JP2017056478A - 縮径装置 - Google Patents

縮径装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017056478A
JP2017056478A JP2015183910A JP2015183910A JP2017056478A JP 2017056478 A JP2017056478 A JP 2017056478A JP 2015183910 A JP2015183910 A JP 2015183910A JP 2015183910 A JP2015183910 A JP 2015183910A JP 2017056478 A JP2017056478 A JP 2017056478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
fulcrum support
pcd
opening
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015183910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6547541B2 (ja
Inventor
児玉 直樹
Naoki Kodama
直樹 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP2015183910A priority Critical patent/JP6547541B2/ja
Publication of JP2017056478A publication Critical patent/JP2017056478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6547541B2 publication Critical patent/JP6547541B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】縮径対象物の外径を、縮径対象物の一部が噛み込まれることなく、良好に変化させることができる縮径装置を提供すること。
【解決手段】複数のコマ体4の先端部4aが組み合わされて開口部4bが構成されている。リング4aを回転させることで、複数のコマ体4がそれぞれの支点支持ピン8を中心として回動し、複数のコマ体4の先端部が連携して半径方向に移動して開口部4bの内径を変化させるように構成してある。複数の支点支持ピン8の中心を結ぶ円の直径をPCDとし、支点支持ピン8の中心から支点支持ピン8に保持してあるコマ体4の先端部4aまでの距離をL0とした場合に、L0/PCDが0.5よりも大きい。
【選択図】図8

Description

本発明は、たとえばステントなどの医療器具の外径を小さく変形させるための縮径装置に関する。
たとえばステントなどの医療器具の外径を小さく変形させるための縮径装置としては、たとえば下記に示す特許文献1が知られている。従来の縮径装置では、リングを回転させることで、複数のコマ体がそれぞれの支点支持部を中心として回動し、複数のコマ体の先端部が連携して半径方向に移動して開口部の内径を変化させるように構成してある。
従来の縮径装置では、複数の支点支持部の中心を結ぶ円の直径をPCDとし、支点支持部の中心から当該支点支持部に保持してあるコマ体の先端部までの距離をL0とした場合に、L0/PCDが正確に0.5と成るように設計されている。このように設計することで、たとえばPCDが62mmの場合には、開口の内径を12mmから0mmまでの縮径が可能になる。
しかしながら、従来の縮径装置では、開口の内径を狭めていく過程において、隣接するコマ体の先端部の間に、最大で0.1mm程度の隙間(ギャップ)が形成される。そのため、ステントを構成する線材の線径が0.1mmより小さいと、線材がコマ体の先端部の間の隙間に入り込み、製品としてのステントを傷ませてしまうおそれがあった。
近年では、線材の線径が小さいステントも開発されており、そのようなステントの外径を小さくするために用いられる縮径装置では、コマ体間の隙間を小さくする技術が求められている。
US2004/0128818号
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、縮径対象物の外径を、縮径対象物の一部が噛み込まれることなく、良好に変化させることができる縮径装置を提供することである。
本発明者等は、コマ体間の隙間を小さくすることに関して鋭意検討した結果、複数の支点支持部の中心を結ぶ円の直径をPCDとし、支点支持部の中心から当該支点支持部に保持してあるコマ体の先端部までの距離をL0とした場合に、L0/PCDを0.5よりも大きくすることで、コマ体間の隙間を小さくすることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明に係る縮径装置は、
複数のコマ体と、
複数の前記コマ体の基端部をそれぞれ回動可能に保持する複数の支点支持部が円周方向に沿って装着されるリングと、を有する縮径装置であって、
複数の前記コマ体の先端部が組み合わされて開口部が構成され、
前記リングを回転させることで、複数の前記コマ体がそれぞれの前記支点支持部を中心として回動し、複数の前記コマ体の先端部が連携して半径方向に移動して前記開口部の内径を変化させるように構成してあり、
複数の前記支点支持部の中心を結ぶ円の直径をPCDとし、前記支点支持部の中心から当該支点支持部に保持してあるコマ体の先端部までの距離をL0とした場合に、L0/PCDが0.5よりも大きいことを特徴とする。
