JP2018113949A - 食材供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 食材ホッパー内の食材の残量等を測定し表示する機能を有する食材供給装置を提供すること。【解決手段】 食材供給装置の筺体1を、食材ホッパー2を支持する上部筺体1Aと底板3に固定された下部筺体1Bとから構成し、上部筺体1Aは端部が下部筺体1Bの端部に水平軸6により軸支されて回動可能とされ、上部筺体1Aの回動端部7は下部筺体1Bに固定されたスプリング9を介して下部筐体に支持され、回動端部7と下部筐体の固定端部10aとが近接状態で対向され、回動端部7と固定端部10aとの距離Tを計測し得る非接触変位センサ10を設け、非接触変位センサ10の出力値に基づいて食材ホッパー2内の食材の残量を計測する制御部41と、食材の残量を表示する表示部47を設けた。【選択図】 図2

Description

本発明は、食材ホッパー内の食材(例えば飯等)の残量等を計測することができる食材供給装置に関するものである。
従来、食材ホッパー内に収納された飯を、飯送り機構にて所定量送り出し、下方に設置している茶碗に一杯分の飯を自動的に盛り付ける食材供給装置が実用化されている(特許文献1参照)。
この食材供給装置では、食材ホッパーに入れた飯を、下方の飯送り機構の送り羽根等にて少しずつ解しながら下方に落下供給していくものであり、食材ホッパー内の飯は徐々にその量が減少していく構成となっている。
特開2005−87024号公報
ところで、上記従来の食材供給装置は、上述のように、食材ホッパー内の飯は徐々に減少していくが、飯の量が減少すると、飯送り機構での飯の送り量が変化するので、飯の補給のため、飯の残量については、管理者等が食材ホッパーの蓋を開けてホッパー内部を覗き込んで確認する必要があった。
しかしながら、食材ホッパーを含め食材供給装置は保温機能を有しているので、頻繁に蓋を開閉するのは飯の保温性を阻害する要因になり好ましくない。
また、従来ロードセル等の計量秤等を用いて食材の重量を計測する装置が存在するが、この種の計量秤は常時ロードセルに荷重がかかるので耐久性が低いという課題がある。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、食材ホッパー内の食材の残量等を測定し表示する機能を有する食材供給装置を提供することを目的とする。
また、食材の重量等を計測するために変位検出手段を用いることにより、従来のロードセル等の計量秤を使用することなく、耐久性の高い計量機構を有する食材供給装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、食材ホッパーから食材を食材送り機構にて食材供給部に送る食材供給装置において、上記食材供給装置の筺体は、上記食材ホッパーを支持する上部筺体と、底板に固定された下部筺体とからなり、上記上部筐体は、上記下部筐体側に弾性体を介して支持されることにより、上記下部筐体に対して可動し得るように構成され、上記下部筐体に対する上記上部筐体の変位を検出し得る変位検出手段が設けられ、上記変位検出手段の出力値に基づいて上記食材ホッパー内の食材の重量を計測する制御部と、上記食材の重量を表示する表示部が設けられたものである食材供給装置により構成される。
食材供給部は例えば容器載置部(14)上に載置された茶碗(13)をいう。このように構成すると、食材ホッパー内の食材が徐々に減少していくと、上部筐体の重量が減少するので、弾性体の弾性復帰力により、上部筐体が下部筐体に対して変位(例えば、上部筐体が下部筐体に対して離間する方向に変位)するので、上記変位検出手段により上記変位を検出し、制御部にて当該変位に基づいて食材ホッパー内の食材の重量(例えば減少量又は残量)を計測し、表示部に表示することができる。従って、操作者は食材ホッパー内の食材の残量を確認するため筐体の蓋を開ける必要がなく、食材の保温性が阻害されることはない。また、食材の重量を、下部筐体に対する上部筐体の変位に基づいて計測するので、ロードセル等の計量秤を必要とせず、耐久性の高い計量機構を実現し得る。
第2に、上記上部筺体はその端部が、上記下部筺体の端部に水平軸により軸支されて回動可能とされ、上記上部筺体の回動端部は上記下部筺体に固定された上記弾性体を介して上記下部筐体に支持されているものである上記第1記載の食材供給装置により構成される。
このように構成すると、食材ホッパー内の食材が徐々に減少していくと、上記上部筐体が弾性体の弾性復帰力により回動復帰し、下部筐体と上部筐体の回動端部との距離が徐々に拡大していくので、上記距離の変位を上記変位検出手段により検出することにより、制御部にて上記食材ホッパーの食材の重量を計測することができる。
第3に、上記変位検出手段は、上記下部筐体の基準位置に対する上記上部筐体の変位を検出する非接触型変位センサ又は接触型変位センサである上記第1又は2記載の食材供給装置により構成される。
上記基準位置は例えば固定端部(10a)とすることができる。非接触型変位センサは例えば渦電流式の非接触変位センサ(10)、接触型変位センサは例えばリニア型(直動式)のポテンシオメータ等を用いることができる。
