JP2017065681A - 樋支持具用梱包箱および梱包箱セット - Google Patents

樋支持具用梱包箱および梱包箱セット Download PDF

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Abstract

【課題】板幅の異なる複数種類の樋支持具にも対応でき、かつ別体の詰め物を必要としない樋支持具用梱包箱およびその樋支持具用梱包箱を有した梱包箱セットを提供する。
【解決手段】樋支持具用梱包箱10は、対向する側壁板体11と、側壁板体11に隣接し対向する隣接側壁板体12と、底板体15とを有する箱体よりなり、側壁板体11の上端より延びた、先端までの長さ寸法が側壁板体11の深さ寸法よりも長い内フラップ13と、隣接側壁板体12の上端より延びた外フラップ14とを有し、外フラップ14を上蓋として用いるようになっており、内フラップ13は、中途で折り曲げられ箱内に収納され固定されて、側壁板体11との間に、非収納空間20が形成されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯板よりなる樋支持部を少なくとも有した樋支持具を、帯板の幅方向(樋支持具の厚み方向)に整列させて梱包することのできる樋支持具用梱包箱およびその樋支持具用梱包箱を有した梱包箱セットに関する。
従来、竪樋支持具や軒樋支持具を出荷、輸送する際には、所定個数の樋支持具を梱包箱内に整列させて梱包していた(たとえば、特許文献1参照)。この文献のものでは、梱包箱内で樋支持具ごとに収納位置がずれないように、かつ、がたつかないように固定されており、収納される個数は当然に一定となっている。
特開2006−182440号公報
ところが、箱内で樋支持具を固定せずに、帯板の幅方向に整列させるだけにした簡易な梱包箱のほうが安価に製造でき、かつ箱詰め作業を簡単、迅速に行えるので、一般的にはそのような梱包箱が多く利用されている。しかも、帯板の幅寸法がわずかに異なる複数種類の樋支持具のそれぞれを梱包する場合でも、大きい寸法の樋支持具の寸法に合致した梱包箱を成形しておけば、その梱包箱にはいずれの寸法の樋支持具をも収納することができ、便利である。
しかしながら、大きい寸法の樋支持具に合わせた梱包箱に小さい寸法の樋支持具を所定の個数分収納する場合、がたつき防止のための詰め物を入れる必要がある。そのような場合、梱包作業の現場で詰め物となるような適当なものを調達していたが、すぐに準備できないことも多く、作業が滞ることがあった。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、板幅の異なる複数種類の樋支持具にも対応でき、かつ別体の詰め物を必要としない樋支持具用梱包箱およびその樋支持具用梱包箱を有した梱包箱セットを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の樋支持具用梱包箱は、帯板よりなる樋支持部を少なくとも有した樋支持具を、帯板の幅方向に整列させて梱包する樋支持具用梱包箱であって、対向する側壁板体と、側壁板体に隣接し対向する隣接側壁板体と、底板体とを有する箱体よりなり、側壁板体の上端より延びた、先端までの長さ寸法が側壁板体の深さ寸法よりも長い内フラップと、隣接側壁板体の上端より延びた外フラップとを有し、外フラップを上蓋として用いるようになっており、内フラップは、中途で折り曲げられ箱内に収納され固定されて、側壁板体との間に、非収納空間が形成されるようになっていることを特徴とする。
請求項2に記載の樋支持具用梱包箱は、内フラップには、所定の位置で折り曲げるための折り曲げ部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の樋支持具用梱包箱は、側壁板体の下部近傍には、内フラップの先端を係止する係止受部が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の樋支持具用梱包箱は、底板体が、側壁板体の下端より延びた外底片と、隣接側壁板体の下端より延びた内底片とを重ね合わせてなり、係止受部が、内底片を側壁板体の下部の入り隅部に非接触とするようにして形成された隙間よりなることを特徴とする。
