JP6475510B2 - サッシ - Google Patents
サッシ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6475510B2 JP6475510B2 JP2015033788A JP2015033788A JP6475510B2 JP 6475510 B2 JP6475510 B2 JP 6475510B2 JP 2015033788 A JP2015033788 A JP 2015033788A JP 2015033788 A JP2015033788 A JP 2015033788A JP 6475510 B2 JP6475510 B2 JP 6475510B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- plate member
- lower frame
- attachment
- vertical frames
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
ところで、上記特許文献1に記載された二重窓のように、室内側窓を後付する場合には、建築物の開口部の室内側の額縁等の内周面に上下及び縦枠を設置することとなる。
開口部の内周面に上下及び縦枠を設置するには、上下及び縦枠を四周に組んだのちに開口部に配置することが考えられるが、その場合は、施工が大掛かりで手間がかかった。また、開口部の内周面に縦枠を固定した後に横枠を縦枠間に配置しようとすると、横枠には案内レールが形成されているので、横枠を撓ませて縦枠間に配置することが難しく、配置時に横枠との干渉を避けるために縦枠の内周方向へ突出する突出部を横枠の当接部付近において大きく切欠くか、横枠の両端の見込み方向中央部に縦枠の突出部を逃がす切欠きを形成する必要があり、施工性が悪いものであった。さらに、縦枠と横枠の突合わせ部において、縦枠には突出部が存在するとともに下枠にはレールや切欠きが存在することとなり、形状が複雑になってシール作業も難しかった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、建築物の開口部に対する窓枠の設置を容易にするとともに、かつ、シール作業を簡単に行えるようして、施工性を向上させることを目的とするものである。
図1乃至4を参照しながら、本発明の実施形態のサッシの枠体を説明する。
(全体の構成)
本発明の実施形態のサッシは、図1に示されるように、例えば浴室の開口部に設けられた既設の外窓Aに対して、その室内側に新たに設置する内窓として利用することができるサッシであり、上枠11、下枠12及び右、左縦枠13,14からなる枠体1に対して、上、下框及び左右縦框を四周に組んでその内周にパネルが嵌め込まれてなる内、外障子2,3をスライド自在に支持することにより構成される引違い式のサッシである。
サッシの枠体1を構成する樹脂製の上枠11は、建物開口部に固定されるベース部11aを備え、ベース部11aの下面には、内、外案内レール(内、外障子走行部)11b、11cが垂下されて設けられている。そして、ベース部11aの一端部には切欠b(図7参照。)が設けられており、外窓Aの室内側に設けられた上額縁91に対してベース部11aの裏面を接着テープa等により接着することにより、上額縁91に対して直接固定されている。
中央壁13b,14bの内周方向先端部の両側部は、内、外障子2,3の閉塞時に、内、外障子2,3の戸先框に当接するタイト部となっているとともに、中央壁13b,14bの下端には、切欠部13c,14cが形成されている。
そして、窓の室内側に設けられた右、左額縁93,94に対してベース部13a,14aの裏面を接着テープ等により接着することにより、右、左額縁93,94に対して直接固定されている。
サッシの枠体1を構成する下枠12は、樹脂製のプレート部材121と、障子を支えて障子の荷重を下方に分散伝達させるアルミ合金等の金属製のレール部材122とにより構成されており、樹脂製の上枠11、右、左縦枠13,14と樹脂製のプレート部材121とにより、窓枠の四周に亘る断熱構造を形成している。そして、下枠アタッチメント4を介して、下額縁92に対して固定されている。
浴室の開口部上面は、水が浴室内へ戻るように浴室内側に向けて下方に傾斜して形成されることがある。そのような場合に、開口部上面の傾斜に合わせて載置部41の下面に配置された室内側のスペーサ52の剥離部52a,52aを適宜数剥離して、下枠アタッチメント4の上面が水平となるように設置することができる。
このように、プレート部材121には、レール等の見付け方向に延設される部材を備えておらず、また、樹脂により形成されているので、柔軟性を備えて簡単に撓ませることができる。
一般に、アルミ等金属製のレールは強度が高いので樹脂製のレールよりも幅が狭く、樹脂製の下枠に対応した障子を用いると下框のタイト材をレールに対して十分に当てることができないが、内、外障子案内レール123a,123bの高さ方向中央付近に膨張部122fを形成して樹脂製の下枠レールの厚さと同一とすることで、下框のタイト材をレールに対して十分に当てることができ、商品の兼用化を可能とすることができる。
そして、レールの付け根部分等は薄肉に形成されているので、アルミニウム材料の節約をはかることができる。
また、内、外案内レールの内方面を鉛直面122eとすることにより、内外レール間を膨張部分が存在しない断面形状とすることができるので、へら等による清掃を容易にするとともに、召合せ部に配置する気密ピースの設置も簡単、かつ、安定して行うことができる。
図5乃至7を参照しながら、本発明の実施形態のサッシの枠体を建物の開口部へ取付ける方法を説明する。
プレート部材121は樹脂製の平板状の部材により構成されているので、プレート部材121は作業者の力により容易に撓ませることができる。そして、樹脂製のプレート部材121を撓ませた状態で右、左縦枠13,14間に配置して、矢印イのように、プレート部材121の端部を右、左縦枠13,14の中央壁13b,14bの下端に形成された切欠部13c,14cに挿入させて、プレート部材121の両端面が右、左縦枠13,14の内周面と直接対向するように配置する。
プレート部材121は、その下面に配置された接着テープ等により、下枠アタッチメント4の載置部41に安定して取り付けることができる。
また、レール部材122を嵌合凹部121dに嵌合するに先立って、嵌合凹部121dにコーキング材を充填しておく。レール部材122の下面には、複数の突条122g,122gが形成されているので、突条122g,122g間に嵌合凹部121dのコーキング材が入りこんで両者を安定して接着固定することができる。
なお、プレート部材121とレール部材122との取付けは、プレート部材121に設けた嵌合凹部121dに限られるものではなく、レール部材に凹部を設けてもよいし、複数の独立した凹部を形成してもよく、プレート部材121に対してレール部材122を取り付けることができれば、その手段に制限はない。
さらに、レール部材122は、プレート部材121に対して載置されてコーキング材により取付けられているので、レール部材122が損傷した場合に大がかりな改修作業を必要とせず、容易に交換することができる。
そして、プレート部材121は簡単に撓ませて右、左縦枠13,14の間に配置して固定することができるので、右、左縦枠間に下枠を配置するときに縦枠や下枠に大きな工作が必要なく、縦枠内周面に対するプレート部材の当接部の形状が複雑にならず、また、シーリングを簡単に行うことができ施工性を向上させることができる。
11 上枠
12 下枠
121 プレート部材
121a 載置面
121b 凹部
121c タイト材
121d 嵌合凹部
122 レール部材
122a 外障子走行レール
