JP2017051141A - 米飯成形装置 - Google Patents

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昭央 小田切
Akihisa Odagiri
昭央 小田切
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Abstract

【課題】利用者の利便性や作業性を改善し、米飯成形体の品質を向上できる米飯成形装置を提供する。【解決手段】成形部4は、送出部3の下方位置に相対向して水平移動可能に配置され、送出部3より送出された棒状の米飯10を截断する切刃42が形成される一対のカッター部材40と、一対のカッター部材40の下方位置に相対向して正逆回転可能に配置され、周面に一対のカッター部材40にて截断された米飯10を係止する係止片43が形成される一対の成形ローラ部材41とが設けられ、一対のカッター部材40の切刃42が当接する際に、一対の成形ローラ部材41を正回転させて、係止片43を下動させながら截断された米飯10を受け止め、一対のカッター部材40の切刃42が当接した状態で、一対の成形ローラ部材41を逆回転させて、係止片43を上動させながら切刃42に米飯10を押圧し、米飯成形体11を製造する装置。【選択図】図3

Description

本発明は、米飯を所定の形状に成形するための米飯成形装置に関する。
従来、例えば、握り寿司用のシャリ玉を量産するための装置として、貯留した米飯(すし飯)を下流へと搬出する搬出部と、搬出部より搬出された米飯を棒状に圧縮しながら下流へと送出する送出部と、送出部より送出された棒状の米飯を所定の形状に成形する成形部と、成形部にて成形された米飯成形体(シャリ玉)を載置する載置部等とを具備してなる米飯成形装置の構成が公知である。この種の米飯成形装置は、成形部にて米飯の定量と成形を行って、所定飯量、所定形状の米飯成形体を載置部のターンテーブル上に連続して排出することができるように構成されており、装置本体がコンパクトで、米飯成形体の成形能力が高く、しかも安価な装置であるため、これまでにも多くの構成が提案されている。
例えば、特許文献1又は特許文献2に開示される米飯成形装置として、成形部において、相対向して正逆回転可能に配置され、周面に米飯を成形する複数の凹型面(凹部)が形成された一対の成形ローラ部材を有し、凹型面を突き合わせた状態で成形ローラ部材を正回転させることで、送出部を介して供給された米飯を凹型面内に所定量を充填させつつ、成形ローラ部材の回転に伴って凹型面内にて圧縮させて所定形状に成形することができるように構成されている。
特開2006−197823号公報 特開2012−29617号公報
しかしながら、特許文献1又は特許文献2に開示される従来の米飯成形装置の構成では、成形部において、凹型面が形成された一対の成形ローラ部材にて米飯の定量と成形を同時に行う構成であるため、米飯成形体の飯量を変更するには、飯量に合った別の成形ローラ部材に交換する必要があり、利便性や作業性に劣るものであった。また、消費者の要望や米の質等に応じて、米飯成形体の圧縮量(シャリ高さや握り強さ)や圧縮方法(握り方)を調整することが困難であり、米飯成形体の品質として様々な硬さとすることも難しいものであった。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたもので、米飯成形体の成形能力が高く且つ安価に提供できる装置であり、さらに、使用者の利便性や作業性を改善するとともに米飯成形体の品質を向上すべく、米飯成形体の飯量変更や、圧縮量、圧縮方法等の調整にも十分に対応可能な米飯成形装置を提供することを目的とする。
本発明に係る米飯成形装置は、
貯留した米飯を下流へと搬出する搬出部と、前記搬出部より搬出された米飯を棒状に圧縮しながら下流へと送出する送出部と、前記送出部より送出された棒状の米飯を所定の形状に成形する成形部とを備え、
前記成形部は、前記送出部の下方位置に相対向して水平移動可能に配置され、前記送出部より送出された棒状の米飯を截断する切刃が形成される一対のカッター部材と、前記一対のカッター部材の下方位置に相対向して正逆回転可能に配置され、周面に前記一対のカッター部材にて截断された米飯を係止する係止片が形成される一対の成形ローラ部材と、が設けられ、前記一対のカッター部材の切刃が当接する際に、前記一対の成形ローラ部材を正回転させて、前記係止片を下動させながら截断された米飯を受け止め、前記一対のカッター部材の切刃が当接した状態で、前記一対の成形ローラ部材を逆回転させて、前記係止片を上動させながら前記切刃に米飯を押圧するものである。
