JP2017066694A - 浴室ユニット - Google Patents

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【課題】発泡倍率が高い発泡樹脂で天井を形成したとしても、天井にビス等のねじ類を用いることなく天井を側壁上方に固定可能な浴室ユニットを提供することを目的とする。【解決手段】底部と、前記底部を囲むように前記底部の周縁部に立設された側壁と、前記側壁によって形成される上方の開口を覆う天井と、を備え、前記側壁の上端部には、前記天井の側周面を内方に押圧する押圧面が前記天井の側周面を囲むように設けられ、前記天井は、発泡樹脂から形成されると共に、前記押圧面によって囲まれる圧縮空間に上方から圧入可能なように前記天井の周縁部が前記圧縮空間よりも外側に位置するよう予め大きめに形成されており、前記天井は、前記側周面が前記側壁の押圧面によって内方に押圧されることで前記側壁の上端部に固定されることを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、浴室ユニットに関する。
従来から、例えば特許文献1に記載されているように、発泡樹脂のみで形成された天井パネルを有する浴室ユニットが知られている。
このように、硬質な金属性板材などを用いることなく発泡樹脂のみで天井パネルを形成することにより、軽量かつ高い断熱性を有する天井パネルを実現することができ、天井パネル運搬時の負荷軽減や、浴室使用時に天井パネルに生じる結露の発生を抑制することができる。
特開平11−270163号公報
ここで、天井パネルのさらなる軽量化や断熱性の向上を図ろうとした場合、発泡倍率が非常に高い発泡樹脂によって天井パネルを形成することが考えられる。しかし、発泡倍率を非常に大きくすると、天井パネルの剛性が低下してしまい、特許文献1に記載の浴室ユニットのように、天井パネルにビスを螺合させ、側壁パネルを取り付ける支柱(コーナーフレーム、フラットフレーム)と天井パネルを締め付け固定することができなくなってしまう。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、発泡倍率が高い発泡樹脂で天井を形成したとしても、天井にビス等のねじ類を用いることなく、天井を側壁上方に固定可能な浴室ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る浴室ユニットは、底部と、前記底部を囲むように前記底部の周縁部に立設された側壁と、前記側壁によって形成される上方の開口を覆う天井と、を備え、前記側壁の上端部には、前記天井の側周面を内方に押圧する押圧面が前記天井の側周面を囲むように設けられ、前記天井は、発泡樹脂から形成されると共に、前記押圧面によって囲まれる圧縮空間に上方から圧入可能なように前記天井の周縁部が前記圧縮空間よりも外側に位置するよう予め大きめに形成されており、前記天井は、前記側周面が前記側壁の押圧面によって内方に押圧されることで前記側壁の上端部に固定されることを特徴とする。
本発明に係る浴室ユニットにおいては、天井の側周面を内方に押圧する押圧面によって囲まれる圧縮空間に上方から圧入可能なように、天井の周縁部が圧縮空間よりも外側に位置するよう予め大きめに形成されている。高発泡倍率の発泡樹脂で形成された天井は、比較的大きめに弾性変形しやすいため、これを利用することで、この天井を圧縮空間に上方から圧入して、天井を側壁に固定することができる。すなわち、側壁の押圧面により天井の水平方向への移動を規制するとともに、押圧面と天井の側周面との間に作用する摩擦力によって天井の鉛直方向への移動を規制することで、天井にねじ類を用いることなく、側壁の上端部に天井を固定することができる。
また、高発泡倍率の発泡樹脂で形成された天井は、成形時の収縮誤差が大きく、天井の大きさにばらつきが生じやすくなってしまうが、本発明では天井を予め大きく形成し、押圧面で押圧することによって、天井を圧縮して固定するため、そのような誤差を吸収することができる。したがって、高発泡倍率の発泡樹脂で形成された天井であっても、成形時の収縮誤差の影響により天井が固定できなくなってしまうような事態を回避することができる。
