JP3215967U - 回転式計量装置用の計量容器ユニット及びこれを備える回転式計量装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転式計量装置に関し、被計量物をより安定的かつ正確に計量し、被計量物が引っ掛かることを防止する計量容器ユニット、および、風の影響による計量の誤差の発生を低減し、該被計量物を搬出するための動作を簡便なものとし、回転移動時の騒音を低減した回転式計量装置を提供する。【解決手段】計量容器ユニット1は、連結部材12を挿通する取付部を有する容器本体11と、連結部材12と、搬出部の上部を閉塞する壁状の部材からなる引き込み防止部13とからなる。回転式計量装置Xは、計量機3の上部に位置する容器本体11の上面を覆う風防4を備え、先端が下方に向って傾斜するように形成された棒状の開閉部材が左右に回動する搬出機構6を備え、計量容器ユニット1が回転移動する際に摺動接触する箇所が円滑部材によって形成されている。【選択図】図2
Description
本考案は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させることによって、被計量物の該計量容器ユニットに対する搬入、該被計量物の計量、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かの判定、及び該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行うための回転式計量装置用の計量容器ユニット及びこれを備える回転式計量装置に関する。
従来、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器を周方向に回転移動させながら、該被計量物の該計量容器に対する搬入、該被計量物の計量、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かの判定、及び該被計量物の該計量容器からの搬出を行う回転式計量装置が提供されているところである(例えば、以下の特許文献1、2、及び3を参照)。
上記のような従来技術に係る回転式計量装置によれば、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器を周方向に回転移動させることによって、該被計量物の該計量容器に対する搬入、該被計量物の計量、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かの判定、及び該被計量物の該計量容器からの搬出を一連の動作によって円滑に行うことができる(例えば、以下の特許文献1、2、及び3を参照)。
特に、該計量容器を周方向に回転移動させる構造にすることで、該計量容器の容量を大きくすることができる。即ち、上記のような作業を人間の手によって行う場合であっても、作業者の手が届き難くなることはなく、特に作業者が作業し辛くなることはないからである。そうすると、比較的多くの被計量物や様々な形態の被計量物であっても、該計量容器はこれを収容することができ、効率的に該被計量物の計量を行うことができる。また、該被計量物の該計量容器からの搬出を行うための搬出口を複数設けることによって、個々の計量容器に収容された被計量物が複数の搬出基準にそれぞれ合致しているか否かを判定し、これらを個別的に搬出することができるようになって、更に好適である。
しかしながら、上記の従来技術に係る回転式計量装置には、次のような問題があった。まず、上記の従来技術に係る回転式計量装置は、例えば、ロードセル式の電子秤といった各種の公知の計量機を用いて、被計量物の計量を行っているものの、被計量物の正確な計量を行うことができないことがあった。その要因としては、例えば、長尺の被計量物が計量容器に寄り掛かる等して、被計量物の姿勢が適切でないといったことが考えられる(例えば、上記の特許文献3を参照)。
そこで、本考案の解決しようとする第1の課題は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置用の計量容器ユニット及びこれを備える回転式計量装置に関し、被計量物をより安定的かつ正確に計量することができる計量容器ユニット及びこれを備える回転式計量装置を提供することにある。
次に、上記の従来技術に係る回転式計量装置には、被計量物を収容した計量容器を回転移動させた際に、該被計量物が引っ掛かってしまい、回転式計量装置の運転に支障が生じるという問題があった。具体的には、該計量容器として筒状の部材を用いると、該計量容器を回転させた際に、該計量容器とこれを支持する基台の上面との間に被計量物が引きずり込まれてしまうおそれがある(例えば、上記の特許文献3を参照)。
