JP2646176B2 - 段ボール製パッキンの折上方法及び折上用治具 - Google Patents

段ボール製パッキンの折上方法及び折上用治具

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JP2646176B2
JP2646176B2 JP4328434A JP32843492A JP2646176B2 JP 2646176 B2 JP2646176 B2 JP 2646176B2 JP 4328434 A JP4328434 A JP 4328434A JP 32843492 A JP32843492 A JP 32843492A JP 2646176 B2 JP2646176 B2 JP 2646176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、パソコンやビ
デオテープレコーダー、或は、小型の精密機械部品等の
様に衝撃力に対して極めて敏感な物品を、段ボール箱に
収めて梱包する時に、此等の梱包物品の両端部を嵌め込
ませたり、格子状の仕切区画の夫々に梱包物品を収めて
緩衝支持する為の、従来の発泡スチロール製パッキンに
代わる役割を果す段ボール製パッキンの折上方法及び折
上用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の発泡スチロール製パッキンは、発
泡性樹脂原料を鋳込成形して、任意の立体形状を備えた
ブロック体に形作られている。又、任意の形状に裁断し
た段ボール片を幾枚か貼り合わせたり嵌め合わせたりし
て、所望の立体形状に纏めた段ボール製パッキンも使わ
れている。そして、段ボール箱の内部を複数区画に区切
る為の、パッキンの一種としての従来の、段ボール製の
格子状中仕切は、夫々嵌合用の切れ目を設けた複数枚の
短冊状の段ボール片を互いに嵌め合わせて作られてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、発泡スチロ
ールは有限な天然資源である石油を原料として作られる
ので、1回の輸送目的を果たせばそのまま廃棄されてし
まう梱包資材としての使用は極力避けることが望まし
い。又、益々深刻化しつつある都市ゴミの処分対策の観
点からしても、発泡スチロールは嵩張って輸送コストが
嵩み、埋め立てにも適さず、燃やせば高温を発して焼却
炉を傷める等といった少なからぬ問題を抱えているの
で、これに代わる何等かの代替品の出現が望まれてい
る。一方、段ボール片を貼り合わせたものは、再生産が
可能な木材から作られ、古紙の再生も容易であり、廃棄
処分の問題も発泡スチロールに比べて遥かに少ないので
好ましいが、段ボールの裁断・積層作業に多くの労力を
要しコスト的に不利である上に、緩衝機能も不十分であ
った。更に、従来の段ボール製中仕切は、その製作に著
しい手間を要する上に、嵩張るので保管上不便だった。
そこで、本発明の目的は、段ボールを素材として、能率
的に安価に作れ、緩衝機能も従来の発泡スチロール製パ
ッキンや段ボール片の積層ブロック体に比べて優れ、然
も、細部の設計を適宜に変更することによって、その緩
衝特性を個々の使途に最適となる様に容易に微調整出
来、且つ、保管・輸送畤にはコンパクトに折り畳める様
にした折畳式の段ボール製パッキンの折上方法、及びそ
の折上操作を容易・確実ならしめるに役立つ折上用治具
を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による段ボール製パッキンの折上方法は、折
り目や切れ目を設けた一枚の段ボール101(102)
を、折上用治具60(70,80)を使用することによ
り、格子状の嵌合用仕切T、又は梱包物品を嵌合させる
嵌合用凹部Sを備えて、外形が略直方体状のパッキン2
01(202)を簡単・迅速に折上げる方法であって、
前記段ボール101は、矩形状の中央面1の左右両側端
に、前記パッキン201の左右の外壁となる外壁面2,
3を主折り目A,Aを介して夫々連設し、該主折り目
A,Λの両外側に跨がらせて、前記嵌合用仕切Tを構成
する横仕切6、又は前記嵌合用凹部Sの外側面に当接さ
せる複数の緩衝用リブ50を切起状に形成させる為の、
複数条の切起用切れ目7(又は51)及び前記主折り目
Aに対して45度傾斜した部分を含む切起用折り目8
(又は52)を設け、前記外壁面2,3の各側端には、
前記嵌合用仕切T又は前記嵌合用凹部Sの一部を折曲形
成させる仕切形成面4,5、又は嵌合部形成面4A,5
Aを折り目B,Cを介して夫々連設した形態を備えてお
