JP2002255156A - 梱包箱 - Google Patents

梱包箱

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JP2002255156A
JP2002255156A JP2001048320A JP2001048320A JP2002255156A JP 2002255156 A JP2002255156 A JP 2002255156A JP 2001048320 A JP2001048320 A JP 2001048320A JP 2001048320 A JP2001048320 A JP 2001048320A JP 2002255156 A JP2002255156 A JP 2002255156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緩衝作用をも備え、かつ容易に組み立て可能
な梱包箱を提供すること。 【解決手段】 被梱包物14を内部に梱包するための梱
包箱1において、内部に被梱包物14を収納する箱体1
2と、箱体12とは別部材であるシート状の第一の段ボ
ール10を折り曲げて構成されると共に、箱体12内部
に内挿される緩衝部材13と、箱体12の蓋部50を折
り曲げることにより構成されると共に、内挿された緩衝
部材13を押さえ込むための押さえ部材70と、を具備
している。このため、緩衝部材13で被梱包物14が包
み込まれ、被梱包物14を外部衝撃から保護することが
可能となる。さらに、緩衝部材13を押さえ込む押さえ
部材70が設けられるので、緩衝部材13の被梱包物1
4側とは反対側の箱体12の天側の強度不足を補うこと
が可能となる。それによって、緩衝部材13にてしっか
りと被梱包物14を保持して包むことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボール等を折り
曲げることにより形成される製品の運搬・保護のための
梱包箱に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器等の被梱包物を梱包し、外
部衝撃から該被梱包物を守り搬送に適した状態とするた
めに、梱包箱が用いられている。かかる梱包箱は、現状
では内部に衝撃緩衝部材としての発泡スチロールを内蔵
させ、梱包箱に被梱包物を直接接触した状態とはせずに
発泡スチロールの成形品を介して被梱包物を梱包箱内部
で保持している。
【0003】この状態の一例について、図11(a),
(b)に示す。この図に示される緩衝部材では、例えば
凹部を有する緩衝部材であるサイドパッド110を図1
1(a)に示すように、夫々一つ又はこの図11(b)
における上下方向に一つずつ左右に一対設け、このサイ
ドパッド110の凹部111に被梱包物112を差し込
んで保持させる。そして、かかるサイドパッド110に
保持された状態で被梱包物112を不図示の梱包箱内部
に設置している。それにより、被梱包箱が受ける外部衝
撃をサイドパッド110で吸収し、被梱包物112に損
傷が生じないようにしている。
【0004】また、図12に示すように、大面積の凹部
113が形成された上下パッド114を用いて被梱包物
112を保持させる場合がある。この場合は、被梱包物
112の上下面が上下パッド114により保持される。
そして、かかる保持状態で被梱包物112を梱包箱内部
に設置している。それにより、上述のサイドパッド11
0の場合と同様に、被梱包箱が受ける外部衝撃を上下パ
ッド114で吸収し、被梱包物に損傷が生じないように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状では発
泡スチロールからなる緩衝部材は、安価でありかつ製造
容易であるため、最も一般的に用いられている。しかし
ながら、梱包箱及び緩衝部材等は、目的地への搬送が終
了し梱包箱を開封して被梱包物を取り出した後は、廃棄
物となってしまう。特に、環境汚染防止や資源再利用促
進等の観点からすれば、発泡スチロールからなる緩衝部
材は、使用量を削減するか、なるべく用いないようにす
るのが好ましい。
【0006】また、発泡スチロールは軽くて成形性が良
い反面、大きな体積となってしまう。このため、該発泡
スチロールの保管や搬送する場合には、大きな体積を取
られてしまうため、スペース効率が悪いものとなってい
る。
【0007】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、緩衝作用をも備え、か
つ容易に組み立て可能な梱包箱を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、被梱包物を内部に梱包するための梱包箱
において、内部に被梱包物を収納する箱体と、箱体とは
別部材であるシート状の部材を折り曲げて構成されると
共に、箱体内部に内挿される緩衝部材と、箱体の蓋部分
を折り曲げることにより構成されると共に、内挿された
緩衝部材を押さえ込むための押さえ部材と、を具備する
ものである。
