JP2014064525A - 米飯成形機構および米飯成形方法 - Google Patents

米飯成形機構および米飯成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】具材を露出状に挟み込んでも型崩れせず、手で握ったおにぎりと同様のふっくら感及び食感を再現できる簡易で小型且つ低コストの構成とする。
【解決手段】中央に位置する米飯塊底部成形用の底側凹型11bと、底側凹型11bの一側端にヒンジ部12を介して回動可能に連繋された米飯塊一側部成形用の一側凹型11aと、底側凹型11bの他側端にヒンジ部13を介して回動可能に連繋された米飯塊他側部成形用の他側凹型11cと、を備え、底側凹型11bを介して一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれを互いに内側閉塞方向に折り込むことにより、当該底側凹型11b、一側凹型11a、他側凹型11cそれぞれによって囲繞された米飯成形用空間部QSを形成可能にした折り畳み成形型11を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば天むす等の各種のおむすびに成形するための米飯成形機構および米飯成形方法に関する。
従来、おにぎり成形装置により例えば天むす等のおむすびを製造する場合には、海老天ぷらやエビフライ等の具材の一部を露出した状態で米飯塊に挟み込む必要がある。この場合、成形後の米飯塊から具材が離脱せず且つ口中での食感を損なわない程度の硬さを有するよう適度のにぎり圧(押圧力)を付与するための様々な装置工夫がなされている。
具体的には特許文献1に示すように、具材の一部が露出した状態で成形することが可能な米飯食品成形方法及び装置が存在する。すなわち、本装置は、図12(a)乃至図12(c)に示すように、ガイド板材519により短冊コンベヤ片514が断面U字状に湾曲されて、米飯の分割シート体Cの両側の折り返し部C2が折溝C12により上方に折り返されて短冊コンベヤ片514に沿って断面U字状に湾曲する(図12(a)参照)。この時、ガイド板材519の間隔は、載置される具材Gが潰されないような間隔に調整されている。そして、封着部材52がクランク機構により往復揺動されており、ガイド板材519の切欠き部分から封着部材52の当接部が突出して短冊コンベヤ片514の上部を押動し、短冊コンベヤ片514の両側を互いに接近させていく(図12(b)参照)。封着部材52の3つの当接部は、搬送方向下流側に行くに従い当接部の押え付ける高さが次第に低くなるように設定されており、3つの当接部の間を通過していくと分割シート体Cの両側の折り返し部C2の側端が徐々に接近して封着されるようになる(図12(c)参照)。これにより、飯粒が潰れない程度の押圧力で封着され、ふっくらした状態のまま封着が行われるようになっている。
また、前整形機構61においては、図13に示すように、封着コンベヤから搬送コンベヤに予備成形体Dが移送されて所定位置に到達すると検知センサからの検知信号により突き当て板611が下降して遮断位置にセットされる。そして、予備成形体Dの先端が突き当て板611に突き当たったタイミングで1対の当接板612が駆動されて互いに接近するように移動し、予備成形体Dに対して両側から挟むように当接する。そのため、予備成形体Dの先端部が尖った形状となるように具材の周囲に米飯が押し当てられて密着した状態となるものである。
特許第4607154号公報(特開2009−017862号公報)
しかしながら、従来の特許文献1に示す米飯食品成形方法及び装置においては、載置される具材Gが潰されないようにするための上記ガイド板材519の間隔調整や、予備成形体Dに対して両側から挟むように当接するための1対の当接板612の接近移動等の高価で複雑な駆動機構が必要とされ、しかも装置自体も大型化するという問題点を有している。
特に、特許文献1では、図12に示すように、米飯の分割シート体Cは短冊コンベヤ片514に沿って断面U字状に湾曲するものとしているので、天むすの如き具材Gの一部を露出した状態で正確に米飯塊に挟み込むのは不可能である。
