JP2006163017A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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崇 野村
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Abstract

【課題】 定着装置寿命検知の精度を高め、理想的な定着装置交換時期を予想できる方法を提供。
【解決手段】 定着ヒータ等の加熱手段への通電時間や投入電力をモニタし、その総量があらかじめ規定した値に達したら寿命到達とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真方式等を利用した画像形成装置において、被加熱材上に転写したトナー像を定着する定着装置に関し、特に定着装置寿命の検知、予測に関するものである。
(熱ローラ定着方式)
従来の定着装置の一例を図3に示す。定着装置は、定着ローラ1とこれに圧接して定着ニップを形成した加圧ローラ7とを有し、これらローラ1、7の内部には熱源としてのハロゲンヒータ8が配置され、また表面には表面温度検知手段であるサーミスタ9、および表面から少し離れて安全素子のサーモスイッチ10が配置されている。定着ローラ1および加圧ローラ7の定着ニップの前方には入口ガイド11が、後方には2つの出口ガイド12、12が設置され、出口ガイド12、12の間には排紙ローラ13が設置される。
定着ローラ1および加圧ローラ7は、本例では同一構造をとっており、アルミニウム(Al6063)の芯金6上に、シリコーンゴムからなる弾性層5、フッ素ゴムラッテクスからなる中間層20およびPFAコートからなる離型層2を設けた3層構造に形成されている。芯金6の内部に上記のハロゲンヒータ8が設置される。
弾性層5のシリコーンゴムは、熱伝導率が約0.40W/m・K、テストピース硬度がJIS−A硬度で約10°であり、定着ローラ1では約1.9mm、加圧ローラ7では約2.1mmの肉厚を有している。中間層20のフッ素ゴムラテックスは、フッ素ゴム中にPFA粒子を分散させたもので、厚さ約40〜60μmに設けている。離型層2のPFAコートは厚さ約20μmである。
定着ローラ1、加圧ローラ7とも外径45mmで、ローラ硬度は定着ローラ1が約67°、加圧ローラ7が約65°(アスカーC、1kgf荷重)であり、総荷重60kgfで約9mmのニップ幅を得ている。有効ローラ長は約330mmである。
薄いゴム肉厚で、広い定着ニップ幅を得、ニップ部の圧力をたとえば約2.0kgf/cm2程度に上げることにより、定着温度180℃、定着スピード120mm/秒において、良好な定着性を有し、かつ出力画像の光沢が約15〜40°(2本電色工業(株)製光沢計PG−3Dを用いて測定。75°での光沢値)と適度な光沢の画像を得ることができる。
(フィルム定着方式)
ウォームアップタイムの短いカラー定着装置として用いられるフィルム定着装置の概略構成模型図を図4に示す。
201は本例のフィルム定着装置の全体符号である。202は定着フィルムユニットであり、横断面略半円弧状樋型のヒータホルダ207、このヒータホルダ207の下面にヒータホルダ長手(図面に垂直方向)に沿って固定して配設した定着ヒータ204、この定着ヒータ付きのヒータホルダ207にルーズに外嵌させた、エンドレスフィルム状(円筒状)の薄層の定着フィルム203などからなるアセンブリである。
205は弾性加圧ローラであり、その芯金の両端部を定着装置の側板間に回転自由に軸受させて配設してある。
定着フィルムユニット202は弾性加圧ローラ205の上側に、定着ヒータ204側を下向きにして加圧ローラ205に並行に配列し、ヒータホルダ209の両端部側を不図示の付勢手段で所定の押圧力で押し下げ状態にしてある。これにより、定着ヒータ204の下面を定着フィルム203を挟んで弾性加圧ローラ205の上面に加圧ローラの弾性に抗して圧接させて所定幅の定着ニップ部206を形成させている。
弾性加圧ローラ205は不図示の駆動機構により矢印の反時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。この弾性加圧ローラ205の回転駆動により、定着ニップ部206において弾性加圧ローラ205と定着フィルム203の外面との摩擦力でフィルム4に回転力が作用し、定着フィルム203はその内周面が定着ニップ部206において定着ヒータ204の下面に密着して摺動しながら矢印の時計方向に弾性加圧ローラ205の周速度にほぼ対応した周速度をもってヒータホルダ207の外回りを従動回転状態になる。
定着フィルム203はフィルム状部材に弾性層を設けてなる円筒状(エンドレスフィルム状)の部材であり、具体的には、材質にNIを用い、厚み30μmの円筒状に形成したエンドレスフィルム(フィルム基材)上に、厚み約300μmのシリコーンゴム層(弾性層)を、リングコート法により形成した上に、厚み30μmのPFA樹脂チューブ(最表面層)を被覆してなる。定着フィルム203の弾性層には比熱が約1.2J/g・Kのシリコーンゴムを用いている。
定着フィルム203の表面には、トナーオフセットを防止するためPFAチューブの離型層が設けられている。
上記構成を持つ定着フィルム203の熱容量は熱ローラ方式と比べて小さく、オンデマンド性を有する。
また、定着フィルム203は弾性層を持ち、モノクロ定着装置の定着フィルムよりも熱容量が大きいため、モノクロ定着装置で一般的な定着ヒータ204上面での温度検知はおこなわない。
図14のカラー定着装置では、定着フィルム203の内面に温度検知手段209を配置して定着フィルム203自身の温度を検知し、PID制御により定着ヒータ204の電力を制御する。
定着ヒータ204は、セラミック基板上に抵抗発熱体を形成したものである。定着ヒータ204には温度検知手段209が当接され、定着ヒータ204の温度が検知され、不図示の制御手段により定着ヒータ204の温度が所望の温度になるように定着ヒータ204に対する供給電力が制御されて温調制御される。
