JPH1082190A - 天井パネルの接合構造 - Google Patents
天井パネルの接合構造Info
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- JPH1082190A JPH1082190A JP8257803A JP25780396A JPH1082190A JP H1082190 A JPH1082190 A JP H1082190A JP 8257803 A JP8257803 A JP 8257803A JP 25780396 A JP25780396 A JP 25780396A JP H1082190 A JPH1082190 A JP H1082190A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 室内側から容易に施工ができ、かつ意匠性に
優れた天井パネルの接合構造の提供を目的とする。 【構成】 壁パネル２の上端外側には上方へ突出して天
井繋ぎ材５が立設され、天井繋ぎ材５の上端側にはガイ
ド片５ｃと抜け防止片５ｂが形成され、一方、天井パネ
ル６の端縁部には垂下片９ｂを有する位置決め材９が予
め固設され、天井パネル６の端縁を前記天井繋ぎ材５の
ガイド片５ｃに沿って、かつ抜け防止片５ｂを通過させ
て下方へ落とし込み、天井パネル６の端縁立片７ａを天
井繋ぎ材５に当接させ、かつ位置決め材９の垂下片９ｂ
を壁パネル２の背面に当接させた状態で、天井パネル６
を壁パネル２の上端に接合する。
優れた天井パネルの接合構造の提供を目的とする。 【構成】 壁パネル２の上端外側には上方へ突出して天
井繋ぎ材５が立設され、天井繋ぎ材５の上端側にはガイ
ド片５ｃと抜け防止片５ｂが形成され、一方、天井パネ
ル６の端縁部には垂下片９ｂを有する位置決め材９が予
め固設され、天井パネル６の端縁を前記天井繋ぎ材５の
ガイド片５ｃに沿って、かつ抜け防止片５ｂを通過させ
て下方へ落とし込み、天井パネル６の端縁立片７ａを天
井繋ぎ材５に当接させ、かつ位置決め材９の垂下片９ｂ
を壁パネル２の背面に当接させた状態で、天井パネル６
を壁パネル２の上端に接合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、天井パネルの接合構
造に関するものである。
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】従来、ユニットルームの側
壁面を構成する壁パネルの上端に、天井を構成する天井
パネルの端縁部を接合する構造として、例えば図６に要
部縦断面図で示すような構造が採用されており、ユニッ
トルームの床パン上に立設されたポスト５１の室内側に
は壁パネル５２が固設されて、ポスト５１の背面上端に
は上方へ突出して天井繋ぎ材５３が固設されており、こ
の天井繋ぎ材５３の上端には室内側に向かって下傾状に
鉤片５３ａが形成されたものとなっており、一方、天井
パネル５４の端縁部には上方へ立設して端縁立片５４ａ
が形成されたものとなっており、天井繋ぎ材５３の鉤片
５３ａの下方側へ前記天井パネル５４の端縁立片５４ａ
を配置させた状態で、図７に示すように天井パネル５４
を上方へ押し上げ、壁パネル５２の上端と天井パネル５
４間には幅の広い天井目地棒５５を装着して、天井パネ
ル５４の端縁立片５４ａを天井繋ぎ材５３の鉤片５３ａ
に係合させて天井パネル５４が接合されているが、この
ような従来構造においては、幅の広い天井目地棒５５が
必要となり、この天井目地棒５５がユニットルームの室
内側から見えて室内側の意匠性が悪化してしまうという
問題点があり、また、天井パネル５４の端縁立片５４ａ
が天井繋ぎ材５３の鉤片５３ａに確実に係止されている
か否かの確認が困難であるという問題点があった。
壁面を構成する壁パネルの上端に、天井を構成する天井
パネルの端縁部を接合する構造として、例えば図６に要
部縦断面図で示すような構造が採用されており、ユニッ
トルームの床パン上に立設されたポスト５１の室内側に
は壁パネル５２が固設されて、ポスト５１の背面上端に
は上方へ突出して天井繋ぎ材５３が固設されており、こ
の天井繋ぎ材５３の上端には室内側に向かって下傾状に
鉤片５３ａが形成されたものとなっており、一方、天井
パネル５４の端縁部には上方へ立設して端縁立片５４ａ
