JP2017057920A - 製管用部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リブの傾きを制御してリブ間に嵌め込まれる補強部材を安定的に保持し、所要の強度を有する製管用部材を提供する。【解決手段】 製管用部材1は、長尺帯状の基板2と、基板2の片面に長さ方向に立設された複数条のリブ3と、長さ方向に溝を有するように折曲形成された補強部材8と備える。補強部材8に隣接するリブ3は、補強部材8の端縁部に係止する係止部33を備える。補強部材8に隣接するリブ3の少なくとも一方は、基板2に対して幅方向内側に傾斜した状態に立設された傾斜リブ31とされている。【選択図】 図1

Description

本発明は、既設管路を更生する管を形成するための製管用部材に関する。
老朽化した下水管路、上水管路、農業用水路、ガス管路などの既設管を更生するため、帯状の製管用部材を螺旋状に巻き回し、螺旋状に巻き回された製管用部材の一側縁部を、隣接した製管用部材の他側縁部に接合して更生管を形成し、この更生管により既設管路の内面を被覆する更生方法が広く実施されている。
更生管を形成するための製管用部材は、長尺帯板状の一方の面に、長さ方向に沿ってリブが配設され、隣り合うリブ間に金属製の補強部材が嵌め込まれたものがあり、広く実施されている(例えば、特許文献1参照。)。このような補強部材を備えた製管用部材を用いた場合、既設管に施工されると、更生管に螺旋状に備えられることとなり、更生管として土圧や外水圧に対する強度をより一層高めることができる。
特開平11−147256号公報
補強部材を備えた製管用部材は、例えば、ポリエチレンを押出成形して基板部とリブとを備えた帯状体を一体成形し、その後、リブ間に金属製の補強部材を連続的に嵌め込んで製造される。製造された帯状体は、そのまま隣接する製造ラインに送られて補強部材と一体化される場合もあるが、一旦、帯状体を巻取ドラムに巻き重ねて保管し、その後、巻取ドラムから引き出した帯状体と補強部材とを一体化させて製造される場合もある。
帯状体が巻取ドラムに巻き重ねられた場合、帯状体同士が重なり合って、リブが傾く変形を生じることがある。リブが不規則に傾くと、リブとリブの間隔寸法にばらつきを生じやすくなる。特に、帯状体の剛性を高めるために、例えばリブの高さを基板から30mm以上の高リブとした場合などには、より一層、リブに傾きを生じやすくなると考えられ、リブの傾きを制御することが求められた。
図10に示すように、従来の製管用部材100は、金属製の補強部材101と、これを保持する帯状体102のリブ103との間に、一定の隙間を設けて形成されていた。帯状体102が巻取ドラムに巻き重ねられると、リブ103が押圧されて、リブ103とリブ103との間隔を押し拡げるように変形することが考えられた。この場合、図11に示すように、補強部材101とリブ103との間に隙間を生じやすくなり、補強部材101がリブ103から脱落しやすくなるおそれがあった。また、リブ103とリブ103との間隔が狭まるように変形すると、図12に示すように、補強部材101がリブ103間に納まりにくくなるおそれがあった。また、製管用部材100が図10に示す良好な状態で形成されたとしても、搬送用ドラムに巻き取る過程や製管過程で、螺旋状に曲げ変形されて、リブ103が不規則に傾くことも考えられた。
本発明は、前記従来の問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、リブの傾きを制御してリブ間に嵌め込まれる補強部材を安定的に保持し得て、所要の強度を発揮することのできる製管用部材を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、螺旋状に巻回され、隣接する辺縁部が接合されて管状に形成される長尺帯状の製管用部材を前提とする。この製管用部材に対し、長尺帯状の基板と、基板の片面に長さ方向に立設して該基板に一体の複数条のリブと、長さ方向に溝を有するよう帯板部材を折曲形成した補強部材とを備えさせる。前記補強部材は前記リブに沿って取り付けられ、この補強部材に隣接するリブには、該補強部材の端縁部に係止するように補強部材の方向に突き出た係止部を備えさせる。そして、前記補強部材に隣接するリブの少なくとも一方を、前記基板に対して、幅方向の内側へ傾斜する状態である傾斜リブとすることを特徴としている。