り、前記折上用治具60(70,82)は、前記中央面
1を載置し得る広さを有する台部61(71,81)の
上に、前記パッキン201の左右の幅より幾分狭い間隔
を隔てて、各1組の突上部材62(72,82)を対向
状に立設し、該突上部材62には、前記複数の横仕切6
又は緩衝用リブ50との干渉を避けるスリット63(7
3,83)を設けた形態を備えており、前記段ボール1
01から前記パッキン201を折上げるには、先ず、主
折り目A,Aを一旦下向きに折曲して折り癖を付けたう
え、次に逆に上向きに折曲して対向状に起立した外壁面
2,3間で横仕切6又は緩衝用リブ50を挟み付けるこ
とにより、自ずから起立させる際に、前記中央面1を、
前記折上用治具60の突上部材62上に押し付けること
により、上記の起立を確実に行わせる構成とした。そし
て、本発明による段ボール脚パッキンの析上用治具は、
折り目や切れ目を設けた一枚の段ボール101(10
2)を折曲させるだけで、格子状の嵌合用仕切T、又は
梱包物品を嵌合させる嵌合用凹部Sを備えて外形が略直
方体状のパッキン201(202)を、簡単・迅速に折
上げる方法に用いる補助具であって、前記段ボール10
1は、矩形状の中央面1の左右両側端に、前記パッキン
201の左右の外壁となる外壁面2,3を主折り目A,
Aを介して夫々連設し、該主折り目A,Aの両外側に跨
がらせて、前記嵌合用仕切Tを構成する横仕切6、又は
前記嵌合用凹部Sの外側面に当接させる複数の緩衝用リ
ブ50を切起状に形成させる為の、複数条の切起用切れ
目7(又は51)及び前記主折り目Aに対して45度傾
斜した部分を含む切起用折り目8(又は52)を設け、
前記外壁面2,3の各側端には、前記嵌合用仕切T又は
前記嵌合用凹部Sの一部を折曲形成させる仕切形成面
4,5、又は嵌合部形成面4A,5Aを折り目B,Cを
介して夫々連設した形態を備えており、パッキン201
を折上げるには、先ず、段ボール101の主折り目A,
Aを一旦下向きに折曲して折り癖を付けたうえ、次に逆
に上向きに折曲して、対向状に起立させた外壁面2,3
間で、横仕切6又は緩衝用リブ50を挟み付けることに
より、此等を自ずから起立させる様に構成されており、
前記折上用治具60は、前記中央面1を載置し得る広さ
を有する台部61(71,81)と、該台部61上に、
前記パッキン201の左右の幅より幾分狭い間隔を隔て
て対向状に立設されて、前記段ボール101の中央面1
を押し上げ前記横仕切6又は緩衝用リブ50の起立を助
ける、各1組の突上部材62(72,82)とを備え、
該突上部材は62は、その長さと高さ寸法が夫々前記パ
ッキン201の長さと高さより幾分短い板材、又は線材
を加工したフレーム状体から成り、前記突上部材62に
は、前記複数の横仕切6又は緩衝用リブ50を起立させ
る際に、此等との干渉を避ける縦向きのスリット63
(73,83)を設けると共に、該スリットの上部隅角
部bを円弧状乃至面取状に形成する構成とした。そし
て、前記台部81上には、前記嵌合用凹部Sの底面2
2,28を受け支える凹部受部材84を設けるとよい。
【0005】
【作用】段ボール102,102からパッキン201,
202を折上るには、先ず、両主折り目A,Aを一旦下
向きに折曲して折り癖を付けたうえ、次に、逆に上向き
に折曲させて、横仕切6又は緩衝用リブ50の両端を対
向状に近寄る両外壁面2,3間で挟み付けると、横仕切
6又は緩衝用リブ50は、切起用折り目8又は52に沿
って自ずから起立される。次いで、外壁面2,3に連設
した仕切形成面4,5又は嵌合部形成面4A,5Aを夫
々内向きに折曲させ、段ボール102に就いては、更
に、凹部形成面40A,40Bを夫々打ち向きに直角に
折曲させれば、嵌合用仕切T又は嵌合用凹部S嵌合用仕
切Tを備えたパッキン201,202が簡単・迅速に折
上がる。そして、両主折り目A,Aを上向きに折曲させ
る際に、中央面1を折上用治具60,70,80の上に
押し付ければ、突上部材62,72,82が横仕切6や
緩衝用リブ50の起立を助ける様に、又、折上途中のパ
ッキン201,202の形状を固定させる様に働くの
で、手作業でパッキンを折上げる場合には、初めての作
業者でも、迅速・確実に折上げられる。そして、本発明
の折上用治具をパッキンの自動折上ラインに組込めば、
比較的複雑な形状をしたパッキンを、間違いなく正確に
折上げられるので、折上動作が確実に行われなかった場
合に、折上機械の動きに支障を来してラインが止まって