そこで、本考案の解決しようとする第2の課題は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置用の計量容器ユニット及びこれを備えた回転式計量装置に関し、被計量物を収容した計量容器ユニットを周方向に回転移動させた際に、被計量物が引っ掛かってしまうことを防止し、円滑にこれを回転移動させることができる計量容器ユニット及びこれを備える回転式計量装置を提供することにある。
ところで、計量機の計量皿に風が当たると、計量皿に風圧がかかるため計量機が計量した数値に誤差が出るといった問題がある。ここで、上記の従来技術に係る回転式計量装置には、計量容器が皿状の部材によって形成されているものもある。このような態様の計量容器であれば、多くの被計量物を収容することができるとともに、様々な形態の被計量物を収容することができる。しかしながら、その一方で、風の影響を受け易いため、計量機による計量に誤差を生じてしまうおそれが高いと考えられる(例えば、上記の特許文献1及び2を参照)。
そこで、本考案の解決しようとする第3の課題は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置に関し、計量機に対する風の影響による計量の誤差の発生を低減することができる回転式計量装置を提供することにある。
また、上記の従来技術に係る回転式計量装置は、計量容器内に収容した被計量物を搬出するための構造が複雑であるため、該被計量物を搬出する動作を行う時期と該計量容器を回転させる時期とを同期させるのが困難であるという問題があった。例えば、上記の従来技術では、計量容器からシュート内に被計量物を落とし込んで、該シュートを揺動させることによって搬出するといった提案が為されているが、該計量容器の回転動作と該シュートの揺動動作とを同期させるのは困難であると考えられる(例えば、上記の特許文献3を参照)。
そこで、本考案の解決しようとする第4の課題は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置に関し、該被計量物を搬出するための動作を簡便なものとし、該被計量物を搬出するための動作と該計量容器ユニットを回転させる動作を同期し易くした回転式計量装置を提供することにある。
最後に、上記の従来技術に係る回転式計量装置は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させると、騒音を発生させてしまうという問題があった。特に、計量容器ユニットに車輪を取り付けて、これを回転移動させるような構造では、非常に大きな騒音を発生させてしまう。
そこで、本考案の解決しようとする第5の課題は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置に関し、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる際の騒音を低減した回転式計量装置を提供することにある。
本考案は、上記の各課題を解決するために提案されたものであり、以下の構成を有するものである。以下では、本考案の構成を理解するのを補助するため、本願に添付した図面に表示した番号及び符号をあわせて記載する。
請求項1に係る回転式計量装置用の計量容器ユニット(1)は、被計量物(Y)及びこれを収容する複数の計量容器ユニット(1)を周方向に回転移動させる回転駆動機構(2)と、被計量物(Y)の計量を行う計量機(3)と、被計量物(Y)が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部(5)と、被計量物(Y)の計量容器ユニット(1)からの搬出を行う搬出機構(6)とを備える回転式計量装置(X)用の計量容器ユニット(1)である。計量容器ユニット(1)は、容器本体(11)と、連結部材(12)とからなる。容器本体(11)は、被計量物(Y)を搭載するための搭載面を有する容器であり、計量容器ユニット(1)の回転中心部に対して、その一側側が連結部材(12)を介して回転駆動機構(2)側に連結されており、その他側側が搬出部(11a)になっている。計量容器ユニット(1)が周方向に回転移動するのに伴って計量機(3)に安定的かつ正確に戴置するように、容器本体(11)には、該一側側に連結部材(12)を摺動可能に挿通するための取付部(11b)が設けられている。連結部材(12)は、容器本体(11)と回転駆動機構(2)側とを連結するための柱状の部材であって、取付部(11b)に摺動可能に挿通されている。
請求項2に係る回転式計量装置用の計量容器ユニット(1)は、請求項1に記載した計量容器ユニットであって、引き込み防止部(13)が設けられており、引き込み防止部(13)は、被計量物(Y)が隣接する他の計量容器ユニット(1)の下部に引き込まれることを防止するための壁状の部材であって、搬出部(11a)の上部を閉塞するようにして架け渡されている。