また、特許文献1では、図13に示すように、予備成形体Dの先端が突き当て板611に突き当たったタイミングで1対の当接板612が駆動されて互いに接近するように移動し、予備成形体Dに対して両側から挟むように当接する構成であるので、1対の当接板612の接近移動のときの間隔調整が難しく、過度な近接圧着によって米飯の分割シート体C及び具材Gが共に潰れる虞もある。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸欠陥に鑑み案出されたもので、具材を露出状に挟み込んでも型崩れせず、手で握ったおにぎりと同様のふっくら感及び食感を再現できる簡易で小型且つ低コストの構成による米飯成形機構および米飯成形方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る米飯成形機構にあっては、
中央に位置する米飯塊底部成形用の底側凹型と、
前記底側凹型の一側端にヒンジ部を介して回動可能に連繋された米飯塊一側部成形用の一側凹型と、
前記底側凹型の他側端にヒンジ部を介して回動可能に連繋された米飯塊他側部成形用の他側凹型と、
を備え、
前記底側凹型を介して一側凹型および他側凹型それぞれを互いに内側閉塞方向に折り込むことにより、当該底側凹型、一側凹型、他側凹型それぞれによって囲繞された米飯成形用空間部を形成可能にした折り畳み成形型を備えた、
ことを特徴とする。
前記折り畳み成形型は、その底側凹型に対する一側凹型、他側凹型それぞれの展開状態での成形型形状が、台形状の米飯塊一側面部、矩形状の米飯塊底面部、台形状の米飯塊他側面部それぞれに対応する順序となって連設された全体略扁平八角形の凹型溝形状を有して成る。
前記折り畳み成形型は、底側凹型に対し一側凹型および他側凹型それぞれをヒンジ部を介して互いに内側閉塞方向に折り込むことにより、シート状の米飯を2つ折りにして具材を一部露出した状態に挟持可能にして成る。
前記折り畳み成形型の底側凹型に対する一側凹型、他側凹型それぞれの展開状態で当該折り畳み成形型に予め計量されたシート状の米飯が載せられる米飯供給部を備えて成る。
また、本発明に係る米飯成形方法にあっては、
前記底側凹型に対する一側凹型および他側凹型それぞれの展開状態で、米飯供給部から予め計量されたシート状の米飯が載せられる米飯供給工程と、
米飯供給工程後のシート状の米飯片側上に具材が載せられる具材供給工程と、
前記底側凹型を介して一側凹型および他側凹型それぞれを互いに内側閉塞方向に折り込むことで、前記具材を一部露出した状態で挟持するようシート状の米飯を2つ折りにし、底側凹型、一側凹型、他側凹型それぞれによって閉塞された米飯成形用空間部により米飯が成形される米飯折り畳み成形工程と、
前記底側凹型に対して一側凹型および他側凹型それぞれを展開して成形後の米飯塊を取り出す米飯取出工程と、
を有することを特徴とする。
前記米飯供給工程後のシート状の米飯に対しナラシ作業を行うための米飯ナラシ工程を含んで成る。
本発明によれば、具材を露出状に挟み込んでも型崩れせず、手で握ったおにぎりと同様のふっくら感及び食感を再現できる簡易で小型且つ低コストの構成による米飯成形機構および米飯成形方法を提供することができる。
特に、底側凹型を介して一側凹型および他側凹型それぞれを互いに内側閉塞方向に折り込むことにより、当該底側凹型、一側凹型、他側凹型それぞれによって囲繞された米飯成形用空間部を形成可能にした折り畳み成形型を備えているので、米飯供給部から予め計量されたシート状の米飯が載せられた後に、折り畳み成形型を折り畳むだけで容易におにぎり(例えば天むす)を製造することができ、しかも具材を露出状に挟み込んでも型崩れせず、手で握ったおにぎりと同様のふっくら感及び食感を再現可能にすることができる。
すなわち、本発明に係る米飯成形機構および米飯成形方法では、折り畳み成形型の折り込み後において、底側凹型、一側凹型、他側凹型それぞれによって囲繞された米飯成形用空間部は一定の内空間容積を有しているため、シート状の米飯の計量(例えばシート厚みの変更等)に応じておにぎり自体を、食感を損なわない程度の好みの硬さとなるように設定することができる。しかも、折り畳み成形型によってシート状の米飯を2つ折りにして具材を一部露出した状態に挟持させた場合でも、米飯塊に対して当該具材を強固に保持させておくことができるものである。
本発明を実施するための一形態を示す米飯成形機構の斜視図である。 同じく米飯成形機構の平面図である。 折り畳み成形型の一例を示すもので、(a)は展開状態の斜視図、(b)は展開状態の側面図である。 同じく折り畳み成形型の一例を示すもので、(a)は展開状態の平面図、(b)は展開状態の正面図である。 折り畳み成形型の折り込み動作状態を説明するもので、(a)は展開状態の断面図、(b)は折り込み途中の状態を示す断面図、(c)は折り込み後の状態の断面図である。 同じく折り畳み成形型の折り込み動作状態を説明するもので、(a)は展開状態の側面図、(b)は折り込み途中の状態を示す側面図、(c)は折り込み後の状態の側面図である。 米飯供給部での米飯供給工程の一例を示し、シャトルコンベアが前方位置にある状態の斜視図である。 同じく米飯供給部での米飯供給工程の一例を示し、シャトルコンベアが後方位置に移動した状態の斜視図である。 米飯ナラシ部での米飯ナラシ工程、及び、具材供給部での具材供給工程の一例を示す斜視図である。 米飯折り畳み成形部での米飯折り畳み成形工程、及び、米飯取出部での米飯取出工程の一例を示す斜視図である。 おむすび(天むす)完成品の一例を示す斜視図である。 図中(a)乃至(3)は従来例における米飯食品成形を示す説明図である。 同じく従来例における米飯食品成形を示す説明図である。
以下、本発明に係る実施の一形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明に係る米飯成形機構Pは、図1、図2に示すように、折り畳み成形型に予め計量されたシート状米飯Qを載せるための米飯供給部1(米飯供給工程A)、シート状米飯Qに対しナラシ作業を行うための米飯ナラシ部2(米飯ナラシ工程B)、シート状米飯Q片側上に具材Nを載せるための具材供給部3(具材供給工程C)、折り畳み成形型11の折り込みによる米飯折り畳み成形部4(米飯折り畳み成形工程D)、成形後の米飯Q塊を取り出す米飯取出部5(米飯取出工程E)とから概ね構成されている。
尚、本実施形態においては、上記した米飯成形機構Pは直線のコンベア構造となっていて、各部作業工程は、直線のコンベアに沿って実行されるが、これに限らずターンテーブル構造であっても良いことは勿論である。また、図示による説明を省略するが、上記した米飯取出部5(米飯取出工程E)の後に、海苔ホッパーからの自動供給または手作業による供給等のいずれかによって供給された海苔Gを米飯Q塊に自動もしくは手作業によって巻き付けるための海苔巻作業部(海苔巻工程)、及び海苔巻作業部以後のおにぎり完成品を包装するための自動もしくは手作業による包装作業部(包装工程)等を備えてあっても良い。
さらに、本実施形態においては、米飯Q以外のシート状に形状維持される他の食材での成形も可能である。例えば、折り畳み成形型11を変更することで、類似形状の同等の方法でも成形が可能である。
米飯供給部1は、図1、図2、図7、図8に示すように、米飯Qを投入するホッパーH、投入された米飯Qを解す解しローラR1、解された米飯Qを計量しながらシート状に成形する縦コンベア式の計量ローラR2、計量後のシート状米飯Qを一定量にカットするシャッター部Sからなる米飯投入装置Mを備えている。
また、この米飯投入装置Mの下方側には、折り畳み成形型11に、カット後のシート状米飯Qを載せるためのシャトルコンベアSCを備えている。このときシャッター部Sの開閉駆動は、計量ローラR2による例えばロードセル等を用いた計量信号をシャッター部Sの駆動部に送信し通電させることにより実行される。
シャトルコンベアSCは、前後一対の駆動ローラR3、R4にエンドレスベルトVが巻装されてなり、米飯投入装置MからエンドレスベルトV上に供給されたシート状米飯Qを当該エンドレスベルトVの駆動ローラR3、R4による駆動によって前方側に搬送させ、その後シャトルコンベアSC自体を不図示の進退駆動機構によって後方側に後退移動させるようにしてある。このようにエンドレスベルトVとシャトルコンベアSCとの相対移動により、シート状米飯Qは下方側の展開状態にある折り畳み成形型11の後述する一側凹型11a、底側凹型11b、他側凹型11cに沿ってずれ込むことなく均一なシート状となって載置されるようにしてある。
本実施形態においては、折り畳み成形型11を左右二連に構成し、これに対応して、米飯投入装置Mを左右二連に構成し、且つエンドレスベルトVの横幅を大きくしてある。このように米飯投入装置Mを二連以上の複数に分割し、折り畳み成形型11を大きくして二連以上に構成することで、多数のおにぎり商品を同時に生産可能となるようにしてあるが、当該折り畳み成形型11を一連に構成し、おにぎり商品を1個づつ生産できるようにしても良いことは勿論である。
米飯ナラシ部2は、図7、図8、図9に示すように、折り畳み成形型11における底側凹型11bに対する一側凹型11a、他側凹型11cそれぞれの展開状態での成形型形状に対応した全体略扁平八角形の押込板2aが、図示しない駆動部に連繋された昇降ロッド2bを介して上下移動可能に形成されている。
具材供給部3は、図9に示すように、底側凹型11bに対する一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれの展開状態にある折り畳み成形型11に載せられているシート状の米飯Qの片側(他側凹型11c側または一側凹型11a側の米飯Qの上面)に海老天ぷらもしくはエビフライ等の具材Nを載せるためのものであり、その供給は不図示の具材供給装置からの自動供給、あるいは手作業によって行われる。
米飯折り畳み成形部4は、図10に示すように、折り畳み成形型11によりシート状の米飯Qを2つ折りにして具材Nを一部露出した状態に挟持するためのものである。すなわち、この折り畳み成形型11は、図3(a)、図3(b)、図4(a)、図4(b)に示すように、矩形板中央に矩形溝111を備えた米飯塊底部成形用の底側凹型11bと、前記底側凹型11bの一側端にヒンジ部12を介して回動可能に連繋され、前記底側凹型11bの矩形溝111にそれぞれ同一平面状で通じる第1台形溝112を備えた米飯塊一側部成形用の一側凹型11aと、前記底側凹型11bの他側端にヒンジ部13を介して回動可能に連繋され、前記底側凹型11bの矩形溝111に通じる第2台形溝113を備えた米飯塊他側部成形用の他側凹型11cと、を備えている。
こうして、底側凹型11bに対する一側凹型11a、他側凹型11cそれぞれの展開状態での成形型形状が、シート状米飯Q成形後の台形状の米飯塊一側面部、矩形状の米飯塊底面部、台形状の米飯塊他側面部それぞれに対応する順序となるように、矩形溝111、第1台形溝112、第2台形溝113それぞれが連設された全体略扁平八角形の凹型溝形状を有する。
そして、前記底側凹型11bを介して一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれを互いに内側閉塞方向に折り込むことにより、当該底側凹型11bの矩形溝111、一側凹型11aの第1台形溝112、他側凹型11cの第2台形溝113それぞれによって囲繞された略密閉状の米飯成形用空間部QSを形成可能にしている(図)5(c)参照)。こうしてシート状の米飯Qの片側(他側凹型11c側または一側凹型11a側の米飯Qの上面)に具材Nを載せると同時に底側凹型11bに対し一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれをヒンジ部12、13を介して互いに内側閉塞方向に折り込むことにより、シート状の米飯Qを2つ折りにして具材Nを一部露出した状態に挟持するようになっている(図10参照)。
さらに、米飯取出部5は、図10に示すように、成形後の米飯Q塊を手作業で取り出すための作業箇所であり、底側凹型11bに対する一側凹型11aおよび他側凹型11bの自動開閉機構(図示せず)、または手作業により一側凹型11aおよび他側凹型11bを展開状態の元位置まで開放させて、底側凹型11b上の成形後の米飯Q塊を取り出すものである。
次に、以上のように構成された形態についての使用・動作の一例について詳細に説明する。
米飯供給工程Aにおいて、折り畳み成形型11の底側凹型11bに対する一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれを展開状態にして、第1台形溝112、矩形溝111、第2台形溝113にわたって、米飯供給部1から予め計量された略矩形型のシート状の米飯Qが載せられる。
すなわち、図2、図7、図8に示すように、米飯投入装置Mにおいて、ホッパーHから米飯Qが投入されて解しローラR1によって解された後、米飯Qは計量ローラR2によって計量されながらシート状に成形しつつ下方に押し出され、シャッター部Sによってシート状米飯Qを一定量にカットすることでシャトルコンベアSCのエンドレスベルトV上にいったん載せられる。