請求項5に記載の樋支持具用梱包箱は、側壁板体、隣接側壁板体の少なくとも一方には、指挿入凹所が形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の梱包箱セットは、請求項5に記載した樋支持具用梱包箱と、樋支持具用梱包箱が複数収容される梱包外箱とを有した梱包箱セットであって、梱包外箱には、樋支持具用梱包箱の少なくとも1つが、指挿入凹所を設けた前記側壁板体または隣接側壁板体を上部開口側に向けて収容されることを特徴とする。
請求項1に記載の樋支持具用梱包箱によれば、上述した構成となっているため、帯板の板幅の小さい樋支持具を所定個数分、箱内に収納させる場合に、別体の詰め物を準備しなくても、内フラップを詰め物代わりとすることができる。
請求項2に記載の樋支持具用梱包箱によれば、上述した構成となっているため、内フラップを簡単に詰め物代わりとして利用することができる。
請求項3に記載の樋支持具用梱包箱によれば、上述した構成となっているため、箱内で内フラップの先端を固定することができ、そのため内フラップが箱内で変形するおそれはほとんどない。そのため、樋支持具が箱内でがたつくことを防止することができる。
請求項4に記載の樋支持具用梱包箱によれば、上述した構成となっているため、箱内の底部の入り隅部に隣接するように形成した隙間を、内フラップの先端を係止する係止受部として利用することができる。そのため、効率よく梱包作業を実施することができる。また、内底片の両端を少し控えるだけで係止受部を形成できるので、梱包箱の製造効率もよい。
請求項5に記載の樋支持具用梱包箱によれば、上述した構成となっているため、指挿入凹所が取っ手代わりとなり、箱を片手で持ち上げることができる。また、取っ手を必要としないため、箱体の各面に出っ張りがなく、保管スペースや収納スペースを効率よく利用することができる。
請求項6に記載の梱包箱セットによれば、上述した構成となっているため、樋支持具用梱包箱を梱包外箱に隙間なく詰めた場合でも、上方に向けた指挿入凹所に指を挿入すれば、容易に取り出すことができる。
本発明の一実施形態に係る樋支持具用梱包箱の説明図である。(a)はフラップを開いた状態の斜視図、(b)はフラップを閉じた状態の斜視図である。 (a)は樋支持具用梱包箱の裏面側の斜視図、(b)は樋支持具用梱包箱の横断面図である。 (a)は樋支持具用梱包箱の内フラップを開いた状態の縦断面図、(b)は樋支持具を収納した状態の縦断面図および要部拡大縦断面図である。 樋支持具用梱包箱と梱包外箱とを有した梱包箱セットの箱詰め状態の斜視図である。 竪樋支持具の一例の説明図である。(a)は平面図、(b)は斜視図である。 軒樋支持具の一例を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る樋支持具用梱包箱について、添付図面にもとづいて説明する。基本構成はつぎのとおりである。
本樋支持具用梱包箱10(以下、梱包箱10と省略する)は、帯板よりなる樋支持部51、61を少なくとも有した樋支持具(竪樋支持具50、軒樋支持具60)を、帯板の幅方向に整列させて梱包する梱包箱である。この梱包箱10は、対向する側壁板体11、11と、側壁板体11、11に隣接し対向する隣接側壁板体12、12と、底板体15とを有する箱体よりなる。梱包箱10は、側壁板体11の上端より延びた、先端までの長さ寸法が側壁板体11の深さ寸法よりも長い内フラップ13と、隣接側壁板体12の上端より延びた外フラップ14とを有し、外フラップ14を上蓋として用いるようになっている。内フラップ13は、中途で折り曲げられ箱内に収納され固定されて、側壁板体11との間に、非収納空間20が形成されるようになっている。
この梱包箱10には、図5に一例として示した竪樋支持具50や、図6に一例として示した軒樋支持具60が、上述したように樋支持具を構成する帯板の幅方向に沿って整列収容されるようになっている。
図5に示した竪樋支持具50は、筒状の竪樋5を外周方向より抱持する帯板環状の樋支持部51と、樋支持部51より外方向に突出した棒状の取付部52とよりなる樋支持具である。この竪樋支持具50は、樋支持部51が分離され開閉自在とされているが、本梱包箱10には図5(a)に示したような閉じた状態で収容されるようになっている。