請求項3に係る回転式計量装置(X)は、請求項1又は2に記載した回転式計量装置用の計量容器ユニット(1)を備えた回転式計量装置(X)であって、被計量物(Y)及びこれを収容する複数の計量容器ユニット(1)を周方向に回転移動させる回転駆動機構(2)と、被計量物(Y)の計量を行う計量機(3)と、被計量物(Y)が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部(5)と、被計量物(Y)の計量容器ユニット(1)からの搬出を行う搬出機構(6)とを備える回転式計量装置(X)である。
請求項4に係る回転式計量装置(X)は、請求項3に記載した回転式計量装置(X)であって、風防(4)を備えている。風防(4)は、計量機(3)の上部に位置する容器本体(11)に風が当たって、計量機(3)による計量に誤差が生じることを防止するための部材であって、計量機(3)の上部に位置する容器本体(11)の上面を覆う部材である。
請求項5に係る回転式計量装置(X)は、請求項3又は4に記載した回転式計量装置(X)であって、搬出機構(6)は、容器本体(11)を搬出部(11a)側へと傾斜させることによって、容器本体(11)内に収容されている被計量物(Y)を回転式計量装置(X)の下部へと搬出するための機構であり、その先端部分が下方に向って傾斜するように形成されている棒状の開閉部材が、左右に回動するように回転式計量装置(X)の回転中心部側に設けられている支点に取り付けられており、容器本体(11)の下面を摺動するようにして設けられている。
請求項6に係る回転式計量装置(X)は、請求項3から5までの何れかに記載した回転式計量装置(X)であって、計量容器ユニット(1)が回転移動する際に摺動接触する箇所が円滑部材によって形成されている。
本考案に係る回転式計量装置用の計量容器ユニット(1)及びこれを備えた回転式計量装置(X)は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
まず、請求項1に記載した計量容器ユニット(1)は、容器本体(11)が搭載面を有する容器であるため、多くの被計量物(Y)を収容することができ、様々な種類の被計量物(Y)を収容することができるとともに、被計量物(Y)を安定的に戴置することができる。また、連結部材(12)が取付部(11b)に摺動可能に挿通されているため、計量容器ユニット(1)が計量機(3)上に回転移動した際に、被計量物(Y)を収容した容器本体(11)が計量機(3)上に安定的かつ正確に戴置される。そうすると、計量機(3)が被計量物(Y)の計量を安定的かつ正確に行うことができる。そして、請求項3に記載した回転式計量装置(X)は、上記のような請求項1に記載した計量容器ユニット(1)を備えるものである。
よって、請求項1に記載した回転式計量装置用の計量容器ユニット及び請求項3に記載した回転式計量装置は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置用の計量容器ユニット及びこれを備えた回転式計量装置に関し、被計量物をより安定的かつ正確に計量することができる計量容器ユニット及びこれを備えた回転式計量装置を提供するという本考案の解決しようとする第1の課題を解決することができる。
次に、請求項2に記載した計量容器ユニット(1)は、壁状の部材からなる引き込み防止部(13)が搬出部(11a)の上部を閉塞するようにして架け渡されているため、被計量物(Y)が隣接する計量容器ユニット(1)の下部に引き込まれることを防止することができ、これを回転移動させる際に被計量物(Y)が引っ掛かって、回転式計量装置(X)の運転に支障が生じるおそれを低減している。そして、請求項3に記載した回転式計量装置(X)は、上記のような請求項1に記載した計量容器ユニット(1)を備えるものである。
従って、請求項2に記載した回転式計量装置用の計量容器ユニット及び請求項3に記載した回転式計量装置は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置用の計量容器ユニット及びこれを備えた回転式計量装置に関し、被計量物が引っ掛かってしまうことを防止し、円滑にこれを回転させることができる計量容器ユニット及びこれを備えた回転式計量装置を提供するという本考案の解決しようとする第2の課題を解決することができる。
そして、計量機(3)による被計量物(Y)の計量を行う際、計量機(3)の上部に位置する容器本体(11)に風が当たり、計量機(3)による被計量物(Y)の計量に誤差が生じるおそれがある。上記のように、容器本体(11)が搭載面を有する容器である場合には、多くの被計量物(Y)を収容することができ、様々な形態の被計量物(Y)を収容することができるとともに、被計量物(Y)を安定的に戴置することができるものの、このような風の影響を受け易いため、計量に誤差が生じるおそれが一層高くなる。しかしながら、請求項4に記載した回転式計量装置(X)は、風防(4)が計量機(3)の上部に位置する容器本体(11)の上面を覆っているため、上記のような風が計量機(3)の上部に位置する容器本体(11)に当たることを防止することができ、計量機(3)による被計量物(Y)の計量に誤差が生じるおそれを低減することができる。