しまうといった、重大な不都合を生じなくて済む。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の第1実施例を、図1乃至図
6を参照し乍ら説明する。この実施例のパッキン201
は、図6に示した様に蓋無しの箱状をして、その内側に
は計10の仕切区画を備えた嵌合用仕切Tが一体に形成
されている。各仕切区画内には、例えば精密機械部品等
が1個づつ収められる。パッキン201は、その保管・
輸送時には図1に示した1枚の段ボール101に展開さ
れている。
【0007】この段ボール101には、所定の複数箇所
に折り目や切れ目等を設けてあるので、その詳細に就い
て以下に説明する。段ボール101の中央部分を占める
縦長矩形状の区画は、箱状をしたパッキン201の開口
面となる部分で、この部分を中央面1と呼ぶことにす
る。この中央面1の左右の側端には、パッキン201の
左右の外壁となる外壁面2,3を主折り目A,Aを介し
て夫々連設している。外壁面2,3の夫々の側端には、
パッキン201の底と、格子状をした嵌合用仕切Tの一
部を折曲形成させる為の、仕切形成面4,5を、折り目
B,Cを介して夫々連設している。
【0008】中央面1には、嵌合用仕切Tを構成する複
数列、この場合は6列の横仕切6を切起状に起立形成さ
せる為の、複数条の切起用切れ目7、及び切起用折り目
8を両主折り目A,A間に跨がらせて、上下に所定間隔
を隔てて設けている。
【0009】各切起用切れ目7は、図1中に仮想線を書
き入れて示した様に、偏平な下向コ字形に形成してい
る。そして、相隣る横仕切6,6の間には、横仕切6が
所定の高さ寸法になる様に長方形の刳抜窓9を夫々設け
ている。切起用折り目8は、各横仕切6の底辺左右の側
端と、各側端の近傍に位置する切起用切れ目7のコ字の
両脚端とを、主折り目Aに対して45度の傾を以て結ぶ
様に設けている。
【0010】両仕切形成面4,5は、夫々外壁面2,3
の側端に連設されて、左右に二分割されたパッキン20
1の底の各一半部となる底面10と、各底面10の側端
に折り目D,Eを介して連設されて、格子状をした嵌合
用仕切Tの一部となる縦仕切11とで構成されている。
両縦仕切11,11は、パッキン201を折上げると図
6の様に重合状態になる。そして、パッキン201を折
り上げる際に、各横仕切6と縦仕切11とが互いに干渉
する夫々の箇所に、この干渉を避ける為の嵌合用切れ目
12,13を、図1に示した様に設けている。尚、上下
両端の横仕切6,6を夫々縦仕切11に嵌合させられる
様にする為に、各横仕切6は、両外壁面2,3に対して
幾分上方にずれ上がった位置関係を与えている。又、底
面10には、パッキン201の折上・展開操作を容易に
する指掛孔14を設けている。
【0011】図4は、パッキン201の折上操作を、初
心者でも容易・確実に行える様にする為の折上用治具6
0を示している。この折上用治具60は、段ボール10
1の中央面1を載置するに足る広さの、矩形盤状の台部
61を備えている。この台部61上には、1本の金属線
材を波打ち状に折曲加工して作られ、全体として横長の
矩形フレーム状をした1組の突上部材62,62を、パ
ッキン201の左右の幅より幾分狭い間隔を隔てて対向
状に立設している。61aは台部61の左右両側に設け
た溝で、突上部材62の下端部を挿嵌させてそのずれ動
きを防ぐに役立つ。突上部材62の長及び高さ寸法は、
夫々パッキン201の長さ及び高さ寸法より幾分短く設
定して、折上がった時、パッキン201が図5に示した
様に1組の突上部材62,62の上に覆い被さる様にし
ている。
【0012】突上部材62には、横仕切6が起立形成さ
れる箇所(図6参照)に対応した5箇所に、起立された
各横仕切6との干渉を避けるスリット63を縦向きに設
けている。このスリット63の上部両隅角部bには丸み
を付けている。これによって、隅角部bに押し付けられ
た横仕切6が確実にスムーズに起立される様にしている
(図3参照)。隅角部bは斜面に形成してもよい。台部
61の長手方向の一端側には、中央面1を折上用治具6
0上に載置する時の、載置位置を決めるに役立つハード
ル状をした位置決用部材64を立設している。
【0013】次に、パッキンを手作業で折上げる場合に
就いて、上記実施例の作用を説明する。段ボール101
からパッキン201を折上げるには、先ず、段ボール1
01の左右両側を持って、図2に示した様に両主折り目
A,Aを一旦下向きに折曲して折り癖を付ける。次い
で、両主折り目A、Aを図3に示した様に今度は上向き
に折曲しながら、中央面1を折曲用治具60の上に押し
当てると、各横仕切6は、これ等と対向して位置する突
