JP2016136126A - 組合せ秤 - Google Patents

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【課題】 作業者が被計量物の供給作業を容易に行うことができるとともに、生産性の向上を図ることができる組合せ秤を提供する。【解決手段】 被計量物が供給される複数の供給口13が開口された作業台12と、各々、供給口13と対応して設けられ、供給口13の開閉を行う複数の供給ゲート6と、各々、供給ゲート6と対応してその下方に設けられた複数の計量コンベア1と、各々の計量コンベア1から搬出される被計量物を搬送して外部へ排出する排出コンベア3と、各々、計量コンベア1上の被計量物の重量を計量するための複数の重量センサ2と、供給されている被計量物の重量の合計が目標重量範囲内となる計量コンベア1の組合せからなる排出組合せを求め、排出組合せに選択されている計量コンベア1上の被計量物を搬出するために計量コンベア1を搬送動作させ、供給ゲート6の開閉動作を制御する制御装置5とを備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、作業者によって被計量物の供給が行われる組合せ秤に関する。
組合せ秤には、被計量物の供給が人手によって行われ、被計量物の排出が自動で行われる組合せ秤がある(例えば、特許文献1〜3参照)。このような組合せ秤において、近年、複数の計量部の各々に、ロードセル等の重量センサが取り付けられた計量コンベアを用いた組合せ秤が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
このような計量コンベアを用いた組合せ秤では、作業者は複数の計量コンベアへ被計量物を供給する供給作業を行う。そして、組合せ秤は、供給されている被計量物の合計重量が目標重量範囲内となる計量コンベアの組合せからなる排出組合せを求め、この排出組合せに選択されている計量コンベアを所定時間駆動して被計量物を排出するよう構成されている。
特開昭62−249018号公報 特開2014−77684号公報 特開2012−154905号公報
上記の組合せ秤では、作業者は、被計量物が排出されて停止状態の計量コンベアへ被計量物を供給する供給作業を行う。しかしながら、被計量物を排出中(搬送中)の計量コンベアへ作業者が誤って被計量物を供給した場合には、その被計量物も一緒に排出されて誤計量になるという問題がある。
また、上記の組合せ秤において、計量コンベアの搬送動作終了直後に、重量センサの計量値に基づいて計量コンベア上の被計量物の有無の判定を行い(すなわち計量コンベア上の被計量物が全て排出されたか否かの判定を行い)、計量コンベア上に被計量物が存在(残存)する場合に、同計量コンベアの排出異常を報知して、組合せ秤の運転(動作)を一時停止するように構成されている場合がある。この場合、作業者が排出異常の計量コンベア上の被計量物を取り除いてから、運転を再開させる。このような構成の場合において、計量コンベアの搬送動作終了と同時あるいはその直後に作業者が被計量物を供給した場合には、計量コンベアの排出異常が検出されてしまい、それが報知されると、組合せ秤の運転が一時停止されるため、生産性が低下するという問題がある。
上記のような問題が発生しないようにするためには、作業者が計量コンベアへ被計量物を供給するタイミングを遅らせることが考えられるが、その場合には被計量物を供給するタイミングを遅らせることによる生産性の低下が避けられず、また、作業者は供給作業を容易に行えなくなる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、作業者が被計量物の供給作業を容易に行うことができるとともに、生産性の向上を図ることができる組合せ秤を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係る組合せ秤は、作業者によって被計量物が供給される複数の供給口が開口された作業台と、各々、前記供給口と対応して設けられ、前記供給口の開閉を行い、閉じた状態のときに供給される被計量物を保持し、開いたときに保持している被計量物が下方へ排出される複数の供給ゲートと、各々、前記供給ゲートと対応してその下方に設けられ、上方から供給される被計量物を搬送停止状態で一時保持し、保持した被計量物を搬出する複数の計量コンベアと、各々の前記計量コンベアから搬出される被計量物が供給され、供給される被計量物を搬送して外部へ排出する排出コンベアと、各々、前記計量コンベアに取り付けられ、前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量するための複数の重量センサと、前記重量センサの計量値に基づいて、供給されている被計量物の重量の合計が目標重量範囲内となる前記計量コンベアの組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、前記排出組合せに選択されている計量コンベア上の被計量物を搬出するために前記計量コンベアを搬送動作させる計量コンベア制御手段と、前記重量センサの計量値に基づいて、前記計量コンベア上に被計量物が供給されているか否かを判断し、供給されているときには対応する前記供給ゲートを閉じ、供給されていないときには対応する前記供給ゲートを開けるように前記供給ゲートの開閉動作を制御する供給ゲート制御手段とを備えている。
