JP2017058546A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の厚さの設定ミスを検知しない場合と比較して、誤って設定された記録媒体の厚さに対応した定着温度で定着されてしまうのを抑える。【解決手段】画像形成装置10は、用紙に形成された画像を定着させる定着装置24を駆動するモータの負荷から用紙の厚さを検知し、予め設定された用紙の厚さと、検知された用紙の厚さと、が異なる場合に、検知された用紙の厚さに合わせて定着装置24の定着温度を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、シート状の被搬送媒体を積載して収容する収容手段と、上記収容手段に収容される被搬送媒体に接するローラ部材を電動機で回転させることにより被搬送媒体を所定の搬送路へ送給する送給手段と、上記ローラ部材もしくは上記電動機の回転量を検出する検出手段と、上記検出手段により検出された回転量に基づいて上記送給手段が所定の送給動作をするように上記電動機に供給される制御量を調整する制御手段と、上記制御手段により調整された調整後制御量を監視する監視手段と、上記監視手段により監視された調整後制御量に基づいて上記送給手段により送給される被搬送媒体の種類を判定する第1判定手段と、を具備するシート搬送装置が開示されている。
特許文献2には、内部にヒータを備えて回動する加熱部材と、未定着トナー像が転写された記録シートをこの加熱部材に対してニップする加圧部材と、記録シートの通紙領域よりも回動軸方向の外側において上記加熱部材と対向し、かかる加熱部材の表面温度を検出する温度センサと、上記加熱部材と加圧部材との間における記録シートの通紙時間及び非通紙時間を計測する手段と、かかる通紙時間及び非通紙時間に基づいて上記温度センサによる検出温度と上記加熱部材の通紙領域における実際の表面温度との格差を予測する手段と、この予測温度格差を加味して上記ヒータの通電を制御する温度制御手段と、を備えたことを特徴とする加熱定着装置が開示されている。
特許文献3には、加熱源で加熱される定着部材、および前記定着部材との間で定着ニップ部を形成する加圧部材を備え、前記定着ニップ部に記録用紙を通過させて前記記録用紙に担持されたトナーを定着する定着装置において、前記定着ニップ部の上流側に配置されて前記記録用紙に接触しつつ回転するローラ部材を備え、前記ローラ部材と前記記録用紙との摩擦力または剥離力を測定する力測定部と、 前記力測定部の測定結果に基づいて温度制御、搬送速度制御、面圧制御のうち少なくとも一つを含む定着条件を制御する定着制御部と、を備えたことを特徴とする定着装置が開示されている。
特開2007−182265号公報 特開2002−278358号公報 特開2015−1544号公報
画像を形成する記録媒体の厚さをユーザが誤って設定した場合、画像を記録媒体に定着させる際の定着温度が、ユーザが誤って設定した記録媒体に対応した定着温度で定着されてしまうため、定着不良が発生する場合がある。
本発明は、記録媒体の厚さの設定ミスを検知しない場合と比較して、誤って設定された記録媒体の厚さに対応した定着温度で定着されてしまうのを抑えることができる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の定着装置は、記録媒体に形成された画像を定着させる定着手段と、前記定着手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段の負荷を検出する検出手段と、前記駆動手段の負荷から前記記録媒体の厚さを検知する検知手段と、予め設定された前記記録媒体の厚さと、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さと、が異なる場合に、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さに合わせて前記定着手段の定着温度を制御する制御手段と、を備える。
請求項2記載の発明は、前記検知手段は、前記記録媒体が前記定着手段に突入する際の前記駆動手段の負荷のピーク値と閾値との比較結果から前記記録媒体の厚さを検知する。
請求項3記載の発明は、前記検知手段は、前記記録媒体の幅に合わせて前記閾値を設定する。
請求項4記載の発明は、前記検知手段は、前記ピーク値が第1の閾値未満の場合に、前記記録媒体の厚さを第1の厚さとして検知し、前記ピーク値が第1の閾値以上の場合に、前記記録媒体の厚さを前記第1の厚さよりも厚い第2の厚さとして検知し、前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さが前記第1の厚さの場合は、前記記録媒体が前記定着手段に突入してから前記定着温度が低下するように前記定着手段を制御し、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さが前記第2の厚さの場合は、前記記録媒体が前記定着手段に突入した際の前記定着温度を維持するように前記定着手段を制御する。
請求項5記載の発明は、前記検知手段は、前記ピーク値が第1の閾値以上で且つ前記第1の閾値より大きい第2の閾値未満の場合に、前記記録媒体の厚さを前記第2の厚さとして検知し、前記ピーク値が第2の閾値以上の場合に、前記記録媒体の厚さを前記第2の厚さよりも厚い第3の厚さとして検知し、前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さが前記第3の厚さの場合は、前記定着手段に突入してから前記定着温度が上昇するように前記定着手段を制御する。