弾性加圧ローラ205が回転駆動され、定着フィルム203が従動回転し、定着ヒータ204が所定温度に立ち上がって温調制御された状態において、未定着トナー像tを担持した被加熱材Pが定着ニップ部206の定着フィルム203と弾性加圧ローラ205との間に導入される。その被加熱材Pは未定着トナー像担持面が定着フィルム203の外面に密着して定着フィルム203と一緒に定着ニップ部206を挟持搬送されていく。その挟持搬送過程において、被加熱材Pに対して定着ヒータ204の熱が定着フィルム203を介して付与され、また定着ニップ部206の加圧力を受け、未定着トナー像tが被加熱材P上に永久固着画像として熱と圧力で定着される。被加熱材Pは定着ニップ部206を通過して定着フィルム203の面から曲率分離して排出される。
また、定着器の寿命を予測する技術も知られている(特許文献1)。
特開2003−043837号公報
しかしながら、従来例では、以下のような問題があった。
定着装置の寿命は熱ローラ方式であれば定着ローラ、フィルム定着方式であれば定着フィルムの寿命が支配的である。
定着時の加熱による熱的ストレス、加圧による機械的ストレスにより定着ローラ、定着フィルムは徐々に劣化し、最終的には破損する。
定着ローラ、定着フィルムが破損すると、定着装置以外の部分の故障や不具合を引き起こすことがある。
画像形成装置本体の定着駆動部が破損したり、破損した定着ローラのゴムや定着フィルムの破片が機内に飛散して残留し出力画像を汚すといった問題が発生する。
一般的にこのような事態になる前に定着装置の寿命を検知して、警告を出したり、装置を停止させたりする手段がとられる。
しかし使用状態によって定着装置の寿命が変動するため、正確に寿命を検知するのが困難であり、最悪の使用状態に基づいて寿命予測をおこなったりして、実際に交換が必要な時期より早く寿命を検知してしまうことがあり、ユーザーにとって不利益な場合が生じることがあった。
いずれにしろ、ユーザーにとって、より高精度に予測できる方法が求められている。
また、単にページカウントが想定した寿命枚数になった時点で寿命到達とする方式では、警告や装置停止をおこなう前に定着装置が破損する場合があった。
本発明の目的は、以上の問題を回避するため定着装置寿命検知の精度を高め、理想的な定着装置交換時期を予想できる方法を提供することである。
本発明は下記の構成を特徴とする定着装置、画像形成装置である。
(1)被加熱材上に転写したトナー像を、被加熱材のトナー像転写面に接する第1の回転体と、被加熱材のトナー像転写面とは反対側に接する第2の回転体を圧接して形成する定着ニップにおいて、永久画像として固着させる定着装置であって、前記第1の回転体と第2の回転体の少なくともどちらか一方を加熱する加熱手段を有し、前記ヒータへの通電時間を参照して定着装置の寿命予測をおこなうことを特徴する定着装置。
(2)被加熱材上に転写したトナー像を、被加熱材のトナー像転写面に接する第1の回転体と、被加熱材のトナー像転写面とは反対側に接する第2の回転体を圧接して形成する定着ニップにおいて、永久画像として固着させる定着装置であって、前記第1の回転体と第2の回転体の少なくともどちらか一方を加熱する加熱手段を有し、前記ヒータへの投入電力を参照して定着装置の寿命予測をおこなうことを特徴とする定着装置。
(3)前記第1の回転体を加熱する加熱手段を有し、前記第1の回転体を加熱する加熱
手段への通電状態を参照して装置の寿命予測をおこなうことを特徴とする(1)または(2)記載の定着装置。
(4)前記第1の回転体を加熱する第1の加熱手段と、前記第2の回転体を加熱する第1の加熱手段とを有し、前記第1と第2の加熱手段両方への通電状態を参照して装置の寿命予測をおこなうことを特徴とする(1)ないし(2)のいずれかに記載の定着装置。
(5)少なくとも前記第1の回転体と第2の回転体の圧接圧が高い第1の加圧モードと、前記第1の回転体と第2の回転体の圧接圧が低い第2の加圧モードの2つ以上の加圧モードを持ち、前記加圧モードの選択状況に応じて、前記加熱手段への通電状態を参照して得られた装置の寿命予測を補正することを特徴とする(1)ないし(4)のいずれかに記載の定着装置。
(6)前記第1の回転体は2つ以上の複数の周速を有し、それぞれの周速での回転数に応じて、前記加熱手段への通電状態を参照して得られた装置の寿命予測を補正することを特徴とする(1)ないし(5)のいずれかに記載の定着装置。
(7)被加熱材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により被加熱材上に形成した画像を定着装置により熱圧定着して永久画像を得る画像形成装置であり、前記定着装置として(1)ないし(6)のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
定着ローラや定着フィルムの熱劣化と直接相関のあるヒータへの通電時間や投入電力に基づいて寿命予測をおこなうため、従来のページカウントのみに基づく方法や、それに加えて定着モードによりページカウントに重みをつけるといった方法よりも寿命検知精度を向上させることができる。
また上記熱劣化による寿命予測に、加圧力や定着速度の違いによる機械的ストレスの変化を考慮した補正をおこなうことで更なる検知精度の向上が図れる。
本発明によれば、従来使用環境及び条件による定着装置寿命変動が反映されにくかった従来の寿命検知に対し、定着装置に投入される電力に基づき寿命検知をおこなうことで検知精度を飛躍的に向上することが可能となった。
以下、本発明に係る実施例を図面に則してさらに詳しく説明する。
図2に、実施例1における画像形成装置の概略を示す。
図2に示すように、画像形成装置本体内には、像担持体としてドラム状の電子写真感光体、すなわち感光ドラム101が配置されている。この感光ドラム101は、アルミニウム等の導電性のシリンダ上に有機光半導体等からなる感光層を形成してなっており、矢印R1方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動され、その表面に画像形成プロセスが繰り返し施される。
この感光ドラム101の表面が一次帯電器102により帯電される。本実施例では、一次帯電器102は接触式の帯電ローラとされており、帯電ローラ102は図示しない付勢手段により所定の押圧力で感光ドラム101の表面に押圧され、感光ドラム101の回転
にともない従動回転する。この帯電ローラ102には、バイアス電源121により所定の帯電バイアスが印加され、これにより、感光ドラム101の表面が所定の極性・電位に一様に帯電される。