以上の本発明に係る米飯成形装置によれば、上述した成形部における一対のカッター部材及び一対の成形ローラ部材の構成より、米飯成形体の飯量変更や、圧縮量、圧縮方法等の調整にも十分に対応することができる。従って、米飯成形体の成形能力が高く且つ安価に提供できる装置にあって、利用者の利便性や作業性を改善できるとともに、米飯成形体の品質を向上できる。
本発明の実施形態に係る米飯成形装置の全体的な構成を示した斜視図である。 フロントパネルを取り外した状態の米飯成形装置の正面図である。 送出部及び成形部の正面断面図である。 成形ローラ―部材の構成を示した斜視図である。 成形部での米飯成形体の成形工程を説明した図である。 同じく成形部での米飯成形体の成形工程を説明した図である。
まず、実施形態の米飯成形装置1の全体構成について、以下に詳述する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の米飯成形装置1は、握り寿司用のシャリ玉を連続して成形する装置として構成され、具体的には、貯留した米飯成形体(シャリ玉)11の材料となる米飯(すし飯)10を下流(装置下方)へと搬出する搬出部2と、搬出部2より搬出された米飯10を棒状に圧縮しながら下流へと送出する送出部3と、送出部3より送出された棒状の米飯10を所定の形状に成形する成形部4と、成形部4にて成形された米飯成形体(シャリ玉)11を載置する載置部5等とを具備してなるものである。
米飯成形装置1は、矩形状の装置本体が設けられ、装置本体の外周は内部に埃などが入り込まないようにパネル部材12にて覆われており、メンテナンス時にはフロントパネル13が取り外されて、送出部3や成形部4等の機構が正面(装置前面)に露出するように構成されている。また、米飯成形装置1の前面上方位置には、米飯成形装置1の操作パネル14が設けられており、操作パネル14にて米飯成形体11の飯量や成形数等の設定が行われる他、電源の入切や運転駆動の開始、停止等の操作が行われる。
図2に示すように、搬出部2は、装置本体の上方位置に配置され、内部に米飯10が貯留されるホッパ20と、ホッパ20の下方位置に連設され、ホッパ20内の米飯10をほぐしながら下方へと搬出するフィーダ21等とが設けられている。ホッパ20は、上部開口部に蓋部材15が着脱可能に設けられており、蓋部材15が取り外された状態でホッパ20内に原材料としての新たな米飯10が投入される。
図2及び図3に示すように、送出部3は、搬出部2の下方位置に配設され、フィーダ21の出口側に相対向して正回転可能に配置され、搬出部2(フィーダ21)より搬出された米飯10を圧縮する一対の上段圧縮ローラ部材30,30と、上段圧縮ローラ部材30,30の下方位置に相対向して正回転可能に配設され、上段圧縮ローラ部材30,30にて圧縮された米飯10をさらに圧縮して棒状に成形する一対の下段圧縮ローラ部材31,31等とが設けられ、2段圧縮ローラ機構として構成されている。
上段圧縮ローラ部材30,30は、水平回転軸(図3では紙面垂直方向)を中心に相反する方向に正回転(本実施形態では対向する方向に内回り)する一対のローラ状の部材として構成され、所定間隔をもって互いに対向的に配置されている。上段圧縮ローラ部材30の外周面には、所定ピッチで刻設された凹凸部30aが形成されており、凹凸部30aにて米飯10の圧縮と送出を円滑に行うことができるように構成されている。また、上段圧縮ローラ部材30の前後の両端面には、上段圧縮ローラ部材30の外周面よりも外方へ張り出した外周ツバ部30c,30cが形成されており、これら前後の外周ツバ部30c,30cによっても米飯10の送出を円滑に行うことができるように構成されている。
下段圧縮ローラ部材31,31は、水平回転軸(図3では紙面垂直方向)を中心に相反する方向)に正回転(本実施形態では対向する方向に内回り)する一対のローラ状の部材として構成され、上述した上段圧縮ローラ部材30,30よりも短い間隔をもって互いに対向的に配置されている。このように送出部3は、下流に向けて上段圧縮ローラ部材30,30から下段圧縮ローラ部材31,31へとその間隔が狭められており、米飯10の密度を徐々に均一にすることができるように構成されている。また、下段圧縮ローラ部材31の外周面には、上段圧縮ローラ部材30と同様に所定ピッチで刻設された凹凸部31aが形成されており、凹凸部31aにて米飯10の圧縮と送出を円滑に行うことができるように構成されている。また、下段圧縮ローラ部材31の前後の両端面には、下段圧縮ローラ部材31の外周面よりも外方へ張り出した外周ツバ部31c,31cが形成されており、これら前後の外周ツバ部31c,31cによっても米飯10の送出を円滑に行うことができるように構成されている。
なお、上段圧縮ローラ部材30,30及び下段圧縮ローラ部材31,31は、図示せぬ駆動モータ等の駆動装置を介して互いの回転が同期されるように構成されている。