【0009】このようにしたことで、梱包箱の内部に被
梱包物を収納した後に、緩衝部材を折り曲げて構成し、
かかる折り曲げて形成された緩衝部材を梱包箱内部に内
挿する。さらに、箱体の蓋部分を折り曲げて押さえ部材
を構成し、この押さえ部材を緩衝部材よりも箱体の天側
(被梱包物が収納される蓋側)に位置させる。このよう
にすれば、緩衝部材で被梱包物が包み込まれる。それに
よって、被梱包物を外部衝撃から保護することが可能と
なる。さらに、緩衝部材を押さえ込む押さえ部材が設け
られるので、緩衝部材の被梱包物側とは反対側の箱体の
天側の強度不足を補うことが可能となる。それによっ
て、緩衝部材にてしっかりと被梱包物を保持して包むこ
とが可能となる。
【0010】また、他の発明は、上述の発明に加えて更
に、緩衝部材は、展開した形状が矩形状に設けられると
共に、この矩形状の長手方向の両端部を折り曲げ、この
折り曲げたときの戻ろうとする力によって箱体に内挿し
た場合に該箱体の内壁面に弾性力を持たせて当接する箱
体当接部を形成し、さらに矩形状の短手方向の両端側を
折り曲げて被梱包物の位置決め、強度向上及び弾性力付
与を為す撓み部を形成しているものである。
【0011】このようにしたことで、矩形状のシート状
を折り曲げることで、緩衝部材が構成される。しかも、
矩形状の長手方向の両端部を折り曲げることで箱体当接
部が構成されるので、この部分で緩衝部材が箱体にしっ
かり当接して箱体内壁面に弾性力を付与しながら支持さ
れた状態となる。さらに、矩形状の短手方向の両端側を
折り曲げて被梱包物の位置決め、強度向上及び弾性力付
与を為す撓み部を形成しているため、緩衝部材が型崩れ
し難くなり、しかも箱体内部でガタつかなく、箱体の内
壁面に弾性力を付与した状態で保持されることとなる。
また、現状で多用している発泡スチロール等の保持部材
の使用を低減することができる。それによって、発泡ス
チロール等の廃棄物の発生量を低減することが可能とな
り、環境汚染防止や資源再利用促進等の観点からも好ま
しいものとなる。
【0012】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、緩衝部材が被梱包物に当接してこれを受ける支
持部の展開した状態の長手方向の両端には、該支持部が
移動するのを規制する位置規制部が設けられることとし
たものである。このように、支持部が移動するのを規制
する位置規制部が設けられることで、箱体内部での緩衝
部材のガタつきを大幅に低減することが可能となる。ま
た、ガタつきを低減することで、緩衝部材の型崩れを防
止することが可能となる。
【0013】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、押さえ部材は、箱体の内壁面に向くように略コ字
状に折り曲げ形成されると共に、該押さえ部材の一部を
切り抜いて折り曲げることで脚部を形成しこの脚部の先
端部を押さえ部材の所定部分に係止させることで、押さ
え部材の略コ字状の折り曲げ形状を維持して該押さえ部
材の強度を補強するものである。
【0014】このように、押さえ部材が箱体の内壁面に
向くようにコ字状に折り曲げ形成し、さらに脚部を設け
ることで、コ字状の押さえ部材に押圧力が生じても、そ
の押圧力に抗することが可能となる。しかも、脚部の先
端部を押さえ部材の所定部分に係止させるため、コ字状
に形成された押さえ部材に型崩れを生じさせることがな
く、形状を維持可能となる。
【0015】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、緩衝部材と押さえ部材の間には、両者のいずれ
かに形成された係合部とその係合部を受ける係合受け部
が設けられており、これら係合部と係合受け部との間を
連結することで緩衝部材と押さえ部材とが位置ずれがな
く安定的に形状維持可能としているものである。このよ
うにすれば、係合部と受け部との間の連結により、該緩
衝部材と押さえ部材とが位置ずれなく安定的に形状維持
可能となる。それによって、被梱包物をよりしっかりと
包んで保持することが可能となる。
【0016】また、他の発明は、上述の各発明に加えて
更に、箱体の内部には、被梱包物の下方側を保持する保
持部材が箱体とは別個に設けられ、この保持部材により
被梱包物の下方側における緩衝を行うものである。この
場合、まず最初に保持部材を内挿し、その後に保持部材
に対して被梱包物を保持させ、最後に押さえ部材を折り
曲げて形成して内挿する。このように、保持部材を用い
る場合でも、被梱包物を良好に保持することができる。
また、全ての保持を保持部材により行う場合と比較し
て、発泡スチロール等の使用量を十分低減することが可
能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1から図10に基いて説明する。
【0018】梱包箱1は、図2に示すシート状の第一の
段ボール10と、図3に示す同じくシート状の第二の段
ボール11とを折り曲げて組立てることにより構成され
るものである。このうち、第一の段ボール10を折り曲