ついで露光装置103(カラー原稿画像の色分解に基づく結像露光光学系、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービームを出力するレーザースキャナによる走査露光光学系等)による画像露光Lを反射ミラー131等を介して、感光ドラム101の表面を照射し、照射部分を除電して、目的のカラー画像の1色目の色成分像、たとえばマゼンタ成分像に対応した静電潜像が形成される。
感光ドラム101に対し複数個の回転式の現像器104と1個の固定式の現像器142とが設置されている。回転式現像器104は、本例では、有彩色のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の1成分非磁性トナー(粉体荷電粒子)を収容した3つの現像器104Y、104M、104Cとされ、これら現像器104Y〜104Cは、感光ドラム101と対向する現像位置に回転移動させる回転体104aに搭載されている。固定式現像器142は無彩色のブラック(K)の1成分磁性トナーを収容している。
感光ドラム101上に形成された1色目の静電潜像は、回転体104aの回転により現像位置に移動されたマゼンタ現像器104Mによって現像され、マゼンタトナー像として可視化される。回転体104aによる現像器104Y〜104Cの回転方向は、回転時のトナー飛散、落下等を少なくするため、感光ドラム101の回転方向R1とは逆のR2方向とされる。
本画像形成装置は、感光ドラム101に対して第2の像担持体となる中間転写体、本例では中間転写ドラム105を備えている。中間転写ドラム105は感光ドラム101に対して所定の押圧力で圧接させてあり、感光ドラム101の周速度と同じ周速もしくは所定の周速差を持たせて、感光ドラム101の矢印R1の回転方向に対し矢印R5の順方向に回転される。
前述した感光ドラム101上に形成されたマゼンタトナー像は、感光ドラム101と中間転写ドラム105とが接触した転写ニップ部N1において、中間転写ドラム105の表面に転写される(1次転写)。この転写は、転写バイアス電源107から第1スイッチ171を介して、トナーと逆極性(正)の所定電圧の転写バイアスを中間転写ドラム105の芯金151に印加し、感光ドラム101と中間転写ドラム105との間に転写電界を形成することにより行われる。
マゼンタトナー像の転写を終了した感光ドラム101は、表面に残留した転写残りトナーをドラムクリーナ120により清掃、除去された後、つぎの色の画像形成に使用される。
以下、同様に、感光ドラム101に対する帯電、2色目のたとえばシアンの成分色画像の露光走査、シアン現像器104Cによる現像、シアントナー像の中間転写ドラム105への転写、感光ドラム101の清掃;感光ドラム101に対する帯電、3色目のたとえばイエローの成分色画像の露光走査、イエロー現像器104Yによる現像、イエロートナー像の中間転写ドラム105への転写、感光ドラム101の清掃;4色目のたとえばブラックの成分色画像の露光走査、ブラック現像器104Kによる現像、ブラックトナー像の中間転写ドラム105への転写、感光ドラム101の清掃のプロセスを実行する。
これにより、中間転写ドラム105の表面上に目的のカラー画像に対応した画像が、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像を重畳転写した合成カラー画像(
鏡像)として得られる。
上記の転写において、2色目のシアントナー像の転写バイアスは、極性は1色目のマゼンタトナー像のときと同じであるが、電圧の絶対値は若干大きく設定される。2色目の転写バイアスが形成する電界を、中間転写ドラム105に既に転写されている1色目のトナー像の電荷が弱めるように作用するので、これを補償するためである。
同様の理由から、3色目のイエロートナー像の転写バイアスは、2色目のときよりも若干大きく設定され、4色目のブラックトナー像の転写バイアスは、3色目のときよりも若干大きく設定される。つまり、転写バイアスの絶対値は、1色目よりは2色目、2色目よりは3色目と順次大きくなり、4色目で最大となる。
1色目から4色目までのトナー像の形成順は、上記のマゼンタ→シアン→イエロー→ブラックの順によらずに変更可能であるが、カラー画像形成装置の効果を最大限に発揮させるには、ブラックトナー像の形成だけは最後の4色目とすることが好ましい。残りの3色のマゼンタ、シアン、イエローのトナー像は適宜の形成順にすることができる。
中間転写ドラム105の感光ドラム101側とは反対の側に、2次転写装置の転写ローラ106が設置され、その中間転写ドラム105回転方向下流側にクリーナ110が配置されている。これらは、中間転写ドラム105へのトナー像の転写が行われている間は、トナー像を乱さないように、中間転写ドラム105から離間している。
中間転写ドラム105への4色目のトナー像の転写が終了すると、転写ローラ106が中間転写ドラム105へ当接して転写ニップN2を形成し、この転写ニップ部N2にレジストローラ111から送り出された用紙が転写入口ガイド112を経て給送される。これと同時に、転写ローラ106に転写バイアス電源108からトナーの帯電極性と逆極性(正)の転写バイアスが、スイッチ181を介して印加される。このとき中間転写ドラム105の芯金151は、スイッチ171によりグランドアースに接続される(もしくは、芯金151にはトナーの帯電極性と同極性のバイアスを印加してもよい)。
これにより、中間転写ドラム105上の重畳転写された4色のトナー像が用紙に一括して転写され(2次転写)、用紙上に目的のカラー画像に対応した画像が、4色のトナー像を重畳した合成カラー画像(正像)として得られる。
4色のトナー像を転写された用紙は、除電装置113により中間転写ドラム105への吸着を除電して分離され、搬送ガイド114を経て定着装置109に搬送され、図1の定着入口ガイド11を経て、定着ローラ1と加圧ローラ7とが当接した定着ニップ部に導かれる。そして用紙14がニップ部を通過する間に、約180℃に加熱保持された定着ローラ1と加圧ローラ7とにより熱および圧力を加えられ、トナー像が用紙14の表面に定着され、永久固定画像とされる。
図3は、本発明の定着装置の一実施例を示す概略構成図である。