本発明の縮径装置では、L0/PCDを0.5よりも大きくすることのみで、コマ体間の隙間を小さくすることができる。その結果、本発明の縮径装置を用いて、たとえばステントなどの縮径対象物の外径を、縮径対象物の一部が縮径装置のコマ体間の隙間に噛み込まれることなく、良好に縮径させることができる。したがって、縮径されたステントなどの製品は、ダメージを受けること無く、保護チューブなどに挿入されて搬送可能になる。
L0/PCDの下限は、好ましくは0.5005より大きく、さらに好ましくは0.5008以上、さらにまた好ましくは0.5010より大きい。L0/PCDの上限は、好ましくは0.504より小さく、さらに好ましくは0.503より小さく、さらにまた好ましくは0.5020以下である。
このような関係となるように縮径装置を構成することで、コマ体間の隙間を、最大で、好ましくは0.08mm以下、さらに好ましくは0.07mm以下、特に好ましくは0.05mm以下に小さくすることができる。
図1は本発明の一実施形態に係る縮径装置の一部透明な斜視図である。 図2は図1に示す縮径装置の一部断面平面図である。 図3(A)は図1および図2に示す駆動リングの平面図、図3(B)は図3(A)に示す駆動リングの側面図である。 図4(A)は図1に示す補助リングの平面図、図4(B)は図4(A)に示す補助リングの側面図である。 図5(A)は図1に示すコマ体の正面図、図5(B)は図5(A)に示すコマ体の平面図、図5(C)は図5(A)に示すコマ体の底面図である。 図6は図1に示す蓋の平面側斜視図である。 図7(A)は図6に示す蓋の平面図、図7(B)は図7(A)に示す蓋の側面図である。 図8は図1に示す一方の蓋を取り除いた縮径装置のPCDとL0との関係を示す平面図である。 図9Aは図1に示す一方の蓋を取り除き縮径装置を別の角度から見た一部破断斜視図である。 図9Bは図9Aに示す縮径装置から駆動リングおよび補助リングを取り除いた状態の一部破断斜視図である。 図10Aは図1に示す一方の蓋とケースを取り除き縮径装置を別の角度から見た要部斜視図である。 図10Bは図10Aに示す縮径装置の開口部を狭めるように動かした状態を示す要部斜視図である。 図10Cは図10Bに示す縮径装置の開口部をさらに狭めるように動かした状態を示す要部斜視図である。 図11Aは図1に示す一方の蓋を取り除いた縮径装置の一部断面を示す平面図である。 図11Bは図11Aに示す状態から開口部を狭める方向に駆動リングを動かす状態を示すコマ体の集合体の平面図である。 図11Cは図11Bに示す状態からさらに開口部を狭める方向に駆動リングを動かした状態を示すコマ体の集合体の平面図である。 図11Dは図11Cに示す状態からさらに開口部を狭める方向に駆動リングを動かした状態を示すコマ体の集合体の平面図である。 図12は本発明の実施例および比較例に係る縮径装置の開口の縮径直径とコマ間のギャップとの関係を示すグラフである。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る縮径装置2は、たとえば医療器具のステント(図示省略)の外径を縮径させるために用いられる器具であり、複数のコマ体4と、駆動リング6aと補助リング6b,6cとを有する。これらの複数のコマ体4と駆動リング6aと補助リング6b,6cとは、円筒状のケース10の内部に装着され、ケース10のZ軸方向の両端には、蓋12a,12bが装着してある。
ケース10の胴体外周には、固定レバー20の先端部が固定してある。固定レバー20には、リンクレバー24を介して回動レバー22が装着してある。なお、図1では、ケース10および蓋12a,12bは、2点鎖線で示してあり、内部が見えるように図示してある。また、固定レバー20、回動レバー22およびリンクレバー24も同様に、2点鎖線で示してある。なお、図面において、ケース10の中心軸がZ軸と平行であり、固定レバー20の長手方向がX軸と平行であり、Y軸は、X軸およびZ軸に相互に垂直な軸である。
蓋12a,12bの図示が省略してある図2に示すように、ケース10の胴体外周部に固定してある固定レバー20の先端部の内部には、空洞部21が形成してある。空洞部21の内部に、リンク片28が回動軸30を回動支点として矢印A2方向(またはその逆)に回動自在に装着してある。回動軸30は、固定レバー20の空洞部21の内部で固定レバー20に取り付けられる。
リンク片28の回動先端部には、回動軸31を介して操作レバー22の先端部が取り付けてあり、操作レバー22は、回動軸31を回動支点として固定レバー20に対して矢印A1方向(またはその逆)に回動可能になっている。リンク片28の回動先端部には、回動軸31とは別の位置で、駆動ピン32が固定してある。駆動ピン32は、図1に示す駆動リング6aの外周部に一体的に形成してある駆動凸部34の駆動用長孔36に係合する。なお、回動軸30,31および駆動ピンの軸芯は、Z軸に平行である。
図2に示すように、回動レバー22を固定レバー20に対して矢印A1方向に回動させると、リンクレバー24の作用により、回動軸30を支点としてリンク片28を矢印A2方向に回動させることになる。その結果、リンク片28の駆動ピン32は、駆動用長孔36の中を長手方向に移動し、しかも、駆動凸部34に矢印A3方向の回動駆動力を付与する。
駆動凸部34は、図1に示す駆動リング6aと一体になっていることから、駆動凸部34に矢印A3方向の回動駆動力が付与されると、駆動リング6aは、矢印A3方向に回動駆動される。次に、駆動リング6aおよび補助リング6b,6cとコマ体4との関係について説明する。
