JP2017065438A - 自動二輪車の車体フレーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム板部材の見栄えの向上と車両の軽量化を図ることができる自動二輪車の車体フレーム構造を提供する。【解決手段】車体フレームは、ヘッドパイプから下方に延出するダウンフレームと、該ダウンフレームの下部から車体後方側に向かって延出するメインフレーム6Lと、を備えている。メインフレーム6Lの少なくとも一部は、上下の両端部に接合フランジ20fを有する一対のフレーム板部材20o,20iが車幅方向の左右から相互に接合されて閉断面形状に形成されている。少なくとも一方のフレーム板部材20oの、上下の接合フランジ20f間に位置される略平坦な側壁部20sには、車両側面視で側壁部20sを上下方向に横切るタンデムステップブラケット30等の縦断部材が接合されている。【選択図】図4

Description

この発明は、スクータ型車両等の自動二輪車の車体フレーム構造に関するものである。
自動二輪車の車体フレームとして、断面略ハット状の一対のフレーム板部材を接合して閉断面としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車体フレームは、前輪を操向可能に支持するヘッドパイプと、そのヘッドパイプから下方に延出するダウンフレームと、ダウンフレームの下端部から車体後方側に向かって延出するメインフレームと、を有している。メインフレームは、断面略ハット状の一対のフレーム板部材を相互に接合することによって閉断面構造とされている。フレーム板部材は、一対の接合フランジと、その一対の接合フランジの間に配置される略平坦な壁部と、を有している。
特開2000−313391号公報
上記従来の車体フレームにおいては、断面略ハット状の一対のフレーム板部材が相互に接合されて閉断面構造のメインフレームが構成されている。しかし、メインフレームを構成するフレーム板部材は、略平坦な壁部が延出方向に沿って長く連続しているため、メインフレームに大きな外力が作用したときに、略平坦な壁部に歪みが生じる可能性が考えられるが、その対策としてフレーム板部材の板厚を厚くすると、車両重量の増加を招くことが懸念される。
そこでこの発明は、フレーム板部材の見栄えの向上と車両の軽量化を図ることができる自動二輪車の車体フレーム構造を提供しようとするものである。
この発明に係る自動二輪車の車体フレーム構造は、上記課題を解決するために、前輪を操向可能に支持するヘッドパイプ(4)を前端部に備えた自動二輪車の車体フレーム構造において、前記ヘッドパイプ(4)から下方に延出するダウンフレーム(5)と、該ダウンフレーム(5)の下部から車体後方側に向かって延出するメインフレーム(6L,6R)と、を備え、前記メインフレーム(6L,6R)の少なくとも一部は、上下の両端部に接合フランジ(20f)を有する一対のフレーム板部材(20i,20o)が車幅方向の左右から相互に接合されて閉断面形状に形成されており、少なくとも一方の前記フレーム板部材(20i,20o)の、上下の前記接合フランジ(20f)間に位置される略平坦な壁部(20s)には、車両側面視で当該壁部(20s)を上下方向に横切る縦断部材(30)が接合されるようにした。
上記の構成により、メインフレーム(6L,6R)を構成するフレーム板部材(20i,20o)の少なくとも一方は、略平坦な壁部(20s)が、当該壁部(20s)を延出方向で小面積のブロックに仕切るように縦断部材(30)によって補強される。この結果、メインフレーム(6L,6R)に外力が作用したときに、壁部(20s)に歪みが生じるのを縦断部材(30)によって抑制することが可能になる。
前記壁部(20s)の外側面には、凹部(32)が形成されており、前記縦断部材(30)は、少なくとも一部が前記凹部(32)内に配置された状態において、前記壁部(20s)に接合されるようにしても良い。
この場合、縦断部材(30)が配置される壁部(20s)の外側面に凹部(32)が形成されているため、縦断部材(30)の車幅方向への膨出量を抑制することが可能になる。したがって、この構造を採用することにより、壁部(20s)の歪みを抑制しつつ、自動二輪車の車幅を狭めることができる。
