JP2017065822A - 乗客コンベア及びその設置方法 - Google Patents

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済 金谷
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Abstract

【課題】本体枠と中間支持体との位置ずれを測定できると共に、据付誤差の調整を容易に行うことができる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】このエスカレータでは、本体枠3の下部と建屋構造体10との間に中間支持体5Aを設け、本体枠3における中間支持体5A近傍に設けられた中間支持体5Aの局部の基準測位部9に対する据付に際しての位置決めの許容範囲を示す許容範囲目印(鉛直方向に延びて水平方向に所定の間隔を有して設けられた柱施工許容範囲目印6A、6B及び水平方向に延びて鉛直方向に所定の間隔を有して設けられた高さ許容範囲目印7A、7B)を持つ。据付時に建屋の上階梁1と下階梁2との間に本体枠3の両端受梁部を支持させたとき、作業者は中間支持体5Aの固定支持部材8の基準測位部9を目視し、高さ許容範囲寸法内、許容施工範囲寸法内に位置されているか否かの位置ずれを目測でき、中間支持体5Aの据付誤差の調整が容易になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エスカレータや動く歩道等に適用されると共に、本体枠を支持する支持体の据付に際しての位置ずれを測定する機能を持つ乗客コンベア及びその設置方法に関する。
従来、この種の乗客コンベアでは、新設時や既設品を取り外してから部品交換を行う改装(リニューアル)時の据付に際して、建屋構造体に対して本体枠(フレーム)の支持体がどの程度位置ずれを生じているかを測定するための技術が導入されている。
係る周知技術の一例として、本体枠(フレーム)と建屋構造体との位置ずれ寸法を正確、かつ容易に測定することのできる「乗客コンベア、及び乗客コンベアの位置ずれ測定方法」(特許文献1参照)が挙げられる。
特開2013−252931号公報
上述した特許文献1記載の技術は、乗客コンベアの据付時に本体枠に形成された貫通孔を介して建屋構造体に向かって挿入される取り外し可能な測定具を用いることで、本体枠(具体的には本体枠端部の支持アングル)と建屋構造体との間隙を測定するものであるが、係る機能構成では本体枠が長尺である場合に適用されるその中間部分を支持する中間支持体の本体枠に対する位置ずれを測定したり、或いはそのときの据付誤差を調整する機能構成には関与せず、係る用途には適用できないという不便さの問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、本体枠と中間支持体との位置ずれを測定できると共に、据付誤差の調整、地震による乗客コンベア本体の許容範囲内の移動で中間支持体が乗客コンベア本体と干渉しない適正な位置を容易に調整することができる乗客コンベア及びその設置方法を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明の第1の手段は、建屋の一方側の梁と他方側の梁に本体枠の両端受梁部が支持されると共に、当該本体枠の下部と建屋構造体との間に当該本体枠の中間部分を支持する中間支持体が設けられた乗客コンベアにおいて、本体枠の中間支持体近傍には、当該中間支持体の局部の基準測位部に対する据付に際しての位置決めの許容範囲を示す許容範囲目印が形成されたことを特徴とする。また、本発明の第2の手段は、建屋の一方側の梁と他方側の梁に本体枠の両端受梁部を支持すると共に、当該本体枠の下部と建屋構造体との間に当該本体枠の中間部分を中間支持体で支持して乗客コンベアを設置する乗客コンベアの設置方法において、本体枠の中間支持体近傍に形成された当該中間支持体の局部の基準測位部に対する据付に際しての位置決めの許容範囲を示す許容範囲目印を利用して当該中間支持体を設置する中間支持体設置ステップを有することを特徴とする。