図3(A)および図3(B)に示すように、駆動リング6aは、内周部37aが円形の開口になっている円板状のリング本体33aを有する。リング本体33aには、表裏面を貫通する貫通孔38aが円周方向に沿って略等間隔で複数形成してある。各貫通孔38aには、図1および図2に示す支点支持ピン8が通される。
このリング本体33aの外周部の一部に、駆動凸部34が半径方向に突出するように一体化して形成してある。駆動凸部34には、駆動用長孔36が形成してある。駆動用長孔36は、リング本体33aの半径方向に細長く形成してあり、駆動用長孔36の幅(周方向長さ)は、図2に示す駆動ピン32が入り込む程度の幅である。
図3(B)に示すように、駆動凸部34は、切欠き35を介して駆動リング6aの軸方向に1対で形成してある。切欠き35には、図2に示すリンク片28が挟み込まれ、リンク片28の表裏面にそれぞれ突出してある駆動ピン32が、各駆動凸部34の駆動用長孔36の内部に入り込んで係合する。
図4(A)および図4(B)に示すように、補助リング6b,6cは、内周部37b,37cが円形の開口になっている円板状のリング本体33b,33cを有する。リング本体33b,33cには、表裏面を貫通する貫通孔38b,38cが円周方向に沿って略等間隔で複数形成してある。各貫通孔38b,38cには、図1および図2に示す支点支持ピン8が通される。支点支持ピン8の長手方向がZ軸に平行である。
図5(A),図5(B)および図5(C)に示すように、各コマ体4は、全体としては、支点支持ピン8の長手方向に沿って細長い板本板4dを有し、板本体4dの短手方向の一端にある先端部4aが、鋭角状の刃先形状を有している。各コマ体4の先端部4aの集合が、図2に示すように、Z軸方向に延びる開口部4bとなる。開口部4bは、後述するように、先端部4aの動きに応じて、その内径が変化する。
板本体4dの短手方向の他端である基端部4cの長手方向の中央部には、駆動リング装着溝42が形成してあると共に、基端部4cの長手方向の両端部には、補助リング装着溝44が形成してある。また、基端部4cには、長手方向に貫通する貫通孔4eが形成してあり、貫通孔4eには、支点支持ピン8が挿通してある。
図5(A)に示す駆動リング装着溝42には、図1に示すように、駆動リング6aが挿入され、図3に示す駆動リング6aの円周方向に形成してある貫通孔38aに支点支持ピン8が通されるようになっている。また、図5(A)に示す補助リング装着溝44には、図1に示すように、補助リング6b,6cが挿入され、図4に示す補助リング6b,6cの円周方向に形成してある貫通孔38b,38cに支点支持ピン8が通されるようになっている。支点支持ピン8の両端は、図9Aに示すように、補助リング6b,6cから突出するように構成されていても良い。なお、図9Bは、図9Aに示す駆動リング6aおよび補助リング6cを取り除いた状態を示す。
図5(A)に示す板本体4dの先端部4aから短手方向に所定距離引き込んだ位置で、板本体4dの長手方向の両端には、ピン穴4fが形成してある。ピン穴4fには、案内ピン40が嵌合してあり、案内ピン40が、板本体4dの長手方向の両端から突出するようになっている。
図6および図7(A)および図7(B)に示すように、蓋12a,12bは、円板形状の蓋本体13を有し、蓋本体13の中央部に、円形の出入口14が形成してある。出入口14の内径は、図2に示す開口部4bの最大外径よりも大きく設定してあり、たとえばステントなどの縮径対象物が出入りする部分となる。
蓋本体13の内面(図1に示すコマ体4のZ軸方向端面と向き合う面)には、出入口14の外周に沿って円周方向に略等間隔で半径方向に細長い長穴状の案内溝18が複数形成してある。案内溝18の数は、図1に示すように配置されるコマ体4の数に等しく、図2に示す案内ピン40の数とも一致する。各案内溝18には、図11B〜図11Dに示すように、案内ピン40が半径方向に移動自在に係合する。
図6および図7(A)および図7(B)に示すように、蓋本体13の内面には、その外周部に、円周方向に沿って延びる案内凸部16が形成してあっても良い。案内凸部16は、たとえば図1に示すケース10の内部に入り込み、案内凸部16の内側で、支点支持ピン8の両端の円周方向の回転移動を案内可能になっている。
図8に示すように、本実施形態では、複数の支点支持ピン8の中心を結ぶ円の直径をPCDとし、支点支持ピンの中心から当該支点支持ピンに保持してあるコマ体4の先端部までの距離をL0とした場合に、L0/PCDが0.5よりも大きい。好ましくは、L0/PCDの下限は、好ましくは0.5005より大きく、さらに好ましくは0.5008以上、さらにまた好ましくは0.5010より大きい。L0/PCDの上限は、好ましくは0.504より小さく、さらに好ましくは0.503より小さく、さらにまた好ましくは0.5020以下である。
次に、本実施形態に係る縮径装置2の動きについて説明する。図1および図2に示す開口部4bの内部に、たとえば医療用ステントなどの縮径対象物を入れた後に、図2に示す状態から、回動レバー22を固定レバー20に対して矢印A1方向に回動させると、リンクレバー24の作用により、回動軸30を支点としてリンク片28を矢印A2方向に回動させることになる。その結果、リンク片28の駆動ピン32は、駆動用長孔36の中を長手方向に移動し、しかも、駆動凸部34に矢印A3方向の回動駆動力を付与する。
