体に対する壁材6の施工位置を適宜調整することができる。
[その他の実施形態]
上記各実施形態に係る引戸用控え壁下地ユニット20では、2枚の下地材21,21同士が幅方向側端部21d,21dで突き合わされて並べられた状態で形成される形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、3枚以上の下地材21,21,…が幅方向側端部21d,21dで互いに突き合わされて並べられた形態であってもよい。
上記各実施形態に係る引戸用控え壁下地ユニット20では、断面略T字状の鋼材からなる連結部材22を用いた形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、連結部材22としては、断面略T字状以外の形状を有する形態、例えば断面略H字状からなる形態であってもよい。要は、連結部材22の形態として、複数枚の下地材が幅方向側端部21d,21dで突き合わされて並べられた状態で、隣接する下地材の幅方向側端部21d,21d間に挟まれて下地材21,21同士を一体的に連結可能なように構成されていればよい。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明は、引戸装置の引戸枠に取り付けられる引戸用控え壁下地ユニットおよびそれを備える引戸用控え壁構造として産業上の利用が可能である。
1:引戸用控え壁構造
2:開口部
3:左柱
4:右柱
5:まぐさ
6:壁材
10:引戸装置
11:引戸枠
12:戸先側縦枠
13:戸尻側縦枠
14:鴨居(横枠)
15:方立
20:引戸用控え壁下地ユニット
21:下地材
21a:外面
21b:上端部
21c:下端部
21d:側端部
22:連結部材
22a:挟持部
22b:取付部
23:方立取付部材
23a:下地材取付部
23b:方立取付部
24:床取付部材
24a:下地材取付部
24b:床取付部
25:スペーサ
F:床

Claims (9)

  1. 建物における引戸の方立と縦枠との間に施工される引戸用控え壁下地ユニットであって、
    矩形状の板材からなる複数枚の下地材と、
    前記複数枚の下地材が幅方向側端部で突き合わされて並べられた状態で、隣接する下地材の幅方向側端部間に挟まれて該下地材同士を一体的に連結可能な連結部材と、
    前記複数枚の下地材のうちの方立側に位置する下地材の幅方向側端部を方立に取付可能な方立取付部材と、
    前記各下地材の下端部を建物の床に取付可能な床取付部材と、を備える、引戸用控え壁下地ユニット。
  2. 請求項1に記載の引戸用控え壁下地ユニットにおいて、
    前記連結部材は、前記下地材の幅方向側端部間に挟まれるように配置される挟持部と、該挟持部の幅方向端部に挟持部と直交するように連続し、前記下地材の外面に取付固定される一対の取付部と、を含む、引戸用控え壁下地ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の引戸用控え壁下地ユニットにおいて、
    前記方立取付部材は、前記下地材の外面に取付固定される下地材取付部と、該下地材取付部の幅方向一端部に下地材取付部と直交するように連続し、前記方立の側面に取付固定される方立取付部とを有する断面略L字状に形成されている、引戸用控え壁下地ユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の引戸用控え壁下地ユニットにおいて、
    前記床取付部材は、前記下地材の外面に取付固定される下地材取付部と、該下地材取付部の幅方向一端部に下地材取付部と直交するように連続し、建物の床に取付固定される床取付部とを有する断面略L字状に形成されている、引戸用控え壁下地ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の引戸用控え壁下地ユニットにおいて、
    前記下地材の外面に取付可能で、建物の躯体に対する壁材の施工位置を調整するスペーサ、を備える、引戸用控え壁下地ユニット。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の引戸用控え壁下地ユニットにより施工された引戸用控え壁構造であって、
    複数枚の下地材が幅方向側端部で突き合わされて並べられた状態で連結部材により一体的に連結され、
    前記複数枚の下地材のうちの方立側に位置する下地材の幅方向側端部が前記方立取付部材により前記方立に取付固定されている一方、前記各下地材の下端部は床取付部材により建物の床に取付固定されており、
    前記方立および建物の床に取り付けられた複数枚の下地材の外面に壁材が取り付けられている、引戸用控え壁構造。
  7. 請求項6に記載の引戸用控え壁構造において、
    前記下地材の外面に、建物の躯体に対する前記壁材の施工位置を調整するスペーサが取り付けられている、引戸用控え壁構造。
  8. 請求項6に記載の引戸用控え壁構造の施工方法であって、
    前記複数枚の下地材の側端部同士を突き合わせ、その側端部間に連結部材を挟み込んで該下地材同士を連結するステップと、
    前記方立側に位置する前記下地材の側端部を前記方立取付部材により方立に取り付けるステップと、
    前記下地材の下端部を前記床取付部材により建物の床に取り付けるステップと、
    前記下地材の外面に前記壁材を取り付けるステップと、を備える、引戸用控え壁構造の施工方法。
  9. 請求項8に記載の引戸用控え壁構造の施工方法において、
    前記下地材の外面に前記壁材を取り付けるステップの前に、前記複数枚の下地材を前記方立および建物の床に取り付けた状態で、該下地材の外面にスペーサを取り付けて、建物の躯体に対する前記壁材の施工位置を調整するステップをさらに備える、引戸用控え壁構造の施工方法。
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