この構成によれば、計量コンベアに被計量物が供給されていなければ供給ゲートは開いた状態となり、このときに作業者によって供給口へ供給される被計量物は搬送停止状態の計量コンベアへ供給されて保持される。また、計量コンベアに被計量物が供給されていれば供給ゲートは閉じた状態となり、このときに作業者によって供給口へ供給される被計量物は供給ゲート上で保持される。よって、作業者は、計量コンベア上に被計量物が供給されていないこと、及び計量コンベアが搬送停止状態であることを確認する必要がなく、供給口へ被計量物を供給すればよい。そのときに、供給ゲートが閉じられてその供給ゲート上に被計量物が供給されている供給口には、被計量物を供給しないようにすればよいだけである。要するに、被計量物が無い(見当たらない)供給口へ被計量物を供給すればよい。また、計量コンベアへ被計量物を供給してはいけないときには、供給ゲートが閉じられているため、作業者による計量コンベアへのタイミングの誤った供給を防止できる。よって、作業者が被計量物の供給作業を容易に行うことができるとともに、生産性の向上を図ることができる。
前記供給ゲートは、前記供給口を開閉するための観音開き構造の一対のゲート板を有し、前記一対のゲート板は、閉じた状態のときに各々水平状態となり、各々下方に向かって開くように構成されていてもよい。
この構成によれば、一枚のゲート板で供給口を開閉するように構成する場合に比べて、供給口から計量コンベアまでの距離を短くでき、被計量物が供給口から計量コンベアへ落下した時の衝撃を緩和できるとともに、計量コンベア上へ早く供給できる。
前記供給ゲートは、一対の各々の前記ゲート板に固定された一対の回動軸と、前記一対の回動軸の各々を回動自在に支持する回動軸支持部材とをさらに有し、前記回動軸支持部材が着脱自在に取り付けられる供給ゲート取付部材をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、工具等を使わずに供給ゲートの取外し及び取付けを容易にできるので、供給ゲートを取り外して洗浄等を行うのに都合がよい。
前記供給ゲートは、一対の各々の前記回動軸に対して設けられ、一端が前記回動軸の一端に固定され、他端が前記回動軸を中心に回動させられることにより前記ゲート板を回動するための一対の駆動レバーをさらに有し、前記駆動レバーの前記他端を載せて昇降することにより前記駆動レバーの前記他端を前記回動軸を中心に回動させる昇降板をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、一対のゲート板を回動させるためには昇降板を昇降させるだけでよいので、一対のゲート板を回動させるための構成を簡単にできる。また、昇降板を昇降動作させるアクチュエータを、例えば、安価な直動型アクチュエータである1つのエアシリンダを用いて構成できる。
前記駆動レバーの前記他端に円筒状のローラが回転自在に取り付けられ、前記昇降板上に前記ローラが配されていてもよい。
この構成によれば、駆動レバーにローラを取り付けていることにより、昇降板の昇降動作にともなって駆動レバーをスムーズに回動させることができる。
前記昇降板と所定間隔を空けて前記昇降板の上方に設けられ、前記昇降板とともに昇降する昇降規制板をさらに備え、前記昇降板と前記昇降規制板との間に前記ローラが配されていてもよい。
この構成によれば、昇降板の上方に所定間隔を空けて昇降規制板を設け、駆動レバーのローラが昇降板と昇降規制板との間に配置されることにより、一対のゲート板が開閉動作するときのローラのがたつきが小さくなり、振動を抑えて騒音を小さくできるとともに、ゲート板の開閉速度を速くできる。
前記回動軸支持部材は、前記計量コンベアの搬送方向の上流側に配置される第1の支持部材と、下流側に配置される第2の支持部材とを有し、前記第1の支持部材は、前記一対の回動軸の各々の一端に固定された前記駆動レバーと前記ゲート板との間の部分の前記回動軸を回動自在に支持するよう構成されるとともに、前記計量コンベアの幅方向における両端の各々に第1係合部が設けられ、前記第2の支持部材は、前記第1の支持部材よりも前記計量コンベアの搬送方向の下流側に配置され、前記一対の回動軸の各々の他端を回動自在に支持するよう構成され、前記供給ゲート取付部材は、前記第1の支持部材の前記第1係合部に係合自在な第2係合部が設けられていてもよい。
この構成によれば、第1の支持部材の第1係合部が供給ゲート取付部材の第2係合部と係合されることにより、供給ゲートが供給ゲート取付部材に片持ち状態で支持される。よって、作業者は、供給ゲートを取り付ける際、第2の支持部材を手で持って、第1の支持部材の第1係合部を、供給ゲート取付部材の第2係合部と係合させるだけでよいので、容易に取り付けることができる。また、供給ゲートを取り外す際も第2の支持部材を手で持って容易に取り外すことができる。
前記供給ゲートが前記供給ゲート取付部材から取り外された状態から前記第1の支持部材の各々の前記第1係合部が前記供給ゲート取付部材の各々の前記第2係合部と係合されると、この係合状態が前記供給ゲートの自重によって維持されるように前記第1係合部及び前記第2係合部が構成されていてもよい。
この構成によれば、第1の支持部材の第1係合部が供給ゲート取付部材の第2係合部と係合されるだけで、供給ゲートを供給ゲート取付部材に支持させることができ、供給ゲートを支持する構成が簡単になる。
前記作業台の裏面に、前記第1の支持部材に上方から当接する当接部が設けられていてもよい。
この構成によれば、当接部が第1の支持部材に上方から当接することによって、ゲート板の開閉動作時の振動による第1の支持部材の浮き上がりを防止し、供給ゲートの供給ゲート取付部材への装着状態を安定させることができる。
前記供給ゲートは、閉じた状態のときに被計量物を保持する表面が前記作業台の表面よりも下方に位置し、前記作業台は、前記供給口の開口縁から前記供給ゲートへ向かうように下方へ延びる開口周縁部が設けられていてもよい。
この構成によれば、供給ゲートと開口周縁部とによって被計量物を一時保持する保持部(貯留部)を形成することができ、供給ゲート上での被計量物の良好な保持が可能になる。