請求項6記載の発明は、前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さに応じて前記記録媒体の搬送速度を制御する。
請求項7記載の発明は、予め設定された前記記録媒体の厚さと、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さと、が異なる場合に、警告する警告手段を更に備える。
請求項8記載の発明の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記記録媒体に形成された画像を定着させる請求項1〜7の何れか1項記載の定着装置と、を備える。
請求項1及び請求項8記載の発明によれば、記録媒体の厚さの設定ミスを検知しない場合と比較して、誤って設定された記録媒体の厚さに対応した定着温度で定着されてしまうのを抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体の厚さを検知するセンサにより記録媒体の厚さを検知する場合と比較して、装置を簡略化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体の幅に関係なく閾値を設定した場合と比較して、記録媒体の厚さを精度良く検知することができる。
請求項4に記載の発明によれば、記録媒体の厚さが2種類の場合において、記録媒体の厚さに関係なく定着温度の制御を固定にした場合と比較して、良好に定着することができる。
請求項5に記載の発明によれば、記録媒体の厚さが3種類の場合において、記録媒体の厚さに関係なく定着温度の制御を固定にした場合と比較して、良好に定着することができる。
請求項6に記載の発明によれば、定着温度のみを制御する場合と比較して、定着の度合いを調整しやすくすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、予め設定された記録媒体の厚さと、検知手段により検知された記録媒体の厚さと、が異なる場合に、警告しない場合と比較して、ユーザに速やかに異常を知らせることができる。
画像形成装置の構成を示す概略構成図である。 加圧ロールが離間位置に位置している状態での定着装置の構成を示す概略断面図である。 加圧ロールが加圧位置に位置している状態での定着装置の構成を示す概略断面図である。 画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 正常時のトルク検出部による検出結果の時系列データの一例を示すグラフである。 用紙が定着装置に突入するタイミングの説明に供する概略構成図である。 用紙が定着装置から排出されるタイミングの説明に供する概略構成図である。 定着温度制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 定着温度の変化のパターンについて説明するための図である。 定着温度の変化のパターンについて説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。
図1〜図3を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。なお、以下では、黄色をY、マゼンタ色をM、シアン色をC、黒色をKで表すと共に、各構成部品及びトナー画像(画像)を色毎に区別する必要がある場合には、符号の末尾に各色に対応する色の符号(Y、M、C、K)を付して説明する。また、以下では、各構成部品及びトナー画像を色毎に区別せずに総称する場合には、符号の末尾の色の符号を省略して説明する。
(全体構成)
図1に示すように、画像形成装置10の装置本体10Aの内部には、入力される画像データをY、M、C、Kの4色の階調データに変換する画像処理を行う画像処理部12が設けられている。
また、装置本体10Aの中央側には、各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット16が、水平方向に対して傾斜する方向に間隔をおいて配置されている。また、各色の画像形成ユニット16の鉛直方向の上方には、各色の画像形成ユニット16で形成されたトナー画像が多重に転写される一次転写ユニット18が設けられている。
さらに、一次転写ユニット18の側方(図1の左側)には、後述する供給搬送ユニット30によって搬送経路60に沿って搬送された記録媒体の一例としての用紙Pに、一次転写ユニット18に多重に転写されたトナー画像を転写する二次転写ロール22が設けられている。
二次転写ロール22に対して用紙Pの搬送方向(以下、「用紙搬送方向」という。)の下流側には、定着手段の一例としての定着装置24が設けられている。また、定着装置24は、用紙Pに転写されたトナー画像を熱及び圧力によって用紙Pに定着させる。
また、定着装置24に対して用紙搬送方向の下流側には、トナー画像が定着された用紙Pを画像形成装置10の装置本体10Aの上部に設けられた排出部26に排出する排出ロール28が設けられている。