第4に、上記変位検出手段は、上記下部筐体に対する上記上部筐体の角度変位を検出する角度検出センサである上記第2記載の食材供給装置により構成される。
上記角度検出センサは例えば回転型のポテンシオメータ等を用いることができる。
第5に、上記制御部で計測される食材の重量は、上記食材ホッパー内の食材の減少量又は残量である上記第1〜4の何れかに記載の食材供給装置により構成される。
このように構成すると、表示部に食材ホッパー内の食材の減少量又は食材の残量を表示し得るので、蓋を開けることなく食材ホッパー内の食材の重量を容易に知ることができる。
第6に、上記表示部は、上記食材ホッパー内の食材の重量を警告表示にて表示するものである上記第1〜5の何れかに記載の食材供給装置により構成される。
上記警告表示は、例えば食材ホッパー内の食材を補給しなければならない程度に減少したときに表示灯にて警告表示を行うこと、或いは、食材ホッパー内の食材の量として、満杯であることの表示、中間レベルであることの表示、補給が必要な状態まで減少した状態であることの表示の3段階を表示灯にて警告表示する等が考えられる。
第7に、上記上部筐体は、上記食材ホッパーと共に上記食材送り機構を支持するものである上記第1〜6の何れかに記載の食材供給装置により構成される。
このように構成すると、容器を下部筐体側の底板上に載置し、上部筐体から食材を上記容器に落下供給することにより、上部筐体に支持されている食材ホッパー内の食材を確実に減少させることができ、正確に食材の残量等を計測することができる。
第8に、上記下部筐体に対する上記上部筐体の上記変位は、調整部材により調整可能に構成されている上記第1〜7の何れかに記載の食材供給装置により構成される。
上記調整部材は例えばボルト(24)とナット(25)により構成することができる。このように構成すると、食材ホッパー内に収納される食材の重量、或いは、変位検出手段の感度等に対応して、距離(変位)を調整することができ、食材に応じて正確な重量を測定することができる。
第9に、上記変位検出手段及び上記弾性体は上記下部筐体内に収納配置したものである上記第1〜8の何れかに記載の食材供給装置により構成される。
このように構成すると、変位検出手段、弾性体等の計測機器を固定側の下部筐体内に収納配置することができ、装置構成として、計測機器を収納するための空間を別途設ける必要がなく、装置全体をコンパクトに構成することができる。
本発明によれば、食材ホッパー内の食材の重量(例えば減少量又は残量等)を計測し、表示部に表示することができるので、操作者は食材ホッパー内の食材の残量等を確認するため筐体の蓋を開ける必要がなく、食材の保温性が阻害されることはない。
また、食材の重量を変位検出手段にて測定し、その変位に基づいて計測するので、ロードセル等の計量秤を必要とせず、耐久性の高い計量機構を実現し得る。
また、例えば食材ホッパー内の食材が補給しなければならない程度に減少したときに表示部において表示灯にて警告表示を行うこと等により、より簡易に食材の残量を表示することもできる。
また、食材ホッパー及び食材送り機構を上部筐体にて支持しているので、上部筐体に支持されている食材ホッパーの食材の減少を正確に計測することができる。
また、食材ホッパー内に収納される食材の重量、或いは、変位検出手段の感度等に対応して、上記変位を調整することができ、食材に応じて正確な重量を測定することができる。
また、変位検出手段、弾性体等の計測機器を固定側の下部筐体内に収納配置することができ、装置構成として、計測機器を収納するための空間を別途設ける必要がなく、装置全体をコンパクトに構成することができる。
本発明に係る食材供給置の斜視図である。 同上供給装置の縦断面図である。 同上供給装置の一部断面斜視図である。 同上供給装置の変位センサ近傍の拡大斜視図である。 同上供給装置の背面パネルを外した状態の背面図である。 図5の左側のボルト近傍の拡大図である。 図5の左側のボルト近傍の横断面図である。 同上供給装置における食材回転送り機構の斜視図である。 同上供給装置における解しローラの斜視図である。 同上供給装置における制御部を中心とする電気的ブロック図である。 同上供給装置における制御部の動作手順を示すフローチャートである。 同上供給装置における制御部にて利用する各種データを示す表である。 同上供給装置における制御部のテーブルを示すものであり、変位データに対する食材の減少量を示すテーブルである。 (a)は同上供給装置の第2の実施形態の背面断面図、(b)は同上供給装置の第3の実施形態を示す側面図である。
以下、本発明に係る食材供給装置を詳細に説明する。尚、図1において、操作パネル15の設けられた側を「前方」、操作パネル15と反対側を「後方」、前方から後方を向いた場合の左右方向を「左右」、上下方向を「上下」という(他の図においても同じ)。
また、以下の実施形態においては、食材供給装置の一例として、食材(飯)を容器(茶碗13)に盛り付ける盛付機を説明するが、本発明は上部筐体1Aの開口12から(図2参照)、下方の飯成型用型に飯を供給する寿司或いはおにぎり成型機、その他、弁当箱等の容器へ飯或いは食材を供給する食材供給機等、各種の食材供給装置に適用可能である。