また、本発明に係る浴室ユニットでは、前記側壁は、上面視において矩形状となるよう、前記底部の周縁部に立設されており、前記側壁には、前記側壁の上端部が上面視において外方に向かって凸状に変形してしまうことを防止する変形防止手段が設けられていることも好ましい。
側壁の上端部に設けられた押圧面によって天井を内方に押圧する際、側壁は、反作用によって天井から外方に押圧される。このため、上面視において矩形状となるよう立設された側壁は、矩形を形成する各辺が上面視において外方に向かって凸状に変形してしまう恐れがある。この好ましい態様では、変形防止手段を設けることによって、側壁の上端部に生じるこのような変形を防止することができる。しがって、浴室ユニット内の美観を維持しつつも、天井にねじ類を用いることなく側壁の上端部に天井を固定することができる。
また、本発明に係る浴室ユニットでは、前記変形防止手段は、凹部が形成されるよう断面が逆U字状に形成されるとともに、前記側壁の上辺に沿って延びるよう形成された変形防止具であり、前記変形防止具は、前記側壁の上端部に前記凹部をはめ込んだ状態で前記側壁に固定されていることも好ましい。
この好ましい態様では、断面が逆U字状に形成されるとともに側壁の上辺に沿って延びるよう形成された変形防止具の凹部を、側壁の上端部にはめ込んだ状態で変形防止具が固定されているため、変形防止具によって、上面視で側壁の上端部が外方に凸状となるような変形してしまうことを防止することができる。したがって、簡単な構造の変形防止具で、側壁の変形を防止することができる。
また、本発明に係る浴室ユニットでは、前記変形防止具は、浴室空間内に膨出する膨出部を有しており、前記天井は、前記天井を前記側壁の上端部に固定した状態において、前記膨出部よりも下方に配置されるとともに前記膨出部の下面に当接可能に外方に突出した第1の突出部を前記天井の下部に有することも好ましい。
浴室ユニットの天井には、例えば使用者が天井を清掃する際などに、天井の下面から上方に向かって大きな外力が加えられることがある。この好ましい態様では、このような外力が生じたとしても、第1突出部が変形防止具の膨出部の下面に当接し、天井が上方に移動してしまうことをより確実に防止することができる。また、変形防止具に膨出部を設けているため、膨出部を有する部材を別途設ける必要がないため、簡単な構造で天井の変形防止と天井の上方へのより確実な移動防止を図ることができる。
また、本発明に係る浴室ユニットでは、前記天井の上部には、前記側壁に設けられた被当接部に当接可能な、外方に突出する第2の突出部が設けられていることも好ましい。
この好ましい態様では、第2の突出部が側壁に設けられた被当接部に当接するまで天井を圧入すればよいため、天井を圧縮空間に圧入する際、天井を必要以上に下方まで移動させてしまい、天井の高さが低くなってしまうことを防止することができる。
本発明の浴室ユニットによれば、発泡倍率が高い発泡樹脂で天井を形成したとしても、天井にビス等のねじ類を用いることなく、天井を側壁上方に固定可能な浴室ユニットを提供することができる。
本発明の実施形態に係る浴室ユニットの全体斜視図。 図1に示した浴室ユニットの壁パネルと支柱の嵌合構造を示す断面図。 図1に示した浴室ユニットの側壁の側面図。 図1に示した浴室ユニット上方の分解斜視図。 図1に示した浴室ユニットの天井の斜視図。 図1に示した浴室ユニットの天井の大きさを模式的に表す上面図。 図1に示した浴室ユニットの天井の圧入前後の様子を模式的に示す側面図。 図1に示した浴室ユニットの天井を圧入した状態における圧力の作用状態を模式的に示す上面図。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態である浴室ユニットについて図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる浴室ユニットの全体斜視図である。