一方、画像形成ユニット16の鉛直方向の下方及び側方には、用紙Pを供給し搬送する供給搬送ユニット30が設けられている。また、一次転写ユニット18の鉛直方向の上方には、装置本体10Aの正面から装置本体10Aに対して着脱可能とされ、現像器38に補給されるトナーが充填されるトナーカートリッジ14が色別に4個(14K〜14Y)装置幅方向に並んで配置されている。各色のトナーカートリッジ14は、装置奥行方向に延びる円柱状とされ、各色の現像器38と図示しない補給管を介して接続されている。
(画像形成ユニット)
図1に示すように、各色の画像形成ユニット16は、すべて同様に構成されている。そして、画像形成ユニット16は、回転する円柱状の像保持体34と、像保持体34の表面を帯電させる帯電器36と、を備えている。
また、画像形成ユニット16は、帯電した像保持体34の表面に露光光を照射するLED(Light Emitting Diode)ヘッド32を備えている。また、画像形成ユニット16は、LEDヘッド32による露光光の照射によって形成された静電潜像を現像剤(本実施の形態では、負極に帯電したトナー)で現像してトナー画像として可視化する現像器38を備えている。また、画像形成ユニット16は、像保持体34の表面を清掃する図示しない清掃ブレードを備えている。
現像器38には、像保持体34と対向して現像ロール39が配置されており、現像器38は、現像ロール39を用いて像保持体34に形成された静電潜像を現像剤で現像してトナー画像として可視化する。
そして、帯電器36、LEDヘッド32、現像ロール39、及び清掃ブレードは、像保持体34の表面と対向して、像保持体34の回転方向の上流側から下流側へ向けてこの順番で配置されている。
(転写部(一次転写ユニット・二次転写ロール))
一次転写ユニット18は、無端状の中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、図示しないモータにより回転駆動して中間転写ベルト42を矢印A方向に周回させる駆動ロール46と、を備えている。また、一次転写ユニット18は、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、中間転写ベルト42に張力を付与する張力付与ロール48と、張力付与ロール48の鉛直方向上方に配置されて中間転写ベルト42と従動回転する補助ロール50と、を備えている。また、一次転写ユニット18は、中間転写ベルト42を挟んで各色の像保持体34の反対側に各々配置される一次転写ロール52を備えている。
以上の構成により、各色の画像形成ユニット16の像保持体34上に順次形成されたY、M、C、Kの各色のトナー画像が、各色の一次転写ロール52によって、中間転写ベルト42上に多重に転写される。
さらに、中間転写ベルト42の表面に接して中間転写ベルト42の表面を清掃する清掃ブレード56が、中間転写ベルト42を挟んで駆動ロール46の反対側に配置されている。
また、中間転写ベルト42を挟んで補助ロール50の反対側には、中間転写ベルト42上に転写されたトナー画像を、搬送される用紙Pに転写する二次転写ロール22が設けられている。そして、二次転写ロール22は接地されており、補助ロール50は二次転写ロール22の対向電極を形成しており、補助ロール50には、二次転写電圧が印加されることにより、用紙Pにトナー画像が転写される。
(供給搬送ユニット)
供給搬送ユニット30は、装置本体10A内において、画像形成ユニット16に対して鉛直方向の下方に配置され、複数の用紙Pが積載される給紙部材62を備えている。
さらに、供給搬送ユニット30は、給紙部材62に積載された用紙Pを搬送経路60へ送り出す給紙ロール64と、給紙ロール64によって送り出された用紙Pを1枚ずつ分離する分離ロール66と、用紙Pの搬送タイミングを合わせる位置合わせロール68と、を備えている。そして、各ロールが、用紙搬送方向の上流側から下流側に向けてこの順番で配置されている。
以上の構成により、給紙部材62から供給された用紙Pは、回転する位置合わせロール68によって中間転写ベルト42と二次転写ロール22との接触部(二次転写位置)へ定められたタイミングで送り出される。
(定着装置)
図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る定着装置24は、コイルユニット100、ソフトフェライト等を含む外部磁性部材102、加熱ベルト104、及び加圧ロール106を備えている。なお、図2では、加圧ロール106が、加熱ベルト104と離間した離間位置に移動された状態の一例を示している。また、図3では、加圧ロール106が、加熱ベルト104と接触して、加熱ベルト104を加圧する加圧位置に移動された状態の一例を示している。
コイルユニット100の内部には、図示しない定着電源からの電力の供給によって磁界を発生する複数の励磁コイル108が設けられている。また、加熱ベルト104は、電磁誘導により発熱する発熱層を含んで形成された無端状のベルトである。また、加熱ベルト104の内周面より内側の領域には、摺動シート109、液晶ポリマー等を含んで形成された押圧パッド110、及び感温磁性合金を含んで形成された内部磁性部材112が設けられている。
一方、加圧ロール106は、アルミニウム等の金属を含んで形成された心金114、及び発泡シリコンゴム等のスポンジ弾性層116を備えている。また、加圧ロール106は、ラッチ機構131(図4参照。)により、離間位置(図2の位置)と加圧位置(図3の位置)との間で移動可能とされている。