前記作業台は、前記供給口の開口縁が方形形状をなし、前記方形形状をなす前記開口縁の四辺から延びる前記開口周縁部のうち、前記供給口の下方に存在する前記計量コンベアの搬送方向の下流側に最も近い前記開口縁の一辺から延びる前記開口周縁部が、前記開口縁から下方へ延びるにつれて前記計量コンベアの搬送方向の下流側から上流側へ近づくように傾斜して設けられていてもよい。
この構成によれば、供給口から計量コンベアへ供給される被計量物が計量コンベアから搬出側へ落下するのを防止できる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、組合せ秤において、作業者が被計量物の供給作業を容易に行うことができるとともに、生産性の向上を図ることができるという効果を奏する。また、作業者に適量の被計量物を供給できる余裕ができ、歩留りの向上を図ることができる(歩留りが良くなる)という効果を奏する。
図1(A)は、本発明の実施形態の一例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、図1(B)は、同組合せ秤の概略正面図であり、図1(C)は、同組合せ秤の概略側面図である。 図2は、図1(A)〜(C)に示す組合せ秤の外観の斜視図である。 図3(A)は、本発明の実施形態の一例の組合せ秤に備えられた供給ゲートを上から見た平面図であり、図3(B)は、供給ゲートの側面図であり、図3(C)は、図3(B)において、供給ゲートを左側から見た図である。 図4は、供給ゲートが取りつけられる部分の構成を示す斜視図である。 図5(A)は、本発明の実施形態の変形例における供給ゲート及びその取付け部分の側面図であり、図5(B)は、図5(A)において、供給ゲート及びその取付け部分を左側から見た図であり、図5(C)は、変形例において供給ゲートを取り付ける様子を示す側面図である。 図6は、変形例における任意の1つのユニット(供給ゲート及び計量コンベア等)を示す側面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1(A)は本発明の実施形態の一例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、図1(B)は同組合せ秤の概略正面図であり、図1(C)は同組合せ秤の概略側面図である。図2は同組合せ秤の外観の斜視図である。
本実施形態の一例の組合せ秤は、複数の供給口13が設けられた作業台12と、各供給口13の直下に設けられたゲート板対20を有する複数の供給ゲート6と、各供給ゲート6のゲート板対20の直下に設けられた複数の計量部Cwと、排出コンベア3と、操作表示器4と、制御装置5などを備えている。
ここでは、排出コンベア3の両側に計量部Cwが6個ずつ設けられている。各計量部Cwは、ベルトコンベアで構成され、被計量物を一方向(矢印aまたはbの方向)へ搬送する計量コンベア1と、計量コンベア1を支持するロードセル等からなり、計量コンベア1上の被計量物の重量を計量するための重量センサ2とを備えている。排出コンベア3は、ベルトコンベアで構成される搬送コンベアであり、例えば矢印cの方向へ被計量物を搬送する。
排出コンベア3の一方の側方に配置された6個の計量コンベア1は、互いに並行に配置され、これら各々の搬送方向(矢印aの方向)が排出コンベア3の搬送方向(矢印cの方向)と交差(本例では直交)するように配置されている。また、排出コンベア3の他方の側方に配置された6個の計量コンベア1も、互いに並行に配置され、これら各々の搬送方向(矢印bの方向)が排出コンベア3の搬送方向(矢印cの方向)と交差(本例では直交)するように配置されている。
排出コンベア3の下方には電装品収納部10が備えられ、この電装品収納部10には、制御装置5の他、複数の計量コンベア1及び排出コンベア3のコンベア駆動回路等が収納されている。
この組合せ秤の装置上部、すなわち、全ての計量コンベア1及び排出コンベア3の上方には、作業台12が配置されている。この作業台12は、2つの分割作業台12a,12bからなり、両側の側板11a,11b及び所定の支持部材15上に載置され、着脱可能である。そして、作業台12には、各々の計量コンベア1の直上の位置に、方形(例えば矩形)の開口部からなる供給口13が設けられている。この作業台12(12a,12b)は、金属板を所望形状に折り曲げて形成されており、周辺部を除く平板部分に供給口13となる複数の方形の開口部が設けられている。そして、図2に示すように、各供給口13には、その方形の開口縁13eからゲート板対20へ向かうように下方へ延びる短い筒状の開口周縁部13aが設けられている。なお、作業台12は、2つに分割されていなくてもよい。
そして、各々の供給口13に対して供給ゲート6が設けられている。各々の供給ゲート6は、供給口13を開閉するための観音開き構造の一対のゲート板21,22からなるゲート板対20を備えている。このゲート板対20は供給口13の直下に配置されている。そして、各々の供給ゲート6のゲート板対20の直下に計量コンベア1が配置されている。供給口13とゲート板対20と計量コンベア1とはそれぞれ対応して設けられている。
図2に示されるように、ゲート板対20は、作業台12の平板部分の表面よりも若干下方に配置されており、供給口13に、その開口縁13eからゲート板対20へ向かうように下方へ延びる開口周縁部13aが設けられていることにより、ゲート板対20上に供給された被計量物がゲート板対20からこぼれないようにすることができ、ゲート板対20と開口周縁部13aとによって被計量物を一時保持する保持部(貯留部)を形成することができる。そのため、ゲート板対20上での被計量物の良好な保持が可能になる。なお、ゲート板対20を有する供給ゲート6の詳細については後述する。
