JP2016136194A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録材を検知するための独立した手段を設けることなく、装置内の記録材を精度よく検知可能な定着装置を提供する。【解決手段】記録材P上に形成されたトナー像を定着させる定着装置20において、定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱源8と、前記定着部材とニップNを形成する加圧部材4と、加圧部材4を回転させる回転駆動手段6と、回転駆動手段6によって加圧部材4を回転させる駆動トルクを検出するトルク検出手段と、を備え、検出された駆動トルクの値に応じて記録材Pの通紙有無及び厚みを判定する定着装置である。【選択図】図1
Description
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機などの画像形成装置では、電子写真記録、静電記録、磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式もしくは直接方式により未定着トナー画像が記録材(記録材シート、印刷紙、感光紙、静電記録紙など)に形成される。
電子写真方式を利用した画像形成装置は、例えば、像担持体である感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録材に転写して画像を担持させる。
電子写真方式を利用した画像形成装置は、例えば、像担持体である感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録材に転写して画像を担持させる。
未定着トナー画像を定着させるための定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。例えば、対向するローラもしくはベルトもしくはそれらの組み合わせによりなる定着回転体が配置され、記録材を挟みこみ、熱および圧力を加え、未定着トナー画像を記録材上に定着するものがある。
上記のような定着装置では、その内部において、ニップ部への記録材の到達及び通過を検知するセンサを設置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、定着装置を通過した記録材は、定着装置による加熱及び加圧の影響により反りなどの変形が生じてしまうことがある。そこで、記録材の変形に起因した搬送不良などの発生を防ぐため、記録材の厚みなどを検知し、適切な定着条件となるように制御されることが行われる。この場合、記録材の厚みを検知可能なセンサを設け、該センサにより実際に通紙された記録材を検知することが好ましい。
定着装置内で記録材を検知する手段としては、特許文献1に記載された検知機構のように、光学センサまたは接触式センサなどの記録材センサをニップ部近傍に設置する構成が広く適用されている。
しかしながら、ニップ部の近傍は非常に高温になるため、記録材を検知するセンサに対する断熱手段の設置、または耐熱性を有するセンサの選択が必要となり、コスト上昇の要因となる。
また、近年の装置の高機能化により、装置内に配置される機構が増加し(例えば、各ローラのリフレッシュ機構など)、配置スペースが制限されるため、熱の影響を回避するためのレイアウトも困難である。
また、近年の装置の高機能化により、装置内に配置される機構が増加し(例えば、各ローラのリフレッシュ機構など)、配置スペースが制限されるため、熱の影響を回避するためのレイアウトも困難である。
そこで本発明は、記録材を検知するための独立した手段を設けることなく、装置内の記録材を精度よく検知可能な定着装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、記録材上に形成されたトナー像を定着させる定着装置において、定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱源と、前記定着部材とニップを形成する加圧部材と、前記加圧部材を回転させる回転駆動手段と、前記回転駆動手段によって前記加圧部材を回転させる駆動トルクを検出するトルク検出手段と、を備え、検出された駆動トルクの値に応じて前記記録材の通紙有無及び厚みを判定することを特徴とする。
本発明によれば、記録材を検知するための独立した手段を設けることなく、装置内の記録材を精度よく検知可能な定着装置を提供することができる。
