JP6889039B2 - 帯状部材 - Google Patents

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Description

本発明は、螺旋状に巻回されることによって螺旋管に製管される帯状部材に関し、特に埋設管の内周面に沿うライニング管(更生管)とするのに適した帯状部材に関する。
老朽化した下水道管等の埋設管に対して、長尺の樹脂製の帯状部材を用いて更生させる方法が知られている(特許文献1等参照)。この種の方法では、帯状部材を埋設管の内周面に沿って螺旋状に巻回して、ライニング管を形成する。好ましくは巻き癖機によって帯状部材に巻き癖を付与しておくことで、帯状部材が、マンホール内をスムーズに通過して、埋設管内にスムーズに挿し入れられる。
埋設管に強度が残っていない場合などは、帯状部材に鋼製の補強帯材を付設して剛性を高めている。
特許文献1の帯状部材は、平坦な平帯部の幅方向の一端部に雌嵌合部が形成され、平帯部の幅方向の他端部には雄嵌合部が形成されている。帯状部材の延び方向と直交する断面において、雌嵌合部の嵌合溝の中心軸及び雄嵌合部の中心軸は、平帯部の幅方向に対してそれぞれ直交している。帯状部材が螺旋状に巻回されたとき、雄嵌合部が雌嵌合部における一周違い部分と嵌合される。
特開2017−57920号公報
前掲公報の断面形状の帯状部材は、巻き癖機を通過後の形状が不安定で安定的に製管することが容易でない。すなわち、巻き癖を付けることで、嵌合溝と雄嵌合部の向きが合わなくなり、嵌合させ難くなる。
本発明は、かかる事情に鑑み、螺旋状に巻回されることによって螺旋管に製管される帯状部材において、安定的に製管可能な帯状部材を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、螺旋状に巻回されることによって螺旋管に製管される帯状部材であって、
表側が前記螺旋管の内周側へ向けられ、裏側が前記螺旋管の外周側へ向けられる平帯部と、
前記平帯部の幅方向の一端部に設けられた雌嵌合部と、
前記平帯部の幅方向の他端部から裏側へ突出され、前記製管によって、前記雌嵌合部における一周違い部分と嵌合される雄嵌合部と、
前記平帯部の幅方向に互いに離れて裏側へ突出する複数のリブと、
前記雌嵌合部における平帯部側とは反対側の外端部から裏側へ向かって、かつ前記平帯部から雌嵌合部へ向かう外方向へ傾くように延出され、前記製管によって、前記複数のリブのうち前記嵌合突起に最も近い係止リブにおける一周違い部分と係止される延出係止片と、
を備え、前記雌嵌合部には、該雌嵌合部の表側面に開口して前記雄嵌合部を受入可能な嵌合溝が形成され、
前記雄嵌合部の突出方向に対して、前記嵌合溝の凹み方向が、前記嵌合溝の溝口部から溝底部へ向かうにしたがって前記外方向とは逆の内方向へ傾斜されていることを特徴とする。
当該帯状部材によれば、巻き癖機や製管機によって曲率を付与した際の断面変形によって、嵌合溝の凹み方向と雄嵌合部の突出方向が合うようにできる。これによって、雄嵌合部を嵌合溝に確実に嵌合させることができ、安定的に製管することができる。
前記雄嵌合部の突出方向に沿う中心軸に対する、前記嵌合溝の凹み方向に沿う中心軸の傾斜角度が、5°〜10°であることが好ましい。
上記曲率が大きい程、傾斜角度を大きくし、上記曲率が小さい程、傾斜角度を小さくするのが好ましい。
前記平帯部の裏側に設けられた補強帯材を、更に備え、
前記複数のリブの1つが、前記雌嵌合部から裏側へ突出されるとともに前記内方向へ傾斜された第1リブであり、
前記補強帯材の幅方向の一端部が、前記第1リブの前記外方向への変形を所定量だけ許容するようにして、前記第1リブと係合されていることが好ましい。
これによって、帯状部材に曲率を付与することで、第1リブが、内方向への傾斜が小さくなるように変形し、これに伴って、雌嵌合部についても凹み方向の傾斜が小さくなるように変形される。第1リブの変形が所定量に達した以降は、補強帯材によって第1リブの変形が阻止又は制限される一方、雌嵌合部及び延出係止片のうち少なくとも延出係止片については更に変形されるようにできる。
