JPH10169219A - 天井パネルの固定構造 - Google Patents

天井パネルの固定構造

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JPH10169219A
JPH10169219A JP8326954A JP32695496A JPH10169219A JP H10169219 A JPH10169219 A JP H10169219A JP 8326954 A JP8326954 A JP 8326954A JP 32695496 A JP32695496 A JP 32695496A JP H10169219 A JPH10169219 A JP H10169219A
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JP
Japan
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ceiling
ceiling panel
panel
column
connecting member
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JP8326954A
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English (en)
Inventor
Katsuhito Takahashi
勝仁 高橋
Takeshi Hatanaka
赳 畠中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10169219A publication Critical patent/JPH10169219A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】天井パネルをユニットルームの内部側から簡単
かつ短時間に固定する。 【解決手段】上方に折り返し部91が形成された支柱連
結材9を防水パンに固定される支柱6の上端に固定す
る。また、外側下端縁に係止爪81aを有する嵌合部8
1が形成された天井連結材8を天井パネル5の外周端縁
に装着する。そして、天井パネル5を持ち上げて支柱6
の上方から落とし込むと、支柱連結材9の折り返し部9
1に天井連結材8の嵌合部81が嵌合して天井パネル5
が支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室ユニットなど
のユニットルームにおける天井パネルの固定構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅などにおいて、浴室ユニ
ットを設置することが行われている。この浴室ユニット
1は、図3に示すように、洗い場を形成した防水パン2
と、この防水パン2と一体の、もしくは、別体の浴槽3
と、防水パン2および浴槽3の周縁部に立設されて防水
パン2および浴槽3の周囲を包囲する壁パネル4と、こ
れらの壁パネル4によって形成される上方開口部を覆う
天井パネル5と、から構成されている。
【0003】この浴室ユニット1は、通常、防水パン2
を設置し、ユニットの外側から壁パネル4をビス止めし
て固定するパネル工法で組み立てられている。この場
合、天井パネル5は、壁パネル4の上端折り曲げ部に載
置された後、その端縁と壁パネル4の端縁にわたってバ
ネクリップを装着することで壁パネル4に固定されてい
る(例えば、実公平3−19570号公報参照)。
【0004】一方、躯体側の間仕切りや外壁があって作
業者が入り込めない場合には、ユニット内部から壁パネ
ル4を取り付ける現地組み立て工法が採用されている。
すなわち、現地組み立て工法は、図4に示すように、ま
ず、防水パン2を設置し、この防水パン2の周縁部に間
隔をおいて複数本の支柱6を立設固定し、これらの支柱
6,6間に横フレーム7を掛け渡した後、支柱6に固定
した天井受け金具に天井パネル5を載置してビスで連結
し、さらに、天井受け金具と防水パン2の周縁部に壁パ
ネル4を嵌め込むものである(例えば、実開昭59−1
36853号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たパネル工法による天井パネルの固定構造においては、
天井パネルに形成された点検口から天井裏の狭い空間に
身を乗り出してバネクリップを装着する作業が必要とな
り、作業性が低下する他、安全性にも難があるととも
に、天井裏に作業空間を確保できない場合には、バネク
リップの装着作業そのものが不可能となる。
【0006】また、現地組み立て工法の場合には、天井
パネルを固定するため、多数本のビスを打ち込む作業が
必要となり、作業が煩雑になるとともに、時間がかかる
という問題がある。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、浴室ユニットなどのユニットルームの内部
側から簡単かつ短時間に天井パネルを固定することので
きる天井パネルの固定構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、防水パンに固定された支柱と、この支柱の