そして、図8に示すように、エンドレスベルトVの駆動ローラR3、R4による駆動によって前方側に搬送させ、その後シャトルコンベアSC自体を不図示の進退駆動機構によって後方側に後退移動させることにより、シート状米飯Qは、下方側の展開状態にある折り畳み成形型11の第1台形溝112、矩形溝111、第2台形溝113にわたってずれ込むことなく均一なシート状となって載置される。
米飯ナラシ工程Bにおいて、図示しない駆動部に連繋された昇降ロッド2bを介して押込板2aを下降移動させ、第1台形溝112、矩形溝111、第2台形溝113にわたって載せられているシート状米飯Qを均す。これによってシート状米飯Qの厚みムラを無くすことができる(図8、図9参照)。
具材供給工程Cにおいて、図9に示すように、米飯供給工程A後のシート状の米飯Qの他側凹型11c側または一側凹型11a側の米飯Qの上面に、不図示の具材供給装置または手作業で具材Nが載せられる。なお、シート状米飯Qを折り畳み成形型11の第1台形溝112、矩形溝111、第2台形溝113にわたって載せる前に、具材Nを先に折り畳み成形型11の他側凹型11cの第1台形溝112側、または、一側凹型11aの第2台形溝113側に予め敷いておいても良い。
米飯折り畳み成形工程Dにおいて、図10に示すように、前記底側凹型11bを介して一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれを互いに内側閉塞方向に折り込むことで、前記具材Nを一部露出した状態で挟持しつつシート状米飯Qを2つ折りにする。
このとき、図5に示すように、側凹型11bの矩形溝111、一側凹型11aの第1台形溝112、他側凹型11cの第2台形溝113それぞれによって囲繞された略密閉状の米飯成形用空間部QSが形成されることから、シート状米飯Qは型崩れし難い所定の硬さの米飯Q塊となって成形される。
こうしてシート状米飯Qは具材Nの周囲にしっかりと巻き締められて密着した状態となるが、図5(c)に示す米飯成形用空間部QSの一定の内空間容積と、シート状米飯Qの予め計量された所定量(例えばシート厚み)とによって、過度な巻き締めが抑制されて、手で握ったおにぎりと同様のふっくらとした食感が容易に付与可能となる。
米飯取出工程Eにおいて、図10に示すように、前記底側凹型11bに対して一側凹型11aおよび他側凹型11bそれぞれを自動もしくは手動にて元位置に展開してから、成形後の米飯Q塊を取り出す。
米飯取出工程E後の海苔巻工程においては、不図示の海苔ホッパーからの自動供給または手作業による供給等のいずれかによって供給された海苔Gを米飯Q塊に自動もしくは手作業によって巻き付けることでおにぎり完成品とする(図11参照)。
その後、包装工程において、おにぎり完成品を自動もしくは手作業によって所定の包装材で包装する。
以上、説明したように、本実施形態においては、特に、前記折り畳み成形型11は、その底側凹型11bに対する一側凹型11a、他側凹型11cそれぞれの展開状態での成形型形状が、台形状の米飯塊一側面部、矩形状の米飯塊底面部、台形状の米飯塊他側面部それぞれに対応する順序となるように、矩形溝111、第1台形溝112、第2台形溝113それぞれが連設された全体略扁平八角形の凹型溝形状を有して成る。
また、前記折り畳み成形型11は、底側凹型11bに対し一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれを、ヒンジ部12、13を介して互いに内側閉塞方向に折り込むことにより、シート状の米飯Qを2つ折りにして具材Nを一部露出した状態に挟持可能にしている。
さらに、前記折り畳み成形型11の底側凹型11bに対する一側凹型11a、他側凹型11cそれぞれを元の展開状態とすることで当該折り畳み成形型11に予め計量されたシート状米飯Qが載せられる米飯供給部1とすることができる。これらにより、海老天ぷらやエビフライ等の具材Nの一部を露出した状態で挟み込んだ天むす等の各種のおむすびを連続して容易に成形することができる。
