JPH08258835A - 化粧箱内の緩衝用具 - Google Patents

化粧箱内の緩衝用具

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Publication number
JPH08258835A
JPH08258835A JP7068224A JP6822495A JPH08258835A JP H08258835 A JPH08258835 A JP H08258835A JP 7068224 A JP7068224 A JP 7068224A JP 6822495 A JP6822495 A JP 6822495A JP H08258835 A JPH08258835 A JP H08258835A
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JP
Japan
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plate
article
plates
tank
supporting plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP7068224A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Masubuchi
達也 増渕
Shigeru Iwasaki
茂 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP7068224A priority Critical patent/JPH08258835A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】材料費を削減すると共に、物品に傷が付くのを
防止し、更に環境保護の面でも有利にする。 【構成】緩衝用具10は、底板11の内側に支持板12
が立設され、その上端に上板15,16が設けられてい
る。上板15,16は、縦板18に糊付けされて所定の
位置に保持されている。上板15,16の内側端には、
下向きの受け板19,20が設けられている。受け板1
9,20は、タンク5の形状に合わせて円弧状になって
いる。受け板19,20は、支持板12の挿入部13の
両側に突出している。この緩衝用具10は、例えば段ボ
ール紙のような板材のみで全体を形成でき、しかも複数
枚重ねる必要もないから、材料費を削減することが可能
になる。また、受け板が支持板の両側に突出しているの
で、支持板のエッジが物品に直接当たることがなく、物
品に傷が付くのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば比較的大きなタ
ンクなどを保管又は搬送する化粧箱に適用して好適な緩
衝用具に関する。詳しくは、物品の下端部と側面を一枚
の板材で支えることにより、材料費を低減しようとした
緩衝用具に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図5に示すように円筒状のタン
ク5などのような物品は、製造後に発泡スチロールのパ
ッケージ1に入れ、これを更に化粧箱2などに入れて保
管又は搬送するのが普通である。パッケージ1は、パッ
ケージ蓋3とパッケージ本体4とで構成されており、衝
撃が加わっても内部のタンク5や付属品6が損傷しない
ようにかなり厚く成形されている。これによって、パッ
ケージ1を搬送中に衝撃が加わっても、内部の物品が保
護されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来はタ
ンク5などを保管又は搬送する場合には、タンク5など
を発泡スチロールのパッケージ1に入れているので、材
料費が嵩むと共に作業工数が多くなり、原価が増大する
という問題があった。また、発泡スチロールは廃棄処理
が面倒で、場合によっては環境に悪影響を及ぼすおそれ
があった。また、厚紙を複数枚重ねて緩衝用具とした例
もあったが、この場合にも材料費が嵩むという問題があ
った。
【0004】そこで、本発明は上述したような課題を解
決したものであって、材料費を削減することが可能で、
しかも環境保護の面でも有利な化粧箱内の緩衝用具を提
案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の化粧箱内の緩衝用具においては、物品を収
納するための化粧箱内に収納されて、物品を衝撃から保
護するための緩衝用具であって、物品を支持する支持板
と、物品の少なくとも両側の側面を受ける受け板が設け
られ、受け板が少なくとも支持板の端縁上まで延出され
ていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明においては、物品の下端部が支持板で支
持されると共に、物品の両側面が受け板で受けられる。
支持板及び受け板は一枚の厚紙で形成でき、従来のよう
に発泡スチロールを用いたり、或いは厚紙を複数枚重ね
たりする必要がないので、材料費を削減できる。受け板
は、支持板の両側に突出しているので、物品の側面に支
持板のエッジが直接当たって傷が付くのを防止できる。
【0007】
【実施例】続いて、本発明に係る化粧箱内の緩衝用具の
一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明による化粧箱内の緩衝用具