前記雌嵌合部の嵌合溝より延出係止片側の表側面が、前記延出係止片へ向かうにしたがって、前記平帯部の幅方向に対して裏側へ傾斜されていることが好ましい。
これによって、帯状部材に曲率を付与した際の断面変形により、雌嵌合部の表側面が平帯部の幅方向に沿うようにできる。
前記平帯部の幅方向に対する前記雌嵌合部の前記表側面の傾斜角度が、15°〜22°であることが好ましい。
上記曲率が大きい程、傾斜角度を大きくし、上記曲率が小さい程、傾斜角度を小さくするのが好ましい。例えば、曲率が1/600mmの場合は、傾斜角度17°〜20°が好ましい。
本発明に係る帯状部材によれば、巻き癖機や製管機によって曲率を付与した際の断面変形によって、嵌合溝と雄嵌合部の向きが合うようにできる。これによって、雄嵌合部を嵌合溝に確実に嵌合でき、安定的に製管を行なうことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る帯状部材の断面図である。 図2は、前記帯状部材を用いて埋設管を更生する様子を示す断面図である。 図3は、図2に示す巻き癖機による巻き癖(曲率)付与工程の中間段階における帯状部材の断面図である。 図4は、図3の円部IVを拡大して示す断面図である。 図5は、前記巻き癖(曲率)付与工程後の帯状部材の断面図である。 図6は、図2に示す製管機による製管工程において帯状部材から螺旋管が製管される様子を示す断面図である。 図7は、更生された既設管の断面図である。 図8は、図7の円部VIIIの拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図7に示すように、本実施形態は、例えば、老朽化した下水道管等の埋設管1の更生に適用される。埋設管1の内周に沿ってライニング管2がライニングされることによって、埋設管1の内周面が更生されている。ライニング管2は、帯状部材3によって構成されている。帯状部材3が、螺旋状に巻回されるとともに一周違いの縁部どうしが接合されることで、螺旋管すなわちライニング管2となる。
図1に示すように、帯状部材3は、帯本体10と、補強帯材20を備え、図1の紙面と直交する方向に長く延びている。
帯本体10は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を押出成形することによって構成され、延び方向の位置によらず一定の断面形状になっている。詳しくは、帯本体10は、平帯部11と、嵌合溝13と、雄嵌合部14と、複数のリブ15,16と、延出係止片17を含む。
平帯部11は、滑らかな表側面11aと、その反対の裏側を向く裏側面11bとを有し、平坦な帯形状になっている。表側面11aが、ライニング管2の内周面となる。裏側面11bが、ライニング管2の外周側へ向けられる。
平帯部11の幅方向の一端部(図1において左端部)に雌嵌合部12が設けられている。雌嵌合部12は、平帯部11よりも裏側(図1において上側)に引っ込んでおり、平帯部11と雌嵌合部12との境には、屈曲部11cが形成されている。
雌嵌合部12には嵌合溝13が形成されている。嵌合溝13の溝口部13aが、雌嵌合部12の表側(図1において下方)に開口されている。嵌合溝13の溝底部13bは、溝口部13aの幅より大きな直径の概略円形断面になっている。ひいては、雌嵌合部12の断面形状が、概略Ω字状になっている。
帯本体10には、複数のリブ15,16が裏側(図1において上側)へ突出するように設けられている。これらリブ15,16は、互いに平帯部11の幅方向(図1において左右)に離れている。ここでは、雌嵌合部12に第1リブ15が設けられ、平帯部11の幅方向の他側寄りの部分(図1において右寄り部分)に、第2リブ16が設けられている。
第1リブ15の中間高さには、補強端係合部18が形成されている。補強端係合部18は、第1リブ15から第2リブ16へ向けて突出されている。補強端係合部18の先端部には、係止爪18eが形成されている。
第2リブ16の先端部(図1において上端部)には、延出端係止部16aが形成されている。
第2リブ16の中間高さには、補強端係合部16bが形成されている。補強端係合部16bは、第2リブ16から第1リブ15へ向けて突出されている。