げて組立てられるものが図1に示す箱体12であり、第
二の段ボール11を折り曲げて組立てられるものが図2
に示す緩衝部材13である。
【0019】このうち、第二の段ボール11は、図3に
示す展開図に示されるように、該第二の段ボール11の
略中心部に位置する支持部20と、この支持部20から
長手方向の両端側に夫々向かう2つの傾斜面部21と、
さらに傾斜面部21から夫々長手方向の両端側に向かう
箱体当接部22とを有している。このうち、支持部20
と2つの傾斜面部21との間には、山折するための2つ
の第一の山折線23が存していて、該第一の山折線23
を山折りすることにより、略水平な支持部20に対して
2つの傾斜面部21が夫々沈降する方向(図4参照)に
傾斜して設けられる。
【0020】この支持部20は、被梱包物14(図8〜
図10参照)の上面に当接又は対向する部分であり、支
持部20が被梱包物14に当接又は対向することで、該
被梱包物14を保護している。
【0021】また、傾斜面部21と箱体当接部22との
間には、夫々第一の谷折線24が存していて、該第一の
谷折線24を谷折りすることにより、箱体当接部22
は、沈降した傾斜面部21から上昇する向き(図4にお
いては、上向きの略鉛直方向)に向かい設けられる。な
お、第一の谷折線24での谷折りを容易にするため、各
第一の谷折線24には、その線上に厚みを貫通する各6
つの切り込み24aと、夫々1つの切り込み24aに対
して両側に直角方向に伸びる厚みを貫通する小切り込み
24bが設けられている。
【0022】支持部20の左右両端側には、夫々1つの
撓み部25が設けられている。撓み部25は、支持部切
れ目線26によって支持部20からは完全に切り離され
ていて、該撓み部25の両端側が傾斜面部21にまで差
し掛かっている。各撓み部25の中途部分には、各撓み
部25を二つに折り曲げるための撓み部谷折線27が支
持部20と垂直に交差する方向に設けられている。
【0023】なお、この撓み部谷折線27での折り曲げ
を容易にするため、各撓み部谷折線27には、その線上
に、厚みを貫通する各2つの切り込み27aと、各切り
込み27aに対して両側に直角方向に伸びる厚みを貫通
する小切り込み27bが設けられている。
【0024】この撓み部谷折線27に沿って各撓み部2
5を二つに谷折りすることにより、各撓み部25は、そ
の付け根が傾斜面部21の中途斜面に位置すると共に、
撓み部谷折線27付近が窪んだ略V字形状に折り曲げ形
成される。すなわち、図4に示すように、各撓み部25
は略V字形状に折り曲げられることにより、支持部20
が存する高さとは異なる高さ位置に設けられる。また、
各撓み部25は、傾斜面部21及び箱体当接部22に弾
性力を付与すると共に、支持部20が折れ曲がるのを保
護する役割を果たすものである。
【0025】なお、各傾斜面部21の中途斜面には、各
撓み部25の両側の付け根を折り曲げるための折れ線2
8が各両端に設けられている。各折れ線28を山折りす
ることにより、傾斜面部21とは面角度が異なる撓み部
25が形成される。
【0026】ここで、各傾斜面部21には、緩衝部材1
3の長手方向と直交する方向(図3における上下方向)
の略中央部分に切欠き部29が夫々形成されている。さ
らに、各切欠き部29から支持部20側に向かって分離
線30が、切欠き部29の両縁から夫々形成されてい
る。これら切欠き部29及び2つの分離線30で囲まれ
る部分のうち、適宜の部分を切り欠くことにより、適宜
の長さに設定された位置決め部31が支持部20との間
に折れ目を有さずに一体的にかつ長手方向両側に1つず
つ設けられる。
【0027】各位置決め部31は、夫々緩衝部材13の
長手方向の両端側に向かい延出している。また、各位置
決め部31は、第一の山折線23及び第一の谷折線24
に沿って傾斜面部21及び箱体当接部22を折り曲げ形
成した場合に、位置決め部31の最も端部が箱体当接部
22に形成されている夫々の通し穴32に差し掛かるよ
うに形成されている。
【0028】すなわち、緩衝部材13が箱体12に組み
入れられたときには、各位置決め部31の端部は各通し
穴32を通過し、該端部が箱体12の内壁面に当接す
る。それによって、緩衝部材13(支持部20)の長手
方向における位置ずれが低減され、支持部20の位置決
めが為されるものである。なお、各通し穴32は、位置
決め部31が差し込み可能なように、緩衝部材13の長
手方向と直交する方向(図3における上下方向)の略中
心部分に設けられていて、該上下方向が長手となるよう
に形成されている。
【0029】また、支持部20の位置決め部31が設け
られている夫々の位置と近接する部分には、夫々1つで
計2つの立設部33が設けられている。各立設部33に
は、略半円状に切り取られた係合受け部34が設けられ
ている。そして、立設部33を起立させ、該立設部33
を後述する押さえ部材70の側面に当接させ、係合受け
部34に後述する係合部85を嵌め込むことで押さえ部
材70が緩衝部材12にロックされる。
【0030】このような立設部33を夫々形成するため