制御装置5は、例えばマイクロコントローラ等によって構成され、組合せ秤の全体の制御を行う。例えば、各供給ゲート6のゲート板21,22の開閉を制御する。また、各計量コンベア1及び排出コンベア3の搬送動作を制御する。よって、制御装置5は、供給ゲート制御手段及び計量コンベア制御手段等として機能する。また、制御装置5は、操作表示器4から信号が入力されるとともに、操作表示器4へ表示するデータ等の信号を出力する。なお、制御装置5は、必ずしも単独の制御装置で構成される必要はなく、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されていてもよい。
また、制御装置5は、組合せ手段としても機能し、所定の組合せ条件に基づいて被計量物を排出する計量コンベア1の組合せである排出組合せを求める組合せ処理を行う。この組合せ処理では、各重量センサ2の計量値から得られる各計量コンベア1上の被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、供給されている被計量物の合計重量値(組合せ重量値)が目標重量範囲(組合せ目標重量値に対する許容範囲)内になる計量コンベア1の組合せを1つ求めてそれを排出組合せに決める。例えば、組合せ重量値が組合せ目標重量値以上となる組合せの中から、組合せ重量値が組合せ目標重量値となるかそれに最も近い組合せを排出組合せに決める。
操作表示器4は、例えばタッチスクリーン式のディスプレイ画面を備え、この画面上で、組合せ秤の運転の開始及び停止等の操作や、運転(動作)に関する種々の設定等を行うことができるとともに、組合せ重量値等の組合せ処理の結果等を画面上に表示することができる。
次に、供給ゲート6の詳細について説明する。
図3(A)は、供給ゲート6を上から見た平面図であり、図3(B)は、供給ゲート6の側面図であり、図3(C)は、図3(B)において、供給ゲート6を左側から見た図である。図4は、供給ゲート6が取りつけられる部分の構成を示す斜視図である。
この供給ゲート6は、回動軸23,24が回動することによって開閉動作する一対のゲート板21,22を備えている。一対のゲート板21,22は、例えばエンボス加工されたステンレス板からなり、閉じたときにはそれぞれ水平状態となって、ゲート板21,22上に被計量物を保持することができる。そして、一対のゲート板21,22が図3(C)に示す矢印d、eの方向へ回動して開いたときには、保持している被計量物が下方へ排出されて計量コンベア1へ供給される。
各ゲート板21,22は、互いに平行に配設された水平あるいは略水平な回動軸23,24に固定されている。図3(A)、(B)の実線及び図3(C)の破線で示されたゲート板21,22は、閉じている状態が示されており、図3(B)、(C)の二点鎖線で示されたゲート板21,22は、開いた状態が示されている。
各回動軸23,24の一端部には駆動板29の一端が固定され、駆動板29の他端には円筒状のローラ31の軸となるピン30が突設され、このピン30にローラ31が回転自在に取り付けられている。駆動板29、ピン30及びローラ31によって駆動レバー32が構成されている。ローラ31の軸方向(ピン30の突設方向)は、回動軸23,24の軸方向と同一方向である。
各回動軸23,24は、一端側の駆動板29とゲート板21,22との間の部分が、支持プレート25の鉛直支持部25aに回動自在に支持されている。また、各回動軸23,24の他端部が、支持プレート26の鉛直部分に回動自在に支持されている。ここで、2つの回動軸23,24は、平行となるように、支持プレート25,26に回動自在に支持されている。また、2つの支持プレート25,26は2本の連結棒(例えば角棒)27,28で連結されている。2つの支持プレート25,26及び2本の連結棒27,28によって、回動軸支持部材33が構成されている。
支持プレート25には、鉛直支持部25aの両側に側板部25bが設けられている。そして、2つの側板部25bには、それぞれ、取付用凹部25c,25dが形成されている。
以上のように、供給ゲート6は、ゲート板21,22と、回動軸23,24と、2つの駆動レバー32と、支持プレート25,26及び連結棒27,28からなる回動軸支持部材33と、後述のストッパ部材STとを備えている。本例では、支持プレート25が第1の支持部材で、支持プレート26が第2の支持部材である。
そして、着脱可能な作業台12の下方には、図4に示すように、計量コンベア1の上流端側の上方において、供給ゲート6を着脱自在に取り付けるための一対の供給ゲート取付部材38が、適宜の支持部材39に固定されて設けられている。供給ゲート6は、計量コンベア1の搬送方向上流側に支持プレート25が配置され、下流側に支持プレート26が配置されるようにして、供給ゲート取付部材38に取り付けられる。
各供給ゲート取付部材38は、所定形状の取付板35に、支持プレート25の取付用凹部(第1係合部)25c,25dと係合自在な2つのピン(第2係合部)36,37が突設されて構成されている。
各ピン36,37は、細くなっているくびれ部分36a,37aを有し、両方の供給ゲート取付部材38の下方のピン37のくびれ部分37aに、支持プレート25の両方の側板部25bの取付用凹部25dが上から嵌められるとともに、両方の供給ゲート取付部材38の上方のピン36のくびれ部分36aに、支持プレート25の両方の側板部25bの取付用凹部25cが下から嵌められることにより、供給ゲート6が取り付けられる。このとき、供給ゲート6自体の重量によって、供給ゲート取付部材38の下方のピン37には下向きの力が加わり、上方のピン36には上向きの力が加わって、供給ゲート6が片持ち状態で保持される。
よって、作業者は、供給ゲート6を取り付ける際、一方の支持プレート26側を手で持って、他方の支持プレート25の両側の取付用凹部25c,25dを、両方の供給ゲート取付部材38のピン36,37のくびれ部分36a,37aに合わせて置くだけでよいので、容易に取り付けることができる。また、供給ゲート6を取り外す際には、作業者が一方の支持プレート26側を手で持って斜めにして斜め上方へ引き出すようにすることにより、取付用凹部25c,25dとピン36,37との係合が解除されて容易に取り外すことができる。
一方、計量コンベア1の上流端側の近傍に昇降板41が設けられている。この昇降板41は、下方へ延びる昇降軸42(図3(B))に固定されている。この昇降軸42が、制御装置5によって制御されるエアシリンダ等のアクチュエータ(図示せず)によって昇降動作することにより、昇降板41が上下に昇降動作するよう構成されている。
また、供給ゲート6が供給ゲート取付部材38に取り付けられているとき、図3(A)、(B)に示されるように、昇降板41上に、2つの駆動レバー32のローラ31が載った状態となる。
図3(A)、(B)に示されている昇降板41は、所定の上昇位置にあり、このとき、一対のゲート板21,22は、閉じられた状態(水平状態)である。この状態から、昇降板41が下降すると、2つの駆動レバー32がそれぞれ回動軸23,24を中心にして互いに逆方向に回動軸23,24とともに回動し、昇降板41が所定の下降位置まで下降して停止すると、ゲート板21,22は図3(C)の二点鎖線で示す位置となり、ゲート板21,22が開いた状態となる。また、昇降板41が下降位置から上昇位置へ上昇することにより、ゲート板21,22が閉じられる。
よって、一対のゲート板21,22は、開閉動作するときには、それぞれ回動軸23,24を中心にして互いに逆方向に回動し、閉じたときに水平状態となり、開くときには、それぞれ回動軸23,24を中心にして水平状態から下方に向けて回動する。
上記のような構成によれば、一対のゲート板21,22を回動させるための構成を簡単にできる。また、昇降板41を昇降動作させるアクチュエータを、例えば、安価な直動型アクチュエータである1つのエアシリンダを用いて構成できる。すなわち、昇降板41の昇降動作によって2つの駆動レバー32が回動し、一対のゲート板21,22が開閉動作するよう構成されているので、一対のゲート板21,22を1つのシリンダで開閉駆動できる。
また、駆動レバー32にローラ31を取り付けていることにより、昇降板41の昇降動作にともなって駆動レバー32をスムーズに回動させることができる。
また、供給ゲート6は、一対のゲート板21,22のそれぞれの回動軸23,24の軸方向が、対応する計量コンベア1の搬送方向と同方向となるように配置されている。そのため、一対のゲート板21,22上に保持されている被計量物は、ゲート板21,22が開いたときに計量コンベア1の幅方向の中央部分に供給されやすくなる。
なお、本例では、ゲート板21,22の開きすぎを防止するためのストッパ部材STが連結棒27,28の一端に取り付けられている。
また、図4に示されるように、計量コンベア1の上流端側及び幅方向両側には、被計量物が計量コンベア1から落ちないように、落下防止板1Gが設けられている。
以上のように構成される組合せ秤の動作の一例について説明する。この組合せ秤の動作は制御装置5の制御によって実現される。すなわち、組合せ秤の動作に必要な情報は全て制御装置5に内蔵されている記憶部に予め記憶されており、動作中に記憶される情報等も全て制御装置5の記憶部に記憶される。被計量物は、例えば、小エビ等の水産物、あるいは農産物などである。
作業者は、例えば、作業台12の上に大量の被計量物を予め載せておき、適宜、供給口13へ被計量物を供給する作業を行う。この作業は、作業台12上の被計量物を供給口13に寄せて入れるようにすればよく、簡単な作業となる。
また、制御装置5は、各重量センサ2の計量値に基づいて、被計量物が供給されている計量コンベア1を認識するとともにその被計量物の重量値を認識する。ここで、被計量物が供給されている計量コンベア1を認識する際、計量値と予め設定されている基準値とを比較し、計量値が基準値以上であれば被計量物が供給されていると判定し、基準値未満であれば被計量物は供給されていないと判定する。そして、対応して設けられている計量コンベア1、重量センサ2及び供給ゲート6において、制御装置5は、計量コンベア1の搬送動作停止時において、重量センサ2の計量値が基準値未満であれば供給ゲート6のゲート板21,22を開き、基準値以上であればゲート板21,22を閉じるように昇降板41のアクチュエータを制御する。
組合せ秤の運転を開始すると、制御装置5は、排出コンベア3を駆動させる。この運転開始時には、例えば、全てのゲート板21,22が開かれた状態であり、全ての計量コンベア1には被計量物が載っていない。
そして、作業者が各供給口13へ被計量物を供給すると、供給口13から搬送停止状態の計量コンベア1上へ被計量物が供給される。ここで、制御装置5は、被計量物が供給された計量コンベア1に対応するゲート板21,22を閉じる。この後、作業者から供給口13へ供給された被計量物はゲート板21,22上に載った状態となる。
そして、制御装置5は、例えば、全てあるいは所定個数以上の計量コンベア1へ被計量物が供給されると、前述の組合せ処理を行って排出組合せを求める。そして、排出組合せに選択されている計量コンベア1を所定時間駆動して、同計量コンベア1上の被計量物を排出コンベア3へ搬送する。計量コンベア1を所定時間駆動して停止後に、同計量コンベア1に対応する重量センサ2の計量値が基準値未満であれば、対応するゲート板21,22を開く。このとき、同ゲート板21,22上に被計量物が供給されていれば、その被計量物が搬送停止状態の計量コンベア1へ供給され、それが検出されて同ゲート板21,22が閉じられる。また、同ゲート板21,22上に被計量物が供給されていなければ、供給口13から搬送停止状態の計量コンベア1上へ被計量物が供給されたときに、それが検出されて同ゲート板21,22が閉じられる。