が形成されたものとなっており、天井繋ぎ材５３の鉤片
５３ａの下方側へ前記天井パネル５４の端縁立片５４ａ
を配置させた状態で、図７に示すように天井パネル５４
を上方へ押し上げ、壁パネル５２の上端と天井パネル５
４間には幅の広い天井目地棒５５を装着して、天井パネ
ル５４の端縁立片５４ａを天井繋ぎ材５３の鉤片５３ａ
に係合させて天井パネル５４が接合されているが、この
ような従来構造においては、幅の広い天井目地棒５５が
必要となり、この天井目地棒５５がユニットルームの室
内側から見えて室内側の意匠性が悪化してしまうという
問題点があり、また、天井パネル５４の端縁立片５４ａ
が天井繋ぎ材５３の鉤片５３ａに確実に係止されている
か否かの確認が困難であるという問題点があった。
【０００３】また、別の従来の接合構造として図８に示
すような構造があり、図８では、壁パネル５２の上端で
水平状に折り曲げられた上端水平片５２ａ上に、天井パ
ネル５４が当接状に載置されて、外側よりネジ５６が、
天井パネル５４と壁パネルの上端水平片５２ａにネジ込
まれ、両者が連結されるものであり、また、さらに別の
従来の接合構造では、図９に示すように、壁パネル５２
の前記上端水平片５２ａの先端にさらに垂下状に垂下片
５２ｂを形成させて、この垂下片５２ｂと天井パネル５
４の端縁に立設された端縁立片５４ａに、外側よりクリ
ップ５７を取り付けて、このクリップ５７により天井パ
ネル５４と壁パネル５２を連結しており、このような図
８及び図９に示すような天井パネルの接合構造では、室
外作業が必要となり、天井パネル５４に形成されている
図示しない点検口から作業者が室外へ手を伸ばして前記
ネジ５６を締め付ける作業とか、前記クリップ５７を取
り付ける作業を行う必要があり、建物と天井パネル５４
間の隙間が狭いような場合には、ネジ５６の締付作業や
クリップ５７の取付作業ができなくなる場合もあった。
すような構造があり、図８では、壁パネル５２の上端で
水平状に折り曲げられた上端水平片５２ａ上に、天井パ
ネル５４が当接状に載置されて、外側よりネジ５６が、
天井パネル５４と壁パネルの上端水平片５２ａにネジ込
まれ、両者が連結されるものであり、また、さらに別の
従来の接合構造では、図９に示すように、壁パネル５２
の前記上端水平片５２ａの先端にさらに垂下状に垂下片
５２ｂを形成させて、この垂下片５２ｂと天井パネル５
４の端縁に立設された端縁立片５４ａに、外側よりクリ
ップ５７を取り付けて、このクリップ５７により天井パ
ネル５４と壁パネル５２を連結しており、このような図
８及び図９に示すような天井パネルの接合構造では、室
外作業が必要となり、天井パネル５４に形成されている
図示しない点検口から作業者が室外へ手を伸ばして前記
ネジ５６を締め付ける作業とか、前記クリップ５７を取
り付ける作業を行う必要があり、建物と天井パネル５４
間の隙間が狭いような場合には、ネジ５６の締付作業や
クリップ５７の取付作業ができなくなる場合もあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、接合状態の意匠性に優
れ、かつ施工が室内側から容易に行え、かつ接合強度も
十分に確保できる天井パネルの接合構造を提供せんこと
を目的とし、その第１の要旨は、ユニットルーム等の側
壁面を構成する立設された壁パネルの上端に、天井を構
成する天井パネルの端縁部を接合する接合構造であっ
て、前記壁パネルの上端外側には上方へ突出して天井繋
ぎ材が立設され、該天井繋ぎ材の上端側には傾斜状のガ
イド片と内側へ膨出する抜け防止片が形成されてなり、
一方、前記天井パネルの端縁部には、前記壁パネルの背
面に当接する垂下片を有する位置決め材が予め固設さ
れ、前記天井パネルの端縁を前記天井繋ぎ材のガイド片
に沿って前記抜け防止片を通過させて下方へ落とし込
み、天井パネルの端縁を前記天井繋ぎ材に当接させると
ともに、前記位置決め材の垂下片を前記壁パネルの背面
に当接させて天井パネルと壁パネルを連結固定すること
である。また、第２の要旨は、ユニットルーム等の側壁
面を構成する立設された壁パネルの上端に、天井を構成
する天井パネルの端縁部を接合する接合構造であって、
前記壁パネルの上端外側には、楔孔を有する天井繋ぎ材
が上方へ突出して立設され、一方、前記天井パネルの端