図10Aおよび図11Bに示すように、駆動凸部34に矢印A3方向の回動駆動力が付与されると、駆動リング6aも矢印A3方向に回転(回動)する。駆動リング6aと補助リング6b,6cとは、図9Aにも示すように、支点支持ピン8を介して連結してあることから、駆動リング6aが回転すると補助リング6b,6cも同様に移動する。
各支点支持ピン8は、図5Aに示すように、コマ体4の貫通孔4eに対して回転自在に挿入してあることから、駆動リング6aが回転すると、コマ体4の貫通孔4eに対して回転自在に挿入してある各支点支持ピン8も、図11Bから図11Cに示すように矢印A3方向に移動する。なお、各支点支持ピン8は、コマ体4の貫通孔4eに対して固定しても良く、その場合には、各支点支持ピン8は、リング6a〜6cの貫通孔38a〜38cに対して回転自在に保持される。
図1に示すケース10と蓋12a,12bは固定してあるため、蓋12a,12bの内面に形成してある案内溝18(図6参照)に沿って、図11Bに示す案内ピン40が半径方向の内側に案内される。そのため、駆動リング6aが矢印A3方向に回動すると、複数のコマ体4がそれぞれの支点支持ピン8を中心として矢印A4方向に回動し、各コマ体4の先端部4aは、図11Cから図11Dに示すように、連携して半径方向に移動して開口部4bの内径を縮径させる方向に変化させる。
開口部4bには、たとえばステントなどの縮径対象物が挿入してあることから、開口部4bの縮径と共に、ステントも、その外径が縮径される。図1および図2に示す固定レバー20に対して、回動レバー22を矢印A1と反対方向に回動させることで、上述した動作と逆の動作が行われ、開口部4bを開くことができ、開かれた開口部4bから、縮径されたステントなどを取り出すことができる。
本実施形態の縮径装置2では、図8に示すように、L0/PCDを0.5よりも大きくすることのみで、各コマ体4間の隙間を小さくすることができる。特に、隣接するコマ体4の先端部4aの間の隙間を小さくすることができる。その結果、縮径装置2を用いて、たとえばステントなどの縮径対象物の外径を、縮径対象物の一部が縮径装置2のコマ体4間の隙間に噛み込まれることなく、良好に縮径させることができる。したがって、縮径されたステントなどの製品は、ダメージを受けること無く、保護チューブなどに挿入されて搬送可能になる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、コマ体4の具体的な形状や配置個数などに関しては、図示する実施形態に限定されず、種々に改変することができる。また、固定レバー20および回動レバー22の形状、あるいはこれらのレバー20,22を連結するリンクの構造なども種々に改変することができる。
以下、本発明を、さらに詳細な実施例および比較例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
実施例1
図8に示すコマ体4の長さL0を31.0mmとし、PCDが61.75mmとなるように、駆動リング6aおよび補助リング6b,6bに形成される貫通孔38a〜38cの位置を調整して図1〜図11Dに示す縮径装置を組み立てた。コマ体4の総数は、12個であった。
コマ体4の先端部4aにおいて、隣接するコマ体4の相互間の隙間(ギャップ)を画像寸法測定器「IM−6020」(キーエンス社製)により測定した。開口部4bの内径(縮径直径)の変化に対するコマ体相互間のギャップを調べた結果を図12に示す。また、コマ体間の最大ギャップと、開口部4bの最大縮径直径と最小縮径直径とを、表1に示す。
実施例2
図8に示すコマ体4の長さL0を31.0mmとし、PCDが61.8mmとなるように、貫通孔38a〜38cの位置を調整した以外は、実施例1と同様にして、縮径装置を組み立てた。
開口部4bの内径(縮径直径)の変化に対するコマ体相互間のギャップを調べた結果を図12に示す。また、コマ体間の最大ギャップと、開口部4bの最大縮径直径と最小縮径直径とを、表1に示す。
実施例3
図8に示すコマ体4の長さL0を31.0mmとし、PCDが61.9mmとなるように、貫通孔38a〜38cの位置を調整した以外は、実施例1と同様にして、縮径装置を組み立てた。
開口部4bの内径(縮径直径)の変化に対するコマ体相互間のギャップを調べた結果を図12に示す。また、コマ体間の最大ギャップと、開口部4bの最大縮径直径と最小縮径直径とを、表1に示す。
比較例1
図8に示すコマ体4の長さL0を31.0mmとし、PCDが62.0mmとなるように、貫通孔38a〜38cの位置を調整した以外は、実施例1と同様にして、縮径装置を組み立てた。
開口部4bの内径(縮径直径)の変化に対するコマ体相互間のギャップを調べた結果を図12に示す。また、コマ体間の最大ギャップと、開口部4bの最大縮径直径と最小縮径直径とを、表1に示す。
比較例2
図8に示すコマ体4の長さL0を31.0mmとし、PCDが62.1mmとなるように、貫通孔38a〜38cの位置を調整した以外は、実施例1と同様にして、縮径装置を組み立てた。
開口部4bの内径(縮径直径)の変化に対するコマ体相互間のギャップを調べた結果を図12に示す。また、コマ体間の最大ギャップと、開口部4bの最大縮径直径と最小縮径直径とを、表1に示す。
Figure 2017056478
評価
表1に示すように、L0/PCDを0.5000より大きくすることのみで、コマ体4の相互間のギャップを小さくすることができることが確認された。特に、L0/PCDの下限を、好ましくは0.5005より大きく、さらに好ましくは0.5008以上、さらにまた好ましくは0.5010より大きくすることで、コマ体間の隙間を、最大で、好ましくは0.08mm以下、さらに好ましくは0.07mm以下、特に好ましくは0.05mm以下に小さくすることができることが確認できた。