この特定事項により、補強部材に係止する少なくとも一方のリブについては、予め傾斜した状態に立設しているので、外力が作用した際のリブの傾き方向を、基板の幅方向の内向きに制御することができる。このため、製管用部材のリブ間に補強部材を脱落させることなく安定的に保持させることができる。
前記製管用部材のより具体的な構成として、前記傾斜リブは、基板に垂直な面に対して幅方向の内側へ5度以上15度以下の傾きを有することが好ましい。これにより、傾斜リブの傾き方向を効果的に制御することができ、補強部材の脱落を防止することができる。より好ましくは、前記傾斜リブの傾きを、基板に垂直な面に対して幅方向の内側へ5度以上10度以下の傾きとすることであり、補強部材が脱落しにくく、かつ補強部材をリブ間に嵌め込みやすくすることができる。
また、前記複数条のリブは、いずれも、基板から30mm以上の高さを有するように形成されている。これにより、製管用部材としての剛性をより一層高めることができ、高強度の更生管路を形成することができる。
また、前記製管用部材において、前記係止部を、傾斜リブまたはリブの高さ方向の中途位置に設けることが好ましい。これにより、傾斜リブまたはリブに傾き変形を生じても、補強部材が脱落しにくくなり、安定的に保持させることができる。
本発明に係る製管用部材は、補強部材に隣接するリブの少なくとも一方が、前記基板に対して、幅方向の内側へ傾斜した状態に立設されているので、リブの傾きを効果的に制御し得てリブ間の補強部材を安定的に保持することができる。
本発明の実施形態1に係る製管用部材を示す端面図である。 図2の実施形態に係る製管用部材の接合状態を示す端面図である。 実施形態1に係る製管用部材の変形例を示す端面図である。 実施形態1に係る製管用部材の他の変形例を示す端面図である。 本発明に係る製管用部材の要部を模式的に示す説明図である。 図5の製管用部材における傾斜リブの変形の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る製管用部材を示す端面図である。 本発明の実施形態3に係る製管用部材を示す端面図である。 本発明の実施形態4に係る製管用部材を示す断面図である。 従来の製管用部材の一部を示す端面図である。 図10の製管用部材の変形の様子を示す説明図である。 図10の製管用部材の他の変形の様子を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る製管用部材1について、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
図1に示す実施形態1に係る製管用部材1は、管路更生に用いられる長尺部材であって、長尺帯状の基板2と、基板2の片面に長さ方向に立設された2条のリブ3と、これらのリブ3に沿って取り付けられる補強部材8と備えている。
基板2および基板2に一体の2条のリブ3は、ともに、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂を単独または混合した材料を押出成形して形成されている。リブ3は、いずれも、基板2からの高さが30mm以上で形成されている。
例示の形態では、リブ3が、先端部に、基板2の幅方向外側へ屈折された当接部32を備えている。製管用部材1は螺旋状に巻回されるとき、これらのリブ3が螺旋の外周側に配置される向きで使用される。リブ3の先端部の当接部32は、製管用部材1が管状となされたとき、既設管路の内面に接触し得る部分となる。なお、製管用部材1は螺旋状に巻回して用いられるが、便宜上、図面の上下方向を製管用部材1の上下方向とし、基板2の上にリブ3が立設されたものとして説明する。
基板2の幅方向の辺縁部には、長さ方向に沿って凸状部5と凹状部6とが設けられている。凸状部5と凹状部6は、互いに嵌合可能な形状で備えられている。凹状部6に隣接する、基板2の辺縁部は、折曲して斜めに跳ね上げられ、係合片7として形成されている。