そして、以上の動作が繰り返し行われる。なお、排出コンベア3は計量コンベア1から搬出された被計量物を搬送して外部へ排出する。この排出された被計量物は、例えば、包装機等の後段装置へ供給されるようにしてもよいし、別の作業者が容器等で受けとるようにしてもよい。
この組合せ秤では、計量コンベア1に被計量物が供給されていなければ供給ゲート6のゲート板21,22は開いた状態となり、このときに作業者によって供給口13へ供給される被計量物は搬送停止状態の計量コンベア1へ供給されて保持される。また、計量コンベア1に被計量物が供給されていればゲート板21,22は閉じた状態となり、このときに作業者によって供給口13へ供給される被計量物はゲート板21,22上で保持される。よって、作業者は、計量コンベア1上に被計量物が供給されていないこと、及び計量コンベア1が搬送停止状態であることを確認する必要がなく、供給口13へ被計量物を供給すればよい。そのときに、供給ゲート6(ゲート板21,22)が閉じられてその供給ゲート6上に被計量物が供給されている供給口13には、被計量物を供給しないようにすればよいだけである。要するに、被計量物が無い(見当たらない)供給口13へ被計量物を供給すればよい。また、計量コンベア1へ被計量物を供給してはいけないときには、供給ゲート6が閉じられているため、作業者による計量コンベア1へのタイミングの誤った供給を防止できる。よって、作業者が被計量物の供給作業を容易に行うことができるとともに、生産性の向上を図ることができる。
また、ゲート板21,22が閉じられているときに、その上に被計量物を供給しておくことにより、被計量物が排出された計量コンベア1へ即座に供給することができ、生産性の向上を図ることができる。
なお、供給ゲート6を、一枚のゲート板で供給口13を開閉するように構成してもよいが、この場合に比べて、本例のように二枚のゲート板21,22で構成する方が、供給口13から計量コンベア1までの距離を短くでき、被計量物が供給口13から計量コンベア1へ落下した時の衝撃を緩和できるとともに、計量コンベア1上へ早く供給できる。また、一枚あるいは2枚のゲート板を水平方向へスライドさせることにより供給口13を開閉するように構成してもよいが、その場合、供給口13を開くときにゲート板をスライドさせるための平面領域が必要となる。
また、本例では、工具等を使わずに供給ゲート6の取外し及び取付けを容易にできるので、供給ゲート6を取り外して洗浄等を行うのに都合がよい。また、供給ゲート6の取外し及び取付けを容易に行うために、供給ゲート6の駆動レバー32と、それを回動動作させるための昇降板41とが連結されていない。
〔変形例〕
次に変形例について説明する。図5(A)は、本発明の実施形態の変形例における供給ゲート及びその取付け部分の側面図であり、図5(B)は、図5(A)において、供給ゲート及びその取付け部分を左側から見た図である。図5(C)は、変形例において供給ゲートを取り付ける様子を示す側面図である。また、図6は、変形例における任意の1つのユニット(供給ゲート及び計量コンベア等)を示す側面図である。この図5(A)〜図5(C)及び図6では、ゲート板21,22が開いているときの状態が示されている。
ここでは、主に、先に述べた例との相違点について説明する。この変形例では、特徴点(先に述べた例に対する大きな相違点)が3つある。
まず、1つ目の特徴点は、昇降規制板44が設けられていることである。この変形例では、昇降板41は、1つのシリンダ(図示せず)によって昇降動作する2本の昇降軸42に固定されており、昇降板41の直上に、2本の連結軸43を介して昇降規制板44が固定されている。ここで、昇降板41と昇降規制板44との間隔は、駆動レバー32のローラ31の直径より少し大きい間隔となるように定めており、昇降板41と昇降規制板44との間に2つのローラ31が配置される。
このようにローラ31が昇降板41と昇降規制板44との間に配置されることにより、昇降軸42が昇降動作して一対のゲート板21,22が開閉動作するときのローラ31のがたつきが小さくなり、振動を抑えて騒音を小さくできるとともに、ゲート板21,22の開閉速度を速くできる。また、円筒状のローラ31に、その表面(円筒状の側面)がゴム製のものを用いることにより、ゲート板21,22の開閉動作時の騒音をより小さくできる。
また、先に述べた例の場合も同様であるが、連結棒27,28の一端にストッパ部材STが取り付けられており、ゲート板21,22が開いたときに駆動レバー32の駆動板29がストッパ部材STに当接するようになっている。そして、供給ゲート6を取り付ける際には、図5(C)のように、ゲート板21,22はその自重によって開いた状態となるが、この開いた状態がストッパ部材STによって開きすぎることなく所定の状態に規制される。この状態で、一方の支持プレート26を手で持って、図5(C)のように供給ゲート6を斜めにして、他方の支持プレート25の両側の取付用凹部25cを、両方の供給ゲート取付部材38のピン36のくびれ部分36aに嵌めた後、支持プレート26側を下げれば、昇降板41と昇降規制板44との間に2つのローラ31が挿入され、他方の支持プレート25の両側の取付用凹部25dが、両方の供給ゲート取付部材38のピン37のくびれ部分37aに嵌まって、容易に取り付けることができる。なお、供給ゲート6の着脱が行われる際には、ゲート板21,22が開いた状態となる下降位置に昇降板41の位置が保持されている。
