JP5832676B2 - エレベータのドア装置、及び、エレベータのドアの据付方法 - Google Patents

エレベータのドア装置、及び、エレベータのドアの据付方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータのドア装置、及び、エレベータのドアの据付方法に関するものである。
エレベータは、上下に延びる昇降路と、昇降路内を移動可能に設けられたかごとを備えている。かごの前部には、搭乗者が乗り降りするかご乗降口を開閉する少なくとも一つのかごドアが設けられている。また、昇降路を有する構造物の複数の対象階には、かご乗降口と対面できるように乗場乗降口が設けられている。複数の乗場乗降口にはそれぞれ、少なくとも一つの乗場ドアが設けられている。
これらドアと、ドアの周辺部との隙間は、所定値以下に収まるよう法規化されている。その一方、一定以上の隙間を確保しなければ、ドアの開閉時に、ドアとその周辺部とが接触してしまい、異音の発生や機器の故障に繋がる可能性がある。このため、隙間の厳密な寸法調整が必要であるため、設置台数や階床数が多い場合、作業者の熟練度によっては当該調整に長時間を要するという問題が生じうる。
また、このような問題に関連し、従来、いくつかの技術が開示されている。例えば、特許文献1には、ドアパネルとドアハンガーとの間に、二組のボルト及びナットを含む吊り調整装置が配置されている、エレベータのドア装置が開示されている。この吊り調整装置により、ドアパネルの高さが変更、調整できる。ドアパネルの高さを調整する際には、ドアパネルと敷居との間に、セットアップ専用のドア位置決め調整手段を配置しておき、そのドア位置決め調整手段のジャッキアップボルトを操作することで、ドアパネルを下方から支えながら高さ調整を行う。また、ドア位置決め調整手段には、ストッパが設けられており、このストッパにより、ジャッキアップボルトの操作がアシストされる。
また、特許文献2には、ドアハンガーに第1マーク及び第2マークを設けたエレベータのドア装置が開示されている。そして、第1マークにハンガーレールの上面が位置し、第2マークにドアパネルの上面が位置するように、ドアハンガー、ハンガーレール及びドアパネルの相対位置関係を調整することで、組立て時の位置決めが簡便に行えるようになっていた。
特開平9−240971号公報 特開平8−245142号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示の装置では、エレベータの通常運転では必要のないドア位置決め調整手段が必要となり、セットアップ専用の機器の費用が嵩む問題がある。また、特許文献2に開示の装置でも、位置合わせの目安が提供されるだけで、ドアパネルの高さ位置を調整する際には、文献に開示のないジャッキアップ機器を別途、用意することが必要である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、セットアップ専用の機器の費用が嵩むことなく且つ熟練を要するジャッキアップを避けて、簡便にドアパネルと敷居との隙間を適正にすることができる、エレベータのドア装置、及び、エレベータのドアの据付方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明のエレベータのドア装置は、開閉方向にスライド可能に設けられたドアと、前記ドアの下部を開閉方向に案内する溝を有する敷居とを備えたエレベータのドア装置であって、前記ドアは、ドアパネルと、該ドアパネルの下端に設けられたドアシューとを含み、前記ドアシューには、前記ドアの荷重を支える荷重支持部材と、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する固定部材とが挿通される、少なくとも一つの支持穴部が設けられており、前記支持穴部は、前記荷重支持部材と前記固定部材とが、前記ドアシューに対して異なる高さに配置されるように構成されている。