図1〜図3に盛付機としての食材供給装置の全体構成を示す(第1の実施形態)。この食材供給装置の筐体1は、内部に食材ホッパー2(図2参照)と食材送り機構11を具備する略直方体形状の上部筐体1Aと、該上部筐体1Aとは別体であって、平板状の底板3上に固定された略直方体形状の下部筐体1Bとから構成されており、上部筐体1Aの前方側の下部と上記底板3上面との間に、飯等の食材を盛り付けるための茶碗(容器)13の載置空間S1が形成されている。
さらに、上記載置空間S1における上記上部筐体1Aの下面には食材を下方に落下供給する(図2矢印C参照)ための開口12が設けられており(図2参照)、上記開口12に対応する上記底板3上に容器載置部14が設けられている。尚、上記容器載置部14及び茶碗13により食材供給部が構成されている。
そして、前面操作パネル15の例えば並盛用の盛付ボタンaが押されると、上記食材送り機構11は上記食材ホッパー2内の食材(ここでは飯)を並盛に対応する所定量下方に送り出し、上記上部筐体1Aの下部の上記開口12から下方の茶碗(容器)13に並盛に相当する量の飯を落下供給し得るように構成されている(図2矢印C参照)。
16は上記筐体1の蓋であり、後方の回動軸16a(図2参照)を中心に、矢印B方向に回動することで、筐体1の上部を開口し、内部の食材ホッパー2内に飯を供給し得るように構成されている。上記食材ホッパー2は、上端開口2aが略方形、下端開口2bが略円形の逆錘形状を成すものであり、上記上端開口2aの外周縁2a’が、上記上部筐体1Aの上部開口縁1a上に載置固定されることで、当該上部筐体1Aに固定されている(図2参照)。
上記当該食材盛付装置の筐体1は、上述のように内部に食材ホッパー2(図2参照)を支持する上部筺体1Aと、該上部筺体1Aを支持し平板状の底板3上に固定支持された下部筺体1Bとから構成されている。そして、上記食材ホッパー2内の食材(本実施形態の場合は飯)の重量の増減により該食材ホッパー2を支持する上部筐体1Aが、水平軸P,P(ボルト6,6、図2参照)を中心に矢印A又はB方向に回動し、弾性体としてのスプリング9が圧縮又は伸長され、そのときの変位検出手段としての変位センサ(非接触変位センサ)10の距離T(距離Tの変位)に比例する出力電圧に基づいて上記食材ホッパー2内の食材の残量を検出するものである。
即ち、盛付ボタンaが押される毎に食材送り機構11が食材を下方に供給し、上記茶碗(容器)13に落下供給していく動作を繰り返すと、上記食材ホッパー2内の飯は徐々に減少していくため、上記上部筐体1Aは上記スプリング9の弾性復帰力によって矢印B方向に回動復帰して行き、上記距離Tは増大していくが、そのときの上記変位センサ10の出力値(距離T)を認識することにより、上記食材ホッパー2内の食材の残量を検出するものである。
以下、より具体的に説明する。まず、本発明に係る食材供給装置における筐体1の構造について説明する。
図1、図2、図5に示すように、上記上部筺体1Aはその左右側面4,4の後方側の下方の左右の各端部が、上記下部筺体1Bの左右側面5,5の後方側の上方の各端部に、水平軸P,Pとしてのボルト6,6により各々軸支されることにより、上記ボルト6,6を中心として、その全体が、上記底板3上に固定されている上記下部筐体1Bに対して、矢印A方向又は矢印B方向に回動可能とされ、上記上部筺体1Aの前方側の回動端部7(図4参照)は、上記下部筺体1Bの前面板1bの後方側の内面に固定された固定アングル8a上にスプリング9を介して支持され、さらに上記回動端部7と上記下部筐体1Bの前面板1bの後方側の内面に固定された固定アングル8b上に設けられた変位検出手段としての変位センサ10の検出面(基準位置(固定端部)10a)との距離T(図4、図5参照)を、当該変位センサ10にて測定し得るように構成されている。
図1、図2に示すように、上記下部筐体1Bは、上記上部筐体1Aの下部の後方側に位置しており、上記下部筐体1Bの上記前面板1bは、上記上部筐体1Aの下面における前後方向の略中間に位置している。これにより、上記スプリング9及び変位センサ10等の計量機構が上記載置空間S1の邪魔にならず、当該計量機構を上記前面板1bの内面(後方側、下部筐体1B内)に全て収納配置することが可能となっている。
次に、ボルト6,6等の上記軸支部についてより具体的に説明する。尚、当該軸支部は、上記筐体1の左右側面において、左右対称形状であるため、左側の軸支部について説明し、右側の軸支部については便宜上説明を省略する。
図5〜図7において、上部筐体1Aの側面4の下端の内側面に沿って前後方向に長い支持ブロック17が、当該側面4内面に固定されており、当該支持ブロック17の後端部には水平方向の螺子孔18が貫通形成されており、上記螺子孔18にはボルト6が挿入され、該ボルト6には円筒部材21が挿通されている。