上部材62,62によって夫々押し上げられる状態にな
り、各横仕切6は切起用折り目8に沿って確実に起立さ
れる。次いで、折り目B〜Eを夫々内向きに直角に折曲
させれば、図5に示した様に底面10,10が突合わさ
れてパッキン201の底が形成されると共に、図6に示
した様に、両縦仕切11,11の各嵌合用切れ目13
が、既に起立されている各横仕切6の夫々の嵌合用切れ
目12と噛み合いながら起立されて、嵌合用仕切Tを備
えた箱状のパッキン201が、図5に示した表裏反転状
態で折上がる。折上がったパッキン201は、持ち上げ
て折上用治具60から外したうえ上下反転させれば、図
6に示したパッキン201が極めて簡単・迅速に折上が
る。そして、折上用治具60をパッキンの自動折上ライ
ンに組込めば、比較的複雑な形状をしたパッキン201
を、間違いなく正確に折上げられるので、折上が確実に
行われなかった場合に、折上機械の動きに支障を来して
ラインが止まってしまうといった、重大な不都合を生じ
なくて済む。
【0014】図7は、別の実施例の折上用治具70を部
分図として示している。上記折上用治具60との相異点
は、突上部材72の構成にある。即ち、突上部材72は
図示の様に積層段ボールを裁断加工して幾つかの部分に
分けて作り、台部71上に接着手段により立設してい
る。その作用は第1実施例の折上用治具60と同じであ
る。
【0015】図8乃至図14は、本発明の第2実施例を
示している。図13に示したこの実施例のパッキン20
2は、図8に示した1枚の段ボール102を、図10に
示した折上用治具80の上に押し当てながら折曲させる
ことにより、初心者でも容易・確実に折上げることが出
来る。略直方体状の外形をしたパッキン202の上面
(図中で)には、例えば、図14に示した様に梱包物品
300の端部を嵌め込ませて緩衝支持する、嵌合用凹部
Sが自ずから形成される。400は梱包用の段ボール箱
である。パッキン202は、保管・輸送中には1枚の段
ボール102に展開して、嵩張らない様にしている。
【0016】段ボール102には、所要の複数の折り目
や切れ目等を設けてあるので、それ等の形状・配置に就
いて以下に詳述する。図8中で、段ボール102の中央
部を占めて折り目に囲まれた縦長矩形状の区画は、パッ
キン202の底となる部分で、この区画を中央面1と呼
ぶことにする。中央面1の左右の側端には、パッキン2
02の左右(図13では前後)の外壁となる外壁面2,
3を、夫々主折り目A,Aを介して連設している。この
外壁面2,3の各側端には、パッキン202の上面及び
嵌合用凹部Sの左右の各一半部を夫々折曲形成させる嵌
合部形成面4A,5Aを、折り目B,Cを介して夫々連
設している。
【0017】嵌合部形成面4Aには、略直方体状をした
嵌合用凹部Sの周側面の左側面となる凹部側面21、及
び嵌合用凹部Sの底となる凹部底面22を夫々折曲形成
させる為の、所定長さの平行折り目D,Eを主折り目A
と平行状に設けている。この平行折りD,Eは、嵌合部
形成面4Aの上下(図8中で)両端間の全長に亙って設
けずに、上下両端近くは欠如させている。そして、平行
折り目D,Eの上下の両端間は夫々切れ目23,23で
結んでいる。この切れ目23の所定間隔を隔てた2箇所
から、嵌合部形成面4Aの上,下両端に夫々伸びる2条
の折り目を設けている。そして、此等両折り目間に形成
させた起立片24が、パッキン202を折上げた時に起
立される様にしている。凹部底面22の左下隅には起立
片25を起立させる切れ目26を水平に設けている。
【0018】一方、 嵌合部形成面5Aには、嵌合用凹
部Sの周側面の右側面となる凹部側面27、及び凹部底
面22の上に重ねられる凹部底面28を夫々折曲形成さ
せる為の、所定長さの平行折り目F,Gを主折り目Aと
平行状に設けている。この平行折り目F,Gは、嵌合部
形成面5Aの上下両端間の全長に亙って設けずに、上下
両端近くは欠如させている。そして、平行折り目Gの
上,下端に夫々接する所定長さの切れ目29,29を、
嵌合部形成面5Aの上,下端と平行状に設けている。こ
の切れ目29の所定間隔を隔てた2箇所からは、嵌合部
形成面5Aの上,下両端に夫々伸びる2条の折り目を設
けている。そして、此等両折り目間に形成させた起立片
30が、パッキン202を折上げた時に起立される様に
している。
【0019】更に、図13に示した様に、嵌合用凹部S
の口縁部に所定長さの段差箇所Wを形成させる為に、平
行折り目F,G間に所定長さの平行折り目H,Iを設け
ている。平行折り目H,Iの上,下の各両端間は夫々切