以下、本発明に係る定着装置及び画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本実施形態の定着装置は、記録材上に形成されたトナー像を定着させる定着装置において、定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱源と、前記定着部材とニップを形成する加圧部材と、前記加圧部材を回転させる回転駆動手段と、前記回転駆動手段によって前記加圧部材を回転させる駆動トルクを検出するトルク検出手段と、を備え、検出された駆動トルクの値に応じて前記記録材の通紙有無及び厚みを判定する。
図1及び図2は、本実施形態の定着装置の構成を示す模式図である。
図1は、前記定着部材が、定着ローラである態様であり、図2は、前記定着部材が、定着ローラ及び前記加熱源を備える加熱ローラに張架された定着ベルトである態様を示している。
図1は、前記定着部材が、定着ローラである態様であり、図2は、前記定着部材が、定着ローラ及び前記加熱源を備える加熱ローラに張架された定着ベルトである態様を示している。
図1の定着装置について説明する。
定着部材である定着ローラ2の芯金部の軸方向中央孔にはヒータ8が設けられ、ヒータ8のオン/オフにより表面温度が制御される。定着ローラ2の表面温度は温度検出装置9により検知される。
定着ローラ2は、例えば、中央に孔を有する芯金に数mmから数十mm厚のシリコーンゴム層が形成され、表面にPFAコーティングが施されたものである。
定着部材である定着ローラ2の芯金部の軸方向中央孔にはヒータ8が設けられ、ヒータ8のオン/オフにより表面温度が制御される。定着ローラ2の表面温度は温度検出装置9により検知される。
定着ローラ2は、例えば、中央に孔を有する芯金に数mmから数十mm厚のシリコーンゴム層が形成され、表面にPFAコーティングが施されたものである。
加圧部材である加圧ローラ4は、図示しない加圧機構によって定着ローラ2に対して脱圧/圧接可能に配置されている。加圧ローラ4が定着ローラ2に圧接されることにより、加圧ローラ4と定着ローラ2の間には、定着ニップ部Nが形成される。
加圧ローラ4は、例えば、芯金に数mm厚のシリコーンゴム層が形成され、表面がPFAチューブで被覆されたものである。
加圧ローラ4は、例えば、芯金に数mm厚のシリコーンゴム層が形成され、表面がPFAチューブで被覆されたものである。
加圧ローラ4は、モータなどの回転駆動手段6によって回転駆動される。回転駆動手段6の駆動トルクは、接続された制御手段7のトルク検出手段(以下、単に「トルク検出手段7’」と表す)により検出される。
なお、本実施形態では回転駆動を加圧ローラ4の駆動により行っているが、定着ローラ2を駆動する構成であってもよい。
なお、本実施形態では回転駆動を加圧ローラ4の駆動により行っているが、定着ローラ2を駆動する構成であってもよい。
定着ニップ部Nの上流側には、記録材Pを定着ニップ部Nへと案内する定着入口ガイド板5が配置されている。後述する画像形成装置の転写ユニットから送り出された記録材Pは、中継搬送ユニット111によって定着入口ガイド板5に導入され、定着入口ガイド板5の搬送面を沿いながら定着ニップ部Nへ導入される。
定着ニップ部Nの下流側には、分離板10が配置されている。定着ニップ部Nを通過した記録材Pは分離板10により定着ローラ2から剥離され、定着装置外へ送り出される。
図2の定着装置について説明する。
定着部材は、加熱ローラ1と定着ローラ2に巻き掛けられた無端状の定着ベルト3からなる。加熱ローラの芯金部の軸方向中央孔にはヒータ8が設けられ、ヒータ8のオン/オフにより定着ベルト3の表面温度が制御される。
定着ベルト3の表面温度は温度検出装置9により検知される。
定着部材は、加熱ローラ1と定着ローラ2に巻き掛けられた無端状の定着ベルト3からなる。加熱ローラの芯金部の軸方向中央孔にはヒータ8が設けられ、ヒータ8のオン/オフにより定着ベルト3の表面温度が制御される。
定着ベルト3の表面温度は温度検出装置9により検知される。
加圧部材である加圧ローラ4は、図示しない加圧機構によって定着ベルト3を介して定着ローラ2に対して脱圧/圧接可能に配置されている。加圧ローラ4が定着ベルト3を介して定着ローラ2に圧接されることにより、定着ニップ部Nが形成される。
加圧ローラ4は、例えば、芯金に数mm厚のシリコーンゴム層が形成され、表面がPFAチューブで被覆されたものである。
加圧ローラ4は、例えば、芯金に数mm厚のシリコーンゴム層が形成され、表面がPFAチューブで被覆されたものである。