一方、上記下部筐体1Bの側面5の上端の後端部の上記螺子孔18に対向する部分には貫通孔19が設けられ、当該貫通孔19にリング状軸受20が嵌合固定されている。そして、上記上部筐体1A側の上記ボルト6を上記下部筐体1Bの上記貫通孔19に挿通すると共に、上記円筒部材21を上記リング状軸受20に回転可能に嵌合し、さらに、下部筐体1Bの側面5の内側からワッシャ22aを介して上記ボルト6にナット22を締結する。
このような構成により、上記上部筐体1Aは上記ボルト6,6の回動中心軸としての水平軸P,Pを中心として下部容器1Bに対して、矢印A方向又は矢印B方向に回動可能に構成されている。
次に、変位センサ10等の計量機構についてより詳細に説明する(図4参照)。
上記上部筐体1Aの前方側の底板1cは、図4に示すように、前後方向の略中央部において下方に直角に折り曲げられることにより垂直前面板1dが形成されており、その下縁1d’は、上記下部筐体1Bの前面板1bの上縁1b’に非接触状態で、上記上縁1b’の前方側において、上記上縁1b’より若干下方側に位置している。これにより、上記上部筐体1Aの矢印A,B方向の回動が、上記下部筐体1Bの上記前面板1bにより妨げられないように構成されている。
上記上部筐体1Aの上記底板1cの内側には(図4参照)、Z型アングル23が上水平部23aを以って固定され、そのアングル23の下水平部23bが当該上部筐体1Aの回動端部7として構成されている。
そして、上記回動端部7としての上記下水平部23bの略中央下方において、上記下部筐体1Bの上記前面板1bの内側に逆U字状の上記固定アングル8aが固定されており、上記固定アングル8aの上部平面部8a’と上記下水平部23bとの間にスプリング9が固定されている。尚、9aは中心軸P’を構成する固定用ボルト、9bは固定用ナット、9cは弾性力の調整用ナットである(図5参照)。従って、上記ボルト6,6を回動支点とした上記上部筐体1Aの全ての荷重は上記スプリング9にかかるように構成されている。また、上記スプリング9の中心軸P’は上部筐体1Aの左右方向の中心に位置しており(図5参照)、上記スプリング9に上部筐体1Aの荷重が均等にかかるように構成されている。
上記スプリング9と上記荷重との関係は、上記食材ホッパー2に飯を上記上端開口2aまでいっぱいに収容したときの上部筐体1A全体の重量(この上部筐体1Aの重量を最大重量という)が上記スプリング9にかかっても、当該スプリング9の弾性限界を超えない状態とする。従って、上記上部筐体1Aの最大重量がかかっても上記スプリング9は未だ縮小可能な状態であり、従って、上記食材ホッパー2の食材(例えば茶碗13の一杯分の飯)が上記開口12から下方に落下供給されると、上記上部筐体1Aの最大重量は減少するので、上記スプリング9の弾性復帰力により上記上部筐体1Aは矢印B方向に若干回動し、上記距離Tが若干拡大するように構成されている。
また、上記回動端部7としての上記下水平部23bの上記スプリング9に隣接して距離測定用のボルト24がその頭24aを下向きに設けられており、上記下水平部23bの上部からナット25により上記頭24aを所定位置に固定している。尚、上記ナット25を回転させることにより、上記頭部24aの位置、即ち上記距離Tを調整することが可能である。
さらに上記頭24aの下側において、上記下部筐体1Bの上記前面板1bの内側に逆U字状の上記固定アングル8bが、上記固定アングル8aに隣接して固定されており、この固定アングル8aの上部平面部8b’には上記変位センサ(変位検出手段)10が固定されている。この変位センサ10は、例えば渦電流式の非接触型の変位センサであり、測定対象物である上記ボルト24の頭24aの変位(図4における距離Tの変位)を測定し得るものである。即ち、上記変位センサ10は上記距離Tの変位に比例した電圧を出力するものであり、後述の制御部41(図10参照)により上記変位センサ10の出力電圧を認識し、距離Tに対応(比例)した上記食材ホッパー2内の食材の重量(残量)を測定するものである。上記変位センサ10は、上記距離Tが最少の状態では最小の電圧を出力し、上記距離Tが拡大するに従って、上記距離Tに比例した大きな電圧を出力するという動作を行う。
具体的には、当初上記食材ホッパー2内に飯が供給されると、その重量により上記上部筐体1Aは、上記スプリング9の弾性復帰力に抗して、上記ボルト6を中心とて矢印A方向に回動し、釣り合い状態において、上記ボルト24の頭24aと上記変位センサ10との距離Tは最小となる。その後、盛付ボタンaを押す度に食材送り機構11が上記食材ホッパー2内の飯の内、茶碗一杯分に相当する量を下方に送り出し、上記開口12から下方の上記容器13に供給する。尚、茶碗13は1回毎に取り替えられる。これを繰り返すと、徐々に上記食材ホッパー2内の飯は減少して行き、上記上部筐体1Aはその分の重量が減少して行き、上記スプリング9の弾性復帰力により矢印B方向に回動し、上記距離Tは徐々に拡大する。よって、上記変位センサ10は上記距離Tの変位に対応した(例えば比例した)出力電圧を制御部41(CPU41)に送出することができる。制御部41においては、上記距離Tの変位に比例した出力電圧に基づいて、上記食材ホッパー2内の食材の重量(又は残量)を検出することができる(制御部41の構成については後述)。