縁部には前記壁パネルの背面に当接する垂下片を有する
位置決め材が予め固設され、前記天井パネルの端縁を前
記天井繋ぎ材に当接させるとともに前記位置決め材の垂
下片を前記壁パネルの背面に当接させ、かつ前記楔孔内
に抜止用の楔を打ち込んで前記天井パネルと壁パネルを
連結固定することである。
点に鑑み案出したものであって、接合状態の意匠性に優
れ、かつ施工が室内側から容易に行え、かつ接合強度も
十分に確保できる天井パネルの接合構造を提供せんこと
を目的とし、その第１の要旨は、ユニットルーム等の側
壁面を構成する立設された壁パネルの上端に、天井を構
成する天井パネルの端縁部を接合する接合構造であっ
て、前記壁パネルの上端外側には上方へ突出して天井繋
ぎ材が立設され、該天井繋ぎ材の上端側には傾斜状のガ
イド片と内側へ膨出する抜け防止片が形成されてなり、
一方、前記天井パネルの端縁部には、前記壁パネルの背
面に当接する垂下片を有する位置決め材が予め固設さ
れ、前記天井パネルの端縁を前記天井繋ぎ材のガイド片
に沿って前記抜け防止片を通過させて下方へ落とし込
み、天井パネルの端縁を前記天井繋ぎ材に当接させると
ともに、前記位置決め材の垂下片を前記壁パネルの背面
に当接させて天井パネルと壁パネルを連結固定すること
である。また、第２の要旨は、ユニットルーム等の側壁
面を構成する立設された壁パネルの上端に、天井を構成
する天井パネルの端縁部を接合する接合構造であって、
前記壁パネルの上端外側には、楔孔を有する天井繋ぎ材
が上方へ突出して立設され、一方、前記天井パネルの端
縁部には前記壁パネルの背面に当接する垂下片を有する
位置決め材が予め固設され、前記天井パネルの端縁を前
記天井繋ぎ材に当接させるとともに前記位置決め材の垂
下片を前記壁パネルの背面に当接させ、かつ前記楔孔内
に抜止用の楔を打ち込んで前記天井パネルと壁パネルを
連結固定することである。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、第１実施例の天井パネルの接合構造の分
解断面構成図であり、図において、ユニットルームの骨
部を構成するポスト１の室内側には壁パネル２が固設さ
れており、この壁パネル２は、室内側が鋼板３で、その
裏側が石膏ボード４となっており、鋼板３の上端には水
平に折曲されて上端水平片３ａが形成されたものとなっ
ている。
する。図１は、第１実施例の天井パネルの接合構造の分
解断面構成図であり、図において、ユニットルームの骨
部を構成するポスト１の室内側には壁パネル２が固設さ
れており、この壁パネル２は、室内側が鋼板３で、その
裏側が石膏ボード４となっており、鋼板３の上端には水
平に折曲されて上端水平片３ａが形成されたものとなっ
ている。
【０００６】なお、図３に示すように、前記ポスト１は
ユニットルームＲを構成する床パン１３上に所定間隔を
おいて立設されるものであり、ユニットルームＲのコー
ナーにはコーナーポスト１ｃが立設されており、間隔を
おいて立設された複数のポスト１，１間に前述した如く
壁パネル２が予め固設されて、この壁パネル２によりユ
ニットルームＲの側壁面が形成されるものである。
ユニットルームＲを構成する床パン１３上に所定間隔を
おいて立設されるものであり、ユニットルームＲのコー
ナーにはコーナーポスト１ｃが立設されており、間隔を
おいて立設された複数のポスト１，１間に前述した如く
壁パネル２が予め固設されて、この壁パネル２によりユ
ニットルームＲの側壁面が形成されるものである。
【０００７】なお、各ポスト１の上端の背面には予め天
井繋ぎ材５がネジ１１を介し取り付けられるものであ
り、本例では、この天井繋ぎ材５は、ポスト１の背面に
固設される固定立片５ａがポスト１の上端より上方へ突
出し、この固定立片５ａの上端には、室内側へくの字状
に折曲して抜け防止片５ｂが一体形成されており、さら
に抜け防止片５ｂから連続して外側へ上傾状に傾斜する
ガイド片５ｃが一体形成されたものとなっている。
井繋ぎ材５がネジ１１を介し取り付けられるものであ
り、本例では、この天井繋ぎ材５は、ポスト１の背面に
固設される固定立片５ａがポスト１の上端より上方へ突
出し、この固定立片５ａの上端には、室内側へくの字状
に折曲して抜け防止片５ｂが一体形成されており、さら
に抜け防止片５ｂから連続して外側へ上傾状に傾斜する