定着装置は、定着ローラ1とこれに圧接して定着ニップを形成した加圧ローラ7とを有し、これらローラ1、7の内部には熱源としてのハロゲンヒータ8が配置され、定着ローラ1および加圧ローラ7の定着ニップの前方には入口ガイド11が、後方には2つの出口ガイド12が設置され、その出口ガイド12、12間に排紙ローラ13が設置されている。
トナー像15が転写された用紙14は、入口ガイド11を経て、定着ローラ1と加圧ローラ7とが当接した定着ニップ部に導かれる。そして所定温度に加熱保持された回転する
定着ローラ1と定着ローラ1に従動回転する加圧ローラ7とによる駆動により用紙14がニップを通過する間に、用紙14のトナー像を転写した側に接触する定着ローラ1とその反対側に接触する加圧ローラ7とから熱および圧力を加えられ、トナー像が用紙14の表面に定着され、永久固定画像とされる。
熱源としてのハロゲンヒータ8は、定着ローラ1、加圧ローラ7の芯金6の内部に設置され、それらのローラ表面に配置した表面温度検知手段であるサーミスタ9により検知した表面温度に基づいて、定着ローラ1、加圧ローラ7の表面温度が目標温度になるように、図示しないヒータ駆動回路によってそれぞれのヒータ8への通電をON/OFF制御している。
定着ローラ側のハロゲンヒータ8aの出力900W、加圧ローラ側のハロゲンヒータ8bの出力700Wとし、ハロゲンヒータ8a、8bへの同時通電はおこなわない。
本例では定着ローラ1の表面温度が規定の定着温度を維持するようにハロゲンヒータ8aへの通電を優先し、ハロゲンヒータ8bへの通電は加圧ローラ7の表面温度が規定温度以下で、且つハロゲンヒータ8aへの通電がおこなわれていないときのみおこなう。
トナー像の被加熱材に対する定着性は画像面側である定着ローラ1の表面温度が支配的であるため、上記のように加圧ローラ側の加熱を補助的におこなうだけでも問題はない。
また定着ローラ1、加圧ローラ7の表面近傍に安全素子のサーモスイッチ10が設置され、これらはローラ表面に傷を付けないように、表面から約0.5〜1mmを隔てて非接触に配置されている。
本実施例では、定着ローラ1は、外径45mm、ローラ硬度約66°(アスカーC、約1kg加重)、加圧ローラ7は、外径45mm、ローラ硬度約67°(アスカーC、約1kg加重)で、定着ニップ幅約8.5mmを得ている。ローラ有効長はA3サイズに対応して約330mmとしてある。また定着温度は定着ローラ1表面で約180℃、加圧ローラ7表面で約160℃、定着スピードは約120mm/秒であり、毎分フルカラー24枚(A4横)のスループットで良好な定着性を有し、出力画像の光沢も約15〜40°(角度75°)と適度な光沢を得ている定着ローラ1は、肉厚5.0mmのアルミニウム(Al6063)の芯金6上に、プライマーを介してシリコーンゴムからなる厚さ約1.9mmの弾性層5を設け、この弾性層5上にプライマーを介してフッ素ゴムからなる厚さ約30μmの強度層4を設け、この強度層4上にフッ素ゴムラッテクスからなる厚さ約30μmの接着・緩衝層3を設け、そしてこの上にPFAコートからなる厚さ約30μmの離型層2を設けて、4層構造に形成されている。
弾性層5のシリコーンゴムは、熱伝導率が約0.40W/m・K、伸び約300%、引張り強度1.2MPaで、テストピース硬度がJIS−A硬度で約10°である。強度層4のフッ素ゴムは伸び約250%、引張り強度1.2MPaで、テストピース硬度がJIS−A硬度で約70°である。接着・緩衝層3のフッ素ゴムラテックスは、フッ素ゴム中にPFA樹脂を分散させたものであり、伸び約20%、引張り強度9.8MPaである。離型層2のPFAは伸び約300%、引張り強度30.0MPaである。
加圧ローラ7も定着ローラ1とほぼ同様の4層構造であるが、その弾性層5の肉厚を約2.1mm、強度層4のフッ素ゴムの厚さ約30μm、接着・緩衝層3のフッ素ゴムラテックスの厚さ約40μmと定着ローラ1よりも厚くしている。
上記構成は弾性層5の変形を強度層4、接着・緩衝層3で順々に抑えこむ構成となって
いる。
上記構成を持つ定着装置は交換部品であり、本体寿命に達するまでに数度の交換がなされる。
本実施例では、画像形成装置本体の想定寿命は100万枚である。
一方、定着装置は定着ローラ弾性層のシリコーンゴムが破断することで寿命となる。
弾性層5のシリコーンゴム破断は主に熱劣化によるものであり、熱伝導率の違いにより芯金6との界面温度が高温になることが原因である。
弾性層シリコーンゴムの寿命は、芯金との界面温度が高いほど、またその状態の時間が長いほど短くなる。
実施例1の定着ローラ1では、弾性層シリコーンゴムの厚さは1.9mmと厚く、その熱伝導率はアルミニウム芯金と比較すると非常に低い。
このためプリント時は、定着ヒータ8aへの通電時間の増加と共に弾性層−芯金界面の温度が昇温し、定着ローラ表面温度よりも数10℃高い温度Tmaxで熱平衡に達する(Tmaxに達するのはプリント開始からある程度時間が経過してからとなる)。
プリント枚数が少なかったり、間欠プリントをおこなう場合は弾性層−芯金界面温度が上記Tmaxに達する前に定着ヒータ8aへの通電が停止される。
従って短期的に見れば、弾性シリコーンゴム寿命を単純に定着ヒータ8aへの通電時間が規定することはできないものの、定着装置寿命使用開始から寿命到達までの長期的時間でみれば、弾性層寿命はほぼ定着ヒータへの通電時間で決まると考えることができる。
本実施例の定着装置は普通紙を通常環境で連続印刷し続けた場合、約10万枚で定着ローラ1の弾性層5が破断して寿命となる。
しかしながら、この定着装置寿命はプリントモードや使用条件で異なり、従来は最も寿命が短くなる最悪条件下での寿命を想定寿命として扱っていた。
実使用においては、最悪条件下のみで使用されつづけることは非常に稀であり、従来は実際に定着装置の破損が発生するかなり前に定着装置寿命到達の警告を出したり、装置自体を停止させたりしていた。
これによりユーザーは、定着装置交換により余計なコストを負担しなければならないという不利益が生じる場合があった。
これは定着装置の寿命を正確に予測できないことによるものであり、寿命予測の精度を向上させることで上記状況を回避できる。
そこで、本実施例では定着装置の寿命予測を、定着装置の使用状況に基づいておこなうこととした。
前述したように弾性層寿命はほぼ定着ヒータへの通電時間で決まると考えることができるため、使用状況を判断する手段として定着ヒータの通電をモニタし、通電時間の積算値