また、加圧ロール106が離間位置にある場合は、駆動手段の一例としてのモータ132(図4参照。)の駆動対象が切替部133(図4参照。)によって加熱ベルト104に切り替えられ、加熱ベルト104が駆動(回転)される。一方、ラッチ機構131によって加圧ロール106が加圧位置に移動した場合は、モータ132の駆動対象が切替部133によって加圧ロール106に切り替えられ、加圧ロール106が駆動(回転)する。その結果、加熱ベルト104は、加圧ロール106の回転に伴い、従動して回転する。
以上の構成により、定着装置24に搬送された用紙Pは、定着装置24により加熱及び加圧されて、用紙Pの一方の面(画像形成面)にトナー画像が定着される。
さらに、供給搬送ユニット30は、定着装置24によって一方の面にトナー画像が定着された用紙Pを、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出させずに、他方の面にトナー画像を形成するために用いる両面搬送装置70を備えている。
両面搬送装置70は、排出ロール28から位置合わせロール68に向けて用紙Pの表裏が反転されて用紙Pが搬送される両面搬送経路72と、両面搬送経路72に沿って用紙Pを搬送する搬送ロール74及び搬送ロール76とを備えている。
(その他)
画像形成装置10は、搬送経路60に沿って定着装置24の用紙搬送方向の上流側に設けられた用紙検知センサ80、及び下流側に設けられた用紙検知センサ82を備えている。本実施の形態に係る用紙検知センサ80、82は、一例として、一組の発光素子及び受光素子を備えた反射型のセンサである。用紙検知センサ80、82は、発光素子から設置位置に対応する搬送経路60上の検知位置に対して光を照射する。また、用紙検知センサ80、82は、受光素子で受光した光量に応じた信号レベルの信号(以下、「検知信号」という。)を出力する。用紙Pが上記検知位置を搬送されている期間は、発光素子から照射された光が用紙Pにより反射される。従って、用紙検知センサ80、82は、用紙Pが上記検知位置を搬送されている期間と搬送されていない期間で異なる信号レベルの検知信号を出力する。
このように、本実施の形態では、用紙検知センサ80、82として、反射型のセンサを適用しているが、これに限定されず、例えば、透過型のセンサ等、他のセンサを適用してもよい。
(画像形成工程)
まず、画像処理部12から各色のLEDヘッド32に各色の階調データが順次出力される。そして、LEDヘッド32から階調データに応じて出射された露光光は、帯電器36によって帯電した像保持体34の表面に照射される。これにより、像保持体34の表面には静電潜像が形成される。像保持体34上に形成された静電潜像は、各色の現像器38によって現像され、各々Y、M、C、Kの各色のトナー画像として可視化される。
さらに、一次転写ユニット18の一次転写ロール52によって、像保持体34上に形成された各色のトナー画像が、周回する中間転写ベルト42上に多重に転写される。
中間転写ベルト42上に多重に転写された各色のトナー画像は、給紙部材62から給紙ロール64、分離ロール66、位置合わせロール68によって搬送経路60に沿って搬送されてきた用紙Pに二次転写ロール22によって二次転写位置で二次転写される。
さらに、トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置24へと搬送される。そして、トナー画像が定着装置24によって用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、排出ロール28によって排出部26に排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成させる場合は、定着装置24によって一方の面(表面)にトナー画像が定着された用紙Pは、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出されない。排出ロール28が逆回転されることで、用紙Pの用紙搬送方向が切り替えられる。そして、この用紙Pは、搬送ロール74、76により両面搬送経路72に沿って搬送される。
両面搬送経路72に沿って搬送された用紙Pは、表裏が反転されて再度位置合わせロール68へと搬送される。そして、用紙Pの他方の面(裏面)にトナー画像が転写及び定着された後、用紙Pは、排出ロール28によって排出部26に排出される。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の電気系の要部構成について説明する。
図4に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置10は、画像形成装置10の全体的な動作を司る、検知手段及び制御手段の一例としてのCPU(Central Processing Unit)120、及び各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)122を備えている。また、画像形成装置10は、CPU120による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)124、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部126を備えている。