また、表1および図12に示すように、L0/PCDを大きくすると、最小縮径直径が大きくなるので、L0/PCDの上限は、好ましくは0.504より小さく、さらに好ましくは0.503より小さく、さらにまた好ましくは0.5020以下であることが確認された。
2… 縮径装置
4… コマ体
4a… 先端部
4b… 開口部
4c… 基端部
4d… 板本体
4e… 貫通孔
4f… ピン穴
6a… 駆動リング
6b,6c… 補助リング
8… 支点支持ピン(支点支持部)
10… ケース
12a,12b… 蓋
13… 蓋本体
14… 出入口
16… 案内凸部
18… 案内溝
20… 固定レバー
21… 空洞部
22… 回動レバー
24… リンクレバー
28… リンク片
30,31… 回動軸
32… 駆動ピン
33a〜33c…リング本体
34… 駆動凸部
35… 切欠き
36… 駆動用長孔
37a〜37c… 内周部
38a〜38c… 貫通孔
40… 案内ピン
42… 駆動リング装着溝
44… 補助リング装着溝

Claims (2)

  1. 複数のコマ体と、
    複数の前記コマ体の基端部をそれぞれ回動可能に保持する複数の支点支持部が円周方向に沿って装着されるリングと、を有する縮径装置であって、
    複数の前記コマ体の先端部が組み合わされて開口部が構成され、
    前記リングを回転させることで、複数の前記コマ体がそれぞれの前記支点支持部を中心として回動し、複数の前記コマ体の先端部が連携して半径方向に移動して前記開口部の内径を変化させるように構成してあり、
    複数の前記支点支持部の中心を結ぶ円の直径をPCDとし、前記支点支持部の中心から当該支点支持部に保持してあるコマ体の先端部までの距離をL0とした場合に、L0/PCDが0.5よりも大きいことを特徴とする縮径装置。
  2. 前記L0/PCDが0.504より小さいことを特徴とする請求項1に記載の縮径装置。
JP2015183910A 2015-09-17 2015-09-17 縮径装置 Active JP6547541B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015183910A JP6547541B2 (ja) 2015-09-17 2015-09-17 縮径装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015183910A JP6547541B2 (ja) 2015-09-17 2015-09-17 縮径装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017056478A true JP2017056478A (ja) 2017-03-23
JP6547541B2 JP6547541B2 (ja) 2019-07-24

Family

ID=58388915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015183910A Active JP6547541B2 (ja) 2015-09-17 2015-09-17 縮径装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6547541B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102276756B1 (ko) * 2020-02-28 2021-07-14 주식회사 청우에스이 케이블 접속용 연관 축관기

Citations (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6176116B1 (en) * 1995-03-02 2001-01-23 Rennsteig Werkzeuge Gmbh Crimping tool for crimping lead end sleeves and the like
US6651478B1 (en) * 2000-08-10 2003-11-25 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Assembly for crimping an intraluminal device or measuring the radial strength of the intraluminal device and method of use
US20040128818A1 (en) * 2002-08-31 2004-07-08 Thomas Motsenbocker Hand held stent crimping apparatus and method
US20040148909A1 (en) * 2001-04-27 2004-08-05 Frans Vermee Device and method for producing tubular packs that are filled with a product
JP2004525704A (ja) * 2001-03-26 2004-08-26 マシーン ソリューションズ インコーポレイテッド バルーン折り重ね技術
US20040181236A1 (en) * 2003-03-12 2004-09-16 Eidenschink Thomas C. Methods of making medical devices