さらに、同目的を達成するための本発明に係るエレベータのドアの据付方法は、開閉方向にスライド可能に設けられたドアと、前記ドアの下部を開閉方向に案内する溝を有する敷居とを備え、前記ドアが、ドアパネルと、該ドアパネルの下端に設けられたドアシューとを含んでいる、エレベータのドアの据付方法であって、前記ドアシューに、前記ドアの荷重を支える荷重支持部材と、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する固定部材とが挿通される少なくとも一つの支持穴部であって、前記荷重支持部材と前記固定部材とが、前記ドアシューに対して異なる高さに配置されるように構成されている前記支持穴部を形成しておき、前記支持穴部に挿通された前記荷重支持部材により前記ドアの荷重を支えた状態で、前記ドアパネルを設定高さ位置でスライド可能に固定し、前記ドアパネルの固定後、前記荷重支持部材の配置とは異なる高さに配置した前記固定部材により前記ドアシューを前記ドアパネルに固定することで、該ドアパネルと前記敷居との間に設定隙間を有する状態を得る。
本発明によれば、セットアップ専用の機器の費用が嵩むことなく且つ熟練を要するジャッキアップを避けて、簡便にドアパネルと敷居との隙間を適正にすることができる。
本発明に係るエレベータのドア装置を適用するエレベータの全体構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るドア装置を示す斜視図である。 本実施の形態1におけるドアシューの斜視図である。 本実施の形態1におけるドアシューの走行方向からみたドアシュー及び敷居の関係を示す図である。 本実施の形態1におけるドアシューの走行方向からみたドアシュー及び敷居の関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に関する、図3と同態様の図である。 本発明の実施の形態3に関する、図3と同態様の図である。 本発明の実施の形態3に関する、図5と同態様の図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明に係るエレベータのドア装置を適用するエレベータの全体構成を示す模式図である。エレベータ1は、上下に延びる昇降路3と、その昇降路3内を移動可能に設けられたかご5とを備えている。
かご5の前部には、搭乗者が乗り降りするかご乗降口7が設けられており、かご乗降口7は、ドア装置9により開閉される。また、昇降路3を有する構造物の複数階の乗場11には、かご5の着床によってかご乗降口7と対面できるように乗場乗降口13が設けられている。乗場乗降口13もまた、ドア装置9により開閉される。なお、かご5のドア装置9と、乗場11のドア装置9とは、細部や、以下に説明する本発明の関連部以外の部分に関しては、相違するものの、本発明を構成する部分は同様であるものとして説明する。
図2は、本実施の形態1に係るドア装置を示す斜視図である。本実施の形態1に係るドア装置9は、開閉方向にスライド可能に設けられた少なくとも一つのドア21と、ドア21の下部を開閉方向に案内する溝23を有する敷居25とを、少なくとも備えている。さらに、ドア21は、ドアパネル27と、ドアパネル27の下端に設けられたドアシュー29とを含んでいる。
ドア21は、次のようにして、吊り下げ態様で支持されている。上下に延びるドアパネル27の上部には、上下に延びる複数の長穴31が設けられている。長穴31にはそれぞれ、ボルト33が横向きに(ほぼ水平方向に)挿通されている。これらボルト33により、ドアパネル27(ドア21)は、ドアハンガー35の下端に固定されている。ここで、ボルト33は、その軸が横向きであり、ドアパネル27の縦方向に延びる領域に取り付けられるので、ドア21の荷重を、曲げ荷重として受けずに済み、破損にも強い利点がある。
ドアハンガー35の上端には、複数のハンガーローラ37が設けられている。一方、搭乗口の上方には、ドアレール39が固定されており、複数のハンガーローラ37は、ドアレール39によって案内される。すなわち、複数のハンガーローラ37がドアレール39上を転がり移動することによって、ドア21が開閉方向に移動する。なお、ドア21の開閉移動を行う駆動機構の態様は、本発明では特に限定されるものではなく、例えばモータ等を用いた周知の駆動機構でもよい。
図3は、本実施の形態1におけるドアシューの斜視図である。また、図4及び図5はそれぞれ、ドアシューの走行方向からみたドアシュー及び敷居の関係を示す図であり、特に、図4は、ドアの固定作業時の状態を示し、図5は、ドアが開閉可能である状態を示す図である。