よって、請求項4に記載した回転式計量装置は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置に関し、計量機に対する風の影響による計量の誤差の発生を低減することができる回転式計量装置を提供するという本考案の解決しようとする第3の課題を解決することができる。
更に、回転式計量装置(X)は、操作制御部(5)による判定の結果、操作制御部(5)によって搬出の基準となる値に合致していると判定された計量容器ユニット(1)が、操作制御部(5)によって搬出すべき位置として指定された搬出口(71)に達したときは、搬出機構(6)を作動させて、開閉部材を連結部材(12)側に回転移動させる。そうすると、容器本体(11)は、連結部材(12)を軸として搬出部(11b)側へと傾斜し、容器本体(11)内に収容されている被計量物(Y)を搬出口(71)に搬出することができる。このように、回転式計量装置(X)は、被計量物(Y)を搬出するための動作が簡便なものとなっており、被計量物(Y)を搬出するための動作と計量容器ユニット(1)を周方向に回転移動させる動作とが同期し易くなっている。
よって、請求項5に記載した回転式計量装置は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置に関し、該被計量物を搬出するための動作を簡便なものとし、該被計量物を搬出するための動作と該計量容器ユニットを回転させる動作を同期し易くした回転式計量装置を提供するという本考案の解決しようとする第4の課題を解決することができる。
最後に、請求項6に記載した回転式計量装置(X)は、計量容器ユニット(1)が回転移動する際に摺動接触する箇所が円滑部材によって形成されているため、該摺動接触によって生じる摩擦音を低減し、回転式計量装置(X)の運転に伴う騒音を低減することができる。
よって、請求項6に記載した回転式計量装置は、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置に関し、被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる際の騒音を低減した回転式計量装置を提供するという本考案の解決しようとする第5の課題を解決することができる。
もちろん、本発明に係る回転式計量装置は、計量容器ユニット(1)を周方向に回転移動させる構造にしているため、容器本体(11)の容量を大きくすることができる。そうすると、比較的多くの被計量物や様々な形態の被計量物(Y)であっても、容器本体(1)はこれを収容することができ、効率的に被計量物(Y)の計量を行うことができる。また、被計量物(Y)の計量容器ユニット(1)からの搬出を行うための搬出口を複数設けることによって、個々の計量容器ユニット(1)に収容された被計量物(Y)が複数の搬出基準にそれぞれ合致しているか否かを判定し、これらを個別的に搬出することができるように構成することもできる。
以下に、本考案の一実施形態に係る回転式計量装置用の計量容器ユニット及びこれを備えた回転式計量装置の構造について添付図面に基づいて説明する。
本発明に係る回転式計量装置用の計量容器ユニット(1)を備えた回転式計量装置(X)は、図1及び2に図示するように、被計量物(Y)及びこれを収容する計量容器ユニット(1)を周方向に回転移動させることによって、被計量物(Y)の計量容器ユニット(1)に対する搬入、被計量物(Y)の計量、被計量物(Y)が搬出の基準に合致しているか否かの判定、及び被計量物(Y)の計量容器ユニット(1)からの搬出を行うための回転式計量装置であって、計量容器ユニット(1)と、回転駆動機構(2)と、計量機(3)と、風防(4)と、操作制御部(5)と、搬出機構(6)と、基台(7)とから構成されている。
計量容器ユニット(1)は、図1ないし6に図示するように、容器本体(11)と、連結部材(12)と、引き込み防止部(13)とから構成されており、回転式計量装置(X)には複数の計量容器ユニット(1)が備えられている。計量容器ユニット(1)は、回転駆動機構(2)によって周方向に回転移動し、搬入区域(A)、計量区域(B)、組合せ判定区域(C)、そして搬出区域(D)へと順次進入する。図1では、計量容器ユニットは、12台設けられているとともに、平面視正円状に配置されているが、特にその台数や配置の形状は限定されない。