図1に示した浴室ユニットUBは、底部100、側壁W、天井400(浴室ユニット内部の構造が分かるよう、図1では破線で図示)とを備えている。底部100は、浴槽110と洗い場床120を有する。また、側壁Wは、支柱200と壁パネル300(浴室内部の構造が分かるよう、図1では図示省略。図4を参照)を有する。
浴槽110の下部裏面における四隅近傍には、支持脚111が設けられ、その支持脚6を介して、浴槽110は浴室設置面(例えば、建物の床)の上に設置される。支持脚111は、ボルト部を回転させることで高さ調節可能な構造を有する。
洗い場床120は、周縁部が上側に折り曲げられた浅底の器状(パン状)に形成され、浴室外部に湯水を漏出させない防水性を有する。そして、ボルト部を回転させることで高さ調節可能な構造を有する支持脚121を介して浴室設置面上に設置されている。
底部100の周縁部101には、所定の間隔をおいて、下端が周縁部101に固定された複数の支柱200が立設されている。また、同様に、底部100の周縁部101には、複数の壁パネル300が立設されており、これらの壁パネル300は、左右それぞれの端部303、304が、隣り合う支柱200に支持されて周縁部101に立設されている。ここで、周縁部101とは、底部100の周縁を指すものであり、支柱200や壁パネル300を立設させる部位であれば、本実施形態のように、浴槽110や洗い場床120の周縁部も周縁部101の一部に含まれる。
ここで、図2を参照しながら、支柱200と壁パネル300の構造、および、支柱200と壁パネル300の連結構造について説明する。図2は、本実施形態における2つの壁パネル300と支柱200の嵌合構造を示した断面図である。図2では、支柱200の立設方向と直交する方向に沿った断面を示している。 図2(A)は、同一平面で隣接する2つの壁パネル300と、これらの間に設けられた支柱200との嵌合構造を例示している。図2(B)は、隅部で直交する2つの壁パネル300と、これらの間に設けられた支柱200との嵌合構造を例示している。
壁パネル300は、厚みのある石膏ボード310の表面に薄い鋼板320を張り合わせて構成されている。また、支柱200は、薄板を折り曲げた中空構造となるよう構成されており、左右の折り返し部分210はバネ性有している。
図2(A)では、2つの壁パネル300の取り付け状態を例示している。2つの壁パネル300の鋼板320の左右の側面部には、それぞれバネ性を有した裏側への折り返し部分321が設けられている。2つの壁パネル300を支柱200に取り付けるには、折り返し部分321を支柱200の左右の折り返し部分210の間に嵌め込む。折り返し部分321は、左右の折り返し部分210の間を押し広げるようにして嵌め込まれる。 折り返し部分321が嵌め込まれると、2つの壁パネル300が支柱200を間にして同一面状に固定される。
図2(B)では、直行する2つの壁パネル300の取り付け状態を例示しているが、図2(A)とは2つの壁パネル300の取付け角度が異なるだけで、取り付け基本構造は同じ考え方を採用しているため説明は省略する。折り返し部分321が嵌め込まれると、2つの壁パネル300は支柱200を間にして直交する状態に固定される。このようにして、側壁Wは底部100を囲むように底部100の周縁部101に立設され、浴室ユニットUBの側面4面を構成している。
側壁Wの上端部WUには、変形防止具500が固定されている。具体的には、ねじ700よって壁パネル300の上端部301に変形防止具500が固定されている。図3は、変形防止具500が固定された壁パネル300の側面図である。図3では、壁パネル300の立設方向に沿った断面を示している。また、図4は、浴室ユニットUBの変形防止具500および天井400のみを分解した分解斜視図である。図3に示すように、変形防止具500(変形防止手段)は、水平部510と、水平部510の一端側から下方に延びる第1垂下部520と、水平部510の他端側から下方に延びる第2垂下部530を有する、断面が逆U字状に形成された、アルミ等の金属やABS等の硬質な樹脂で形成された金具である。この変形防止具500は、水平部510、第1垂下部520、第2垂下部530によって形成された凹部540を側壁Wの上端部WUに上方から嵌め込んだ状態で、壁パネル300にねじ700で固定されている。図4に示すように、この変形防止具500は、側壁Wの上辺に沿って延びるよう構成されており、上面視において矩形を形成する側壁Wの各辺の全てを覆うように側壁Wの上端部WUに取り付けられている。