れ目31で結んでいる。又、平行折り目Iに跨がる刳抜
孔32を2箇所に設けて、梱包物品の突起部との干渉を
避ける様にしている。尚、図8,13中に符号X,Yで
示した部分は緩衝用折り目で、パッキン202に過大な
衝撃力が及ぼされた場合には、この緩衝用折り目X,Y
を設けた部分が座屈変形して、この過大な衝撃力を有効
に減衰させる様にしている。
【0020】中央面1の上,下端には、嵌合用凹部Sの
前後部分を夫々折曲形成させる、以下にその構成を説明
する、凹部形成面40A,40Bを夫々連設している。
即ち、パッキン202の前後の外壁となる外壁面41,
42を、折り目J,Kを介して夫々連設している。外壁
面41,42の上,下端には、パッキン202の上面の
前後端部分となる矩形状をした頂面43,44を折り目
L,Mを介して夫々連設している。更に、頂面43,4
4の上,下端には、嵌合用凹部Sの周側面のうちの前後
面となる凹部側面45,46を折り目N,Oを介して夫
々連設している。又、凹部側面45,46の夫々の側端
には、係止片47を折り目を介して夫々連設している。
48は折り目Oに跨がらせて設けた刳抜孔である。両凹
部側面45,46の幅寸法は、外壁面41,42のそれ
より狭くしている。更に、左右の外壁面2,3の夫々の
上,下端には、前後の外壁面41,42に夫々重ね合わ
せる為の壁面重合片49を折り目Pを介して連設してい
る。
【0021】更に、中央面1には、嵌合用凹部Sの外側
面の複数箇所に当接させる複数、この場合は7つの緩衝
用リブ50を切起状に形成させる為の、複数の切起用切
れ目51、及び主折り目Aに対して45度傾いた斜折り
目52A部分を含む切起用折り目52を、主折り目A,
Aの両外側に跨がらせて上下に所定間隔を隔てて設けて
いる。
【0022】切起用切れ目51は、図8に示した様に、
上向又は下向の偏平なコ字形をしており、この実施例で
は、計7条の切起用切れ目51のうち、一番上と真ん中
の切れ目は上向に、一番下の切れ目は下向に、そして、
残る4条は、2条づつ上下背中合わせにしてH字形に設
けている。そして、切起用折り目52は、コ字形をした
切起用切れ目51の両脚の各先端から主折り目Aに向け
て45度の傾きで延びて、主折り目Aに交わる左右の斜
折り目52A,52Aと、此等両交点間を結ぶ水平折り
目とで構成されている。但し、上下両端の切起用折り目
52を除く、他の5条の切起用折り目52は、その水平
折り目部分が、切起用切れ目51と重なっていて、この
切起用切れ目51が切起用折り目52の役割を兼ねてい
る。又、各緩衝用リブ50は、それ等が切起状に起立さ
れた状態で上辺となる部分に、嵌合用凹部Sを形成させ
る為の、矩形状の凹部形成切欠aを設けている。
【0023】図10はパッキン202の折上操作を、手
作業で行う場合には初心者でも簡単・確実に行え、又、
自動折上ラインに組込んで自動化させられる、第3実施
例の折上用治具80を示している。この折上用治具80
は、段ボール101の中央面1を載置するに足る広さ
の、盤状の台部81を備えている。この台部81上に
は、全体として横長の矩形板状をした1組の突上部材8
2,82を、パッキン202の左右の幅より幾分狭い間
隔を隔てて対向状に立設している。
【0024】突上部材82には、各緩衝用リブ50の起
立位置に対応する計4箇所に、夫々スリット83を縦向
きに設けている。各スリット83の上部隅角部bは円弧
状に切欠いて、この隅角部bに押付けられた緩衝用リブ
50が確実にスムーズに起立されて行く様にしている。
又、台部81上には、嵌合用凹部Sの底面22,28を
受支えて、折上途中のパッキン202の形状を固定させ
るに役立つ横桟状の凹部受部材84を、対向する突上部
材82,82間に跨設している。又、緩衝用折り目X,
Yを設けた部分が、パッキン202の折上操作中に屈橈
しない様に、この部分に無理な力が及ぶのを防ぐ為に、
この箇所には突上部材82を二列に並べて、その厚みを
増している。
【0025】図14は、パッキン202の使用状態を例
示している。段ボール箱400に収容された梱包物品3
00は、その両側端部に夫々パッキン202の嵌合用凹
部Sを嵌め込むことによって、輸送・取扱中に及ぼされ
る衝撃から確実に防護される。
【0026】次に、パッキン202を手作業で折上げる
場合に就いて、上記実施例の作用を説明する。図8の段
ボール102から 、図13のパッキン202を折り上
げるには、段ボール102の左右両側を持って、先ず、
両主折り目A,Aを図9の様に一旦下向きに折曲させて
折り癖を付ける。次いで、両主折り目A,Aを、第1実