上記変位検出手段としての変位センサ10は、直動式のポテンシオメータのような接触型の変位センサであっても良い。この場合は、例えば上記固定アングル8bの上部平面部8b’を基準位置とし、当該基準位置と上記回動端部7との間に直動式の可動部材を配置し、可動部材の変位をポテンシオメータにより検出し得るように構成することができる。また、変位検出手段としては、ボルト6又は円筒部材21の回転部分にロータリーポテンシオメータを配置し、当該ポテンシオメータにより上記角度変位を検出し得るように構成することもできる。
次に食材送り機構11について説明する。尚、食材送り機構11は、盛付ボタンaの押圧に応じて、上記食材ホッパー2内の所定量の食材を下方の茶碗13内に供給するものであれば、どのような機構でも良く、以下に説明する食材送り機構11に限定されない。尚茶碗13の形状も限定されない。
本実施形態における食材送り機構11は、図3に示すように、上記食材ホッパー2の下半部外周に接続固定された底板26aを有する円筒体26内に構成された食材回転送り機構11Aと、該食材回転送り機構11Aの開口27(図8参照)より下方に落下供給された飯を解しながら下方の上記開口12より下方の茶碗13内に落下供給する一対の解しローラ28,39(図1、図9参照)とから構成されている。
上記食材回転送り機構11Aは、上記食材ホッパー2の円形の下端2bの中心に第1回転中心軸29が位置しており(図8参照)、該第1回転中心軸29の中間位置において、上記第1回転中心軸29と同心の固定軸に上記円筒体26より小径の固定円板30が固定され、該固定円板30上に、上記第1回転中心軸29を中心として放射状に4枚の回転羽根31が設けられている。
さらに、上記第1回転中心軸29と同心に第2回転中心軸37が設けられており、該第2回転中心軸37には複数の放射状の仕切板32を介して回転円筒体33が設けられている。この回転円筒体33は上記円筒体26の内周に近接する内径を有しており、上記固定円板30の外周と上記回転円筒体33の内周との間には環状の飯落下空間(食材落下空間)S2が形成されている(図8参照)。
また、上記回転円筒体33及び仕切板32は上記円筒体26の底板26a上に位置するものであり、従って、上記複数の仕切板32と上記底板26aにより複数の食材室34が形成されている。そして、上記円筒体26の上記底板26aにおける上記食材室34が到来する一か所には上記食材落下用の上記開口27が形成されている(図8参照)。
従って、上記回転羽根31を矢印I方向に回転駆動すると共に、上記回転円筒体33を逆方向(矢印D方向)に駆動することにより、食材ホッパー2に供給され、かつ上記固定円板30上に載置された飯は、上記回転羽根31の回転により固定円板30上を外周方向に搬送され、上記固定円板30の外周縁より上記飯落下空間S2から下方の食材室34に落下する。すると、回転円筒体33の仕切板32によって食材室34に落ちた飯は、上記底板26a上を逆方向(矢印D方向)に搬送され、上記開口27の位置で当該開口27から下方に落下供給される。尚、上記回転羽根31の回転は駆動モータM1(図5参照)を以って駆動ベルト35を介して第1回転中心軸29を回転駆動することにより行い、上記円筒回転体33の駆動は駆動モータM2(図5参照)を以って駆動ベルト36を介して第2回転中心軸37を回転駆動することにより行う。
上記開口27の下方位置には2つの解しローラ28,39が落下方向(矢印C方向)に直交して左右に隣接配置されており(図9参照)、これらローラ28,39は各々駆動モータM3,M4により(図3参照)、互いに対向方向(矢印E,F方向)回転駆動されるものである。上記解しローラ28は外周に複数の突起28’が突設されており、上記解しローラ39は外周に複数の突起を有する複数の環状板39’が設けられており、中央部に供給された飯を上記突起28’及び環状板39’にて解しながら下方に送り出すものである。
上記開口27からの飯は、上記解しローラ28,39の上部の中央位置に上方から落下供給され(図9矢印C方向)、これらの解しローラ28,39が上記方向に回転することにより、上記飯を解しながら下方に送り出す。
そして、上記解しローラ28,39の下方には上記上部筐体1Aの上記開口12(図2参照)が形成されており、上記解しローラ28,39の回転により下方に送り出された飯は下方の上記茶碗13内に供給されるように構成されている。
上記食材回転送り機構11Aの上記円筒体26の底板26aは上部筺体1Aの中間底板1e(図2参照)上に載置されており、上記中間底板1eにおける上記開口27に対応する位置にも、上記開口27より大の開口が形成されている。上記第1回転中心軸29及び第2回転中心軸37は上記中間底板1eに設けられた軸受により垂直に回転自在に支持されており、上記中心軸29,37の上記駆動モータM1,M2も上記中間底板1e下面に取付アングルを以って固定されている。
また、上記解しローラ28,39の水平方向の回転軸は上記中間底板1eに固定された垂直板38に設けられた軸受に支持され、それらの後端部に上記駆動モータM3,M4が接続されている。上記駆動モータM3,M4は上記中間底板1eに設けられた取付アングルに固定されている。
