JP2016019492A - 食材成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】食材成形装置において、精度よく計量した米飯を効率よく成形型へ投入する。
【解決手段】所定量に計量された米飯Rを落下させることにより当該米飯Rを供給する米飯供給部Aと、米飯Rの落下位置に対して進退可能に設けられて米飯供給部Aから供給された米飯Rを所定形状に成形する成形型30を備えた米飯成形部Bと、成形型30が落下位置に進入したことを検知する第1のセンサ23と、第1のセンサ23により成形型30が検知されたときに米飯供給部Aから成形型30に米飯Rを供給するように制御する制御部22とを有する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、米飯などの食材を所定の形状に成形するための食材成形装置に関するものである。
例えば食材の一例である米飯を、成形型の一例である手押しのおにぎり成形型を用いておにぎりを生産する場合には、秤で計量して所定の重量の米飯を得てからこれを成形型に投入し、当該成形型を閉じて米飯を圧縮し、おにぎりの形状に成形している。
あるいは、所望の重量の米飯を自動的に計量することができる装置(計量装置)がある場合には、当該計量装置を用いて計量した米飯を容器に入れ、これを容器から成形型に投入しておにぎりの形状に成形している。
なお、手押しのおにぎり成形型によりおにぎりを成形する技術については、例えば、特開2007−312696号公報に記載のものなどが知られている。
特開2007−312696号公報
ここで、前述したおにぎりの成形型によれば、米飯の計量を行ってから手押しの成形型に入れて成形しているため、計量のための手間と時間とがかかり、生産性が悪化する。また、米飯の計量を作業者が秤で行うと量目精度が悪く、生産されたおにぎりの量目にばらつきが生じる。
一方、計量装置を用いた場合では、計量した米飯を一旦容器に入れてからおにぎりの成形型に投入する必要があるので、生産性が悪い。また、計量装置と手押しの成形型の2台の装置が必要なので、作業スペースを広くとらなければならない。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、精度よく計量した食材を効率よく成形型へ投入することのできる食材成形装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の食材成形装置は、所定量に計量された食材を落下させることにより当該食材を供給する食材供給部と、食材の落下位置に対して進退可能に設けられて前記食材供給部から供給された食材を所定の形状に成形する成形型を備えた食材成形部と、前記成形型が前記落下位置に進入したことを検知する第1の検知手段と、前記第1の検知手段により前記成形型が検知されたときに前記食材供給部から前記成形型に食材を供給するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の食材成形装置は、請求項1記載の発明において、前記食材供給部は、投入された食材を貯留するとともに当該食材を送り出す送出手段を備えた食材貯留部と、前記食材貯留部から送り出された食材を解しながら落下させる解し落下部と、前記解し落下部から落下する食材の落下経路上に開閉可能に配置され、閉鎖位置では前記解し落下部から落下した食材を蓄積する蓄積動作を実行し、開放位置では前記蓄積動作で蓄積している食材を落下させて前記成形型に供給する供給動作を実行する開閉部材と、前記開閉部材に蓄積されている食材を計量する計量手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の食材成形装置は、請求項1または2記載の発明において、前記成形型は、凹部が形成されて中央に位置する第1の型部と、凹部が形成され、前記第1の型部の一側端にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられた第2の型部と、凹部が形成され、前記第1の型部の他側端にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられた第3の型部とを備え、前記第1の型部を介して前記第2の型部および前記第3の型部それぞれを互いに内側閉塞方向に折り畳むことにより、前記第1の型部の凹部、前記第2の型部の凹部および前記第3の型部の凹部によって囲まれた食材成形用の空間部が形成される、ことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明の食材成形装置は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記食材成形部は、前記成形型が取り付けられた台座と、前記台座をスライド移動させて前記成形型を前記落下位置に進退させるガイドレールが設置され、前記食材供給部に取り付けられた取付板と、をさらに有することを特徴とする。