加圧ローラ4は、モータなどの回転駆動手段6によって回転駆動される。回転駆動手段6の駆動トルクは、接続された制御手段7によりモニタされる。
なお、本実施形態では回転駆動を加圧ローラ4側の駆動により行っているが、定着ローラ2を回転駆動させる構成であってもよい。
なお、本実施形態では回転駆動を加圧ローラ4側の駆動により行っているが、定着ローラ2を回転駆動させる構成であってもよい。
定着ローラ2は、例えば、芯金に数十mm厚のシリコーンゴムを形成したもので、定着ベルト3は、例えば、ポリイミドの基材上にシリコーンゴム層を設け、表面にPFAコーティングを施したものである。
定着ローラ2のシリコーンゴム層は、加圧ローラ4のシリコーンゴム層よりも十分に厚く、かつゴム硬度が柔らかい層で構成することにより、加圧ローラ4との圧接時に定着ローラ2側に加圧ローラ4を食い込ませ、記録材Pを定着ベルト3から剥離しやすくなることができる。
定着ローラ2のシリコーンゴム層は、加圧ローラ4のシリコーンゴム層よりも十分に厚く、かつゴム硬度が柔らかい層で構成することにより、加圧ローラ4との圧接時に定着ローラ2側に加圧ローラ4を食い込ませ、記録材Pを定着ベルト3から剥離しやすくなることができる。
以下、図1及び図2に共通する機構について説明する。
本実施形態の定着装置20は、トルク検出手段7’によって検出された駆動トルクの値に応じて記録材Pの通過有無及び厚みを判定する。
具体的には、トルク検出手段7’により検出された駆動トルクの値を予め設定された基準値と対比することにより記録材Pの通紙有無を判定し、トルク検出手段7’により検出された駆動トルクの値を予め設定された所定の閾値と対比することにより記録材Pの厚みを判定する。なお、回転駆動を定着部材(定着ローラ2)側で行う構成の場合は、駆動トルク検出手段7’を、定着ローラ2の回転駆動手段に設ける構成としてもよい。
ここで、判定の対象とする「駆動トルクの値」とは、経時での駆動トルクの変動であり、「所定の閾値と対比する」とは、所定の閾値を超えたか否かを判断することである。
本実施形態の定着装置20は、トルク検出手段7’によって検出された駆動トルクの値に応じて記録材Pの通過有無及び厚みを判定する。
具体的には、トルク検出手段7’により検出された駆動トルクの値を予め設定された基準値と対比することにより記録材Pの通紙有無を判定し、トルク検出手段7’により検出された駆動トルクの値を予め設定された所定の閾値と対比することにより記録材Pの厚みを判定する。なお、回転駆動を定着部材(定着ローラ2)側で行う構成の場合は、駆動トルク検出手段7’を、定着ローラ2の回転駆動手段に設ける構成としてもよい。
ここで、判定の対象とする「駆動トルクの値」とは、経時での駆動トルクの変動であり、「所定の閾値と対比する」とは、所定の閾値を超えたか否かを判断することである。
駆動トルクの基準値は、印刷ジョブ開始前または印刷ジョブ終了後の待機状態における一定時間の駆動トルクの平均値である。
例えば、電源投入後、印刷ジョブ開始前の駆動トルクを一定時間取り込み、平均化した値を基準値として設定することにより、その定着装置固有の基準トルクを設定することができ、精度よく記録材Pの通紙状態を判定することが可能となる。
また、印刷ジョブ終了後の待機状態の駆動トルクを一定時間取り込み、平均化した値を基準値とすることにより、基準値を常に最新の状態に維持することができ、精度よく記録材の通紙状態を判定することが可能となる。
例えば、電源投入後、印刷ジョブ開始前の駆動トルクを一定時間取り込み、平均化した値を基準値として設定することにより、その定着装置固有の基準トルクを設定することができ、精度よく記録材Pの通紙状態を判定することが可能となる。
また、印刷ジョブ終了後の待機状態の駆動トルクを一定時間取り込み、平均化した値を基準値とすることにより、基準値を常に最新の状態に維持することができ、精度よく記録材の通紙状態を判定することが可能となる。
駆動トルクの基準値は、駆動トルク検知時における装置内環境に応じて補正された値であることが好ましい。
基準値として任意のタイミングで一定時間取り込んだ駆動トルクに対し、取り込んだ時点における定着装置の稼働条件、設置環境、蓄熱状態などにより補正した値を設定することで、随時基準値を適切な値に更新することができる。
基準値として任意のタイミングで一定時間取り込んだ駆動トルクに対し、取り込んだ時点における定着装置の稼働条件、設置環境、蓄熱状態などにより補正した値を設定することで、随時基準値を適切な値に更新することができる。
駆動トルクの閾値は、記録材Pの厚みに応じて設定された値である。