また、図6に示した軒樋支持具60は、半筒状の軒樋6を下方より支持する帯板半円状の樋支持部61と、樋支持部61の一端より直線状に延びた取付部62とよりなる樋支持具である。なお、以下の実施形態の例では、竪樋支持具50の梱包について例示した。
ついで、本梱包箱10の詳細な構成および効果について説明する。
本梱包箱10は、直方体の箱体とされ、相互に対向する側壁板体11、11(後述する内フラップ13、13が延出されたほうの側壁)と、その側壁板体11、11に隣接し相互に対向する隣接側壁板体12、12と、複数のフラップ(内フラップ13、13、外フラップ14)と、底板体15とを備えている。
側壁板体11、11と隣接側壁板体12、12とより、箱体の主要部である台輪部を構成している。また、フラップとして、図1(a)に示すように、側壁板体11、11のそれぞれの上端より延びた内フラップ13、13と、一方の隣接側壁板体12の上端より延びた外フラップ14との3片が形成されている。
各内フラップ13は、図1(a)に示すように、中途の2箇所で折り曲げできるようになっている。あらかじめ折り曲げられていてもよいし、折り曲げ部13dが形成されたものでもよい。少なくとも折り曲げ自在であればよい。折り曲げは内側に対してなされ、折り曲げ部13dの内側を谷折りできるように、谷側を凹ませて折り曲げ部13dを薄く形成したものでもよい。この内フラップ13の詳細構成については、図3の説明とともに後述する。
外フラップ14は、上蓋本体部14aと、その先端から延びた差込片14bとが相互に折り曲げ自在に連結されている。
内フラップ13、13は梱包した際に箱内に配され(詳細は後述する)、図1(b)に示したように、外フラップ14は梱包した際に上蓋本体部14aが上蓋として外側に露出し、差込片14bは他方の隣接側壁板体12の内側に差し込まれる。
また、外フラップ14が延出された隣接側壁板体12に対向する隣接側壁板体12の板面の高さ方向のほぼ中央には、2つの丸孔12a、12aが所定間隔を空けて開設されている。この丸孔12a、12aは取っ手代わりとされ、指を挿入して梱包箱10を持ち上げあるいは引っ張りできるようにした指挿入凹所を構成している。このように、取っ手を必要としないため、箱体の各面に出っ張りがなく、保管スペースや、たとえば図4に示した梱包外箱30などの収納スペースを効率よく利用することができる。
指挿入凹所は、指を引っ掛けできる形状であれば、貫通孔には限られない。また、上記差込片14bは、図1(b)に示すように、差込片14bを差し込んだときに、その先端が丸孔12aよりも下方に位置するような、つまり差込片14bで丸孔12aを塞ぐような寸法とすることが望ましい。差込片14bの長さ寸法をこのように長めとしたのは、指を丸孔12a、12aに挿入したときに収容物である竪樋支持具50に指が触れて怪我などをさせないためである。
なお、後述するように、この丸孔12a、12aは、梱包外箱30(図4参照)に収容された本梱包箱10を上へ持ち上げて取り出すことを主たる目的としたものであるが、怪我のおそれがなければ、そのような長めの差込片14bを有さなくともよい。また、外フラップ14が延出された隣接側壁板体12に指挿入凹所を形成したものでもよいし、両方に形成したものでもよい。また、梱包外箱30の形状、その梱包外箱30への梱包箱10の収容態様によっては、側壁板体11に指挿入凹所を設けてもよい。
ついで、底板体15について、図2を参照しながら説明する。
底板体15は、側壁板体11、11の下端より延びた外底片16、16と、隣接側壁板体12、12の下端より延びた内底片17、17とを重ね合わせてなる、二重の底部である。図2(a)(b)に示すように、対向する外底片16、16はほぼ同一の形状とされ、それらの先端が突き合わさるようにして組み立てられる。また、対向する内底片17、17もほぼ同一の形状とされ、それらの先端が突き合わさるようになっている。
外底片16の幅寸法は側壁板体11の幅寸法と同じか、やや小さめであればよい。一方、内底片17の幅寸法は隣接側壁板体12の幅寸法よりもやや小さく、しかも幅方向の両端が切り取られたような形状、寸法となっている(図2(a)の2点鎖線参照)。