容器本体(11)は、図1ないし6に図示するように、被計量物(Y)を搭載するための搭載面を有する容器であり、例えば皿状の部材を用いることができる。容器本体(11)は、計量容器ユニット(1)の回転中心部に対して、その一側側が連結部材(12)を介して回転駆動機構(2)側に連結されており、その他側側が搬出部(11a)になっている。容器本体(11)は、図1及び3では、平面視略台形状であるが、特にこの形状に限定されるものではない。計量容器ユニット(1)が周方向に回転移動するのに伴って計量機(3)に安定的かつ正確に戴置するように、容器本体(11)には、該一側側に連結部材(12)を摺動可能に挿通するための取付部(11b)が設けられている。図では、取付部(11b)は、2箇所設けられているが、その個数は特に限定されない。連結部材(12)は、容器本体(11)と回転駆動機構(2)側とを連結するための柱状の部材であって、取付部(11b)に摺動可能に挿通されている。
具体的には、計量容器ユニット(1)が周方向に回転移動するのに伴って、容器本体(11)が計量機(3)に対して下降して戴置するように、容器本体(11)は、一側側に連結部材(12)を挿通するための取付部(11b)となる貫通孔が設けられている。取付部(11b)は、上下方向に連結部材(12)を摺動させる空間を有している。即ち、取付孔部(11b)は、後述する連結部材(12)の直径よりも長い高さを有するものとする。尚、容器本体(11)が計量機(3)に対して上昇して戴置するように、構成することもできる。
また、容器本体(11)は、搬出部(11a)を除く任意の箇所に被計量物落下防止壁(11c)を設けて、被計量物(Y)が落下するおそれを低減することができる。具体的には、容器本体(11)の端部を上方に折り曲げることによって被計量物落下防止壁(11c)とすることができる。被計量物落下防止壁(11c)は、被計量物(Y)の種類や量に応じて、適宜設ける箇所を変更することかできる。例えば、図示するように、被計量物(Y)がほうれん草等である場合には、容器本体(11)から転落する可能性が比較的低いため、計量容器ユニット(1)の回転中心部の反対側には、被計量物落下防止壁(11c)を設ける必要性は低い。一方、被計量物(Y)がじゃがいも等である場合には、容器本体(11)から転落する可能性が比較的高いため、計量容器ユニット(1)の回転中心部の反対側にも、被計量物落下防止壁(11c)を設ける必要性が高い。
連結部材(12)は、図1ないし6に図示するように、容器本体(11)と回転駆動機構(2)側とを連結するための柱状の部材であって、取付部(11b)に摺動可能に挿通されている。
具体的には、連結部材(12)は、容器本体(11)と回転駆動機構(2)とを連結するための長尺の円柱状の部材である。連結部材(12)が上記のような態様の取付孔部(11b)に挿通されているため、容器本体(11)は上下動するように構成されているとともに、後述するように開閉部(11a)において開閉するように構成されている。
あるいは、図7及び8に図示するように、計量容器ユニット(1)が周方向に回転移動するのに伴って、容器本体(11)が計量機(3)に対して下降して戴置するように、容器本体(11)は、計量容器ユニット(1)の回転中心部側に連結部材(12)を挿通するための取付部(11b)となる貫通孔を設ける。連結部材(12)は、連結板(14)を介して容器本体(11)と回転駆動機構(2)とを連結するための円柱状の部材であって、容器本体(11)の計量容器ユニット(1)の回転中心部側における厚みよりも長い長さを有しており、その両端には容器本体(11)及び連結板(14)が外れないように脱出防止部(12a)が設けられている。計量容器ユニット(1)をこのように構成することによっても、計量容器(11)を計量機(3)に対して上下動するように構成することができる。
引き込み防止部(13)は、図1ないし6に図示するように、被計量物(Y)が隣接する計量容器ユニット(1)の下部に引き込まれることを防止するための壁状の部材であって、開閉部(11a)の上部を閉塞するようにして架け渡されている。具体的には、引き込み防止部(13)は、長尺の平板状の部材を短手方向に折り返すように形成して、その一端を回転駆動機構(2)側に取り付けるとともに、その他端を隣接する計量容器ユニット(1)を構成する連結部材(12)に取り付けている。とりわけ、引き込み防止部(13)を長尺の平板状の部材を短手方向に垂直に折り返すように形成すると、被計量物(Y)がほうれん草等の葉物である場合にも、その上部に引っ掛かってしまうことが少なくなり、好適である。
回転駆動機構(2)は、上記の複数の計量容器ユニット(1)を周方向に回転移動させるための機構であり、操作制御部(5)から伝達された指示に基づいて、電源部からの電力の供給を受けて回転運動を行う。尚、回転駆動機構(2)として、ジェネバ機構を用いると、計量容器ユニット(1)が隣接する計量容器ユニット(11)の位置で一旦停止するように構成することができる。そうすると、計量容器ユニット(1)が搬出区域(D)において円滑かつ確実に被計量物(Y)を搬出することができるようになり、好適である。