本発明によれば、上記構成又は処理プロセスにより、本体枠と中間支持体との位置ずれを測定できると共に、据付誤差の調整、地震による乗客コンベア本体の許容範囲内の移動で中間支持体が乗客コンベア本体と干渉しない適正な位置を容易に調整することができるようになる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の乗客コンベアの実施例に係るエスカレータの基本構成を一部破断して側面方向から示した概略図である。 図1に示すエスカレータの要部となる中間支持体及びその周辺の本体枠の細部構成を一部破断して拡大して示した図である。 図2に示す中間支持体の基準測位部に基づく本体枠における位置決めの許容範囲目印、並びに各部の寸法関係を説明するために示した図である。
以下に、本発明の乗客コンベア及びその設置方法について、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の乗客コンベアの実施例に係るエスカレータ4の基本構成を一部破断して側面方向から示した概略図である。
図1を参照すれば、このエスカレータ4は、建屋の一方側の梁である上階梁1と他方側の梁である下階梁2に本体枠(フレーム)3の両端受梁部が位置調整可能に支持されると共に、本体枠3の下部と建屋構造体との間に本体枠3の中間部分を支持する中間支持体5A、5Bが設けられ、本体枠3が中途部分に傾斜部を持つ構造となっている。
エスカレータ4自体は、その他に略図する周知構造として、欄干に沿って移動するハンドレール、このハンドレールに同期して移動するように互いに連結されて乗降口間を循環して移動する複数の踏段(ステップ)、これらのハンドレール及び踏段を駆動する駆動装置等を有して構成されるが、本願発明での技術的要旨に関与しない部分は周知技術をそのまま適用できるため、説明を省略する。
図1に示すエスカレータ4における本体枠3は、その両端の両端受梁部が建屋の上階梁1と下階梁2とだけで支持されるのではなく、その中間部分の傾斜部における2箇所が中間支持体5A、5Bによって建屋構造体との間で支持されることによって、走行距離が大きい場合でも耐震性や支持強度が高められる構造を採用している。ここでの中間支持体5A、5Bは同一の構成であるため、以下は一方の中間支持体5Aについて細部を説明する。
図2は、上述したエスカレータ4の要部となる中間支持体5A及びその周辺の本体枠3の細部構成を一部破断して拡大して示した図である。
図2を参照すれば、この中間支持体5Aは、本体枠3の下部で建屋構造体10の所定箇所に固定されて位置されると共に、適当な躯体柱等の固定支持部材8を備えるが、本体枠3の地震等による移動に際し、本体枠3が固定支持部材8に干渉しないように、土台部となる固定支持部材8を相対的な平面方向、高さ方向で適正な位置関係となるように位置ずれの許容範囲内で調整する必要がある。このため、本体枠3の中間支持体5A近傍には、中間支持体5Aの局部であって、固定支持部材8の局部の基準測位部9に対する据付に際しての位置決めの許容範囲を示す許容範囲目印として、鉛直方向に延びて水平方向に所定の間隔を有して設けられた柱施工許容範囲目印6A、6Bと、水平方向に延びて鉛直方向に所定の間隔を有して設けられた高さ許容範囲目印7A、7Bと、が予め設けられている。勿論、本体枠3の中間支持体5B近傍についても同様な許容範囲目印が設けられる。
中間支持体5A自体は、上述した固定支持部材8の上面側に積み重ねて配置された複数のジスタントピース11と、これらのジスタントピース11の最上側と本体枠3の所定箇所の下面とに介在されるフレーム付きブラケット12と、を備えて構成され、各ジスタントピース11とフレーム付きブラケット12とがボルト等の結合部材13により一体的に結合された構造となっている。即ち、この中間支持体5Aでは、固定支持部材8の上面側に搭載されるジスタントピース11が高さ方向に複数枚積層され、本体枠3の下面に溶接固定されるフレーム付きブラケット12は、本体枠3における傾斜部を受けて支持するように形成されている。
実施例に係るエスカレータ4では、新設時や既設品を取り外してから部品交換を行う改装時の据付に際して、建屋の上階梁1と下階梁2との間に本体枠3の両端受梁部を支持させると、予め本体枠3に設けられた位置決め用の基準となる柱施工許容範囲目印6A、6Bと高さ許容範囲目印7A、7Bとが中間支持体5Aの近傍に位置されることになる。