が規定の値に到達したところで寿命警告を出すものとした。
本例の定着装置では、定着ローラ1の設定温度の方が加圧ローラ7の設定温度よりも高温であるため、確実に定着ローラ1の弾性層5の熱劣化速度が加圧ローラ7のそれよりも速く、定着ローラ弾性層が破断することにより定着装置寿命となる。
よって定着ローラ側のヒータ通電時間により寿命検知をおこなう。
ヒータ通電時間をモニタすることにより、装置が設置された環境や、紙の状態、プリントモード等の条件により実際の寿命が変わっても、それらの条件に応じて通電時間が変化するので、寿命予測の精度を向上させることができる。
以下に本例での定着装置寿命検知アルゴリズムの詳細を述べる。
弾性層の熱劣化はプリント動作中(特に連続プリント中)における芯金−弾性層界面での温度上昇により促進され、上記界面温度はほぼヒータへの投入電力により決まる。
このため装置立ち上げ時、スタンバイ時、スリープ時におけるヒータへの通電時間は積算せず、プリントジョブ実行時のみの定着ローラ側のハロゲンヒータ8aへの通電時間を積算して寿命予測をおこなう。
本例ではヒータへの通電をON/OFF制御するため、ヒータ8aへの投入電力は0Wもしくは900Wの2値しかなく、通電時間を知ることで投入電力を判断できる。
従って、プリントジョブ時におけるヒータ通電時間積算値をt−totalとし、t−totalが規定した寿命到達通電時間t−lifeに達したら定着装置の寿命とする。
図1に実施例1の定着装置におけるプリント中の定着ローラ表面温度、定着ローラ側のハロゲンヒータへの投入電力を示す。
図1において、t−total=t1+t2+t3+t4+t5+t6+t7である。
ここで、本例の定着装置が弾性層破壊を起こすまでのプリント枚数を調べたところ、表1の結果となった。
Figure 2006163017
上記試験は定着ヒータの点灯比率が増加し、定着ローラ1の熱的ダメージが大きくなる低温環境にておこなった。
表2に各条件におけるプリント所要時間に占める定着ヒータへの通電時間比率を示す。
Figure 2006163017
表1の低温環境における普通紙での寿命を基準寿命とすると、基準寿命での総通電時間は3000分となる。
本例においては、寿命到達通電時間t−lifeを上記基準寿命での総通電時間3000分とする。
t−life=3000分であることと、表2の通電比率を用いることにより各条件での寿命予測をおこなう。
実施例1の寿命予測結果を表3に示す。
また表3には、実際に各条件で耐久試験をおこなった結果と、比較例として従来の寿命検知による予測値も示した。
Figure 2006163017
表3より、実施例1の寿命予測結果は実際の耐久試験結果にほぼ相当する値を得ることができた。
一方、従来では使用条件に関わらず、想定寿命を一律の到達枚数としていたため、特に普通紙で実際の耐久試験結果と大きな誤差を生じてしまっており、本来の寿命の2/3程度で寿命到達と判断してしまう場合がある。
以上のように実施例1では従来と比較して飛躍的に寿命検知精度を向上することが可能となった。
また、本例では定着モード(定着速度)に関わらず定着装置寿命を精度良く検知できたが、定着モード(定着速度)で検知精度が悪化する系においては、通電時間に対して定着モード(定着速度)による重み付けをおこなっても良い。
さらに定着ニップでの加圧力が状況に応じて切り替え可能な系においては、通電時間に対して加圧状態による重み付けをおこなっても良い。
本実施例中の画像形成装置の構成は実施例1とほぼ同様であるが、定着装置として実施例1の熱ローラ方式よりも熱容量が小さく、オンデマンド性を有するフィルム定着装置を用いている。
以下本例の定着装置について図を用いて説明する。
図4は実施例2における定着装置の概略構成模型図である。
201は本例のフィルム定着装置の全体符号である。202は定着フィルムユニットであり、横断面略半円弧状樋型のヒータホルダ207、このヒータホルダ207の下面にヒータホルダ長手(図面に垂直方向)に沿って固定して配設した定着ヒータ204、この定着ヒータ付きのヒータホルダ207にルーズに外嵌させた、エンドレスフィルム状(円筒状)の薄層の定着フィルム203などからなるアセンブリである。
205は弾性加圧ローラであり、その芯金の両端部を定着装置の側板間に回転自由に軸受させて配設してある。
定着フィルムユニット202は弾性加圧ローラ205の上側に、定着ヒータ204側を下向きにして加圧ローラ205に並行に配列し、ヒータホルダ209の両端部側を不図示の付勢手段で所定の押圧力で押し下げ状態にしてある。これにより、定着ヒータ204の下面を定着フィルム203を挟んで弾性加圧ローラ205の上面に加圧ローラの弾性に抗して圧接させて所定幅の定着ニップ部206を形成させている。
弾性加圧ローラ205は不図示の駆動機構により矢印の反時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。この弾性加圧ローラ205の回転駆動により、定着ニップ部206において弾性加圧ローラ205と定着フィルム203の外面との摩擦力でフィルム4に回転力が作用し、定着フィルム203はその内周面が定着ニップ部206において定着ヒータ204の下面に密着して摺動しながら矢印の時計方向に弾性加圧ローラ205の周速度にほぼ対応した周速度をもってヒータホルダ207の外回りを従動回転状態になる。
定着フィルム203はフィルム状部材に弾性層を設けてなる円筒状(エンドレスフィルム状)の部材であり、具体的には、材質にNIを用い、厚み30μmの円筒状に形成したエンドレスフィルム(フィルム基材)上に、厚み約300μmのシリコーンゴム層(弾性層)を、リングコート法により形成した上に、厚み30μmのPFA樹脂チューブ(最表面層)を被覆してなる。
定着フィルム203の弾性層には比熱が約1.2J/g・Kのシリコーンゴムを用いている。
定着フィルム203の表面には、トナーオフセットを防止するためPFAチューブの離型層が設けられている。
上記構成を持つ定着フィルム203の熱容量は熱ローラ方式と比べて小さく、オンデマンド性を有する。
また、定着フィルム203は弾性層を持ち、モノクロ定着装置の定着フィルムよりも熱
容量が大きいため、モノクロ定着装置で一般的な定着ヒータ204上面での温度検知はおこなわない。