に、支持部20の略中心側には長手方向と直交する方向
に所定の長さの2つの折り線35が設けられている。ま
た、各折り線35の両端から傾斜面部21に向かい厚さ
方向に貫通する切取線36が設けられている。各切取線
36は、立設部33を囲むように、折り線35の一端か
ら他端まで連続して設けられている。
【0031】以上の各構成を有する第二の段ボール11
につき、上述の如く夫々山折り、谷折りすることによ
り、図4に示すような緩衝部材13が構成される。
【0032】続いて、上述の緩衝部材13を内包する箱
体12の構成について、図2に基いて説明する。この箱
体12は、図2に示すような第一の段ボール10から構
成されるもので、矩形状を為す4つの側面形成部40
a,40b,40c,40dからなる側面部40と、展
開した箱体12の長手方向と直交する一方側(図2にお
いては、下方側)に向かい夫々の側面形成部40a〜4
0dから延出して箱体12の底面41を構成する4つの
底面片42a〜42dとを有している。側面部40は、
第一の側面形成部40aから第四の側面形成部40dま
で存していて、第一の側面形成部40aと第二の側面形
成部40bの間には第一の折れ目線43が設けられてい
る。
【0033】また、第二の側面形成部40bと第三の側
面形成部40cの間には、第二の折れ目線44が設けら
れていて、第三の側面形成部40cと第四の側面形成部
40dの間には、第三の折れ目線45が設けられてい
る。そして、これら第一の折れ目線43、第二の折れ目
線44及び第三の折れ目線45を山折りすることによ
り、梱包箱1の側面部40が構成される。
【0034】また、4つの側面形成部40a〜40dか
ら延出している4つの底面片42a〜42dのうち、第
一の底面片42aは略台形状を為していて、最も下端側
が辺の長さの短い差込部46となっている。この差込部
46は、後述する第三の底面片42cの凹部47に差し
込まれる。
【0035】第一の底面片42aの隣には、第二の底面
片42bが設けられている。さらに、第二の底面片42
bの隣に位置する第三の底面片42cは、略矩形状に形
成されていて、最も下端側に凹部47が形成されてい
る。さらに凹部47の両隣は凸部48となっていて、こ
の凸部48が第二の底面片42b及び第四の底面片42
dよりも箱体12の内部側に位置するように折り重ねら
れる。
【0036】また、第三の底面片42cを挟んで対峙す
る第二の底面片42bと第四の底面片42dは、共に高
さ方向の長さは上述の第一の底面片42a及び第三の底
面片42cよりも低く設けられている。これら第二の底
面片42bと第四の底面片42dは、互いに対称形状に
形成されている。また、第二の底面片42bと第四の底
面片42dは、各短辺部分42b1 ,42d1 が側面部
40の底線40eに対して略直交するように形成されて
いる。
【0037】これら第二の底面片42b及び第四の底面
片42dには、フランジ部49a,49bが設けられて
いる。フランジ部49a,49bは、第三の底面片42
cよりも箱体12の外方側であって、第一の底面片42
aよりも箱体12の内方側に位置するように折り重ねら
れる。
【0038】側面部40のうち、第一の側面形成部40
aからは、第一の底面片42aと反対側の向き(図2中
上向き)に向かって蓋部50が延出している。この蓋部
50と第一の側面形成部40aとの間には蓋折り線51
が存していて、この蓋折り線51を山折りすることによ
り、開放した梱包箱1を塞ぐ蓋部50が構成される。ま
た、蓋部50のうち第一の側面形成部40aから最も離
間した端部側には、爪折り線53が存していて、この爪
折り線53を山折りすることにより、爪部54が形成さ
れる。爪部54は、梱包箱1の内壁面に当接するように
して押し込まれる部分である。
【0039】また、爪部54の梱包箱1内部への押し込
み状態をロックするために、爪部54の爪折り線53近
傍に厚さ方向に貫通する切断線55を形成している。切
断線55は、爪折り線53から爪部54側に向かい略コ
字状を為すように切り欠かれている。それによって、爪
折り線53を山折りすると、爪折り線53の近傍に切り
込み状の止め穴56が形成される。また、第三の側面形
成部40cには図2中の上向きに向かい係止爪57が設
けられていて、この係止爪57の上部が内側に直角に折
り曲げられた後、止め穴56に差し込まれることで、蓋
部50の開放がロックされて閉じた状態を維持可能とな
る。
【0040】なお、係止爪57は第三の側面形成部40
cから突出する部分を有すると共に、この係止爪57か
ら第三の側面形成部40cの下方側に向かって厚さ方向
に貫通する一対の切り取り線58が設けられている。ま
た、係止爪57のうち、第三の側面形成部40cの図2
における上辺に沿って係止爪折れ目線59が形成されて
いる。この係止爪折れ目線59を山折りすることによ
り、係止爪57が止め穴56側に向かうようになる。さ
らに、一対の切り取り線58の図2における下端側に
は、これら一対の切り取り線58を結ぶように谷折線6
0が設けられている。この谷折線60に沿って谷折りす