このうち、高さ許容範囲目印7A、7Bは、中間支持体5Aの土台となる固定支持部材8との高さ関係を比較するために使用されるもので、正確な位置に固定されたときの固定支持部材8の上方鍔部の上面を基準として描かれており、高さ許容範囲目印7Aは固定支持部材8の上方鍔部の上面の最大高さ許容値を示し、高さ許容範囲目印7Bは固定支持部材8の上方鍔部の上面の最小高さ許容値を示している。即ち、固定支持部材8の位置決め固定時に高さ許容範囲目印7A、7Bを利用する場合には固定支持部材8の上方鍔部の上面が基準測位部9となる。また、柱施工許容範囲目印6A、6Bは、固定支持部材8と本体枠との位置関係を比較するために使用されるもので、正確な位置に固定されたときの固定支持部材8の上方鍔部の一方側(図2中では左側)端面を基準として描かれている。柱施工許容範囲目印6Aは固定支持部材8の上方鍔部の左側端面が本体枠3に最も近接することが許された最大近接柱施工許容値を示し、柱施工許容範囲目印6Bは固定支持部材8の上方鍔部の左側端面が本体枠3から最も離れることが許された最小近接柱施工許容値を示している。即ち、固定支持部材8の位置決め固定時に柱施工許容範囲目印6A、6Bを利用する場合には固定支持部材8の上方鍔部の左側端面が基準測位部9となる。
図3は、上述した中間支持体5Aの基準測位部9に基づく本体枠3における位置決めの許容範囲目印、並びに各部の寸法関係を説明するために示した図である。
図3を参照すれば、ここでは中間支持体5Aについて、鉛直方向に係る固定支持部材8の高さ寸法H1、ジスタントピース11及びフレーム付きブラケット12に係る高さ調整部寸法H2、これらを加えた建屋構造体10から本体枠3の下面までの高さ寸法H3、並びに上述した高さ許容範囲目印7A、7Bに係る固定支持部材8の上方鍔部の上面の基準測位部9に対する高さ方向の高さ許容範囲寸法H4を示している。また、同様に中間支持体5Aについて、水平方向に係る固定支持部材8の上方鍔部の左側端面の基準測位部9と本体枠3との最大間隙寸法W1、水平方向に係る固定支持部材8の上方鍔部の左側端面の基準測位部9と本体枠3との最小間隙寸法W2、並びに上述した柱施工許容範囲目印6A、6Bに係る固定支持部材8の上方鍔部の左側端面の基準測位部9に対する幅方向の許容施工範囲寸法W3を示している。
実施例に係るエスカレータ4では、保守点検作業者が据付時に建屋の上階梁1と下階梁2との間に本体枠3の両端受梁部を支持させたとき、中間支持体5Aの土台部を成す固定支持部材8の上方鍔部の左側端面を基準測位部9とし、これを目視して許容施工範囲寸法W3内に位置しているか否かを確認し、また固定支持部材8の上方鍔部の上面を基準測位部9とし、これを目視して高さ許容範囲寸法H4内に位置しているか否かを確認することで固定支持部材8の固定位置が適正であるか否かを判断する。この結果、固定支持部材8の基準測位部9が許容施工範囲寸法W3内及び高さ許容範囲寸法H4内に位置していれば、固定支持部材8の固定位置が据付許容誤差範囲内の正確な位置に固定されている適正状態とみなし、ジスタントピース11及びフレーム付きブラケット12を組み合わせた高さ調整部の取り付け固定作業に移行する。
因みに、この過程において、従来では仮に中間支持体5Aの土台部となる固定支持部材8が据付許容誤差範囲内の正確な位置に固定されていても、ストレッチやメジャー等の複数の測定具を使用して固定支持部材8の固定位置を測定して確認しなければならず、面倒な作業となっている。このような従来の複数の測定具を用いて据付許容施工範囲や許容移動量を測定して施工する場合と比べ、実施例の場合には据付の固定作業を簡単に行うことができ、施工時間を短縮することができる。特に、本体枠3に柱施工許容範囲目印6A、6Bと高さ許容範囲目印7A、7Bとが中間支持体5Aの局部の基準測位部9に対応して設けられているため、目視によってほぼ正確に位置ずれ測定した上で位置決め固定を行うことができる。