本例のカラー定着装置では、定着フィルム203の内面に温度検知手段209を配置して定着フィルム203自身の温度を検知し、所定の定着温度を維持するように定着ヒータ204への投入電力を制御する。
実施例2の定着器は、ヒータに対する電力の供給を制御することによってヒータの温度を所定温度に維持する不図示の電力制御装置を備えている。この電力制御装置は、商用電源をON、OFFするトライアックを備え、さらにそのトライアックを商用電源のゼロクロス付近でそれに非同期でON、OFFするトリガ手段を備え、このトリガ手段が発するトリガ出力信号のONデューティを適宜に変更することによって電力を制御する、いわゆるPWMを行っている。
これにより、ヒータに供給する波数制御を行い、ヒータの温度をトナー定着に好適な目標温度に保持するようにしている。
実施例2では250msecを1セグメントとし、1セグメント内での最少デューティ幅を10msecに設定して、レベル1からレベル25まで設け、そのレベルに応じてONデューティを長くすることにより、ヒータに対する電力の供給量を調整するようにしている。
実施例2ではレベル25で1000Wの電力を定着ヒータ204に投入する。
図5に実施例2の定着装置における定着フィルム表面温度と定着ヒータへの投入電力を示す。
定着ヒータへの投入電力は図中の斜線部で表される。
定着ヒータ204は、セラミック基板上に抵抗発熱体を形成したものである。定着ヒータ204には温度検知手段209が当接され、定着ヒータ204の温度が検知され、不図示の制御手段により定着ヒータ204の温度が所望の温度になるように定着ヒータ204に対する供給電力が制御されて温調制御される。
弾性加圧ローラ205が回転駆動され、定着フィルム203が従動回転し、定着ヒータ204が所定温度に立ち上がって温調制御された状態において、未定着トナー像tを担持した被加熱材Pが定着ニップ部206の定着フィルム203と弾性加圧ローラ205との間に導入される。その被加熱材Pは未定着トナー像担持面が定着フィルム203の外面に密着して定着フィルム203と一緒に定着ニップ部206を挟持搬送されていく。その挟持搬送過程において、被加熱材Pに対して定着ヒータ204の熱が定着フィルム203を介して付与され、また定着ニップ部206の加圧力を受け、未定着トナー像tが被加熱材P上に永久固着画像として熱と圧力で定着される。被加熱材Pは定着ニップ部206を通過して定着フィルム203の面から曲率分離して排出される。
上記構成を持つ定着装置は交換部品であり、本体寿命に達するまでに数度の交換がなされる。
本実施例では、画像形成装置本体の想定寿命は100万枚である。
一方本実施例の定着装置は普通紙を通常使用条件下で連続印刷し続けた場合、約10万
枚程度で定着フィルム基材にクラックが発生する。
定着フィルム基材にクラックが発生すると、画像上にクラック跡が現れたり、大きなクラックに発展すると定着フィルム203と定着ヒータ204の摺動面での摩擦が増大し、定着フィルム203の回転駆動トルクが上昇して正常に回転できなり寿命となる。
実施例2の定着フィルム203においては、実施例1の定着ローラと異なり弾性層シリコーンゴムの厚みが薄いため、基材−弾性層界面での温度上昇が実施例1ほど高温にならない。
そのため、弾性層シリコーンゴム破断より先に基材Ni層の熱劣化によりクラックが発生する。
定着フィルム基材Niの熱劣化は、Ni自身の温度が高温の状態であるほど促進される。
本実施例の定着フィルムは実施例1の定着ローラと異なり、その熱容量が小さいので、基材Niの温度は定着ヒータ204への投入電力で決まると考えてよい。
定着ヒータ204への投入電力はプリントモード、通紙頻度や、環境、紙の状態等で異なる。
従って定着装置寿命は上記条件で異なり、従来は最も寿命が短くなる最悪条件下での寿命を想定寿命として扱っていた。
実使用においては、最悪条件下のみで使用されつづけることは非常に稀であり、従来は実際に定着装置の破損が発生するかなり前に定着装置寿命到達の警告を出したり、装置自体を停止させたりしていた。
これによりユーザーは、定着装置交換により余計なコストを負担しなければならないという不利益が生じる場合があった。
これは定着装置の寿命を正確に予測できないことによるものであり、寿命予測の精度を向上させることで上記状況を回避できる。
そこで、本実施例では定着装置の寿命予測を、定着装置の使用状況に基づいておこなうこととした。
前述したように基材Niの寿命は定着ヒータ204への投入電力で決まるので、使用状況を判断する手段として定着ヒータ204への投入電力の積算値を逐次検知し、積算値が規定の値に到達したところで寿命警告を出すものとする。
定着ヒータ204への投入電力は前述したONデューティー(ON時間)で決定されるため、これを参照して投入電力の積算をおこなう。
装置が設置された環境や、紙の状態、プリントモード等の条件により実際の寿命が変わっても、それらの条件に応じて投入電力が変化するので、寿命予測の精度を向上させることができる。
以下に本例での定着装置寿命検知アルゴリズムの詳細を述べる。
本例のフィルム定着装置は熱容量が小さく、オンデマンド性を有するのでスタンバイ状態その他の待機状態は設定されていない。
従って、定着装置使用開始からその時点までのヒータ通電時間積算値をP−totalとし、P−totalが規定した寿命到達通電時間P−lifeに達したら定着装置の寿命とする。
本実施例では10セグメント(=2500msec.)毎の平均投入電力Pnを、各セグメントでのONデューティーを参照して求める。
本例の画像形成装置で被加熱材(A4横)を定着するのに要する時間は上記10セグメントであるので、被加熱材1枚を定着するのに必要とした電力がPnとなる。
Pnの積算値がP−totalであり、P−totalがあらかじめ規定した値P−lifeに達した時点で定着装置寿命とする。
ここで、本例の定着装置で定着フィルム基層クラックが発生するまでのプリント枚数を調べたところ、表1の結果となった。
Figure 2006163017
上記試験は定着ヒータへの投入電力が増加し、定着フィルム203の熱的ダメージが大きくなる低温環境にておこなった。
表5に各条件におけるプリント所要時間に占める定着ヒータへの投入電力を測定した結果を示す。
表5に示した投入電力は、表4の低温環境において普通紙を定着する際に投入された平均電力(被加熱材1枚あたり)である。