計量機(3)は、被計量物(Y)を計量するための装置であって、例えばロードセル式の電子秤といった各種の公知の電子秤を用いることができる。回転駆動機構(2)が計量容器ユニット(1)を回転移動させることによって、計量機(3)の計量皿上に被計量物(Y)を搭載した容器本体(11)が戴置されることで、計量機(3)が被計量物(Y)の計量を行う。そして、計量機(3)によって得られた被計量物(Y)の計量結果は、操作制御部(5)によって認識される。尚、図2に図示するように、容器本体(11)を計量機(3)に対して下降して戴置するように構成する場合には、計量機(3)の計量皿が搬入区域(A)における基台(7)の上面よりも低い位置にあるように、計量機(3)はその高さ位置を調整して設置する。もちろん、容器本体(11)を計量機(3)に対して上昇して戴置するように構成する場合には、計量機(3)の計量皿が搬入区域(A)における基台(7)の上面よりも高い位置にあるように、計量機(3)はその高さ位置を調整して設置すればよい。
風防(4)は、図1及び2に図示するように、計量機(3)の上部に位置する容器本体(11)に風が当たって、計量機(3)による計量に誤差が生じることを防止するための部材であって、計量機(3)の上方に位置する容器本体(11)の上面を覆う部材である。具体的には、風防(4)は、基台(7)における計量機(3)の近傍に支持柱(41)を取り付け、支持柱(41)に計量機(3)の上方に位置する容器本体(11)の上面を覆うようにして平板状のカバー板(42)を取り付けることによって、簡便に形成することができる。
操作制御部(5)は、図1及び2に図示するように、使用者が回転式計量装置(X)に対する操作を行うとともに、使用者による操作に基づいて回転式計量装置(X)を制御するための箇所であり、スイッチ、ディスプレイ、及びコンピュータ等から構成されている。
搬出機構(6)は、図5及び6に図示するように、容器本体(11)を搬出部(11a)側へと傾斜させることによって、容器本体(11)内に収容されている被計量物(Y)を回転式計量装置(X)の下部へと搬出するための機構であり、棒状の開閉部材が、左右に回動するように回転中心部側に設けられている支点に取り付けられており、容器本体(11)の下面に接するようにして設けられている。ここで、開閉部材は、その先端部が下方に向って傾斜するように形成すると、容器本体(11)を搬出部(11a)側に傾斜させる動作が円滑になって好適である。
基台(7)は、図示するように、回転式計量装置(X)を構成する上記の各種の部材を設置するための部材であって、計量容器ユニット(1)を支持するための部材である。
ここで、基台(7)の上面において計量容器ユニット(1)に摺動接触する箇所は、計量容器ユニット(1)が周方向に回転運動する際に摩擦が生じ、それに伴って摩擦音が生じる。そこで、当該箇所をフッ素樹脂製チューブといった円滑部材によって形成することで、このような摩擦音を低減し、回転式計量装置(X)の運転に伴う騒音を低減することができる。
また、基台(7)には、搬出区域(D)において、被計量物(Y)を搬出するための搬出口(71)が設けられている。搬出口(71)は、被計量物(Y)を収納するための袋等の収納容器を取り付けられるようにしておくと、被計量物(Y)を収納容器に収納する作業がより円滑になって好適である。
尚、個々の計量容器ユニット(1)に収容された被計量物(Y)が1つの搬出基準に合致しているか否かのみを判定することを所望する場合には、搬出口(71)は1ヵ所設けておくだけでも良い。一方、個々の計量容器ユニット(1)に収容された被計量物(Y)が複数の搬出基準にそれぞれ合致しているか否かを判定することを所望する場合には、搬出口(71)も複数設けておくのが好適である。
以上が、本考案の一実施形態に係る回転式計量装置用の計量容器ユニットを備えた回転式計量装置の構造についての説明である。以下に、本考案の一実施形態に係る回転式計量装置用の計量容器ユニットを備えた回転式計量装置の使用態様について添付図面に基づいて説明する。
図1ないし6に図示するように、まず、使用者は、操作制御部(5)を操作して、回転式計量装置(X)の運転を開始するとともに、被計量物(Y)について、これを搬出する際の基準となる数値や組合せを入力して、回転駆動機構(2)を起動させる。そうすると、回転駆動機構(2)は、操作制御部(5)から伝達された指示に基づいて、電源部からの電力の供給を受けて回転運動を行う。
次に、使用者は、搬入区域(A)において、容器本体(11)に被計量物(Y)を適当量搭載する。あるいは、ベルトコンベアーといった各種の搬入装置を用いて、容器本体(11)に被計量物(Y)を適当量搭載してもよい。ここで、容器本体(11)は、皿状の部材といった搭載面を有する容器によって形成されているため、多くの被計量物(Y)を収容することができ、様々な種類の被計量物(Y)を収容することができるとともに、被計量物(Y)を安定的に戴置することができる。