また、画像形成装置10は、外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(Interface)部128を備えている。また、画像形成装置10は、画像形成装置10に対するユーザからの指示を受け付ける一方、ユーザに対して画像形成装置10の動作状況等に関する各種情報を表示する警告手段の一例としての操作表示部130を備えている。なお、操作表示部130は、例えば、プログラムの実行により操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示される表示面にタッチパネルが設けられたディスプレイ、及びテンキーやスタートボタン等のハードウェアキーを含む。
また、画像形成装置10は、加熱ベルト104又は加圧ロール106を回転駆動するモータ132の負荷(トルク)を検出する検出手段の一例としてのトルク検出部134を備えている。本実施の形態に係るトルク検出部134は、モータ132に接続されており、モータ132のトルクを、モータ132に流れる電流値として検出する。
なお、本実施の形態に係るトルク検出部134の構成は、モータ132のトルクを検出可能であれば特に限定されない。例えば、トルク検出部134として、シャント抵抗間の電圧を測定して電流を検出する構成のものを適用してもよい。また、例えば、トルク検出部134として、モータ132に電流が流れる経路上に抵抗を設け、該抵抗間の電圧を測定して電流を検知する構成のものを適用してもよい。また、例えば、トルク検出部134として、モータ132に電流が流れる経路上にホール素子による電流センサを設けて電流を検知する構成のものを適用してもよい。また、トルク検出部134は、検出した電流を電圧に変換して出力する構成でもよい。さらに、例えば、トルク検出部134として、モータ132のトルクを検出するトルク検出器を適用してもよい。
また、画像形成装置10は、前述した画像形成ユニット16や一次転写ユニット18等の用紙Pに対する画像形成に関する各種処理を行う構成部位を含む画像形成部136を備えている。そして、CPU120、ROM122、RAM124、記憶部126、通信回線I/F部128、操作表示部130、ラッチ機構131、モータ132、切替部133、トルク検出部134、画像形成部136、及び用紙検知センサ80、82の各部がアドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス138を介して互いに接続されている。
以上の構成により、本実施の形態に係る画像形成装置10は、CPU120により、ROM122、RAM124、及び記憶部126に対するアクセス、並びに通信回線I/F部128を介した外部装置との間での通信データの送受信を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU120により、操作表示部130を介した各種指示情報の取得、及び操作表示部130に対する各種情報の表示を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU120により、モータ132の制御、トルク検出部134から出力された電流値の取得、及び画像形成部136の制御を各々行う。
さらに、画像形成装置10は、CPU120により、用紙検知センサ80、82の各々から出力された検知信号を各々取得する。従って、画像形成装置10は、CPU120により、取得した該検知信号の信号レベルによって、用紙Pが用紙検知センサ80、82の各々による検知位置を通過しているか否かを検知する。
ところで、用紙Pには様々な厚さがあるが、例えば用紙Pの厚さが異なる用紙では、用紙の搬送速度を同じにした場合、定着装置24における定着温度(加熱ベルト104の加熱温度)を異ならせて制御する必要がある。例えば用紙Pが厚紙の場合に薄紙に対応した定着温度で定着してしまうと、定着温度が低すぎてトナーが十分に定着しない場合がある。逆に、用紙Pが薄紙の場合に厚紙に対応した定着温度で定着してしまうと、定着温度が高すぎて用紙Pがカールしたり、ホットオフセットが発生したりする場合がある。
また、定着温度は、例えばユーザの操作によって予め設定された用紙Pの厚さに合わせて設定されるが、ユーザが用紙Pの厚さを誤って設定してしまった場合、本来の定着温度と異なる定着温度で定着されてしまい、上記の問題が発生してしまう。
そこで、本実施の形態に係る画像形成装置10では、用紙Pが定着装置24に突入する際のモータ132のトルクから用紙Pの厚さを検知し、検知した厚さが、ユーザの操作によって予め設定された用紙Pの厚さと異なる場合は、検知した厚さに合わせて定着装置24の定着温度を制御する。
以下、図5〜図7を参照して、本実施の形態に係る定着温度制御について詳細に説明する。なお、図5は、正常な状態で4枚の用紙Pが1枚ずつ順番に定着装置24により搬送されて画像が定着された状態でのトルク検出部134から出力された電流値の時系列データの一例を示している。また、図6及び図7は、図5に示した電流値の時系列データを説明するための図であり、用紙Pの搬送位置を示している。また、錯綜を回避するために、図6及び図7では、中間転写ベルト42を破線で示している。