US20050229670A1 (en) * 2004-04-16 2005-10-20 Scimed Life Systems, Inc. Stent crimper
US20050234537A1 (en) * 2004-04-16 2005-10-20 Scimed Life Systems, Inc. Stent crimper
US6968607B2 (en) * 2000-06-08 2005-11-29 Tom Motsenbocker Stent crimping method
US20060213049A1 (en) * 2005-03-23 2006-09-28 Serrano Gabriel S Stent crimping mechanisms
US20070068216A1 (en) * 2002-12-26 2007-03-29 Arkady Kokish Assembly for crimping an intraluminal device and method of use
JP2007525275A (ja) * 2004-02-26 2007-09-06 ボストン サイエンティフィック リミテッド クリンパ
US20080053182A1 (en) * 2006-08-22 2008-03-06 Ed Goff Radial compression mechanism with optimum die-to-die gap
US20080127707A1 (en) * 2006-11-30 2008-06-05 Abbott Laboratories Stent crimping assembly and method
US20080173061A1 (en) * 2004-01-29 2008-07-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Apparatuses for crimping and loading of intraluminal medical devices
JP2008541836A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 ボストン サイエンティフィック リミテッド ステントを減縮する方法および装置
US7628051B1 (en) * 2004-07-26 2009-12-08 Abbott Laboratories Stent crimping system
US7886661B1 (en) * 2007-02-07 2011-02-15 Ed Goff Radial compression mechanism
JP4685796B2 (ja) * 2004-01-12 2011-05-18 ボストン サイエンティフィック リミテッド ステント縮小システム
JP2011526162A (ja) * 2008-07-04 2011-10-06 クヴァンテック アーゲー 挿入用ステントを提供する装置および方法
US20110258833A1 (en) * 1999-09-22 2011-10-27 Boston Scientific Scimed, Inc. Method and apparatus for contracting, or crimping stents
JP4921708B2 (ja) * 2002-08-16 2012-04-25 マシーン ソリューションズ インコーポレイテッド 加締め装置
JP4989652B2 (ja) * 2005-09-09 2012-08-01 エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイション 人工弁捲縮装置
JP2013503016A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 3エフ セラピュティックス インコーポレイテッド 経心尖搬送装置及び使用方法
US20130030418A1 (en) * 2011-07-27 2013-01-31 Edwards Lifesciences Corporation Conical crimper
US20130074712A1 (en) * 2006-07-28 2013-03-28 Cook Medical Technologies Llc Apparatus for compressing an expandable medical device
JP5242159B2 (ja) * 2004-06-16 2013-07-24 マシーン ソリューションズ インコーポレイテッド 組織プロテーゼ処理技術
US20130213520A1 (en) * 2007-08-24 2013-08-22 Justin Sokel Method for cold loading an article
US20130283596A1 (en) * 2012-04-25 2013-10-31 Medtronic Vascular Galway Limited Devices and Methods for Crimping Medical Devices
US20140128968A1 (en) * 2006-12-22 2014-05-08 Edwards Lifesciences Corporation Implantable prosthetic valve assembly and method for making the same