例えば、記録材Pの厚みと相関するトルク変動を記録材の厚みの情報として保持しておき、該情報と検知された駆動トルクの変動とを比較することにより、通紙された記録材の厚みを判断することができる。すなわち、厚みを検出するための手段を個別に設ける必要がない。
例えば、記録材Pの厚みと相関するトルク変動を記録材の厚みの情報として保持しておき、該情報と検知された駆動トルクの変動とを比較することにより、通紙された記録材の厚みを判断することができる。すなわち、厚みを検出するための手段を個別に設ける必要がない。
本実施形態の定着装置は、駆動トルクの値に応じて判定された記録材Pの厚みに応じて、定着条件が制御される。
記録材Pの厚みをオペレータが随時設定することなく、自動的に定着条件(例えば、定着部材の設定温度、転写条件、通紙線速など)が設定される。
記録材Pの厚みをオペレータが随時設定することなく、自動的に定着条件(例えば、定着部材の設定温度、転写条件、通紙線速など)が設定される。
また、本実施形態の定着装置は図1及び図2に示す操作パネル11を備える。操作パネル11は、オペレータが情報を入力するための外部入力手段、エラーなどをオペレータに通知するための表示手段を有する。
外部入力手段により入力され設定された記録材Pの厚みと、検知された駆動トルクの値に応じて判定された記録材Pの厚みとの一致を検証することができる。
ここで、入力により設定された値と検知された値とが相違する場合などは、表示手段によりエラーが通知される。
ここで、入力により設定された値と検知された値とが相違する場合などは、表示手段によりエラーが通知される。
図3に、動作中の回転駆動手段6の駆動トルクプロファイルの例を示す。
グラフの実線P2は薄い記録材(薄紙)印刷時、破線P1は厚い記録材(厚紙)印刷時のプロファイルである。
グラフの実線P2は薄い記録材(薄紙)印刷時、破線P1は厚い記録材(厚紙)印刷時のプロファイルである。
回転開始のタイミングをT0で示している。T1は、非通紙状態としての基準トルク(A)を設定するための期間であり、T2、T3、T4は通紙期間である。
図3に示すように、駆動トルクが通紙判別閾値(B)を越える変動があった場合、通紙時であることを判別することができる。上述のように、基準トルク(A)は、待機状態の駆動トルクを平均化した値として随時更新されるため、機差など誤差因子を除外した状態で高精度な通紙状態の検出が可能となる。
また、厚紙は負荷が大きいため駆動トルクの上昇量は大きくなる。紙厚による駆動トルク上昇量を予め設定しておき(紙厚判別閾値(C))、通紙時の駆動トルク変動量と比較することで、現在通紙されている記録材P(厚紙P1,薄紙P2)の紙厚を判別することができる。
判別された紙厚情報と、オペレータによって入力され設定された紙厚情報とを比較し、差異がある場合はアラートを表示し、設定ミスを通知することが可能である。あるいは判別された紙厚情報からシステムの設定情報を修正するとともに、定着部材の設定温度を判別された紙厚に適正な温度に修正することも可能である。
図4及び図5は、本実施形態の画像形成装置の構成を示す模式図である。
図4は、図1に示す態様の定着装置を備えた画像形成装置の例であり、図5は、図2に示す態様の定着装置を備えた画像形成装置の例である。
図4は、図1に示す態様の定着装置を備えた画像形成装置の例であり、図5は、図2に示す態様の定着装置を備えた画像形成装置の例である。
図4及び図5に例示する画像形成装置100は、タンデム型中間転写方式のカラー複写機である。同図に示すように、画像形成装置100は、装置本体101と、装置本体101の上部に配置された画像読取装置であるスキャナ102と、該スキャナ102のさらに上部に配置された自動原稿給送装置(ADF)103とを有している。
装置本体101の下部には、複数の給紙カセット104a,104b,104c,104dを備えた給紙部104が配置されている。
装置本体101のほぼ中央部には、中間転写体としての無端状の中間転写ベルト105が配置されている。中間転写ベルト105は、複数の支持ローラ106,107,108等に掛け渡されて支持されており、図示しない駆動源により図中時計回り方向に回転駆動される。
支持ローラ108の近傍には、2次転写後に中間転写ベルト105上に残留する残留トナー等を除去する中間転写体クリーニング装置109が設けられている。
支持ローラ106と支持ローラ107との間に張り渡された中間転写ベルト105上には、その搬送方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成手段としてのプロセスカートリッジ29Y,29M,29C,29Kがこの順に並設・配置され、タンデム画像形成部30が構成されている。但し、これら4つの色順は一例であり、これに限定されるものではない。