前記縦断部材(30)は、パイプ材によって形成されており、前記凹部(32)は、前記縦断部材(30)に沿うように形成されるようにしても良い。
この場合、簡単な構成でありながら剛性の高いパイプ材によって壁部(20s)を補強しつつ、パイプ材の車幅方向の外側への膨出を凹部(32)によって抑制することができる。
前記メインフレーム(6L,6R)は、前記ダウンフレーム(5)の下部から車体後方側に向かって延出するフロアフレーム部(7)と、該フロアフレーム部(7)の後部から後上方に立ち上がる立ち上がり部(8)と、該立ち上がり部(8)の上部から車体後方に向かって延出するシートレール部(9)と、を備え、前記縦断部材(30)は、前記立ち上がり部(8)の車幅方向外側の側面に取り付けられるようにしても良い。
この場合、車両の走行時等に大きな荷重が入力され易い立ち上がり部(8)の壁部(20s)を、縦断部材(30)によって効率良く補強することができる。
前記縦断部材(30)は、タンデムステップ(31)を支持するタンデムステップブラケットによって構成されるようにしても良い。
この場合、タンデムステップブラケットが縦断部材(30)を兼ねるため、タンデムステップブラケットと別に専用の縦断部材を設置するときに比較して、自動二輪車の部品点数の削減を図ることができる。
前記接合フランジ(20f)のうちの、車両側面視で前記縦断部材(30)と重なる部位には、切欠き部(34)が設けられるようにしても良い。
この場合、メインフレーム(6L,6R)の壁部(20s)に縦断部材(30)を溶接固定する場合に、溶接工具が接合フランジ(20f)と干渉するのを、切欠き部(34)によって回避することが可能になる。
この発明によれば、少なくとも一方のフレーム板部材の壁部に、車両側面視で当該壁部を上下方向に横切る縦断部材が接合されているため、メインフレームに大きな外力が入力されたときに壁部に歪みが生じるのを縦断部材によって抑制することができる。したがって、この発明によれば、フレーム板部材の板厚を厚くすることなく、フレーム板部材の壁部に歪みが生じるのを抑制できるため、フレーム板部材の見栄えの向上と車両の軽量化を図ることができる。
この発明の一実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 この発明の一実施形態に係る車体フレームの上面図である。 この発明の一実施形態に係る車体フレームの前面図である。 この発明の一実施形態に係る車体フレームの図1のIV部を拡大した側面図である。 この発明の一実施形態に係る車体フレームの一部を、車両の外側前部下方から見た斜視図である。 この発明の一実施形態に係る車体フレームの一部を、車両の外側後部上方から見た斜視図である。 この発明の一実施形態に係る車体フレームの一部の下面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を指し、矢印UPは車両の上方を指し、矢印LHは車両の左側方を指すものとする。
図1は、この実施形態に係る車体フレーム構造を採用した自動二輪車1の左側面を示す図である。図1においては、主要な車体フレームFを実線で示し、その他の部分を仮想線で示している。図2は、車体フレームFを上方から見た図であり、図3は、車体フレームFを前方から見た図である。
この実施形態に係る自動二輪車1は、スクータ型の自動二輪車であり、シート2の前部側下方に運転者の足を載せ置くステップフロア3が配置されている。車体フレームFは、図示しないステアリングシャフトを回動可能に支持するヘッドパイプ4と、ヘッドパイプ4から下方に延出する円筒状のダウンフレーム5と、ダウンフレーム5の下部から車体後方側に向かって延出する左右一対のメインフレーム6L,6Rと、を備えている。
左右のメインフレーム6L,6Rは、ダウンフレーム5との接合部からステップフロア3に略沿って車体後方側に向かって延出するフロアフレーム部7と、フロアフレーム部7の後部から後部斜め上方に立ち上がる立ち上がり部8と、立ち上がり部8の上端部から車体後部に向かって略水平に延出するシートレール部9と、を有している。左右のメインフレーム6L,6Rは、各フロアフレーム部7の前端部がダウンフレーム5の下部に接合される一方で、フロアフレーム部7の後部の立ち上がり部8同士がセンタークロスパイプ10によって相互に連結され、シートレール部9同士が第1リヤクロスパイプ11と第2リヤクロスパイプ12によって相互に連結されている。