補強部材8は、鋼板、ステンレス板、またはアルミニウム板等の金属製の帯板部材を、ロールフォーミング加工などによって折曲加工して形成されている。この補強部材8は、長さ方向に2本の溝81を有し、幅方向の中央部に畝82を有するように、折曲されて形成されている。補強部材8は、2条のリブ3と基板2の片面とによって形成される溝状の凹部に嵌め込まれる。2条のリブ3は、補強部材8に隣接して配置されることとなる。なお、補強部材8は金属製であるに限られず、合成樹脂製であるなど、どのような材質からなるものであってもよい。
補強部材8がリブ3間に嵌め込まれる際、補強部材8の溝81の底部側からリブ3間に差し込まれ、溝81の底部が基板2の片面に当接するように配設される。補強部材8の両辺縁部に立ち上げて形成された側板83は、リブ3の高さの中途位置まで延設されている。補強部材8は全体として断面略W字状に形成され、側板83は外方へ傾斜して延設されている。
リブ3は、高さ方向の中途位置に、係止部33を備えている。図1に示す形態では、係止部33は、各リブ3に、共通の高さ位置で、互いに対向するように突設されている。各係止部33は、基板2の幅方向の内向きに突設され、リブ3の長さ方向に連続して形成されている。すなわち、係止部33は、リブ3間に保持される補強部材8に向けて突き出て設けられている。これにより、リブ3間に嵌め込まれた補強部材8は、両側の端縁部がリブ3の係止部33に係止し、抜け止めされる。
2条のリブ3のうち、少なくとも一方のリブ3は、基板2に対して幅方向内側へ傾いた、傾斜リブ31として立設されている。図1に示す例では、図中左側のリブ3が傾斜リブ31とされ、図中右側の他方のリブ3は傾斜せず、基板2に対してほぼ垂直方向に立設されている。
かかる傾斜リブ31は、基板2に垂直な面に対して、基板2の幅方向の内側へ、5度以上15度以下の傾斜角度で立設されることが好ましい。このように、傾斜リブ31は、基板2の幅方向の内側へ傾斜しているので、外力が作用した際に、基板2の幅方向の内側に倒れやすくなる。
例えば、製管用部材1が巻き重ねられたり、螺旋状に曲げられたりしたとき、傾斜リブ31に、その高さ方向と平行な向きの外力が作用する場合がある。このような場合に、傾斜リブ31は、基板2の幅方向内側へ傾きやすくなり、基板2の幅方向外側へ傾くことは抑制される。したがって、製管用部材1は、補強部材8を差し挟んでリブ3と傾斜リブ31との間隔が狭まるように変形することはあっても、当該間隔が拡がるようには変形しにくいものとなる。
リブ3と傾斜リブ31との間隔が拡がりにくいことから、製管用部材1に取り付けられた補強部材8は、リブ3と傾斜リブ31との間から脱落しにくいものとなる。仮にリブ3が変形して、補強部材8との間に隙間を生じても、係止部33が補強部材8の端縁部に係止して抜け止めする。そのため、製管用部材1は補強部材8がずれたり脱落したりするおそれが少なく、補強部材8の取り付け状態が安定的に維持される。したがって、製管用部材1の製造時および製管用部材1を用いた更生管の製管時に、補強部材8の修正作業等の必要性が大幅に低減し、効率よく管路を更生することができる。
なお、傾斜リブ31の傾斜角度は5度に満たない角度であってもよいが、傾斜リブ31の傾き変形を効果的に制御するには5度以上であることが好ましい。また、傾斜リブ31の傾斜角度が大きくなると、補強部材8を取り付けにくくなる可能性があり、15度以下の角度であることが好ましい。より好ましくは、前記傾斜リブ31の傾きを、基板2に垂直な面に対して幅方向の内側へ5度以上10度以下の傾きとすることであり、補強部材8を取り付けやすく、かつ脱落しにくいものとすることができる。
製管用部材1は、螺旋状に巻回されて、図2に示すように隣接した辺縁部の凸状部5と凹状部6とが互いに嵌り合うことで接合され、管状に形成される。また、凹状部6の外側の係合片7は、巻回されて隣接したリブ3の先端部の当接部32に係合して固定される。
このような製管用部材1を用いて管路を更生する場合、製管用部材1からなる更生管が既設管路に配設され、既設管路の内面と更生管の外面との間にモルタル等の裏込め材が充填される。補強部材8に隣接するリブ3の少なくとも一方は、基板2に対して幅方向内側に傾斜した傾斜リブ31であるので、変形する方向が幅方向内側に制御され、補強部材8により所定の強度が確保され、裏込め材が更生管の外面の全周にわたり30mm以上の厚みで充填された更生管路構造となる。