請求項5に記載の本発明の食材成形装置は、請求項4記載の発明において、前記取付板は前記食材供給部に対して着脱可能に取り付けられている、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の食材成形装置は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、前記成形型の種別を検知する第2の検知手段をさらに有し、前記制御手段は、前記第2の検知手段に検知された成形型に対応した重量の食材を計量して落下させる、ことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明の食材成形装置は、請求項6記載の発明において、前記成形型に取り付けられ、当該成形型の種別に応じて異なる取付パターンとなった被検知部材をさらに有し、前記第2の検知手段は、前記取付板に取り付けられて前記被検知部材の取付パターンを検知する、ことを特徴とする。
請求項8に記載の本発明の食材成形装置は、請求項7記載の発明において、前記被検知部材は磁化された金属であり、前記第2の検知手段は、前記被検知部材が取り付けられた前記成形型の進退に伴う磁界の変化で前記被検知部材の取付パターンを検知する磁気センサである、ことを特徴とする。
本発明によれば、食材供給部において食材が所定量に計量され、成形型が食材供給部からの食材の落下位置に進入したことが第1の検知手段に検知されると、その計量された食材が成形型に供給されるようになっているので、精度よく計量した食材を効率よく成形型へ投入することが可能になる。
本発明である食材成形装置の一実施の形態としてのおにぎり成形装置を示す斜視図である。 本発明である食材成形装置の一実施の形態としてのおにぎり成形装置における食材供給部の主要構成を示す概念図である。 図1のおにぎり成形装置を構成する食材成形部を示す斜視図である。 (a)は図3の食材成形部に設けられた成形型が展開されている状態を示す正面図、(b)は(a)の断面図である。 (a)は図3の食材成形部に設けられた成形型が内側閉塞方向に折り畳まれる途中の状態を示す正面図、(b)は(a)の断面図である。 (a)は図3の食材成形部に設けられた成形型が折り畳まれた状態を示す正面図、(b)は(a)の断面図である。 本発明である食材成形装置の一実施の形態としてのおにぎり成形装置による図1に続く成形工程を示す斜視図である。 本発明である食材成形装置の一実施の形態としてのおにぎり成形装置による図7に続く成形工程を示す斜視図である。 本発明である食材成形装置の一実施の形態としてのおにぎり成形装置による図8に続く成形工程を示す斜視図である。 本発明である食材成形装置の一実施の形態としてのおにぎり成形装置による図9に続く成形工程を示す斜視図である。 図1のおにぎり成形装置を構成する変形例としての食材成形部を下方から見た分解斜視図である。 (a),(b),(c)は図11の食材成形部に設けられた成形型とその種別に応じて取り付けられた被検知部材とを示す図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明である食材成形装置の一実施の形態としてのおにぎり成形装置を示す斜視図、図2は本発明である食材成形装置の一実施の形態としてのおにぎり成形装置における食材供給部の主要構成を示す概念図、図3は図1のおにぎり成形装置を構成する食材成形部を示す斜視図、図4は図3の食材成形部に設けられた成形型が展開されている状態を示す図、図5は図3の食材成形部に設けられた成形型が内側閉塞方向に折り畳まれる途中の状態を示す図、図6は図3の食材成形部に設けられた成形型が折り畳まれた状態を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態のおにぎり成形装置(食材成形装置)1は、食材を供給する食材供給部Aと、供給された食材を所定の形状に成形する成形型30を備えた食材成形部Bとを有している。
食材供給部Aは、正面板10および当該正面板10の背面に位置する背面板11、ならびにこれら正面板10、背面板11の両側に位置する側面板12により、上部が開口した箱体が形成されている。また、背面板11の上端に蝶番(図示せず)を介して連結された蓋13が備えられており、当該蓋13により内部が開閉されるようになっている。
図示するように、正面板10には、表示部14と操作ボタン15とが備えられている。表示部14は、操作コマンドやメッセージ等を表示する画面であり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成されている。また、操作ボタン15は、おにぎり成形装置1の動作設定を行うためのボタンである。
正面板10の下方には、所定の奥行きおよび高さを有した凹部16が形成されている。この凹部16に食材成形部Bが取り付けられており、上方から米飯Rが落下して成形型30に投入される。