図2及び図3に示すように、成形部4は、送出部3の下方位置に配設され、下段圧縮ローラ部材31,31の直下方に相対向して水平移動可能に配置され、送出部3より送出された棒状の米飯10を截断する切刃42が形成される一対のカッター部材40,40と、一対のカッター部材40,40の下方位置に相対向して正逆回転可能に配置され、周面に一対のカッター部材40,40にて截断された米飯10を係止する係止片43が形成される一対の成形ローラ部材41,41等とが設けられている。
カッター部材40,40は、相反する方向に水平移動する一対の平面視矩形状の部材として構成され、所定間隔をもって互いに対向的に配置されている。カッター部材40の対向する先端部には、上方に向けて凸状に湾曲した切刃42が形成されており、少なくとも切刃42の下面に一対で米飯成形体11の上部形状となる凹状の上部成形枠42aがそれぞれ形成されている。本実施形態の成形部4は、カッター部材40,40が水平移動されることで、切刃42,42の先端を当接させて米飯10を截断する閉止状態P1と、切刃42,42が反対方向に移動されて、切刃42,42の離間を介して棒状の米飯10を成形ローラ部材41,41へと送る開放状態P2とに切り換えられる(図5及び図6参照)。
なお、カッター部材40,40は、図示せぬスライダ装置等の移動装置を介して互いの水平移動が同期されるように構成されている。
成形ローラ部材41,41は、水平回転軸(図3では紙面垂直方向)を中心に相反する方向に正回転(本実施形態では対向する方向に内回り)及び逆回転(本実施形態では対向する方向に外回り)する一対のローラ状の部材として構成され、所定間隔をもって互いに対向的に配置されている。成形ローラ部材41の外周面には、周面より径方向に突設された平板状の係止片43が形成されており、係止片43にて一対のカッター部材40,40(切刃42,42)の離間を介して送られた棒状の米飯10、及び一対のカッター部材40,40にて截断された米飯10が係止可能とされている。また、本実施形態の成形部4は、成形ローラ部材41,41が正逆回転されることで、係止片43,43を近接させて一対のカッター部材40,40にて截断された米飯10を係止する閉止状態P3と、係止片43,43を下方に向けて米飯成形体11を排出する開放状態P4とに切り換えられる(図5及び図6参照)。
また、図3及び図4に示すように、成形ローラ部材41の外周面であって、係止片43よりも上方、すなわちカッター部材40,40を臨む側の外周面に、所定ピッチで刻設された凹凸部41bが形成されており、凹凸部41bにて米飯10の送出を円滑に行うことができるように構成されている(なお、本実施形態では係止片43の下側の外周面にも凹凸部41bが形成されている)。また、成形ローラ部材41の前後の両端面には、成形ローラ部材41の外周面よりも外方へ張り出した外周ツバ部41c,41cが形成されており、これら前後の外周ツバ部41c,41cによっても米飯10の送出を円滑に行うことができるように構成されている。
成形ローラ部材41,41は、少なくとも係止片43の上面、すなわち成形ローラ部材41,41が閉止状態P3のときの上方側の側面に、一対で米飯成形体11の下部形状となる凹状の下部成形枠43aがそれぞれ形成されている(なお、本実施形態では係止片43の上下面に下部成形枠43aが形成されている)。この下部成形枠43aの前後端面には、凸形状部43b,43bが形成されている。これにより、成形ローラ部材41,41が閉止状態P3のとき、一対の下部成形枠43a及び凸形状部43bにより米飯成形体11の下部形状を綺麗な船形に成形することができる。また、成形ローラ部材41の外周面であって、成形ローラ部材41,41が閉止状態P3のときの係止片43よりも上方の外周面(凹凸部41bから周方向に隣接して形成される外周面)に、米飯成形体11に当接して側面形状を整える湾曲面としての側部成形面41aが形成されており、成形ローラ部材41の正回転に伴って米飯成形体11の側面に当接することで、米飯成形体11の成形と排出を円滑に行うことができるように構成されている。
なお、成形ローラ部材41,41は、図示せぬ駆動モータ等の駆動装置を介して互いの回転が同期されるように構成されている。
図1及び図2に戻って、載置部5は、成形部4の下方位置に配設され、成形部4より排出された米飯成形体11が載置される平面視円形状のターンテーブル50が設けられている。ターンテーブル50は、所定の回転角にて一定方向に間欠的に回転可能とされ、成形部4より米飯成形体11が排出されると所定の回転角だけ回転されることで、周方向に沿って複数の米飯成形体11,11,,,が所定間隔を空けて載置可能とされている。