ガイド片５ｃが一体形成されたものとなっている。
【０００８】一方、ユニットルームの天井を構成する天
井パネル６は、下面側が鋼板７で形成され、その上面に
は石膏ボード８が貼着されて形成されており、鋼板７の
端縁部には上方へ折曲して端縁立片７ａが形成されたも
のとなっている。この天井パネル６に予め位置決め材９
をネジ１０を介し固定させておく。即ち、位置決め材９
はＬ字状断面に形成されており、ネジ１０で鋼板７の下
面に当接状に固定される固定片９ａと、この固定片９ａ
から下方へ９０°折曲して垂下する垂下片９ｂで構成さ
れており、垂下片９ｂが室内側となるように固定配置さ
れるものである。
井パネル６は、下面側が鋼板７で形成され、その上面に
は石膏ボード８が貼着されて形成されており、鋼板７の
端縁部には上方へ折曲して端縁立片７ａが形成されたも
のとなっている。この天井パネル６に予め位置決め材９
をネジ１０を介し固定させておく。即ち、位置決め材９
はＬ字状断面に形成されており、ネジ１０で鋼板７の下
面に当接状に固定される固定片９ａと、この固定片９ａ
から下方へ９０°折曲して垂下する垂下片９ｂで構成さ
れており、垂下片９ｂが室内側となるように固定配置さ
れるものである。
【０００９】このように天井パネル６に位置決め材９を
取り付けておき、この状態で、天井パネル６を下方側へ
落とし込んで前記壁パネル２の上端に接合するものであ
り、前記天井パネル６の端縁部を前記天井繋ぎ材５のガ
イド片５ｃ上に載せて、このガイド片５ｃにガイドさせ
て下方側へ天井パネル６を移動させ、抜け防止片５ｂを
通過させて更に下方へ落とし込むことにより、図２に示
すような状態となり、壁パネル２の上端水平片３ａ上に
天井パネル６の鋼板７が当接し、天井繋ぎ材５の固定立
片５ａに天井パネル６の端縁立片７ａが当接した状態と
なり、この状態で前記位置決め材９の垂下片９ｂは壁パ
ネル２の石膏ボード４の背面にほぼ当接状態で配置され
る。
取り付けておき、この状態で、天井パネル６を下方側へ
落とし込んで前記壁パネル２の上端に接合するものであ
り、前記天井パネル６の端縁部を前記天井繋ぎ材５のガ
イド片５ｃ上に載せて、このガイド片５ｃにガイドさせ
て下方側へ天井パネル６を移動させ、抜け防止片５ｂを
通過させて更に下方へ落とし込むことにより、図２に示
すような状態となり、壁パネル２の上端水平片３ａ上に
天井パネル６の鋼板７が当接し、天井繋ぎ材５の固定立
片５ａに天井パネル６の端縁立片７ａが当接した状態と
なり、この状態で前記位置決め材９の垂下片９ｂは壁パ
ネル２の石膏ボード４の背面にほぼ当接状態で配置され
る。
【００１０】この図２の状態では、天井パネル６の端縁
立片７ａは天井繋ぎ材５に当接されており、位置決め材
９の垂下片９ｂは壁パネル２にほぼ当接状態となってい
るため、例えば壁パネル２に室内側へ引っ張る作用力が
作用した場合には、天井繋ぎ材５が天井パネル６の端縁
立片７ａに当接状態となっているため、壁パネル２が室
内側に引っ張られることがなく、また逆に、壁パネル２
を外側へ押圧する作用力が作用したような場合には、前
記位置決め材９の垂下片９ｂが壁パネル２に当接するた
め、壁パネル２が外側へ押し出されることもなく、水平
方向の作用力に対し強固な構造となり、しかも、前記天
井繋ぎ材５及び位置決め材９は鉄製であるため、十分な
強度が確保され、ユニットルーム全体の強度が向上され
るものである。
立片７ａは天井繋ぎ材５に当接されており、位置決め材
９の垂下片９ｂは壁パネル２にほぼ当接状態となってい
るため、例えば壁パネル２に室内側へ引っ張る作用力が
作用した場合には、天井繋ぎ材５が天井パネル６の端縁
立片７ａに当接状態となっているため、壁パネル２が室
内側に引っ張られることがなく、また逆に、壁パネル２
を外側へ押圧する作用力が作用したような場合には、前
記位置決め材９の垂下片９ｂが壁パネル２に当接するた
め、壁パネル２が外側へ押し出されることもなく、水平
方向の作用力に対し強固な構造となり、しかも、前記天
井繋ぎ材５及び位置決め材９は鉄製であるため、十分な
強度が確保され、ユニットルーム全体の強度が向上され
るものである。
【００１１】また、従来のような幅広の天井目地棒を使
用する必要がなく、図２に示すように、壁パネル２の上
端水平片３ａと天井パネル６の鋼板７の当接する部分に