Patent Citations (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6176116B1 (en) * 1995-03-02 2001-01-23 Rennsteig Werkzeuge Gmbh Crimping tool for crimping lead end sleeves and the like
US20110258833A1 (en) * 1999-09-22 2011-10-27 Boston Scientific Scimed, Inc. Method and apparatus for contracting, or crimping stents
US6968607B2 (en) * 2000-06-08 2005-11-29 Tom Motsenbocker Stent crimping method
US20110239428A1 (en) * 2000-06-08 2011-10-06 Tom Motsenbocker Stent crimping apparatus and method
US6651478B1 (en) * 2000-08-10 2003-11-25 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Assembly for crimping an intraluminal device or measuring the radial strength of the intraluminal device and method of use
JP2004525704A (ja) * 2001-03-26 2004-08-26 マシーン ソリューションズ インコーポレイテッド バルーン折り重ね技術
US20040148909A1 (en) * 2001-04-27 2004-08-05 Frans Vermee Device and method for producing tubular packs that are filled with a product
JP4921708B2 (ja) * 2002-08-16 2012-04-25 マシーン ソリューションズ インコーポレイテッド 加締め装置
US20040128818A1 (en) * 2002-08-31 2004-07-08 Thomas Motsenbocker Hand held stent crimping apparatus and method
US20070068216A1 (en) * 2002-12-26 2007-03-29 Arkady Kokish Assembly for crimping an intraluminal device and method of use
US20040181236A1 (en) * 2003-03-12 2004-09-16 Eidenschink Thomas C. Methods of making medical devices
JP4685796B2 (ja) * 2004-01-12 2011-05-18 ボストン サイエンティフィック リミテッド ステント縮小システム
US20110162432A1 (en) * 2004-01-29 2011-07-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Apparatuses for crimping and loading of intraluminal medical devices
US20080173061A1 (en) * 2004-01-29 2008-07-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Apparatuses for crimping and loading of intraluminal medical devices
JP2007525275A (ja) * 2004-02-26 2007-09-06 ボストン サイエンティフィック リミテッド クリンパ
US20050234537A1 (en) * 2004-04-16 2005-10-20 Scimed Life Systems, Inc. Stent crimper
US20050229670A1 (en) * 2004-04-16 2005-10-20 Scimed Life Systems, Inc. Stent crimper
JP5242159B2 (ja) * 2004-06-16 2013-07-24 マシーン ソリューションズ インコーポレイテッド 組織プロテーゼ処理技術
US7628051B1 (en) * 2004-07-26 2009-12-08 Abbott Laboratories Stent crimping system
US20100274342A1 (en) * 2005-03-23 2010-10-28 Boston Scientific Scimed, Inc. Stent crimping mechanisms
US20060213049A1 (en) * 2005-03-23 2006-09-28 Serrano Gabriel S Stent crimping mechanisms
JP2008541836A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 ボストン サイエンティフィック リミテッド ステントを減縮する方法および装置