ドアシュー29は、敷居25の溝23に挿入されるシュー部分41と、シュー部分41をドアパネル27に支持するサポート部分43とを含む。一例であるが、シュー部分41は、直方体状の部材であり、サポート部分43は、プレート状の部材である。シュー部分41は、サポート部分43の下端に接続されており、サポート部分43の上端は、締結部材としてのボルト45によってドアパネル27に固定されている。ボルト45は、締結部材の一例であり、ドアシュー29をドアパネル27に固定する固定部材として機能する。
サポート部分43には、少なくとも一つの(図示例では二つの)支持穴部51が設けられている。支持穴部51はそれぞれ、異なる高さに位置する複数の(本実施の形態では上下一対の)横穴部53,55と、それら上下の横穴部53,55を連通する連通穴部57とを含む。これら横穴部53,55及び連通穴部57は、サポート部分43を貫通している。横穴部53,55はそれぞれ、横方向(本実施の形態では水平方向、ドアの開閉方向)に延びる領域である。また、連通穴部57は、縦方向(本実施の形態では横穴部53,55の延びる方向と直交する方向)に延びる領域である。
次に、以上のように構成された本実施の形態1に係るエレベータのドア装置における作用すなわちエレベータのドアの据付方法について説明する。まず、前提として、本実施の形態1では、ドアパネル27の下端から敷居25の溝23の底面までの寸法を寸法Aとし、溝23の深さを深さBとし、ドアパネル27の下端と敷居25の上端との隙間を隙間Cとする。寸法A=深さB+隙間Cの関係がある。本実施の形態では、最終的に隙間Cの確保を実現するようにドアの据付を行う。
まず、ボルト45を、仮設定締結位置として、支持穴部51における相対的に上部の横穴部53の位置に挿通し、ボルト45の仮締めを行う。図4は、かかるボルト45が仮設定締結位置にある状態を示している。図4から分かるように、シュー部分41の底部が溝23の底部に当接しており、その状態で、ドアパネル27の下端と敷居25の上端との隙間Cが、所望の設定隙間の値になっている。換言するならば、このような当接状態と隙間の値とが得られるように、ドアパネル27、ドアシュー29、ボルト45の設置位置、支持穴部51の形状、ボルト33の設置位置、長穴31の形状等の連携各部の関係を構成しておく。
図4のようにシュー部分41と溝23の底部とが当接し、隙間Cが所望の値となっている状態で、ボルト33によってドアパネル27をドアハンガー35に吊り下げ固定する。このドアパネル27の固定時、シュー部分41は溝23の底面に当接していることから、ドアパネル27は敷居25によって下方から支えられており、ボルト45は、ドア21の荷重を支える荷重支持部材として機能する。ドアパネル27は、ボルト45によりドア21の荷重を支えた状態で、設定高さ位置においてスライド可能に固定される。このようにドアシュー29には、ドア21の荷重を支える荷重支持部材と、ドアシュー29をドアパネル27に固定する固定部材とが挿通される、少なくとも一つの支持穴部51が設けられており、支持穴部51は、荷重支持部材及び固定部材として機能する締結部材であるボルト45が、ドアシュー29に対して異なる高さに配置されるように構成されていることで、セットアップ専用のジャッキアップ機器が不要となっている。
ドアパネル27の固定後には、仮締めしていたボルト45を一旦緩め、サポート部分43とドアパネル27との連結を一旦解除し、ドアシュー29を一方向に横スライド後、上昇させ、さらに他方向に横スライドさせ、図5(本設定締結位置)の状態を得る。より分かり易くは、相対的な移動として捉えて説明すると、ボルト45の軸部を、相対的に上部の横穴部53内を連通穴部57に向けて移動させ、さらに、連通穴部57内を下方に移動させ、さらに、相対的に下部の横穴部55内を連通穴部57から離れる向きに移動させる。このような支持穴部51に対するボルト45の一連の相対移動によって、実際には、ドアシュー29が、図5に示すような状態まで上昇する。このようにして、ドアパネル27に対するドアシュー29の高さが、ドア21の固定時(仮設定締結位置)よりも上昇する。また、この間も、ドアパネル27とドアハンガー35との固定は確保されていることから、一旦、確保された隙間Cは不変である。その後は、ボルト45を本締めし、ボルト45を固定部材として機能させてドアシュー29のドアパネル27への固定を完了させ、ドアパネル27と敷居25との間に所望の設定隙間Cを有する状態を得る。