122b 内障子案内レール
122c 連結プレート部
122d 切欠部
122e 突条
13 右縦枠
13a ベース部
13b 中央壁
14
14a ベース部
14b 中央壁
14c 切欠部
2 内障子
3 外障子
4 下枠アタッチメント
41 載置部
41a 立上り壁
42 段部
91 上額縁
92 下額縁
93 右額縁
94 左額縁
Claims (1)
- 建物開口部に取付けられる外窓の室内側に設置するものであり、
両端を長手方向に直交する方向に切断され、建物開口部の下額縁に固定された下枠アタッチメントと、下端を長手方向に直交する方向に切断され、下枠アタッチメントに載置されて左、右縦額縁に固定された左、右縦枠と、両端を長手方向と直交する方向に切断され、下枠アタッチメントの上面に載置されたプレート部材と、両端を長手方向に直交する方向に切断され、プレート部材の上面に取付けられたレール部材を備え、
プレート部材は、上面に被取付部を備えるとともに、その両端面が左、右縦枠の内周面と対向するように形成されており、
レール部材は、プレート部材の被取付部に取付けられる取付部を備え、
左、右縦枠と下枠アタッチメントとプレート部材がシール材によりシールされている
ことを特徴とする内窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015033788A JP6475510B2 (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | サッシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015033788A JP6475510B2 (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | サッシ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014176677A Division JP5705360B1 (ja) | 2014-08-30 | 2014-08-30 | サッシ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016050475A JP2016050475A (ja) | 2016-04-11 |
JP2016050475A5 JP2016050475A5 (ja) | 2017-08-24 |
JP6475510B2 true JP6475510B2 (ja) | 2019-02-27 |
Family
ID=55658189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015033788A Active JP6475510B2 (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | サッシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6475510B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6128870Y2 (ja) * | 1980-10-31 | 1986-08-26 | ||
JPS5857479U (ja) * | 1981-10-14 | 1983-04-19 | 新日軽株式会社 | 断熱二重窓 |
JPH08338179A (ja) * | 1995-06-12 | 1996-12-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 窓枠構造体およびその製造方法 |
JP3704679B2 (ja) * | 2000-11-02 | 2005-10-12 | Ykk Ap株式会社 | 断熱サッシ枠 |
JP2002168052A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-11 | Ykk Architectural Products Inc | 窓 |
JP5378853B2 (ja) * | 2009-03-27 | 2013-12-25 | 不二サッシ株式会社 | 改修用サッシ窓枠装置 |
-
2015
- 2015-02-24 JP JP2015033788A patent/JP6475510B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016050475A (ja) | 2016-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101462001B1 (ko) | 착탈식 단열패널을 구비한 복합창호 | |
JP6510313B2 (ja) | 改修用サッシ | |
JP5946869B2 (ja) | 外壁取付部材及び外壁構造 | |
JP6227367B2 (ja) | 留付金具及び外装材の施工方法 | |
JP6475510B2 (ja) | サッシ | |
TWI666376B (zh) | 強化絕熱玻璃單元 | |
JP2021102918A (ja) | ドア | |
JP5705360B1 (ja) | サッシ | |
JP2011231506A (ja) | 二重窓 | |
JP6403531B2 (ja) | 断熱構造、建物及び断熱改修方法 | |
KR200464384Y1 (ko) | 삼중 복층유리용 스페이서 어셈블리 | |
JP6626324B2 (ja) | 断熱改修施工方法および断熱構造 | |
CN204645345U (zh) | 带插接型铝板的窗式玻璃幕墙 | |
KR100887346B1 (ko) | 이중 글레이징 구조용 간격재 | |
JP5303498B2 (ja) | 改装サッシユニット及び改装ユニットの取付方法 | |
JP5303499B2 (ja) | 改装サッシユニット及び改装ユニットの取付方法 | |
JP2010112113A (ja) | リフォーム用窓枠取付構造 | |
CN218952666U (zh) | 一种基于医院防撞要求的装配式卫生间墙板圆弧阳角结构 | |
JP5433544B2 (ja) | 改装サッシユニット及び改装サッシユニットの取付方法 | |
KR101094461B1 (ko) | 창호 | |
JP2015004241A (ja) | 開口部建材 | |
JP2015004242A (ja) | 開口部建材 | |
JP5425819B2 (ja) | カーテンウォール及びカーテンウォールを使用した建造物 | |
JP6127110B2 (ja) | レール部材の改修方法 | |
CN211114281U (zh) | 一种双层隔热铝合金玻璃幕墙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170711 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170718 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180620 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180703 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180830 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6475510 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |