JP2003070432A - 米飯成形装置 - Google Patents

米飯成形装置

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JP2003070432A
JP2003070432A JP2001266472A JP2001266472A JP2003070432A JP 2003070432 A JP2003070432 A JP 2003070432A JP 2001266472 A JP2001266472 A JP 2001266472A JP 2001266472 A JP2001266472 A JP 2001266472A JP 2003070432 A JP2003070432 A JP 2003070432A
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Masayuki Tamaoki
正幸 玉置
Masahiko Tamaoki
正彦 玉置
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おにぎりなど米飯の成形を半自動とすること
で、装置形状を小形化し、成形操作を簡単且つ効率化す
るとともに、一部の成形体や搬出装置を取り替えること
で、簡単に他のすし玉などの成形を可能にする効率的で
安価な米飯成形装置を提供する。 【解決手段】 ホッパー3から供給搬送され、搬送回転
部8によって所定量を一塊りとした米飯を搬出口から搬
出する米飯搬出装置1と、前記搬出口の下方に設けた基
台11上に交換可能に設置される前後移動可能なおにぎり
成形型12とすし玉搬送台とからなり、搬送回転部には、
米飯搬出ローラー6,7下部の左右に所定間隔を有して
回転駆動軸51を対向配置し、この回転駆動軸に、おにぎ
り一個分を一塊りにするおにぎり成形体8と、すし玉一
個分を所定形状に成形するすし玉成形型とを交換可能に
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おにぎり製造装置
などの米飯成形装置に係り、特にホッパーから搬出した
米飯を、成形型により所定形状に圧縮成形する米飯成形
装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、米
飯成形装置としては、おにぎりや海苔巻き、あるいはに
ぎり鮨のすし玉など種々のものが実用化されている。
【0003】そして、例えば、おにぎり製造装置は、以
下のように製造されていた。すなわち、米飯を収納した
ホッパーで攪拌され、搬送ローラーによって徐々に圧縮
されてターンテーブル上に搬出された一塊りの所定量の
米飯を、ターンテーブル上において相対向する側面がそ
れぞれ凹状に成形され、ターンテーブル上で左右から当
接させることで内部に米飯成形空間が形成される成形型
によって所定形状に形成し、さらに成形型の上部の開口
面にはその上方に上下動可能な押圧部材を設けるととも
に、押圧部材の下面中央にはおにぎりの中に具を入れる
ための凹孔を形成する打ち込み棒を突出配置させ、この
押圧部材を下降させることにより、上部開口を閉塞する
とともに、さらなる降下によって米飯成形空間の厚み寸
法を圧縮減少させることで、具を入れるための凹孔が形
成された所定形状のおにぎりを形成し、抽出成形するよ
うにしたものである。
【0004】しかしながら、これらの米飯成形装置は、
ホッパーへの米飯の収納後からおにぎりの形成までを自
動的におこなうものであり、成形装置自体が非常に大形
となって価格的にも高価であった。また、成形装置は、
おにぎり用や巻きずし用などそれぞれ専用の装置であ
り、比較的小規模なスーパーマーケットや食堂や立ち食
いそば店などでは使用頻度がそれほど高くないことか
ら、価格的にも、据付スペースとしても、採用導入する
ことは容易ではなく、より広範囲な利用が可能で、コン
パクト、且つ手軽に使用できる米飯成形装置の開発が望
まれていた。
【0005】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、おにぎりなど米飯の成形を半自動とすることで、
装置形状を小形化し、成形操作を簡単且つ効率化すると
ともに、一部の成形体や搬出装置を取り替えることで、
簡単に他のすし玉などの成形を可能にする効率的で安価
な米飯成形装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の米飯成形装置は、ホッパーから供給
搬送され、搬送回転部によって所定量を一塊りとした米
飯を搬出口から搬出する米飯搬出装置と、前記搬出口の
下方に設けた基台上に交換可能に設置される前後移動可
能なおにぎり成形型とすし玉搬送台とからなり、前記搬