上述した本実施の形態1に係るエレベータのドア装置及びエレベータのドアの据付方法によれば、ドアパネルの高さ固定時に、複雑なジャッキアップ機構は利用せず、ドアシューを活用してドアパネルの高さ調整及びドアパネルの荷重支持を完了でき、且つ、ドアパネルの高さ固定後は、その同じドアシューが通常通りドア開閉の案内として利用されるので、セットアップ専用の機器の費用が嵩むことなく且つ熟練を要するジャッキアップを避けて、簡便にドアパネルと敷居との隙間を適正にすることができる。さらに、支持穴部が上述した二つの横穴部と連通穴部とから構成されていれば、仮設定締結位置及び本設定締結位置が正確に定まり、高度の熟練を要する微調整や位置の迷いもなく、確実且つ迅速に据付作業を完了させることができる。さらに、仮設定締結位置及び本設定締結位置では、ボルトが何れかの横穴部に支持されることとなるので、万が一、ボルトの締め付けが不足した状況が生じたとしても、仮設定締結位置でのドアパネルの高さや、本設定締結位置でのドアシューの高さは所望に維持される利点がある。さらに、仮設定締結位置と本設定締結位置との間のボルトの位置変更は、連通穴部を経由して実施されるため、仮締めから本締めに移行する間にボルトをドアパネルから完全に離脱させなくてすみ、好適な作業性が確保され、且つ、作業も迅速に完了できる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図6は、本実施の形態2に関する、図3と同態様の図である。なお、本実施の形態2は、以下に説明する部分を除いては、上記実施の形態1と同様であるものとする。
図6に示されるように、本実施の形態2におけるドアシュー129にも、サポート部分43に形成された少なくとも一つの(図示例は二つの)支持穴部151が設けられている。支持穴部151は、高さ方向に延びる長穴である。この支持穴部151にも、ドアシュー29をドアパネル27に固定する締結部材であるボルト45が挿通され、このボルト45は、実施の形態1と同様、荷重支持部材及び固定部材として機能する。
ボルト45は、仮設定締結位置としては、支持穴部151である長穴内の相対的に上部に配置され、本設定締結位置としては、長穴内の相対的に下部に配置される。ドアの据付においては、ボルト45を、長穴における相対的に上部に配置した状態で、ドアパネル27の固定を行い、ドアパネル27の固定後、ボルト45を、長穴内で下降させて、長穴における相対的に上部の位置から相対的に下部の位置へと移動させることで、ドア21の固定時の状態よりもドアパネル27に対するドアシュー29の高さを上昇させる。
このような本実施の形態2によっても、実施の形態1と同様、セットアップ専用の機器の費用が嵩むことなく且つ熟練を要するジャッキアップを避けて、簡便にドアパネルと敷居との隙間を適正にすることができる。さらに、仮設定締結位置と本設定締結位置との間のボルトの位置変更は、相対的にみた長穴内におけるボルトの下方スライドで実施されるため、仮締めから本締めに移行する間にボルトをドアパネルから完全に離脱させなくてすみ、好適な作業性が確保され、且つ、作業も迅速に完了できる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図7及び8はそれぞれ、本実施の形態3に関する、図3及び図5と同態様の図である。なお、本実施の形態3は、以下に説明する部分を除いては、上記実施の形態1と同様であるものとする。
図7に示されるように、本実施の形態3におけるドアシュー229は、少なくとも一つの(図示例は一つ)支持穴部251が設けられている。この支持穴部251は、荷重支持部材が挿通される少なくとも一つの(図示例では一つの)仮支持穴61と、固定部材が挿通される少なくとも一つの(図示例では二つの)固定穴63とを含む。荷重支持部材は、図8に示されるように、その下面が敷居25と当接する仮支持部材65である。なお、仮支持部材65は、ブロック状の部材である。また、仮支持部材65の一端側には、仮支持穴61よりも縦断面が大きなストッパ部が形成されており、このストッパ部の境界にある段差65aは、後述するように仮支持部材65の仮支持穴61への挿入状態を制御する。固定部材には、上記実施の形態1と同様、ドアシュー29をドアパネル27に固定する締結部材のボルト45が用いられる。