このように、上記食材ホッパー2、上記食材回転送り機構11A、上記解しローラ28,39及びこれらの駆動系は全て上記上部筺体1Aに固定されており、上記食材ホッパー2内に収納された飯の重量は、上記上部筺体1Aの上記回動端部7を介して上記スプリング9にかかるように構成されている。そして、上記食材ホッパー2内の飯の重量の軽重は、上記距離Tの変位、即ち、食材の重量が大であれば距離Tが小、食材の重量が小であれば距離Tが大として上記変位センサ10にて検出し得るように構成されている。
次に、上記食材ホッパー2の飯の残量の計量表示に関する電気的構成について説明する。図10に示すのは制御部41としてのCPU41であり、上記変位センサ10がA/Dコンバータ40を介して接続されている。上記CPU41は上記変位センサ10からの入力する上記距離Tに比例した電圧データGSを認識し、当初の値を初期値GSとしてメモリ44に記憶すると共に、順次入力する電圧データG,G・・・と上記初期値GSを比較してその差(変位)を検出し、上記差に相当する重量K(K,K・・・)[g]を減少量として、操作パネル15の表示部47に表示する動作等を行うものである(図12参照)。
上記CPU41は、図11に示す動作手順に基づいて上記計量表示動作を行うものであり、その説明は図10に示すCPU41の機能ブロック図と図11に示すフローチャートに基づいて以下説明する。
まず、蓋16を開口して食材ホッパー2内に飯を収納する。この場合、食材ホッパー2の上端開口2aの位置まで、いっぱいに飯を収納する。その後、蓋16を閉める。
すると、食材盛付装置の筺体1の上部筺体1Aは、上記食材ホッパー2内に供給された飯の重量により、スプリング9を圧縮しながら、ボルト6,6の中心軸P,Pを中心として矢印A方向に回動し、上記飯の重量に対応する所定の釣り合い位置で上記回動が停止する。
このとき、変位センサ10はボルト24の頭24aと当該変位センサ10(検出面10a)との距離Tを計測し、その距離Tに比例する電圧をA/Dコンバータ40に出力し、当該コンバータ40は出力電圧に対応する電圧データをCPU41に送出する。ここで、上記検出面10aが固定端部即ち基準位置を構成している。
CPU41(データ認識手段42)は、上記電圧データを認識し(図11P1参照)、電圧データの入力が初回であるか否かを判断し(図11P2参照)、この場合初回であるので、CPU41(初期値設定手段43)は認識した電圧データ(変位データ)を初期値として認識し、メモリ44に記憶する。ここで最初の距離をTS、初期値変位データをGSとする(図11P3、図12参照)。
その後、操作者が、茶碗13を食材盛付装置の容器載置部14に載置した後、盛付ボタンaを押すと、茶碗1杯分の量の飯を下方に送るべく、食材回転送り機構11Aの回転羽根31が矢印I方向に所定量回転し固定円板30上の飯を外周方向に搬送すると共に、回転円筒体33が矢印D方向(逆方向)に所定量回転し、上記固定円板30から下方の食材室34に落下した食材が順次矢印D方向に搬送され、一杯分に相当する飯が開口27から下方の解しローラ28,39に落下供給される。
また、上記解しローラ28,39は上記盛付ボタンaが押された時点から互いに対向方向(矢印E,F方向)に回転しているため、上記開口27から供給された飯は解しローラ28,39の間に供給され、これらローラ28,39によって解されながら下方に供給され、最終的に上記上部筺体1Aの開口12から下方の茶碗13内に1杯分の飯が落下供給される。上記操作者は茶碗13を上記容器載置部14から取り出す。
これにより、上記食材ホッパー2、即ち、上記上部筺体1Aからは茶碗1杯分の飯の重量が減少したことになるので、当該上部筺体1Aはスプリング9の弾性復帰力により若干矢印B方向に回動復帰し、上記距離は若干大となる。このときの距離を距離Tとする(TS<T)。
CPU41(データ認識手段42)は上記変位センサ10からの2回目の変位データ(上記距離Tに比例する変位データG)が入力すると、比較手段45が上記変位データGと初期値GSとを比較し(図11P4)、その差(変位、G−GS)が演算され、(G−GS)に相当する飯の重量Kgが減少したことを表示する旨を表示制御手段46に指示する(図11P5、図12参照)。尚、CPU41は、変位データの差(例えばG−GS等のGn−GS、nは整数)の値と、飯の重量(減少量)K(K,K・・・)との対応付けのテーブル48(図13参照)を予め上記メモリ44に記憶しており、当該デーブル48に基づいて変位データの差(変位)に対応する重量(減少量)K[g](K[g],K[g]・・・)を算出することができる。
上記CPU41(表示制御手段46)は、上記指示に基づいて、表示部47に対して飯の重量K[g]が減少した旨を表示する。
尚、飯の減少量として上記「Kg」を表示しても良いし、CPU41において、上記初期値変位データGSに対応する飯の初期重量KS[g](食材ホッパー2に収納した飯の総重量)を予め設定して上記メモリ44に記憶しておき(図12参照)、CPU41にて飯の残量(KS―K)=H[g]を減算して求めて、表示部47に表示しても良い。