図2に示すように、食材供給部Aの内部には、投入された米飯Rを貯留するとともに当該米飯Rを次工程へと送り出す送出スクリュ(送出手段)17を備えたホッパ(食材貯留部)18と、送出スクリュ17の回転によりホッパ18から送り出された米飯Rを解しながら落下させるドラム型の解し落下ローラ(解し落下部)19と、解し落下ローラ19から落下する米飯Rの落下経路上に開閉可能に配置された開閉カップ(開閉部材)20とが備えられている。
解し落下ローラ19の外周には多数の爪19aが設けられており、回転軸が送出スクリュ17の回転軸と直交するような位置関係になっている。
また、開閉カップ20は、閉鎖位置では解し落下ローラ19から落下した米飯Rを蓄積する蓄積動作を実行し、開放位置ではこの蓄積動作で蓄積している米飯Rを落下させて成形型30に供給する供給動作を実行する。
これにより、ホッパ18に米飯Rが投入されると、ホッパ18に設けられた送出スクリュ17の回転により米飯Rが解し落下ローラ19へと送り出される。そして、解し落下ローラ19に送られた米飯Rは、解し落下ローラ19の回転により解されながら落下し、閉鎖位置となっている開閉カップ20に蓄積される。
開閉カップ20を支持するようにして、開閉カップ20に蓄積される米飯Rの計量を行うロードセル(計量手段)21が設けられている。ロードセル21は、検出素子として例えばひずみゲージが用いられ、荷重によるひずみを電気信号に変換する荷重変換器であり、米飯Rが解し落下ローラ19により落下して開閉カップ20に蓄積されるとき、その米飯Rの重量が逐次計量されるようになっている。
操作ボタン15で目標計量値が設定されておにぎり成形装置1の動作が開始すると、当該おにぎり成形装置1の動作の制御を行う制御部(制御手段)22により、送出スクリュ17および解し落下ローラ19の回転動作および開閉カップ20の開閉動作が制御され、閉鎖位置となっている開閉カップ20に米飯Rが蓄積されながらその重量が計量されて行く。そして、ロードセル21による計量値が目標計量値に到達したならば、送出スクリュ17および解し落下ローラ19の回転動作が停止するとともに、解し落下ローラ19と開閉カップ20との間に設置されたシャッタ(図示せず)が米飯Rの落下経路を閉鎖する。
なお、開閉カップ20に蓄積された計量済みの米飯Rは、当該開閉カップ20が開放位置となると落下して成形型30に投入されるが、この供給動作については後述する。
前述したように、正面板10の下方に形成された凹部16には、開閉カップ20から落下する米飯Rが投入される成形型30を備えた食材成形部Bが取り付けられている。
すなわち、食材成形部Bは、図3に示すように、食材供給部A(より詳しくは、食材供給部Aに設けられた開閉カップ20)から落下投入された米飯Rを所定の形状に成形する成形型30と、成形型30が取り付けられた台座31と、台座31をスライド移動させる一対のガイドレール32,32が設置された取付板33とで構成されている。
略矩形の取付板33の後部辺には、その両側に切り欠き孔33a,33aが、中央部にネジ止め孔33bがそれぞれ形成されており、切り欠き孔33a,33aを食材供給部Aに設けられた固定片(図示せず)に差し込んでネジ止め孔33bを貫通するようにネジ止めすることにより、取付板33が食材供給部Aに着脱可能に取り付けられている。したがって、食材成形部Bは食材供給部Aに対して容易に着脱することができるので、ネジ止め孔33bのネジを取り外せば、容器に米飯Rを盛り付けるいわゆる飯盛り機の仕様に短時間で変更することができる。
ガイドレール32,32は取付板33の側部辺に沿ってそれぞれ取り付けられており、成形型30の取り付けられた台座31が当該ガイドレール32,32に沿ってスライド移動することにより、成形型30が米飯Rの落下位置(開閉カップ20からの落下位置)に対して進退可能となっている。
食材供給部Aには、取付板33を両側から挟むようにして、成形型30が落下位置に進入したことを検知する光学式の第1のセンサ(第1の検知手段)23と、当該第1のセンサ23の発光部から出た光を反射して同じ第1のセンサ23の受光部に返す反射鏡24とが配置されている。これら第1のセンサ23と反射鏡24とは前述した米飯Rの落下位置に配置されている。したがって、成形型30により第1のセンサ23の光が遮断されると、成形型30が米飯Rの落下位置に進入したと検知される。
なお、成形型30の進入を検知する第1のセンサ23、本実施の形態のような光学式のセンサである必要はなく、例えば機械式のセンサなど、様々なセンサを適用することが可能である。
そして、前述した制御部22は、第1のセンサ23により成形型30が検知されたときに、つまり成形型30が米飯Rが開閉カップ20から落下する位置に進入したときに、開閉カップ20を開放位置にする。これにより、開閉カップ20に蓄積された米飯R(所定量に計量された米飯R)は、落下して成形型30に投入される。