上述のように、供給ゲート6を取り付ける際に、支持プレート26を手で持ったときに、ゲート板21,22が開きすぎないようにストッパ部材STによって規制されて、所定の開いた状態となることにより、2つのローラ31を昇降板41と昇降規制板44との間にスムーズに挿入することができ、供給ゲート6を容易に取り付けることができる。また、先に述べた例の場合にも、供給ゲート6を取り付ける際に、ストッパ部材STによってゲート板21,22が開きすぎずに所定の開いた状態となることにより、2つのローラ31を昇降板41上にスムーズに載せることができ、供給ゲート6を容易に取り付けることができる。
次に、2つ目の特徴点として、この変形例では、図6に示すように、方形の供給口13の開口縁13eから下方に延びて設けられた筒状の開口周縁部13aのうちの、計量コンベア1の搬送方向(矢印bの方向)の下流側に位置する部分の開口周縁部13asを傾斜面としている。この開口周縁部13asは、供給口13の開口縁13eから下方へ延びるにつれて、計量コンベア1の搬送方向下流側から上流側へ近づくように傾斜している。これにより、例えば、ゲート板21,22が開いた状態のときに、開口周縁部13as上を滑り落ちる被計量物は、計量コンベア1の上流側へ向かって滑り落ち、計量コンベア1の下流側へ向かって滑り落ちるのを防止できる。
計量コンベア1には、その上流端側及び幅方向両側に落下防止板1Gが設けられているが、被計量物が搬出される下流側には落下防止板1Gを設けることはできない。そこで、計量コンベア1の下流側に位置する部分の開口周縁部13asを前述のような傾斜面とすることで、供給口13から供給された被計量物が計量コンベア1から搬出側へ落下するのを防止できる。
次に、3つ目の特徴点として、この変形例では、支持プレート25に、その鉛直支持部25aからゲート板21,22側へ突出した板状の突出部25eが設けられている。この突出部25eは、2つの回動軸23,24の間の所定領域(例えば、図3(A)に示す領域25E)に存在するように設けられている。
そしてさらに、計量コンベア1の上流側に位置する部分の開口周縁部13aには、さらに下方へ延びてから上方へ向かうように折り曲げられた当接部13bが設けられ、この当接部13bが突出部25eに当接するようになっている。これによって、ゲート板21,22の開閉動作時の振動による支持プレート25の浮き上がりを防止し、供給ゲート6の供給ゲート取付部材38への装着状態を安定させることができる。なお、当接部13bは、開口周縁部13aとは別途設けるようにしてもよいが、本例のように開口周縁部13aと一体化して設けることにより部品点数を削減できる。
また、この変形例では、突出部25eが設けられていること以外に、取付用凹部25c等の支持プレート25の形状が先に述べた例(図3参照)とは若干異なるが、基本的には同様の機能を有する。また、この変形例では、ゲート板21,22の回動軸23,24に固定されている端部とは反対側の端部に、折り返し部分21a,22aが設けられて、その強度の向上等が図られている。
なお、変形例及び先に述べた例では、供給ゲート取付部材38にピン36,37を設け、供給ゲート6の支持プレート25にピン36,37が嵌まる取付用凹部25c,25dを設けたが、逆でもよい。すなわち、供給ゲート6の支持プレート25にピン36,37を設け、供給ゲート取付部材38に取付用凹部25c,25dを設けるようにしてもよい。ただし、変形例及び先に述べた例のように、供給ゲート取付部材38にピン36,37を設けるようにした方が、図5(B)において、二点鎖線のピン36,37で示すように、互いに隣接する供給ゲート6を取り付けるためのピン36,37を、同一の取付板35に設けることができるので、部品点数(取付板35の個数)を削減することができる。
また、変形例及び先に述べた例のように本実施形態では、作業台12を取り外すことができ、さらに供給ゲート6も容易に取り外すことができる。ここで、全ての供給ゲート6を取り外した状態で、組合せ秤として動作できるように構成してもよい。例えば、前述のように作業台12及び供給ゲート6が取り付けられた状態で組合せ秤を動作させる第1の動作モードと、作業台12及び供給ゲート6が取り外された状態で組合せ秤を動作させる第2の動作モードとを有し、操作表示器4にモード選択手段が設けられ、作業者等がモード選択手段(操作表示器4)を操作することによって第1及び第2の動作モードの中から所望する動作モードを選択できるように構成してもよい。
そして、第1の動作モードが選択された場合には、制御装置5は、前述の動作(通常動作)を行うように組合せ秤の各部を制御する。また、第2の動作モードが選択された場合には、制御装置5は、昇降板41の昇降動作を停止させた状態を維持して、他の動作は第1の動作モードの場合と同様に行わせるように制御する。この第2の動作モードの場合、作業者は計量コンベア1上へ直接被計量物を供給することになる。
被計量物の種類や作業者の熟練度等によっては、計量コンベア1上へ直接被計量物を供給するようにした方が作業がはかどる場合がある。上記の構成の場合、例えば、各々の計量コンベア1へ比較的小さな被計量物を比較的多数供給する場合には第1の動作モードを選択し、各々の計量コンベア1へ比較的大きな被計量物を比較的少数(例えば1〜3個)供給する場合には第2の動作モードを選択する、というように被計量物の種類等に応じて動作モードを選択することができる。
なお、上述の第1及び第2の動作モードの中から所望する動作モードを選択できる構成とすることは、昇降板41の昇降動作を含む通常動作を行う組合せ秤において、昇降板41の昇降動作機能を無効にするための操作と無効を解除する(有効にする)ための操作とが行われる操作手段が操作表示器4に設けられ、この操作手段に作業者等によって上記無効にするための操作が行われた場合に、制御装置5が、昇降板41の昇降動作を停止させた状態を維持して、他の動作を通常通り行わせるように構成されることに等しい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、作業者が被計量物の供給作業を容易に行うことができるとともに、生産性の向上及び歩留りの向上を図ることができる組合せ秤等として有用である。