このように、上記CPU41(表示制御手段46)は、上記指示に基づいて、表示部47に対して飯の減少量K[g]又は残量H[g]を表示する。
以降は、操作者が飯の盛り付け動作(茶碗13を容器載置部14に置き、盛付ボタンaを押して飯を茶碗13に供給し、当該茶碗13を取り出す動作)を行う度に、食材送り機構11が一杯分の飯を下方に送り出し、上記開口12から上記茶碗13に落下供給する動作を繰り返し行う。
同時に、上記CPU41(比較手段45及び表示制御手段46)も、上記盛り付け動作が繰り返されるたびに、変位データG,G・・・が上記比較手段45に入力し、当該比較手段45は上記比較動作(図11P4参照)、上記表示指令(図11P5参照)を繰り返し行う。即ち、比較手段45は、新たな変位データが入力する度に、変位データと初期値GSとの比較動作(G−GS)=K,(G−GS)=K・・・に基づいて飯の減少量K[g],K[g]・・・を演算し、CPU41(表示制御手段46)は表示部47に対してK[g],K[g]・・・を飯の減少重量として順次表示する。或いは、飯の残量(KS−K)=H[g]、(KS−K)=H[g]・・・を順次表示しても良い。
操作者又は当該食材盛付装置の管理者(予め食材ホッパー2内の飯の初期重量を把握している)は、上記操作パネル15上の上記表示部47の飯の減少量K[g]、或いは飯の残量H[g]の表示を見ることにより、食材ホッパー2内の飯の残量を把握することができる。従って、操作者又は装置の管理者は、上記食材盛付装置の蓋16を開ける必要がなく、操作パネル15上の表示部47を見ることで、飯の残量を常時把握することができる。
上記表示部47は、上記食材ホッパー2内の食材の重量を警告表示にて表示するように構成しても良い。上記警告表示は、例えば食材ホッパー2内の飯を補給しなければならない程度に減少したときに上記操作パネル15に表示部47として設けた表示灯にて警告表示を行うことができる。或いは、食材ホッパー2内の食材の量として、満杯であることの表示、中間レベルであることの表示、補給が必要な状態まで減少した状態であることの表示の3段階を、上記操作パネル15に表示部47として設けた3つの警告灯(表示灯)又は複数の表示灯により連続的に警告表示することもできる。尚、操作パネル15上の終了ボタンを押すことにより動作を終了する(図11P6参照)。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。尚、下記の第2、第3の実施形態では上記第1の実施形態と同一部材又は対応部材については同一符号を付している。
図14(a)に示すように、底板3上に固定された下部筐体1Bに対して、食材ホッパー2内の食材の軽重により、上部筐体1Aが垂直方向(矢印N,M方向)に移動し得るように構成したものである。下部筐体1Bの固定端部8aと上部筐体の移動端部7’との間には弾性体としてのスプリング9が設けられており、上記上部筐体1Aの荷重は当該スプリング9にかかり、当該スプリング9が弾性限界を超えることなく縮小された状態となっている。このように第1の実施形態のように上部筐体1Aが回動するのではなく、垂直方向に上下移動するように構成しても良い。距離Tの変位の検出に係る構成は、上記第1の実施形態と同様に、上記固定端部8aに対する上記移動端部7’の距離の変位を変位検出手段としての変位センサ10にて検出し、制御部41にて食材の重量(減少量又は残量)を算出し、表示部47に表示すれば良い。このように構成しても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図14(b)に示すものは、本発明の第3の実施形態であり、上部筐体1Aと底板3に固定された下部筐体1Bの間に、ゴム等の弾性体からなる弾性部材9を接続配置し、下部筐体1Bに対して、食材ホッパー2の重量の軽重によって、上部筐体1Aが下部筐体1Bに対して上記弾性部材9の弾性により矢印A,B方向に変位するように構成したものである。そして、上記下部筐体1Bに対する上部筐体1Aの変位を測定可能な変位検出手段10を設け、上記制御部41にて食材の重量(減少量又は残量)を算出し、表示部47に表示するものである。このように構成しても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
この第3の実施形態では、上部筐体1Aと下部筐体1Bを例えばステンレス板により一体に形成し、上記弾性部材9の部分は、ステンレス板の肉厚薄くして弾性変形し得るように構成することによっても実現することができる。また、食材供給装置としては、上部筐体1Aの下面の後方のみを下部筐体1Bが支持しており、下部筐体1Bの前面側(即ち、上部筐体1Aの前面側下方)に容器13の載置空間S1が形成されている形状的な特徴を有しているので、上記筐体1Aと下部筐体1Bを同一厚のステンレス板にて一体に形成し、食材ホッパー2内の食材の重量(軽重)によって、上記弾性部材9の部分(下部筐体1Bと上部筐体1Aの接続部分)を弾性的に撓ませることによっても実現することができる。