以上に説明した本体枠と中間支持体5Aの土台部となる固定支持部材8とが相対的に正しい位置関係にあると確認されれば、この後に保守点検作業者は本体枠3及び固定支持部材8の対向する部材間にジスタントピース11及びフレーム付きブラケット12の組み合わせによる高さ調整部を挿入して取り付け固定作業を行う。このとき、本体枠3及び固定支持部材8の対向する部材間の距離と高さ調整部の高さとが合致しないときは、高さ調整部におけるジスタントピース11の積み重ね枚数を調整してフレーム付きブラケット12のブラケットの底面がジスタントピース11上面と良く受ける状態となるようにする。この作業は、実質上ジスタントピース11の枚数を調整するだけの工程となる。このときの高さ調整が最適であれば、図2及び図3中に示されるように結合部材13が固定支持部材8のほぼ中心線上に位置するが、この位置関係は固定支持部材8の上面の大きさも関係するので、必ずしも固定支持部材8の中心線上に位置される必要はなく、多少ずれても良いことになる。
ところで、上述した固定支持部材8の固定位置が適正でなく、固定支持部材8の基準測位部9が据付許容誤差範囲内でなければ(許容誤差範囲を超えていれば)、保守点検作業者は中間支持体5Aだけで調整を実施するのは困難と判断し、建屋の上階梁1と下階梁2との間に支持させた本体枠3の両端受梁部を許容できる範囲で水平方向及び鉛直方向に移動して本体枠3の位置調整を行う。この本体枠3の位置調整の後には、概ね固定支持部材8の固定位置が適正となるため、上述した場合と同様に高さ調整部の取り付け固定作業を実行し、中間支持体5Aによる本体枠3の中間部支持が完了とした時点で、中間支持体5Aにおける高さ調整部は、固定支持部材8の基準測位部9上面に乗せたまま固定せず、両サイドに図示されないガイドを溶接して横ずれを防止する。図1中に示される中間支持体5Bについても、中間支持体5Aと同様な構成で取り付け固定されるのは上述した通りである。
実施例に係るエスカレータ4によれば、本体枠3の下部と建屋構造体10との間に中間支持体5A、5Bを設け、本体枠3における中間支持体5A、5B近傍に設けられた中間支持体5A、5Bの局部の基準測位部9に対する据付に際しての位置決めの許容範囲を示す許容範囲目印(鉛直方向に延びて水平方向に所定の間隔を有して設けられた柱施工許容範囲目印6A、6B及び水平方向に延びて鉛直方向に所定の間隔を有して設けられた高さ許容範囲目印7A、7B)を持つため、据付時に建屋の上階梁1と下階梁2との間に本体枠3の両端受梁部を支持させたとき、保守点検作業者は中間支持体5A、5Bの固定支持部材8の基準測位部9を目視し、高さ許容範囲寸法H4内、並びに許容施工範囲寸法W3内に位置されているか否かの位置ずれを簡単に測定(目測)して確認することができ、中間支持体5A、5Bの据付誤差の調整を容易にして本体枠3の機械的強度を強化することができると共に、作業時間を短縮することができる。
尚、上述した実施例に係るエスカレータ4では、本体枠3に中間支持体5A、5Bの据付に際しての位置決めの基準となる柱施工許容範囲目印6A、6Bと高さ許容範囲目印7A、7Bとを設け、中間支持体5A、5B側では局部の基準測位部9を固定支持部材8の上方鍔部の左側端面と固定支持部材8の上方鍔部の上面とする場合を説明したが、基準測位部9については、固定支持部材8の上方鍔部ではなく、専用の測位部材を別途に取り付ける場合を含め、中間支持体5A、5Bの高さ調整部等のその他の箇所に設定した上、同様な許容範囲目印(柱施工許容範囲目印6A,6B及び高さ許容範囲目印7A,7B)を本体枠3に設けて目視で比較するようにしても良い。また、本発明の乗客コンベアは、実施例で説明したエスカレータ4以外にも、本体枠3が傾斜部を持たずに水平部のみで構成されると共に、複数の踏段の中途箇所が階段状を成さずに平坦状態が維持され、同一階床に設置される構造の動く歩道を対象としても同等に適用することが可能であるため、実施例で説明したエスカレータ4への適用形態に限定されない。但し、動く歩道の場合には本体枠3が傾斜部を持たずに水平部のみで構成されるため、本体枠3に対する中間支持体5A、5Bの据付に際しての位置決めの許容範囲を示す許容範囲目印は柱施工許容範囲目印6A、6Bのみとなる。更に、中間支持体5A、5Bの数は本体枠3の長さに応じて選定されれば良いもので、さほど長くなければ単一としても良いし、逆に相当な長尺であれば3つ以上設ければ有効であり、こうした場合にも同様に本体枠3の中間支持体近傍に許容範囲目印を設ける構成を採用すれば良い。従って、本願発明の乗客コンベアは実施例で開示した形態に限定されない。何れにしても、本体枠3に設けられた許容範囲目印は、新設時や既設品を取り外してから部品交換を行う改装時の据付施工に適用されるもので、各部が目印の許容範囲内に設置されて据付が行われていれば本体枠3が地震発生や強風等で揺れ動いても許容範囲から外れ難く、中間支持体5A、5Bとの干渉等を生じ難い状態に維持することができる。結果として、本体枠3と中間支持体5A、5Bとの位置ずれを測定できると共に、据付誤差の調整、地震による乗客コンベア本体の許容範囲内の移動で中間支持体5A、5Bが乗客コンベア本体と干渉しない適正な位置を容易に調整することができるようになる。