図5に示すように、トルク検出部134から出力される電流値は、用紙Pの先端が定着装置24に突入するタイミングで上に凸のピーク値となり、用紙Pの後端が定着装置24から排出されるタイミングで下に凸のピーク値となる。ここで、用紙Pの厚さが大きくなるほど、上に凸のピーク値は大きくなる。従って、上に凸のピーク値から用紙Pの厚さが検知される。本実施の形態では、上に凸のピーク値から用紙Pの厚さを検知する場合について説明する。なお、用紙Pの厚さが大きくなるほど、下に凸のピーク値の絶対値は大きくなる。従って、下に凸のピーク値から用紙Pの厚さを検知してもよい。また、上に凸のピーク値及び下に凸のピーク値の平均値から用紙Pの厚さを検知してもよい。また、用紙通過中の電流値の平均値、すなわち、上に凸のピーク値を検出してから下に凸のピーク値を検出するまでに検出した電流値の平均値から用紙Pの厚さを検知してもよい。
次に、図6及び図7を参照して、図5に示した電流値の時系列の変化の原理について説明する。図6に示すように、加圧ロール106が加圧位置に移動したラッチONの状態において、用紙Pの先端が定着装置24における加熱ベルト104と加圧ロール106とのニップ部に突入した際に、加圧ロール106には、加圧ロール106の回転方向とは逆方向の力(図6の矢印Dの力)が働き、モータ132のトルクが増加する。従って、トルク検出部134から出力される電流値も増加し、上に凸のピーク値となる。その後、用紙Pは定着装置24に挟まれて搬送され、用紙Pが定着装置24に突入した際の上記逆方向の力が働かなくなるため、上記電流値が減少する。
一方、図7に示すように、用紙Pの後端が上記ニップ部から排出される際に、加圧ロール106には、加圧ロール106の回転方向と同一方向の力(図7の矢印Eの力)が働き、モータ132のトルクが減少する。従って、トルク検出部134から出力される電流値も減少し、下に凸のピーク値となる。
なお、以下では、上に凸のピーク値を上ピーク値と称し、下に凸のピーク値を下ピーク値と称する場合がある。
次に、図8を参照して、上記定着処理の実行時における本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。なお、図8は、用紙Pに対する画像形成指示が入力される毎にCPU120によって実行される定着温度制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、定着温度制御プログラムはROM122に予めインストールされている。また、ここでは、説明を簡単にするために、前述した画像形成工程による用紙Pに画像を形成する処理については説明を省略する。
なお、用紙Pの厚さは、操作表示部130に表示される用紙Pの厚さの設定画面(図示省略)においてユーザが操作することによって予め設定されており、設定された用紙Pの厚さは記憶部126に記憶されている。なお、ユーザは、設定画面において、予め定められた複数の定型サイズの中から所望のサイズを設定することで用紙Pの厚さを設定してもよいし、定形外のサイズを入力することにより用紙Pの厚さを設定するようにしてもよい。
ステップS100では、CPU120は、用紙検知センサ80から出力された検知信号を取得する。
ステップS102では、CPU120は、ステップS100で取得した検知信号に基づいて、用紙Pの先端が搬送経路60上の用紙検知センサ80による検知位置を通過したか否かを判定する。CPU120は、この判定が否定判定となった場合はステップS100へ戻る一方、ステップS102の判定が肯定判定となった場合はステップS104に移行する。
なお、用紙検知センサ80が設けられていない構成の場合は、例えば、CPU120は、用紙Pの給紙部材62からの搬送を開始してからの期間が閾値以上となった場合に、用紙Pの先端が搬送経路60上の用紙検知センサ80による検知位置を通過したと判定してもよい。また、この場合の閾値は、給紙部材62から定着装置24までの搬送経路60の距離と用紙Pの搬送速度とから適宜定めればよい。
ステップS104では、CPU120は、トルク検出部134から出力された電流値を取得する。
ステップS106では、CPU120は、用紙検知センサ82から出力された検知信号を取得する。
ステップS108では、CPU120は、ステップS104で取得した検知信号に基づいて、用紙Pの先端が搬送経路60上の用紙検知センサ82による検知位置を通過したか否かを判定する。CPU120は、この判定が否定判定となった場合は、ステップS104へ戻る一方、ステップS108の判定が肯定判定となった場合はステップS110に移行する。
なお、用紙検知センサ82が設けられていない構成の場合は、例えば、CPU120は、用紙Pの給紙部材62からの搬送を開始してからの期間が閾値以上となった場合に、用紙Pの先端が搬送経路60上の用紙検知センサ82による検知位置を通過したと判定してもよい。また、この場合の閾値は、給紙部材62から定着装置24までの搬送経路60の距離と用紙Pの搬送速度とから適宜定めればよい。さらに、ステップS104で取得した検知信号の電流値から上ピーク値を検出した場合に用紙Pの先端が搬送経路60上の用紙検知センサ82による検知位置を通過したと判定してもよい。
ステップS104で取得した電流値は、用紙Pの先端が用紙検知センサ80を通過して定着装置24に突入した後、用紙検知センサ82を通過するまでの期間に取得した電流値なので、取得した電流値は上ピーク値を含むこととなる。
そこで、ステップS110では、ステップS104で取得した電流値のピーク値を求め、求めたピーク値から用紙Pの厚さを検知する。具体的には、ピーク値と、用紙Pの厚さを求めるための予め定めた閾値とを比較することにより用紙Pの厚さを求める。本実施形態では、3種類の異なる厚さの用紙を検知する場合について説明する。