シリコンコーキングＣを施して水密性を良好に確保する
ことができ、従来のような幅広の天井目地棒が存在せず
見えないため、接合部分の意匠性が極めて良好なものと
なる。しかも、前述した如く、天井パネル６は室内側か
ら壁パネル２に向かって落とし込む作業により容易に接
合されるものであるため、接合作業の作業性が極めて容
易かつ良好なものとなる。
用する必要がなく、図２に示すように、壁パネル２の上
端水平片３ａと天井パネル６の鋼板７の当接する部分に
シリコンコーキングＣを施して水密性を良好に確保する
ことができ、従来のような幅広の天井目地棒が存在せず
見えないため、接合部分の意匠性が極めて良好なものと
なる。しかも、前述した如く、天井パネル６は室内側か
ら壁パネル２に向かって落とし込む作業により容易に接
合されるものであるため、接合作業の作業性が極めて容
易かつ良好なものとなる。
【００１２】次に、図４は第２実施例を示すものであ
り、ポスト１及び壁パネル２及び天井パネル６の構成は
前記図１の第１実施例と同様であるため、その説明は省
略し、図１と異なる形状に形成された天井繋ぎ材５につ
いてのみ説明を加える。
り、ポスト１及び壁パネル２及び天井パネル６の構成は
前記図１の第１実施例と同様であるため、その説明は省
略し、図１と異なる形状に形成された天井繋ぎ材５につ
いてのみ説明を加える。
【００１３】図４で用いられる天井繋ぎ材５は、ネジ１
１を介しポスト１の上端に固定される固定立片５ａに上
下方向に複数の楔孔５ｄ，５ｄ，５ｄが予め形成されて
おり、固定立片５ａの上端には外側へ向かって上傾して
ガイド片５ｃが一体形成されたものとなっている。この
ような天井繋ぎ材５をポスト１の背面の上端に予め固定
させておき、一方、前記天井パネル６にはネジ１０を介
しＬ字状断面の位置決め材９を固定させておき、この状
態で天井パネル６の端縁部を前記天井繋ぎ材５のガイド
片５ｃ上に載せて、ガイド片５ｃにガイドさせて下方へ
天井パネル６を落とし込むことができ、落とし込むこと
により図５に示すように、天井繋ぎ材５の固定立片５ａ
の内側に天井パネル６の端縁立片７ａが当接した状態と
なり、また、位置決め材９の垂下片９ｂが壁パネル２の
石膏ボード４の背面にほぼ当接状態となり、第１実施例
と同様に端縁立片７ａの当接と位置決め材９の垂下片９
ｂの当接により、壁パネル２に水平方向の作用力が作用
した場合にも、壁パネル２は移動することがなく水平強
度が十分に確保されるものである。
１を介しポスト１の上端に固定される固定立片５ａに上
下方向に複数の楔孔５ｄ，５ｄ，５ｄが予め形成されて
おり、固定立片５ａの上端には外側へ向かって上傾して
ガイド片５ｃが一体形成されたものとなっている。この
ような天井繋ぎ材５をポスト１の背面の上端に予め固定
させておき、一方、前記天井パネル６にはネジ１０を介
しＬ字状断面の位置決め材９を固定させておき、この状
態で天井パネル６の端縁部を前記天井繋ぎ材５のガイド
片５ｃ上に載せて、ガイド片５ｃにガイドさせて下方へ
天井パネル６を落とし込むことができ、落とし込むこと
により図５に示すように、天井繋ぎ材５の固定立片５ａ
の内側に天井パネル６の端縁立片７ａが当接した状態と
なり、また、位置決め材９の垂下片９ｂが壁パネル２の
石膏ボード４の背面にほぼ当接状態となり、第１実施例
と同様に端縁立片７ａの当接と位置決め材９の垂下片９
ｂの当接により、壁パネル２に水平方向の作用力が作用
した場合にも、壁パネル２は移動することがなく水平強
度が十分に確保されるものである。
【００１４】なお、天井パネルに開口されている図示し
ない点検口から作業者が手を伸ばして図５に示すよう
に、前記天井繋ぎ材の楔孔５ｄに楔１２を打ち込み、天
井パネル６の上方側への抜け止めを確実に行うことがで
きる。なお、楔１２の上面側に、戻り防止用のギザギザ
の歯形等を形成させておけば、楔１２が楔孔５ｄ内に確
実に食い込んで、楔１２が抜けることを防ぐことができ
る。本例においても、ユニットルームＲの室内側から天
井パネル６の端縁部を天井繋ぎ材５に当接させて落とし
込む作業により容易かつ良好に天井パネル６を壁パネル
２の上端に接合することができ、施工作業が極めて容易
なものとなり、従来のような幅広の天井目地棒を使用す
る必要がなく、接合後の意匠性が極めて良好なものとな
る。