れば、係止爪57の動きの自由度が増大し、係止爪57
の止め穴56に対する差し込みが容易化される。
【0041】第二の側面形成部40b及び第四の側面形
成部40dには、折り曲げる押さえ部材70が夫々構成
される上面片70a,70bが設けられている。押さえ
部材70は、上述の緩衝部材13を閉じた時の蓋部50
側(天井側である上方側)から押さえ込むものである。
この押さえ部材70が緩衝部材13を押さえ込むことに
より、天井側での耐圧不足を補うことが可能となる。以
下、図2及び図5から図7に基いて、押さえ部材70を
折り曲げて形成する場合について説明する。
【0042】各押さえ部材70は、上フレーム部71と
側方フレーム部72と下フレーム部73とを基本構成と
して有している。このうち、上フレーム部71は、図2
に示すように、第二の側面形成部40bおよび第四の側
面形成部40dとの間の折り込み線75を境界として連
続して設けられている。この折り込み線75を山折りす
ることにより、図5に示すように、押さえ部材70が梱
包箱1の天井側に位置する。さらに、側方フレーム部7
2と下フレーム部73との間には、折り曲げ線76が境
界として存在している。この折り曲げ線76を山折りす
ることにより、図6に示すように梱包箱1の天井側であ
る上部に位置する上フレーム部71から側方フレーム部
72が下向きに設けられる。
【0043】また、この状態で、各押さえ部材70に対
して夫々2つの脚部77を折り曲げて形成する。各脚部
77は、図5及び図6に示すように、上フレーム部71
と側方フレーム部72とに跨って存している繰り抜き部
78に設けられるものである。この繰り抜き部78は、
図6に示すように、両側の2つの脚部77を除くと略矩
形状を為している。そして、この繰り抜き部78に存す
る脚部77は、該繰り抜き部78の短辺から折り曲げ線
79を境界として連続して設けられている。この折り曲
げ線79を山折りすることにより、脚部77は梱包箱1
の内部に向かって突出する構成となる。
【0044】また、脚部77の突出端部側には、受け部
80が設けられている。この受け部80は、脚部77に
対して折り曲げ線81を谷折りすることにより形成され
る。受け部80は、下フレーム部73の組み立て後の上
面側(天井側を向く面)に当接するものである。また、
かかる受け部80の側面側は、側方フレーム部72に形
成されている掛け止め穴90に差し込まれる。このた
め、受け部80の側面側は、脚部77と面一とはなら
ず、脚部77よりも側方フレーム部72に向かい突出し
た突出部82となっている。
【0045】かかる脚部77及び受け部80が設けられ
ることにより、上フレーム部71に対する下フレーム部
73の位置決めが為される。それによって、蓋部50が
閉じた場合に、上フレーム部71が蓋部50に当接する
ことで下フレーム部73の位置も定まる。このため、緩
衝部材13を上方から押さえ込んで、被梱包物14の梱
包の際に、梱包箱1内部に所定の強度を付与している。
【0046】各側方フレーム部72は、山折りされる折
り曲げ線83を介して上フレーム部71と連なってい
る。また、側方フレーム部72のうち、長手方向の略中
央部には、折り曲げ線76を起点として、下フレーム部
73を所定だけコ字状に切り抜いて形成される位置決め
部84が設けられている。この位置決め部84は、折り
曲げたときでも側方フレーム部73と面一に設けられ
る。また、この位置決め部84は、上述した緩衝部材1
3の立設部33の下方側に当接するものである。
【0047】側方フレーム部73には、繰り抜き部78
から折り曲げ線76側に向かって係合部85が形成され
ている。この係合部85は、倒立させて上述した係合受
け部34に嵌め込むものである。それによって、押さえ
部材70と緩衝部材13とがロックされ、互いに接合さ
れることで両者の移動を規制することができる。かかる
係合部85の倒立を可能とするために、繰り抜き部78
から折り曲げ線76に向かって切断する切断線86が一
対形成されている。そして、一対の切断線86間を結ぶ
ように、倒立線87が設けられている。この倒立線87
に沿って図2において谷折りすることにより、係合部8
5が係合受け部34側に倒れて嵌め込まれる。
【0048】また、各側方フレーム部73の折り曲げ線
76付近には、図6及び図7に示すように、該折り曲げ
線76を山折りすることにより略コ字状に切り欠いた掛
け止め穴90が形成される。掛け止め穴90は、本実施
の形態では、位置決め部84を挟んで一対形成されてい
る。また、この掛け止め穴90は、突出部82を挿入さ
せることで脚部77の折り曲げ状態を維持するものであ
る。すなわち、掛け止め穴90に突出部82を挿入する
ことで、脚部77及び受け部80の折り曲げ状態を維持
可能となる。
【0049】この掛け止め穴90を形成するために、折
り曲げ線76を起点として繰り抜き部78側に向かう略
コ字状の切断線91が形成されている。それによって、
下面部を折り曲げ線76に沿って折り曲げた場合には、
略矩形状の掛け止め穴90が形成される。なお、上フレ