変形防止具500の第1垂下部520の下部には、浴室内方へ膨出する膨出部521が設けられている。膨出部521は、断面が台形状になるよう形成されており、これにより、膨出部521上面に第1傾斜面523を形成するとともに、下面には第2傾斜面を形成し、側面に押圧面522を形成している。なお、変形防止具500を、側壁Wの全ての上端部WUに固定した状態において、変形防止具500の押圧面522によって囲まれる空間は、天井400が圧入および圧縮される圧縮空間Sとして構成される。
続いて、図4および図5を参照しながら天井400について説明する。図5は、天井400の斜視図であり、図5(A)は、天井400を上方から見た斜視図であり、図5(B)天井400を下方から見た斜視図である。天井400は、例えば、EPP(発泡ポリプロピレン)、EPS(発泡ポリスチレン)などの発泡樹脂により形成されている。天井400は、高い軽量性および断熱性を実現するために、例えば、5〜30倍の発泡倍率の発泡樹脂によって形成されている。天井400は、浴室ユニットUBの側面4面を構成している側壁Wによって上方に形成される開口600を覆うものである。
天井400は、芯となる扁平の直方体状の基部410と、基部410の上端部からフランジ状に外方に突出する第2のフランジ状突出部430と、基部410の下端部からフランジ状に外方に突出する第1のフランジ状突出部420を有する。基部410の下方側は、圧縮空間Sに上方より圧入される圧入部411として構成され、さらに圧入部411の一部は、天井400を側壁Wに固定した状態において、その側周面414が押圧面522によって浴室空間内方に押圧されて圧縮される圧縮部412として構成されている。
第2のフランジ状突出部430は、第2のフランジ状突出部430の外郭が組立後の壁パネル300の外郭と略一致するよう突出しており、第1のフランジ状突出部420の突出長さは、第2のフランジ状突出部430の突出長さよりも小さく形成されている。天井400は、第2のフランジ状突出部430が壁パネル300に固定された変形防止具500の水平部510の上面に当接するまで圧入すれば、圧入部411が所望の高さまで圧入されるよう構成されている。
図6は、天井400を圧縮空間Sに圧入する前の浴室ユニットUBを上方から見た様子を模式的に表す図である。図6において、破線Nは、側壁Wによって圧縮される前の圧縮部412の外郭を示すものである。図6に示すように、天井400における圧縮部412は、圧縮部412の周縁部413が圧縮空間Sよりも外側に位置するよう、予め大きめに形成されている。このように構成することで、天井400の圧縮部412は、圧縮空間Sに圧入可能となる。
続いて、図7を参照しながら、天井400を圧縮空間Sに圧入する方法について説明する。図7は、天井400の圧入前後の様子を模式的に示す側面図であり、図7(A)は圧入前の様子を示しており、図7(B)は圧入後の様子を示している。天井400は、底部100に支柱200と壁パネル300が立設された後、図7(A)のように、圧縮空間Sに上方より圧入される。また、天井400は、第2のフランジ状突出部430が壁パネル300に固定した変形防止具500の水平部510の上面に当接するまで下方に圧入される。圧入が完了した状態では、図7(B)のように、変形防止具500の膨出部521の押圧面522によって天井400の圧縮部412が内方に押圧され、天井400が側壁Wに固定される。すなわち、側壁Wにより天井400の水平方向への移動が規制されるとともに、天井400の圧縮部412と側壁Wとの間に作用する摩擦力によって天井400の鉛直方向(上下方向)への移動が規制される。したがって、ビス等のねじ類を天井400に用いることなく側壁Wの上端部に天井400を固定することができる。また、圧縮空間Sに下方に圧入するという簡単な作業で天井400を側壁Wに固定することができる。さらに、高発泡倍率の発泡樹脂で形成された天井400は、成形時の収縮誤差が大きく、天井400の大きさに大きなばらつきが生じやすくなってしまうが、天井400の圧縮部412を予め圧縮空間Sよりも大きく形成するため、押圧面522に圧縮されて生じる圧縮部412の変形によって、そのような誤差を吸収することができる。したがって、高発泡倍率の発泡樹脂で形成された天井400であっても、成形時の収縮誤差の影響により天井400が固定できなくなってしまうような事態を回避することができる。