上端に固定され、上方に折り返し部が形成された支柱連
結材と、天井パネルと、この天井パネルの外周端縁に装
着され、外側下端縁に係止爪を有する嵌合部が形成され
た天井連結材と、からなり、支柱の上方より天井パネル
を落とし込むことにより、支柱連結材の折り返し部に天
井連結材の嵌合部を嵌合させ、折り返し部の下端縁を係
止爪が係止することを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、防水パンに
立設され、上方補強フレームに係止突片を上方に向けて
突出形成した壁パネルと、壁パネルによって形成された
上方開口部を覆うとともに、外周端縁に断面コ字状の嵌
合部が形成された天井パネルと、この天井パネルの端縁
嵌合部に嵌合され、空洞部の入口に挟持部が形成された
天井連結材と、からなり、係止突片の上方より天井パネ
ルを落とし込むことにより、係止突片が天井連結材の挟
持部を押し開いて空洞部に嵌入され、挟持部で挟持され
ることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面に基づいて説明する。
【0011】なお、説明の便宜上、図3および図4に示
した部材と同一の部材には同一の符号を用いるものとす
る。
【0012】図1には、本発明の天井パネルの固定構造
の一実施形態が示されている。この実施形態における天
井パネル5は、塩ビ鋼板51の裏面に裏打ち材である石
膏ボード52を貼り合わせて形成され、この天井パネル
5の外周端縁には、断面コ字状の嵌合部81を有するプ
ラスチック、例えば、硬質塩化ビニル製天井連結材8が
装着されている。この天井連結材8の、天井パネル5の
外周端縁を表裏両面から挟み込む一対の挟持片82のう
ち、天井パネル5の表面に位置する挟持片82の先端に
は、軟質塩化ビニルやその発泡体などからなる軟質部8
21が一体に形成されており、この軟質部821に壁パ
ネル4の上端縁が密着するようになっている。また、天
井連結材8の嵌合部81の外側下端縁には、嵌合部81
の内方に向けて突出する係止爪81aが形成されてい
る。
【0013】一方、天井パネル5を支柱6に対して固定
するとともに、支柱6を安定して自立させるため、支柱
6,6の上端縁近傍にわたって鋼板製支柱連結材9がビ
スを介して固定されている。この支柱連結材9は、一端
に断面コ字状の折り返し部91が折曲形成されており、
この折り返し部91が前述した天井連結材8の嵌合部8
1に嵌合されるようになっている。
【0014】したがって、浴室ユニット1を組み立てる
場合は、まず、防水パン2を設置し、この防水パン2の
周縁部に間隔をおいて複数本の支柱6を立設固定した
後、支柱6の上端縁近傍に支柱連結材9をその折り返し
部91が上方に位置するように支柱6,6にわたってビ
スを介して固定する。一方、天井パネル5の外周端縁に
天井連結材8を装着した後、天井パネル5を持ち上げ、
天井連結材8の嵌合部81を支柱連結材9の折り返し部
91に落とし込み、嵌合させる。この際、天井連結材8
の嵌合部81が支柱連結材9の折り返し部91に嵌合す
ると、その係止爪81aが支柱連結材9の折り返し部9
1の下端縁を係止し、天井連結材8、すなわち、天井パ
ネル5の離脱を防止するものである。
【0015】この結果、天井パネル5を持ち上げて落と
し込むだけで天井パネル5を浴室ユニット1の内部側か
ら固定することができる。
【0016】この場合、天井パネル5の落とし込みに際
して、吸盤などを利用して強制的に引き下げるようにし
てもよい。
【0017】天井パネル5の固定が終了すれば、天井パ
ネル5と防水パン2の周縁部との間に、塩ビ鋼板41の
裏面に石膏ボード42を貼り合わせて形成された壁パネ
ル4を順次嵌め込んで固定する。この後、壁パネル4と
天井パネル5との突き合わせ部にシリコンシーリング剤
Sを充填して密封すればよい。
【0018】この実施形態においては、壁パネル4の固
定に先立って天井パネル5を固定する場合について説明
したが、壁パネル4を支柱6に固定した後、天井パネル
5を固定するようにしてもよい。
【0019】ところで、前述した実施形態においては、
現地組み立て工法によって浴室ユニット1を組み立てる
場合について例示したが、パネル工法で組み立てる場合
において、壁パネル4に天井パネル5を固定する際にも
適用することができる。
【0020】以下、パネル工法で立設された壁パネル4
に天井パネル5を固定する場合について、図2を参照し
て説明する。
【0021】この図2においては、先に例示した塩ビ鋼
板41および石膏ボード42からなる壁パネル4に代え
て、ケイ酸カルシウム板などの表面材43と、この表面
材43の裏面に貼着された裏打材としての石膏ボード4
2と、表面材43の裏面周縁に取り付けられた補強フレ
ーム44と、から構成された壁パネル4が採用されてい
る。そして、壁パネル4の補強フレーム44のうち、上
方の補強フレーム44には、係止部441aを有する係
止突片441が上方に向けて突出するように形成されて
いる。
【0022】なお、壁パネル4の上方補強フレーム44
にはシール材S1が配設されており、このシール材S1
に天井パネル5の塩ビ鋼板51が密着しつつ載置される
ようになっている。
【0023】一方、天井パネル5は、その塩ビ鋼板51
の外周端縁が断面コ字状に折曲されて嵌合部511が形