ーム部71から略90度に脚部77を折り曲げ、さらに
脚部77に対して受け部80を略90度で折り曲げた場
合、突出部82が良好に差し込まれる位置に掛け止め穴
90が形成されている。
【0050】下フレーム部73には、当接突起93が下
フレーム部73と同じ平面上であってこの下フレーム部
73の長辺部から離間する方向に突出形成されている。
この当接突起93は、上フレーム部71、側方フレーム
部72及び下フレーム部73を折り曲げ形成した場合
に、該当接突起93が緩衝部材13の通し穴32に入り
込み、さらにその先端が梱包箱1の内壁面に丁度当接す
るように設けられている。それによって、押さえ部材7
0が梱包箱1の内方側に沈降してしまうのが防止可能と
なる。
【0051】以上のように構成された第二の段ボール1
0につき、上述の如く夫々山折り、谷折りすることによ
り、図7に示すような押さえ部材70を有する箱体12
が構成される。
【0052】また、上述のようにして構成される箱体1
2の内部には、図8に示すような保持部材としての発泡
部材100が内装される。以下、図8から図10に基い
て説明する。なお、図9は、図1における矢視線A−A
線に沿った断面図であり、図10は、図1における矢視
線B−Bに沿った断面図である。
【0053】発泡部材100は、図8、図9及び図10
の断面図に示すように、緩衝部材13を受け止めるため
の載置部101を有している。この載置部101は、緩
衝部材13のうち傾斜面部21と箱体当接部22の境界
である第一の谷折線24付近が当接する。それによっ
て、被梱包物14が比較的小さくて緩衝部材13と被梱
包物14との間に隙間が生じるような場合には、かかる
第一の谷折線24付近が載置部101に当接する。
【0054】また、載置部101に近接して、発泡部材
100にはテーパ部102が形成されている。このテー
パ部102は、緩衝部材13の傾斜面部21が面接触す
ることを可能としている。それによって、このテーパ部
102が緩衝部材13を梱包箱1内部に内装する際に、
支障となることを無くしている。
【0055】発泡部材100は、梱包箱1内部に例えば
一対設けられるものである。そのため、一つの発泡部材
100は、梱包箱1の内部の一辺に対応した長さを有す
るように形成されている。発泡部材100には、被梱包
物1を良好に嵌合させるために、嵌合凹部103が夫々
1つ又は複数形成されている。そして、一対の嵌合凹部
103の間に被梱包物14が位置し、被梱包物14の下
面側を外部衝撃から保護している。
【0056】なお、発泡部材100は、上述のように梱
包箱1内部に一対設けられる場合に限らず、幾つ設けて
も構わなく、その一例としては四隅に1つづつ計4つ設
ける場合がある。
【0057】以上のような構成を有する梱包箱1に対し
て、被梱包物14を梱包させる作業について、以下に説
明する。
【0058】まず、図8に示すような開放状態の箱体1
2の内部に発泡部材100を位置させる。この発泡部材
100は、箱体12の底面のうち、対向する内壁面に接
触するようにして内装される。続いて、被梱包物14を
嵌合凹部103に嵌め込む。それによって、被梱包物1
4の底面側での保持(梱包作業)が終了する。
【0059】次に、上述のようにして折り曲げ形成され
た緩衝部材13を内装する。この内装に際しては、緩衝
部材13の第一の谷折線24近傍が、載置部101によ
って支持されるようにして内装する。それによって、緩
衝部材13の箱体12内部への内装が終了する。
【0060】最後に、押さえ部材70を折り曲げて形成
する。なお、折り曲げ方法は、上述した通りである。そ
して、折り曲げた押さえ部材70の係合部85を係合受
け部34にロックさせる。このようにして、緩衝部材1
3と押さえ部材70との間がロックされ、緩衝部材13
と押さえ部材70とが外れない、安定した状態となる。
【0061】この後に、蓋部50を閉じて、爪部54を
箱体12の内部に差し込む。そして、係止爪57を止め
穴56に差し込むことで、被梱包物14の梱包作業が終
了する。なお、上述した押さえ部材70の折り曲げ形成
については、予め押さえ部材70を折り曲げ形成するよ
うにしても構わない。このようにしても、作業上、特に
支障は来たさない。
【0062】以上のような構成を有する梱包箱1によれ
ば、緩衝部材13で被梱包物14が包み込まれ、それに
よって被梱包物14を外部衝撃から保護することが可能
となる。さらに、緩衝部材13を押さえ込む押さえ部材
70が設けられるので、緩衝部材13の被梱包物14側
とは反対側の箱体12の天側の強度不足を補うことが可
能となる。それによって、緩衝部材13にてしっかりと
被梱包物14を保護し、特に箱体12の天側において被
梱包物14の保持が可能となる。
【0063】また、第二の段ボール11を折り曲げるこ
とで、緩衝部材が構成される。しかも、第二の段ボール
11の長手方向の両端部を折り曲げることで箱体当接部
22が構成されるので、この部分で緩衝部材13が箱体
12にしっかり当接する。コの場合、第二の段ボール1
1の折り曲げにより、緩衝部材13は、箱体12の内壁