それから、容器本体(11)に被計量物(Y)を収容した計量容器ユニット(1)は、回転駆動機構(2)によって周方向に回転移動させられ、計量区域(B)へと進入する。その際、前述のように、計量容器(11)が上下動するように構成されているとともに、計量機(3)の計量皿が搬入区域(A)における基台(7)の上面よりも低い位置にあるため、容器本体(11)が下降して、被計量物(Y)を搭載した容器本体(11)が計量機(3)の計量皿上に戴置する。そうすると、計量機(3)が被計量物(Y)の計量を安定的かつ正確に行うことができる。そして、計量機(3)によって得られた被計量物(Y)の計量結果は、操作制御部(5)によって認識される。
ここで、計量容器ユニット(1)が回転駆動機構(2)によって周方向に回転移動すると、被計量物(Y)が隣接する他の計量容器ユニット(1)の下部に引き込まれ、これを回転移動させる際に被計量物(Y)が引っ掛かってしまい、回転式計量装置(X)の運転に支障が生じるという問題があった。特に、被計量物(Y)が葉物といった肉薄の部位を有する物品である場合に、隣接する計量容器ユニット(1)の下部に引き込まれてしまう可能性が高い。しかしながら、計量容器ユニット(1)は、壁状の部材からなる引き込み防止部(13)が搬出部(11a)の上部を閉塞するようにして架け渡されているため、被計量物(Y)が隣接する計量容器ユニット(1)の下部に引き込まれることを防止することができ、これを回転移動させる際に被計量物(Y)が引っ掛かって、回転式計量装置(X)の運転に支障が生じるおそれを低減している。
そして、計量機(3)による被計量物(Y)の計量を行う際、計量機(3)の上部に位置する容器本体(11)に空調機等から送られる風が当たり、計量機(3)による被計量物(Y)の計量に誤差が生じるおそれがある。上記のように、容器本体(11)が皿状の部材といった搭載面を有する容器である場合には、多くの被計量物(Y)を収容することができ、様々な種類の被計量物(Y)を収容することができるとともに、被計量物(Y)を安定的に戴置することができるものの、このような風の影響を受け易いため、計量に誤差が生じるおそれが一層高くなる。しかしながら、回転式計量装置(X)は、風防(4)が計量機(3)の上部に位置する容器本体(11)の上面を覆っているため、上記のような風が計量機(3)の上部に位置する容器本体(11)に当たることを防止することができ、計量機(3)による被計量物(Y)の計量に誤差が生じるおそれを低減することができる。
計量容器ユニット(1)は、回転駆動機構(2)によって更に周方向に回転移動し、組合せ判定区域(C)へと進行する。組合せ判定区域(C)では、操作制御部(5)が、個々の計量容器ユニット(1)内に収容されている被計量物(Y)の重量等の各種の値が、使用者が入力した所定の基準値に合致しているか否かを個々の計量容器ユニット(1)毎に判定する。尚、回転式計量装置(X)について、被計量物(Y)の計量及び搬出のみを所望する場合には、組合せ判定区域(C)を設けなくても良い。
計量容器ユニット(1)は、回転駆動機構(2)によって更に周方向に回転移動し、搬出区域(D)へと進行する。尚、回転式計量装置(X)は、組合せ判定区域(C)と搬出区域(D)とは、独立した区域として構成することもできるが、図示するように、組合せ判定区域(C)の一部を搬出区域(D)として構成することができる。回転式計量装置(X)をこのように構成すると、更にそのコンパクト化を図ることができ、好適である。
回転式計量装置(X)は、操作制御部(5)による判定の結果、操作制御部(5)によって搬出の基準となる値に合致していると判定された計量容器ユニット(1)が、操作制御部(5)によって搬出すべき位置として指定された搬出口(71)に達したときは、図5に図示するように、開閉機構(6)を作動させて、開閉部材を連結部材(12)側に回転移動させる。そうすると、容器本体(11)は、連結部材(12)を軸として搬出部(11a)側へと傾斜し、容器本体(11)内に収容されている被計量物(Y)を搬出口(71)に搬出することができる。このように、回転式計量装置(X)は、被計量物(Y)を搬出するための動作が簡便なものとなっており、被計量物(Y)を搬出するための動作と計量容器ユニット(1)を周方向に回転移動させる動作とが同期し易くなっている。
一方、操作制御部(5)による判定の結果、操作制御部(5)によって搬出の基準となる値に合致していないと判定された計量容器ユニット(1)が搬出区域(D)へと進行した際は、図6に図示するように、開閉機構(6)を作動させないで、容器本体(11)を搬出部(11a)へと傾斜させることなく、容器本体(11)内に収容されている被計量物(Y)を搬出しないものとする。
そして、計量容器ユニット(1)は、更に周方向に回転移動し、搬入区域(A)へと回帰する。使用者は、上記のようにして搬出区域(D)において被計量物(Y)が搬出されて空になった計量容器ユニット(1)内に再度被計量物(Y)を搬入する。また、上記のようにして搬出区域(D)において被計量物(Y)が搬出されなかった計量容器ユニット(1)については、使用者は、被計量物(Y)が多過ぎる場合にはこれを適量除去し、被計量物(Y)が少な過ぎる場合にはこれを適量追加する。