而して、本実施形態においては、前記底側凹型11bに対する一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれの展開状態で、米飯供給部1から予め計量されたシート状米飯Qが載せられる米飯供給工程Aと、シート状米飯Qに対しナラシ作業を行うための米飯ナラシ工程Bと、シート状米飯Q片側上に具材Nが載せられる具材供給工程Cと、前記底側凹型11bを介して一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれを互いに内側閉塞方向に折り込むことで、前記具材Nを一部露出した状態で挟持するようシート状米飯Qを2つ折りにし、底側凹型11b、一側凹型11a、他側凹型11cそれぞれによって閉塞された米飯成形用空間部QSにより米飯Q塊が型崩れし難い所定の硬さで成形される米飯折り畳み成形工程Dと、前記底側凹型1bに対して一側凹型11aおよび他側凹型11cそれぞれを展開して成形後の米飯Q塊を取り出す米飯取出工程Eとを有するので、具材Nを露出状に挟み込んでも型崩れせず、手で握ったおにぎりと同様のふっくら感及び食感を再現できる簡易で小型且つ低コストの構成による米飯成形方法を容易に提供することができる。
A 米飯供給工程
B 米飯ナラシ工程
C 具材供給工程
D 米飯折り畳み成形工程
E 米飯取出工程
P 米飯成形機構
Q シート状米飯
M 米飯投入装置
H ホッパー
SC シャトルコンベア
N 具材
G 海苔
QS 米飯成形用空間部
R1 解しローラ
R2 計量ローラ
R3、R4 駆動ローラ
V エンドレスベルト
S シャッター部
1 米飯供給部
2 米飯ナラシ部
2a 押込板
2b 昇降ロッド
3 具材供給部
4 米飯折り畳み成形部
5 米飯取出部
11 折り畳み成形型
11a 一側凹型
11b 底側凹型
11c 他側凹型
12、13 ヒンジ部
111 矩形溝
112 第1台形溝
113 第2台形溝

Claims (6)

  1. 中央に位置する米飯塊底部成形用の底側凹型と、
    前記底側凹型の一側端にヒンジ部を介して回動可能に連繋された米飯塊一側部成形用の一側凹型と、
    前記底側凹型の他側端にヒンジ部を介して回動可能に連繋された米飯塊他側部成形用の他側凹型と、
    を備え、
    前記底側凹型を介して一側凹型および他側凹型それぞれを互いに内側閉塞方向に折り込むことにより、当該底側凹型、一側凹型、他側凹型それぞれによって囲繞された米飯成形用空間部を形成可能にした折り畳み成形型を備えた、
    ことを特徴とする米飯成形機構。
  2. 前記折り畳み成形型は、その底側凹型に対する一側凹型、他側凹型それぞれの展開状態での成形型形状が、台形状の米飯塊一側面部、矩形状の米飯塊底面部、台形状の米飯塊他側面部それぞれに対応する順序となって連設された全体略扁平八角形の凹型溝形状を有して成る請求項1記載の米飯成形機構。
  3. 前記折り畳み成形型は、底側凹型に対し一側凹型および他側凹型それぞれをヒンジ部を介して互いに内側閉塞方向に折り込むことにより、シート状の米飯を2つ折りにして具材を一部露出した状態に挟持可能にして成る請求項1または2記載の米飯成形機構。
  4. 前記折り畳み成形型の底側凹型に対する一側凹型、他側凹型それぞれの展開状態で当該折り畳み成形型に予め計量されたシート状の米飯が載せられる米飯供給部を備えて成る請求項1乃至3のいずれか記載の米飯成形機構。
  5. 前記底側凹型に対する一側凹型および他側凹型それぞれの展開状態で、米飯供給部から予め計量されたシート状の米飯が載せられる米飯供給工程と、
    米飯供給工程後のシート状の米飯片側上に具材が載せられる具材供給工程と、
    前記底側凹型を介して一側凹型および他側凹型それぞれを互いに内側閉塞方向に折り込むことで、前記具材を一部露出した状態で挟持するようシート状の米飯を2つ折りにし、底側凹型、一側凹型、他側凹型それぞれによって閉塞された米飯成形用空間部により米飯が成形される米飯折り畳み成形工程と、
    前記底側凹型に対して一側凹型および他側凹型それぞれを展開して成形後の米飯塊を取り出す米飯取出工程と、
    を有することを特徴とする米飯成形方法。
  6. 前記米飯供給工程後のシート状の米飯に対しナラシ作業を行うための米飯ナラシ工程を含んで成る請求項5記載の米飯成形方法。
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