1 計量コンベア
2 重量センサ
3 排出コンベア
5 制御装置
6 供給ゲート
12 作業台
13 供給口
13e 開口縁
13a 開口周縁部
13as 傾斜面をなす開口周縁部
13b 当接部
21,22 ゲート板
23,24 回動軸
31 ローラ
32 駆動レバー
33 回動軸支持部材
38 供給ゲート取付部材
41 昇降板
44 昇降規制板

Claims (11)

  1. 作業者によって被計量物が供給される複数の供給口が開口された作業台と、
    各々、前記供給口と対応して設けられ、前記供給口の開閉を行い、閉じた状態のときに供給される被計量物を保持し、開いたときに保持している被計量物が下方へ排出される複数の供給ゲートと、
    各々、前記供給ゲートと対応してその下方に設けられ、上方から供給される被計量物を搬送停止状態で一時保持し、保持した被計量物を搬出する複数の計量コンベアと、
    各々の前記計量コンベアから搬出される被計量物が供給され、供給される被計量物を搬送して外部へ排出する排出コンベアと、
    各々、前記計量コンベアに取り付けられ、前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量するための複数の重量センサと、
    前記重量センサの計量値に基づいて、供給されている被計量物の重量の合計が目標重量範囲内となる前記計量コンベアの組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、
    前記排出組合せに選択されている計量コンベア上の被計量物を搬出するために前記計量コンベアを搬送動作させる計量コンベア制御手段と、
    前記重量センサの計量値に基づいて、前記計量コンベア上に被計量物が供給されているか否かを判断し、供給されているときには対応する前記供給ゲートを閉じ、供給されていないときには対応する前記供給ゲートを開けるように前記供給ゲートの開閉動作を制御する供給ゲート制御手段と
    を備えた組合せ秤。
  2. 前記供給ゲートは、前記供給口を開閉するための観音開き構造の一対のゲート板を有し、
    前記一対のゲート板は、閉じた状態のときに各々水平状態となり、各々下方に向かって開くように構成された、
    請求項1に記載の組合せ秤。
  3. 前記供給ゲートは、一対の各々の前記ゲート板に固定された一対の回動軸と、前記一対の回動軸の各々を回動自在に支持する回動軸支持部材とをさらに有し、
    前記回動軸支持部材が着脱自在に取り付けられる供給ゲート取付部材をさらに備えた、
    請求項2に記載の組合せ秤。
  4. 前記供給ゲートは、一対の各々の前記回動軸に対して設けられ、一端が前記回動軸の一端に固定され、他端が前記回動軸を中心に回動させられることにより前記ゲート板を回動するための一対の駆動レバーをさらに有し、
    前記駆動レバーの前記他端を載せて昇降することにより前記駆動レバーの前記他端を前記回動軸を中心に回動させる昇降板をさらに備えた、
    請求項3に記載の組合せ秤。
  5. 前記駆動レバーの前記他端に円筒状のローラが回転自在に取り付けられ、
    前記昇降板上に前記ローラが配された、
    請求項4に記載の組合せ秤。
  6. 前記昇降板と所定間隔を空けて前記昇降板の上方に設けられ、前記昇降板とともに昇降する昇降規制板をさらに備え、
    前記昇降板と前記昇降規制板との間に前記ローラが配された、
    請求項5に記載の組合せ秤。
  7. 前記回動軸支持部材は、前記計量コンベアの搬送方向の上流側に配置される第1の支持部材と、下流側に配置される第2の支持部材とを有し、
    前記第1の支持部材は、前記一対の回動軸の各々の一端に固定された前記駆動レバーと前記ゲート板との間の部分の前記回動軸を回動自在に支持するよう構成されるとともに、前記計量コンベアの幅方向における両端の各々に第1係合部が設けられ、
    前記第2の支持部材は、前記第1の支持部材よりも前記計量コンベアの搬送方向の下流側に配置され、前記一対の回動軸の各々の他端を回動自在に支持するよう構成され、
    前記供給ゲート取付部材は、前記第1の支持部材の前記第1係合部に係合自在な第2係合部が設けられた、
    請求項4〜6のいずれかに記載の組合せ秤。
  8. 前記供給ゲートが前記供給ゲート取付部材から取り外された状態から前記第1の支持部材の各々の前記第1係合部が前記供給ゲート取付部材の各々の前記第2係合部と係合されると、この係合状態が前記供給ゲートの自重によって維持されるように前記第1係合部及び前記第2係合部が構成された、
    請求項7に記載の組合せ秤。
  9. 前記作業台の裏面に、前記第1の支持部材に上方から当接する当接部が設けられた、
    請求項8に記載の組合せ秤。
  10. 前記供給ゲートは、閉じた状態のときに被計量物を保持する表面が前記作業台の表面よりも下方に位置し、
    前記作業台は、
    前記供給口の開口縁から前記供給ゲートへ向かうように下方へ延びる開口周縁部が設けられた、
    請求項1〜9のいずれかに記載の組合せ秤。
  11. 前記作業台は、
    前記供給口の開口縁が方形形状をなし、
    前記方形形状をなす前記開口縁の四辺から延びる前記開口周縁部のうち、前記供給口の下方に存在する前記計量コンベアの搬送方向の下流側に最も近い前記開口縁の一辺から延びる前記開口周縁部が、前記開口縁から下方へ延びるにつれて前記計量コンベアの搬送方向の下流側から上流側へ近づくように傾斜して設けられた、
    請求項10に記載の組合せ秤。
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