Figure 2006163017
表4と表5より、15℃/10%RHの環境下で普通紙を11万枚定着したときの総電力は7.7×10〔W〕となる。
従って、実施例2では前述したP−total=7.7×10〔W〕とする。
投入電力が上記P−totalに到達するとクラックが発生するものと仮定し、各条件での平均電力から前述した実施例2の方法で予想寿命枚数を計算すると表6のようになる。
また表6には、実際に各条件で耐久試験をおこなった結果と、比較例として従来の寿命検知による予測値も示した。
Figure 2006163017
表6より、実施例1の寿命予測結果は実際の耐久試験結果にほぼ相当する値を得ることができた。
一方、従来では使用条件に関わらず、想定寿命を一律の到達枚数としていたため、実際の耐久試験結果と大きな誤差を生じてしまっており、本来の寿命の半分程度で寿命到達と判断してしまう場合がある。
以上のように実施例2ではヒータの投入電力が可変である定着装置において、従来と比較して飛躍的に寿命検知精度を向上することが可能となった。
本実施例では波数制御をおこなう定着装置について述べたが、位相制御をおこなう定着装置においても本例と同様の手段を用いることで同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施例では各セグメントでの電力値はONデューティーより求めた計算値としたが、画像形成装置に電力検知手段を備え、直接投入電力を検知しても同様の効果を得ることができる。
本例では定着モード(定着速度)に関わらず定着装置寿命を精度良く検知できたが、定着モード(定着速度)で検知精度が悪化する系においては、10セグメント(=2500msec.)毎の平均投入電力Pnに対して定着モード(定着速度)による重み付けをおこなっても良い。
さらに定着ニップでの加圧力が状況に応じて切り替え可能な系においては、10セグメント(=2500msec.)毎の平均投入電力Pnに対して加圧状態による重み付けをおこなっても良い。
本実施例中の画像形成装置の構成は実施例2とほぼ同様であるため、装置構成に関する再度の説明は省略する。
実施例2の定着器は、ヒータに対する電力の供給を制御することによってヒータの温度を所定温度に維持する不図示の電力制御装置を備えている。
実施例3では100msecを1セグメントとし、実施例2とは異なり1セグメント内に投入する電力値自体を不図示のCPUよりの命令に応じて256段階に制御する。
実施例2では最大で1セグメントに1000Wの電力を定着ヒータ204に投入する。
定着ヒータ204は、セラミック基板上に抵抗発熱体を形成したものである。定着ヒータ204には温度検知手段209が当接され、定着ヒータ204の温度が検知され、不図示の制御手段により定着ヒータ204の温度が所望の温度になるように定着ヒータ204に対する供給電力が制御されて温調制御される。
弾性加圧ローラ205が回転駆動され、定着フィルム203が従動回転し、定着ヒータ204が所定温度に立ち上がって温調制御された状態において、未定着トナー像tを担持した被加熱材Pが定着ニップ部206の定着フィルム203と弾性加圧ローラ205との間に導入される。その被加熱材Pは未定着トナー像担持面が定着フィルム203の外面に密着して定着フィルム203と一緒に定着ニップ部206を挟持搬送されていく。その挟持搬送過程において、被加熱材Pに対して定着ヒータ204の熱が定着フィルム203を介して付与され、また定着ニップ部206の加圧力を受け、未定着トナー像tが被加熱材P上に永久固着画像として熱と圧力で定着される。被加熱材Pは定着ニップ部206を通過して定着フィルム203の面から曲率分離して排出される。
上記構成を持つ定着装置は交換部品であり、本体寿命に達するまでに数度の交換がなされる。
本実施例では、画像形成装置本体の想定寿命は100万枚である。
一方本実施例の定着装置は普通紙を通常使用条件下で連続印刷し続けた場合、約10万枚で定着フィルム基材にクラックが発生する。
定着フィルム基材にクラックが発生すると、画像上にクラック跡が現れたり、大きなクラックに発展すると定着フィルム203と定着ヒータ204の摺動面での摩擦が増大し、定着フィルム203の回転駆動トルクが上昇して正常に回転できなり寿命となる。
実施例2の定着フィルム203においては、実施例1の定着ローラと異なり弾性層シリコーンゴムの厚みが薄いため、基材−弾性層界面での温度上昇が実施例1ほど高温にならない。
そのため、弾性層シリコーンゴム破断より先に基材Ni層の熱劣化によりクラックが発生する。
定着フィルム基材Niの熱劣化は、Ni自身の温度が高温の状態であるほど促進される。
本実施例の定着フィルムは実施例1の定着ローラと異なり、その熱容量が小さいので、基材Niの温度は定着ヒータ204への投入電力で決まると考えてよい。
定着ヒータ204への投入電力はプリントモード、通紙頻度や、環境、紙の状態等で異なる。
従って定着装置寿命は上記条件で異なり、従来は最も寿命が短くなる最悪条件下での寿
命を想定寿命として扱っていた。
実使用においては、最悪条件下のみで使用されつづけることは非常に稀であり、従来は実際に定着装置の破損が発生するかなり前に定着装置寿命到達の警告を出したり、装置自体を停止させたりしていた。
これによりユーザーは、定着装置交換により余計なコストを負担しなければならないという不利益が生じる場合があった。
これは定着装置の寿命を正確に予測できないことによるものであり、寿命予測の精度を向上させることで上記状況を回避できる。
そこで、本実施例では定着装置の寿命予測を、定着装置の使用状況に基づいておこなうこととした。
前述したように基材Niの寿命は定着ヒータ204への投入電力で決まるので、使用状況を判断する手段として定着ヒータ204への投入電力の積算値を逐次検知し、積算値が規定の値に到達したところで寿命警告を出すものとする。
装置が設置された環境や、紙の状態、プリントモード等の条件により実際の寿命が変わっても、それらの条件に応じて投入電力が変化するので、寿命予測の精度を向上させることができる。
以下に本例での定着装置寿命検知アルゴリズムの詳細を述べる。
本例のフィルム定着装置は熱容量が小さく、オンデマンド性を有するのでスタンバイ状態その他の待機状態は設定されていない。