図1に示すように、ヘッドパイプ4に保持されたステアリングシャフトの下部には、左右一対のフロントフォーク13L,13Rが取り付けられており、ステアリングシャフトの上部には操舵ハンドル14が取り付けられている。左右のフロントフォーク13L,13Rの下端には前輪Wfが回転自在に支持されている。
左右のメインフレーム6L,6Rの立ち上がり部8間に架設されたセンタークロスパイプ10には、図2に示すように、エンジンピボット15が取り付けられている。エンジンピボット15には、エンジン16と動力伝達装置17が一体ブロック化されたパワーユニットPの前端部が揺動可能に支持されている。パワーユニットPの後端部には、後輪Wrが動力伝達可能に保持されている。この自動二輪車1では、パワーユニットPと後輪Wrとが車体フレームFに揺動可能に支持される所謂ユニットスイング式の後輪支持構造を採用している。なお、パワーユニットPの後端部と車体フレームFとの間には、クッションユニット18が介装されている。
この実施形態に係る自動二輪車1の場合、パワーユニットPの動力伝達装置17は車両の左側部に配置されており、後輪Wrは、車体の左側部に配置された動力伝達装置17によって片持ち支持されている。
また、左右のメインフレーム6L,6Rの立ち上がり部8の下部領域には、シート2の前部下方を支持するシート支持パイプ19が連結されている。シート支持パイプ19は略コ字状に形成され、コ字形状の開口側の両縁部が左右のメインフレーム6L,6Rに結合されている。
図4は、車体フレームFの図1のIV部を拡大して示した図であり、図5は、車体フレームFの図1のIV部を外側前部下方から見た図である。また、図6は、車体フレームFの図1のIV部を外側後部上方から見た図であり、図7は、車体フレームFの図1のIV部を下方から見た図である。
左右の各メインフレーム6L,6Rは、断面略ハット状の一対のフレーム板部材20i,20oが、互いの上部の接合フランジ20f同士と下部の接合フランジ20f同士を車幅方向左右から接合して構成されている。フレーム板部材20i,20oは、一定厚みの鋼鈑や軽合金板等の板部材から成り、例えば、プレス成形によって前端部から後端部に亘る全域の縦断面が略ハット状になるように加工されている。
フレーム板部材20i,20oは、上下の各端部に延設される接合フランジ20fと、各接合フランジ20fの基端から車幅方向に延出する上壁部20u及び下壁部20lと、上壁部20uと下壁部20lを連結する略平坦な側壁部20s(壁部)と、を有している。フレーム板部材20i,20oは、それぞれの上下の接合フランジ20f同士がスポット溶接等によって接合され、それにより、メインフレーム6L,6Rの延出方向の全域の縦断面が閉断面形状とされている。
ところで、各メインフレーム6L,6Rのうちの、フロアフレーム部7の後端部から後部斜め上方に立ち上がる立ち上がり部8には、下部領域に、運転者の乗員荷重が入力されるとともに、パワーユニットPを通して後輪Wrからの荷重が入力される。また、立ち上がり部8の上部領域には、シート2の後部に着座した搭乗者の乗員荷重が入力されるとともに、クッションユニット18を通して後輪Wrからの荷重が入力される。このため、メインフレーム6L,6Rの立ち上がり部8には、車両走行時に大きな荷重が入力され易い。
この実施形態に係る自動二輪車1においては、各メインフレーム6L,6Rの立ち上がり部8の車幅方向の剛性を高めるために、外側のフレーム板部材20oの略平坦な側壁部20sに、車両側面視で側壁部20sを上下方向に横切るように、タンデムステップブラケット30が溶接によって接合されている。タンデムステップブラケット30は、シート2の後部の搭乗者が足を載せ置くタンデムステップ31(図1参照)を支持するためのブラケットであり、下端のステップ支持部30a等を除く主要部(以下、「ブラケット本体30b」と呼ぶ。)が剛性の高い金属パイプによって構成されている。タンデムステップブラケット30は、立ち上がり部8の延出方向におけるほぼ中央位置に接合されている。