図3に示すように、成形型30は、凹部30−1aが形成されて中央に位置する第1の型部30−1と、凹部30−2aが形成され、第1の型部30−1の一側端にヒンジ部34を介して回動可能に取り付けられた第2の型部30−2と、凹部30−3aが形成され、第1の型部30−1の他側端にヒンジ部35を介して回動可能に取り付けられた第3の型部30−3とを備えている。
そして、展開されている第1の型部30−1を介して第2の型部30−2および第3の型部30−3を(図4)、ヒンジ部34,35を支点にして第2の型部30−2と第3の型部30−3とを上方に向けて回動させてそれぞれ互いに内側閉塞方向に折り畳み(図5)、最終的に第2の型部30−2と第3の型部30−3とを密着させることにより(図6)、第1の型部30−1の凹部30−1a、第2の型部30−2の凹部30−2aおよび第3の型部30−3の凹部30−3aによって囲まれた米飯成形用(食材成形用)の空間部Sが形成される。
したがって、展開されている成形型30(図4)に投入された米飯Rを3つの凹部30−1a,凹部30−2a,凹部30−3aに行き渡るように均して必要な具材を載せ、図5に示す状態を経て図6に示すように折り畳んで第2の型部30−2と第3の型部30−3とを密着させると、米飯Rが米飯成形用(食材成形用)の空間部Sに沿った形状に圧縮成形されておにぎりが製造される。
次に、本実施の形態のおにぎり成形装置1の動作について、図1および図7〜図10を用いて説明する。ここで、図7〜図10は本発明である食材成形装置の一実施の形態としてのおにぎり成形装置による図1に続く成形工程を連続的に示す斜視図である。
おにぎり成形装置1によるおにぎり成形工程では、最初に、図1に示すように、食材成形部Bに設けられた成形型30を展開した状態で手前にスライドさせておく(つまり、米飯Rの落下位置から退避した位置にしておく)。また、電源スイッチ(図示せず)を操作して電源を投入し、食材供給部Aのホッパ18内に食材である米飯Rを投入する。
そして、図7に示すように、成形型30をスライドさせて米飯Rの落下位置(つまり、開閉カップ20からの落下位置)に進入させておき、操作ボタン15で目標計量値を設定し、スタートボタン(図示せず)を押す。すると、制御部22による制御の下、前述したようにして設定された重量の米飯Rが開閉カップ20に蓄積される。そして、蓄積後、開閉カップ20が開放位置になり、設定値に計量された米飯Rが成形型30へ供給される。なお、米飯Rが成形型30へ供給されたならば、開閉カップ20が閉鎖位置に戻って再び米飯Rの計量が開始され、次の供給に備えて設定重量の米飯Rが開閉カップ20に蓄積される。
成形型30に米飯Rが投入されたならば、図8に示すように、成形型30を米飯Rの落下位置から退避させ、米飯Rを成形型30の3つの凹部30−1a,凹部30−2a,凹部30−3a(図4参照)に行き渡るように均し、具入りの場合にはその上に具材を載せる。
そして、図9に示すように、成形型30を折り畳んで第2の型部30−2と第3の型部30−3とを密着させる(図6参照)。
これにより、図10に示すように、米飯Rが米飯成形用の空間部Sに沿った形状に圧縮成形されておにぎりが製造される。
次に、製造されたおにぎりを取り出して図1に戻った後に、継続しておにぎりを製造するために、図7に示すように、成形型30をスライドさせて米飯Rの落下位置に進入させると、成形型30が当該落下位置に進入したことが第1のセンサ23により検知される。ここで、2個目のおにぎり製造では、前述のようにして既に設定重量の米飯Rが開閉カップ20に蓄積されているので、成形型30が第1のセンサ23に検知されると、開閉カップ20が開放位置になり、設定値に計量された米飯Rが成形型30へ自動的に落下投入される。
そして、図8に示すように米飯Rを均して具材を載せ、図9に示すように成形型30を折り畳むと、図10に示すようにおにぎりが製造される。
なお、3個目以降のおにぎり製造では、2個目のおにぎり製造と同様の工程が繰り返される。
以上説明したように、本実施の形態のおにぎり成形装置によれば、食材供給部Aにおいて米飯Rが所定量に計量され、成形型30が食材供給部Aからの米飯Rの落下位置に進入したことが第1のセンサ23に検知されると、その計量された米飯Rが成形型30に供給されるようになっているので、精度よく計量した米飯Rを効率よく成形型30へ投入することが可能になる。
これにより、作業者が米飯Rの計量をする場合と比べて、計量のための手間と時間とが不要になるので、生産性が向上する。また、食材供給部Aにより米飯Rの計量が行われるので、作業者が米飯Rの計量をする場合と比べて、量目精度が向上して生産されたおにぎりの量目にはほとんどばらつきが生じない。
さらに、計量装置を用いて米飯Rの計量をする場合には、計量した米飯Rを一旦容器に入れてから成形型30に投入することになるが、本実施の形態では、計量した米飯Rが直接成形型30に投入されるので、生産性が向上する。また、計量装置を用いて米飯Rの計量をする場合のように計量装置と手押しの成形型の2台の装置は必要なくなるので、作業スペースを少なくすることができる。