ここで、図8を参照しながら、圧縮部412を圧縮空間Sに圧入した状態における、押圧面522による圧縮部412への押圧状態をより具体的に説明する。図8は、圧縮部412を圧縮空間Sに圧入した状態を模式的に表す上面図である。図8では、説明の便宜上、天井400に関しては、圧縮部412のみの断面を示している。図8に示すように、圧縮空間Sに圧入された圧縮部412は、押圧面522によって黒矢印で示すように周囲から内方に押圧される。圧縮部412は高発泡倍率の発泡樹脂で形成されているため、比較的高い弾性を有しており、弾性変形した状態で、側壁Wに固定される。したがって、反作用によって、圧縮部412を押圧している押圧面522は、圧縮部412から、図8に白抜矢印で示すように、外方に押圧される。このため、上面視において矩形を形成している側壁Wの上端部WUにおける中央部WMは、上面視において外方に向かって凸状に変形してしまう恐れがあるが、本実施形態に係る浴室ユニットUBでは、変形防止具500を側壁Wの上端部WUに固定しているため、側壁Wの上端部WUに生じ得るそのような変形を防止することができる。しがって、側壁Wが変形して浴室ユニット内の美観が低下してしまうことを防止できるため、浴室ユニットUB内の美観を維持することができる。
また、本実施形態に係る浴室ユニットUBでは、断面が逆U字状に形成されるとともに側壁Wの上辺に沿って延びるよう構成されている簡単な構造の変形防止具500によって、上面視で側壁Wが外方に凸状となるような変形が生じることを防止することができる。
また、浴室ユニットUBの施工後、天井400には、例えば使用者が天井400を清掃する際などに、天井400の下面から上方に向かって大きな外力が加えられる恐れがあるが、本実施形態に係る浴室ユニットUBでは、天井400を側壁Wに固定した状態においては、第1のフランジ状突出部420が膨出部521の下方に位置すると共に、膨出部521の下面(第2傾斜面524)に第1のフランジ状突出部420の上面が当接するため、より確実に天井400の上方への移動を防止することができる。すなわち、圧縮部412と側壁Wとの間に生じる摩擦力に抗して天井400が上方へ移動するほどに非常な大きな外力が天井400に下方から加えられたとしても、膨出部521の下面に第1のフランジ状突出部420の上面が引っ掛かり、天井400の上方への移動をより確実に防止することができる。
さらに、本実施形態においては、天井400の上部には、変形防止具500の水平部510の上面と当接可能な、第2のフランジ状突出部430が設けられているため、天井400を圧縮空間Sに圧入する際、天井400を必要以上に下方まで移動させてしまい、浴室ユニットUB内の空間の高さが所望の高さよりも低くなってしまうことを防止することができる。
さらに、本実施形態においては、膨出部521の上面に、側壁W側から浴室空間内へ向かって下降傾斜する第1傾斜面523を形成しているため、天井400を圧縮空間Sへ圧入する際に、圧入部411を圧入しやすくなる。
また、本実施形態においては、膨出部521の下面に、側壁W側から浴室空間内へ向かって上昇傾斜する第2傾斜面524を形成しているため、天井400を側壁Wから外す際に、膨出部521に引っ掛かる第1のフランジ状突出部420を膨出部521から上方へ抜きやすくすることができる。