プロセスカートリッジ29Y,29M,29C,29Kには、像担持体としてのドラム状の感光体ドラム21Y,21M,21C,21Kが配置されている。以下、プロセスカートリッジ29Y,29M,29C,29Kの構成は、露光される画像データ色に対応した現像剤中のトナー色が異なるのみで他の構成は同様のため、色を表す添え字符号を削除した符号で総括的に説明する。
プロセスカートリッジ29における感光体ドラム21の周囲には、感光体ドラム表面に像担持体保護剤を供給する保護層形成装置22、感光体ドラム表面を均一に帯電させる帯電装置23、後述する露光装置としての潜像形成装置28からの露光を受け入れる部位、感光体ドラム表面の潜像形成部分にトナーを供給してトナー可視像化する現像装置25、感光体ドラム表面のトナー画像を中間転写ベルト105に1次転写する転写ローラ26および転写後の感光体ドラム表面の残留トナー等をクリーニングするクリーニング装置24が配置されている。
タンデム画像形成部30の上方には、露光装置としての潜像形成装置28が配置されている。中間転写ベルト105を挟んで支持ローラ108と反対の側には、転写装置としての2次転写ローラ110が配置されている。該2次転写ローラ110により、中間転写ベルト105上のトナー画像が、給紙部104から給送されるシート状記録媒体の一例としての用紙に転写される。
2次転写ローラ110の左側には、用紙上に転写された転写画像を定着する本実施形態の定着装置20が配置されている。
定着装置20の下方には、上述したタンデム画像形成部30とほぼ平行に、用紙の両面に画像を形成する場合に用紙を反転するシート反転装置112が配置されている。
定着装置20の下方には、上述したタンデム画像形成部30とほぼ平行に、用紙の両面に画像を形成する場合に用紙を反転するシート反転装置112が配置されている。
画像形成のための一連のプロセスについて、ネガ−ポジプロセスで説明を行うが、色を表す符号を省略して簡明に述べる。有機光導電層を有する感光体(OPC)に代表される感光体ドラム21は、除電ランプ(図示せず)等で除電され、帯電装置23の帯電ローラで均一にマイナスに帯電される。
帯電装置23による感光体ドラム21の帯電が行われる際には、電圧印加機構(図示せず)から帯電装置23に、感光体ドラム21を所望の電位に帯電させるに適した、適当な大きさの電圧またはこれに交流電圧を重畳した帯電電圧が印加される。
帯電された感光体ドラム21は、レーザ光学系等の潜像形成装置28によって照射されるレーザ光で潜像形成が行われる。レーザ光は半導体レーザから発せられて、高速で回転する多角柱の多面鏡(ポリゴンミラー)等により感光体ドラム21の表面を、感光体ドラム21の回転軸方向に走査する。
このようにして形成された潜像が、現像装置25にある現像剤担持体である現像スリーブ(現像ローラ)上に供給されたトナー粒子、またはトナー粒子およびキャリア粒子の混合物からなる現像剤により現像され、トナー可視像が形成される。潜像の現像時には、電圧印加機構(図示せず)から現像スリーブに、感光体ドラム21の露光部と非露光部の間にある、適当な大きさの電圧またはこれに交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される。
各色に対応した感光体ドラム21上に形成されたトナー像は、図示しない転写装置を構成する転写ローラ26にて中間転写ベルト105上に転写され、給紙部104から給送され、あるいは手差しトレイ113から給送された紙などの転写媒体(シート状記録媒体)上に、2次転写ローラ110により重ね合わされたトナー像(カラー画像)が一括転写される。その後、中間転写ベルト105は、感光体ドラム21から分離され、転写像が得られる。
感光体ドラム21上に残存するトナー粒子は、クリーニング装置24内のクリーニングブレード等によって回収される。画像転写後の未定着のトナー像を担持した用紙は、中継搬送ユニット111によって定着装置20へと搬送され、定着ローラ2に巻き掛けられた定着ベルト3と加圧ローラ4とのニップ部で熱と圧力を加えられて転写画像を定着される。定着された用紙は、排紙ローラ対115により排紙トレイ116上に排出・スタックされる。