成されており、この端縁嵌合部511には、プラスチッ
ク製天井連結材8が嵌合されている。この天井連結材8
は、空洞部83を有し、その入口に内方に向けて突出す
る挟持部としての一対の挟持爪83aが形成されるとと
もに、下方に向けて脚部84が形成されている。このた
め、前述した壁パネル4の上方補強フレーム44に形成
された係止突片441を天井連結材8の脚部84に沿っ
て空洞部83に嵌入させることができ、その際、一対の
挟持爪83aは係止突片441の係止部441aによっ
て押し開かれ、係止突片441を挟持するものである。
【0024】この実施形態における浴室ユニット1を組
み立てる場合は、まず、防水パン2を設置し、その周縁
部に壁パネル4を立設し、順次浴室ユニット1の外側か
らビス止めして固定する。次いで、天井パネル5の塩ビ
鋼板51の端縁嵌合部511に天井連結材8をその脚部
84が外方に位置するように強制的に嵌め込む。そし
て、天井連結材8が装着された天井パネル5を持ち上
げ、天井連結材8の空洞部83を壁パネル4の係止突片
44に対向させて落とし込む。この際、天井連結材8の
脚部84が係止突片44を空洞部83に導くように案内
するとともに、係止突片441の係止部441aが一対
の挟持爪83aを押し開いて空洞部83に嵌入され、係
止突片441が一対の挟持爪83aによって挟持される
ようになっている。この結果、天井連結材8、すなわ
ち、天井パネル5の離脱を防止するものである。
【0025】この結果、天井パネル5を持ち上げて落と
し込むだけで天井パネル5を浴室ユニット1の内部側か
ら固定することができる。
【0026】なお、天井が複数枚の天井パネル5を接続
して形成される場合は、隣接する天井パネル5との接合
部を除く外周端縁もしくは端縁嵌合部511に天井連結
材8を取り付ければよい。
【0027】また、前述した実施形態においては、浴室
ユニット1における天井パネル5の固定構造を例示した
が、その他のユニットルーム、例えば、シャワールーム
やトイレルームなどにも採用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、天井パネ
ルを上方から落とし込むことで、天井パネルをユニット
の内部側から簡単かつ短時間に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井パネルの固定構造の一実施形態を
一部省略して示す断面図である。
【図2】本発明の天井パネルの固定構造の他の実施形態
を一部省略して示す断面図である。
【図3】ユニットルームの一例である浴室ユニットを示
す斜視図である。
【図4】ユニットルールを現地組み立て工法で施工する
場合の説明図である。
【符号の説明】
1 浴室ユニット 4 壁パネル 44 上方補強フレーム 441 係止突片 441a 係止部 5 天井パネル 511 端縁嵌合部 6 支柱 8 天井連結材 81 嵌合部 81a 係止爪 83 空洞部 83a 挟持爪(挟持部) 9 支柱連結材 91 折り返し部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水パンに固定された支柱と、この支柱
    の上端に固定され、上方に折り返し部が形成された支柱
    連結材と、天井パネルと、この天井パネルの外周端縁に
    装着され、外側下端縁に係止爪を有する嵌合部が形成さ
    れた天井連結材と、からなり、支柱の上方より天井パネ
    ルを落とし込むことにより、支柱連結材の折り返し部に
    天井連結材の嵌合部を嵌合させ、折り返し部の下端縁を
    係止爪が係止することを特徴とする天井パネルの固定構
    造。
  2. 【請求項2】 防水パンに立設され、上方補強フレーム
    に係止突片を上方に向けて突出形成した壁パネルと、壁
    パネルによって形成された上方開口部を覆うとともに、
    外周端縁に断面コ字状の嵌合部が形成された天井パネル
    と、この天井パネルの端縁嵌合部に嵌合され、空洞部の
    入口に挟持部が形成された天井連結材と、からなり、係
    止突片の上方より天井パネルを落とし込むことにより、
    係止突片が天井連結材の挟持部を押し開いて空洞部に嵌
    入され、挟持部で挟持されることを特徴とする天井パネ
    ルの固定構造。
JP8326954A 1996-12-06 1996-12-06 天井パネルの固定構造 Pending JPH10169219A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247147A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Toto Ltd 壁パネルの接続構造
JP2017066694A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 Toto株式会社 浴室ユニット
CN108791725A (zh) * 2018-06-28 2018-11-13 上海外高桥造船有限公司 固定连接装置及具有其的模块化单元舱室

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