ない点検口から作業者が手を伸ばして図５に示すよう
に、前記天井繋ぎ材の楔孔５ｄに楔１２を打ち込み、天
井パネル６の上方側への抜け止めを確実に行うことがで
きる。なお、楔１２の上面側に、戻り防止用のギザギザ
の歯形等を形成させておけば、楔１２が楔孔５ｄ内に確
実に食い込んで、楔１２が抜けることを防ぐことができ
る。本例においても、ユニットルームＲの室内側から天
井パネル６の端縁部を天井繋ぎ材５に当接させて落とし
込む作業により容易かつ良好に天井パネル６を壁パネル
２の上端に接合することができ、施工作業が極めて容易
なものとなり、従来のような幅広の天井目地棒を使用す
る必要がなく、接合後の意匠性が極めて良好なものとな
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、ユニットルーム等の側壁面を
構成する立設された壁パネルの上端に、天井を構成する
天井パネルの端縁部を接合する接合構造であって、前記
壁パネルの上端外側には上方へ突出して天井繋ぎ材が立
設され、該天井繋ぎ材の上端側には傾斜状のガイド片と
内側へ膨出する抜け防止片が形成されてなり、一方、前
記天井パネルの端縁部には、前記壁パネルの背面に当接
する垂下片を有する位置決め材が予め固設され、前記天
井パネルの端縁を前記天井繋ぎ材のガイド片に沿って前
記抜け防止片を通過させて下方へ落とし込み、天井パネ
ルの端縁を前記天井繋ぎ材に当接させるとともに、前記
位置決め材の垂下片を前記壁パネルの背面に当接させて
天井パネルと壁パネルを連結固定することとしたため、
天井パネルに予め位置決め材を固定しておけば、天井パ
ネルの端縁部を壁パネル側に予め固定された天井繋ぎ材
のガイド片に当接させて、ガイド片に沿って天井パネル
を壁パネルの上端側に落とし込み、天井パネルをユニッ
トルームの室内側から容易かつ良好に壁パネルの上端に
接合することができ、接合作業が極めて容易なものとな
り、従来のような幅広の天井目地棒を使用する必要がな
く、接合後の意匠性が極めて良好なものとなる。また、
接合状態においては、天井パネルの端縁部が天井繋ぎ材
に当接し、また、位置決め材の垂下片が壁パネルに当接
状となるため、壁パネルに水平方向の作用力が作用した
時にも壁パネルは移動することがなく、強固な水平強度
を確保することができ、ユニットルーム全体の強度が向
上する効果を有する。また、天井繋ぎ材に形成された抜
け防止材により天井パネルの上方側への抜けが確実に防
がれる効果を有する。
構成する立設された壁パネルの上端に、天井を構成する
天井パネルの端縁部を接合する接合構造であって、前記
壁パネルの上端外側には上方へ突出して天井繋ぎ材が立
設され、該天井繋ぎ材の上端側には傾斜状のガイド片と
内側へ膨出する抜け防止片が形成されてなり、一方、前
記天井パネルの端縁部には、前記壁パネルの背面に当接
する垂下片を有する位置決め材が予め固設され、前記天
井パネルの端縁を前記天井繋ぎ材のガイド片に沿って前
記抜け防止片を通過させて下方へ落とし込み、天井パネ
ルの端縁を前記天井繋ぎ材に当接させるとともに、前記
位置決め材の垂下片を前記壁パネルの背面に当接させて
天井パネルと壁パネルを連結固定することとしたため、
天井パネルに予め位置決め材を固定しておけば、天井パ
ネルの端縁部を壁パネル側に予め固定された天井繋ぎ材
のガイド片に当接させて、ガイド片に沿って天井パネル
を壁パネルの上端側に落とし込み、天井パネルをユニッ
トルームの室内側から容易かつ良好に壁パネルの上端に
接合することができ、接合作業が極めて容易なものとな
り、従来のような幅広の天井目地棒を使用する必要がな
く、接合後の意匠性が極めて良好なものとなる。また、
接合状態においては、天井パネルの端縁部が天井繋ぎ材
に当接し、また、位置決め材の垂下片が壁パネルに当接
状となるため、壁パネルに水平方向の作用力が作用した
時にも壁パネルは移動することがなく、強固な水平強度
を確保することができ、ユニットルーム全体の強度が向
上する効果を有する。また、天井繋ぎ材に形成された抜
け防止材により天井パネルの上方側への抜けが確実に防
がれる効果を有する。
【００１６】また、ユニットルーム等の側壁面を構成す
る立設された壁パネルの上端に、天井を構成する天井パ
ネルの端縁部を接合する接合構造であって、前記壁パネ