ブラケット本体30bは、上端部が、立ち上がり部8のフレーム板部材20oの上部側の接合フランジ20fと略同一高さに位置され、下端部が、立ち上がり部8のフレーム板部材20oの下部側の接合フランジ20fよりも下方側に延出している。ブラケット本体30bは、上端部から下端部に向かって車体後方側に所定角度傾斜している。
この実施形態においては、タンデムステップブラケット30が、立ち上がり部8におけるフレーム板部材20oの側壁部20sを上下方向に横切る縦断部材を構成している。
フレーム板部材20oの側壁部20sのタンデムステップブラケット30が取り付けられる部位には、断面が円弧状に窪み車体上下方向に略沿って延出する凹部32が形成されている。凹部32の断面は、タンデムステップブラケット30のブラケット本体30bの外面形状にほぼ合致する円弧形状に形成されている。ブラケット本体30bは、図4に示すように、凹部32内に配置された状態において、凹部32の前縁部と後縁部と下端側の縁部に対してレーザー溶接等によって溶接固定されている。なお、図4において、ブラケット本体30bと側壁部20sの溶接部には、符号w1,w2,w3を付してある。
立ち上がり部8の下端側の接合フランジ20fのうちの、車両側面視でタンデムステップブラケット30と重なる位置には、所定幅に亘って切欠き部34が形成されている。切欠き部34は、ブラケット本体30bと側壁部20sの下部側の溶接部よりも僅かに広い前後範囲に亘って形成されている。
以上のように、この実施形態に係る車体フレーム構造においては、メインフレーム6L,6Rの外側のフレーム板部材20oの略平坦な側壁部20sに、車両側面視で側壁部20sを上下方向に横切るように、縦断部材であるタンデムステップブラケット30が接合されている。このため、タンデムステップブラケット30が、外側のフレーム板部材20oの側壁部20sを、延出方向で小面積の前後のブロックに仕切るようにして、補強することになる。したがって、この車体フレーム構造を採用することにより、メインフレーム6L,6Rに外力が作用したときに側壁部20sに歪みが生じるのを、フレーム板部材20i,20oの肉厚を厚くせずにタンデムステップブラケット30によって抑制することができる。したがって、この実施形態に係る車体フレーム構造を採用することにより、フレーム板部材の見栄えの向上と車両の軽量化を図ることができる。
特に、この実施形態のように、メインフレーム6L,6Rのうちの、車両走行時に大きな荷重が入力され易い立ち上がり部8の側壁部20sに、タンデムステップブラケット30のようなパイプ材から成る縦断部材を接合するようにした場合には、側壁部20sに生じる面の歪みを効率良く抑制することができる。したがって、この車体フレーム構造を採用することにより、車両の軽量化を図りつつ車体フレームFの外部からの見栄えをより向上させることができる。
また、この実施形態に係る車体フレーム構造では、メインフレーム6L,6Rの側壁部20sの外側面に凹部32が形成され、縦断部材であるタンデムステップブラケット30の一部が凹部32内に配置された状態で側壁部20sに接合されている。このため、この構造を採用することにより、縦断部材であるタンデムステップブラケット30が車幅方向外側に膨出するのを抑制することができるとともに、タンデムステップブラケット30と側壁部20sの間の接合部強度を高めることができる。したがって、この構造を採用することにより、側壁部20sの歪みを抑制しつつ、車幅方向の占有幅をより狭めて自動二輪車の走行性能を高めることができる。
なお、この実施形態においては、メインフレーム6L,6Rの側壁部20sに接合される縦断部材として、タンデムステップブラケット30が用いられているが、縦断部材は、タンデムステップブラケット30に限らず、専用の補強部品を用いることも可能である。
ただし、この実施形態のように、タンデムステップブラケット30を縦断部材として用いた場合には、タンデムステップ31を車両側部の最適位置で保持し、かつメインフレーム6L,6Rを効率良く補強することが可能になるとともに、自動二輪車1の部品点数も削減することができる。