さて、以上の説明したおにぎり成形装置1では、操作ボタン15で米飯Rの量目を設定しているが、投入される米飯Rの重量の違いに応じた成形型30の種別を検知し、検知された成形型30に対応した重量の米飯Rを計量して成形型30に供給するようにしてもよい。以下、このような構成のおにぎり成形装置1について、図11および図12を用いて説明する。
ここで、図11は図1のおにぎり成形装置を構成する変形例としての食材成形部を下方から見た分解斜視図、図12は成形型とその種別に応じて取り付けられた被検知部材とを示す図である。
図11に示す食材成形部Bでは、成形型30の種別(投入される米飯Rの重量の違いに応じた種別)を検知する第2のセンサ(第2の検知手段)36が取付板33に取り付けられており、制御部22は、第2のセンサ36に検知された成形型30に対応した重量の米飯Rを計量して落下させるようになっている。
また、図12(a),(b),(c)にそれぞれ示すように、成形型30(の裏面)には、磁化された金属で構成されて、種別に応じて異なる取付パターンとなった被検知部材37が取り付けられており、磁気センサである第2のセンサ36がこの被検知部材37の取付パターンを検知することで、成形型30の種別が認識されるようになっている。
すなわち、被検知部材37について、例えば100gの米飯Rの成形用の成形型30Aでは、図12(a)に示すように、四角形の取付領域の対角部位に2個取り付けられたパターン(被検知部材37a,37b)となっている。また、例えば120gの米飯Rの成形用の成形型30Bでは、図12(b)に示すように、成形型30Aと逆の取付パターン(被検知部材37c,37d)となっている。そして、例えば140gの米飯Rの成形用の成形型30Cでは、図12(c)に示すように、四角形の取付領域の全ての角部に4個取り付けられたパターン(被検知部材37a,37b,37c,37d)となっている。
また、図11に示すように、第2のセンサ36は、被検知部材37に対応して2個、詳しくは、第2のセンサ36aと第2のセンサ36bとを結ぶ線分が成形型30が進退する方向と直交する位置関係となるようにして2個、取り付けられている。なお、台座31の被検知部材37に対応した箇所には、被検知部材37が第2のセンサ36に検知される際の妨げにならないように、スリット31aが形成されている。
このような構造により、被検知部材37が取り付けられた成形型30の進退に伴う磁界の変化で被検知部材37の取付パターンが第2のセンサ36に検知される。
つまり、図12(a)に示す成形型30Aの場合には、当該成形型30Aが米飯Rの落下位置へと進むときに、先ず被検知部材37aが一方側の第2のセンサ36aに検知され、次に被検知部材37bが他方側の第2のセンサ36bに検知される。また、図12(b)に示す成形型30Bの場合には、先ず被検知部材37cが他方側の第2のセンサ36bに検知され、次に被検知部材37dが一方側の第2のセンサ36bに検知される。そして、図12(c)に示す成形型30Cの場合には、先ず2つの被検知部材37a,37cが両方の第2のセンサ36a,36bに検知され、次に2つ被検知部材37b,37dが同じく両方の第2のセンサ36a,36bに検知される。
したがって、このような検知パターンを成形型30の種別と対応付けしておくことにより成形型30の種別が認識されるので、操作ボタン15で米飯Rの量目を設定しなくても、成形型30の種別に対応した重量の米飯Rを供給することが可能になる。
なお、成形型30の種別を検知する第2のセンサ36は、本実施の形態のような磁気式のセンサである必要はなく、例えば機械式のセンサなど、様々なセンサを適用することが可能である。よって、第2のセンサ36によって検知される被検知部材37についても、本実施の形態のように磁化された金属でなくてもよい。
ここで、以上に説明した成形型30の種別を第2のセンサ36で検知し、検知された成形型30に対応した重量の米飯Rを計量して落下させる構造を採用した場合には、米飯Rの量目設定のための操作ボタン15は、操作を無効化するか、該当する米飯Rの重量しか設定できないようにしておく必要がある。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前述した実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば食材供給部Aは、所定量に計量された米飯Rを落下させることにより成形型30に供給するようになっていれば足り、本実施の形態に示すようなホッパ18、解し落下ローラ19、開閉カップ20などに限定されるものではない。
また、食材成形部Bについても、成形型30が米飯Rの落下位置に対して進退可能になっていれば足り、本実施の形態に示すような台座31、ガイドレール32,32、取付板33などに限定されるものではない。
同様に、成形型30の構成要素および形状についても、本実施の形態に示すような第1の型部30−1、第2の型部30−2および第3の型部30−3に限定されるものではない。