尚、上記実施形態において、弾性体としてスプリング9を示したが、弾性体はこれに限らず、ゴム、油圧ダンパー、エアダンパー等の弾性を有する部材であればその他の部材でも良い。また、変位検出手段として、非接触型の変位センサは、上記実施形態にて説明した渦電流型に限らず、各種の非接触型変位センサを用いることができるし、接触型の変位センサを用いても良い。接触型の変位センサとしては、例えば直動式のポテンシオメータ、或いは、水平軸P,Pのボルト6,6の回転部分に、回転角度検出用のロータリーポテンシオメータを用いても良い。
以上のように、本発明によれば、食材ホッパー2内の食材の重量(例えば減少量又は残量)を計測し、表示部47に表示することができるので、操作者は食材ホッパー2内の食材の残量を確認するため筐体1の蓋16を開ける必要がなく、食材の保温性が阻害されることはない。
また、食材の重量を非接触変位センサ10等の変位検出手段にて測定し、その変位に基づいて計測するので、ロードセル等の計量秤を必要とせず、耐久性の高い計量機構を実現し得る。
また、例えば食材ホッパー2内の食材を補給しなければならない程度に減少したときに表示部47において表示灯にて警告表示を行うこと等を行うことにより、より簡易に食材の残量を表示することもできる。
また、食材ホッパー2及び食材送り機構11を上部筐体1Aにて支持しているので、上部筐体1Aに支持されている食材ホッパー2の食材の残量を確実に減少させることができ、正確に食材の残量等を計測することができる。
また、食材ホッパー2内に収納される食材の重量、或いは、非接触変位センサ10の感度等に対応して、上記距離Tの初期値を調整することができ、食材に応じて正確な重量を測定することができる。
また、変位検出手段としての非接触変位センサ10、弾性体としてのスプリング9等の計測機器類を固定側の下部筐体1B内に収納配置することができ、装置構成として、上記の計測機器類を収納するための空間を別途作る必要がなく、装置全体をコンパクトに構成することができる。
また、食材ホッパー2内の食材の残量が把握できるので、制御部41において、食材ホッパー2内の食材の残量の減少に応じて食材回転送り機構11Aの回転羽根31の回転速度を変化させる等の制御を行うことができ、食材ホッパー2内の食材の残量に応じて、より適切に食材を送り出すことができ、例えば極めて正確な定量供給をも実現することができる。
本発明に係る食材盛付装置は、上記食材としては上記実施形態における炊いた飯に限らず、各種の食材に対応可能である。
本発明によれば、食材ホッパー内の食材の残量を、ホッパーの蓋を開けることなく確認することができるので、特に保温の必要な食材(炊いた飯等)の盛付装置として最適なものである。
1 筐体
1A 上部筐体
1B 下部筐体
2 食材ホッパー
3 底板
6,6 ボルト
7 回動端部
9 スプリング
10 変位センサ(非接触変位センサ)
10a 固定端部
11 食材送り機構
13 茶碗(容器)
24 ボルト
41 制御部
47 表示部
T 距離
P,P 水平軸

Claims (9)

  1. 食材ホッパーから食材を食材送り機構にて食材供給部に送る食材供給装置において、
    上記食材供給装置の筺体は、上記食材ホッパーを支持する上部筺体と、底板に固定された下部筺体とからなり、
    上記上部筐体は、上記下部筐体側に弾性体を介して支持されることにより、上記下部筐体に対して可動し得るように構成され、
    上記下部筐体に対する上記上部筐体の変位を検出し得る変位検出手段が設けられ、
    上記変位検出手段の出力値に基づいて上記食材ホッパー内の食材の重量を計測する制御部と、上記食材の重量を表示する表示部が設けられたものである食材供給装置。
  2. 上記上部筺体はその端部が、上記下部筺体の端部に水平軸により軸支されて回動可能とされ、
    上記上部筺体の回動端部は上記下部筺体に固定された上記弾性体を介して上記下部筐体に支持されているものである請求項1記載の食材供給装置。
  3. 上記変位検出手段は、上記下部筐体の基準位置に対する上記上部筐体の変位を検出する非接触型変位センサ又は接触型変位センサである請求項1又は2記載の食材供給装置。
  4. 上記変位検出手段は、上記下部筐体に対する上記上部筐体の角度変位を検出する角度検出センサである請求項2記載の食材供給装置。
  5. 上記制御部で計測される食材の重量は、上記食材ホッパー内の食材の減少量又は残量である請求項1〜4の何れかに記載の食材供給装置。
  6. 上記表示部は、上記食材ホッパー内の食材の重量を警告表示にて表示するものである請求項1〜5の何れかに記載の食材供給装置。
  7. 上記上部筐体は、上記食材ホッパーと共に上記食材送り機構を支持するものである請求項1〜6の何れかに記載の食材供給装置。
  8. 上記下部筐体に対する上記上部筐体の上記変位は、調整部材により調整可能に構成されている請求項1〜7の何れかに記載の食材供給装置。
  9. 上記変位検出手段及び上記弾性体は上記下部筐体内に収納配置したものである請求項1〜8の何れかに記載の食材供給装置。
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