送回転部には、米飯搬出ローラー下部の左右に所定間隔
を有して回転駆動軸を対向配置し、この回転駆動軸に、
おにぎり一個分を一塊りにするおにぎり成形体と、すし
玉一個分を所定形状に成形するすし玉成形型とを交換可
能に取り付けたことを特徴とする。
【0007】この構成により、米飯成形を半自動とする
ことで、装置形状を小形化でき、簡単な成形操作により
米飯製造をも効率化するとともに、一部の成形体や搬出
装置を取り替えることで、簡単に他のすし玉などの成形
を可能にする効率的で安価な装置が得られる。
【0008】請求項2記載の発明は、おにぎり成形体と
すし玉成形型の円筒状の回転外径軌跡をほぼ同一とし
て、円筒の内方に成形空間を形成し、回転外径軌跡上に
一塊り分の型区切り部分を位置させたことを特徴とする
ものであり、おにぎり成形体とすし玉成形型を準備する
ことで、米飯搬出装置本体における搬送回転部の回転駆
動軸部を共通に使用することができ、装置の簡素化と低
価格化が可能となる。
【0009】請求項3記載の発明は、おにぎり成形装置
を、基台上に設置した本体枠および米飯を所定形状に成
形する面状の一辺を支軸として回動する複数面からなる
成形型と、本体枠内で上下移動可能に配置した摺動枠
と、摺動枠に取り付けられ、摺動枠の移動で前記成形型
に当接して上下移動することで成形型の各面を回動させ
型締めする駆動体と、前記摺動枠に一端を係止し支点を
介して他端に操作部を設け、摺動枠を移動させる操作レ
バーとから構成したものであり、おにぎり成形装置形状
を小形化でき、簡単な成形操作によりおにぎり製造を効
率化した安価な装置を得ることができる。
【0010】請求項4記載の発明は、すし玉搬送台をタ
ーンテーブルとし、ターンテーブルの円周方向近傍の上
方に搬送回転部を位置させたことを特徴とするものであ
り、基台上に交換可能に設置されたおにぎり成形型との
交換作業が容易であり、搬出されたすし玉を簡単に手前
側に移動させることができ、にぎり鮨の製造作業を効率
化できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明に係る米
飯成形装置を示す縦断側面図であり、図2はその正面図
である。米飯成形装置は、米飯搬出部(1)と成形部
(2)とからなり、搬出部(1)の上部にはホッパー
(3)が配置される。ホッパー(3)の内部には、米飯
を前方へ搬出するための攪拌機(4)が設けられ、攪拌
機(4)の駆動により前方へ搬送された米飯(5)は、
その前方下部に設置した第1搬出ローラー(6)および
第2搬出ローラー(7)によって下方へ送られる。この
第1搬出ローラー(6)および第2搬出ローラー(7)
は図示しないモータなどの駆動手段によりゆっくり回転
するものであり、その回転により徐々に圧縮されて下方
へ移行され、左右一対の回転駆動軸(51)に取り付けた
ほぼ十字形の米飯抱持部を有するおにぎり成形体(8)
からなる搬送回転部に導かれる。
【0012】上記搬出部(1)における各回転体は、ト
ルクキーパー(トルクリミッター)によって、より高い
負荷が掛かるとその回転を停止させるものであり、高負
荷回転の継続で米飯がつぶれたり、外部に漏れ出ること
を防いでいる。そして負荷が低くなると再び回転を再開
するよう制御されている。
【0013】おにぎり成形体(8)は、後述する基台
(11)上に設置したリミットスイッチ(9)の作動によ
り所定回転、たとえば1/4回転するものであり、この
回転によって前記第1および第2搬出ローラー(6)
(7)から集積されている米飯(5)を、十字形の米飯
抱持部の一区画分、すなわちおにぎり一個分を一塊りに
して搬出口(10)から下方へ送り出すものである。
【0014】米飯搬出部(1)の下部には、搬出された
米飯(5)をおにぎり形状に成形する成形部(2)が設
けられている。成形部(2)には、基台(11)を設置
し、基台(11)には成形型(12)とともに本体枠(13)
を載置しており、これらはその下部に配設したレール
(14)により前後方向に移動可能に設けられている。
【0015】成形部(2)における成形型(12)と本体
枠(13)の間には、摺動枠(15)が配置されており、こ
の摺動枠(15)の前後左右面の外周には、4面において
前記本体枠(13)の内面と当接する枠ローラー(16)が
左右面の上下および四隅の下部に取り付けられている。
この摺動枠(15)は、本体枠(13)の前部側面に設けた
軸支部(17)を支点として、一端を基台(11)前部に延
出し、他端を摺動枠(15)にリンク機構(18)で連結係
止したレバー(19)の回動により上下移動するように形
成されており、例えばレバー(19)の一端側に設けたハ
ンドル(20)を操作して下方に押し下げれば、レバー
(19)の回動により他端側の摺動枠(15)は上方に押し
