JPH0544402Y2 - - Google Patents

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JPH0544402Y2
JPH0544402Y2 JP1988070654U JP7065488U JPH0544402Y2 JP H0544402 Y2 JPH0544402 Y2 JP H0544402Y2 JP 1988070654 U JP1988070654 U JP 1988070654U JP 7065488 U JP7065488 U JP 7065488U JP H0544402 Y2 JPH0544402 Y2 JP H0544402Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建物の入隅を構成する2壁面のうち
一方の壁に沿つて配設されるバルコニー側大引の
構造に関する。
[従来の技術] 従来にあつては、第19図、第20図に示すよ
うに建物の梁や柱の構造材1からバルコニー片持
梁4を突設し、このバルコニー片持梁4の先端間
にバルコニー前面梁3を配設し、バルコニー片持
梁4とバルコニー前面梁3とをL型をした別体の
連結金具30介して接続していた。そして、この
従来例にあつては、特にバルコニーの端部に位置
するバルコニー片持梁4は強度の関係上柱1bか
ら突設するのがよいものである。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記のような従来例にあつては、バ
ルコニーの端部に位置するバルコニー片持梁4が
強度の関係上柱1bに固着して突設するのが好ま
しいので、建物に入隅部分がある場合には第19
図のように入隅から離れてしか施工することがで
きなかつた。またバルコニーの前面梁3はバルコ
ニー片持梁4にのみ接続していたので、バルコニ
ー前面梁3のすべての接続部分に別体の連結金具
30を必要としていた。
本考案は上記の従来の問題点に鑑みて考案した
ものであつて、その目的とするところは、建物の
入隅部分にもバルコニーが簡単な構成で形成で
き、しかもバルコニー前面梁との接続に当たつて
別体の連結金具を必要としないバルコニー側大引
の構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案のバルコニー側大引の構造は、建物の入
隅部分において入隅を構成する2壁面のうち一方
の壁にそつて配設されるバルコニー側大引2であ
つて、バルコニー側大引2の建物の入隅側の端部
にバルコニー側大引2の長手方向に平行な第1固
定片とバルコニー側大引2の長手方向と直交する
第2の固定片7とを突設し、バルコニー側大引2
の建物の入隅側の端部と反対側の端部にバルコニ
ー側大引2の長手方向に対して直角に壁と反対方
向に折り返して前面梁用連結片8を一体に形成
し、バルコニー側大引2の建物の入隅側の端部と
反対側の端部に壁面に沿つて配置される建物の梁
1aに連結するための連結孔を設けて成るもので
あつて、このような構成を採用することで、上記
した本考案の目的を達成したものである。
[作用] すなわち、本考案にあつては、建物の入隅部分
において入隅を構成する2壁面のうち一方の壁に
そつて配設されるバルコニー側大引2であるた
め、このバルコニー側大引2を用いることにより
建物の入隅部分を含めてバルコニーを形成できる
ものであり、またバルコニー側大引2の端部を壁
と反対方向の折り返して前面梁用連結片8を一体
に形成したので、前面梁3との連結に当たつては
別体の連結金具を必要としなくなつたものであ
る。
[実施例] 以下本考案を添付図面に示す実施例により詳述
する。
バルコニー側大引2は建物の入隅部分において
入隅を構成する2壁面のうち一方の壁に沿つて配
設されるものである。そして、バルコニー側大引
2は第14図に示すように断面コ字状をした鋼材
により構成してあり、このバルコニー側大引2の
入隅側に位置する端部にはバルコニー側大引2の
長手方向に平行な第1固定片6とバルコニー側大
引2の長手方向と直交する第2固定片7とが突設
してある。またバルコニー側大引2の他端部のウ
エツブの下部はバルコニー側大引2の長手方向に
対して直角に折り返してあつて前面梁用連結片8
となつており、またこのバルコニー側大引2の入
隅側と反対側の端部には更に連結孔9が設けてあ
る。この連結孔9は直接ボルト13により壁の構
造材1であるラチス梁のような梁1aの側面の取
付けプレート14に取り付ける場合に使用される
連結孔9aと、壁の構造材1であるラチス梁のよ
うな梁1aの端部の中央部に設けられた縦片12
に連結金具10を介して取り付ける場合に使用す
る連結孔9bとがある。更にまた、バルコニー側
大引2の入隅側と反対側の端部にはバルコニー支
柱取付け部11が設けてある。