使用者は、操作制御部(5)を操作して、被計量物(Y)の搬出の基準となる値を変更したり、計量容器ユニット(1)の回転移動速度を変更したり、あるいは回転式計量装置(X)の運転を一時的に停止したり再開したりすることができるように構成することができる。また、使用者は、被計量物(Y)の計量作業を終了する際は、操作制御部(5)を操作して、回転式計量装置(X)の運転を終了することができる。
1 計量容器ユニット
11 容器本体
11a 搬出部
11b 取付部
11c 被計量物落下防止壁
12 連結部材
12a 脱出防止部
13 引き込み防止部
14 連結板
2 回転駆動機構
3 計量機
4 風防
41 支持柱
42 カバー板
5 操作制御部
6 搬出機構
7 基台
71 搬出口
A 搬入区域
B 計量区域
C 組合せ判定区域
D 搬出区域
X 回転式計量装置
Y 被計量物
11 容器本体
11a 搬出部
11b 取付部
11c 被計量物落下防止壁
12 連結部材
12a 脱出防止部
13 引き込み防止部
14 連結板
2 回転駆動機構
3 計量機
4 風防
41 支持柱
42 カバー板
5 操作制御部
6 搬出機構
7 基台
71 搬出口
A 搬入区域
B 計量区域
C 組合せ判定区域
D 搬出区域
X 回転式計量装置
Y 被計量物
Claims (6)
- 被計量物及びこれを収容する複数の計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備える回転式計量装置用の計量容器ユニットであって、該計量容器ユニットは、容器本体と、連結部材とからなり、該容器本体は、該被計量物を搭載するための搭載面を有する容器であって、該計量容器ユニットの回転中心部に対して、その一側側が該連結部材を介して該回転駆動機構側に連結されており、その他側側が搬出部になっており、該計量容器ユニットが周方向に回転移動するのに伴って該計量機に安定的かつ正確に戴置するように、該容器本体には、該一側側に該連結部材を摺動可能に挿通するための取付部が設けられており、該連結部材は、該容器本体と該回転駆動機構側とを連結するための柱状の部材であって、該取付部に摺動可能に挿通されていることを特徴とする回転式計量装置用の計量容器ユニット。
- 請求項1に記載した回転式計量装置用の計量容器ユニットであって、引き込み防止部が設けられており、該引き込み防止部は、被計量物が隣接する他の計量容器ユニットの下部に引き込まれることを防止するための壁状の部材であって、前記搬出部の上部を閉塞するようにして架け渡されていることを特徴とする回転式計量装置用の計量容器ユニット。
- 請求項1又は2に記載した回転式計量装置用の計量容器ユニットを備えた回転式計量装置であって、被計量物及びこれを収容する複数の該計量容器ユニットを周方向に回転移動させる回転駆動機構と、該被計量物の計量を行う計量機と、該被計量物が所定の搬出基準に合致しているか否かを判定する操作制御部と、該被計量物の該計量容器ユニットからの搬出を行う搬出機構とを備えることを特徴とする回転式計量装置。
- 請求項3に記載した回転式計量装置であって、風防を備えており、該風防は、前記計量機の上部に位置する容器本体に風が当たって、該計量機による計量に誤差が生じることを防止するための部材であって、該計量機の上部に位置する容器本体の上面を覆う部材であることを特徴とする回転式計量装置。
- 請求項3又は4に記載した回転式計量装置であって、前記搬出機構は、前記容器本体を前記搬出部側へと傾斜させることによって、該容器本体内に収容されている被計量物を該回転式計量装置の下部へと搬出するための機構であり、その先端部分が下方に向って傾斜するように形成されている棒状の開閉部材が、左右に回動するように該回転式計量装置の回転中心部側に設けられている支点に取り付けられており、該容器本体の下面を摺動するようにして設けられていることを特徴とする回転式計量装置。
- 請求項3から5までの何れかに記載した回転式計量装置であって、前記計量容器ユニットが回転移動する際に摺動接触する箇所が円滑部材によって形成されていることを特徴とする回転式計量装置。
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JP2018000501U JP3215967U (ja) | 2018-02-13 | 2018-02-13 | 回転式計量装置用の計量容器ユニット及びこれを備える回転式計量装置 |
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CN112113647A (zh) * | 2020-09-29 | 2020-12-22 | 河南丰博自动化有限公司 | 转斗秤 |
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