あるいは、図示しない切換爪で搬送路を切り換えられてシート反転装置112に搬送され、そこで反転されて再び転写位置へと導かれ、裏面にも画像を形成された後に、排紙ローラ対115により排紙トレイ116上に排出・スタックされる。画像転写後の中間転写ベルト105は、中間転写体クリーニング装置109により残留トナー等を除去され、タンデム画像形成部30による再度の画像形成に備える。
定着装置20として上述の本実施形態の定着装置を適用することにより、紙厚による用紙設定の手間を省略することができる。
1 加熱ローラ
2 定着ローラ
3 定着ベルト
4 加圧ローラ
5 定着入口ガイド板
6 回転駆動手段
7 制御装置
7’ トルク検出手段
8 ヒータ
9 温度検出装置
10 分離板
11 操作パネル
20 定着装置
100 画像形成装置
111 中継搬送ユニット
P 記録材(用紙)
2 定着ローラ
3 定着ベルト
4 加圧ローラ
5 定着入口ガイド板
6 回転駆動手段
7 制御装置
7’ トルク検出手段
8 ヒータ
9 温度検出装置
10 分離板
11 操作パネル
20 定着装置
100 画像形成装置
111 中継搬送ユニット
P 記録材(用紙)
Claims (10)
- 記録材上に形成されたトナー像を定着させる定着装置において、
定着部材と、
前記定着部材を加熱する加熱源と、
前記定着部材とニップを形成する加圧部材と、
前記加圧部材を回転させる回転駆動手段と、
前記回転駆動手段によって前記加圧部材を回転させる駆動トルクを検出するトルク検出手段と、を備え、
検出された駆動トルクの値に応じて前記記録材の通紙有無及び厚みを判定することを特徴とする定着装置。 - 前記トルク検出手段により検出された駆動トルクの値を予め設定された基準値と対比することにより前記記録材の通紙有無を判定し、
前記トルク検出手段により検出された駆動トルクの値を予め設定された所定の閾値と対比することにより前記記録材の厚みを判定することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記基準値は、印刷ジョブ開始前または印刷ジョブ終了後の待機状態における一定時間の駆動トルクの平均値であることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
- 前記基準値は、駆動トルク検知時における装置内環境に応じて補正された値であることを特徴とする請求項2または3に記載の定着装置。
- 前記閾値は、前記記録材の厚みに応じて設定された値であることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
- 前記駆動トルクの値に応じて判定された前記記録材の厚みに応じて、定着条件が制御されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の定着装置。
- 外部入力手段を備え、
前記外部入力手段により入力され設定された前記記録材の厚みと、前記駆動トルクの値に応じて判定された前記記録材の厚みとの一致を検証することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の定着装置。 - 前記定着部材が、定着ローラであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の定着装置。
- 前記定着部材が、定着ローラ及び前記加熱源を備える加熱ローラに張架された定着ベルトであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の定着装置。
- 請求項1から9のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP (1) | JP2016136194A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058546A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
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2015
- 2015-01-23 JP JP2015011358A patent/JP2016136194A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017058546A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
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