しかして、上記のような構成のバルコニー側大
引2を一方の壁に沿つて配設し、バルコニー側大
引2の一端部の第1固定片6または第2固定片7
のいずれかを利用して2つの壁の直交する部分の
構造材1に固定する。すなわち、第2図、第17
図のように、入隅部において柱1bが存在し、こ
の柱1bにそれぞれの梁1a,1a′の端部を接続
してある場合にはそれぞれの梁1a,1a′の各縦
片12にそれぞれ第1固定片6及び第2固定片7
をボルト13により固定するものである。また、
第15図に示すようにバルコニー側大引2を沿わ
せる側の梁1aの側面に対して他方の梁1a′の端
面部を突き合わせて接続したものの場合には端面
を突き合わせた方の梁1a′の端部中央に設けた縦
片12に第2固定片7を重ねてボルト13により
固着するものである。また、第16図のようにバ
ルコニー側大引2を沿わせる側の梁1aの端部を
他方の梁1a′の端面部に突き合わせて接続したも
のの場合にはバルコニー側大引2を沿わせる方の
梁1aの端部中央に設けた縦片12に第1固定片
6を重ねてボルト13により固着するものであ
る。このように入隅部における構造材1である梁
1a,1a′の交差接続状態の違いにより第1固定
片6または第2固定片7のいずれかを選択して固
定するものである。一方、バルコニー側大引2の
他方の端部においては、第18図a,第18図
b、第18図cのようにバルコニー側大引2の他
端部の連結孔9aの位置に梁1aの側面の取付け
プレート14が位置する場合には、この連結孔9
aを利用してボルト13を挿入して取付けプレー
ト14に固着するものである。また、第18図
d、第18図eのように梁1aの端部であつて取
付けプレート14が存在せず、縦片12が存在す
る場合には略Z字状をした連結金具10の一片を
ボルト13により縦片12に固着し、連結孔9a
から挿入したボルト13を連結金具10の他の一
片に固着することで取り付けるものである。この
場合、複数個の連結孔9aのうち任意の連結孔9
を選択することで位置調整ができるものである。
バルコニー側大引2の他端部にバルコニー側大引
2の長手方向に対して直角に折り返して形成した
前面梁用連結片8には断面コ字状をした鋼材より
なるバルコニー前面梁3の端部がボルト13を用
いて接続してある(第3図、第11図参照)。一
方入隅部分を構成する2壁面のうち他方の壁の構
造材1から直角にバルコニー片持梁4が突設して
あり(第6図,第9図、第10図参照)、このバ
ルコニー片持梁4の先端部に前面梁3の他端部を
L型の連結金具30を介して接続してある。ここ
で中間のバルコニー片持梁4のうち任意のものは
第10図に示すように梁1a′から突設した上下高
さの低いものを用いる。バルコニー側大引2の他
端部のバルコニー支柱取付け部11には入隅バル
コニー支柱15の下部から側方に突設した固定片
部15aをボルト13により固定した入隅バルコ
ニー支柱15を立設してある。また、バルコニー
片持梁4の先端にはバルコニー支柱16の下部か
ら後方に突設した固定片部16aがボルト13に
より固定してバルコニー支柱16を立設してあ
る。バルコニー片持梁4の上面及びバルコニー側
大引2の上面部にバルコニー床パネル5を載設し
てあり、バルコニー片持梁4、バルコニー側大引
2のフランジにパネル止め金具17の下部にはめ
込み用溝をはめ込むとともにパネル止め金具17
の上部を釘によりバルコニー床パネル5に固着し
てある。入隅バルコニー支柱15の上端部及びバ
ルコニー支柱16の上端部には継ぎ材取付け部1
5b,16bが設けてあり、この継ぎ材取付け部
15b,16bに継ぎ材18を架設して固定して
ある。そして、この継ぎ材18とバルコニー前面
梁3とを利用して第8図のように前面パネル19
をタツピングねじや釘等の固着具20により固着
して取り付けるものである。また、バルコニー片
持梁4に沿つて壁の構造材1である柱1bとバル
コニー支柱16との間には第6図、第7図に示す
ように袖壁パネル21が配設され、この袖壁パネ
ル21は柱1bと前面パネル19の端部とに固着
具20により固着してある。また、バルコニー側
大引2の下のフランジの長手方向の両端部にはブ
レース取付け部22となる孔が設けてあり、ま
た、バルコニー片持梁4の下のフランジの長手方
向の両端部にはブレース取付け部23となる孔が
設けてあり、このブレース取付け部22,23を
用いて水平なブレース24の端部をボルト13な
どにより取り付けてブレース24を掛け渡してあ
る。上記のような構成のバルコニーには更にバル
コニー水切り25、バルコニー軒天井26等が取
り付けられるものである。
[考案の効果] 本考案にあつては、叙述のようにバルコニー側
大引の建物の入隅側の端部にバルコニー側大引の
長手方向に平行な第1固定片とバルコニー側大引
の長手方向と直交する第2の固定片とを突設し、