上げられるものであり、このとき、摺動枠外周の左右面
の上下および四隅に取り付けた枠ローラー(16)が本体
枠(13)の内面と接触して回転上昇することで、摺動枠
(15)の内部位置を保持し、摺動枠(15)はスムーズに
垂直移動する。
【0016】摺動枠(15)の前後左右面の各々の内面に
は、図3、4、および図7に示すように、内方に突出す
る型用ローラー(21)を取り付けており、各型用ローラ
ー(21)は米飯を所定形状に成形する成形型(22)(2
3)(24)(25)の前後左右の回動面に当接するように
設けている。
【0017】成形型(22)〜(25)は、基台(11)上に
設置されるとともに、硬質の合成樹脂で成形された前後
左右の4面からなり、各面は下辺を支軸として上下方向
へ回動可能な構造としている。
【0018】具体的には、左右型(22)(23)は、相対
向する側面を、おにぎりの外形に合わせた形状となるよ
うそれぞれ凹成形し、回動により双方が当接することで
内部に上下左右の米飯成形空間(26)が形成される。後
型(24)は、ほぼ平板状であって上方への回動により、
左右型(22)(23)で形成した米飯成形空間(26)の後
面を押圧形成する。
【0019】そして前型(25)は、左右型(22)(23)
の当接により形成される幅および高さ寸法が60mm程
度の三角形のおむすび形に合わせるとともに、厚さ10
mmの突段部(27)を有し、回動によりこの突段部(2
7)が米飯成形空間(26)内に侵入して40mmの厚み
寸法を10mm程度圧縮減少させることで、所定形状の
おにぎりを形成するものである。
【0020】また突段部(27)には、直径および高さ寸
法が20mm程度の凸部(28)を形成しており、前型の
回動押圧により、鮭、昆布、おかか、明太子などの具を
入れるための凹孔を米飯に形成するようにしている。
【0021】図3〜7に成形型(12)の開閉状態の詳細
を示す。前記型用ローラー(21)は成形型(12)の各裏
面に沿って垂直方向へ上方移動することで、成形型(1
2)の前後左右面を押圧し、図3、図4および図7に示
す傾斜角度での開放状態から、図5と図6に示す型締め
状態に回動させるようにしており、レバー(19)の操作
による摺動枠(15)の上方移動で型用ローラー(21)は
摺動枠(15)とともに上方へ移動し、これにともなって
前後左右4面の成形型(22)(23)(24)(25)を回動
立設して米飯成形空間(26)を形成するものである。
【0022】前記成形型(12)の各裏面は、型の開いた
状態では型用ローラー(21)で各型面が保持され、成型
時には上昇する型用ローラー(21)との当接により、米
飯に対して必要充分な押圧力を得るよう傾斜成形が設け
られている。
【0023】そして、型用ローラー(21)が下降した場
合は、図3に示すように、最終点で成形型(12)の各裏
面の枢支軸近傍に形成した突出ガイド部(29)と係合し
て型(22)〜(25)を開き、型開き状態を保持する構成
としている。
【0024】次におにぎり成形の手順について説明す
る。成形の際は、レール(14)上の基台(11)を後方へ
押し込み、米飯搬出部(1)の下方まで移動させると、
本体枠(13)が搬出部(1)の前面に設けたリミットス
イッチ(9)に当接してこれを作動させる。
【0025】リミットスイッチ(9)の動作により、搬
送回転部である回転駆動軸(51)に取り付けたおにぎり
成形体(8)が1/4回転し、その内部に抱持したおに
ぎり一個分の一塊りの米飯(5)を搬出口(10)から下
方の成形部(2)へ送り出すものであり、送り出された
一塊りの米飯は、開放状態にある成形型(12)の中央底
部で受け取られる。
【0026】この状態において、作業者が、操作レバー
(19)を下方へ押し下げると、本体枠(13)前面の軸支
部(17)を支点として、レバー(19)の他端が上方移動
することになり、レバー(19)にリンク機構(18)で連
結されている摺動枠(15)が外周の左右面の上下および
四隅に取り付けた枠ローラー(16)の作用で垂直移動す
る。
【0027】摺動枠(15)の上昇により、型用ローラー
(21)も垂直方向に上昇するため、開放状態で裏面を型
用ローラー(21)で支えられていた成形型(12)が、型
用ローラー(21)の上昇により、底部の一辺を支軸とし
て前後左右面(22)〜(25)が同時に型締め方向に回動
する。
【0028】その結果、成形型(21)の底部にあった一
塊りの米飯は成形型(12)の内部空間に沿って圧縮さ
れ、さらに前型(25)の突段部(27)によって厚み寸法
を圧縮し減少させた状態で、所定のおにぎり形状に成形
されるものである。
【0029】この突段部(27)は、その厚み寸法を調整
することによって、おにぎりなどの圧縮硬さも任意に変
更することができ、また突段部(27)には、凸部(28)