次に、図5及び図6を参照しながら、本実施形態の成形部4の動作について、以下に詳述する。
まず、米飯成形装置1が待機状態のときは、切刃42,42の先端が当接された閉止状態P1で一対のカッター部材40,40が停止され、切刃42の上面にて棒状の米飯10が係止されるとともに、係止片43,43が近接された閉止状態P3で一対の成形ローラ部材41,41が停止されている(図5(a))。なお、本実施形態では、かかる状態の一対の成形ローラ部材41,41は、係止片43,43の先端が当接されて略水平となる状態で停止されている。
米飯成形装置1の運転(成形)が開始されると、まず、一対のカッター部材40,40が水平移動されて開放状態P2へと切り換えられ、送出部3の下段圧縮ローラ部材31,31にて棒状の米飯10が切刃42,42の離間を介して一対のカッター部材40,40の下方へと送られる(図5(b))。
所定飯量の米飯10が一対のカッター部材40,40の下方へと送られると、再び一対のカッター部材40,40が水平移動されて閉止状態P1へと切り換えられ、切刃42,42の先端にて米飯10が截断されるとともに、これと連動して、一対の成形ローラ部材41,41が正回転され、係止片43,43が下動されることで係止片43,43が僅かに下方に向けられて、截断された米飯10が受け止められる(図5(c))。
次いで、閉止状態P1で一対のカッター部材40,40が停止されたままで、一対の成形ローラ部材41,41が逆回転され、係止片43,43が上動されることで係止片43,43にて切刃42,42の下面に米飯10が押圧されて、米飯成形体11が圧縮成形される(図6(a))。かかる工程において、上部成形枠42aの形状に沿って米飯10の上部の形状が整えられるとともに、係止片43,43の先端、下部成形枠43a及び凸形状部43bの形状に沿って米飯10の下面及び下部の形状が整えられることで、所定形状の米飯成形体11が成形される。
そして、上述した米飯成形体11の圧縮成形が終了すると、一対の成形ローラ部材41,41が正回転されて開放状態P4へと切り換えられることで、米飯成形体11が側部成形面41aに当接して側面形状が整えられながら下方へと排出され(図6(b))、やがて、米飯成形体11の排出が終了すると、再び一対の成形ローラ部材41,41が逆回転されて閉止状態P3へと切り換えられる(図6(c))。
このようにして、本実施形態の米飯成形装置1は、送出部3と連動しながら、成形部4にて一対のカッター部材40,40及び一対の成形ローラ部材41,41が連続して動作されることで、所定の飯量及び形状の米飯成形体11を連続して得ることができる。
以上より、本実施形態の米飯成形装置1では、成形部4にて一対のカッター部材40,40及び一対の成形ローラ部材41,41が連続して動作されることで、米飯10の定量と成形を行うように構成されるため、例えば、送出部3による米飯10の送出量とともに、閉止状態P3における一対の成形ローラ部材41,41の正逆方向の回転量(回転位置)を変更することで、米飯成形体11の飯量を容易に変更することができ、従来の構成のように、形状の異なる別の部材等に交換する必要がなく、利用者の利便性や作業性を改善できる。
特に、本実施形態の成形部4は、一対のカッター部材40,40の切刃42が当接する際に、一対の成形ローラ部材41,41を正回転させて、係止片43を下動させながら截断された米飯10を受け止めるように動作させることで、一対のカッター部材40,40による截断時に米飯10にかかる圧力を低減することができ、続く圧縮成形において、一対のカッター部材40,40の切刃42が当接した状態で、一対の成形ローラ部材41,41を逆回転させて、係止片43を上動させながら切刃42に米飯10を押圧するように動作させることで、例えば、一対の成形ローラ部材41,41の正逆方向の回転量(回転位置)、回転動作、又は回転速度等を変更するだけで、米飯成形体11の圧縮量(シャリ高さや握り強さ)や圧縮方法(握り方)の調整が容易となり、米飯成形体11の品質をより向上することができる。
以上のように、本実施形態の米飯成形装置1によれば、米飯成形体11の成形能力が高く且つ安価に提供できる装置にあって、利用者の利便性や作業性を改善できるとともに、米飯成形体11の品質を向上できるという効果が発揮される。
また、成形部4は、係止片43を近接させて一対のカッター部材40,40にて截断された米飯10を係止する閉止状態P3と、係止片43を下方に向けて米飯成形体11を排出する開放状態P4とに切り換えられるため、一対のカッター部材40,40を閉止状態P3から開放状態P4に切り換えることで、得られた米飯成形体11を速やかに排出することができ、米飯成形体11の成形能力を向上できる。