施例の図3と、同様に今度は上向きに直角に折曲させな
がら、中央面1を折上用治具80の上に図10,11に
示した様に押し付けると、各緩衝用リブ50は対向状に
次第に起立されて行く両外壁面2,3の間で圧迫され、
且つ、各緩衝用リブ50の下面は、突上部材82の丸み
を帯びた隅角部bに宛てがわれてこの曲面に沿ってスム
ーズに突上げられる状態になる。その為、折上作業を初
めて経験する者でも、緩衝用リブ50を支障なく確実に
起立させることが出来る。
【0027】両外壁面2,3を夫々起立させ終えたら、
次に、嵌合部形成面4Aを、その平行折り目Dを内向き
に、平行折り目Eを外向きに夫々直角に折曲させると、
外壁面2の内側に所定間隔を隔てて、凹部側面21が二
重壁状に形成され(図12参照)、この側面に連なる凹
部底面22は、起立した各緩衝用リブ50の凹部形成切
欠aに跨がった状態で各切欠a内に嵌め込まれる。そし
て、凹部底面22は折上用治具80の凹部受部材84に
受支えられた状態になる。次に、嵌合部形成面5Aを、
その平行折り目Fを内向きに、平行折り目Gを外向きに
夫々直角に折曲させると、外壁面3の内側に所定間隔を
隔てて、凹部側面27が二重壁状に形成される(図12
参照)。
【0028】この様にして左右の二重壁構造を折上げる
際に、若し、折上用治具80が無いとすれば、折上途中
のパッキン202はグラクグラしているので、嵌合部形
成面4A及び5Aを折曲げるには夫々両手を使って、片
面づつ順次折曲げて行く必要がある。然し、折上用治具
80を使えば、左右に二重壁構造部分は、左右の突上部
材82,82に夫々覆い被さった状態になってグラ付か
なるくので、左右の嵌合部形成面4A,5Aを夫々片手
だけて殆ど同時に折曲操作出来、その分、パッキン20
2の折上所要時間を大幅に縮めることが出来る。
【0029】次いで、外壁面2,3の上下両端に夫々連
設した各壁面重合片49を、折り目Pに沿って直角に折
曲し、図12の様に、直方体の形態を整えつつあるパッ
キン202の前後の側端を封鎖する様に宛てがって、こ
の前後両端部を補強する。次に、前側の外壁面を折り目
Jに沿って内向き直角に折曲させて壁面重合片49に重
ね、更に、折り目L,Nを夫々内向きに直角に折曲させ
れば、凹部側面45が、外壁面41の内側に所定間隔を
隔てて二重壁状に形成される。そして、凹部側面45の
側端の係止片47を切れ目23に引っ掛ければ、パッキ
ン202の前端側に形成させた二重壁構造が固定され
る。
【0030】次いで、後側の外壁面42を、折り目Kに
沿って内向き直角に折曲させて壁面重合片49に重ね、
更に、折り目Mを内向きに直角に折曲させれば、パッキ
ン202の上面の前端部分に頂面44が形成される。そ
して、凹部側面46を折り目Oに沿って内向きに直角折
曲させれば、外壁面42の内側に凹部側面46が二重壁
状に形成される。そして、係止片47を切れ目23に引
っ掛ければ、パッキン202の後端側に形成させた二重
壁構造が固定される。
【0031】以上の如くしてパッキン202が折り上が
るが、この一連の折曲操作を言葉で説明すると甚だ冗長
にならざるを得ないが、実際には、初めての作業者でも
極めて簡単・迅速に且つ確実に折上げることが出来る。
そして、嵌合用凹部Sの外側面の複数箇所に緩衝用リブ
50が当接された状態になる。折上がったパッキン20
2は、上方に持ち上げて折上用治具80から外せばよ
い。
【0032】そして、図14に示した如きパッキン20
2の使用状態に於いて、梱包物品300の両端部を嵌合
させ保持している嵌合用凹部Sは、その外側面の複数箇
所に緩衝用リブ50が当接された状態にあり、且つ、こ
の緩衝用リブ50は緩衝性の優れた段ボール製なので、
パッキン202は、従来の発泡スチロール製パッキンに
比べて勝るとも劣らない緩衝性能を発揮する。そして、
想定レベルを越える大きな衝撃力が及ぼされた場合に
は、緩衝用リブ50、或は緩衝用折り目X,Yを設けた
部分等に於いてパッキン202が座屈変形して、この過
大な衝撃力を有効に減衰させ梱包物品300を確実に防
護しくれる。
【0033】尚、上記各構成に於いて、嵌合用仕切T及
び嵌合用凹部Sの形状は、梱包物品の外形に対応させて
様々に変えることが出来る。又、横仕切6及び縦仕切1
1や緩衝用リブ50の形成位置や、その数,形状等も、
様々の梱包物品に対して最良の緩衝効果が得られる様
に、又梱包物品の大きさと個数に応じて適宜に選定すれ
ばよく、そして、パッキン201,202の各部の寸法
は、勿論、梱包物品の外形に適合する様に決めればよ