例えば、図9に示すように、第1の閾値TH1及び第1の閾値THより大きい第2の閾値TH2を予め設定する。そして、ピーク値Pkが第1の閾値TH1未満の場合は、用紙Pの厚さを第1の厚さD1として検知する。また、ピーク値Pkが第1の閾値TH1以上で且つ第2の閾値TH2未満の場合は、用紙Pの厚さを第1の厚さD1よりも厚い第2の厚さD2として検知する。さらに、ピーク値Pkが第2の閾値TH2以上の場合は、第2の厚さD2よりも厚い第3の厚さD3として検知する。なお、用紙Pの厚さは2種類であってもよいし、4種類以上であってもよく、用紙Pの種類の数に応じて用紙Pの厚さを検知するための閾値を適宜設定すればよい。
また、ピーク値Pkは用紙Pの幅、すなわち用紙Pの搬送方向と直交する方向の長さによって異なる場合がある。例えば用紙Pの幅が大きくなるに従って、その分ピーク値Pkも大きくなる場合がある。このため、用紙Pの幅が大きくなるに従って用紙Pの厚さを検知するための閾値を大きくするようにしてもよい。なお、用紙Pの幅は、予め設定された用紙Pの種類から取得される。
ステップS112では、CPU120は、予め設定された用紙Pの厚さを記憶部26から読み出し、ステップS110で検知した用紙Pの厚さが、予め設定された用紙Pの厚さと異なるか否かを判定する。そして、ステップS112の判定が肯定判定となった場合はステップS114へ移行する一方、否定判定となった場合はステップS118へ移行する。
ステップS114では、CPU120は、予め設定された用紙Pの厚さと異なる厚さの用紙Pが処理されていることを示すメッセージを操作表示部130に表示させることによりユーザに警告する。
ステップS116では、CPU120は、ステップS110で検知した用紙Pの厚さに応じて定着温度を制御する。本実施形態では、用紙Pが第1の厚さD1の場合は、定着温度の変化が、例えば図9に示すパターンPT1となるように定着温度を制御する。パターンPT1は、定着温度が段階的に低下するパターンである。また、用紙Pが第2の厚さD2の場合は、定着温度の変化が、例えば図9に示すパターンPT2となるように定着温度を制御する。パターンPT2は、定着温度が一定に維持されるパターンである。
ここで、例えば予め設定された用紙Pが第1の厚さD1であるが、ステップS110で検知した用紙Pが第2の厚さD2であった場合、第1の厚さD1に対応したパターンPT1となるように定着温度を制御してしまうと、定着温度が低すぎて定着不良が発生してしまう場合がある。このため、ステップS110で検知した用紙Pの第2の厚さD2に対応したパターンPT2となるように定着温度を制御する。これにより、定着不良が抑制される。
逆に、予め設定された用紙Pが第2の厚さD2であるが、ステップS110で検知した用紙Pが第1の厚さD1であった場合、第2の厚さD2に対応したパターンPT2となるように定着温度を制御してしまうと、定着温度が高すぎて用紙Pにカールやホットオフが発生してしまう場合がある。このため、ステップS110で検知した用紙Pの第1の厚さD1に対応したパターンPT1となるように定着温度を制御する。これにより、用紙Pにカールやホットオフが発生してしまうのが抑制される。
また、本実施形態では、用紙Pが第3の厚さD3の場合は、定着温度の変化が、例えば図10に示すパターンPT3となるように定着温度を制御する。パターンPT3は、定着温度を上昇させるパターンである。さらに、用紙Pが第3の厚さD3の場合は、図10に示すように、定着をスキップさせるようにしてもよい。具体的には、例えば図10に示すように1枚目の用紙Pの定着が終了した後に、2枚目の用紙Pの搬送を停止させ、予め定めた期間tの経過後に2枚目の用紙Pの搬送を再開する。このように定着をスキップすることにより、定着温度が速やかに上昇する。なお、用紙Pの搬送を停止させる期間tは、目標の定着温度が得られる時間に設定すればよい。
ここで、例えば予め設定された用紙Pが第1の厚さD1であるが、ステップS110で検知した用紙Pが第3の厚さD3であった場合、第1の厚さD1に対応したパターンPT1となるように定着温度を制御してしまうと、定着温度が低すぎて定着不良が発生してしまう場合がある。このため、ステップS110で検知した用紙Pの第3の厚さD3に対応したパターンPT3となるように定着温度を制御すると共に、用紙Pの搬送を停止させ、予め定めた期間tの経過後に用紙Pの搬送を再開させる。これにより、定着不良が抑制される。なお、用紙Pの搬送を停止させるのではなく、搬送速度を低下させるようにしてもよい。また、定着をスキップして用紙Pの搬送を再開した際に、再度用紙Pの厚さを検知し、検知した用紙Pの厚さが、予め設定された用紙Pの厚さと異なるか否かを判定するようにしてもよい。
一方、ステップS118では、ステップS110で検知した用紙の厚さが、予め設定された用紙Pの厚さと同じなので、定着温度の変化が、予め設定された用紙Pの厚さに対応したパターンとなるように定着温度を制御する。
このように、本実施の形態では、用紙Pが定着装置24に突入する際のモータ132のトルクから検出した用紙Pの厚さが予め設定された用紙Pの厚さと異なる場合は、検知した用紙Pの厚さに合わせて定着装置24の定着温度を制御する。これにより、定着不良等の発生が抑制される。