ルの上端外側には、楔孔を有する天井繋ぎ材が上方へ突
出して立設され、一方、前記天井パネルの端縁部には前
記壁パネルの背面に当接する垂下片を有する位置決め材
が予め固設され、前記天井パネルの端縁を前記天井繋ぎ
材に当接させるとともに前記位置決め材の垂下片を前記
壁パネルの背面に当接させ、かつ前記楔孔内に抜止用の
楔を打ち込んで前記天井パネルと壁パネルを連結固定す
ることとしたため、天井パネルに予め位置決め材を固定
しておけば、天井パネルの端縁部を、壁パネル側に予め
固定された天井繋ぎ材のガイド片に沿って壁パネルの上
端側に落とし込み、天井パネルをユニットルームの室内
側から容易かつ良好に壁パネルの上端に接合することが
でき、接合作業が極めて容易なものとなり、従来のよう
な幅広の天井目地棒を使用する必要がなく、接合後の意
匠性が極めて良好なものとなる。また、接合状態におい
ては、天井パネルの端縁部が天井繋ぎ材に当接し、ま
た、位置決め材の垂下片が壁パネルに当接状となるた
め、壁パネルに水平方向の作用力が作用した時にも壁パ
ネルは移動することがなく、強固な水平強度を確保する
ことができ、ユニットルーム全体の強度が向上する効果
を有する。また、天井繋ぎ材に形成された楔孔内に楔を
打ち込むことにより、天井パネルの上方側への抜けを確
実に防ぐことができる効果を有する。
る立設された壁パネルの上端に、天井を構成する天井パ
ネルの端縁部を接合する接合構造であって、前記壁パネ
ルの上端外側には、楔孔を有する天井繋ぎ材が上方へ突
出して立設され、一方、前記天井パネルの端縁部には前
記壁パネルの背面に当接する垂下片を有する位置決め材
が予め固設され、前記天井パネルの端縁を前記天井繋ぎ
材に当接させるとともに前記位置決め材の垂下片を前記
壁パネルの背面に当接させ、かつ前記楔孔内に抜止用の
楔を打ち込んで前記天井パネルと壁パネルを連結固定す
ることとしたため、天井パネルに予め位置決め材を固定
しておけば、天井パネルの端縁部を、壁パネル側に予め
固定された天井繋ぎ材のガイド片に沿って壁パネルの上
端側に落とし込み、天井パネルをユニットルームの室内
側から容易かつ良好に壁パネルの上端に接合することが
でき、接合作業が極めて容易なものとなり、従来のよう
な幅広の天井目地棒を使用する必要がなく、接合後の意
匠性が極めて良好なものとなる。また、接合状態におい
ては、天井パネルの端縁部が天井繋ぎ材に当接し、ま
た、位置決め材の垂下片が壁パネルに当接状となるた
め、壁パネルに水平方向の作用力が作用した時にも壁パ
ネルは移動することがなく、強固な水平強度を確保する
ことができ、ユニットルーム全体の強度が向上する効果
を有する。また、天井繋ぎ材に形成された楔孔内に楔を
打ち込むことにより、天井パネルの上方側への抜けを確
実に防ぐことができる効果を有する。
【図１】第１実施例の天井パネルの接合前の分解断面構
成図である。
成図である。
【図２】接合状態の縦断面構成図である。
【図３】ポストと天井繋ぎ材の配置構成の要部斜視構成
図である。
図である。
【図４】第２実施例の天井パネルの接合構造を示す接合
前の分解構成図である。
前の分解構成図である。
【図５】第２実施例の接合状態の縦断面構成図である。
【図６】従来の天井パネルの接合構造を示し、接合前の
状態の構成図である。
状態の構成図である。
【図７】図６の接合状態の縦断面構成図である。
【図８】さらに異なる従来の接合構造を示す縦断面構成
図である。
図である。
【図９】さらに異なる従来の接合構造を示す縦断面構成
図である。
図である。
１ ポスト ２ 壁パネル ３ 鋼板 ３ａ 上端水平片 ４ 石膏ボード ５ 天井繋ぎ材 ５ａ 固定立片 ５ｂ 抜け防止片 ５ｃ ガイド片 ５ｄ 楔孔 ６ 天井パネル ７ 鋼板 ７ａ 端縁立片 ８ 石膏ボード ９ 位置決め材 ９ａ 固定片 ９ｂ 垂下片 １０，１１ ネジ １２ 楔 １３ 床パン Ｒ ユニットルーム Ｃ シリコンコーキング
Claims (2)
- 【請求項１】 ユニットルーム等の側壁面を構成する立
設された壁パネルの上端に、天井を構成する天井パネル
の端縁部を接合する接合構造であって、前記壁パネルの
上端外側には上方へ突出して天井繋ぎ材が立設され、該
天井繋ぎ材の上端側には傾斜状のガイド片と内側へ膨出
する抜け防止片が形成されてなり、一方、前記天井パネ