10を示す斜視図である。この緩衝用具10は、一枚の
段ボールを折り曲げて組み立てられたもので、化粧箱2
内の両端部に対向配置されて、例えば円筒形のタンク5
など比較的大きな物品の緩衝用として用いられる。図1
は、片方の緩衝用具10だけを示す。
【0009】緩衝用具10は、矩形の底板11の内側に
タンク5を支持するための支持板12が設けられてい
る。支持板12には、タンク5を挿入するための挿入部
13が設けられている。本例では、タンク5が円筒形な
ので、挿入部13も円弧状になっている。挿入部13の
下端縁14は直線状になっており、ここから内側に折り
返し部26(図4)が設けられている。これによって、
タンク5の荷重がかかる下端縁14及び支持板12の補
強が行なわれている。
【0010】支持板12の上端には、外側に向けて上板
15,16が設けられ、上板15,16の外端には、下
向きの糊付け部17が適宜な高さに設けられている。一
方、底板11の外端には縦板18が立設されており、縦
板18の途中に糊付け部17が糊付けされている。底板
11、支持板12、上板15,16及び縦板18によっ
て、両側面が開放された緩衝用空間29が形成されてい
る。
【0011】上板15,16の内側端には、タンク5の
側面を受けるための受け板19.20が、所定の長さで
下向きに設けられている。受け板19,20は、適宜な
間隔毎に徐々に内側に折り曲げられて円弧状に形成され
ている。そして、受け板19,20は、支持板12の挿
入部13の両側に突出しており、タンク5が載置された
ときには、受け板19,20が挿入部13によって支え
られるようになっている。このとき、受け板19,20
が挿入部13の内外両側に突出していて、挿入部13の
エッジがタンク5に直接当たらないので、タンク5に傷
が付くのを防止することができる。
【0012】さて、縦板18は上板15,16より更に
上まで所定の高さだけ延びており、その上端から内側に
向けて比較的短い横板21が設けられている。横板21
の内端には下向きの中間板22が設けられ、その下端に
は外向きの係止板23が横板21と同一幅で設けられて
いる。係止板23は、上板15,16に当接している。
上板15,16と係止板23の側端には、鈎状の係止片
24,25(図4)が整合配置され、これを重ねて下側
に折り曲げることにより、係止板23が上板15,16
に係止されている。これによって、支持板12、上板1
5,16及び縦板18が崩れることなく角柱体を保持す
るようになる。また、縦板18、横板21、中間板2
2、係止板23によって、タンク5の両端部を保護する
緩衝用空間51が形成されている。
【0013】図2は、緩衝用具10の型紙30を示す平
面展開図である。なお、図中の実線は谷折りを示し、破
線は山折りを示す。また、斜線部は切欠又は抜き孔を示
す。この型紙30は、例えば一枚の段ボール紙で形成さ
れ、右端から順に、糊付け部17、上板15,16、支
持板12、底板11が設けられている。更に、底板11
の左側に縦板18、横板21、中間板22及び係止板2
3が設けられている。上板15,16には、上下端縁部
に係止片24,24が設けられ、中央部には、受け板1
9,20が設けられている。
【0014】また、支持板12の中央には、略半円状に
切り抜かれた挿入部13が設けられ、その左端に折り返
し部26が設けられている。折り返し部26の右端に
は、ロック用突起27が設けられている。底板11の右
端には、ロック用突起27を挿入するためのロック孔2
8が設けられている。係止板23の上下端部には、台形
の両側を切り抜いて係止片25,25が設けられてい
る。
【0015】型紙30を折り曲げて化粧箱10を組み立
てる場合は、まず図3に示すように支持板12と縦板1
8を上側に直角に折り曲げ、更に、上板15,16を内
側に直角に折り曲げる。そして、糊付け部17を下側に
折り曲げて、縦板18に糊付けする。これで、緩衝用空
間29が形成される。なお、最初に糊付け部17を縦板
18に糊付けしてから、支持板12と縦板18を立ち上
げることもできる。
【0016】次に、支持板12の折り返し部26を内側
に直角に折り曲げ、図4に示すようにロック用突起27
を底板11のロック孔28に挿入する。これで折り返し
部26が支持板12に重なって補強され、支持板12の
挿入部13の端縁14にタンク5が載置されても、支持
板12が折れ曲がるようなことを防止できる。また、端
縁14が丸みを帯びてしかも幅が広くなるので、タンク
5に傷が付くのを防止できる。
【0017】次に、受け板19,20を内側に倒して円
弧状に折り曲げる。これで、受け板19,20がタンク
5の側面によって押されたとき、受け板19,20が挿
入部13に全体的に当接するようになる。つまり、タン
ク5の荷重を広い面積で受けるようになるから、タンク
5に傷が付くのを防止できる。
【0018】この後、縦板18の上端にある横板21、
中間板22、係止板23をそれぞれ内側に直角に折り曲
げる。これによって、図1に示すように上板15,16
の上側に細長い角柱体が形成され、その内部に緩衝用空
間51が形成される。そして、係止板23の係止片25
と上板15,16の係止片24とを重ねたまま下側に直
角に折り曲げると、係止板23が上板15,16に係止
され、緩衝用具10が不用意に崩れない状態で組立られ
る。