雌嵌合部12の外端部(平帯部側とは反対側の端部、図1において左端部)に延出係止片17が連なっている。延出係止片17は、雌嵌合部12から裏側へ向かって外方向(平帯部11から雌嵌合部12へ向かう方向、図1において左方)へ傾くように延出されている。
平帯部11の幅方向の他端部(図1において右端部)には、雄嵌合部14が裏側(図1において上側)へ突出するように形成されている。
雄嵌合部14は、平帯部11から突出された柱部14aと、柱部14aの先端部に設けられた頭部14bとを有している。頭部14bは、柱部14aの幅より大きな直径の概略円形断面になっている。
雄嵌合部14の突出方向に沿う中心軸L14は、平帯部11の幅方向に対して略直交している。
図8に示すように、ライニング管2においては、雄嵌合部14が、雌嵌合部12の嵌合溝13における一周違い部分と嵌合されている。詳しくは、柱部14aが、溝口部13aに嵌め入れられ、頭部14bが溝底部13bに嵌め入れられている。また、第2リブ16(雄嵌合部14に最も近いリブ)の延出端係止部16aが、延出係止片17における一周違いの部分の先端部と係止されている。
図1に示すように、帯状部材3の平帯部11の裏側には、補強帯材20が設けられている。補強帯材20は、鋼板によって構成され、帯本体10より剛性が高い。すなわち、帯本体10及び補強帯材20に対してある外力を加えたとき、補強帯材20の変形量が帯本体10の変形量より小さい。
補強帯材20は、断面コ字状(Π字状)の胴部21と、その両端に連なる一対の肩部23,23と、各肩部23に連なる一対の端板部25,26とを有し、概略W形状の断面をなして、帯本体10と同方向へ延びている。胴部21は、平帯部11の幅方向の中央部から裏側へ突出されている。一対の肩部23,23が、平帯部11の裏側面11bに宛がわれている。端板部25,26は、肩部23から裏側(図1において上側)へ突出されるとともに、互いの間隔が裏側へ向かうにしたがって大きくなるように少し傾けられている。
補強帯材20の幅方向の一端部(図1において左端部)における端板部25の先端部25eが、第1リブ15の補強端係合部18と係合している。該係合状態において、第1リブ15の外方向(図1において左方向)への変形が所定量だけ許容されている(図3)。
補強帯材20の幅方向の他端部(図1において右端部)における端板部26の先端部26eは、第2リブ16の補強端係合部16bと係合している。
帯状部材3は、特に、以下の点で特許文献1のものと異なっている。
嵌合溝13の溝口部13aから溝底部13bへ向かう凹み方向は、雄嵌合部14の柱部14aから頭部14bへ向かう突出方向に対して、溝底部13bへ向かうにしたがって内方向(前記外方向とは逆の方向、図1において右方)へ傾斜されている。
雄嵌合部14の突出方向に沿う中心軸L14に対する、嵌合溝13の凹み方向に沿う中心軸L13の傾斜角度θ13は、好ましくはθ13=5°〜10°であり、より好ましくはθ13=8°程度である。
第1リブ15は、先端へ向かうにしたがって内方向(図1において右方)へ傾斜されている。平帯部11と直交する方向に対する第1リブ15の傾斜角度θ15は、好ましくはθ15=5°〜10°であり、より好ましくはθ15=8°程度である。
更に、雌嵌合部12における嵌合溝13よりも延出係止片17側の表側面12aは、外方向(図1において左方)へ向かうにしたがって平帯部11の幅方向に対して裏側へ傾斜されている。平帯部11の幅方向に対する前記表側面12aの傾斜角度θ12は、好ましくはθ12=15°〜22°である。
前記の帯状部材3は、次のようにして作製され、更には製管される。
図示は省略するが、帯本体10の断面形状に対応する所定形状の金型を作製し、押出成形機にセットする。該押出成形機によって帯本体10を押出成形して一次巻取ドラムに巻き取る。
次に、帯本体10を一次巻取ドラムから繰り出して補強帯材20と嵌め合わせることで、帯状部材3を作製し、該帯状部材3を巻取ドラム4に巻き取る。
図2に示すように、前記巻取ドラム4を更生施工現場に搬送して、発進側マンホール6の上端部近くに設置する。かつ巻取ドラム4の近くに巻き癖機5を設置する。発進側マンホール6の底部には、製管機7を設置する。到達側マンホール6Bの近くにはウィンチ8を設置する。