また、一対のカッター部材40,40は、切刃42の下面に一対で米飯成形体11の上部形状となる凹状の上部成形枠42aがそれぞれ形成されるため、成形部4にて係止片43を上動させながら切刃42に米飯10を押圧することで、米飯10の上部の形状を容易に成形できる。
また、一対の成形ローラ部材41,41は、係止片43の上面に一対で米飯成形体11の下部形状となる凹状の下部成形枠43a及び凸形状部43bがそれぞれ形成されるため、成形部4にて係止片43を上動させながら切刃42に米飯10を押圧することで、米飯10の下部の形状を容易に成形できる。
また、一対の成形ローラ部材41,41は、排出時に米飯成形体11に当接しながら側面形状を整える側部成形面41aが形成されるため、米飯成形体11の排出と連動して、成形ローラ部材41,41の回転に伴って米飯成形体11の側面の形状を容易に整えることができる。
なお、米飯成形装置1の構成としては、上述した実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
すなわち、上述した実施形態の成形部4は、米飯成形装置1が待機状態で一対の成形ローラ部材41,41が係止片43,43の先端を当接させて略水平となる状態で停止されるように構成されているが((図5(a))、かかる一対の成形ローラ部材41,41の状態はこれに限定されず、係止片43,43が僅かに上方又は下方に向けられてもよい。例えば、米飯成形体11の飯量を増やす場合には係止片43,43が下方に向けられ、逆に飯量を減らす場合には係止片43,43が上方に向けられるようにしてもよい。
また、上述した実施形態の一対のカッター部材40,40は、切刃42の下面に一対で米飯成形体11の上部形状となる凹状の上部成形枠42aが形成されるが、例えば、カッター部材40,40の上面に一対で米飯成形体11の下部形状となる凹状の下部成形枠が形成されて、上述した米飯成形装置1の待機状態で米飯10の下部の形状を予備的に成形するように構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、送出部3は、上段圧縮ローラ部材30,30及び下段圧縮ローラ部材31,31を有する2段圧縮ローラ機構として構成されるが、かかる送出部3の構成はこれに限定されず、例えば、仕様に応じては1段のみであってもよいし、より多くの多段式であってもよく、さらには、ベルト式で圧縮しながら搬送するように構成されてもよい。
また、本発明に係る米飯成形装置は、握り寿司用のシャリ玉に限らず、おむすび等の成形に適用してもよい。
1 米飯成形装置
2 搬出部
3 送出部
4 成形部
5 載置部
10 米飯
11 米飯成形体
12 パネル部材
13 フロントパネル
14 操作パネル
15 蓋部材
20 ホッパ部
21 フィーダ部
30 上段圧縮ローラ部材
30a 凹凸部
30c 外周ツバ部
31 下段圧縮ローラ部材
31a 凹凸部
31c 外周ツバ部
40 カッター部材
41 成形ローラ部材
41a 側部成形面
41b 凹凸部
41c 外周ツバ部
42 切刃
42a 上部成形枠
43 係止片
43a 下部成形枠
43b 凸形状部


Claims (3)

  1. 貯留した米飯を下流へと搬出する搬出部と、前記搬出部より搬出された米飯を棒状に圧縮しながら下流へと送出する送出部と、前記送出部より送出された棒状の米飯を所定の形状に成形する成形部とを備え、
    前記成形部は、
    前記送出部の下方位置に相対向して水平移動可能に配置され、前記送出部より送出された棒状の米飯を截断する切刃が形成される一対のカッター部材と、
    前記一対のカッター部材の下方位置に相対向して正逆回転可能に配置され、周面に前記一対のカッター部材にて截断された米飯を係止する係止片が形成される一対の成形ローラ部材と、が設けられ、
    前記一対のカッター部材の切刃が当接する際に、前記一対の成形ローラ部材を正回転させて、前記係止片を下動させながら截断された米飯を受け止め、前記一対のカッター部材の切刃が当接した状態で、前記一対の成形ローラ部材を逆回転させて、前記係止片を上動させながら前記切刃に米飯を押圧する構成とする米飯成形装置。
  2. 請求項1に記載の米飯成形装置において、
    前記成形部は、前記一対の成形ローラ部材を正逆回転させて、前記係止片を近接させて前記一対のカッター部材にて截断された米飯を係止する閉止状態と、前記係止片を下方に向けて米飯成形体を排出する開放状態とに切り換えられる米飯成形装置。
  3. 請求項1又は2に記載の米飯成形装置において、
    前記一対のカッター部材は、前記切刃の下面に一対で米飯成形体の上部形状となる凹状の上部成形枠がそれぞれ形成されている米飯成形装置。

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