このような内底片17、17および外底片16、16を折り曲げて底板体15を形成すると、図2(b)に示すように、内底片17の幅方向の両端は側壁板体11の下部の入り隅部18には接触せず、その入り隅部18に隣接するように、外底片16を溝底とした凹溝部19が形成される。つまり、この凹溝部19に相当する部位では、外底片16のみによる1枚底となっている。
つぎに、内フラップ13の形状および作用、効果について、図3を参照しながら説明する。なお、以下の梱包態様は、梱包箱10に一定個数の竪樋支持具50を収納したときに隙間ができない場合の態様ではなく、帯板のやや小さめの竪樋支持具50を一定個数収納したときに隙間空間ができ、そこに詰め物を入れる必要がある場合の態様である。
図3(a)に示すように、内フラップ13は、あらかじめ定められた2箇所の折り曲げ部13d、13dで内側に折り曲げ自在とされている。内フラップ13は、2つの折り曲げ部13d、13dを境界として、側壁板体11に連結された基部13aと、中間部13bと、先端部13cとより構成されている。
内フラップ13は、上記2箇所の位置で内側に折り曲げられた状態にあり、箱の内部に竪樋支持具50が収納されていない空の状態で、図3(a)の矢印方向に回動されて箱内に収容されるようになっている。
内フラップ13は、このように折り曲げた状態で箱内に収容され、後述するように先端が内底に係止される。そのため、先端までの長さ寸法は側壁板体11の深さ寸法よりも長い。
両内フラップ13は、このように折り曲げられた状態で、図3(b)に示すように箱内に収容され、収容された状態では、側壁板体11と折り曲げられた内フラップ13との間に、竪樋支持具50を収納しない台形状の非収納空間20が形成される。そして、収容された内フラップ13、13間には、図3(b)に示すように、一定個数の竪樋支持具50が整列収納される。つまり、内フラップ13と、それにより形成された非収納空間20とは、梱包箱10の詰め物代わりとなる。
内フラップ13は、箱内に収容されたときに、先端部13cの先端が内底にできた上記凹溝部19に挿入され係止される。つまり、この凹溝部19は内フラップ13を係止するための係止受部を構成する。
このように、本梱包箱10は、内フラップ13を折り曲げ状態で箱内に収容される構成となっているため、帯板の板幅の小さい竪樋支持具50を所定個数分、箱内に収納する場合に、別体の詰め物を準備しなくてもよく、効率的な梱包作業を行うことができる。
また、内フラップ13に所定の位置で折り曲げるための折り曲げ部13dが形成されていれば、必要なときに簡単に折り曲げられ、詰め物として変形させることができる。
さらに、上記のように、側壁板体11の下部近傍に内フラップ13の先端を係止する係止受部が形成されているので、折り曲げられた内フラップ13は箱の中で型崩れせず、そのため運送中に竪樋支持具50ががたつくことを防止することができる。
特に本実施形態では、係止受部が、内底片17を側壁板体11の下部の入り隅部18に非接触とするようにして形成された隙間よりなる凹溝部19で構成されている。このように、入り隅部18に隣接するように形成された隙間を係止受部として利用できるので、効率よく梱包作業を行うことができる。また、内底片17の幅寸法を小さくして両端を控えるだけで係止受部を形成できるため、梱包箱10を簡易で安価に製造することができる。
また、内フラップ13の折り曲げ形状は、本実施形態のように、中間部13bが底板体15に垂直となることが、竪樋支持具50の収容状態を安定させるうえで望ましい。
なお、内フラップ13は、本実施形態における基部13aと中間部13bとの間の折り曲げ部13dに相当する1箇所のみで折り曲げできるものであってもよい。その場合には、起立する先端部(中間部はなし)の端部より係止片を突出させ、その係止片を内底片17に形成した切り溝よりなる係止受部に挿入して係止できるようにしてもよい。
内フラップ13の先端と係止受部との係止構造は、上記のものに限られず、種々の構造であってもよい。係止受部は側壁板体11の下部近傍に形成されていることが望ましく、そこに内フラップ13の先端が係止されるものが望ましい。たとえば、係止受部は、側壁板体11自体に形成されたものでもよい。