なお、巻き癖機5及び製管機7としては、例えば特開2013−256048号公報等に開示された公知構造を適用できる。
巻取ドラム4から帯状部材3を繰り出し、巻き癖機5によって帯状部材3に巻き癖を付与する。好ましくは、巻き癖付与後の帯状部材3が作る螺旋形状の外直径φが、マンホール6及び埋設管1の内直径より小さくなるようにする。これによって、帯状部材3をスムーズにマンホール6内に通すことができ、更には製管機7によって所望直径のライニング管2を確実に製管できる。
図3に示すように、帯状部材3に巻き癖(曲率)が付与されることによって、帯状部材3の断面形状が変形される。具体的には、帯状部材3は、巻き癖機5によって、平帯部11の表側面11aが内周側を向き、裏側面11bが外周側を向くように曲げられる。これによって、図3の二点鎖線から実線に示すように、帯本体10における、屈曲部11cよりも幅方向の外側(図3において左側)の部分が、屈曲部11cの付近を中心にして外方向へ向かって、図3において反時計回りに回転変位されるように断面変形される。したがって、第1リブ15の傾きが小さくなり、かつ嵌合溝13の中心軸L13の傾斜角度θ13が小さくなり、雌嵌合部12の表側面12aの傾斜角度θ12が小さくなる。
図4に示すように、帯状部材3を曲げていくことで、前記の回転変位量(変形量)が所定量に達したとき、係止爪18eが補強部材20の端部25eに引っ掛かる。これによって、第1リブ15の変形が阻止又は制限される。
前記所定の回転変位量は、好ましくは5°〜10°、より好ましくは8°程度である。これによって、第1リブ15を、平帯部11に対してほぼ直立姿勢になるまで変形させて、そこで変形を止めることができる。
図5に示すように、それ以上、帯状部材3の曲率を大きくしても、第1リブ15は直立姿勢に維持される。一方、図5の三点鎖線から実線に示すように、雌嵌合部12における第1リブ15よりも外側(図5において左側)の部分、及び延出係止片17については、図5において反時計回りに更に回転変位される。第1リブ15の変形阻止後における、前記雌嵌合部12及び延出係止片17の変位可能角度は、例えば7°〜12°程度である。
これによって、嵌合溝13が狭まり、中心軸L13が更に回転して雄嵌合部14の中心軸L14とほぼ平行になる。また、雌嵌合部12の表側面12aの幅方向が、平帯部11の幅方向とほぼ平行になる。
図2に示すように、前記巻き癖付与後ひいては断面変形後の帯状部材3が、製管機7に導入され、製管機7によって、螺旋状の帯状部材3における一周違いの縁部どうしが接合される。
詳しくは、図6に示すように、帯状部材3における、製管機7に新たに導入された帯部分3aの雄嵌合部14が、製管済部分3bの雌嵌合部12と嵌合される。前記巻き癖付与時の断面変形によって、これら嵌合部12,14の中心軸L13,L14どうしが互いにほぼ一致するようにできる。したがって、帯部分3aの雄嵌合部14を製管済部分3bの嵌合溝13に確実に嵌め込むことができる。
また、図6の二点鎖線にて示すように、帯部分3aの平帯部11における雄嵌合部14側の端部が、製管済部分3bにおける雌嵌合部12と平帯部11とで作る段差部分10dにぴったりと嵌るようにできる。
更に、帯部分3aの延出端係止部16aが、製管済部分3bの延出係止片17の先端部と係止される。
これによって、螺旋管からなるライニング管2を安定的に製管できる。
図2に示すように、製管済部分3bの先端部に牽引ワイヤ8wを繋ぎ、ウィンチ8によって製管済部分3bを到達側マンホール6Bへ向けて牽引する。これによって、製管が進むにしたがって、製管済部分3bすなわちライニング管2が埋設管1内に挿し入れられ、埋設管1の内周面に沿ってライニング管2をライニングできる。
その後、図7及び図8に示すように、埋設管1の内周面とライニング管2との間にモルタル等の裏込め材9を充填する。
このようにして、埋設管1が更生される。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、ライニング管2(螺旋管)の製管方法として、実施形態の牽引式に代えて、元押し式、自走式等を採用してもよい(特開2014−65170号、特開2016−43555号等参照)。