面に弾性力を付与しながら支持された状態となる。
【0064】さらに、第二の段ボール11の短手方向の
両端側を折り曲げて被梱包物14の位置決め、強度向上
及び弾性力付与を為す撓み部25を形成しているため、
緩衝部材13が型崩れし難くなり、しかも箱体12の内
部で被梱包物14のガタつきを低減することができる。
【0065】また、撓み部25を設けることにより、箱
体12の内壁面に弾性力を付与した状態で保持されるこ
ととなる。また、現状で多用している発泡スチロール等
の保持部材の使用を低減することができる。それによっ
て、発泡スチロール等の廃棄物の発生量を低減すること
が可能となり、環境汚染防止や資源再利用促進等の観点
からも好ましいものとなる。これは、緩衝部材13のみ
ならず、押さえ部材70にも言えることである。
【0066】さらに、支持部20が移動するのを規制す
る位置規制部31と通し穴32が設けられることで、箱
体12の内部での緩衝部材13や押さえ部材70のガタ
つきを大幅に低減することが可能となる。また、ガタつ
きを低減することで、緩衝部材13の型崩れを防止する
ことが可能となる。
【0067】また、押さえ部材70が箱体12の内壁面
に向くようにコ字状に折り曲げ形成され、さらに押さえ
部材70の強度を向上させる脚部77及び受け部80が
設けられている。このため、コ字状の押さえ部材70に
押圧力が生じても、その押圧力に抗することが可能とな
る。しかも、脚部77の先端部を押さえ部材70の所定
部分に係止させるため、コ字状に形成された押さえ部材
70に型崩れを生じさせることがなく、形状を維持可能
となる。
【0068】さらに、押さえ部材70には係合部85が
形成されていて、緩衝部材13には係合受け部34が形
成されていて、これら両者が連結可能に設けられてい
る。このため、両者を連結させることで、緩衝部材13
と押さえ部材70とが位置ずれがなく安定的に形状維持
可能となる。それにより、被梱包物14をよりしっかり
と包んで保持することが可能となる。
【0069】なお、本実施の形態においては、箱体12
の内部に被梱包物14の下方側を保持する発泡部材10
0が箱体12とは別個に設けられていて、この発泡部材
100によって被梱包物14の下方側における緩衝が行
われる。このようにしても、全ての保持を発泡部材10
0により行う場合と比較して、発泡スチロール等の使用
量を十分低減することが可能となる。
【0070】しかしながら、箱体12の上下両方側に、
緩衝部材13、及び押さえ部材70を設ける構成として
も良い。このようにすれば、より一層発泡スチロール等
の発泡部材100の低減を図ることができる。この場合
は、環境汚染防止や資源再利用促進の観点から一層好ま
しいものとなる。
【0071】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。上述の実施の形態におい
ては、第一の段ボール10及び第二の段ボール11を唯
一の組立て方で組み立てているが、これには限定され
ず、緩衝部材13を内挿し、内挿された緩衝部材13の
強度不足を補う押さえ部材70が設けられる構成であれ
ば、折り曲げ方や切り込みの入れ方等は、特に上述の場
合には限定されなく、種々変形可能である。また、組み
立て易さを考慮して、係合部85が係合受け部34等の
一部の構成を設けないようにしても良い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
梱包箱の内部に被梱包物を収納した後に、緩衝部材を折
り曲げて構成し、かかる折り曲げて形成された緩衝部材
を梱包箱内部に内挿する。さらに、箱体の蓋部分を折り
曲げて押さえ部材を構成し、この押さえ部材を緩衝部材
よりも箱体の天側(被梱包物が収納される蓋側)に位置
させる。このようにすれば、緩衝部材で被梱包物が包み
込まれる。それによって、被梱包物を外部衝撃から保護
することが可能となる。さらに、緩衝部材を押さえ込む
押さえ部材が設けられるので、緩衝部材の被梱包物側と
は反対側の箱体の天側の強度不足を補うことが可能とな
る。それによって、緩衝部材にてしっかりと被梱包物を
保持して包むことが可能となる。
【0073】また、現状で多用している発泡スチロール
等の保持部材の使用を低減することができる。それによ
って、発泡スチロール等の廃棄物の発生量を低減するこ
とが可能となり、環境汚染防止や資源再利用促進等の観
点からも好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる梱包箱の構成を
示す斜視図であり、箱体の内部をも示すものである。
【図2】図1の梱包箱において、箱体を構成する第一の
段ボールの展開図を示すものである。
【図3】図1の梱包箱において、緩衝部材を構成する第
二の段ボールの展開図を示すものである。
【図4】図1の梱包箱において、第二の段ボールを折り
曲げて組み立てられた緩衝部材を示すものである。
【図5】図1の梱包箱において押さえ部材を折り曲げて
組み立てる様子を示すものであり、折り込み線に沿って