実施形態1に係る製管用部材1の変形例として、図3および図4に示す形態があげられる。図3に示す形態では、図1で示した製管用部材1とは異なる側のリブ3、すなわち図中右側のリブ3が傾斜リブ31として形成されている。この傾斜リブ31は、基板2に垂直な面に対して5度以上10度以下の傾斜角度で立設されている。この例でも、リブ3と傾斜リブ31とが補強部材8を保持し、傾斜リブ31が補強部材8の脱落を防止するように作用する。
図4に示すように、製管用部材1は、基板2上の両方のリブ3が傾斜リブ31とされて、ともに基板2の幅方向内側に傾斜して構成されてもよい。この製管用部材1にあっても、外力が作用した際に、傾斜リブ31の傾斜方向を幅方向の内側に制御することができ、補強部材8の脱落を防止することができる。
かかる製管用部材1における変形の様子を図5および図6を参照して説明する。この例では、補強部材8を溝形状に簡略化して示し、傾斜リブ31の先端部に係止部33を備えた形態にて示す。製管用部材1において、補強部材8を差し挟んだ両側のリブ3を予め基板2の幅方向内側に傾斜させて傾斜リブ31として形成している。これにより、傾斜リブ31はその傾斜方向に傾きやすくなっている。
図5に示すように、外力が作用しない状態では、2条の傾斜リブ31は、これらの間の補強部材8を保持する方向に傾斜している。図6に示すように、外力Fが作用すると、傾斜リブ31は基板2の幅方向の内側へさらに傾く変形を生じる。かかる変形は、傾斜リブ31が補強部材8を保持する方向の変形となる。このため、製管用部材1における補強部材8の脱落が効果的に防がれる。仮に、2条の傾斜リブ31が傾斜方向と反対側に、互いに押し拡げられるように変形したとしても、係止部33に補強部材8の端縁部が係止して抜け止めされる。
(実施形態2)
図7に示す、実施形態2に係る製管用部材1は、前記実施形態1と基本的構成において同様である。この形態を含め、以下に説明する各実施形態の製管用部材1は、いずれも前記実施形態1と基本的構成において共通することから、前記実施形態1での説明と共通の参照符号を用いて説明し、各構成要素に関する重複する説明を省略する。
この形態では、製管用部材1の基板2が実施形態1のものよりも幅広に形成されている。2条のリブ3のどちらも、基板2の幅方向内側に傾いて形成され、傾斜リブ31とされている。凸状部5寄りの一方の傾斜リブ31は、先端部に係止部33が断面略T字状に設けられている。凹状部6寄りの他方の傾斜リブ31は、先端部に係止部33が略鉤状に設けられ、凹状部6に連続するように立設されている。補強部材8の端縁部は係止部33に係止して保持されている。
製管用部材1は、補強部材8を傾斜リブ31の間に固定するにあたり、補強部材8の溝81の底部を、傾斜リブ31と傾斜リブ31との間に差し込み、基板2に当接させる。傾斜リブ31は補強部材8を両側から保持し、これにより補強部材8の脱落が効果的に防止される。
(実施形態3)
図8に示す、実施形態3に係る製管用部材1は、基板2が、前記実施形態1、2のものに比べてさらに幅広に形成されている。基板2には、30mm以上の高さを有する4条のリブ3を備えている。これらのリブ3のうち、基板2の幅方向の中央部に立設された2条のリブ3は、傾斜リブ31として形成されている。これらの傾斜リブ31は、ともに基板2の幅方向内側に傾いて立設されている。傾斜リブ31の先端部は、当接部32の辺縁部が屈折され、係止部33を備えている。係止部33は、補強部材8の端縁部に係止するよう鉤状に形成されている。
補強部材8は、金属製の帯板部材を折曲して断面略W字状に形成されている。補強部材8は、傾斜リブ31間に、補強部材8の溝81側から差し込んで取り付けられる。補強部材8の端縁部は、係止部33の内側に嵌め込まれる。このように、補強部材8は両側の傾斜リブ31に保持されて固定されている。傾斜リブ31は外力が作用した際の傾き方向が制御されているので、製管用部材1をドラムに巻き取ったり、製管用部材1を巻回して更生管を形成したりする際に、補強部材8のずれや脱落を効果的に防止することができる。