を形成しているため、突段部の圧縮と同時に具を入れる
凹孔が形成される。
【0030】操作レバー(19)の押し下げ動作後は、摺
動枠(15)自体の重量で摺動枠は降下し、これにともな
って型用ローラー(21)も降下するため、成形型(12)
は再び開放し、レール(14)に沿って基台(11)を前方
へ引き出すことで、成形されたおにぎりを取り出すこと
ができる。
【0031】上記実施形態においては、左右型(22)
(23)を型締めの際の当接により米飯成形空間(26)の
上下面も成形する形状とし、成形型(12)を前後左右の
4面からなる面状板で形成したが、これに限らず、多面
方向あるいは3面や2面による圧縮成形型の構成でも米
飯の成形は可能である。
【0032】また、成形型(12)の前後面の一方に具挿
入用の凹孔を形成する凸部(28)を設けたが、これは必
要に応じて設ければよいものであり、さらには、具挿入
用凸部(28)自体を着脱自在としてもよい。
【0033】そしてまた、摺動枠(15)に取り付けら
れ、その移動で成形型(12)の裏面に当接して上下移動
することで成形型の前後左右型(22)〜(25)を回動し
型締めする駆動体としてローラー(21)を実施形態とし
てあげたが、ローラーでなくカム機構などによるもので
もよい。
【0034】次に、おにぎり成形に換えて、にぎり鮨の
すし玉を成形する構成について説明する。
【0035】図8に示す米飯搬出部(1)の本体構成、
すなわちホッパー(3)および第1、第2の搬出ローラ
ー(6)(7)と、基台(11)の構成は、前述したおに
ぎり成形の場合と共通であり、すし玉(50)を成形する
際には、搬送回転部のおにぎり成形体(8)に換えて、
すし玉成形型(58)を同じ一対の回転駆動軸(51)に取
り付ける。
【0036】すし玉成形型(58)は、図8および図9に
示すように、円筒形状を成し、その外表面の円周上から
内方に、複数の軸方向に長い、例えば9個のすし玉成形
凹部(58a)を形成しており、一対の回転駆動軸(51)
に対して左右対称形状のものを、その回転外径軌跡を接
するように隣設させ、且つ、その回転外径軌跡上にすし
玉成形型(58)の一塊り分の型区切り部分を位置させて
いる。
【0037】そして、双方のすし玉成形型(58)を相対
向して内側に回転させることで、すし玉成形凹部(58
a)内には所定量の米飯が入り込み、前記型区切り部分
で確実に区分され、すし玉成形凹部(58a)間に米飯に
よるすし玉(50)を成形するものである。
【0038】そしてさらに、すし玉成形型(58)の円筒
状の回転外径軌跡は、前記おにぎり成形体(8)の十字
形状部の回転外径軌跡と同一にしており、これによっ
て、すし玉成形型(58)とおにぎり成形体(8)を取り
付ける回転駆動軸(51)を共通としている。
【0039】このすし玉成形型(58)は、前記おにぎり
成形体(8)と同様に、リミットスイッチ(9)あるい
は手動操作により、所定角度、例えば本実施形態の場合
は、40度づつ回転するものであり、この回転によっ
て、前記第1および第2搬出ローラー(6)(7)から
の米飯(5)を圧縮し、すし玉成形凹部(58a)間の成
形空間によって所定形状の一塊りのすし玉(50)とし
て、搬出口(10)から下方に落下させる。
【0040】搬出口(10)の下部における基台(11)に
は、前記成形型(2)に換えて、ターンテーブル(55)
を設置する。
【0041】ターンテーブル(55)は、これを回転する
モーター(56)の保持枠(57)とともにユニット化され
て、基台(11)に着脱自在に取り付けられるものであ
り、必要に応じてモーターの回転軸に連結した図示しな
いギヤトレーンを経由し、すし玉成形型の回転駆動に連
動して所定速度で回転制御されるものである。
【0042】保持枠(57)の上面には、ターンテーブル
(55)の外方の4箇所を下方から受けて支持する受けロ
ーラー(59)を設けており、ターンテーブル(55)の回
転を安定して保持している。
【0043】このターンテーブル(55)は、搬出口(1
0)からのすし玉(50)をその一端面で受けるととも
に、図8の矢印で示すように、回転によって基台(11)
の手前側まですし玉(50)を移動させ、作業者の取り出
しを容易にしている。
【0044】上記実施形態では、成形されたすし玉の搬
送をターンテーブルの回転を利用しておこなったが、こ
れに限らず、基台の上に設置したベルトの駆動により搬
出口からのすし玉を手前側へ直線的に移動させてもよ
い。
【0045】上記のように、本発明の米飯成形装置によ
れば、例えばおにぎりの製造する際は、基台(11)を奥
方へ押し込み、レバー(19)を押し下げ、基台(11)を
引き出して成形されたおにぎりを取り出すという簡単な
動作でおにぎりを製造でき、また成形速度も速くできる