従って、定着装置使用開始からその時点までのヒータ通電時間積算値をP−totalとし、P−totalが規定した寿命到達通電時間P−lifeに達したら定着装置の寿命とする。
本実施例では25セグメント(=2500msec.)毎の平均投入電力Pnを、各セグメントでの投入電力より求める。
各セグメントでの投入電力はCPUからの命令値とする。
本例の画像形成装置で被加熱材(A4横)を定着するのに要する時間は上記25セグメントであるので、被加熱材1枚を定着するのに必要とした電力がPnとなる。
Pnの積算値がP−totalであり、P−totalがあらかじめ規定した値P−lifeに達した時点で定着装置寿命とする。
ここで、本例の定着装置で定着フィルム基層クラックが発生するまでのプリント枚数を調べたところ、表7の結果となった。
Figure 2006163017
上記試験は定着ヒータへの投入電力が増加し、定着フィルム203の熱的ダメージが大きくなる低温環境にておこなった。
表8に各条件におけるプリント所要時間に占める定着ヒータへの投入電力を示す。
表8に示した投入電力は、表4の低温環境において普通紙を定着する際に投入された平均電力(被加熱材1枚あたり)である。
Figure 2006163017
表7と表8より、15℃/10%RHの環境下で普通紙を11万枚定着したときの総電力は7.7×10〔W〕となる。
実施例3では前述したP−total=7.7×10〔W〕とする。
投入電力が上記P−totalに到達するとクラックが発生するものと仮定し、各条件での平均電力から予想寿命枚数を計算すると表9のようになる。
また表9には、実際に各条件で耐久試験をおこなった結果と、比較例として従来の寿命検知による予測値も示した。
Figure 2006163017
表9より、実施例3の寿命予測結果は実際の耐久試験結果にほぼ相当する値を得ること
ができた。
一方、従来では使用条件に関わらず、想定寿命を一律の到達枚数としていたため、実際の耐久試験結果と大きな誤差を生じてしまっており、本来の寿命の半分程度で寿命到達と判断してしまう場合がある。
以上のように実施例3ではヒータの投入電力が可変である定着装置において、従来と比較して飛躍的に寿命検知精度を向上することが可能となった。
また本実施例では各セグメントでの電力値としてCPUからの投入電力指定命令(CPUの決定値)を用いたが、画像形成装置に電力検知手段を備え、直接投入電力を検知しても同様の効果を得ることができる。
また、本例では定着モード(定着速度)に関わらず定着装置寿命を精度良く検知できたが、定着モード(定着速度)で検知精度が悪化する系においては、25セグメント(=2500msec.)毎の平均投入電力Pnに対して定着モード(定着速度)による重み付けをおこなっても良い。
さらに定着ニップでの加圧力が状況に応じて切り替え可能な系においては、25セグメント(=2500msec.)毎の平均投入電力Pnに対して加圧状態による重み付けをおこなっても良い。
本発明による定着ヒータへの通電時間検知を説明した説明図 本発明に関わるカラーレーザープリンタの概略断面説明図 本発明による熱ローラ定着装置の拡大断面説明図 本発明によるフィルム定着装置の拡大断面説明図 本発明によるフィルム定着装置の電力投入状態を示した図
符号の説明
1 定着ローラ
7 加圧ローラ
8 ハロゲンヒータ
11 入口ガイド
12 出口ガイド
15 トナー像
101 感光ドラム
102 一次帯電気
103 露光装置
104 回転式現像器
105 回転転写ドラム
121 バイアス電源
131 反射ミラー
142 回転式現像器

Claims (7)

  1. 被加熱材上に転写したトナー像を、
    被加熱材のトナー像転写面に接する第1の回転体と、被加熱材のトナー像転写面とは反対側に接する第2の回転体を圧接して形成する定着ニップにおいて、永久画像として固着させる定着装置であって、
    前記第1の回転体と第2の回転体の少なくともどちらか一方を加熱する加熱手段を有し、前記ヒータへの通電時間を参照して定着装置の寿命予測をおこなうことを特徴とする定着装置。
  2. 被加熱材上に転写したトナー像を、
    被加熱材のトナー像転写面に接する第1の回転体と、被加熱材のトナー像転写面とは反対側に接する第2の回転体を圧接して形成する定着ニップにおいて、永久画像として固着させる定着装置であって、
    前記第1の回転体と第2の回転体の少なくともどちらか一方を加熱する加熱手段を有し、前記ヒータへの投入電力を参照して定着装置の寿命予測をおこなうことを特徴とする定着装置。
  3. 前記第1の回転体を加熱する加熱手段を有し、前記第1の回転体を加熱する加熱手段への通電状態を参照して装置の寿命予測をおこなうことを特徴とする請求項1または請求項2記載の定着装置。
  4. 前記第1の回転体を加熱する第1の加熱手段と、前記第2の回転体を加熱する第2の加熱手段とを有し、前記第1と第2の加熱手段両方への通電状態を参照して装置の寿命予測をおこなうことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 少なくとも前記第1の回転体と第2の回転体の圧接圧が高い第1の加圧モードと、前記第1の回転体と第2の回転体の圧接圧が低い第2の加圧モードの2つ以上の加圧モードを持ち、
    前記加圧モードの選択状況に応じて、前記加熱手段への通電状態を参照して得られた装置の寿命予測を補正することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記第1の回転体は2つ以上の複数の周速を有し、それぞれの周速での回転数に応じて、前記加熱手段への通電状態を参照して得られた装置の寿命予測を補正することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 被加熱材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により被加熱材上に形成した画像を定着装置により熱圧定着して永久画像を得る画像形成装置であり、
    前記定着装置として請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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