補強帯材20の端板部25,26は肩部23から延びていなくてもよく、胴部21の両腕部の途中から延びていてもよい。
巻き癖機5を省いてもよい。製管機7によって帯状部材3を巻回する際に、帯本体10が所望断面(図5)に変形されるようにしてもよい。
リブ15,16の数は、2つに限られず3つ以上でもよい。
更生対象の埋設管1は、下水道管に限られず、上水道管、農業用水管、ガス管等であってもよい。
本発明は、例えば下水道管の更生に適用できる。
1 埋設管
2 ライニング管(螺旋管)
3 帯状部材
5 巻き癖機
7 製管機
10 帯本体
11 平帯部11
12 雌嵌合部12
12a 表側面
13 嵌合溝
13a 溝口部
13b 溝底部
14 雄嵌合部
15 第1リブ(リブ)
16 第2リブ(リブ)
16a 延出端係止部16a
16b 補強端係合部16b
17 延出係止片
20 補強帯材
25e 補強部材の一端部
13 中心軸
14 中心軸

Claims (5)

  1. 螺旋状に巻回されることによって螺旋管に製管される帯状部材であって、
    表側が前記螺旋管の内周側へ向けられ、裏側が前記螺旋管の外周側へ向けられる平帯部と、
    前記平帯部の幅方向の一端部に設けられた雌嵌合部と、
    前記平帯部の幅方向の他端部から裏側へ突出され、前記製管によって、前記雌嵌合部における一周違い部分と嵌合される雄嵌合部と、
    前記平帯部の幅方向に互いに離れて裏側へ突出する複数のリブと、
    前記雌嵌合部における平帯部側とは反対側の外端部から裏側へ向かって、かつ前記平帯部から雌嵌合部へ向かう外方向へ傾くように延出され、前記製管によって、前記複数のリブのうち前記嵌合突起に最も近い係止リブにおける一周違い部分と係止される延出係止片と、
    を備え、前記雌嵌合部には、該雌嵌合部の表側面に開口して前記雄嵌合部を受入可能な嵌合溝が形成され、
    前記雄嵌合部の突出方向が、前記幅方向に対して直交しており、
    前記雄嵌合部の突出方向に対して、前記嵌合溝の凹み方向が、前記製管のための曲率付与前は前記嵌合溝の溝口部から溝底部へ向かうにしたがって前記外方向とは逆の内方向へ傾斜されており、前記曲率付与による断面変形によって、前記嵌合溝の凹み方向が、前記雄嵌合部の突出方向と合うように、前記雌嵌合部が前記平帯部に対して回転変位されることを特徴とする帯状部材。
  2. 前記曲率付与前の前記雄嵌合部の突出方向に沿う中心軸に対する、前記嵌合溝の凹み方向に沿う中心軸の傾斜角度が、5°〜10°であることを特徴とする請求項1に記載の帯状部材。
  3. 前記平帯部と前記雌嵌合部と前記雄嵌合部と前記複数のリブと前記延出係止片を一体に含む樹脂製の帯本体と、前記平帯部の裏側に設けられた鋼製の補強帯材を備え、
    前記補強帯材が、前記平帯部の裏側面に宛がわれた一対の肩部と、これら肩部の間に設けられた断面コ字状の胴部と、各肩部における前記胴部とは反対側の端部に設けられた端板部とを有し、前記胴部が、前記リブよりも裏側へ突出されており、
    前記複数のリブの1つが、前記雌嵌合部から裏側へ突出されるとともに前記内方向へ傾斜された第1リブであり、
    前記曲率付与前の前記補強帯材の幅方向の一端部の前記端板部が、前記第1リブの前記外方向への変形を所定量だけ許容するようにして、前記第1リブと係合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の帯状部材。
  4. 前記曲率付与前の前記雌嵌合部の嵌合溝より延出係止片側の表側面が、前記延出係止片へ向かうにしたがって、前記平帯部の幅方向に対して裏側へ傾斜されていることを特徴とする請求項3に記載の帯状部材。
  5. 前記平帯部の幅方向に対する前記雌嵌合部の前記表側面の前記曲率付与前の傾斜角度が、15°〜22°であることを特徴とする請求項4に記載の帯状部材。
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