バルコニー側大引の建物の入隅側の端部と反対側
の端部にバルコニー側大引の長手方向に対して直
角に壁と反対方向に折り返して前面梁用連結片を
一体に形成し、バルコニー側大引の建物の入隅側
の端部と反対側の端部に壁面に沿つて配置される
建物の梁に連結するための連結孔を設けてあるの
で、本考案のバルコニー側大引を用いることによ
り、建物の入隅部分を含めてバルコニーを形成で
き、しかもこの場合、バルコニー側大引を建物の
壁に沿つて取付けるに当たり、建物の入隅部分に
おいては第1固定片と第2固定片とを利用して入
隅部分を構成する両壁のうちバルコニー側大引に
平行な壁面の梁及びバルコニー側大引と直角な壁
の梁に選択的にもしくは両方に取付けることがで
きると共に、バルコニー側大引の他端部は連結孔
を利用して梁に取付けることができるものであつ
て、バルコニー側大引を建物の入隅部分を含む一
側壁に沿つて簡単且つ強固に取付けることができ
るものであり、しかも、バルコニー側大引の建物
の入隅側の端部と反対側の端部にバルコニー側大
引の長手方向に対して直角に壁と反対方向に折り
返して前面梁用連結片を一体に形成してあるの
で、前面梁との連結に当たつては別体の連結金具
を必要とせず、連結金具を梁に取り付ける際に梁
の屋外側と屋内側との両方に作業者がいてボル
ト、ナツトにより別体の連結金具を取り付けると
いつた手間が必要でなく、更に、前面梁用連結片
を一体に形成した部分の近傍にバルコニー側大引
を建物の梁に固定する連結孔を設けてあること
で、前面梁からの荷重を前面梁用連結片近傍のバ
ルコニー側大引の建物の梁への固定部分を介して
建物の梁に伝達できて前面梁は支持強度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略平面図、第2
図は同上のバルコニー側大引の取り付け部分の斜
視図、第3図は同上のバルコニー側大引の取り付
け部分の平断面図、第4図は同上の側面断面図、
第5図は同上の入隅バルコニー支柱の取り付けを
示す断面図、第6図は同上のバルコニー片持梁の
突設部分の斜視図、第7図は同上の袖壁パネルの
取り付け部分の断面図、第8図は同上の前面パネ
ルの取り付け部分の分解斜視図、第9図は同上の
バルコニー片持梁の突設部分の断面図、第10図
は同上の中間のバルコニー片持梁部分の断面図、
第11図は同上のバルコニー前面梁部分の断面
図、第12図は同上の入隅バルコニー支柱及びバ
ルコニー支柱の断面図、第13図は同上のバルコ
ニー床パネルを敷設した状態の断面図、第14図
a,b,c,dはバルコニー側大引の平面図、正
面図、側面図及び断面図、第15図、第16図、
第17図はそれぞれ本考案の他の実施例のバルコ
ニー側大引の取り付け部分の分解斜視図、第18
図a,b,c,d,eは本考案の他の実施例の断
面図、第19図は従来における概略平面図、第2
0図は第19図のX部分の斜視図であつて、2は
バルコニー側大引、8は前面梁用連結片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物の入隅部分において入隅を構成する2壁面
    のうち一方の壁にそつて配設されるバルコニー側
    大引であつて、バルコニー側大引の建物の入隅側
    の端部にバルコニー側大引の長手方向に平行な第
    1固定片とバルコニー側大引の長手方向と直交す
    る第2固定片とを突設し、バルコニー側大引の建
    物の入隅側の端部と反対側の端部にバルコニー側
    大引の長手方向に対して直角に壁と反対方向に折
    り返して前面梁用連結片を一体に形成し、バルコ
    ニー側大引の建物の入隅側の端部と反対側の端部
    に壁面に沿つて配置される建物の梁に連結するた
    めの連結孔を設けて成るバルコニー側大引の構
    造。
JP1988070654U 1988-05-27 1988-05-27 Expired - Lifetime JPH0544402Y2 (ja)

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JP1988070654U JPH0544402Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27

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JPH01173204U JPH01173204U (ja) 1989-12-08
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JPH01173204U (ja) 1989-12-08

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