図3には、両内フラップ13、13が箱内に折り曲げ収納される例を示したが、竪樋支持具50の帯板の幅寸法によっては一方のみを折り曲げ収納させてもよい。その場合の他方の内フラップ13は内蓋として箱内に収納される。また、詰め物を一切必要としない場合は、内フラップ13、13は両方とも内蓋として作用する。なお、本実施形態のものは、両内フラップ13、13が折り曲げできる形状となっているが、一方のみが折り曲げできる形状であってもよい。つまり、その場合の他方の内フラップ13は、内蓋としてのみ利用できる短めのものであってもよい。
ついで、上記梱包箱10と、梱包箱10が複数収容される梱包外箱30とを有した梱包箱セットについて、図5を参照しながら説明する。なお、この梱包外箱30は、5個の梱包箱10、10、・・・が、ほとんど隙間がないように収容されるようになっている。
梱包外箱30は、箱体の主要部である台輪部を構成する4つの側壁31、31、・・・と、4枚のフラップ32、32、・・・と、底部(不図示)とより構成されている。
梱包外箱30には、長手方向の両端側に図1(b)に示した状態の梱包箱10が2段に積み重ねられて収容され、他の1個が丸孔12a(指挿入凹所)を設けた側壁板体11が上面側となるように立て置き収納される。
このように、梱包外箱30には5個の梱包箱10、10、・・・が隙間なく収納されているため、梱包箱10の外面を手で持って取り出すことは困難であるが、1つの梱包箱10は丸孔12aが上面側に露出しているので、そこに指を挿入して、その梱包箱10を簡単に持ち上げ、取り出すことができる。したがって、図4に示すようにほとんど隙間のない状態で梱包箱10を収納できる。そのため、輸送中のがたつきは発生しにくい。
また、梱包箱10の各面には取っ手のような出っ張りがないため、梱包外箱30内に取っ手のための空間を設ける必要がなく、梱包外箱30をコンパクトで無駄のない寸法に形成することができる。
また、図4に示すように、梱包外箱30の箱内の両端側に横置きした梱包箱10は、丸孔12aを形成した側壁板体11を梱包外箱30の側壁31に接するように収容されることが望ましい。このように梱包しておけば、梱包箱10を収容した状態で丸孔12aが近接した梱包外箱30の側壁31を除去し、その状態で丸孔12aが露出するように棚などに置けば、その状態で丸孔12aに指を挿入して、棚から梱包箱10を取り出すことができる。
また、指挿入凹所は、梱包箱10を収容する梱包外箱30の形状や収容個数、収容形態などによっては、種々の箇所に形成されればよく、上述したように側壁板体11に形成されたものとしてもよい。指挿入凹所が側壁板体11に形成され、かつその側壁板体11に対応した内フラップ13が箱内に折り曲げ収納されていれば、指が挿入しやすく、かつ内部の収容物で指を怪我するおそれもない。
10 樋支持具用梱包箱(梱包箱)
11 側壁板体
12 隣接側壁板体
12a 丸孔(指挿入凹所)
13 内フラップ
13a 基部
13b 中間部
13c 先端部
13d 折り曲げ部
14 外フラップ
14a 上蓋本体部
14b 差込片
15 底板体
16 外底片
17 内底片
18 入り隅部
19 凹溝部(係止受部)
20 非収納空間
30 梱包外箱
50 竪樋支持具(樋支持具)
51 樋支持部
52 取付部
5 竪樋
60 軒樋支持具(樋支持具)
61 樋支持部
62 取付部
6 軒樋

上記目的を達成するために、請求項1に記載の樋支持具用梱包箱は、帯板よりなる樋支持部を少なくとも有した樋支持具を、帯板の幅方向に整列させて梱包する樋支持具用梱包箱であって、対向する側壁板体と、側壁板体に隣接し対向する隣接側壁板体と、底板体とを有する箱体よりなり、側壁板体の上端より延びた、先端までの長さ寸法が側壁板体の深さ寸法よりも長い内フラップと、隣接側壁板体の上端より延びた外フラップとを有し、外フラップを上蓋として用いるようになっており、内フラップは、中途で折り曲げられ箱内に収納され固定されて、側壁板体との間に、非収納空間が形成されるようになっており、底板体は、側壁板体の下端より延びた外底片と、隣接側壁板体の下端より延びた内底片とを重ね合わせてなり、側壁板体の下部近傍には、内フラップの先端を係止する係止受部が形成されており、係止受部が、内底片を側壁板体の