【0019】緩衝用具10は、化粧箱2の両端に一個ず
つ支持板12を内側にして対向配置され、上方からタン
ク5が降ろされて受け板19,20及び端縁14上に載
置される。化粧箱2内の空きスペースには、付属品や取
り扱い説明書などが収納される。そして、化粧箱2の上
蓋(図示せず)が閉じられて、梱包が終了する。
【0020】この緩衝用具10を用いることにより、緩
衝用具10内の緩衝用空間29及び両側の緩衝用具10
の間の空間によって、タンク5の下半分が保護される。
また、タンク5の上半分は化粧箱2と緩衝用具10によ
って形成される緩衝用空間50によって保護される。更
に、タンク5の両端側は、縦板18、横板21、中間板
22、係止板23によって形成される緩衝用空間51に
よって保護される。緩衝用具10は、一枚の例えば段ボ
ール紙を折り曲げただけであり、複数枚重ねることなく
形成することができるので、材料費を削減することがで
きる。また、発泡スチロールなどを使用していないの
で、廃棄処理が容易で環境的にも有利になる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の化粧箱内
の緩衝用具は、上記物品を支持する支持板と、上記物品
の少なくとも両側の側面を受ける受け板が設けられ、上
記受け板が少なくとも上記支持板の端縁上まで延出され
ているものである。
【0022】したがって、本発明によれば、例えば段ボ
ール紙のような板材のみで全体を形成でき、しかも複数
枚重ねる必要もないから、材料費を削減することが可能
になる。また、受け板が支持板の両側に突出しているの
で、支持板のエッジが物品に直接当たることがなく、物
品に傷が付くのを防止することができる。更に、発泡ス
チロールを使用しないので、廃棄処理が容易で環境的に
も有利になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧箱内の緩衝用具10の斜視図
である。
【図2】緩衝用具10の平面展開図である。
【図3】組立手順(1/2)を説明する図である。
【図4】組立手順(2/2)を説明する図である。
【図5】従来例の構成図である。
【符号の説明】
2 化粧箱 5 タンク 10 緩衝用具 12 支持板 13 挿入部 15,16 上板 18 縦板 19,20 受け板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納するための化粧箱内に収納さ
    れて、上記物品を衝撃から保護するための緩衝用具であ
    って、 上記物品を支持する支持板と、 上記物品の少なくとも両側の側面を受ける受け板が設け
    られ、 上記受け板が少なくとも上記支持板の端縁上まで延出さ
    れていることを特徴とする化粧箱内の緩衝用具。
JP7068224A 1995-03-27 1995-03-27 化粧箱内の緩衝用具 Pending JPH08258835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7068224A JPH08258835A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 化粧箱内の緩衝用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7068224A JPH08258835A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 化粧箱内の緩衝用具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08258835A true JPH08258835A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13367635

Family Applications (1)

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JP7068224A Pending JPH08258835A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 化粧箱内の緩衝用具

Country Status (1)

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JP (1) JPH08258835A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007269380A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Rengo Co Ltd 段ボール製緩衝材
DE202015105187U1 (de) * 2015-10-01 2016-10-09 Mayr-Melnhof Packaging International GmbH Aufbewahrungsvorrichtung für wenigstens einen Gegenstand sowie Zuschnitt zur Herstellung einer solchen Aufbewahrungsvorrichtung

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