因みに、上述した実施例に係る乗客コンベアの技術的概要は、建屋の一方側の梁と他方側の梁に本体枠3の両端受梁部を支持すると共に、本体枠3の下部と建屋構造体との間に本体枠3の中間部分を中間支持体5A、5Bで支持して乗客コンベアを設置する乗客コンベアの設置方法として換言することができる。この場合の乗客コンベアの設置方法は、本体枠3の中間支持体近傍に形成された中間支持体5A、5Bの局部の基準測位部9に対する据付に際しての位置決めの許容範囲を示す許容範囲目印を利用して中間支持体5A、5Bを設置する中間支持体設置ステップを有するものとなる。
1 上階梁
2 下階梁
3 本体枠(フレーム)
4 エスカレータ
5A、5B 中間支持体
6A、6B 柱施工許容範囲目印
7A、7B 高さ許容範囲目印
8 固定支持部材
9 基準測位部
10 建屋構造体
11 ジスタントピース
12 フレーム付きブラケット
13 結合部材

Claims (6)

  1. 建屋の一方側の梁と他方側の梁に本体枠の両端受梁部が支持されると共に、当該本体枠の下部と建屋構造体との間に当該本体枠の中間部分を支持する中間支持体が設けられた乗客コンベアにおいて、
    前記本体枠の前記中間支持体近傍には、当該中間支持体の局部の基準測位部に対する据付に際しての位置決めの許容範囲を示す許容範囲目印が形成されたことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1記載の乗客コンベアにおいて、
    前記中間支持体は、前記建屋構造体の所定箇所に固定された固定支持部材と、前記固定支持部材の上面側に積み重ねて配置された複数のジスタントピースと、前記複数のジスタントピースの最上側と前記本体枠の所定箇所の下面とに介在されるフレーム付きブラケットと、を備えて構成されたことを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項2記載の乗客コンベアにおいて、
    前記中間支持体における前記複数のジスタントピースと前記フレーム付きブラケットとは、結合部材により一体的に結合されたことを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項2又は3記載の乗客コンベアにおいて、
    前記一方側の梁が上階梁であると共に、前記他方側の梁が下階梁であり、且つ前記本体枠が中途部分に傾斜部を持つエスカレータに適用され、
    前記本体枠における前記許容範囲目印は、鉛直方向に延びて水平方向に所定の間隔を有して設けられた柱施工許容範囲目印と、前記水平方向に延びて前記鉛直方向に所定の間隔を有して設けられた高さ許容範囲目印と、を含み、
    前記フレーム付きブラケットは、前記本体枠における前記傾斜部を受けて支持するように形成されたことを特徴とする乗客コンベア。
  5. 請求項4記載の乗客コンベアにおいて、
    前記中間支持体における前記基準測位部は、前記柱施工許容範囲目印については前記固定支持部材の上方鍔部の一方側の端面であり、前記高さ許容範囲目印については当該上方鍔部の上面であることを特徴とする乗客コンベア。
  6. 建屋の一方側の梁と他方側の梁に本体枠の両端受梁部を支持すると共に、当該本体枠の下部と建屋構造体との間に当該本体枠の中間部分を中間支持体で支持して乗客コンベアを設置する乗客コンベアの設置方法において、
    前記本体枠の前記中間支持体近傍に形成された当該中間支持体の局部の基準測位部に対する据付に際しての位置決めの許容範囲を示す許容範囲目印を利用して当該中間支持体を設置する中間支持体設置ステップを有することを特徴とする乗客コンベアの設置方法。
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