ドアの据付においては、まず、仮支持穴61に仮支持部材65を挿入した状態で、ボルト33を介したドアパネル27の固定を行う。このとき、図示例では、仮支持部材65が仮支持穴61にぴったりはまり、仮支持部材65の下面は敷居25の上面と当接し、仮支持部材65の上面はドアパネル27の下面と当接する。また、この図示例の状態は、仮支持部材65の段差65aを、サポート部分43における仮支持部材65の画定部に当接させることで得られるように、関係各部が構成されているものとする。ドアパネル27の固定の固定後であって、且つ、固定穴63に挿通されたボルト45によるドアパネル27へのドアシュー29の固定後に、仮支持部材65を仮支持穴61から抜き出す。これにより、上記実施の形態1及び2と同様、ドアパネル27と敷居25との間に所望の設定隙間Cを有する状態を得る。なお、ボルト45の本締めのタイミング(ドアパネル27へのドアシュー29の固定完了)は、仮支持部材65を仮支持穴61から抜き出す前の段階であれば特に限定はなく、仮支持部材65の挿入の前後の何れでもよく、また、ボルト33によるドアパネル27の固定の前後の何れでもよい。
このような本実施の形態3では、仮支持部材というブロック状の簡素な部材を用意するだけでドアシューを据付に活用し、実施の形態1と同様、セットアップ専用の機器の費用が嵩むことなく且つ熟練を要するジャッキアップを避けて、簡便にドアパネルと敷居との隙間を適正にすることができる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、上記実施の形態1〜3において、一つのサポート部分に設ける支持穴部の数は特に限定されるものではない。また、上記実施の形態3においては、一つの支持穴部の構成要素としての仮支持部材の数や固定穴の数は適宜改変することができる。
また、本発明は、かごのドア装置に適用することも可能であり、乗場のドア装置に適用することも可能である。
9 ドア装置、21 ドア、23 溝、25 敷居、27 ドアパネル、29 ドアシュー、41 シュー部分、43 サポート部分、45 ボルト(荷重支持部材、固定部材、締結部材)、51,151,251 支持穴部、53,55 横穴部、57 連通穴部、61 仮支持穴、63 固定穴、65 仮支持部材(荷重支持部材)。

Claims (8)

  1. 開閉方向にスライド可能に設けられたドアと、
    前記ドアの下部を開閉方向に案内する溝を有する敷居とを備えたエレベータのドア装置であって、
    前記ドアは、ドアパネルと、該ドアパネルの下端に設けられたドアシューとを含み、
    前記ドアシューには、前記ドアの荷重を支える荷重支持部材と、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する固定部材とが挿通される、少なくとも一つの支持穴部が設けられており、
    前記支持穴部は、前記荷重支持部材と前記固定部材とが、前記ドアシューに対して異なる高さに配置されるように構成されている、エレベータのドア装置。
  2. 前記ドアシューは、前記溝に挿入されるシュー部分と、該シュー部分を前記ドアパネルに支持するサポート部分とを含み、
    前記支持穴部は、前記サポート部分に形成されており、
    前記支持穴部は、異なる高さに位置する複数の横穴部と、それら複数の横穴部を連通する連通穴部とを含み、
    前記荷重支持部材及び前記固定部材が、前記支持穴部に挿通され、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する締結部材である、
    請求項1のエレベータのドア装置。
  3. 前記ドアシューは、前記溝に挿入されるシュー部分と、該シュー部分を前記ドアパネルに支持するサポート部分とを含み、
    前記支持穴部は、前記サポート部分に形成されており、
    前記支持穴部は、高さ方向に延びる長穴であり、
    前記荷重支持部材及び前記固定部材が、前記支持穴部に挿通され、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する締結部材である、
    請求項1のエレベータのドア装置。
  4. 前記ドアシューは、前記溝に挿入されるシュー部分と、該シュー部分を前記ドアパネルに支持するサポート部分とを含み、
    前記支持穴部は、前記サポート部分に形成されており、