なお、本実施の形態では、検知した用紙Pの厚さに応じて定着温度を制御する場合について説明したが、定着温度を制御すると共に、用紙Pの搬送速度を制御するようにしてもよい。例えば、用紙Pの搬送速度を速くするほど用紙Pが定着装置24から受ける単位時間当たりの熱量は小さくなり、定着温度を低下させるのと同様の効果が得られ、用紙Pの搬送速度を遅くするほど用紙Pが定着装置24から受ける単位時間当たりの熱量は大きくなり、定着温度を上昇させるのと同様の効果が得られる。従って、定着温度を制御すると共に搬送速度を制御することで定着の度合いが調整しやすくなる。
また、本実施の形態では、電磁誘導により加熱を行う所謂IH(Induction Heating)方式の定着装置を用いた場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ハロゲンランプ等を用いた別の方式の定着装置を用いてもよい。
また、本実施の形態では、定着温度制御プログラムがROM122に予めインストールされている場合について説明したが、これに限定されない。例えば、定着温度制御プログラムが、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記憶媒体に格納されて提供される形態、又はネットワークを介して提供される形態としてもよい。
さらに、本実施の形態では、定着温度制御を、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、定着温度制御を、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現する形態としてもよい。
その他、本実施の形態で説明した画像形成装置10の構成(図1〜図4参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
また、上記本実施の形態で説明した定着温度制御プログラムの処理の流れ(図8参照)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
10 画像形成装置
24 定着装置
104 加熱ベルト
106 加圧ロール
120 CPU
132 モータ
134 トルク検出部
136 画像形成部
P 用紙

Claims (8)

  1. 記録媒体に形成された画像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段の負荷を検出する検出手段と、
    前記駆動手段の負荷から前記記録媒体の厚さを検知する検知手段と、
    予め設定された前記記録媒体の厚さと、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さと、が異なる場合に、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さに合わせて前記定着手段の定着温度を制御する制御手段と、
    を備えた定着装置。
  2. 前記検知手段は、前記記録媒体が前記定着手段に突入する際の前記駆動手段の負荷のピーク値と閾値との比較結果から前記記録媒体の厚さを検知する
    請求項1記載の定着装置。
  3. 前記検知手段は、前記記録媒体の幅に合わせて前記閾値を設定する
    請求項2記載の定着装置。
  4. 前記検知手段は、前記ピーク値が第1の閾値未満の場合に、前記記録媒体の厚さを第1の厚さとして検知し、前記ピーク値が第1の閾値以上の場合に、前記記録媒体の厚さを前記第1の厚さよりも厚い第2の厚さとして検知し、
    前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さが前記第1の厚さの場合は、前記記録媒体が前記定着手段に突入してから前記定着温度が低下するように前記定着手段を制御し、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さが前記第2の厚さの場合は、前記記録媒体が前記定着手段に突入した際の前記定着温度を維持するように前記定着手段を制御する
    請求項2又は請求項3記載の定着装置。
  5. 前記検知手段は、前記ピーク値が第1の閾値以上で且つ前記第1の閾値より大きい第2の閾値未満の場合に、前記記録媒体の厚さを前記第2の厚さとして検知し、前記ピーク値が第2の閾値以上の場合に、前記記録媒体の厚さを前記第2の厚さよりも厚い第3の厚さとして検知し、
    前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さが前記第3の厚さの場合は、前記定着手段に突入してから前記定着温度が上昇するように前記定着手段を制御する
    請求項4記載の定着装置。
  6. 前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さに応じて前記記録媒体の搬送速度を制御する
    請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置。
  7. 予め設定された前記記録媒体の厚さと、前記検知手段により検知された前記記録媒体の厚さと、が異なる場合に、警告する警告手段
    を更に備えた請求項1〜6の何れか1項に記載の定着装置。
  8. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記記録媒体に形成された画像を定着させる請求項1〜7の何れか1項記載の定着装置と、
    を備えた画像形成装置。
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