さらに、この実施形態に係る車体フレーム構造においては、メインフレーム6L,6Rの立ち上がり部8の下部側の接合フランジ20fのうちの、車両側面視でタンデムステップブラケット30のブラケット本体30bと重なる部位に、切欠き部34が形成されている。このため、ブラケット本体30bを立ち上がり部8における側壁部20sの下部領域(符号w3部分)に溶接する際に、溶接工具が下部側の接合フランジ20fと干渉するのを回避することができる。したがって、この構造を採用することにより、タンデムステップブラケット30を立ち上がり部8に溶接する際の作業性を高めることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、メインフレーム6L,6Rの外側のフレーム板部材20oに縦断部材(タンデムステップブラケット30)を接合しているが、縦断部材は、外側と内側の各フレーム板部材20o,20iに接合するようにしても良く、また、内側のフレーム板部材20iのみに接合するようにしても良い。
1…自動二輪車
4…ヘッドパイプ
5…ダウンフレーム
6L,6R…メインフレーム
7…フロアフレーム部
8…立ち上がり部
9…シートレール部
20i,20o…フレーム板部材
20f…接合フランジ
20s…側壁部(壁部)
30…タンデムステップブラケット(縦断部材)
31…タンデムステップ
32…凹部
34…切欠き部
F…車体フレーム

Claims (6)

  1. 前輪を操向可能に支持するヘッドパイプ(4)を前端部に備えた自動二輪車の車体フレーム構造において、
    前記ヘッドパイプ(4)から下方に延出するダウンフレーム(5)と、
    該ダウンフレーム(5)の下部から車体後方側に向かって延出するメインフレーム(6L,6R)と、を備え、
    前記メインフレーム(6L,6R)の少なくとも一部は、上下の両端部に接合フランジ(20f)を有する一対のフレーム板部材(20i,20o)が車幅方向の左右から相互に接合されて閉断面形状に形成されており、
    少なくとも一方の前記フレーム板部材(20i,20o)の、上下の前記接合フランジ(20f)間に位置される略平坦な壁部(20s)には、車両側面視で当該壁部(20s)を上下方向に横切る縦断部材(30)が接合されていることを特徴とする自動二輪車の車体フレーム構造。
  2. 前記壁部(20s)の外側面には、凹部(32)が形成されており、
    前記縦断部材(30)は、少なくとも一部が前記凹部(32)内に配置された状態において、前記壁部(20s)に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
  3. 前記縦断部材(30)は、パイプ材によって形成されており、前記凹部(32)は、前記縦断部材(30)に沿うように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
  4. 前記メインフレーム(6L,6R)は、
    前記ダウンフレーム(5)の下部から車体後方側に向かって延出するフロアフレーム部(7)と、
    該フロアフレーム部(7)の後部から後上方に立ち上がる立ち上がり部(8)と、
    該立ち上がり部(8)の上部から車体後方に向かって延出するシートレール部(9)と、を備え、
    前記縦断部材(30)は、前記立ち上がり部(8)の車幅方向外側の側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
  5. 前記縦断部材(30)は、タンデムステップ(31)を支持するタンデムステップブラケットによって構成されていることを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
  6. 前記接合フランジ(20f)のうちの、車両側面視で前記縦断部材(30)と重なる部位には、切欠き部(34)が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
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