ルの端縁部には、前記壁パネルの背面に当接する垂下片
を有する位置決め材が予め固設され、前記天井パネルの
端縁を前記天井繋ぎ材のガイド片に沿って前記抜け防止
片を通過させて下方へ落とし込み、天井パネルの端縁を
前記天井繋ぎ材に当接させるとともに、前記位置決め材
の垂下片を前記壁パネルの背面に当接させて天井パネル
と壁パネルを連結固定することを特徴とする天井パネル
の接合構造。 - 【請求項２】 ユニットルーム等の側壁面を構成する立
設された壁パネルの上端に、天井を構成する天井パネル
の端縁部を接合する接合構造であって、前記壁パネルの
上端外側には、楔孔を有する天井繋ぎ材が上方へ突出し
て立設され、一方、前記天井パネルの端縁部には前記壁
パネルの背面に当接する垂下片を有する位置決め材が予
め固設され、前記天井パネルの端縁を前記天井繋ぎ材に
当接させるとともに前記位置決め材の垂下片を前記壁パ
ネルの背面に当接させ、かつ前記楔孔内に抜止用の楔を
打ち込んで前記天井パネルと壁パネルを連結固定するこ
とを特徴とする天井パネルの接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8257803A JPH1082190A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 天井パネルの接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8257803A JPH1082190A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 天井パネルの接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082190A true JPH1082190A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17311335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8257803A Pending JPH1082190A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 天井パネルの接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1082190A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247147A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Toto Ltd | 壁パネルの接続構造 |
| JP2017066694A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | Toto株式会社 | 浴室ユニット |
| CN109868958A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-11 | 苏州金螳螂文化发展股份有限公司 | 一种墙顶面石膏板与墙面干挂石材的收口结构及方法 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP8257803A patent/JPH1082190A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247147A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Toto Ltd | 壁パネルの接続構造 |
| JP2017066694A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | Toto株式会社 | 浴室ユニット |
| CN109868958A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-11 | 苏州金螳螂文化发展股份有限公司 | 一种墙顶面石膏板与墙面干挂石材的收口结构及方法 |
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