い。梱包物品は、その形状によっては、嵌合用凹部Sの
中に完全に嵌め込んでしまう使い方をしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、従来
の発泡スチロール製や段ボール製のパッキン、或は段ボ
ール製中仕切の代替品としての、本発明による段ボール
製パッキンの折上方法及び折上用治具によれば、以下に
列挙した如き実用上の様々の優れた効果が得られる。 (a) 1枚の段ボールに、折り目を設けたり打抜加工
を施すだけで作れるので、より安価なパッキンを提供出
来、然も、その緩衝性能は発泡スチロール製パッキンに
劣らない。 (b) 段ボールからパッキンを折上げる時に、折上用
治具を使うことによって、比較的複雑な構造をしたパッ
キンを、初心者でも極めて容易・確実に折上げることが
出来る。 (c) 平坦に展開したコンパクトな形態で保管・輸送
出来るので、保管・輸送費が大幅に節減される。 (d) 石油資源の浪費節減に寄与する。 (e) 発泡スチロールの大量廃棄に伴なって生ずる、
ゴミ処理問題を解消出来る。 (f) そして、緩衝用リブを設ける位置、数、形状等
を適宜に変えることによって、パッキンの緩衝特性を、
個々の梱包物品に最も適合する様に容易に変えることが
出来る。 (g) 従来の段ボール片を重ね合わせて作られたパッ
キンに比べて、格段に緩衝性能が優れる上に、遥かに能
率的に安価に作れる。 (h) 短冊状の段ボール片を嵌め合わせて作る従来の
中仕切に比べて、遥かに能率的に、然も、梱包用の段ボ
ール箱と一体化した状態の中仕切を作れる。 (i) 折上用治具をパッキンの自動折上ラインに組込
めば、比較的複雑な形状をしたパッキンを、間違いなく
正確に折上げられるので、折上動作が確実に行われなか
った場合に、折上機械の動きに支障を来してラインが止
まってしまうといった、重大な不都合を生じなくて済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、嵌合用仕切
を一体に備えた箱状のパッキンを、一枚の段ボールに展
開した状態の平面図である。
【図2】同上、段ボールをパッキンの形態に折上げ始め
た状態を示す斜視図である。
【図3】同上、折上用治具を使った折上操作の途中で、
横仕切が起立された状態を示す斜視図である。
【図4】同上、折上用治具の斜視図である。
【図5】同上、折上用治具を使ってパッキンが折上がっ
た直後の状態を示す斜視図である。
【図6】同上、折上がったパッキンの斜視図である。
【図7】同上、折上用治具の他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明の第2実施例を示す、図1相当図であ
る。
【図9】同上、図2相当図である。
【図10】同上、折上用治具の斜視図である。
【図11】同上、折上用治具の作用を説明した、折上用
治具の正面図である。
【図12】同上、略折上がったパッキンの斜視図であ
る。
【図13】同上、折上がったパッキンの斜視図である。
【図14】同上、パッキンの使用状態を例示した縦断正
面図である。
【符号の説明】
101,102 段ボール 201,202 パッキン 300 梱包物品 400 段ボール箱 S 嵌合用凹部 T 嵌合用仕切 W 段差箇所 X,Y 緩衝用折り目 1 中央面 2,3 外壁面 4,5 仕切形成面 4A,5A 嵌合部形成面 6 横仕切 7 切起用切れ目 8 切起用折り目 9 刳抜窓 10 底面 11 縦仕切 12,13 嵌合用切れ目 14 指掛孔 21,27,45,46 凹部側面 22,28 凹部底面 23,26,29,31 切れ目 24,25,30 起立片 32,48 刳抜孔 41,42 外壁面 43,44 頂面 47 係止片 49 壁面重合片 50 緩衝用リブ 51 切起用切れ目 52,52A 切起用折り目 60,70,80 折上用治具 61,71,81 台部 61a 溝 62,72,82 突上部材 63,73,83 スリット 64 位置決用部材 84 凹部受部材 A 主折り目 D〜I 平行折り目 B,C,J〜P 折り目 a 凹部形成切欠 b 隅角部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り目や切れ目を設けた一枚の段ボール
    101(102)を、折上用治具60(70,80)を
    使用することにより、格子状の嵌合用仕切T、又は梱包
    物品を嵌合させる嵌合用凹部Sを備えて、外形が略直方
    体状のパッキン201(202)を簡単・迅速に折上げ