    前記支持穴部は、前記荷重支持部材が挿通される仮支持穴と、前記固定部材が挿通される固定穴とを含み、
    前記荷重支持部材は、下面が前記敷居と当接する仮支持部材であり、前記固定部材は、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する締結部材である、
    請求項1のエレベータのドア装置。
  5. 開閉方向にスライド可能に設けられたドアと、前記ドアの下部を開閉方向に案内する溝を有する敷居とを備え、前記ドアが、ドアパネルと、該ドアパネルの下端に設けられたドアシューとを含んでいる、エレベータのドアの据付方法であって、
    前記ドアシューに、前記ドアの荷重を支える荷重支持部材と、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する固定部材とが挿通される少なくとも一つの支持穴部であって、前記荷重支持部材と前記固定部材とが、前記ドアシューに対して異なる高さに配置されるように構成されている前記支持穴部を形成しておき、
    前記支持穴部に挿通された前記荷重支持部材により前記ドアの荷重を支えた状態で、前記ドアパネルを設定高さ位置でスライド可能に固定し、
    前記ドアパネルの固定後、前記荷重支持部材の配置とは異なる高さに配置した前記固定部材により前記ドアシューを前記ドアパネルに固定することで、該ドアパネルと前記敷居との間に設定隙間を有する状態を得る、
    エレベータのドアの据付方法。
  6. 前記ドアシューは、前記溝に挿入されるシュー部分と、該シュー部分を前記ドアパネルに支持するサポート部分とを含み、
    前記支持穴部は、前記サポート部分に形成されており、
    前記支持穴部は、異なる高さに位置する複数の横穴部と、それら複数の横穴部を連通する連通穴部とを含み、
    前記荷重支持部材及び前記固定部材が、前記支持穴部に挿通され、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する締結部材であり、
    前記締結部材を、相対的に上部の前記横穴部に配置した状態で、前記ドアパネルの固定を行い、
    前記ドアパネルの固定後、前記締結部材を、前記連通穴部を進行させて、相対的に上部の前記横穴部から、相対的に下部の前記横穴部に移動させることで、前記ドアの固定時の状態よりも前記ドアパネルに対する前記ドアシューの高さを上昇させる、
    請求項5のエレベータのドアの据付方法。
  7. 前記ドアシューは、前記溝に挿入されるシュー部分と、該シュー部分を前記ドアパネルに支持するサポート部分とを含み、
    前記支持穴部は、前記サポート部分に形成されており、
    前記支持穴部は、高さ方向に延びる長穴であり、
    前記荷重支持部材及び前記固定部材が、前記支持穴部に挿通され、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する締結部材であり、
    前記締結部材を、前記長穴における相対的に上部に配置した状態で、前記ドアパネルの固定を行い、
    前記ドアパネルの固定後、前記締結部材を、前記長穴内で下降させて、前記長穴における相対的に上部の位置から相対的に下部の位置へと移動させることで、前記ドアの固定時の状態よりも前記ドアパネルに対する前記ドアシューの高さを上昇させる、
    請求項5のエレベータのドアの据付方法。
  8. 前記ドアシューは、前記溝に挿入されるシュー部分と、該シュー部分を前記ドアパネルに支持するサポート部分とを含み、
    前記支持穴部は、前記サポート部分に形成されており、
    前記支持穴部は、前記荷重支持部材が挿通される仮支持穴と、前記固定部材が挿通される固定穴とを含み、
    前記荷重支持部材は、下面が前記敷居と当接する仮支持部材であり、前記固定部材は、前記ドアシューを前記ドアパネルに固定する締結部材であり、
    前記仮支持部材を、前記仮支持穴に挿入した状態で、前記ドアパネルの固定を行い、
    前記ドアパネルの固定後であって、且つ、前記固定穴に挿通された前記締結部材による前記ドアパネルへの前記ドアシューの固定後に、前記仮支持部材を、前記仮支持穴から抜き出す、
    請求項5のエレベータのドアの据付方法。
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