ばかりでなく、必要に応じて、にぎり鮨のすし玉をも製
造できるものである。
【0046】そして、すし玉を製造する場合は、基台
(11)上のおにぎり用の成形部(2)を取り外して、タ
ーンテーブル(55)を設置し、搬出部(1)におけるお
にぎり成形体(8)に換えて、すし玉成形型(58)を同
一の回転駆動軸(51)に取り付ければ、簡単にすし玉
(50)の製造に切り換えることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この請求項1の米
飯成形装置によれば、米飯成形を半自動とすることで、
装置形状を小形化でき、簡単な成形操作により米飯製造
を効率化するとともに、一部の米飯成形体や搬出装置を
取り替えることで、簡単に他の商品であるすし玉などの
成形を可能にする効率的で安価な装置が得られる。
【0048】請求項2の発明によれば、おにぎり成形体
とすし玉成形型を準備することで、米飯搬出装置本体に
おける搬送回転部の回転駆動軸部を共通に使用すること
ができ、装置の簡素化と低価格化が可能となる。
【0049】請求項3の発明によれば、おにぎり成形装
置形状を小形化でき、簡単な成形操作によりおにぎりの
製造を効率化した安価な装置を得ることができる。
【0050】請求項4の発明によれば、基台上に交換可
能に設置されたおにぎり成形型との交換作業が容易であ
り、搬出されたすし玉を簡単に手前側に移動させること
ができ、にぎり鮨の製造作業を効率化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の米飯成形装置におけるおにぎり成形の
際の1実施形態を示す側断面図である。
【図2】図1の正面からの断面図である。
【図3】図1におけるおにぎり成形型の開放状態を示す
側断面図である。
【図4】図3の正面からの断面図である。
【図5】図3の成形型の閉鎖状態を示す側断面図であ
る。
【図6】図5の正面からの断面図である。
【図7】本発明のおにぎり成形型の斜視図である。
【図8】本発明の米飯成形装置におけるすし玉成形の際
の1実施形態を示す図1と同一部分の側断面図である。
【図9】図8を正面からみた要部の断面図である。
【符号の説明】
1…米飯搬出部 2…成形部 5…米飯 8…搬送回転部 11…基台 12…成形型 13…本体枠 15…摺動枠 16…枠ローラー 19…レバー 21…型用ローラー 22〜25…前後左右型 26…おにぎり成形空間 27…突段部 28…凸部 50…すし玉 51…回転駆動軸 55…ターンテーブル 56…モーター 57…保持枠 58…すし玉成形型 58a…すし玉成形凹部 59…受けローラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパーから供給搬送され、搬送回転部
    によって所定量を一塊りとした米飯を搬出口から搬出す
    る米飯搬出装置と、前記搬出口の下方に設けた基台上に
    交換可能に設置される前後移動可能なおにぎり成形型と
    すし玉搬送台とからなり、前記搬送回転部には、米飯搬
    出ローラー下部の左右に所定間隔を有して回転駆動軸を
    対向配置し、この回転駆動軸に、おにぎり一個分を一塊
    りにするおにぎり成形体と、すし玉一個分を所定形状に
    成形するすし玉成形型とを交換可能に取り付けたことを
    特徴とする米飯成形装置。
  2. 【請求項2】 おにぎり成形体とすし玉成形型の円筒状
    の回転外径軌跡をほぼ同一として、円筒の内方に成形空
    間を形成し、回転外径軌跡上に一塊り分の型区切り部分
    を位置させたことを特徴とする請求項1記載の米飯成形
    装置。
  3. 【請求項3】 おにぎり成形装置を、基台上に設置した
    本体枠および米飯を所定形状に成形する面状の一辺を支
    軸として回動する複数面からなる成形型と、本体枠内で
    上下移動可能に配置した摺動枠と、摺動枠に取り付けら
    れ、摺動枠の移動で前記成形型に当接して上下移動する
    ことで成形型の各面を回動させ型締めする駆動体と、前
    記摺動枠に一端を係止し支点を介して他端に操作部を設
    け、摺動枠を移動させる操作レバーとから構成したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の米飯成形装置。
  4. 【請求項4】 すし玉搬送台をターンテーブルとし、タ
    ーンテーブルの円周方向近傍の上方に搬送回転部を位置
    させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の米飯成形装置。
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