下部の入り隅部に非接触とするようにして形成された隙間よりなる、外底片を溝底とした凹溝部で構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の樋支持具用梱包箱は、側壁板体、隣接側壁板体の少なくとも一方には、指挿入凹所が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の梱包箱セットは、請求項3に記載した樋支持具用梱包箱と、樋支持具用梱包箱が複数収容される梱包外箱とを有した梱包箱セットであって、梱包外箱には、樋支持具用梱包箱の少なくとも1つが、指挿入凹所を設けた前記側壁板体または前記隣接側壁板体を上部開口側に向けて収容されることを特徴とする。
請求項1に記載の樋支持具用梱包箱によれば、上述した構成となっているため、帯板の板幅の小さい樋支持具を所定個数分、箱内に収納させる場合に、別体の詰め物を準備しなくても、内フラップを詰め物代わりとすることができる
また、請求項1に記載の樋支持具用梱包箱によれば、箱内で内フラップの先端を固定することができ、そのため内フラップが箱内で変形するおそれはほとんどない。そのため、樋支持具が箱内でがたつくことを防止することができる。
さらに、請求項1に記載の樋支持具用梱包箱によれば、箱内の底部の入り隅部に隣接するように形成した隙間を、内フラップの先端を係止する係止受部として利用することができる。そのため、効率よく梱包作業を実施することができる。また、内底片の両端を少し控えるだけで係止受部を形成できるので、梱包箱の製造効率もよい。
請求項3に記載の樋支持具用梱包箱によれば、上述した構成となっているため、指挿入凹所が取っ手代わりとなり、箱を片手で持ち上げることができる。また、取っ手を必要としないため、箱体の各面に出っ張りがなく、保管スペースや収納スペースを効率よく利用することができる。
請求項4に記載の梱包箱セットによれば、上述した構成となっているため、樋支持具用梱包箱を梱包外箱に隙間なく詰めた場合でも、上方に向けた指挿入凹所に指を挿入すれば、容易に取り出すことができる。

Claims (6)

  1. 帯板よりなる樋支持部を少なくとも有した樋支持具を、該帯板の幅方向に整列させて梱包する樋支持具用梱包箱であって、
    対向する側壁板体と、該側壁板体に隣接し対向する隣接側壁板体と、底板体とを有する箱体よりなり、
    前記側壁板体の上端より延びた、先端までの長さ寸法が該側壁板体の深さ寸法よりも長い内フラップと、前記隣接側壁板体の上端より延びた外フラップとを有し、該外フラップを上蓋として用いるようになっており、
    前記内フラップは、中途で折り曲げられ箱内に収納され固定されて、前記側壁板体との間に、非収納空間が形成されるようになっていることを特徴とする樋支持具用梱包箱。
  2. 請求項1において、
    前記内フラップには、所定の位置で折り曲げるための折り曲げ部が形成されていることを特徴とする樋支持具用梱包箱。
  3. 請求項1または2において、
    前記側壁板体の下部近傍には、前記内フラップの先端を係止する係止受部が形成されていることを特徴とする樋支持具用梱包箱。
  4. 請求項3において、
    前記底板体は、前記側壁板体の下端より延びた外底片と、前記隣接側壁板体の下端より延びた内底片とを重ね合わせてなり、
    前記係止受部は、前記内底片を、前記側壁板体の下部の入り隅部に非接触とするようにして形成された隙間よりなることを特徴とする樋支持具用梱包箱。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記側壁板体、前記隣接側壁板体の少なくとも一方には、指挿入凹所が形成されていることを特徴とする樋支持具用梱包箱。
  6. 請求項5に記載した樋支持具用梱包箱と、該樋支持具用梱包箱が複数収容される梱包外箱とを有した梱包箱セットであって、
    前記梱包外箱には、前記樋支持具用梱包箱の少なくとも1つが、前記指挿入凹所を設けた前記側壁板体または前記隣接側壁板体を上部開口側に向けて収容されることを特徴とする梱包箱セット。

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