JP4989652B2 (ja) * 2005-09-09 2012-08-01 エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイション 人工弁捲縮装置
US20130074712A1 (en) * 2006-07-28 2013-03-28 Cook Medical Technologies Llc Apparatus for compressing an expandable medical device
US20080053182A1 (en) * 2006-08-22 2008-03-06 Ed Goff Radial compression mechanism with optimum die-to-die gap
US20080127707A1 (en) * 2006-11-30 2008-06-05 Abbott Laboratories Stent crimping assembly and method
US20140128968A1 (en) * 2006-12-22 2014-05-08 Edwards Lifesciences Corporation Implantable prosthetic valve assembly and method for making the same
US7886661B1 (en) * 2007-02-07 2011-02-15 Ed Goff Radial compression mechanism
US20130213520A1 (en) * 2007-08-24 2013-08-22 Justin Sokel Method for cold loading an article
JP2011526162A (ja) * 2008-07-04 2011-10-06 クヴァンテック アーゲー 挿入用ステントを提供する装置および方法
JP2013503016A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 3エフ セラピュティックス インコーポレイテッド 経心尖搬送装置及び使用方法
US20130030418A1 (en) * 2011-07-27 2013-01-31 Edwards Lifesciences Corporation Conical crimper
US20130283596A1 (en) * 2012-04-25 2013-10-31 Medtronic Vascular Galway Limited Devices and Methods for Crimping Medical Devices

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102276756B1 (ko) * 2020-02-28 2021-07-14 주식회사 청우에스이 케이블 접속용 연관 축관기

Also Published As

Publication number Publication date
JP6547541B2 (ja) 2019-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6382985B2 (ja) ピボットケーブルソリューション
JP2014098488A (ja) ローラ及びローラ案内装置
US8899869B2 (en) Rotary flexure bearing
EP1580624A2 (fr) Mobile destiné à venir en contact avec un autre élément mobile ou fixe
JP2012002317A (ja) ヒンジ装置
JP2009248194A (ja) 電動グリッパ装置
JP2017056478A (ja) 縮径装置
JP2006275219A (ja) 一方向ローラクラッチ
CN108836482A (zh) 驱动部件、驱动机构,及驱动机构的制造方法
JP6878769B2 (ja) 縮径装置
JP6346822B2 (ja) リニアブッシング
US8245559B1 (en) Radial compression mechanism with optimum die-to-die gap
JP2011510729A (ja) リングサイズを自動的に調整する調整装置を有する指輪
JP2017080750A (ja) 縮径装置
US10527138B2 (en) Gear device for fitting to a drive shaft
JP2006126537A (ja) レンズ鏡筒
JP2021102979A5 (ja)
TWI330229B (ja)
JPWO2020255289A5 (ja)
JP2006234032A (ja) 直動案内軸受装置
JP6582622B2 (ja) 円錐ころ軸受組立装置及び円錐ころ軸受組立方法
JP6542534B2 (ja) 偏心揺動型歯車装置
USRE46863E1 (en) Transmission device for photosensitive drum
JP2008095910A (ja) 自動調心型玉軸受及びその製造方法
JP6535274B2 (ja) パイプ加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6547541

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250