上面片を折り曲げた様子を示すものである。
【図6】図1の梱包箱において押さえ部材を折り曲げて
組み立てる様子を示すものであり、折り曲げ線に沿って
下フレーム部を折り曲げると共に、折り曲げ線に沿って
脚部を折り曲げた様子を示すものである。
【図7】図1の梱包箱において押さえ部材を折り曲げて
組み立てる様子を示すものであり、折り曲げ線に沿って
側方フレーム部を折り曲げると共に、突出部を掛け止め
穴に挿入した様子を示すものである。
【図8】図1の梱包箱において、箱体に発泡部材を入
れ、被梱包部材を入れ、さらに緩衝部材を入れる様子を
示す分解斜視図である。
【図9】図1の梱包箱を示す斜視図における矢視線A−
A線における断面を示す断面図である。
【図10】図1の梱包箱を示す斜視図における矢視線B
−B線における断面を示す断面図である。
【図11】従来の緩衝部材の構成を示す図であり、
(a)は緩衝部材が左右に一対設けられる場合、(b)
は緩衝部材が上下に夫々設けられると共に左右に一対設
けられる場合を示すものである。
【図12】従来の緩衝部材の構成を示す図であり、上下
パッドにより被梱包部材を保持する構成を示すものであ
る。
【符号の説明】
10…第一の段ボール 11…第二の段ボール 12…箱体 13…緩衝部材 14…被梱包物 20…支持部 21…傾斜面部 22…箱体当接部 25…撓み部 31…位置決め部 34…係合受け部 40a〜40d…側面部 50…蓋部 54…爪部 57…係止爪 70…押さえ部材 77…脚部 80…受け部 82…突出部 85…係合部 90…掛け止め穴 93…当接突起 100…発泡部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/107 BSR B65D 81/04 BSR 81/113 81/06 104A Fターム(参考) 3E060 AA03 AB05 BA06 BC02 CC03 CC14 CC18 CC19 DA25 DA26 DA30 EA17 3E066 AA03 AA06 BA01 BA06 CA01 CA04 DA01 DA04 FA04 FA11 HA01 JA03 KA02 KA08 KA20 NA60

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被梱包物を内部に梱包するための梱包箱
    において、 内部に被梱包物を収納する箱体と、 上記箱体とは別部材であるシート状の部材を折り曲げて
    構成されると共に、上記箱体内部に内挿される緩衝部材
    と、 上記箱体の蓋部分を折り曲げることにより構成されると
    共に、内挿された上記緩衝部材を押さえ込むための押さ
    え部材と、 を具備することを特徴とする梱包箱。
  2. 【請求項2】 前記緩衝部材は、展開した形状が矩形状
    に設けられると共に、この矩形状の長手方向の両端部を
    折り曲げ、この折り曲げたときの戻ろうとする力によっ
    て前記箱体に内挿した場合に該箱体の内壁面に弾性力を
    持たせて当接する箱体当接部を形成し、さらに矩形状の
    短手方向の両端側を折り曲げて被梱包物の位置決め、強
    度向上及び弾性力付与を為す撓み部を形成していること
    を特徴とする請求項1記載の梱包箱。
  3. 【請求項3】 前記緩衝部材が被梱包物に当接してこれ
    を受ける支持部の展開した状態の長手方向の両端には、
    該支持部が移動するのを規制する位置規制部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の梱包箱。
  4. 【請求項4】 前記押さえ部材は、前記箱体の内壁面に
    向くように略コ字状に折り曲げ形成されると共に、該押
    さえ部材の一部を切り抜いて折り曲げることで脚部を形
    成しこの脚部の先端部を押さえ部材の所定部分に係止さ
    せることで、押さえ部材の略コ字状の折り曲げ形状を維
    持して該押さえ部材の強度を補強することを特徴とする
    請求項1から3のいずれか1項に記載の梱包箱。
  5. 【請求項5】 前記緩衝部材と前記押さえ部材の間に
    は、両者のいずれかに形成された係合部とその係合部を
    受ける係合受け部が設けられており、これら係合部と係
    合受け部との間を連結することで前記緩衝部材と前記押
    さえ部材とが位置ずれがなく安定的に形状維持可能とし
    ていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項
    に記載の梱包箱。
  6. 【請求項6】 前記箱体の内部には、前記被梱包物の下
    方側を保持する保持部材が箱体とは別個に設けられ、こ
    の保持部材により前記被梱包物の下方側における緩衝を
    行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に
    記載の梱包箱。
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