なお、圧入部411の圧縮空間Sへの圧入方法としては、浴室空間外から天井400を圧縮空間Sに上方から下方に押し込んで圧入しても良いし、天井400を上下方向に貫通する点検口および点検口蓋を天井400に設け、側壁W上に天井400を載置した後、浴室空間内から、点検口を介して浴室空間外へ上半身を出し、天井400を上方から下方に押し込んで圧入しても良い。また、天井400の下端部に手の指を引っ掛ける引っ掛け凹部を形成し、側壁W上に天井400を載置した後、浴室空間内から引っ掛け凹部に指を引っ掛け、浴室空間内から天井400を下方に引き込んで圧入しても良い。
なお、本実施形態に係る浴室ユニットUBにおいては、押圧面522は側壁Wに固定された変形防止具500によって形成されていたが、本発明に係る浴室ユニットはこれに限られるものではなく、例えば、浴室空間に面する壁パネル300の表面を押圧面として形成しても構わない。
また、本実施形態に係る浴室ユニットUBにおいては、第2のフランジ状突出部430が、側壁Wに固定された変形防止具500の水平部510の上面に当接するよう構成されているが、本発明に係る浴室ユニットはこれに限られるものではなく、例えば、壁パネル300の上面に当接するように構成しても構わない。
100:底部
101:周縁部
110:浴槽
120:洗い場床
200:支柱
210:折り返し部分
300:壁パネル
301:上端部
303:端部(左端部)
304:端部(右端部)
310:石膏ボード
320:鋼板
321:折り返し部分
400:天井
410:基部
411:圧入部
412:圧縮部
413:周縁部
414:側周面
420:第1のフランジ状突出部(第1の突出部)
430:第2のフランジ状突出部(第2の突出部)
500:変形防止具(変形防止手段)
510:水平部(被当接部)
520:第1垂下部
521:膨出部
522:押圧面
523:第1傾斜面
524:第2傾斜面
530:第2垂下部
540:凹部
600:開口
700:ねじ
UB:浴室ユニット
W:側壁
WU:上端部
WM:中央部
S:圧縮空間
N:外郭

Claims (5)

  1. 浴室ユニットであって、
    底部と、
    前記底部を囲むように前記底部の周縁部に立設された側壁と、
    前記側壁によって形成される上方の開口を覆う天井と、を備え、
    前記側壁の上端部には、前記天井の側周面を内方に押圧する押圧面が前記天井の側周面を囲むように設けられ、
    前記天井は、発泡樹脂から形成されると共に、前記押圧面によって囲まれる圧縮空間に上方から圧入可能なように前記天井の周縁部が前記圧縮空間よりも外側に位置するよう予め大きめに形成されており、
    前記天井は、前記側周面が前記側壁の押圧面によって内方に押圧されることで前記側壁の上端部に固定されることを特徴とする浴室ユニット。
  2. 前記側壁は、上面視において矩形状となるよう、前記底部の周縁部に立設されており、 前記側壁には、前記側壁の上端部が上面視において外方に向かって凸状に変形してしまうことを防止する変形防止手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の浴室ユニット。
  3. 前記変形防止手段は、凹部が形成されるよう断面が逆U字状に形成されるとともに、前記側壁の上辺に沿って延びるよう形成された変形防止具であり、
    前記変形防止具は、前記側壁の上端部に前記凹部をはめ込んだ状態で前記側壁に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の浴室ユニット。
  4. 前記変形防止具は、浴室空間内に膨出する膨出部を有しており、
    前記天井は、前記天井を前記側壁の上端部に固定した状態において、前記膨出部よりも下方に配置されるとともに前記膨出部の下面に当接可能に外方に突出した第1の突出部を前記天井の下部に有することを特徴とする請求項3に記載の浴室ユニット。
  5. 前記天井の上部には、前記側壁に設けられた被当接部に当接可能な、外方に突出する第2の突出部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の浴室ユニット。
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