    る方法であって、 前記段ボール101は、矩形状の中央面1の左右両側端
    に、前記パッキン201の左右の外壁となる外壁面2,
    3を主折り目A,Aを介して夫々連設し、 該主折り目A,Aの両外側に跨がらせて、前記嵌合用仕
    切Tを構成する横仕切6、又は前記嵌合用凹部Sの外側
    面に当接させる複数の緩衝用リブ50を切起状に形成さ
    せる為の、複数条の切起用切れ目7(又は51)及び前
    記主折り目Aに対して45度傾斜した部分を含む切起用
    折り目8(又は52)を設け、 前記外壁面2,3の各側端には、前記嵌合用仕切T又は
    前記嵌合用凹部Sの一部を折曲形成させる仕切形成面
    4,5、又は嵌合部形成面4A,5Aを折り目B,Cを
    介して夫々連設した形態を備えており、 前記折上用治具60(70,82)は、 前記中央面1を載置し得る広さを有する台部61(7
    1,81)の上に、前記パッキン201の左右の幅より
    幾分狭い間隔を隔てて、各1組の突上部材62(72,
    82)を対向状に立設し、該突上部材62には、前記複
    数の横仕切6又は緩衝用リブ50との干渉を避けるスリ
    ット63(73,83)を設けた形態を備えており、 前記段ボール101から前記パッキン201を折上げる
    には、 先ず、主折り目A,Aを一旦下向きに折曲して折り癖を
    付けたうえ、次に逆に上向きに折曲して対向状に起立し
    た外壁面2,3間で横仕切6又は緩衝用リブ50を挟み
    付けることにより、自ずから起立させる際に、前記中央
    面1を、前記折上用治具60の突上部材62上に押し付
    けることにより、上記の起立を確実に行わせる様にした
    ことを特徴とする段ボール製パッキンの折上方法。
  2. 【請求項2】 折り目や切れ目を設けた一枚の段ボール
    101(102)を折曲させるだけで、格子状の嵌合用
    仕切T、又は梱包物品を嵌合させる嵌合用凹部Sを備え
    て外形が略直方体状のパッキン201(202)を、簡
    単・迅速に折上げる方法に用いる補助具であって、 前記段ボール101は、矩形状の中央面1の左右両側端
    に、前記パッキン201の左右の外壁となる外壁面2,
    3を主折り目A,Aを介して夫々連設し、 該主折り目A,Aの両外側に跨がらせて、前記嵌合用仕
    切Tを構成する横仕切6、又は前記嵌合用凹部Sの外側
    面に当接させる複数の緩衝用リブ50を切起状に形成さ
    せる為の、複数条の切起用切れ目7(又は51)及び前
    記主折り目Aに対して45度傾斜した部分を含む切起用
    折り目8(又は52)を設け、 前記外壁面2,3の各側端には、前記嵌合用仕切T又は
    前記嵌合用凹部Sの一部を折曲形成させる仕切形成面
    4,5、又は嵌合部形成面4A,5Aを折り目B,Cを
    介して夫々連設した形態を備えており、 パッキン201を折上げるには、先ず、段ボール101
    の主折り目A,Aを一旦下向きに折曲して折り癖を付け
    たうえ、次に逆に上向きに折曲して、対向状に起立させ
    た外壁面2,3間で、横仕切6又は緩衝用リブ50を挟
    み付けることにより、此等を自ずから起立させる様に構
    成されており、 前記折上用治具60は、 前記中央面1を載置し得る広さを有する台部61(7
    1,81)と、 該台部61上に、前記パッキン201の左右の幅より幾
    分狭い間隔を隔てて対向状に立設されて、前記段ボール
    101の中央面1を押し上げ、前記横仕切6又は緩衝用
    リブ50の起立を助ける、各1組の突上部材62(7
    2,82)とを備え、 該突上部材は62は、その長さと高さ寸法が夫々前記パ
    ッキン201の長さと高さより幾分短い板材、又は線材
    を加工したフレーム状体から成り、 前記突上部材62には、前記複数の横仕切6又は緩衝用
    リブ50を起立させる際に、此等との干渉を避ける縦向
    きのスリット63(73,83)を設けると共に、該ス
    リットの上部隅角部bを円弧状乃至面取状に形成したこ
    とを特徴とする段ボール製パッキンの折上用治具。
  3. 【請求項3】前記台部81上に、前記嵌合用凹部Sの底
    面22,28を受け支える凹部受部材84を設けたこと
    を特徴とする請求項2記載の段ボール製パッキンの折上
    用治具。
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