以上の説明では、食材の一例として米飯が適用されているが、これに限定されるものではなく、食材である限り様々なものを適用することができる。したがって、本実施の形態に示すおにぎり成形装置は、本発明の食材成形装置の一例に過ぎない。
1 おにぎり成形装置(食材成形装置)
15 操作ボタン
17 送出スクリュ(送出手段)
18 ホッパ(食材貯留部)
19 解し落下ローラ(解し落下部)
20 開閉カップ(開閉部材)
21 ロードセル(計量手段)
22 制御部(制御手段)
23 第1のセンサ(第1の検知手段)
24 反射鏡
30,30A,30B,30C 成形型
30−1 第1の型部
30−2 第2の型部
30−3 第3の型部
30−1a,30−2a,30−3a 凹部
31 台座
31a スリット
32 ガイドレール
33 取付板
33a 切り欠き孔
33b ネジ止め孔
34,35 ヒンジ部
36,36a,36b 第2のセンサ(第2の検知手段)
37,37a,37b,37c,37d 被検知部材
A 食材供給部
B 食材成形部
R 米飯
S 空間部

Claims (8)

  1. 所定量に計量された食材を落下させることにより当該食材を供給する食材供給部と、
    食材の落下位置に対して進退可能に設けられて前記食材供給部から供給された食材を所定の形状に成形する成形型を備えた食材成形部と、
    前記成形型が前記落下位置に進入したことを検知する第1の検知手段と、
    前記第1の検知手段により前記成形型が検知されたときに前記食材供給部から前記成形型に食材を供給するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする食材成形装置。
  2. 前記食材供給部は、
    投入された食材を貯留するとともに当該食材を送り出す送出手段を備えた食材貯留部と、
    前記食材貯留部から送り出された食材を解しながら落下させる解し落下部と、
    前記解し落下部から落下する食材の落下経路上に開閉可能に配置され、閉鎖位置では前記解し落下部から落下した食材を蓄積する蓄積動作を実行し、開放位置では前記蓄積動作で蓄積している食材を落下させて前記成形型に供給する供給動作を実行する開閉部材と、
    前記開閉部材に蓄積されている食材を計量する計量手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の食材成形装置。
  3. 前記成形型は、
    凹部が形成されて中央に位置する第1の型部と、
    凹部が形成され、前記第1の型部の一側端にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられた第2の型部と、
    凹部が形成され、前記第1の型部の他側端にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられた第3の型部とを備え、
    前記第1の型部を介して前記第2の型部および前記第3の型部それぞれを互いに内側閉塞方向に折り畳むことにより、前記第1の型部の凹部、前記第2の型部の凹部および前記第3の型部の凹部によって囲まれた食材成形用の空間部が形成される、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の食材成形装置。
  4. 前記食材成形部は、
    前記成形型が取り付けられた台座と、
    前記台座をスライド移動させて前記成形型を前記落下位置に進退させるガイドレールが設置され、前記食材供給部に取り付けられた取付板と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の食材成形装置。
  5. 前記取付板は前記食材供給部に対して着脱可能に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項4記載の食材成形装置。
  6. 前記成形型の種別を検知する第2の検知手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第2の検知手段に検知された成形型に対応した重量の食材を計量して落下させる、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の食材成形装置。
  7. 前記成形型に取り付けられ、当該成形型の種別に応じて異なる取付パターンとなった被検知部材をさらに有し、
    前記第2の検知手段は、前記取付板に取り付けられて前記被検知部材の取付パターンを検知する、
    ことを特徴とする請求項6記載の食材成形装置。
  8. 前記被検知部材は磁化された金属であり、
    前記第2の検知手段は、前記被検知部材が取り付けられた前記成形型の進退に伴う磁界の変化で前記被検知部材の取付パターンを検知する磁気センサである、
    ことを特徴とする請求項7記載の食材成形装置。
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