(実施形態4)
図9に示す、実施形態4に係る製管用部材1は、前記実施形態のように基板2の側縁部同士が相互に接合される形態とは異なり、コネクタ部材9を用いて接合される構成を有している。この場合、基板2の両側縁部には、それぞれ長手方向に凹状部61が設けられ、螺旋状に巻回されて隣り合った凹状部61同士にコネクタ部材9が嵌め込まれる。コネクタ部材9は、隣接された2条の凹状部61に共に嵌合する2条の凸状部91を備えている。
製管用部材1は、例えば、幅方向の一方の凹状部61にコネクタ部材9の凸状部91の一方を嵌め込んだ状態で螺旋状に巻回される。そして、製管用部材1の巻回過程で隣接した他方の凹状部61に、コネクタ部材9の凸状部91の他方を嵌め込んで、相互に接合される。
基板2には、3条のリブ3が設けられている。これらのうち、傾斜リブ31は凹状部61寄りに設けられ、基板2に対して、それぞれ幅方向内側へ5度以上15度以下の傾きを有している。傾斜リブ31は、基板2に対して幅方向内側へ5度以上10以下の傾きにて形成されることがより好ましい。幅方向中央のリブ3は基板2に略垂直に立設されている。リブ3および傾斜リブ31は、先端部に断面略T字状の係止部33を備えている。
補強部材8は、幅方向中央のリブ3をまたぐように配設されている。このリブ3には、補強部材8の畝82が覆い被され、リブ3と傾斜リブ31との間に補強部材8の溝81が配設される。傾斜リブ31の先端部の係止部33には、補強部材8の端縁部が係止される。補強部材8は2条の傾斜リブ31に両側から保持され、傾斜リブ31は傾き変形が制御されているので、製管用部材1における補強部材8のずれや脱落が効果的に防止される。
以上のように、本発明の実施形態に係る製管用部材1は、いずれも補強部材8に係止するリブ3の少なくとも一方が、予め傾斜した状態に立設された傾斜リブ31であることから、製造時や製管時に外力が作用しても傾斜リブ31が不規則に傾くことが抑制され、補強部材8が保持された状態に維持される。製管用部材1を用いた管路更生作業においては、補強部材8のずれ等を修正する必要性が低減するので、効率よく所望の強度の更生管を形成することが可能となる。
なお、本発明において製管用部材1に備えられるリブ3および傾斜リブ31の形状や補強部材8の形状は、前記実施形態のものに限られず、これらの他にも多様な形態とすることができる。前記実施形態は例示であって、限定的なものではない。
本発明は、更生管を形成する製管用部材として好適に利用可能である。
1 製管用部材
2 基板
3 リブ
31 傾斜リブ
32 当接部
33 係止部
5 凸状部
6 凹状部
7 係止片
8 補強部材
81 溝
82 畝
83 側板
9 コネクタ部材
91 凸状部

Claims (4)

  1. 螺旋状に巻回され、隣接する辺縁部が接合されて管状に形成される長尺帯状の製管用部材であって、
    長尺帯状の基板と、基板の片面に長さ方向に立設されて該基板に一体の複数条のリブと、長さ方向に溝を有するように帯板部材が折曲形成されてなり前記リブに沿って取り付けられた補強部材と備え、
    前記補強部材に隣接するリブは、該補強部材の端縁部に係止するように補強部材の方向に突き出た係止部を備え、
    前記補強部材に隣接するリブの少なくとも一方は、前記基板に対して、幅方向の内側へ傾斜した状態とされた傾斜リブであることを特徴とする製管用部材。
  2. 請求項1に記載の製管用部材において、
    前記傾斜リブは、基板に垂直な面に対して幅方向の内側へ5度以上15度以下の傾きを有することを特徴とする製管用部材。
  3. 請求項2に記載の製管用部材において、
    前記複数条のリブは、いずれも、基板からの高さが30mm以上であることを特徴とする製管用部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の製管用部材において、
    前記係止部は、傾斜リブまたはリブの高さ方向の中途位置に設けられてなることを特徴とする製管用部材。
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